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JP6701970B2 - 印刷装置 - Google Patents

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JP6701970B2
JP6701970B2 JP2016107202A JP2016107202A JP6701970B2 JP 6701970 B2 JP6701970 B2 JP 6701970B2 JP 2016107202 A JP2016107202 A JP 2016107202A JP 2016107202 A JP2016107202 A JP 2016107202A JP 6701970 B2 JP6701970 B2 JP 6701970B2
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Description

本発明は、印刷媒体が巻回されたロールを装着可能な印刷装置に関する。
ラベル用紙等の印刷媒体が巻回されたロールを装着可能な印刷装置が知られている。特許文献1は、ロールを保持するための用紙ホルダを収容部内に備える印刷装置を開示する。用紙ホルダは、2つの第1支持部、2つのラックギア、ピニオンギア、及び、規制部を有する。2つの第1支持部は、ロールの軸方向の一方側及び他方側にそれぞれ配置され、軸方向に移動可能である。各ラックギアは、各第1支持部に設けられる。ピニオンギアは、2つのラックギアに噛合する。ラックギア及びピニオンギアは、2つの第1支持部を連動して移動させる。規制部は、収容部に設けられた櫛歯に凸部を噛合させることによって、2つの第1支持部の軸方向の移動を規制する。用紙ホルダは、ロールの幅方向の両側のそれぞれに各第1支持部が配置され、且つ、規制部によって2つの第1支持部の移動が規制された状態で、ロールを回転可能に支持する。
特開2015−160424号公報
用紙ホルダによってロールが支持された状態で、印刷装置に衝撃が加わる場合がある。例えば、印刷装置が落下した場合が挙げられる。この場合、ロールの重みによって、ラックギアが破損する可能性があるという問題点がある。
本発明の目的は、衝撃が加わった場合にラックギアの破損を防止できる印刷装置を提供することである。
本発明に係る印刷装置は、印刷媒体が巻回された筒状のロールを、前記ロールの軸方向の一方側から支持する第1支持部と、前記ロールを前記軸方向の他方側から支持する第2支持部と、前記第1支持部と前記第2支持部との間隔を調節する調節機構とを有する印刷装置において、前記調節機構は、前記第1支持部に接続する第1ガイド部、及び、前記第1ガイド部から前記軸方向の前記他方側に向けて延び且つ前記軸方向と直交する直交方向の一方側に歯を備えた第1ラックギア部を有する第1ラックと、前記第2支持部に接続する第2ガイド部、及び、前記第2ガイド部から前記軸方向の前記一方側に向けて延び、前記第1ラックギア部に対して前記直交方向の前記一方側に対向し、前記直交方向の他方側に歯を備えた第2ラックギア部を有する第2ラックと、前記第1ラックギア部及び前記第2ラックギア部のそれぞれの歯と噛合するピニオンギアと、前記第1ラック及び前記第2ラックを前記軸方向に移動可能に支持し、且つ、前記ピニオンギアを回転可能に支持する第3支持部とを有し、前記第3支持部は、前記軸方向に延び、前記第1ガイド部の一部が係合し、前記第1ガイド部を前記軸方向に移動可能に支持する第1係合溝と、前記軸方向に延び、前記第2ガイド部の一部が係合し、前記第2ガイド部を前記軸方向に移動可能に支持する第2係合溝と、前記第1ラックが前記軸方向に移動する領域である第1領域に対して、前記直交方向の前記他方側に、前記第1領域との間に所定の第1隙間を空けて配置された第1リブと、前記第1領域に対して前記直交方向の前記一方側に、前記第1領域との間に所定の第2隙間を空けて配置された第2リブと、前記第2ラックが前記軸方向に移動する領域である第2領域に対して、前記直交方向の前記一方側に、前記第2領域との間に前記第1隙間を空けて配置された第3リブと、前記第2領域に対して前記直交方向の前記他方側に、前記第2領域との間に前記第2隙間を空けて配置された第4リブとを備え、前記第2リブは、前記第1領域のうち前記直交方向の前記一方側の端部に沿って前記軸方向に延びる第1部分、及び、前記第1部分から前記直交方向の前記一方側に延びる第2部分を備え、前記第4リブは、前記第2領域のうち前記直交方向の前記他方側の端部に沿って前記軸方向に延びる第3部分、及び、前記第3部分から、前記直交方向の前記他方側に延びる第4部分を備えたことを特徴とする。
印刷装置は、第1支持部と第2支持部との間にロールを挟んで支持し、ロールから繰り出される印刷媒体に印刷を行う。第1ラックギア部及び第2ラックギア部は、それぞれ、共通のピニオンギアに噛合する。このため、第1支持部及び第2支持部は、軸方向に連動して移動可能である。印刷装置は、第1〜第4リブを有する。第1リブ及び第2リブは、それぞれ、第1領域に対して直交方向の両側に配置され、第1ラックが直交方向に移動することを規制する。第3リブ及び第4リブは、それぞれ、第2領域に対して直交方向の両側に配置され、第2ラックが直交方向に移動することを規制する。従って、印刷装置に衝撃が加わった場合、第1ラック及び第2ラックの直交方向の移動は、第1〜第4リブによって抑制される。従って、印刷装置は、衝撃が加わった場合におけるロールの重みによって、第1ラック及び第2ラックが破損することを、第1〜第4リブによって抑制できる。
又、第2リブに対して直交方向の一方側に向かう力が作用したときの第2リブの強度を、第2部分によって向上させることができる。又、第4リブに対して直交方向の他方側に向かう力が作用したときの第4リブの強度を、第4部分によって向上させることができる。
