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JP6575200B2 - ロボット、制御装置およびロボットシステム - Google Patents

ロボット、制御装置およびロボットシステム Download PDF

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Description

本発明は、ロボット、制御装置およびロボットシステムに関するものである。
従来、架台(ベース)と、複数のリンク(アーム)とを備えるロボットが知られている(例えば、特許文献1参照)。隣り合う2つのリンクのうちの一方のリンクは、関節部を介して、他方のリンクに対して回動可能に連結され、最も基台側のリンクは、関節部を介して、架台に対して回動可能に連結されている。
このようなロボットでは、架台とリンクとを連結する関節部や、リンクとリンクとを連結する関節部は、そのバネ要素の影響により基台やリンクに比べて剛性が低くなっている。このため、リンクの回動やリンクに加わる外乱等によってリンクに振動が生じ易いという問題がある。
特許文献1に記載のロボットでは、リンクに角速度センサーを設け、その角速度センサーの検出値を用いて、リンクを回動させるモーターをフィードバック制御する。これにより、ロボットの振動を抑制することができる。
特開2005−242794号公報
しかしながら、特許文献1に記載のロボットでは、下記のような問題がある。
まず、ロボットは、アームを伸ばした状態では、慣性モーメントが大きく、振動が大きく、アームを畳んだ状態では、慣性モーメントが小さく振動が少ない。
また、ロボットは、アームを伸ばした状態では、フィードバックゲインを上げても発振し難いが、アームを畳んだ状態では、発振し易い。
このため、固定された1つのフィードバックゲインでは、振動抑制効果を十分に得ることができないか、または、発振し易くなる。このように、従来のロボットでは、振動を十分に抑制することができない。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
本発明のロボットは、ロボットアームと、
前記ロボットアームに設けられた慣性センサーと、を備え、
前記ロボットアームは、前記慣性センサーからの出力に重み付けされる重み付け値を用いて制御され、
前記ロボットアームの可動可能な範囲のうちの少なくとも一部において、前記重み付け値は、前記ロボットアームの加速度が第1加速度の場合、第1の値であり、前記ロボットアームの加速度が前記第1加速度から前記第1加速度よりも低い第2加速度に変化した場合、前記第1の値から前記第1の値よりも高い第2の値に変化することを特徴とする。
これにより、容易かつ的確にロボットの振動を抑制することができる。すなわち、ロボットアームの加速度、具体的には、ロボットアームを構成するアームの角加速度と、重み付け値とを対応させて、その重み付け値を設定することにより、容易にロボットの振動抑制効果を向上させることができる。
本発明のロボットでは、前記ロボットアームは、基台に設けられ、第1回動軸周りに回動可能な第1アームと、前記第1回動軸の軸方向とは異なる軸方向である第2回動軸周りに回動可能な第2アームと、を有し、
前記第1回動軸と前記ロボットアームの先端との間の最大長さが、970mm以上であることが好ましい。
これにより、比較的大きいロボットを実現することができ、最大負荷を大きくしたり、また、可動可能な領域を広くすることができる。
本発明のロボットでは、前記ロボットアームの質量は30kg以上であることが好ましい。
これにより、比較的大きいロボットを実現することができ、最大負荷を大きくしたり、また、可動可能な領域を広くすることができる。
本発明のロボットでは、前記ロボットアームに設けられる最大負荷は5kgを超えていることが好ましい。
これにより、装着されるエンドエフェクターの選択の幅が広がり、また、エンドフェクターにより比較的重い対象物を把持することができる。
本発明のロボットでは、前記ロボットアームの可動可能な範囲のうちの少なくとも一部において、前記ロボットアームに設けられる負荷が所定の閾値以上の場合の前記ロボットアームの加速度は、前記負荷が前記閾値未満の場合の前記ロボットアームの加速度よりも低いことが好ましい。
負荷が比較的大きい場合は、ロボットアームがその根本において湾曲し易くなるので、ロボットアームの加速度、具体的には、ロボットアームを構成するアームの角加速度を小さくすることにより、前記湾曲を抑制することができ、これにより、ロボットの振動を抑制することができる。
本発明のロボットでは、前記重み付け値は、前記ロボットアームの加速度に応じて変化することが好ましい。
これにより、ロボットの振動抑制効果を向上させることができる。
