JP6674457B2 - ワイヤーハーネスアセンブリシステム - Google Patents

Description

［関連出願の相互参照］
この実用出願は、２０１５年５月８日に出願された、「Ｗｉｒｅ Ｈａｒｎｅｓｓ Ａｓｓｅｍｂｌｙ Ｓｙｓｔｅｍ」と題する米国仮特許出願第６２／１５８，８８０号、及び２０１４年１０月３１日に出願された、「Ｗｉｒｅ Ｈａｒｎｅｓｓ Ａｓｓｅｍｂｌｙ Ｓｙｓｔｅｍ」と題する米国仮特許出願第６２／０７３，６６５号に対する優先権を主張するものであり、これらの米国仮特許出願は、その全体が参照によって本明細書に援用される。

本発明は、ワイヤーハーネスアセンブリシステムに関し、より詳細には、キー付き係止取付け具を備えたワイヤーハーネスアセンブリシステムに関する。

電線を配索するために、複数の電線取付け具または他のアクセサリを取付けるためのパネル盤を提供することが一般的に行われている。通常、パネル盤は、取付け具を収容するように設計された複数の円形穴を備える。パネル盤の上には、パネルカバーが配置されることが多い。パネルカバーは、取付け具及び電線が位置すべき場所に関する標識を備える。取付け具またはアクセサリは、パネル盤に設けられた紙の上に装着される。電線は、所望の終端点の間にある取付け具を介して配索される。電線を取付けた後、それらの電線は、通常は共に束ねられてワイヤーハーネスアセンブリを形成する。その後、このワイヤーハーネスアセンブリが顧客に出荷される。

組み立てを自在かつ容易にしてより迅速に電線を配索できるように、ワイヤーハーネスアセンブリの製法を改良する必要がある。ワイヤーハーネスタイルに容易に装着され、固定される取付け具を備えるように、ワイヤーハーネスアセンブリシステムを改良する必要もある。

本発明は、ワイヤーハーネスアセンブリシステムを対象とする。ワイヤーハーネスアセンブリシステムは、少なくとも１つのグリッドタイルを備える。グリッドタイルは、上面、底面及び側面を備える。グリッドタイルは、上面からグリッドタイルを通ってグリッドタイルの底面まで延在する複数のキー付き穴も備える。複数のキー付き穴は、グリッドタイルに沿って電線を配索する再配置可能なアクセサリを収容する。グリッドタイルは、グリッドタイルの底面に係止面も備える。係止面は、再配置可能なアクセサリを係止位置に収容し、保持するために複数のキー付き穴を補完する。

ワイヤーハーネスアセンブリシステムは、グリッドタイルのキー付き穴に配置される係止取付け具も備える。係止取付け具は、上部、基部フランジ及び下部を有する本体を備える。下部は、互いに対向して配置されたキー付き部材を有する位置決めシャフトを備える。グリッドタイルに一旦装着されると、係止取付け具はグリッドタイルの係止位置にまで回転される。係止取付け具は、グリッドタイルに沿って電線を配索するように設計された各種の電線配索アクセサリを収容する。

