JP6654742B2 - エレベータ装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、エレベータ装置のかごへの避難に要する時間を短縮することを目的とする。
警備装置の動作モードとして、建物のいずれかの階に設置された防犯センサから検知信号が入力されても異常を通報せず、かつその他の階に設置された防犯センサから検知信号が入力されると異常を通報するモードが設定可能であってもよい。このとき警備装置の出力信号は、動作モードの設定状態を示す信号であってもよい。
警備装置の動作モードとして、建物内部に設けられた第1防犯センサから検知信号が入力されても異常を通報せず、かつ建物の外周又は建物の開閉部に設置された第2防犯センサから検知信号が入力されると異常を通報するモードが設定可能であってもよい。このとき警備装置の出力信号は、第1防犯センサの検知結果を示す信号であってもよい。
かご操作部は、かご戸を閉じるためのボタンを備えてもよい。かご戸制御部は、防犯運転モードにおいてボタンを押し続けた場合にかご戸を第1速度で閉じてもよい。
かご戸制御部は、防犯運転モードにおいてかご操作部の操作に応じてかご戸を閉じる際に、閉じる途中のかご戸を反転して開く反転装置を無効にしてもよい。
本発明の他の形態によれば、建物に設けられた昇降路を昇降するかごを有するエレベータ装置が与えられる。エレベータ装置は、かご内に設けられるかご操作部と、建物の複数の階の乗り場にそれぞれ設けられる乗場操作部と、建物の異常を監視する警備装置から異常検知信号を受信した場合に、エレベータ装置の運転モードを通常運転モードから防犯運転モードへ切り替える運転モード切替部と、かご操作部の操作に応じてかご戸を閉じるかご戸制御部と、防犯運転モードにおいて乗場操作部の操作を無効にする操作無効化部と、かご内に避難した利用者の操作にしたがって、安全度の異なる複数の避難レベルにて段階的に建物への侵入者から利用者を避難させる防犯手段と、エレベータ装置による利用者の避難レベルを外部の通信装置へ通報する避難レベル通報部を備えてもよい。
本発明の更なる他の形態によれば、建物に設けられた昇降路を昇降するかごを有するエレベータ装置の制御方法が与えられる。この制御方法では、建物の異常を監視する警備装置から異常検知信号を受信した場合に、エレベータ装置の運転モードを通常運転モードから防犯運転モードへ切り替え、かご内に設けられるかご操作部の操作に応じてかご戸を閉じ、防犯運転モードにおいて、建物の複数の階の乗り場にそれぞれ設けられた乗場操作部の操作を無効にし、かご内に避難した利用者の操作に従って、安全度の異なる複数の避難レベルにて段階的に建物への侵入者から利用者を避難させ、エレベータ装置による利用者の避難レベルを外部の通信装置へ通報する。
(警備システムの全体構成)
図1を参照する。警備システム1は、監視対象である監視区域2に建てられた建物3の内部に設置され各階の異常をそれぞれ検知する複数の内部センサ4aと、建物3の窓やドアなどの開閉部6に設けられる開閉部センサ4bと、建物3の外周の異常を検知する外周センサ4cを備える。また、警備システム1は、内部センサ4a、開閉部センサ4b及び外周センサ4cにそれぞれ接続される警備装置5と、監視センタ7に設置され通信回線NTを通じて警備装置5に接続されるセンタ装置8を備える。
図1は、建物3が3階建ての場合を示すが、建物3の階数は3階に限定されるものではなく2階以上であればよい。すなわち、2階でもよく4階以上でもよい。
以下、内部センサ4a、開閉部センサ4b及び外周センサ4cを総称して「防犯センサ4」と表記することがある。
防犯センサ4は、異常を検知すると検知信号を警備装置5に送信する。防犯センサ4と警備装置5との間の通信は有線または無線で行われる。警備装置5は、防犯センサ4からの検知信号により監視区域2に発生した異常、例えば建物3への侵入者9の侵入を検知する。
以下、乗り場13a〜13cを総称して「乗り場13」と表記することがあり、乗場操作部14a〜14cを総称して「乗場操作部14」と表記することがあり、乗場戸19a〜19cを総称して「乗場戸19」と表記することがある。
制御ボックス17は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等のCPU周辺部品とを含む電子回路であってもよい。制御ボックス17が備えるCPUは、記憶媒体に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより、制御ボックス17が行なうべき処理を実行する。