本発明のロボットでは、前記ロボットアームは、回動可能なアームを有し、
前記ロボットアームの加速度は、前記アームの角加速度であることが好ましい。
これにより、アームの角加速度と重み付け値とを対応させて、その重み付け値を設定することにより、ロボットの振動抑制効果を向上させることができる。
本発明のロボットでは、前記ロボットアームは、回動可能なアームを有し、
前記ロボットアームの可動可能な範囲は、前記アームの回動可能な範囲であることが好ましい。
これにより、アームの回動可能な範囲のうちの少なくとも一部において、前述した関係を満たすことにより、ロボットの振動抑制効果を向上させることができる。
本発明のロボットでは、前記ロボットアームは、基台に設けられ、第1回動軸周りに回動可能な第1アームと、前記第1回動軸の軸方向とは異なる軸方向である第2回動軸周りに回動可能な第2アームと、前記第1アームの駆動を減速する第1減速機と、前記第2アームの駆動を減速する第2減速機と、を有し、
前記第1減速機の剛性および前記第2減速機の剛性は、40000Nm/rad以上であることが好ましい。
これにより、振動抑制効果が効果的に得られる。
本発明の制御装置は、本発明のロボットを制御することを特徴とする。
これにより、容易かつ的確にロボットの振動を抑制することができる。すなわち、ロボットアームの加速度、具体的には、ロボットアームを構成するアームの角加速度と、重み付け値とを対応させて、その重み付け値を設定することにより、容易にロボットの振動抑制効果を向上させることができる。
本発明のロボットシステムは、本発明のロボットと、
前記ロボットを制御する制御装置と、を備えることを特徴とする。
これにより、容易かつ的確にロボットの振動を抑制することができる。すなわち、ロボットアームの加速度、具体的には、ロボットアームを構成するアームの角加速度と、重み付け値とを対応させて、その重み付け値を設定することにより、容易にロボットの振動抑制効果を向上させることができる。
本発明のロボットシステムのロボットの実施形態を正面側から見た斜視図である。 図1に示すロボットシステムのロボットを背面側から見た斜視図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの概略図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの概略図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの概略図である。 図1に示すロボットシステムのロボットの概略図である。 図1に示すロボットシステムの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットシステムの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットシステムの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットシステムの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットシステムの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットシステムの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットシステムの検量線の構成例を示すグラフである。 図1に示すロボットシステムの検量線の構成例を示すグラフである。 図1に示すロボットシステムの検量線の構成例を示すグラフである。
以下、本発明のロボット、制御装置およびロボットシステムを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のロボットシステムのロボットの実施形態を正面側から見た斜視図である。図2は、図1に示すロボットシステムのロボットを背面側から見た斜視図である。図3〜図6は、それぞれ、図1に示すロボットシステムのロボットの概略図である。図7〜図12は、それぞれ、図1に示すロボットシステムの主要部のブロック図である。図13〜図15は、それぞれ、図1に示すロボットシステムの検量線の構成例を示すグラフである。
なお、以下では、説明の都合上、図1〜図6中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1〜図6中の基台側を「基端」、その反対側を「先端」と言う。
図1〜図7に示すロボットシステム(産業用ロボットシステム)100は、ロボット(産業用ロボット)1と、ロボット1の作動(駆動)を制御する制御装置(制御部)20とを備えている。このロボットシステム100は、例えば、腕時計のような精密機器等を製造する製造工程等で用いることができる。制御装置20は、ロボット1に内蔵されていてもよく、また、ロボット1とは、別体であってもよい。また、制御装置20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)が内蔵されたパーソナルコンピューター(PC)等で構成することができる。
