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JP6667076B2 - モータ制御装置、およびこのモータ制御装置におけるトルク定数の補正方法 - Google Patents

モータ制御装置、およびこのモータ制御装置におけるトルク定数の補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、同期モータを制御するモータ制御装置およびこのモータ制御装置における補正トルク係数の算出方法に関するものである。
同期モータにおいて速度制御を行う場合、トルク指令と実際にモータから出力される実トルクとの間の関係を表す変換定数は、一般的にトルク定数と呼ばれている。通常、トルク定数は、速度や電流値に関わらず一定値であるとして速度制御系を構成している。しかし、実際にはトルク定数は一定とは限らず、モータに流れる電流や電流制御回路などの影響によってトルク定数は一定とはならない。
これらの対策技術として、従来、例えば特許文献1のような手法がある。特許文献1では、モータを実際に駆動して、トルク指令に対する実際の出力トルクを測定し、その関係からトルク指令に対して補正する手段を介在させている。特許文献1では、その補正されたトルク指令を用いてモータ制御することで、トルク定数を一定に保つようにしている。
しかしながら、上記従来の手法では、モータ仕様に応じたトルク定数は補正することができるが、モータの製造ばらつきや駆動回路の電子部品の特性ばらつきなどの個体差の影響までは補正できないという課題を有している。
特開平11−191990号公報
本発明のモータ制御装置は、モータの回転速度を制御する速度制御部を有し、モータの個体差によるトルク定数のばらつきを抑制するように補正するトルク補正手段を備える。これにより、モータ個体毎のトルクばらつきの影響をなくし、高精度なトルク制御を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態1におけるモータ制御装置を備えたブラシレスモータのブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1のブラシレスモータにおける同期モータの構成例を示す図である。 図3は、ブラシレスモータの速度とトルクの関係を示す図である。 図4Aは、本発明の実施の形態1のブラシレスモータにおけるトルク指令補正部の構成例を示す図である。 図4Bは、本発明の実施の形態1のブラシレスモータにおけるトルク指令補正部の他の構成例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態2におけるモータ制御装置を備えたブラシレスモータのブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるモータ制御装置10を備えたブラシレスモータ100のブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態のブラシレスモータ100は、モータ制御装置10と同期モータ40とを含む構成であり、モータ制御装置10が同期モータ40を通電駆動することにより、本実施の形態のモータである同期モータ40が回転動作する。
図1において、モータ制御装置10は、交流電源20からの交流電圧を整流回路21により直流化し、平滑キャパシタ22を通して平滑化した後、その直流電圧は、モータ制御装置10内に備えた三相のインバータ23に供給される。三相のインバータ23は、供給された直流電圧を任意の電圧に交流化し、交流化された交流電圧の駆動電圧が、永久磁石を備えた同期モータ40に供給される。本実施の形態では、このように、互いに120度位相が異なるU相、V相、W相とする三相で同期モータ40を駆動している。
図2は、本実施の形態における同期モータ40の構成例を示す図である。図2に示すように、同期モータ40は、ロータ41とステータ45とを備えている。ロータ41は、シャフト42を中心として永久磁石43を保持している。ステータ45は、ステータコア46にモータ巻線47を巻回して構成されている。
さらに、本実施の形態では、同期モータ40内にモータ制御装置10として機能する回路部品48pを内蔵してブラシレスモータ100を構成している。これらの回路部品48pは、回路基板48bに実装されており、例えば、インバータ23を構成するスイッチング素子が回路基板48b上に実装されている。さらに、ロータ41の永久磁石43と対向するように、ロータ41の回転位置を検出するための位置検出器51が配置されている。このような構成において、インバータ23からの三相の交流電圧を各相のモータ巻線47に印加してモータ巻線47を通電駆動することで、ロータ41が、軸受44に回転自在に支持されながら回転する。
以上のように構成されたブラシレスモータ100において、ロータ41を回転制御するため、図1に示すように、本実施の形態では、モータ制御装置10が、上述のようなインバータ23などに加えて、電流検出器31と、トルク変換部32と、速度演算部52と、速度制御部53と、トルク指令補正部54と、電流制御部55とを備えている。また、モータ制御装置10には、位置検出器51からロータの位置を示すロータ位置情報Prが通知される。さらに、モータ制御装置10には、例えば外部のコントローラなどから、同期モータ40を回転制御するための指令として、回転速度を制御するための速度指令ω*が通知される。