また、建物3の利用者20が建物3の中にいる場合でも建物3の一部に警備セットモードを設定してもよい。この場合には、利用者20の所在範囲に部分的に警備解除モードを設定し、内部センサ4aが利用者20を検知しても異常がセンタ装置8へ通報されないようにしつつ、侵入者9の侵入が検知されると異常がセンタ装置8へ通報される。
運転モードが防犯運転モードへ切り替わった時に、制御ボックス17は、利用者20がかご11に乗り込むべき待機階にてかご戸18が開いたままの状態でかご11を待機させる。
また、かご戸18が開いたままの状態で待機させることにより、戸開操作からかご戸18が開くまでにかかる時間が生じる避難の遅れを防止できる。
また、建物3の内部のみを警備解除モードに設定し、建物3の外周及び開閉部6を警備セットモードにした場合には、内部センサ4aが利用者20を検知する階を待機階としてもよい。例えば、開閉部センサ4b及び外周センサ4cが異常を検知するより前に内部センサ4aが利用者20を検知していた階を待機階としてもよい。
以下、警備システム1の各部の機能構成について説明する。まず、警備装置5の機能構成を説明する。図2を参照する。警備装置5は、制御部30と、センサインタフェース31と、操作部32と、表示部33と、通信部34と、記憶部35を備える。
操作部32は、警備装置5の動作モード(例えば、警備セットモードや警備解除モード)を設定するために操作されるキー入力部と、利用者の認証情報を読み取るための読取部とを備えて構成される。操作部32は、認証情報を読み込ませて利用者を照合した上で操作入力が許容される。また、操作部32は、表示部33の液晶モニタにタッチパネルを設けることにより、該タッチパネルにて構成してもよい。
表示部33は、利用者に対して操作のガイドなどを出力する機能を備えている。表示部33は、液晶ディスプレイ、表示灯、スピーカなどにより構成することができる。表示部33は、操作部32の近傍に設置されるか、あるいは操作部32と一体的に設置される。表示部33により、操作のガイドやメニュー表示が行われる。操作のガイド等は、スピーカからの音声報知で行われてもよい。
警備装置5の動作モードを警備解除モードから警備セットモードへと切り替える切換操作である警備セット操作が行われた場合、モード設定部36は、防犯センサ4が異常を検知しているか否かを判断する。
警備装置5の動作モードを警備セットモードから警備解除モードへと切り替える切換操作である警備解除操作が行われた場合、モード設定部36は、警備装置5の動作モードを警備解除モードへと移行する。
さらにモード設定部36は、通信部34を介して警備装置5の動作モードの設定状態を示すモード設定信号を制御ボックス17へ出力する。
異常判定部37は、通信部34を介して、内部センサ4aによる検知結果を示す内部センサ検知信号を制御ボックス17へ出力する。
通報制御部38は、異常判定部37が異常と判定するとかかる異常を示す通報信号を通信部34によりセンタ装置8に送信する。通報信号は、警備装置5の識別番号、異常を検知したセンサのID番号、センサの種類及びその設置位置の情報を含んでよい。また、通報制御部38は、異常判定部37が異常と判定すると制御ボックス17にも異常検知信号を出力する。
続いて、エレベータ装置10の機能構成を説明する。図3を参照する。かご操作部12は、操作ボタン40と操作部制御回路41を備える。操作ボタン40は、例えばかご11の行き先階を登録する行先階ボタンや、かご11のかご戸18を閉じるための戸閉ボタン、かご戸18を開くための戸開ボタンを含んでよい。
操作ボタン40は、操作部制御回路41に接続されている。操作部制御回路41は、制御ボックス17に通信ケーブルで接続されており、操作部制御回路41と制御ボックス17とが行う通信により、操作ボタン40によるエレベータ装置10に操作指示が制御ボックス17に入力される。
制御ボックス17は、かご操作部12及び乗場操作部14a〜14cから入力された情報に基づいて、昇降駆動手段16の動作を制御してかご11を昇降させる昇降制御処理と、戸開閉装置49を制御してかご戸18を開閉する戸開閉処理と、を実行するように構成されている。