ロボット1は、基台(支持部)11と、ロボットアーム10とを有している。ロボットアーム10は、第1アーム(第1アーム部材)(腕部)12、第2アーム(第2アーム部材)(腕部)13、第3アーム(第3アーム部材)(腕部)14、第4アーム(第4アーム部材)(腕部)15、第5アーム(第5アーム部材)(腕部)17および第6アーム(第6アーム部材)(腕部)18(6つのアーム)と、第1駆動源(第1駆動部)401、第2駆動源(第2駆動部)402、第3駆動源(第3駆動部)403、第4駆動源(第4駆動部)404、第5駆動源(第5駆動部)405および第6駆動源(第6駆動部)406(6つの駆動源)とを備えている。なお、第5アーム17および第6アーム18によりリスト16が構成され、第6アーム18の先端、すなわちリスト16の先端には、例えば、エンドエフェクター(図示せず)等を着脱可能に取り付けることができるようになっている。
ロボット1は、基台11と、第1アーム12と、第2アーム13と、第3アーム14と、第4アーム15と、第5アーム17と、第6アーム18とが基端側から先端側に向ってこの順に連結された垂直多関節(6軸)ロボットである。なお、以下では、第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14、第4アーム15、第5アーム17、第6アーム18、リスト16をそれぞれ「アーム」とも言う。また、第1駆動源401、第2駆動源402、第3駆動源403、第4駆動源404、第5駆動源405および第6駆動源406をそれぞれ「駆動源(駆動部)」とも言う。
図3および図4に示すように、アーム12〜15、リスト16は、それぞれ、基台11に対し独立して変位可能に支持されている。このアーム12〜15、リスト16の長さは、それぞれ、特に限定されないが、図示の構成では、アーム12〜14の長さが、他のアーム15およびリスト16よりも長く設定されている。なお、例えば、第3アーム14の長さを第1アーム12および第2アーム13の長さよりも短くしてもよい。
基台11と第1アーム12とは、関節(ジョイント)171を介して連結されている。そして、第1アーム12は、基台11に対し、鉛直方向と平行な第1回動軸O1を回動中心とし、その第1回動軸O1周りに回動可能となっている。第1回動軸O1は、基台11の設置面である床101の上面の法線と一致している。また、第1回動軸O1は、ロボット1の最も上流側にある回動軸である。この第1回動軸O1周りの回動(第1アーム12の駆動)は、モーター(第1モーター)401Mおよび減速機(図示せず)を有する第1駆動源401の駆動によりなされる。第1駆動源401はモーター401Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター401Mは電気的に接続されたモータードライバー301を介して制御装置20により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。
第1アーム12と第2アーム13とは、関節(ジョイント)172を介して連結されている。そして、第2アーム13は、第1アーム12に対し、水平方向と平行な第2回動軸O2を回動中心として回動可能となっている。第2回動軸O2は、第1回動軸O1と直交している。この第2回動軸O2周りの回動(第2アーム13の駆動)は、モーター(第2モーター)402Mおよび減速機(図示せず)を有する第2駆動源402の駆動によりなされる。第2駆動源402はモーター402Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター402Mは電気的に接続されたモータードライバー302を介して制御装置20により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。また、回動軸O2は、回動軸O1に直交する軸と平行であってもよい。
第2アーム13と第3アーム14とは、関節(ジョイント)173を介して連結されている。そして、第3アーム14は、第2アーム13に対して水平方向と平行な回動軸O3を回動中心とし、その第3回動軸O3周りに回動可能となっている。第3回動軸O3は、第2回動軸O2と平行である。この第3回動軸O3周りの回動(第3アーム14の駆動)は、モーター(第3モーター)403Mおよび減速機(図示せず)を有する第3駆動源403の駆動によりなされる。第3駆動源403はモーター403Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター403Mは電気的に接続されたモータードライバー303を介して制御装置20により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。