キー付き係止取付け具をワイヤーハーネスタイルに装着した状態のワイヤーハーネスアセンブリシステムの斜視図である。 図１のワイヤーハーネスタイルに装着されたキー付き係止取付け具の１つの上部斜視図である。 図１のワイヤーハーネスタイルに装着されたキー付き係止取付け具の１つの上部斜視図である。 図１のワイヤーハーネスタイルに設けられたキー付き係止取付け具の１つに装着された固定具取付けブロックの底部斜視図である。 キー付き係止取付け具を装着すべく配置した状態の図１のワイヤーハーネスアセンブリシステムの部分分解図である。 キー付き係止取付け具が挿入された状態の図４のワイヤーハーネスアセンブリシステムの上部斜視図である。 図５Ａのワイヤーハーネスアセンブリシステム及びキー付き係止取付け具の底部斜視図である。 キー付き係止取付け具を係止位置に向かって部分的に回転させた状態の図５Ａのワイヤーハーネスアセンブリシステムの上部斜視図である。 図６Ａのワイヤーハーネスアセンブリシステム及びキー付き係止取付け具の底部斜視図である。 キー付き係止取付け具を係止位置にまで回転させた状態の図５Ａのワイヤーハーネスアセンブリシステムの上部斜視図である。 図７Ａのワイヤーハーネスアセンブリシステム及びキー付き係止取付け具の底部斜視図である。 図１のワイヤーハーネスタイルに固定されたキー付き係止取付け具に装着すべく配置された釘及び取付けブロックの斜視図である。 釘及び取付けブロックをキー付き係止取付け具に装着した状態の図８のワイヤーハーネスタイルの側面図である。 積層状のハーネス配置シートで覆われた図１のワイヤーハーネスタイルに装着すべく配置されたキー付き係止取付け具の上部斜視図である。 キー付き係止取付け具をワイヤーハーネスタイルに装着した状態の代替的なワイヤーハーネスアセンブリシステムの上部斜視図である。 図１１の固定具取付けブロック及びキー付き係止取付け具の上部斜視図である。 図１２の固定具取付けブロック及びキー付き係止取付け具の上部分解図である。 図１２の固定具取付けブロック及びキー付き係止取付け具の底部斜視図である。 図１４の固定具取付けブロック及びキー付き係止取付け具の底部分解図である。 代替的な固定具取付けブロック及びキー付き係止取付け具の上部分解斜視図である。 図１６の代替的な固定具取付けブロック及びキー付き係止取付け具の底部分解斜視図である。 代替的な固定具取付けブロック及びキー付き係止取付け具の上部分解斜視図である。 図１８の代替的な固定具取付けブロック及びキー付き係止取付け具の底部分解斜視図である。 図１１のキー付き係止取付け具に取付けられたハーネスボード釘保持具アセンブリの上部斜視図である。 図２０のハーネスボード釘保持具アセンブリの分解図である。 図２０のハーネスボード釘保持具アセンブリの底部斜視図である。 図２２のハーネスボード釘保持具アセンブリの底部分解図である。 図１１のキー付き係止取付け具に取付けられた複数本の釘保持具アセンブリの上部斜視図である。 図２４の複数本の釘保持具アセンブリの分解図である。 図２４の複数本の釘保持具アセンブリの底部斜視図である。 図２６の複数本の釘保持具アセンブリの底部分解図である。 キー付き係止取付け具及び固定具取付けブロックを装着すべく配置した状態の図１１のワイヤーハーネスアセンブリの部分分解図である。 図１１のワイヤーハーネスアセンブリの底部斜視図である。 係止位置にある図２９のキー付き係止取付け具のキー締め機構の断面図である。 ワイヤーハーネスアセンブリのタイル、及び固定具取付けブロックをワイヤーハーネスタイルに装着すべく配置した状態の代替的なキー付き係止取付け具の部分分解図である。 キー付き係止取付け具をタイルに挿入した状態の図３１のワイヤーハーネスアセンブリの斜視図である。 キー付き係止取付け具を回転させてタイルに部分的に装着した状態の図３１のワイヤーハーネスアセンブリの斜視図である。 キー付き係止取付け具を回転させてタイルに完全に装着した状態の図３１のワイヤーハーネスアセンブリの斜視図である。 グリッドタイルコネクタに固定すべく配置されたワイヤーハーネスアセンブリのタイルの上部斜視図である。 タイルの一部を除去した状態の図３５のタイル及びグリッドタイルコネクタの上部斜視図である。 図３５のグリッドタイルコネクタ及びワイヤーハーネスタイルの底部斜視図である。 代替的なグリッドタイルコネクタによって接合されたワイヤーハーネスアセンブリの複数のタイルの斜視図である。 代替的なグリッドタイルコネクタに固定すべく配置されたワイヤーハーネスアセンブリのタイルの上部斜視図である。 タイルの一部を除去した状態の図３９のタイル及びグリッドタイルコネクタの上部斜視図である。 図３９のグリッドタイルコネクタ及びワイヤーハーネスタイルの底部斜視図である。

図１は、ワイヤーハーネスアセンブリシステム５０を示す。このシステムは、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０に装着されたキー付き係止取付け具または取付けペグ１１０を備える。ワイヤーハーネスアセンブリシステム５０は、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０を備えており、これらのタイルが組み合ってグリッドタイルの配列を生成する。各ワイヤーハーネスグリッドタイル６０は、上面６２、底面６４及び側面６６を備える。上面６２は、留め具１７０を収容してグリッドタイル６０をボード（図示せず）に固定するための穴６８を備える。側面６６には、グリッドタイル６０の周囲に沿って位置する舌片９０と溝９２との編成が含まれる。隣接するグリッドタイル６０の舌片９０と溝９２は、整列し、相互に接続して、グリッドタイルの配列を形成する。

複数のキー付き穴７０は、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０を通って延在する。キー付き穴７０は、中央環状部７２及び２つの側面矩形部７４を備える。後述するように、キー付き穴７０は、キー付き係止取付け具１１０を収容してワイヤーハーネスアセンブリシステムを形成するように設計されている。ワイヤーハーネスグリッドタイル６０の丸穴パターンを、紙または積層シート１８０で覆ってもよい（図１０を参照）。紙または積層シート１８０は、所望のワイヤーハーネスアセンブリの配置を示す標識を備えてもよい。

図５Ｂ、図６Ｂ、及び図７Ｂに関して後述するように、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０の底面６４は、キー付き係止取付け具１１０を固定するための複数のＶ形溝８０及び複数の傾斜路８２を備える。

複数の脚１００は、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０の底面６４から延在する。脚１００により、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０をテーブルまたはボード上に配置して配線用のハーネス固定具及びアクセサリを収容することが可能となる。

図２Ａ及び図２Ｂは、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０に装着されるキー付き係止取付け具１１０の例を示す。図３は、キー付き係止取付け具１１０の１つに装着される固定具取付けブロックまたは取付け台１５０の例を示す。固定具取付け台１５０は、各種のワイヤーハーネス固定具及びアクセサリを取付けるための標準的な穿孔パターンを備える。各キー付き係止取付け具１１０は、上部１１４、基部１１５及び下部１１６を有する円筒状取付け具１１２である。図２Ａに示すように、上部１１４は、釘１６０（図１を参照）などの固定具アクセサリを収容するための開口１１８を備える。図２Ｂに示すように、上部１１４は、スプライン１２０付きの開口１１８を備える。キー付き係止取付け具１１０内のスプライン１２０は、図３に示した固定具取付けブロック１５０から延在するスプライン１５２と合致する。スプライン１２０、１５２により、キー付き係止取付け具１１０に対して取付けブロック１５０を増分的に角度位置決めすることが可能となる。