制御ボックス17は、図示しない通信部により警備装置5から異常検知信号を受信する。制御ボックス17にて異常検知信号が受信されると、運転モード切替部44は、エレベータ装置10の運転モードを、通常運転モードから防犯運転モードへ切り替える。
また例えば運転モード切替部44は、センタ装置8からの指示に基づいて警備装置5から出力される解除信号を受信した場合に、エレベータ装置10の運転モードを自動的に通常運転モードへ切り替えてもよい。
また、待機制御部45は、警備装置5から受信したモード設定信号に基づいて、警備解除モードが部分的に設定されているか否かを判断してもよい。
また、建物3の内部のみが警備解除モードに設定され、建物3の外周及び開閉部6が警備セットモードに設定された場合には、待機制御部45は、警備装置5から受信した内部センサ検知信号に基づいて、内部センサ4aが利用者20を検知した階を判断してもよい。待機制御部45は内部センサ4aが利用者20を検知した階を待機階としてもよい。例えば待機制御部45は、開閉部センサ4b及び外周センサ4cが異常を検知するより前に内部センサ4aが利用者20を検知していた階を待機階としてもよい。
かご11が待機階以外の階に着床している場合には、待機制御部45は、かご11を待機階へ移動させる。かご11が待機階に着床すると、待機制御部45は戸開閉装置49を制御してかご戸18を開く。待機制御部45は、かご戸18が開いたままの状態で待機させる。
防犯運転モードにおいてかご操作部12の操作に応じてかご戸18を閉じる第1速度は、通常運転モードにおいてかご戸18を閉じる第2速度よりも早くてもよい。すなわち、かご戸制御部46は、防犯運転モードにおいてかご操作部12の操作に応じてかご戸18を閉じる際に、通常運転モードにおける第2速度よりも早い第1速度でかご戸18を閉じてもよい。
なお、かご戸18を高速で閉じるとかご11へ避難しようとする利用者20がかご戸18に挟まる虞がある。このため、かご戸制御部46は、かご戸18を閉じるためのボタンが押し続けられた場合にかご戸18を第1速度で閉じてもよい。かご戸18を閉じるためのボタンは、例えばかご操作部12に含まれる戸閉ボタンであってもよく行先階ボタンであってもよい。
なお、反転制御を無効にすると、かご11へ避難しようとする利用者20がかご戸18に挟まってもかご戸18を反転せず、利用者20がかご戸18に挟まったままになる虞がある。このため、かご戸制御部46は、かご戸18を閉じるためのボタンが押し続けられた場合に反転制御を無効にしてもよい。
なお、内部センサ4aは、第1防犯センサの一例である。開閉部センサ4b及び外周センサ4cは第2防犯センサの一例である。モード設定信号は、警備装置5の動作モードの設定状態を示す警備装置5の出力信号の一例である。内部センサ検知信号は、内部センサ4aの検知結果を示す警備装置5の出力信号の一例である。反転制御部48は反転装置の一例である。
次に、第1実施形態のエレベータ装置10の動作の一例を説明する。図4を参照する。
制御ボックス17にて異常検知信号が受信されると、ステップS1において運転モード切替部44は、エレベータ装置10の運転モードを通常運転モードから防犯運転モードへ切り替える。
運転モードが防犯運転モードへ切り替わった時に、ステップS2において待機制御部45は、利用者20が乗り込むべき待機階にかご11が着床しているか否かを判断する。
ステップS3において待機制御部45は、かご戸18が開いたままの状態でかご11を待機させる。
ステップS4においてかご戸制御部46は、かご操作部12が操作されたか否かを判断する。かご操作部12が操作された場合(ステップS4:Y)に処理はステップS5へ進む。かご操作部12が操作されない場合(ステップS4:N)に処理はステップS3へ戻る。
ステップS6においてかご戸制御部46は、反転制御部48による反転制御を無効にする。
ステップS7においてかご戸制御部46は、ステップS4におけるかご操作部12の操作に応じてかご戸18を第1速度で閉じる。
(1)エレベータ装置10の運転モードが防犯運転モードへ切り替わった時に、待機制御部45は、利用者20がかご11に乗り込むべき待機階にてかご戸18が開いたままの状態でかご11を待機させる。これにより、利用者20はかご11を乗場操作部14で呼び出す必要がなくなり、呼び出し操作後のかご11の移動時間により生じる避難の遅れを防止できる。