本発明において、前記第2隙間は、前記第1隙間よりも大きくてもよい。印刷装置の製造過程において、第1ラックは、第1ラックギア部の歯がピニオンギアに噛合するように、ピニオンギアに対して直交方向の他方側から一方側に向けて移動され、組み付けられる。これに対し、印刷装置では、第1領域に対して直交方向の一方側に配置された第2リブと第1領域との間に形成される第2隙間は、第1領域に対して直交方向の他方側に配置された第1リブと第1領域との間に形成される第1隙間よりも大きく設定される。第2ラックについても同様である。この場合、組み付け過程における第1ラックの直交方向の一方側の端部の位置を、他方側の端部の位置よりも大きく変動させることが可能となる。又、第2ラックの直交方向の他方側の端部の位置を、一方側の端部の位置よりも大きく変動させることが可能となる。このため、第1ラック及び第2ラックの組み付け作業を容易化できる。
本発明において、前記第2部分は、前記第1部分の前記軸方向の両端部から、前記直交方向の前記一方側に延び、前記第4部分は、前記第3部分の前記軸方向の両端部から、前記直交方向の前記他方側に延びてもよい。この場合、第1部分及び第3部分の強度を、軸方向に亘って全体的に向上させることができる。
本発明において、前記第1リブは、前記第1領域に対して前記直交方向の前記他方側全域に亘って設けられ、前記第3リブは、前記第2領域に対して前記直交方向の前記一方側全域に亘って設けられてもよい。この場合、印刷装置は、第1ラック及び第2ラックの直交方向の移動を、軸方向の全域に亘って抑制できる。又、印刷装置は、第1ラック及び第2ラックの直交方向の移動を、第1ラック及び第2ラックの軸方向の位置に依らず抑制できる。
本発明において、前記第2リブは、前記第1領域に対して前記直交方向の前記一方側、且つ、前記軸方向の前記一方側に設けられ、前記第4リブは、前記第2領域に対して前記直交方向の前記他方側、且つ、前記軸方向の前記他方側に設けられてもよい。この場合、印刷装置は、第1ラック及び第2ラックが軸方向の外側に移動した状態で、第1ラック及び第2ラックの直交方向の移動を抑制できる。
印刷装置1(蓋部3を閉じた状態)の斜視図である。 印刷装置1(蓋部3を開いた状態)の斜視図である。 収容部24内の用紙ホルダ10及びロール4の斜視図である。 用紙ホルダ10を後方から見た斜視図である。 用紙ホルダ10の背面図である。 用紙ホルダ10を前方から見た斜視図である。 櫛歯95及び凸部761を拡大した斜視図である。 櫛歯95及び凸部761を拡大した斜視図である。 用紙ホルダ10の正面図である。 用紙ホルダ10の一部を拡大した正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。印刷装置1は、USB(登録商標)ケーブルを介して外部端末(図示略)に接続可能である。印刷装置1は、外部端末から受信した印刷データに基づいて、印刷媒体に文字や図形等を印刷できる。印刷媒体は感熱ラベルである。外部端末は汎用のパーソナルコンピュータ(PC)である。図1の右下側、左上側、右上側、左下側、上側、及び下側を、それぞれ、印刷装置1の右側、左側、後側、前側、上側、及び下側と定義する。
<印刷装置1の概要>
図1、図2を参照し、印刷装置1の概要について説明する。印刷装置1は本体部2を備える。本体部2は、制御部(図示略)、印刷部26B(図2参照)、駆動部(図示略)等を内部に備える。制御部は、印刷装置1全体を制御するCPUを有する。印刷部26Bは、感熱ラベルに印刷を行うことが可能なラインサーマルヘッドである。駆動部は、感熱ラベルを搬送するためのモータである。本体部2は、前方上側の傾斜部2Aに表示部21及びスイッチ22を備える。本体部2は、傾斜部2Aのうち表示部21の後側に剥離機構26Dを備える。本体部2は、剥離機構26Dの後側に収容部24(図2参照)を備える。本体部2は、右側に電源供給部12、USB(登録商標)インタフェース(I/F)13、レバー23、収容部25等を備える。
図2に示すように、収容部24は、感熱ラベルが貼付された台紙が筒状の芯に巻回されたロール4(図3参照)を収容可能な空間を形成する。以下、台紙及び感熱ラベルを、「テープ」という。収容部24の左右両側及び上側は開口する。収容部24内に用紙ホルダ10が固定されている。用紙ホルダ10は、ロール4を保持するための部材である。収容部24のうち前側の壁部の上端に切断部26Aが設けられ、切断部26Aの下側に印刷部26Bが設けられている。切断部26Aは、テープのうち印刷された部分を切り離すことが可能な刃である。切断部26A及び印刷部26Bは、左右方向に延びる。収容部24の前側の壁部のうち左右両端部のそれぞれから後方に向けて、一対の係合部241がそれぞれ突出する。各係合部241は、下端を支軸として揺動可能である。各係合部241は、レバー23が下方に押し下げられた場合、上端が後方に移動する向きに揺動する。
蓋部3は、収容部24の後端に設けられた支軸29に揺動可能に支持されている。蓋部3は、上側、右側、及び左側から収容部24を覆う位置に揺動可能である。支軸29に付勢部29Aが巻回されている。付勢部29Aはばねである。付勢部29Aは、蓋部3が収容部24を覆った状態から、覆わない状態に向けて付勢する。以下、蓋部3が収容部24を覆った状態(図1参照)を、蓋部3が閉じた状態といい、蓋部3が収容部24を覆わない状態(図2参照)を、蓋部3が開いた状態という。
蓋部3は、支軸29によって支持されている側と反対側の端部に、第1ローラ32を回転可能に支持する。第1ローラ32の回転軸は左右方向に延びている。第1ローラ32の回転軸の左右端部から外側に向けて、一対の被係合部321が延びている。各被係合部321は円柱状である。左側の被係合部321の左側に、ギア36が設けられている。各被係合部321は、蓋部3が閉じた状態で、対応する係合部241に係合する。この場合、蓋部3の閉じた状態から開いた状態に向かう揺動は、係合部241によって抑制され、閉じた状態が維持される。