キー付き係止取付け具１１０の上部１１４は翼部１２４も備える。翼部１２４は、係止位置にまでキー付き係止取付け具１１０を回転させる際にユーザーを支援する。

キー付き係止取付け具１１０の下部１１６は、互いに１８０度で配置されている側面突起１２６を備える。側面突起１２６は、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０のキー付き穴７０への挿入を容易にするための矩形底部１２８を備える。側面突起１２６は、傾斜壁１３２を有する上部１３０も備える。この傾斜壁は、逆Ｖ形を形成している先端１３４に至る。下部１１６は、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０への装着を容易にするための尖頭端部１３８または先端も備える。ワイヤーハーネスの配置を示す紙でワイヤーハーネスグリッドタイル６０が覆われている場合、尖頭端部１３８により、キー付き係止取付け具１１０がその紙を押し通して、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０の所定の位置にキー付き係止取付け具１１０を配置することが可能となる。

図４〜図７Ｂは、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０に装着され、固定されている最中のキー付き係止取付け具１１０を示す。図４に示すように、キー付き係止取付け具１１０の下に圧縮性ワッシャ１４０を装着する。圧縮性ワッシャ１４０は、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０に堅固に保持されたままでキー付き係止取付け具１１０の回転及び係止を可能とする。圧縮性ワッシャ１４０は、ワッシャ１４０とグリッドタイル６０との間の摩擦を低減させるためのプラスチック積層板を備える。キー付き係止取付け具１１０は、側面突起１２６と、ワイヤーハーネスタイル６０のキー付き穴７０の側面矩形開口７４とが整列するように配置される。図５Ａ及び図５Ｂに示すように、キー付き係止取付け具１１０は、下部１１６が円形穴７２の１つを通って延在し、かつ側面突起１２６が側面矩形開口７４を通って延在した状態でワイヤーハーネスグリッドタイル６０に装着される。また、キー付き係止取付け具１１０は、キー付き係止取付け具１１０がワイヤーハーネスグリッドタイル６０において回転されるときにワッシャ１４０を圧縮する。

図６Ａ〜図６Ｂ及び図７Ａ〜図７Ｂに示すように、キー付き係止取付け具１１０をワイヤーハーネスグリッドタイル６０に一旦挿入すると、ユーザーは、キー付き係止取付け具１１０を装着位置から係止位置にまで９０度回転させる。キー付き係止取付け具１１０は、これが回転されるときにワッシャ１４０を圧縮する。図７Ａに示すように、一旦キー付き係止取付け具１１０が溝８０に係止され、ユーザーがこれを放すと、ワッシャ１４０は伸長する。

図６Ｂ及び７Ｂは、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０に設けられたキー付き係止取付け具１１０の係止機構を示す。上述したように、各ワイヤーハーネスグリッドタイル６０の底面６４は、Ｖ形溝８０に隣接する傾斜路８２を備える。キー付き係止取付け具１１０の下部１１６から延在する側面突起１２６は、キー付き係止取付け具１１０が装着位置から係止位置にまで９０度回転されるときに傾斜路８２に沿って移動する。図７Ｂに示したように、各側面突起１２６の逆Ｖ形の上部１３０は、グリッドタイル６０の底面６４のＶ形溝８０の１つに配置されて、キー付き係止取付け具１１０をワイヤーハーネスグリッドタイル６０に固定する。

図８〜図９に示すように、キー付き係止取付け具１１０をワイヤーハーネスグリッドタイル６０に一旦固定したら、取付けブロック１５０、釘１６０または他のアクセサリをキー付き係止取付け具１１０に装着してもよい。

加えて、図１０に示すように、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０を、積層状のハーネス配置シート１８０で覆ってもよい。積層状のハーネス配置シート１８０を使用する場合、刃１８４付きの工具１８２を使用して、キー付き係止取付け具１１０のための穴を作製する。ワッシャ１４０の積層側は、ワッシャ１４０と配置シート１８０との間の摩擦を低減し、装着中に当該シートが裂けるのを防ぐ。

図１１〜図３８は、ワイヤーハーネスアセンブリシステム２５０を示す。このシステムは、ワイヤーハーネスグリッドタイル２６０、及び釘保持具アセンブリを備えたキー付き係止取付け具または取付けペグ３１０、ならびにキー付き係止取付け具に固定された取付けブロックを備える。ワイヤーハーネスグリッドタイル２６０は、上述したワイヤーハーネスグリッドタイル６０と同様である。ワイヤーハーネスグリッドタイル２６０は、上面２６２、底面２６４、側面２６６及び穴２６８を備える。グリッドタイル２６０の側面２６６は、グリッドタイル２６０を組み合わせてグリッドタイルの配列を生成できるようにするための舌片２９０及び溝２９２を備える。