(6)かご戸制御部46は、防犯運転モードにおいてかご操作部12のボタンを押し続けた場合にかご戸18を第1速度で閉じる。これにより高速で閉じるかご戸18に利用者20が挟まることを防止できる。
(7)かご戸制御部46は、防犯運転モードにおいてかご操作部12の操作に応じてかご戸18を閉じる際に、反転制御部48による反転制御を無効にする。これにより反転制御により生じるかご11への避難の完了の遅れを低減できる。また、侵入者9がかご戸18に手や足を挟んだりすることによりかご戸18を開いてかご11への避難を妨害するのを防止できる。
(1)エレベータ装置10は、かご操作部12及び乗場操作部14の操作を無効とするチャイルドロック機構を備えてもよい。エレベータ装置10は、制御ボックス17にて異常検知信号が受信されるとチャイルドロック機構を無効にするチャイルドロック無効化部を備えてもよい。異常検知信号の受信時にチャイルドロック機構を無効にすることにより、異常発生時にチャイルドロック機構が子供の避難を妨害するのを防止できる。また、チャイルドロック機構による避難の遅れを防止できる。
続いて、第2実施形態について説明する。第2実施形態の警備システム1及び警備装置5の構成は、図1及び図2に示す構成と同様である。
第2実施形態のエレベータ装置10は、防犯運転モードにおいてかご11内に避難した利用者20の操作に従って、安全度の異なる複数の避難レベルにて段階的に利用者20を侵入者9から避難させる防犯手段を備える。
例えば第1の避難レベルでは、第1実施形態と同様に、かご11内に利用者20がいる状態でかご操作部12の操作に従ってかご戸18を閉じて乗場操作部14の操作を無効にする。
例えば第3の避難レベルでは、エレベータ装置10は、かご操作部12の操作に従ってかご11内に利用者20が避難した状態でかご11を階間の任意の位置へ移動させる。かご11を階間へ移動させることによりかご11へのアクセスがより困難になるので、第2の避難レベルよりも安全度の高いレベルで利用者20を避難させることができる。
なお、避難レベルの数は4に限られず2以上4未満でもよく、4より大きくてもよい。避難レベルが4未満の場合には、第2〜第4の避難レベルのいずれかを省略してもよい。また、各避難レベルにおける避難形態は上記の形態に限られず、他の形態の避難を行ってもよい。
さらにエレベータ装置10は、エレベータ装置10が利用者20を避難させる避難レベルを外部の通信装置へ通報する。避難レベルを外部へ通報することにより、利用者20が置かれている状況の危険度を外部の人間に知らせることができる。例えばエレベータ装置10は、警備装置5を介してセンタ装置8へ通報してもよい。
利用者20がかご操作部12の行先階ボタンを押下すると、退避制御部50は、第2の避難レベルの避難動作として第2避難動作を行う。第2避難動作において退避制御部50は、押下された行先階ボタンに対応する階へかご11を移動させる。
図6の(a)及び図6の(b)を参照する。参照符号52はかご11内に設けられた防犯戸を示し、参照符号53はかご11の内壁を示し、参照符号54は防犯戸52を内壁53に固定する固定装置を示し、参照符号55は防犯戸52がかご11の出入口を閉鎖した状態で防犯戸52を施錠する防犯戸施錠装置を示す。なお、図示の例ではかご戸18は引き戸18a及び18bを有する2枚戸片開きドアであるが、かご戸18の構成はこれに限定されるものではない。
退避制御部50は、固定装置54による固定状態を監視しており、防犯戸52の固定が解除されると、かご操作部12及び乗場操作部14の操作によるかご戸18の自動開扉を無効にする。
防犯戸52が出入り口を閉鎖する位置に至ると、防犯戸施錠装置55は、出入り口を閉鎖した防犯戸52を施錠する。
図5を参照する。退避制御部50は防犯戸施錠装置55の施錠状態を監視し、防犯戸施錠装置55が防犯戸52を施錠すると、かご戸18及び乗場戸19の一方又は両方を施錠する。
防犯戸施錠装置55が防犯戸52を施錠すると、退避制御部50は第1施錠装置67及び第2施錠装置68により乗場戸19の下部及び上部をそれぞれ固定する。
図5を参照する。避難レベル通報部51は、エレベータ装置10が利用者20を避難させる現在の避難レベルを外部の通信装置へ通報する。例えば避難レベル通報部51は、警備装置5を介してセンタ装置8へ通報してもよい。
退避制御部50、防犯戸52、第1施錠装置67及び第2施錠装置68は、侵入者9から利用者20を避難させる防犯手段の一例である。