第3アーム14と第4アーム15とは、関節(ジョイント)174を介して連結されている。そして、第4アーム15は、第3アーム14(基台11)に対し、第3アーム14の中心軸方向と平行な第4回動軸O4を回動中心とし、その第4回動軸O4周りに回動可能となっている。第4回動軸O4は、第3回動軸O3と直交している。この第4回動軸O4周りの回動(第4アーム15の駆動)は、モーター(第4モーター)401Mおよび減速機(図示せず)を有する第4駆動源404の駆動によりなされる。第4駆動源404はモーター404Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター404Mは電気的に接続されたモータードライバー304を介して制御装置20により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。また、第4回動軸O4は、第3回動軸O3に直交する軸と平行であってもよい。
第4アーム15とリスト16の第5アーム17とは、関節(ジョイント)175を介して連結されている。そして、第5アーム17は、第4アーム15に対して第5回動軸O5を回動中心とし、その第5回動軸O5周りに回動可能となっている。第5回動軸O5は、第4回動軸O4と直交している。この第5回動軸O5周りの回動(第5アーム17の駆動)は、モーター(第5モーター)405Mおよび減速機(図示せず)を有する第5駆動源405の駆動によりなされる。第5駆動源405はモーター405Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター405Mは電気的に接続されたモータードライバー305を介して制御装置20により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。また、第5回動軸O5は、第4回動軸O4に直交する軸と平行であってもよい。
リスト16の第5アーム17と第6アーム18とは、関節(ジョイント)176を介して連結されている。そして、第6アーム18は、第5アーム17に対して第6回動軸O6を回動中心とし、その第6回動軸O6周りに回動可能となっている。回動軸O6は、回動軸O5と直交している。この第6回動軸O6周りの回動(第6アーム18の駆動)は、モーター(第6モーター)406Mおよび減速機(図示せず)を有する第6駆動源406の駆動によりなされる。第6駆動源406はモーター406Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター406Mは電気的に接続されたモータードライバー306を介して制御装置20により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。また、第6回動軸O6は、第5回動軸O5に直交する軸と平行であってもよい。
また、第1アーム12には、第1慣性センサー31が設置されている(図4参照)。この第1慣性センサー31により第1アーム12の角速度(例えば、第1回動軸O1の周りの角速度等)を検出することが可能である。第1アーム12における第1慣性センサー31の設置位置は、特に限定されないが、本実施形態では、第1慣性センサー31は、第1アーム12の基端部に設置されている。なお、第1慣性センサー31は、例えば、第1アーム12の先端部に設置されていてもよい。第1アーム12の振動は、その先端部において最大になるので、これにより、より確実にロボット1の振動を抑制することができる。
また、第3アーム14には、第2慣性センサー32が設置されている(図4参照)。この第2慣性センサー32により第3アーム14の角速度(例えば、第2回動軸O2の周りの角速度等)を検出することが可能である。第3アーム14における第2慣性センサー32の設置位置は、特に限定されないが、本実施形態では、第2慣性センサー32は、第3アーム14の基端部に設置されている。なお、第2慣性センサー32は、例えば、第3アーム14の先端部に設置されていてもよい。第3アーム14の振動は、その先端部において最大になるので、これにより、より確実にロボット1の振動を抑制することができる。また、第2慣性センサー32は、第3アーム14に限らず、例えば、第2アーム13に設定されていてもよい。
また、第1慣性センサー31、第2慣性センサー32としては、それぞれ、特に限定されず、本実施形態では、例えば、角速度センサー(ジャイロセンサー)等を用いることができる。