蓋部3が閉じた状態で、印刷部26Bと第1ローラ32とは近接する。図1に示すように、蓋部3が閉じた状態で、剥離機構26Dと第1ローラ32との間に、テープが排出される排出口26Cが形成される。蓋部3が閉じた状態で、ギア36は、本体部2に設けられた本体ギア(図示略)に噛み合う。本体ギアは、本体部2の駆動部に連結し、回転可能である。蓋部3が閉じた状態で本体ギアが回転した場合、ギア36及び第1ローラ32は、本体ギアの回転に応じて回転する。蓋部3が閉じた状態でレバー23が下方に押し下げられた場合、係合部241から被係合部321が外れる。蓋部3は、付勢部29Aの付勢力によって、閉じた状態から開いた状態に向けて揺動する。
電源供給部12は、ACアダプタのプラグを差し込むための端子である。USB(登録商標) I/F13は、USBケーブルのコネクタを差し込むための複数の端子である。印刷装置1は、USB I/F13を介して外部端末と通信を行うことが可能である。なお、図1及び図2では、電源供給部12及びUSB I/F13はゴム製の蓋で覆われている。収容部25は、電池(図示略)を収容可能な空間を形成する。印刷装置1は、電源供給部12から供給される電源、又は、収容部25に収容された電池から供給される電源によって駆動可能である。又、印刷装置1は、電源供給部12から供給される電源によって、収容部25に収容された電池を充電することもできる。
感熱ラベルへの印刷が行われる場合の概要を説明する。用紙ホルダ10にロール4が保持され、蓋部3が閉じられる。印刷部26Bと第1ローラ32との間に、ロール4から延びるテープが下方から上方に向けて挿通される。第1ローラ32は所定の力で印刷部26Bにテープを押し付ける。駆動部の動作に伴い第1ローラ32が回転することによって、ロール4からテープが順次引き出され、下方から上方に向けて搬送される。同時に、印刷部26Bの発熱素子が発熱する。これによって、感熱ラベルに文字や図形が印刷される。印刷後、テープは、台紙に感熱ラベルが貼付された状態で、排出口26Cから外部に排出される。排出されたテープは、切断部26Aによって切断される。なお、印刷装置1は、剥離機構26Dを用いることによって、印刷された感熱ラベルを台紙から剥離しながら、収容部24から外部に排出させることもできる。
<用紙ホルダ10>
図3から図6に示すように、用紙ホルダ10は、固定部61、62、支持部7、規制部76、及び、調節機構8を有する。固定部61は、後述する調節機構8の第3支持部9の上端に接続し、上側に向けて延びる。固定部62は、第3支持部9の下端に接続し、後側に向けて延びる。固定部61、62は、それぞれ、収容部24に用紙ホルダ10を固定する。より詳細には、次の通りである。図3に示すように、固定部61には、螺子穴61A、61Bが設けられている。固定部61は、螺子穴61A、61Bに挿通する螺子611、612によって、収容部24の前側の壁部に用紙ホルダ10を固定する。図4に示すように、固定部62には、螺子穴62A、62Bが設けられている。固定部62は、螺子穴62A、62Bに挿通する螺子621、622によって、収容部24の下側の壁部に用紙ホルダ10を固定する。以下、収容部24に用紙ホルダ10が固定された状態を例に挙げ、印刷装置1に対する方向(前側、後側、左側、右側、上側、及び下側)を用紙ホルダ10にも適用する。
<支持部7>
図4に示すように、支持部7は、第1支持部71及び第2支持部72を有する。第1支持部71及び第2支持部72は、左右方向に対向する。第1支持部71は、ロール4(図3参照)を左側から支持する。第2支持部72は、ロール4を右側から支持する。ロール4が支持部7に支持された状態で、ロール4の軸に沿った方向(以下、「軸方向X」という。(図3参照))は左右方向を向く。第1支持部71及び第2支持部72は、左右方向に移動可能である。第1支持部71と第2支持部72との間の間隔は、ロール4の軸方向の長さ(以下、「ロール4の幅」という。)に応じて調整される。第1支持部71及び第2支持部72は、左右対称な形状を有する。以下では、第1支持部71について詳細に説明し、第2支持部72の説明は簡略化する。
第1支持部71は、円形板状の側板部711を有する。側板部711の平面は左右方向を向く。側板部711は、左右方向に貫通する円形の開口部71Aを中心に備える。第1支持部71は、側板部711の左側に揺動部712を有する。揺動部712は、本体部71B、突出部71C、及び、付勢部71Dを備える。本体部71Bは長方形の板状である。本体部71Bは、延設部E1、E2、E3を有する。延設部E1は、側板部711の左側面の後方斜め下部分から前方斜め上方向に向けて側板部711と平行に延び、右側に屈曲して右方向に延びる。延設部E2は、延設部E1の右端から前方斜め上側に向けて側板部711と平行に延び、右側に屈曲して右方向に延びる。延設部E3は、延設部E2の右端から前方斜め上側に延びる。
延設部E1の後方斜め下側の端部は、軸(図示略)によって側板部711に揺動可能に支持されている。この軸は、後方斜め上側から前方斜め下側に向けて、側板部711の平面と平行な方向に延びる。延設部E1の後方斜め下側の端部に、付勢部71Dが設けられている。付勢部71Dは、一端部が側板部711に接続され、他端部が延設部E1に接続されたばねである。付勢部71Dは、本体部71Bの前方斜め上側の端部が左側から右側に向かう方向、即ち、本体部71Bの延設部E1が側板部711から離隔した状態から近接した状態に向かう方向に、本体部71Bを付勢する。本体部71Bは、付勢部71Dの付勢力によって、延設部E2が側板部711の左側面に接触する状態となるまで、前方斜め上側の端部を右側に移動させることができる。この状態で、延設部E1は開口部71Aの左側を通過し、延設部E3は、側板部711の周回部分の外側に突出する。