次に、第2実施形態のエレベータ装置10の動作の一例を説明する。図9を参照する。
制御ボックス17にて異常検知信号が受信されると、ステップS1において運転モード切替部44は、エレベータ装置10の運転モードを通常運転モードから防犯運転モードへ切り替える。
ステップS11では、第1の避難レベルの避難動作である第1避難動作を行う。第1避難動作は、第1実施形態における図4のステップS2〜S7の避難動作と同様であってよい。
ステップS12において避難レベル通報部51は、利用者20を避難させる現在の避難レベルが第1の避難レベルであることをセンタ装置8へ通報する。
第2〜第4の避難レベルの避難動作を開始する操作を受け付けるまで処理はステップS13へ戻る(ステップS13:N)。操作を受け付けると(ステップS13:Y)処理はステップS14へ進む。
ステップS20において退避制御部50は、かご操作部12及び乗場操作部14の操作によるかご戸18の自動開扉を無効にする。
ステップS21において退避制御部50は、押下された行先階ボタンに対応する階へかご11を移動させる。
移動先の階が安全である場合、利用者20はかご操作部12の戸開ボタンを押下することによりかご戸18を開き、安全な階へ避難することができる。
ステップS24において退避制御部50は、かご戸18を開く。
ステップS30において退避制御部50は、かご操作部12及び乗場操作部14の操作によるかご戸18の自動開扉を無効にする。
ステップS31において退避制御部50は、図9のステップS13で始まった行先階ボタンの長押し操作が継続している間だけかご11を昇降させる。
防犯戸52が出入り口を閉鎖する位置に至ると、ステップS41において防犯戸施錠装置55は、出入り口を閉鎖した防犯戸52を施錠する。
防犯戸施錠装置55が防犯戸52を施錠すると、ステップS42において退避制御部50は、かご戸18及び乗場戸19の一方又は両方を施錠する。その後、第4避難レベルのまま処理は図9のステップS18へ進む。
ステップS19において運転モード切替部44は、防犯運転モードを解除すべきか否かを判断する。防犯運転モードを解除すべきでない場合(ステップS19:N)に処理はステップS13に戻り、防犯運転モードを継続する。防犯運転モードを解除すべきである場合(ステップS19:Y)に運転モード切替部44は、運転モードを通常運転モードに切り替えて処理を終了する。
(1)エレベータ装置10は、かご11内に避難した利用者20の操作に従って、安全度の異なる複数の避難レベルにて段階的に侵入者9から利用者20を避難させる防犯手段を備える。このため、利用者20が置かれている状況の危険度に応じて段階的に避難レベルを上げ、避難した利用者20の安全を確保することができる。
(2)避難レベル通報部51は、利用者20を避難させる現在の避難レベルを外部に通報する。これにより利用者20が置かれている状況の危険度を外部の人間に知らせることができる。この結果、危険度を知らされた外部の人間は、利用者20が置かれている状況の危険度に応じて異常事態へ対処方法を選択することができる。
Claims (11)
- 建物に設けられた昇降路を昇降するかごを有するエレベータ装置であって、
前記かご内に設けられるかご操作部と、
前記建物の複数の階の乗り場にそれぞれ設けられる乗場操作部と、
前記建物の異常を監視する警備装置から異常検知信号を受信した場合に、前記エレベータ装置の運転モードを通常運転モードから防犯運転モードへ切り替える運転モード切替部と、
前記運転モードが前記防犯運転モードへ切り替わったときに、前記建物の利用者が前記かごに乗り込むべき待機階にてかご戸が開いたままの状態で前記かごを待機させる待機制御部と、
前記かご操作部の操作に応じて前記かご戸を閉じるかご戸制御部と、
前記防犯運転モードにおいて前記乗場操作部の操作を無効にする操作無効化部と、
を備えることを特徴とするエレベータ装置。 - 前記待機制御部は、前記警備装置の出力信号に応じて定まる前記待機階へ前記かごを移動させることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
- 前記警備装置の動作モードとして、前記建物のいずれかの階に設置された防犯センサから検知信号が入力されても異常を通報せず、かつ前記建物の前記いずれかの階以外の階に設置された防犯センサから検知信号が入力されると異常を通報するモードが設定可能であり、