各グリッドタイル２６０は、キー付き係止取付け具３１０を収容するための複数のキー付き穴２７０も備える。上述したグリッドタイル６０と同様に、グリッドタイル２６０のキー付き穴２７０は、中央環状部２７２及び２つの側面矩形部２７４を備える。グリッドタイル２６０の底面２６４は、キー付き係止取付け具３１０を固定するための複数のＶ形溝２８０及び複数の傾斜路２８２（図２９〜図３０を参照）を備える。グリッドタイル２６０は、グリッドタイル２６０の底面２６４から延在する複数の脚３００を備える。

上述したように、紙または積層シートで丸穴パターンを覆ってもよい。紙または積層シートは、所望のワイヤーハーネスアセンブリの配置を示す標識を備えてもよい。

図１２〜図１５は、図１１に示したワイヤーハーネスグリッドタイル２６０に装着されるキー付き係止取付け具３１０及び固定具取付けブロックまたは取付け台４００を示す。固定具取付けブロック４００は、上部４０２及び底部４０６に関して矩形である。上部４０２は、パターン状に配列された複数の穴４０４及びスロット４０５を備えており、各種のワイヤーハーネス固定具及びアクセサリを収容できるようになっている。掛止鍔部４０８及び取付け胴部４１０は、固定具取付けブロック４００の底部４０６の中央から延在する。取付け胴部４１０は、取付け胴部４１０から外向きに延在する複数の外歯スプライン４１２を備える。各外歯スプライン４１２は、隣接する外歯スプライン４１２から等距離で配置されている。

キー付き係止取付け具３１０は、上述したキー付き係止取付け具１１０と同様である。キー付き係止取付け具３１０は、上部３１４、基部フランジ３２０及び下部３２６を有する円筒状本体３１２を備える。上部３１４は、複数の内歯スプライン３１８が内部に配置された円形井筒部３１６を備える。内歯スプライン３１８は、互いに等距離で配置されている。取付けブロック４００の取付け胴部４１０は、円形井筒部３１６に挿入される。円形井筒部３１６の内歯スプライン３１８は、取付け胴部４１０から延在する外歯スプライン４１２に適合する。内歯スプライン３１８及び外歯スプライン４１２により、キー付き係止取付け具３１０に対して固定具取付けブロック４００を増分的に角度位置決めすることが可能となる。

スナップ留めラッチ３２２は、基部フランジ３２０から円形井筒部３１６の上方にまで上向きに延在する。各スナップ留めラッチ３２２の遠位端部は、取付けブロック４００の掛止鍔部４０８と係合するためのフック３２４を備える。

キー付き係止取付け具３１０の下部３２６は、基部フランジ３２０から延在する位置決めシャフト３２８を備える。下部３２６は、位置決めシャフト３２８の各対向側に配置されたキー締め機構３３０を備える。キー締め機構３３０は、傾斜付きの上部３３４を有する矩形側面突起３３２を備える。下部３２６は、尖頭端部３３８を有する先端３３６も備える。ワイヤーハーネスグリッドタイル２６０に一旦装着されると、キー係止取付け具３１０は、ユーザーによって取り外されるまで、固定された状態を保つ。

図１６〜図１９は、取付けブロックまたは取付け台及びキー付き係止取付け具または取付けペグの代替的な実施形態を示す。図１６及び図１７において、取付けブロックは、３本の平行な取付けスロット４３２を備えた３スロット取付けブロック４３０である。取付けブロック４３０は、隣接する取付けスロット４３２の壁４３４の間に複数の補強リブ４３６も備える。リブ４３６の配置により、矩形ポケットのパターンと類似したパターンが得られる。しかしながら、矩形ポケットは、取付け機構としては機能しない。取付けスロット４３２は、１つの取付け具に全て配置される小型固定具、またはワイヤーハーネスグリッドタイル上で適宜離間された２つ以上の取付け具に配置される大型固定具を収容してもよい。取付けブロック４３０には３本の平行な取付けスロット４３２が示されているものの、取付けブロック４３０は、所望に応じて、１本のスロット、または任意の本数の平行な取付けスロットを備えてもよい。取付けブロック４００に関して上述したように、取付けブロック４３０は、キー付き係止取付け具３１０ａのスナップ留めラッチ３２２ａを受けるための掛止鍔部４４０、及びキー付き係止取付け具３１０ａの井筒部３１６ａに挿入される外歯スプライン４４４付きの取付け胴部４４２を有する底部４３８も備える。

キー付き係止取付け具３１０ａは、キー付き係止取付け具３１０と同様である。キー付き係止取付け具３１０ａは、上部３１４ａ、基部フランジ３２０ａ及び下部３２６ａを有する円筒状本体３１２ａを備える。上部３１４ａは、複数の内歯スプライン３１８ａが内部に配置された円形井筒部３１６ａを備える。内歯スプライン３１８ａは、互いに等距離で配置されている。スナップ留めラッチ３２２ａは、基部フランジ３２０ａから円形井筒部３１６ａの上方にまで上向きに延在する。各スナップ留めラッチの遠位端部３２２ａは、フック３２４ａを備える。キー付き係止取付け具３１０ａの下部３２６ａは、基部フランジ３２０ａから延在する位置決めシャフト３２８ａを備える。下部３２６ａは、位置決めシャフト３２８ａの各対向側に配置されたキー締め機構３３０ａを備える。キー締め機構３３０ａは、傾斜付きの上部３３４ａを有する矩形側面突起３３２ａを備える。下部３２６ａは、尖頭端部３３８ａを有する先端３３６ａも備える。