次に、図1のモータ制御装置10において、速度演算部52は、位置検出器51によって検出したロータ位置情報Prから、例えば微分演算によりモータ速度を算出し、検出速度ωとして速度制御部53に通知する。速度制御部53は、速度指令ω*と検出速度ωとの偏差が零となるようなトルク指令iq*を算出して出力する。すなわち、速度制御部が、速度指令ω*と検出速度ωとの偏差に基づきトルク指令iq*を算出している。トルク指令補正部54では、速度制御部53から出力されたトルク指令iq*に対して、補正トルク係数C(crr)を乗算して補正を行い、得られた補正トルク指令iq*(crr)を電流制御部55に渡す。本実施の形態では、速度偏差に基づくトルク指令をさらに補正するトルク指令補正部54を設けることによって、トルク定数を一定に保っている。すなわち、本実施の形態では、モータの個体差によるトルク定数のばらつきを抑制するように補正するトルク補正手段として、このトルク指令補正部54を備えている。
また、電流検出器31は、駆動用の交流電圧である駆動電圧Vdrをモータ巻線47に印加したときに流れる電流を検出し、モータ電流Idetとしてトルク変換部32に出力する。トルク変換部32は、電流検出器31によって検出したモータ電流Idetをトルクに単位変換し、検出トルクiqとして電流制御部55に出力する。電流制御部55は、補正後のトルク指令iq*(crr)と検出トルクiqとの偏差が零となるような電圧指令Vcを算出し三相のインバータ23に出力する。すなわち、電流制御部55は、補正トルク指令iq*(crr)と検出したモータ電流Idetとに基づき、同期モータ40のモータ巻線47を駆動するための電圧指令Vcを生成している。そして、インバータ23が、電圧指令Vcに基づき駆動電圧Vdrを生成し、生成した駆動電圧Vdrをモータ巻線47に印加する。
次に、前述のトルク指令補正部54の構成および動作について、さらに詳しく説明する。
まず、d−q軸としてモータのベクトル制御でよく知られているように、ブラシレスモータ100のロータ41の永久磁石43の磁束方向の軸をd軸、d軸から回転方向に90度位相が進んだ軸をq軸とする。そして、d軸の電流をd軸電流id、q軸の電流をq軸電流iq、モータ巻線47のd軸インダクタンスをLd、q軸インダクタンスをLq、同期モータ40の誘起電圧定数をKe、極対数をPnとすると、ブラシレスモータ100のトルクTは次の式(1)で表される。
Figure 0006667076
ブラシレスモータの最も一般的で従来から用いられている制御の手法として、d軸電流を0に保つid=0制御がある。この場合、電流ベクトルは負荷状態に応じてq軸上を移動することになる。d軸電流id=0となると、式(1)からわかるようにリラクタンストルクTr=0となり、発生トルクはマグネットトルクTmのみとなる。そして、この場合、式(1)は、次の式(2)のように変形して示される。すなわち、式(2)から明らかなように、トルクは、q軸電流iqのみに比例するため、トルクの線形制御が容易になる。
Figure 0006667076
ところで、図3は、ブラシレスモータ100の速度とトルクの関係を表した図である。ブラシレスモータ100のモータ巻線47へ印加電圧Vを印加すると、無負荷時のモータ速度ω0は、次の式(3)で表される。
Figure 0006667076
式(3)を変形すると、誘起電圧定数Keは次の式(4)となる。
Figure 0006667076
一方、式(2)から、あらかじめ誘起電圧定数Kstdが明確となっている基準モータのトルクTstdは、次の式(5)で表される。
Figure 0006667076
ここで、量産モータのトルクTsmpl、誘起電圧定数Ksmplとして、式(5)に代入すると、次の式(6)となる。
Figure 0006667076
ここで、式(4)から基準モータに任意の電圧Vaを印加した時の無負荷速度をωstdとすると、誘起電圧定数Kstdは次の式(7)で表される。
Figure 0006667076
また、同条件で量産モータに任意の電圧Vaを印加した時の無負荷速度をωsmplとすると、誘起電圧定数Ksmplは次の式(8)で表される。
Figure 0006667076
式(6)に式(7)、(8)を代入すると、次の式(9)となる。
Figure 0006667076
以上から、量産モータにおけるq軸電流iqに対して、ωsmpl/ωstdを乗算することによって基準モータと同様のトルク値となることがわかる。ここで、トルク指令補正部54の補正トルク係数C(crr)が、このωsmpl/ωstd、すなわち、量産モータにおける無負荷速度をωsmplと基準モータにおける無負荷速度をωstdとの比である。
図4Aは、このような補正処理を行うトルク指令補正部54の構成例を示す図である。図4Aに示すように、トルク指令補正部54は、乗算器54xを有しており、入力されたトルク指令iq*に対して、補正トルク係数C(crr)=ωsmpl/ωstdを乗算し、乗算結果を補正トルク指令iq*(crr)として出力する。