延設部E1は突出部71Cを有する。突出部71Cは、延設部E1の右側面から、延設部E1の平面と直交する向きに突出する。突出部71Cの形状は円柱形である。突出部71Cの直径は、開口部71Aの直径よりも小さい。突出部71Cは、延設部E1が側板部711と平行に延びた状態で、側板部711の開口部71Aに左側から進入し、側板部711の右側面よりも右側に突出する(図5参照)。
第2支持部72は、側板部721、及び、揺動部722を有する。側板部721は開口部72Aを中心に備える。揺動部722は、本体部72B、突出部72C、及び、付勢部(図示略)を備える。側板部721、揺動部722、開口部72A、本体部72B、及び、突出部72Cは、それぞれ、第1支持部71の側板部711、揺動部712、開口部71A、本体部71B、及び、突出部71Cに対応する。
<規制部76>
図4に示すように、規制部76は、第1支持部71の左面に設けられる。規制部76は、移動部76A及び付勢部76Bを有する。移動部76Aは、後方斜め上側から前方斜め下側に向けて延びる。移動部76Aは、第1支持部71の左側面に設けられた覆部713によって移動可能に支持される。移動部76Aは、後方斜め上側から前方斜め下側に向かう方向、及び、その反対方向に移動可能である。移動部76Aは、下端に凸部761を有する。凸部761は、先端に向かうに従って、左右方向の長さが小さくなっている。図7、図8に示すように、凸部761は、覆部713から下方に突出する。
図4に示すように、付勢部76Bは、覆部713の内部に設けられている。付勢部76Bは、移動部76Aの延びる方向と同一方向に延びる圧縮ばねである。付勢部76Bは、後方斜め上側から前方斜め下側に向かう方向の付勢力を、移動部76Aに作用させる。
<調節機構8>
図4、図6に示すように、調節機構8は、第1支持部71及び第2支持部72を左右方向に移動可能に支持する。調節機構8は、支持部7によって支持された状態のロール4(図3参照)に対して前側に配置される。図6に示すように、調節機構8は、ラック8A、ピニオンギア8B、及び、第3支持部9を有する。
<ラック8A>
ラック8Aは、第1ラック81、及び、第2ラック82を有する。第1ラック81及び第2ラック82は、略同一形状を有する。第1ラック81は、第1ガイド部81A、第1ラックギア部81B、及び、バネ保持部81Dを有する。第1ガイド部81Aは、正面視にて上下方向に長い矩形状を有する。第1ガイド部81Aの後面、且つ、上下方向の略中央よりも下側の部分は、後側に突出する。以下、この部分を「突出部81C」という。突出部81Cの後端は、螺子71Eによって第1支持部71の前側部分に接続する。第1ラックギア部81Bは、第1ガイド部81Aの右面、且つ、上下方向の略中央よりも上側の部分から、右側に向けて直線状に延びる。第1ラックギア部81Bの左右方向の長さは、用紙ホルダ10の左右方向の長さの略半分である。第1ラックギア部81Bは、下面に複数の歯を備える。
バネ保持部81Dは、第1ラックギア部81Bの上面、且つ、左右略中央から上側に向けて延びる。左右方向に延びる付勢部8Cの左端は、バネ保持部81Dの上端に引掛けられる。付勢部8Cは引張ばねである。
第2ラック82は、第2ガイド部82A、及び、第2ラックギア部82Bを有する。第2ガイド部82Aは、正面視にて上下方向に長い矩形状を有する。第2ガイド部82Aの後面、且つ、上下方向の略中央よりも上側の部分は、後側に突出する。以下、この部分を「突出部82C」という。突出部82Cの後端は、螺子72E(図5参照)によって第2支持部72の前側部分に接続する。第2ラックギア部82Bは、第2ガイド部82Aの左面、且つ、上下方向の略中央よりも下側の部分から、左側に向けて直線状に延びる。第2ラックギア部82Bは、第1ラックギア部81Bに対して下側に対向する。第2ラックギア部82Bの左右方向の長さは、用紙ホルダ10の左右方向の長さの略半分である。第2ラックギア部82Bは、上面に複数の歯を備える。
<ピニオンギア8B>
ピニオンギア8Bは、円形の歯車である。ピニオンギア8Bは、第1ラックギア部81Bよりも下側、且つ、第2ラックギア部82Bよりも上側において、後述する第3支持部9に回転可能に支持される。ピニオンギア8Bの回転軸は、前後方向に沿って延びる。
<第3支持部9>
第3支持部9は、固定部61の下端と固定部62の前端との間に亘って延びる。第3支持部9は、略板状である。第3支持部9は、第1ラック81及び第2ラック82を左右方向に移動可能に支持し、且つ、ピニオンギア8Bを回転可能に支持する。第3支持部9は、第1係合溝91、第2係合溝92、支持部93、バネ保持部94、櫛歯95(図5参照)、及び、リブ5を有する。
図5及び図6に示すように、第1係合溝91及び第2係合溝92は、左右方向に長い長方形状の溝である。第1係合溝91及び第2係合溝92は、左右方向に直線状に並ぶ。第1係合溝91は、第2係合溝92に対して左側に配置される。支持部93は、第1係合溝91及び第2係合溝92を左右方向の略中央で隔てる。
第1係合溝91は、第3支持部9の左端から右側に向けて延びる。第1係合溝91には、第1ガイド部81Aの突出部81Cが係合する。第1係合溝91は、第1ガイド部81Aを左右方向に移動可能に支持する。このため、第1ガイド部81Aは、第3支持部9の左右略中央から左端までの間を、左右方向に移動可能となる。第1ガイド部81Aのうち突出部81Cを除く部分、及び、第1ラックギア部81Bは、第3支持部9に対して前側に配置される。第1ラックギア部81Bは、第1係合溝91に対して上側に配置される。第1支持部71は、第3支持部9に対して後側に配置される。