キー付き係止取付け具３１０ａは、外向きに延在する翼部３４０という更なる機構を備える。翼部３４０は、上部３１４ａから延在していて、係止取付け具３１０を係止位置にまで回転させる際にユーザーを支援する。取付けブロック４３０には翼部３４０を備えたキー付き係止取付け具３１０ａが示されているものの、この取付けブロックは、翼部のないキー付き係止取付け具３１０、または可撓性フランジ３５０を備えた代替的なキー付き係止取付け具３１０ｂ（図１８及び図１９を参照）と共に使用することも可能である。

代替的なキー付き係止取付け具３１０ｂを図１８及び図１９に示す。キー付き係止取付け具３１０ｂは、キー付き係止取付け具３１０、３１０ａと同様である。キー付き係止取付け具３１０ｂは、上部３１４ｂ、基部フランジ３２０ｂ及び下部３２６ｂを有する円筒状本体３１２ｂを備える。上部３１４ｂは、複数の内歯スプライン３１８ｂが内部に配置された円形井筒部３１６ｂを備える。内歯スプライン３１８ｂは、互いに等距離で配置されている。スナップ留めラッチ３２２ｂは、基部フランジ３２０ｂから円形井筒部３１６ｂの上方にまで上向きに延在する。各スナップ留めラッチ３２２ｂの遠位端部はフック３２４ｂを備える。キー付き係止取付け具３１０ｂの下部３２６ｂは、基部フランジ３２０ｂから延在する位置決めシャフト３２８ｂを備える。下部３２６ｂは、位置決めシャフト３２８ｂの各対向側に配置されたキー締め機構３３０ｂを備える。キー締め機構３３０ｂは、傾斜付きの上部３３４ｂを有する矩形側面突起３３２ｂを備える。下部３２６ｂは、尖頭端部３３８ｂを有する先端３３６ｂも備える。

代替的なキー付き係止取付け具３１０ｂは、下部３２６ｂから外向きに延在する可撓性フランジ３５０も備える。図３１〜図３４に関して後述するように、可撓性フランジ３５０が収縮することにより、キー付き係止取付け具３１０ｂ及び付属の取付け具をワイヤーハーネスグリッドタイル２６０に装着させることが可能になる。

取付けブロックは、様々な小さい固定具を収容するように設計された小型の固定具取付け具４５０である。小型の固定具取付け具４５０は、一対の取付け穴４５６を有する上部矩形パッド４５４を備えた本体４５２、掛止鍔部４５８、及び外歯スプライン４６２付きの取付け胴部４６０を備える。キー付き係止取付け具３１０ｂのスナップ留めラッチ３２２ｂは、掛止鍔部４５８と係合し、外歯スプライン４６２付きの取付け胴部４６０は、円形井筒部３１６ｂ内に配置されて小型の固定具取付け具４５０をキー付き係止取付け具３１０ｂに固定する。目的の取付け配置に応じて、ユーザーは、小型の固定具取付け具４５０を選択する場合がある。これにより、ワイヤーハーネスタイル上の固定具の間隔がより近くなるという利点が得られる。

小型の固定具取付け具４５０には可撓性フランジ３５０を備えたキー付き係止取付け具３１０ｂが示されているものの、この固定具取付け具は、キー付き係止取付け具３１０、または翼部３４０を備えたキー付き係止取付け具３１０ａと共に使用することもできる。

図２０〜２図７は、キー付き係止取付け具３１０、１本の釘保持具アセンブリ５００及び５本の釘保持具アセンブリ５５０を示す。釘保持具アセンブリ５００、５５０のそれぞれは、図１２〜図１９に関して例示し、記載したキー付き係止取付け具３１０、３１０ａ、３１０ｂのうちの１つに装着されるように設計されている。１本の釘保持具アセンブリ５００は、釘保持具５０２またはピン位置決め具及び釘固定具５２０または固定キャップを備える。釘固定具５２０は、中心開口５２４を有する本体５２２、及び本体５２２の側面において下向きに延在する２つのスナップ留めラッチ５２６を備える。釘保持具５０２は、本体５０４、掛止鍔部５１０、及び外歯スプライン５１４付きの取付け胴部５１２を備える。本体５０４は、固定釘１６０の取付け柄を収容する穴５０６、及びスナップ留めリング５０８を備える。固定釘１６０は、釘固定具５２０の中心開口５２４を通じて装着される。釘固定具５２０のスナップ留めラッチ５２６は、スナップ留めリング５０８と係合して、釘固定具５２０を釘保持具５０２に固定する。釘保持具５０２の取付け胴部５１２は、キー付き係止取付け具３１０の円形井筒部３１６に装着され、キー付き係止取付け具３１０のスナップ留めラッチ３２２は、釘保持具５０２の掛止鍔部５１０と係合する。