前記警備装置の前記出力信号は、前記動作モードの設定状態を示すことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。 - 前記警備装置の動作モードとして、前記建物内部に設けられた第1防犯センサから検知信号が入力されても異常を通報せず、かつ前記建物の外周又は前記建物の開閉部に設置された第2防犯センサから検知信号が入力されると異常を通報するモードが設定可能であり、
前記警備装置の前記出力信号は、前記第1防犯センサの検知結果を示すことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。 - 前記防犯運転モードにおいて前記かご操作部の操作に応じて前記かご戸を閉じる第1速度が、前記通常運転モードにおいて前記かご戸を閉じる第2速度よりも早いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
- 前記かご操作部は、前記かご戸を閉じるためのボタンを備え、
前記かご戸制御部は、前記防犯運転モードにおいて前記ボタンを押し続けた場合に前記かご戸を前記第1速度で閉じることを特徴とする請求項5に記載のエレベータ装置。 - 前記かご戸制御部は、前記防犯運転モードにおいて前記かご操作部の操作に応じて前記かご戸を閉じる際に、閉じる途中のかご戸を反転して開く反転装置を無効にすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
- 前記かご戸又は前記乗り場の乗場戸の少なくとも一方の下部に設けられ、前記防犯運転モードにおいて前記かご戸又は前記乗場戸の前記少なくとも一方が開くことを防止する施錠装置を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
- 建物に設けられた昇降路を昇降するかごを有するエレベータ装置であって、
前記かご内に設けられるかご操作部と、
前記建物の複数の階の乗り場にそれぞれ設けられる乗場操作部と、
前記建物の異常を監視する警備装置から異常検知信号を受信した場合に、前記エレベータ装置の運転モードを通常運転モードから防犯運転モードへ切り替える運転モード切替部と、
前記かご操作部の操作に応じて前記かご戸を閉じるかご戸制御部と、
前記防犯運転モードにおいて前記乗場操作部の操作を無効にする操作無効化部と、
前記かご内に避難した前記利用者の操作に従って、安全度の異なる複数の避難レベルにて段階的に前記建物への侵入者から前記利用者を避難させる防犯手段と、
前記エレベータ装置による前記利用者の前記避難レベルを外部の通信装置へ通報する避難レベル通報部と、
を備えることを特徴とするエレベータ装置。 - 建物に設けられた昇降路を昇降するかごを有するエレベータ装置の制御方法であって、
前記建物の異常を監視する警備装置から異常検知信号を受信した場合に、前記エレベータ装置の運転モードを通常運転モードから防犯運転モードへ切り替え、
前記運転モードが前記防犯運転モードへ切り替わったときに、前記建物の利用者が前記かごに乗り込むべき待機階にてかご戸が開いたままの状態で前記かごを待機させ、
前記かご内に設けられるかご操作部の操作に応じて前記かご戸を閉じ、
前記防犯運転モードにおいて、前記建物の複数の階の乗り場にそれぞれ設けられた乗場操作部の操作を無効にする、
ことを特徴とするエレベータ装置の制御方法。 - 建物に設けられた昇降路を昇降するかごを有するエレベータ装置の制御方法であって、
前記建物の異常を監視する警備装置から異常検知信号を受信した場合に、前記エレベータ装置の運転モードを通常運転モードから防犯運転モードへ切り替え、
前記かご内に設けられるかご操作部の操作に応じて前記かご戸を閉じ、
前記防犯運転モードにおいて、前記建物の複数の階の乗り場にそれぞれ設けられた乗場操作部の操作を無効にし、
前記かご内に避難した前記利用者の操作に従って、安全度の異なる複数の避難レベルにて段階的に前記建物への侵入者から前記利用者を避難させ、
前記エレベータ装置による前記利用者の前記避難レベルを外部の通信装置へ通報する、
ことを特徴とするエレベータ装置の制御方法。
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