ここで、このロボット1では、アーム12、13および14の振動を抑制することにより、ロボット1全体の振動を抑制する。但し、アーム12、13および14の振動を抑制するために、アーム12、13および14のすべてに慣性センサーを設置するのではなく、前記のようにアーム12、14のみに第1慣性センサー31、第2慣性センサー32を設置し、その第1慣性センサー31、第2慣性センサー32の検出結果に基づいて駆動源401、402の作動を制御する。これにより、アーム12、13および14のすべてに慣性センサーを設置する場合に比べ、慣性センサーの数を削減することができ、コストを低減することができ、また、回路構成を簡素化することができる。
駆動源401〜406には、それぞれのモーターまたは減速機に、第1角度センサー411、第2角度センサー412、第3角度センサー413、第4角度センサー414、第5角度センサー415、第6角度センサー416が設けられている。これらの角度センサーとしては、例えば、エンコーダー、ロータリーエンコーダー等を用いることができる。これらの角度センサー411〜416により、それぞれ、駆動源401〜406のモーターまたは減速機の回転軸(回動軸)の回転(回動)角度を検出する。この駆動源401〜406のモーターとしては、それぞれ、特に限定されないが、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等のサーボモーターを用いるのが好ましい。また、前記各ケーブルは、それぞれ、ロボット1を挿通していてもよい。
図7に示すように、ロボット1は、制御装置20と電気的に接続されている。すなわち、駆動源401〜406、角度センサー411〜416、慣性センサー31、32は、それぞれ、制御装置20と電気的に接続されている。
そして、制御装置20は、アーム12〜15、リスト16をそれぞれ独立して作動させることができる、すなわち、モータードライバー301〜306を介して、駆動源401〜406をそれぞれ独立して制御することができる。この場合、制御装置20は、角度センサー411〜416、第1慣性センサー31、第2慣性センサー32により検出を行い、その検出結果に基づいて、駆動源401〜406の駆動、例えば、角速度や回転角度等をそれぞれ制御する。この制御プログラムは、制御装置20に内蔵された記録媒体(記憶部)に予め記憶されている。
図1、図2に示すように、本実施形態では、基台11は、ロボット1の鉛直方向の最も下方に位置し、設置スペースの床(床部)101に固定(設置)される部分である。この固定方法としては、特に限定されず、例えば、図1、図2に示す本実施形態では、複数本のボルト111による固定方法を用いている。
基台11は、中空の基台本体(ハウジング)112を有している。基台本体112は、円筒状をなす円筒状部113と、当該円筒状部113の外周部に一体的に形成された、箱状をなす箱状部114とに分けることができる。そして、このような基台本体112には、例えば、モーター401Mやモータードライバー301〜306が収納されている。
アーム12〜15は、それぞれ、中空のアーム本体2と、駆動機構3と、封止手段4とを有している。なお、以下では、説明の都合上、第1アーム12が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2a」、「駆動機構3a」、「封止手段4a」と言い、第2アーム13が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2b」、「駆動機構3b」、「封止手段4b」と言い、第3アーム14が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2c」、「駆動機構3c」、「封止手段4c」と言い、第4アーム15が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2d」、「駆動機構3d」、「封止手段4d」と言うことがある。
また、関節171〜176は、それぞれ、回動支持機構(図示せず)を有している。この回動支持機構は、互いに連結された2本のアームのうちの一方を他方に対し回動可能に支持する機構、互いに連結された基台11と第1アーム12のうちの一方を他方に対し回動可能に支持する機構である。互いに連結された第4アーム15とリスト16の第5アーム17とを一例とした場合、回動支持機構は、リスト16を第4アーム15に対し回動させることができる。また、各回動支持機構は、それぞれ、対応するモーターの回転速度を所定の減速比で減速して、その駆動力を対応するアーム、リスト16のリスト本体161、支持リング162に伝達する減速機(図示せず)を有している。
第1アーム12は、基台11の上端部(先端部)に水平方向に対し傾斜した姿勢で連結されている。この第1アーム12では、駆動機構3aがモーター402Mを有しており、アーム本体2a内に収納している。また、アーム本体2a内は、封止手段4aにより気密封止されている。