５本の釘保持具アセンブリ５５０は、釘保持具５５２またはピン位置決め具及び釘固定具５７０または固定キャップを備えていて、釘またはピンを保持できるようになっている。釘保持具５５２は、本体５５４、掛止鍔部５６０、及び外歯スプライン５６４付きの取付け胴部５６２を備える。本体５５４は、釘１６０の取付け柄を収容するための５つの穴５５６、及びスナップ留めポケット５５８を備える。釘固定具５７０は、５つの穴５７４及び下向きに延在するスナップ留めラッチ５７６を有する本体５７２を備える。図２４及び図２６に示すように、スナップ留めラッチは、釘保持具本体５５４のスナップ留めポケット５５８と係合する。スナップ留めの掛止機構が４つ示されているものの、釘保持具はスナップ留めの係止機構を２つ備えるのみでもよいことが企図される。加えて、例示された実施形態では５本の釘が収容されるが、このとき、釘保持具５５２の中央に１本の釘が配置される。釘保持具５５２は、５本の釘までの任意の本数の釘の組み合わせに対応することができる。このように、必要に応じて、固定具内の一部の釘を取り除くことにより、釘の間の間隔をより広くするようにしてもよい。

図２８に示すように、固定具取付けブロック４００を取付けたキー付き係止取付け具３１０を、ワイヤーハーネスグリッドタイル２６０に装着し、固定すべく配置する。図４に関して上述したように、圧縮性ワッシャ４２０は、キー付き係止取付け具３１０の基部フランジ３２０の下に装着される。圧縮性ワッシャ４２０は、ワイヤーハーネスタイル２６０に堅固に保持されたままでキー付き係止取付け具３１０の回転及び係止を可能とする。キー付き係止取付け具３１０は、側面突起３３２と、ワイヤーハーネスグリッドタイル２６０のキー付き穴２７０の側面矩形開口２７４とが整列するように配置される。圧縮性ワッシャ４２０は、プラスチック積層板を備えていて、ワッシャ４２０と、グリッドタイル２６０と、存在する場合にはハーネス配置シートとの間の摩擦を低減させる。ワッシャ４２０のプラスチック積層板は、当該ワッシャが装着されるときに配置シートが裂けるのを防ぐ。キー付き係止取付け具３１０は、下部３２６が円形穴２７２の１つを通って延在し、かつ矩形側面突起３３２が側面矩形部２７４を通って延在した状態でワイヤーハーネスグリッドタイル２６０に装着される。上述したように、キー付き係止取付け具３１０がワイヤーハーネスグリッドタイル２６０に一旦挿入されると、ユーザーは、キー付き係止取付け具３１０を装着位置から係止位置にまで９０度回転させる（図２９及び図３０を参照）。キー付き係止取付け具３１０は、これがワイヤーハーネスグリッドタイル２６０において回転されるときにワッシャ４２０を圧縮する。一旦キー付き係止取付け具３１０が溝２８０に係止され、ユーザーがこれを放すと、ワッシャ４２０は伸長する。図２９及び図３０は、キー付き係止取付け具３１０を装着したワイヤーハーネスグリッドタイル２６０の底面を示す。下部３２６の矩形側面突起３３２は、ワイヤーハーネスグリッドタイル２６０の傾斜路２８２に隣接するＶ形溝２８０に配置される。

図３１〜図３４は、ワイヤーハーネスグリッドタイル２６０における代替的なキー付き係止取付け具３１０ｃの装着を示す。キー付き係止取付け具３１０ｃは、図１６〜図１９に例示し、記載したキー付き係止取付け具３１０ａとキー付き係止取付け具３１０ｂとの組み合わせである。キー付き係止取付け具３１０ｃは、翼部３４０及び可撓性フランジ３５０を備える。キー付き係止取付け具３１０ｃは、下部３２６ｃから延在する矩形側面突起３３２ｃと、ワイヤーハーネスグリッドタイル２６０のキー付き穴２７０の側面矩形部２７４とが整列するように配置される。キー付き係止取付け具３１０ｃは、下部３２６ｃが円形穴２７２の１つを通って延在し、かつ矩形側面突起３３２ｃが側面矩形部２７４を通って延在した状態でワイヤーハーネスグリッドタイル２６０に装着される。キー付き係止取付け具３１０ｃがワイヤーハーネスグリッドタイル２６０に一旦挿入されると、ユーザーは、キー付き係止取付け具３１０ｃを装着位置から係止位置にまで９０度回転させる。キー付き係止取付け具３１０ｃを挿入し、回転させるとき、可撓性フランジ３５０は収縮し、平坦化する。キー付き係止取付け具３１０ｃをユーザーが一旦放すと、可撓性フランジ３５０は最初の状態に戻る。

図３５〜図４１は、隣接するワイヤーハーネスグリッドタイルを接合してワイヤーハーネスアセンブリを形成するように設計されたジョイナープレートまたはグリッドタイルコネクタを示す。ジョイナープレートまたはグリッドタイルコネクタにより、合板の支持がなくてもグリッドタイルを組み立てることが可能となり、ワイヤーハーネスアセンブリの正確な整列が保証される。

図３５〜図３７は、ジョイナープレートまたはグリッドタイルコネクタ６００を示す。グリッドタイルコネクタ６００は、高壁部６０２、平底６０４、位置決め用井筒部６０６、隅柱６０８及び補強リブ６１４を備える。隅柱６０８は、ねじ込みインサート６１２付きの対向穿孔６１０を備える（図３７を参照）。外周壁は、更なる支持のためにグリッドタイル２６０の底部２６４に到達するように高くされている。脚３００は、位置決め用井筒部６０６を貫通し、ワイヤーハーネスグリッドタイル２６０が設置される表面によって支えられる。位置決め用井筒部６０６の内面と脚３００の外面との間の嵌合は比較的密接しており、それによってワイヤーハーネスタイルアセンブリの剛性が向上する。ねじ込みインサート６１２付きの対向穿孔６１０は、ハーネスボードグリッドタイル２６０の穴２６８に整列される。