このように、本実施の形態では、トルク補正手段としてトルク指令補正部54を設けることにより、速度制御部53から出力されたトルク指令iq*に対して補正トルク係数C(crr)を用いて補正を行っている。そして、このようなトルク指令(q軸電流指令)の補正によって、モータ個体差が影響するトルクばらつきをなくし、トルク定数を一定に保つことができる。
つまり、あらかじめ標準品としてトルク定数がわかっている基準モータで、あらかじめ定めた所定の電圧をモータ巻線へ印加したときの無負荷最高速度を測定しておき、量産工程においてモータ全数を同条件で無負荷最高速度を測定する。そして、その速度と標準品の速度、すなわち、無負荷状態において基準モータのモータ巻線に所定の電圧を印加したときの無負荷速度ωstdと、無負荷状態において同期モータ40のモータ巻線47に所定の電圧を印加したときの無負荷速度ωsmplとの比ωsmpl/ωstdから、トルクを補正する補正トルク係数C(crr)を算出し、トルク指令iq*に対して補正トルク係数C(crr)を乗算して補正を行う本実施の形態でのトルク定数の補正方法を実施することで、モータ毎のトルクばらつきを改善することができる。また、具体的には、例えば、量産工程において測定した無負荷最高速度に基づく補正トルク係数C(crr)をメモリなどの記憶部に記憶させ、トルク指令補正部54によって補正するような構成すればよい。
なお、以上の説明では、モータ巻線への印加電圧を一定とした無負荷速度に基づく補正トルク係数C(crr)によって、補正処理する方法を示したが、トルク補正手段として、モータ速度を一定とした時の印加電圧値に基づく補正トルク係数Cv(crr)によって補正をしてもよい。
この場合、補正トルク係数Cv(crr)は次のように算出すればよい。
まず、式(4)から、基準モータを所定の速度ωaで回転制御しているときの印加電圧をVstdとすると、誘起電圧定数Kstdは次の式(10)で表される。
Figure 0006667076
また、同条件で量産モータにて所定の速度ωaで回転制御しているときの印加電圧をVsmplとすると、誘起電圧定数Ksmplは次の式(11)で表される。
Figure 0006667076
式(6)に式(10)、(11)を代入すると、次の式(12)となる。
Figure 0006667076
以上から、量産モータにおけるトルク指令(q軸電流指令)iq*に対して、Vstd/Vsmplとなる補正トルク係数Cv(crr)を乗算することでもモータ個体差が影響するトルクばらつきを補正することができる。すなわち、補正トルク係数Cv(crr)を、無負荷状態において、あらかじめトルク定数がわかっている基準モータが所定の速度で回転制御されているときのモータ巻線への印加電圧Vstdと、個々のブラシレスモータ100が同様の所定の速度で回転制御されているときのモータ巻線47への印加電圧Vsmplとの比Vstd/Vsmplとしてもよい。
図4Bは、このような補正処理を行う場合のトルク指令補正部54の構成を示す図である。図4Bに示すように、トルク指令補正部54は、乗算器54xを有しており、入力されたトルク指令iq*に対して、補正トルク係数Cv(crr)=Vstd/Vsmplを乗算し、乗算結果を補正トルク指令iq*(crr)として出力する。
なお、本実施の形態では、補正したトルクである補正トルク指令iq*(crr)は電流制御部55のみで使用しているが、その他の制御器、または、演算で使用しても良い。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2におけるモータ制御装置11を備えたブラシレスモータ101のブロック図である。本モータ制御装置11は、図1で示す実施の形態1との比較において、トルク指令iq*の補正に代えて、検出トルクiqを補正する検出トルク補正部33を備えている。なお、図5において図1と同じ構成要素については同じ符号を付しており、これら要素については詳細な説明は省略する。
図5において、速度演算部52は、位置検出器51によって検出したロータ位置情報Prからモータ速度を算出し、検出速度ωとして速度制御部53に通知する。速度制御部53は、速度指令ω*と検出速度ωとの偏差が零となるようなトルク指令iq*を算出して出力する。
一方、トルク変換部32は、電流検出器31によって検出したモータ電流Idetをトルクに単位変換し、検出トルクiqとして出力する。そして、検出トルク補正部33は、検出トルクiqに対して、補正トルク係数Cd(crr)を用いて補正を行い、得られた補正トルクiq(crr)を電流制御部55に渡す。本実施の形態では、検出したモータ電流Idetに基づく検出トルクをさらに補正する検出トルク補正部33を設けることによって、トルク定数を一定に保っている。
そして、電流制御部55は、トルク指令iq*と補正トルクiq(crr)との偏差が零となるような電圧指令Vcを算出し三相のインバータ23に出力する。