第2アーム13は、第1アーム12の先端部に連結されている。この第2アーム13では、駆動機構3bがモーター403Mを有しており、アーム本体2b内に収納している。また、アーム本体2b内は、封止手段4bにより気密封止されている。
第3アーム14は、第2アーム13の先端部に連結されている。この第3アーム14では、駆動機構3cがモーター404Mを有しており、アーム本体2c内に収納している。また、アーム本体2c内は、封止手段4cにより気密封止されている。
第4アーム15は、第3アーム14の先端部に、その中心軸方向と平行に連結されている。このアーム15では、駆動機構3dがモーター405M、406Mを有しており、アーム本体2d内に収納している。また、アーム本体2d内は、封止手段4dにより気密封止されている。
第4アーム15の先端部(基台11と反対側の端部)には、リスト16が連結されている。このリスト16には、その先端部(第4アーム15と反対側の端部)に、例えば、エンドエフェクター等が着脱可能に装着される。
エンドエフェクターとしては、特に限定されず、例えば、腕時計等のような精密機器、部品等を把持するハンド(図示せず)等が挙げられる。このハンド(エンドエフェクター)の駆動は、制御装置210により制御される。なお、ハンドとしては、特に限定されず、例えば、複数本の指部(フィンガー)を有する構成のものが挙げられる。そして、このロボット1は、ハンドで精密機器、部品等を把持したまま、アーム12〜15、リスト16等の動作を制御することにより、当該精密機器、部品を搬送すること等の各作業を行うことができる。
リスト16は、第6アーム18として、円筒状をなすリスト本体161を有し、また、第5アーム17として、リスト本体161と別体で構成され、当該リスト本体161の基端部に設けられ、リング状をなす支持リング162を有している。
リスト本体161の先端面163は、平坦な面となっており、ハンドが装着される装着面となる。また、リスト本体161は、関節176を介して、第4アーム15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター406Mの駆動により、回動軸O6周りに回動する。
支持リング162は、関節175を介して、第4アーム15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター405Mの駆動により、リスト本体161ごと回動軸O5周りに回動する。
また、ロボット1の各寸法、各特性、各能力等は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、第1回動軸O1とロボットアーム10(リスト16)の先端との間の最大長さL1は、970mm以上であることが好ましく、970mm以上、3000mm以下であることがより好ましく、970mm以上、2000mm以下であることがさらに好ましい。
なお、最大長さL1は、図4に示すように、第2アーム13〜リスト16を水平方向(第1回動軸O1に対して垂直な方向)であって、図4中右側に直線状に伸ばした状態での第1回動軸O1とロボットアーム10の先端との間の長さである。
また、第2回動軸O3とロボットアーム10の先端との間の最大長さL2は、870mm以上であることが好ましく、870mm以上、2800mm以下であることがより好ましく、870mm以上、1800mm以下であることがさらに好ましい。
なお、最大長さL2は、図4に示すように、第2アーム13〜リスト16を直線状に伸ばした状態での第2回動軸O2とロボットアーム10の先端との間の長さである。
また、第1アーム12〜第4アーム15およびリスト16の合計の質量、すなわち、ロボットアーム10の質量M1は、30kg以上であることが好ましく、30kg以上、200kg以下であることがより好ましく、30kg以上、100kg以下であることがさらに好ましい。
また、第2アーム13〜第4アーム15およびリスト16の合計の質量M2は、20kg以上であることが好ましく、20kg以上、150kg以下であることがより好ましく、20kg以上、80kg以下であることがさらに好ましい。
また、ロボットアーム10に設けられる最大負荷(可搬重量)は、5kg以上であることが好ましく、5kg以上、50kg以下であることがより好ましく、5kg以上、20kg以下であることがさらに好ましい。
また、ロボットアーム10に設けられる定格負荷は、2kg以上であることが好ましく、2kg以上、20kg以下であることがより好ましく、2kg以上、10kg以下であることがさらに好ましい。
なお、前記最大負荷および定格負荷は、それぞれ、リスト16の先端部にかかる負荷であり、エンドエフェクターの質量も含まれる。