第2係合溝92は、第3支持部9の右端から左側に向けて延びる。第2係合溝92には、第2ガイド部82Aの突出部82Cが係合する。第2係合溝92は、第2ガイド部82Aを左右方向に移動可能に支持する。このため、第2ガイド部82Aは、第3支持部9の左右略中央から右端までの間を、左右方向に移動可能となる。第2ガイド部82Aのうち突出部82Cを除く部分、及び、第2ラックギア部82Bは、第3支持部9に対して前側に配置される。第2ラックギア部82Bは、第2係合溝92に対して下側に配置される。第2支持部72は、第3支持部9に対して後側に配置される。
支持部93は、前面でピニオンギア8Bを回転可能に支持する。ピニオンギア8Bは、歯車の上端部分において第1ラックギア部81Bの歯に噛合し、歯車の下端部分において第2ラックギア部82Bの歯に噛合する。第1ラックギア部81B、第2ラックギア部82B、及び、ピニオンギア8Bは、第1ガイド部81A、及び、第2ガイド部82Aを連動して左右方向に移動させる。これに伴い、突出部81Cを介して第1ガイド部81Aと接続する第1支持部71、及び、突出部82Cを介して第2ガイド部82Aと接続する第2支持部72も、左右方向に連動して移動する。
例えば、第1支持部71が左方向に所定量移動した場合、第1ラックギア部81B、ピニオンギア8B、及び、第2ラックギア部82Bは、第2支持部72を右方向に所定量移動させる。つまり、第1ラックギア部81B、第2ラックギア部82B、及び、ピニオンギア8Bは、第1支持部71及び第2支持部72を、互いに遠ざかる方向(左右外方向)に移動させる。なお、第1支持部71及び第1ラック81の左方向への移動は、蓋部3のうち収容部24の左側を覆う部分(図2参照)に第1支持部71が接触することによって規制される。同様に、第2支持部72及び第2ラック82の右方向への移動は、蓋部3のうち収容部24の右側を覆う部分(図2参照)に第2支持部72が接触することによって規制される。図5、図6、図9は、第1支持部71及び第2支持部72の左右外方向への移動が蓋部3によって規制された状態を示している。
一方、第1支持部71が右方向に所定量移動した場合、第1ラックギア部81B、ピニオンギア8B、及び、第2ラックギア部82Bは、第2支持部72を左方向に所定量移動させる。つまり、第1ラックギア部81B、第2ラックギア部82B、及び、ピニオンギア8Bは、第1支持部71及び第2支持部72を、互いに近づく方向(左右内方向)に移動させる。なお、第1支持部71及び第1ラック81の右方向への移動は、第1ガイド部81Aの右端が支持部93の左端に接触することによって規制される。同様に、第2支持部72及び第2ラック82の左方向への移動は、第2ガイド部82Aの左端が支持部93の右端に接触することによって規制される。以下、図9に示すように、第1ガイド部81A及び第2ガイド部82Aが連動して移動することに応じて第1ラック81が左右方向に移動可能な領域を、「第1領域S1」といい、第2ラック82が左右方向に移動可能な領域を、「第2領域S2」という。なお、図9,図10において、「第1領域S1」、「第2領域S2」の外形は、それぞれ二点鎖線で示している。ここで、二点鎖線の位置は、本来、第1ラック81及び第2ラック82の外形線(実線)の一部と重複するが、位置を分かり易くするため、第1ラック81及び第2ラック82の外形線(実線)から僅かにずらして図示している。
バネ保持部94は、第3支持部9の前面、且つ、第2係合溝92の上側の部分から、前側に向けて延びる。付勢部8Cの右端は、バネ保持部94に引掛けられる。付勢部8Cは、第1ラック81に右方向の付勢力を作用させる。即ち、付勢部8Cは、第1支持部71及び第2支持部72が互いに近づく向きに、第1ラック81の第1ガイド部81Aに接続した第1支持部71を付勢する。
図5に示すように、第3支持部9の後面、且つ、第1係合溝91の上側に、櫛歯95が設けられている。櫛歯95は、左右方向に一定間隔で並んだ複数の凹凸を有する。図7、図8に示すように、櫛歯95は、規制部76の移動部76Aに対して、前方斜め下側に配置する。移動部76Aが付勢部76B(図4参照)の付勢力によって前方斜め下側に移動した場合、図7に示すように、凸部761は櫛歯95の複数の凹凸の何れかに噛み合う。この場合、移動部76Aの左右方向の移動は規制される。一方、移動部76Aが付勢部76Bの付勢力に逆らって後方斜め上側に移動した場合、図8に示すように、凸部761は櫛歯95の複数の凹凸から外れる。この場合、移動部76Aは左右方向に移動可能となる。
<リブ5>
図9に示すように、第3支持部9の前面に、第1リブ51、第2リブ52、第3リブ53、及び、第4リブ54(総称して「リブ5」という。)が設けられる。リブ5は、第3支持部9の前面から前側に向けて突出する(図6参照)。リブ5は板状である。第1リブ51及び第3リブ53の形状は同一である。第2リブ52及び第4リブ54の形状は同一である。
第1リブ51は、第3支持部9のうち、第1係合溝91、第2係合溝92、及び、支持部93の上側に設けられる。第1リブ51は、第1領域S1の上側全域に亘って左右方向に直線状に延びる。より詳細には、次の通りである。第1リブ51の左端の位置は、第1領域S1の左端の位置、言い換えれば、第1ラック81が最も左側に移動した場合における第1ガイド部81Aの左端の位置と略一致する。第1リブ51の右端の位置は、第1領域S1の右端の位置、言い換えれば、第1ラック81が最も右側に移動した場合における第1ラックギア部81Bの右端の位置よりも、右側に配置される。図10に示すように、第1リブ51は、第1領域S1との間に所定長さ分の隙間(以下、「第1隙間L1」という。)を空けて配置される。第1隙間L1の長さは、例えば0.2mmである。