図３８に示すように、ジョイナープレートまたはグリッドタイルコネクタ６２０の代替的な実施形態は、平底６２２、隅柱６２６及び補強リブ６３４を備える。平底６２２は、ワイヤーハーネスグリッドタイル２６０の脚３００を収容する穴を備える。隅柱６２６は、ねじ込みインサート付きの対向穿孔６３０を備える。ねじ込みインサートを対向穿孔６３０に底面から押し込むことにより、留め具１７０を過度に締め付けた場合でもその留め具でねじ込みインサートを引き抜くことができないようになる。

図３９〜図４１は、ジョイナープレートまたはグリッドタイルコネクタ７００を示す。グリッドタイルコネクタ７００は、平底７０４、位置決め用井筒部７０６、隅柱７０８及び補強リブ７１４を備える。隅柱７０８は、ねじ込みインサート７１２付きの対向穿孔７１０を備える（図４１を参照）。脚３００は、位置決め用井筒部７０６を貫通し、ワイヤーハーネスグリッドタイル２６０が設置される表面によって支えられる。位置決め用井筒部７０６の内面と脚３００の外面との間の嵌合は比較的密接しており、それによってワイヤーハーネスタイルアセンブリの剛性が向上する。ねじ込みインサート７１２付きの対向穿孔７１０は、ハーネスボードグリッドタイル２６０の穴２６８に整列される。

留め具１７０は、ワイヤーハーネスグリッドタイル６０、２６０をグリッドタイルコネクタ６００、６２０及び７００に固定するために使用される。できるだけ多数のワイヤーハーネスグリッドタイル６０、２６０を使用して、各ワイヤーハーネスグリッドタイル６０、２６０の倍数に等しい寸法を有する任意のサイズの大型ワイヤーハーネスアセンブリを形成してもよい。隣接するワイヤーハーネスグリッドタイルを共に締結するためにグリッドタイルコネクタ６００、６２０及び７００を使用することにより、ワイヤーハーネスアセンブリシステムの正確な整列が保証される。

本明細書に記載及び例示したワイヤーハーネスアセンブリシステムは、自在かつ安価である。ワイヤーハーネスグリッドタイル及びキー係止取付け具は、容易に組み立てられて、エンドユーザーによって必要とされるワイヤーハーネスアセンブリシステムを形成する。キー付き係止取付け具及び各種の取付け固定具は、所望に応じて、交換可能であり、ユーザーによって容易に調節される。キー付き係止取付け具及び各種の取付け固定具は、鋼またはプラスチック材料によって作製され得る釘を除き、プラスチック材料によって作製される。

更に、本発明の特定の好ましい実施形態について図示及び説明してきたが、本発明の教示から逸脱することなく変更及び修正をなし得ることは当業者にとって明らかであろう。上記の説明及び添付図面に記載された事項は、単に一例として提供されるものであり、限定として提供されるものではない。本発明の実際の範囲は、従来技術に基づく適切な観点で見たときに以下の特許請求の範囲で定められるように意図される。

５０ ワイヤーハーネスアセンブリシステム
６０ ワイヤーハーネスグリッドタイル
６２ 上面
６４ 底面
６６ 側面
６８ 穴
７０ キー付き穴
７２ 中央環状部
７４ 側面矩形部
８０ Ｖ形溝
８２ 傾斜路
９０ 舌片
９２ 溝
１００ 脚
１１０ キー付き係止取付け具または取付けペグ
１７０ 留め具
１８０ 紙または積層シート

Claims (26)