また、図4に示す姿勢でのロボットアーム10の第1回動軸O1に関する(第1回動軸O1を回転中心軸とする)慣性モーメント(慣性モーメントの最大値)は、7.0kg・m以上であることが好ましく、7.0kg・m以上、70.0kg・m以下であることがより好ましく、8.5kg・m以上、50.0kg・m以下であることがさらに好ましい。
また、図4に示す姿勢でのロボットアーム10の第2回動軸O2に関する(第2回動軸O2を回転中心軸とする)慣性モーメント(慣性モーメントの最大値)は、5.0kg・m以上であることが好ましく、5.0kg・m以上、50.0kg・m以下であることがより好ましく、6.0kg・m以上、40.0kg・m以下であることがさらに好ましい。
また、サイクルタイムは、例えば、リスト16の先端部にかかる負荷を2kgにして測定した場合では、0.40秒以下であることが好ましく、0.05秒以上、0.40秒以下であることがより好ましく、0.10秒以上、0.38秒以下であることがさらに好ましく、また、前記負荷を5kgにして測定した場合では、0.70秒以下であることが好ましく、0.10秒以上、0.70秒以下であることがより好ましく、0.15秒以上、0.68秒以下であることがさらに好ましい。
前記の条件を満たすことにより、後述するようにフィードバックゲインおよび角加速度を調整することで、ロボット1の振動を抑制する効果(振動抑制効果)をさらに向上させることができる。
また、第1アーム12の駆動を減速する第1減速機の剛性(ばね定数)と、第2アーム13の駆動を減速する第2減速機の剛性(ばね定数)は、それぞれ、40000Nm/rad以上であることが好ましく、40000Nm/rad以上、400000Nm/rad以下であることがより好ましく、60000Nm/rad以上、200000Nm/rad以下であることがさらに好ましい。ここで、減速機の剛性(ばね定数)とは、減速機の入力側(モーター側)を固定し、出力側(アーム側)にトルクT(Nm)を加えた時の減速機の出力側のねじれ角度θ(rad)から、T/θで定義される。
これにより、振動抑制効果(制振効果)が効果的に得られる。
逆に言えば、ロボット1の可搬重量が大きくなると、ある程度の減速機の剛性が無いと十分な振動抑制効果が得られない。すなわち、可搬重量が大きくなると、40000Nm/rad以上の剛性の減速機に対して、後述するフィードバック制御(ジャイロサーボ)を用いた制振制御(ねじれ角速度補正)を行うと、特に大きな振動抑制効果を得ることができる。
次に、図7、図8〜図12を参照し、制御装置20の構成について説明する。
図7、図8〜図12に示すように、制御装置20は、第1駆動源401の作動(駆動)を制御する第1駆動源制御部201と、第2駆動源402の作動を制御する第2駆動源制御部202と、第3駆動源403の作動を制御する第3駆動源制御部203と、第4駆動源404の作動を制御する第4駆動源制御部204と、第5駆動源405の作動を制御する第5駆動源制御部205と、第6駆動源406の作動を制御する第6駆動源制御部206と、を有している。
図8に示すように、第1駆動源制御部201は、減算器511と、位置制御部521と、減算器531と、角速度制御部541と、回転角度算出部551と、角速度算出部561と、減算器571と、変換部581と、補正値算出部591と、加算器601とを有している。
図9に示すように、第2駆動源制御部202は、減算器512と、位置制御部522と、減算器532と、角速度制御部542と、回転角度算出部552と、角速度算出部562と、加減算器622と、変換部582と、補正値算出部592と、加算器602とを有している。
図9に示すように、第3駆動源制御部203は、減算器513と、位置制御部523と、減算器533と、角速度制御部543と、回転角度算出部553と、角速度算出部563とを有している。
図10に示すように、第4駆動源制御部204は、減算器514と、位置制御部524と、減算器534と、角速度制御部544と、回転角度算出部554と、角速度算出部564とを有している。
図11に示すように、第5駆動源制御部205は、減算器515と、位置制御部525と、減算器535と、角速度制御部545と、回転角度算出部555と、角速度算出部565とを有している。
図12に示すように、第6駆動源制御部206は、減算器516と、位置制御部526と、減算器536と、角速度制御部546と、回転角度算出部556と、角速度算出部566とを有している。
ここで、制御装置20は、ロボット1が行う処理の内容に基づいてリスト16の目標位置を演算し、その目標位置にリスト16を移動させるための軌道を生成する。そして、制御装置20は、その生成した軌道に沿ってリスト16が移動するように、各駆動源401〜406の回転角度を所定の制御周期ごとに測定し、この測定結果に基づいて演算した値をそれぞれ各駆動源401〜406の位置指令Pcとして駆動源制御部201〜206に出力する(図8〜図12参照)。なお、前記および以下では、「値が入力、出力」等と表記しているが、これは、「その値に対応する信号が入力、出力」の意味である。