図9に示すように、第3リブ53は、第3支持部9のうち第1係合溝91、第2係合溝92、及び、支持部93の下側に設けられる。第3リブ53は、第2領域S2に対して下側全域に亘って左右方向に直線状に延びる。より詳細には、次の通りである。第3リブ53の右端の位置は、第2領域S2の右端の位置、言い換えれば、第2ラック82が最も右側に移動した場合における第2ガイド部82Aの右端の位置と略一致する。第3リブ53の左端の位置は、第2領域S2の左端の位置、言い換えれば、第2ラック82が最も左側に移動した場合における第2ラックギア部82Bの左端の位置よりも、左側に配置される。図示されていないが、第2リブ52は、第2領域S2との間に第1隙間L1を空けて配置される。
第2リブ52は、第3支持部9のうち、第1係合溝91の左端部近傍の下側、且つ、第3リブ53の左端部近傍の上側に設けられる。第2リブ52は、第1部分52A、及び、第2部分52B、52Cを有する。第1部分52Aは、第1領域S1の下側且つ左端部近傍を、第1領域S1の下端部に沿って左右方向に直線状に延びる。より詳細には、第1部分52Aは、第1ラック81が最も左側に移動した場合における第1ガイド部81Aの下側部分を、左右方向に延びる。第1ガイド部81Aと第1部分52Aとのそれぞれの左右方向の長さは、略同一である。図10に示すように、第1部分52Aは、第1領域S1との間に所定長さ分の隙間(以下、「第2隙間L2」という。)を空けて配置される。第2隙間L2の長さは、例えば0.5mmである。第2隙間L2は、第1隙間L1よりも大きい。
第2部分52Bは、第1部分52Aの左端部から下側に向けて延びる。第2部分52Cは、第1部分52Aの右端部から下側に向けて延びる。第2部分52Cは、第2領域S2の左側、より詳細には、第2ラック82が最も左側に移動した場合における第2ラックギア部82Bの左側に配置される。第2部分52B、52Cの上下方向の長さは等しい。第2部分52B、52Cの上下方向の長さは、第1部分52Aの左右方向の長さよりも短い。
第4リブ54は、第3支持部9のうち、第2係合溝92の右端部近傍の上側、且つ、第1リブ51の右端部近傍の下側に設けられる。第4リブ54は、第3部分54A、及び、第4部分54B、54Cを有する。第3部分54Aは、第2領域S2の上側且つ右端部近傍を、第2領域S2の上端部に沿って左右方向に直線状に延びる。より詳細には、第3部分54Aは、第2ラック82が最も右側に移動した場合における第2ガイド部82Aの上側部分を、左右方向に延びる。第2ガイド部82Aと第3部分54Aとのそれぞれの左右方向の長さは、略同一である。図示されていないが、第3部分54Aは、第2領域S2との間に第2隙間L2を空けて配置される。
第4部分54Bは、第3部分54Aの右端部から上側に向けて延びる。第4部分54Cは、第3部分54Aの左端部から上側に向けて延びる。第4部分54Cは、第1領域S1の右側、より詳細には、第1ラック81が最も右側に移動した場合における第1ラックギア部81Bの右側に配置される。第4部分54B、54Cの上下方向の長さは等しい。第4部分54B、54Cの上下方向の長さは、第3部分54Aの左右方向の長さよりも短い。
<ロール4の着脱手順>
印刷装置1に対してロール4を装着する場合の手順について説明する。図8に示すように、ユーザは、規制部76の移動部76Aを、付勢部76B(図4参照)の付勢力に逆らって後方斜め上側に移動させ、この状態を維持する。凸部761は櫛歯95から外れ、第1支持部71及び第2支持部72は左右方向に移動可能となる。図4等に示すように、ユーザは、第1支持部71及び第2支持部72が互いに遠ざかる向きに移動させる。ユーザは、第1支持部71及び第2支持部72の間にロール4(図3参照)を置く。ユーザは、第1支持部71の側板部711、及び、第2支持部72の側板部721の間の長さがロール4の幅と同じ長さとなるように、第1支持部71及び第2支持部72を左右内側方向に移動させる。なお、第1支持部71及び第2支持部72は、付勢部8Cによって左右内方向に付勢されている。このため、第1支持部71及び第2支持部72はロール4の両側に密着し、互いの間に隙間は形成され難い。
その後、ユーザは移動部76Aを離す。図7に示すように、移動部76Aは、付勢部76Bの付勢力によって前方斜め下側に移動し、凸部761は櫛歯95の複数の凹凸のうち何れかに噛み合う。これによって、第1支持部71及び第2支持部72の左右方向の移動は規制される。図5に示すように、揺動部712の突出部71C、及び、揺動部722の突出部72Cは、ロール4の芯の内部に挿通し、芯を両端部から支持する。第1支持部71の側板部711、及び、第2支持部72の側板部721は、ロール4を左右両側から支持する。以上によって、ロール4に巻回された感熱ラベルへの印刷が可能な状態になる。
<本実施形態の主たる作用、効果>
第1ラックギア部81B及び第2ラックギア部82Bは、それぞれ、ピニオンギア8Bに噛合する。このため、第1支持部71及び第2支持部72は、左右方向に連動して移動可能である。ここで、印刷装置1は、落下時等において衝撃が加わった場合、規制部76の移動部76Aの凸部761が櫛歯95から外れる場合がある。この場合、第1支持部71及び第2支持部72は、ロール4の重みによって左右外方向に移動する。又、例えば、衝撃に応じてロール4の重みが左方向(矢印Pの方向)に作用した場合、図10に示すように、前側(図10の手前側)から見たときに時計回り方向(矢印Yの方向)となる力が、第1支持部71を介して第1ラック81に作用する。ここで、この力に応じて第1ラック81が回転した場合、第1ラックギア部81Bに力が作用して破損する可能性がある。なお、衝撃に応じてロール4の重みが右方向に作用した場合も同様、第2ラックギア部82Bに力が作用して破損する可能性がある。これらの理由は、第1ラックギア部81B及び第2ラックギア部82Bには歯が設けられており、歯底の部分で厚さ(上下方向の幅)が小さいので、この部分の強度が相対的に小さいためである。