ここで、検出トルク補正部33の補正内容に関しては、検出トルク(検出したq軸電流)に対して、実施形態1の式(式9)のように、補正トルク係数Cd(crr)=ωsmpl/ωstdを乗算することによって、基準モータと同様のトルク値を得ている。本実施の形態では、このような検出トルクiqに対する補正によって、モータ個体差が影響するトルクばらつきをなくし、トルク定数を一定に保つことができる。
また、本実施の形態では、検出トルク(検出したq軸電流)に対して、実施形態1の式(12)のように補正トルク係数Cdv(crr)=Vstd/Vsmplを乗算することでもモータ個体差が影響するトルクばらつきを補正することができる。
以上のように、本発明にかかるモータ制御装置はモータ個体差によるトルクばらつきを解消することが可能となるので、サーボモータなどの速度制御部(電流マイナーループを含む)を持つモータ制御装置全般に利用することができる。
10,11 モータ制御装置
20 交流電源
21 整流回路
22 平滑キャパシタ
23 インバータ
31 電流検出器
32 トルク変換部
33 検出トルク補正部
40 同期モータ
41 ロータ
42 シャフト
43 永久磁石
44 軸受
45 ステータ
46 ステータコア
47 モータ巻線
48b 回路基板
48p 回路部品
51 位置検出器
52 速度演算部
53 速度制御部
54 トルク指令補正部
54x 乗算器
55 電流制御部
100,101 ブラシレスモータ

Claims (7)

  1. モータの回転速度を制御する速度制御部を少なくとも有するモータ制御装置において、
    前記モータの個体差によるトルク定数のばらつきを抑制するように補正するトルク補正手段を備え
    前記トルク補正手段は、印加電圧が一定の場合の無負荷最高速度に基づき前記トルク定数を補正することを特徴とするモータ制御装置。
  2. モータの回転速度を制御する速度制御部を少なくとも有するモータ制御装置において、
    前記モータの個体差によるトルク定数のばらつきを抑制するように補正するトルク補正手段を備え、
    前記トルク補正手段は、前記モータの速度が一定の場合のモータ印加電圧に基づき前記トルク定数を補正することを特徴とするモータ制御装置。
  3. 前記トルク補正手段を用いて、前記速度制御部から出力されるトルク指令を補正することを特徴とする請求項またはに記載のモータ制御装置。
  4. 前記トルク補正手段を用いて、前記モータの検出電流または検出トルクを補正することを特徴とする請求項またはに記載のモータ制御装置。
  5. 速度指令と検出速度との偏差に基づきトルク指令を算出する前記速度制御部と、
    前記トルク指令に対して補正トルク係数を乗算して補正を行い、補正トルク指令として出力する前記トルク補正手段としてのトルク指令補正部と、
    前記補正トルク指令と検出したモータ電流とに基づき、前記モータのモータ巻線を駆動するための電圧指令を生成する電流制御部と、
    前記電流制御部からの電圧指令に基づき、前記モータ巻線を通電駆動するための駆動電圧を生成するインバータと備え、
    前記補正トルク係数は、無負荷状態において、あらかじめトルク定数がわかっている基準モータのモータ巻線に所定の電圧を印加したときの無負荷速度と、前記モータのモータ巻線に所定の電圧を印加したときの無負荷速度との比であることを特徴とするモータ制御装置。
  6. 速度指令と検出速度との偏差に基づきトルク指令を算出する前記速度制御部と、
    前記トルク指令に対して補正トルク係数を乗算して補正を行い、補正トルク指令として出力する前記トルク補正手段としてのトルク指令補正部と、
    前記補正トルク指令と検出したモータ電流とに基づき、前記モータのモータ巻線を駆動するための電圧指令を生成する電流制御部と、
    前記電流制御部からの電圧指令に基づき、前記モータ巻線を通電駆動するための駆動電圧を生成するインバータと備え、
    前記補正トルク係数は、無負荷状態において、あらかじめトルク定数がわかっている基準モータが所定の速度で回転制御されているときのモータ巻線への印加電圧と、前記モータが前記所定の速度で回転制御されているときのモータ巻線への印加電圧との比であることを特徴とするモータ制御装置。
  7. 請求項5または6に記載のモータ制御装置におけるトルク定数の補正方法であって、
    あらかじめ標準品として前記トルク定数がわかっている基準モータで、あらかじめ定めた所定の電圧をモータ巻線へ印加したときの無負荷最高 速度を測定するステップと、
    量産工程においてモータ全数を同条件で無負荷最高速度を測定するステップと、
    無負荷状態において前記基準モータのモータ巻線に所定の電圧を印加したときの無負荷速度と、無負荷状態において前記モータのモータ巻線に所定の電圧を印加したときの無負荷速度との比を算出し、前記補正トルク係数とするステップと、
    前記トルク指令に対して前記補正トルク係数を乗算して補正するステップと、を備えたことを特徴とするモータ制御装置におけるトルク定数の補正方法。
JP2016571861A 2015-01-28 2016-01-26 モータ制御装置、およびこのモータ制御装置におけるトルク定数の補正方法 Active JP6667076B2 (ja)

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