1. ワイヤーハーネスアセンブリシステムであって、
   電線配索アクセサリを収容するための係止取付け具であって、上部と、基部フランジと、下部とを有する本体を備える前記係止取付け具を備え、
   前記下部は、前記基部フランジから延在する位置決めシャフトを備え、前記位置決めシャフトは、互いに対向して配置されたキー付き部材を備え、
   前記係止取付け具は、グリッドタイルのキー付き穴に配置され、前記グリッドタイルにおいて係止位置にまで回転されて、前記係止取付け具に取付けられた前記電線配索アクセサリを固定する、前記ワイヤーハーネスアセンブリシステム。
2. 前記位置決めシャフトは、前記グリッドタイルに前記係止取付け具を容易に装着するための尖頭端部付きの先端を備える、請求項１に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
3. 前記位置決めシャフトから延在する前記キー付き部材は、傾斜付きの上部を有する矩形状の側面突起を備える、請求項１に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
4. 矩形状の前記側面突起は互いに１８０度で配置されており、それにより、前記側面突起は前記グリッドタイルの前記キー付き穴に容易に挿入される、請求項３に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
5. 前記上部は内歯スプラインを具備する円形井筒部を備え、前記内歯スプラインは前記円形井筒部内において互いに等距離で配置されている、請求項１に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
6. スナップ留めラッチが前記基部フランジから延在し、前記スナップ留めラッチは、前記上部と平行であり、かつ前記円形井筒部の上方にまで延在し、前記スナップ留めラッチは、前記電線配索アクセサリと係合するためのフックを備えた遠位端部を有する、請求項５に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
7. 前記係止取付け具を係止位置にまで回転させることを可能にするための、外向きに延在する翼部を更に備える、請求項１に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
8. 前記係止取付け具は、前記下部から外向きに延在する可撓性フランジを更に備える、請求項１に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
9. 前記係止取付け具は圧縮性ワッシャを更に備え、前記圧縮性ワッシャは、前記係止取付け具が前記グリッドタイルにおいて前記係止位置にまで回転することを可能とし、前記係止取付け具を前記係止位置に保持する、請求項１に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
10. 前記係止取付け具の前記上部に装着される釘保持具アセンブリを更に備える、請求項１に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
11. 前記釘保持具アセンブリは１本の釘保持具アセンブリであり、前記１本の釘保持具アセンブリは、１本の釘保持具と、１本の釘固定具とを備える、請求項１０に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
12. 前記１本の釘保持具は、掛止鍔部付きの円筒状本体と、外歯スプラインを具備する取付け胴部とを備える、請求項１１に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
13. 前記係止取付け具の前記上部は内歯スプラインを具備する円形井筒部を備え、
    前記１本の釘保持具の前記取付け胴部は、前記１本の釘保持具の前記取付け胴部の前記外歯スプラインが前記円形井筒部内の前記内歯スプラインに隣接して配置された状態で前記係止取付け具の前記円形井筒部内に配置され、
    それにより、前記内歯スプライン及び前記外歯スプラインは、前記係止取付け具に対する前記１本の釘保持具アセンブリの角度を所定の角度単位で提供する、請求項１２に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
14. 前記１本の釘保持具は、スナップ留めリングと、釘の取付け柄を収容するための開口とを備える、請求項１２に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
15. 前記１本の釘固定具は、本体であって、中心開口と、前記本体の側面において下向きに延在するスナップ留めラッチとを有する前記本体を備える、請求項１４に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
16. 前記スナップ留めラッチは、互いに対向して配置され、前記１本の釘固定具を前記１本の釘保持具に固定するための前記１本の釘保持具の前記スナップ留めリングと係合する、請求項１５に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
17. 前記釘保持具アセンブリは複数本の釘保持具アセンブリであり、前記複数本の釘保持具アセンブリは、複数の釘を保持するための、複数本の釘保持具と、複数本の釘固定具とを備え、前記複数本の釘保持具は、本体と、掛止鍔部と、外歯スプラインを具備する取付け胴部とを備える、請求項１０に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
18. 前記係止取付け具の前記上部は内歯スプラインを具備する円形井筒部を備え、
    前記複数本の釘保持具の取付け胴部は、前記複数本の釘保持具の取付け胴部の前記外歯スプラインが前記係止取付け具の前記円形井筒部内の前記内歯スプラインに隣接して配置された状態で前記係止取付け具の前記円形井筒部内に配置され、それにより、前記内歯スプライン及び前記外歯スプラインは、前記係止取付け具に対する前記複数本の釘保持具アセンブリの角度を所定の角度単位で提供する、請求項１７に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
19. 前記複数本の釘保持具の前記本体は、釘の取付け柄を収容するための複数の穴と、スナップ留めポケットとを備える、請求項１７に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
20. 前記複数本の釘固定具は、複数の穴と、下向きに延在するスナップ留めラッチとを有する本体を備え、前記複数本の釘固定具の前記スナップ留めラッチは、前記複数本の釘保持具の前記本体の前記スナップ留めポケットと係合して、前記複数本の釘固定具を前記複数本の釘保持具に固定する、請求項１９に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
21. 前記係止取付け具の前記上部に装着される取付けブロックを更に備え、前記取付けブロックは、上部と、底部と、前記取付けブロックの前記底部の中央から延在する取付け胴部とを備える、請求項１に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
22. 前記係止取付け具の前記上部は内歯スプラインを具備する円形井筒部を備え、
    前記取付け胴部は、隣接スプラインから等距離で配置された複数の外歯スプラインを備え、
    前記取付け胴部は、前記外歯スプラインが前記円形井筒部内の前記内歯スプラインに隣接して配置された状態で前記円形井筒部内に配置され、
    それにより、前記内歯スプライン及び前記外歯スプラインは、前記係止取付け具に対する前記取付けブロックの角度を所定の角度単位で提供する、請求項２１に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
23. 前記取付けブロックの前記上部は、各種のワイヤーハーネス固定具を収容するための複数の開口を備える、請求項２１に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
24. 前記複数の開口は、補強リブ付きの複数の平行な取付けスロットを備える、請求項２３に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
25. 前記取付けブロックの前記上部は、一対の取付け穴を有する矩形パッドを備える、請求項２１に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。
26. 前記取付けブロックは掛止鍔部を更に備え、
    前記係止取付け具は、前記基部フランジから延在するスナップ留めラッチを更に備え、前記スナップ留めラッチは、フックを備えた遠位端部を有し、
    前記係止取付け具の前記スナップ留めラッチの前記フックは前記取付けブロックの前記掛止鍔部と係合する、請求項２１に記載のワイヤーハーネスアセンブリシステム。

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