これに対し、印刷装置1では、リブ5(第1リブ51〜第4リブ54)が設けられる。第1リブ51及び第2リブ52は、それぞれ、第1領域S1に対して上下方向の両側に配置され、第1ラック81が上下方向に移動することを規制する。第3リブ53及び第4リブ54は、それぞれ、第2領域S2に対して上下方向の両側に配置され、第2ラック82が上下方向に移動することを規制する。
従って、印刷装置1に衝撃が加わった場合、第1ラック81及び第2ラック82の回転は、第1リブ51〜第4リブ54によって抑制される。従って、印刷装置1は、衝撃が加わった場合におけるロール4の重みによって、第1ラック81及び第2ラック82が破損することを、第1リブ51〜第4リブ54によって抑制できる。
印刷装置1において、第1領域S1と第1リブ51との間、及び、第2領域S2と第3リブ53との間に、第1隙間L1が設けられる。第1領域S1と第2リブ52との間、及び、第2領域S2と第4リブ54との間に、第2隙間L2が設けられる。このため、印刷装置1の製造過程において、第1ラック81及び第2ラック82の寸法が製造誤差の影響でばらついた場合でも、第3支持部9に対する第1ラック81及び第2ラック82の組み付け作業を適切に実行できる。
印刷装置1の製造過程において、第1ラック81は、第1ラックギア部81Bの歯がピニオンギア8Bに噛合するように、ピニオンギア8Bに対して上側から下側に向けて移動され、組み付けられる。又、第2ラック82は、第2ラックギア部82Bの歯がピニオンギア8Bに噛合するように、ピニオンギア8Bに対して下側から上側に向けて移動され、組み付けられる。これに対し、第2リブ52と第1領域S1との間、及び、第4リブ54と第2領域S2との間に形成される第2隙間L2は、第1リブ51と第1領域S1との間、及び、第3リブ53と第2領域S2との間に形成される第1隙間L1よりも大きく設定される。これらの場合、組み付け過程における第1ラック81の下側の端部の位置を、上側の端部の位置よりも大きく変動させることが可能となる。又、第2ラック82の上側の端部の位置を、下側の端部の位置よりも大きく変動させることが可能となる。従って、第1ラック81及び第2ラック82の組み付け作業を容易化できる。
第2リブ52は、第1部分52A、及び、第2部分52B、52Cを有する。第1部分52Aは、第1領域S1の下側且つ左端部近傍を、第1領域S1の下端部に沿って左右方向に直線状に延びる。第2部分52Bは、第1部分52Aの左端部から下側に向けて延びる。第2部分52Cは、第1部分52Aの右端部から下側に向けて延びる。この場合、第2リブ52に対して下側に向かう力が作用したときの第2リブ52の強度を、第2部分52B、52Cによって向上させることができる。又、第2部分52B、52Cが第1部分52Aの両端に設けられるので、第1部分52Aの強度を、左右方向に亘って全体的に向上させることができる。従って、印刷装置1に衝撃が加わることによって第1ラック81が回転することを、第2リブ52によって適切に抑制できる。
第4リブ54は、第3部分54A、及び、第4部分54B、54Cを有する。第3部分54Aは、第2領域S2の上側且つ右端部近傍を、第2領域S2の上端部に沿って左右方向に直線状に延びる。第4部分54Bは、第3部分54Aの右端部から上側に向けて延びる。第4部分54Cは、第3部分54Aの左端部から上側に向けて延びる。この場合、第4リブ54に対して上側に向かう力が作用したときの第4リブ54の強度を、第4部分54B、54Cによって向上させることができる。又、第4部分54B、54Cが第3部分54Aの両端に設けられるので、第3部分54Aの強度を、左右方向に亘って全体的に向上させることができる。従って、印刷装置1に衝撃が加わることによって第2ラック82が回転することを、第4リブ54によって適切に抑制できる。
第1リブ51は、第1領域S1の上側全域に亘って左右方向に直線状に延びる。第3リブ53は、第2領域S2に対して下側全域に亘って左右方向に直線状に延びる。この場合、印刷装置1は、第1ラック81及び第2ラック82の回転を、左右方向の全域に亘って抑制できる。又、印刷装置1は、第1ラック81及び第2ラック82の回転を、第1ラック81及び第2ラック82の軸方向の位置に依らず抑制できる。
印刷装置1に衝撃が作用した場合、第1ラック81及び第2ラック82は、はじめに左右外方向に最大限移動し、その後、ロール4の重みによる力が第1ラック81及び第2ラック82を回転させようとする(図10参照)。これに対し、第2リブ52の第1部分52Aは、第1ラック81が最も左側に移動した場合における第1ガイド部81Aの下側部分を、左右方向に延びる。第4リブ54の第3部分54Aは、第2ラック82が最も右側に移動した場合における第2ガイド部82Aの上側部分を、左右方向に延びる。このため、第2リブ52及び第4リブ54は、第1ラック81及び第2ラック82が左右外方向に最大限移動した状態で回転することを抑制できる。又、第2ラック82の左側への移動を第2リブ52が妨げてしまうことを抑制できる。第1ラック81の右側への移動を第4リブ54が妨げてしまうことを抑制できる。
<変形例>
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。第1隙間L1及び第2隙間L2は、上記実施形態における具体的な値に限定されない。第1隙間L1は、第2隙間L2よりも大きくてもよいし、第1隙間L1と第2隙間L2とは略同一であってもよい。
第2リブ52は、左右方向に延びる第1部分52A、及び、第1部分52Aの左右両端部から下側に向けて延びる第2部分52B、52Cを有していた。第4リブ54は、左右方向に延びる第3部分54A、及び、第3部分54Aの左右両端部から上側に向けて延びる第4部分54B、54Cを有していた。これに対し、第2リブ52は、第1部分52A、及び、第1部分52Aの左右略中央から下側に向けて延びる1つの第2部分を有していてもよい。又は、第2リブ52は、第1部分52Aのみ有していてもよい。同様に、第4リブ54は、第3部分54A、及び、第3部分54Aの左右略中央から上側に向けて延びる1つの第4部分を有していてもよい。又は、第4リブ54は、第3部分54Aのみ有していてもよい。
第2リブ52は、第1係合溝91の下側全域に亘って設けられてもよい。同様に、第4リブ54は、第2係合溝92の上側全域に亘って設けられてもよい。
第1リブ51は、第1領域S1の上側のうち左側半分の領域に設けられてもよい。この場合、第1領域S1の上側のうち右側半分の領域に第1リブ51は設けられなくてもよい。同様に、第3リブ53は、第2領域S2の下側のうち右側半分の領域に設けられてもよい。この場合、第2領域S2の下側のうち左側半分の領域に第3リブ53は設けられなくてもよい。第1リブ51に、上側に向けて延びる別のリブが少なくとも1つ接続されてもよい。第3リブ53に、下側に向けて延びる別のリブが少なくとも1つ接続されてもよい。
<その他>
左右方向は、本発明の「軸方向」の一例である。左側は、本発明の「軸方向の一方側」の一例である。右側は、本発明の「軸方向の他方側」の一例である。上下方向は、本発明の「直交方向」の一例である。下側は、本発明の「直交方向の一方側」の一例である。上側は、本発明の「直交方向の他方側」の一例である。
1 :印刷装置
4 :ロール
51 :第1リブ
52 :第2リブ
53 :第3リブ
54 :第4リブ
8B :ピニオンギア
81 :第1ラック
81A :第1ガイド部
81B :第1ラックギア部
82 :第2ラック
82A :第2ガイド部
82B :第2ラックギア部
91 :第1係合溝
92 :第2係合溝
L1 :第1隙間
L2 :第2隙間
S1 :第1領域
S2 :第2領域

Claims (5)

  1. 印刷媒体が巻回された筒状のロールを、前記ロールの軸方向の一方側から支持する第1支持部と、前記ロールを前記軸方向の他方側から支持する第2支持部と、前記第1支持部と前記第2支持部との間隔を調節する調節機構とを有する印刷装置において、
    前記調節機構は、
    前記第1支持部に接続する第1ガイド部、及び、前記第1ガイド部から前記軸方向の前記他方側に向けて延び且つ前記軸方向と直交する直交方向の一方側に歯を備えた第1ラックギア部を有する第1ラックと、
    前記第2支持部に接続する第2ガイド部、及び、前記第2ガイド部から前記軸方向の前記一方側に向けて延び、前記第1ラックギア部に対して前記直交方向の前記一方側に対向し、前記直交方向の他方側に歯を備えた第2ラックギア部を有する第2ラックと、
    前記第1ラックギア部及び前記第2ラックギア部のそれぞれの歯と噛合するピニオンギアと、
    前記第1ラック及び前記第2ラックを前記軸方向に移動可能に支持し、且つ、前記ピニオンギアを回転可能に支持する第3支持部と
    を有し、
    前記第3支持部は、
    前記軸方向に延び、前記第1ガイド部の一部が係合し、前記第1ガイド部を前記軸方向に移動可能に支持する第1係合溝と、
    前記軸方向に延び、前記第2ガイド部の一部が係合し、前記第2ガイド部を前記軸方向に移動可能に支持する第2係合溝と、
    前記第1ラックが前記軸方向に移動する領域である第1領域に対して、前記直交方向の前記他方側に、前記第1領域との間に所定の第1隙間を空けて配置された第1リブと、
    前記第1領域に対して前記直交方向の前記一方側に、前記第1領域との間に所定の第2隙間を空けて配置された第2リブと、
    前記第2ラックが前記軸方向に移動する領域である第2領域に対して、前記直交方向の前記一方側に、前記第2領域との間に前記第1隙間を空けて配置された第3リブと、
    前記第2領域に対して前記直交方向の前記他方側に、前記第2領域との間に前記第2隙間を空けて配置された第4リブと
    を備え
    前記第2リブは、前記第1領域のうち前記直交方向の前記一方側の端部に沿って前記軸方向に延びる第1部分、及び、前記第1部分から前記直交方向の前記一方側に延びる第2部分を備え、
    前記第4リブは、前記第2領域のうち前記直交方向の前記他方側の端部に沿って前記軸方向に延びる第3部分、及び、前記第3部分から、前記直交方向の前記他方側に延びる第4部分を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第2隙間は、前記第1隙間よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第2部分は、前記第1部分の前記軸方向の両端部から、前記直交方向の前記一方側に延び、
    前記第4部分は、前記第3部分の前記軸方向の両端部から、前記直交方向の前記他方側に延びることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記第1リブは、前記第1領域に対して前記直交方向の前記他方側全域に亘って設けられ、
    前記第3リブは、前記第2領域に対して前記直交方向の前記一方側全域に亘って設けられたことを特徴とする請求項1からの何れかに記載の印刷装置。
  5. 前記第2リブは、前記第1領域に対して前記直交方向の前記一方側、且つ、前記軸方向の前記一方側に設けられ、
    前記第4リブは、前記第2領域に対して前記直交方向の前記他方側、且つ、前記軸方向の前記他方側に設けられたことを特徴とする請求項1からの何れかに記載の印刷装置。
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