図8に示すように、第1駆動源制御部201には、第1駆動源401の位置指令Pcの他、第1角度センサー411、第1慣性センサー31からそれぞれ検出信号が入力される。第1駆動源制御部201は、第1角度センサー411の検出信号から算出される第1駆動源401の回転角度(位置フィードバック値Pfb)が位置指令Pcになり、かつ、後述する角速度フィードバック値ωfbが後述する角速度指令ωcになるように、各検出信号を用いたフィードバック制御によって第1駆動源401を駆動する。
すなわち、第1駆動源制御部201の減算器511には、位置指令Pcが入力され、また、回転角度算出部551から後述する位置フィードバック値Pfbが入力される。回転角度算出部551では、第1角度センサー411から入力されるパルス数がカウントされるとともに、そのカウント値に応じた第1駆動源401の回転角度が位置フィードバック値Pfbとして減算器511に出力される。減算器511は、これら位置指令Pcと位置フィードバック値Pfbとの偏差(第1駆動源401の回転角度の目標値から位置フィードバック値Pfbを減算した値)を位置制御部521に出力する。
位置制御部521は、減算器511から入力された偏差と、予め定められた係数である比例ゲイン等を用いた所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第1駆動源401の角速度の目標値を演算する。位置制御部521は、その第1駆動源401の角速度の目標値(指令値)を示す信号を角速度指令(第1角速度指令)ωcとして減算器531に出力する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、比例制御(P制御)がなされるが、これに限定されるものではない。
減算器531には、角速度指令ωcが入力され、また、後述する角速度フィードバック値ωfbが入力される。減算器531は、これら角速度指令ωcと角速度フィードバック値ωfbとの偏差(第1駆動源401の角速度の目標値から角速度フィードバック値ωfbを減算した値)を角速度制御部541に出力する。
角速度制御部541は、減算器531から入力された偏差と、予め定められた係数である比例ゲイン、積分ゲイン等を用い、積分を含む所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第1駆動源401の駆動信号(駆動電流)を生成し、モータードライバー301を介してモーター401Mに供給する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、PI制御がなされるが、これに限定されるものではない。
このようにして、位置フィードバック値Pfbが位置指令Pcと可及的に等しくなり、かつ、角速度フィードバック値ωfbが角速度指令ωcと可及的に等しくなるように、フィードバック制御がなされ、第1駆動源401の駆動電流が制御される。
次に、第1駆動源制御部201における角速度フィードバック値ωfbについて説明する。
角速度算出部561では、第1角度センサー411から入力されるパルス信号の周波数に基づいて、第1駆動源401の角速度ωm1が算出され、その角速度ωm1は、加算器601に出力される。
また、角速度算出部561では、第1角度センサー411から入力されるパルス信号の周波数に基づいて、第1アーム12の回動軸O1の周りの角速度ωA1mが算出され、その角速度ωA1mは、減算器571に出力される。なお、角速度ωA1mは、角速度ωm1を、第1駆動源401のモーター401Mと第1アーム12との間、すなわち、関節171における減速比で除算した値である。
また、第1慣性センサー31により、第1アーム12の回動軸O1の周りの角速度が検出される。そして、その第1慣性センサー31の検出信号、すなわち、第1慣性センサー31により検出された第1アーム12の回動軸O1の周りの角速度ωA1は、減算器571に出力される。
減算器571には、角速度ωA1および角速度ωA1mが入力され、減算器571は、この角速度ωA1から角速度ωA1mを減算した値ωA1s(=ωA1−ωA1m)を変換部581に出力する。この値ωA1sは、第1アーム12の回動軸O1の周りの角速度の振動成分(振動角速度)に相当する。以下、ωA1sを振動角速度と言う。本実施形態では、この振動角速度ωA1s(詳細には、振動角速度ωA1sに基づいて生成した値であるモーター401Mにおける角速度ωm1s)が後述するゲインKa倍されて駆動源401の入力側に戻るフィードバック制御を行う。具体的には、振動角速度ωA1sが可及的に0になるように、駆動源401に対してフィードバック制御がなされる。これにより、ロボット1の振動を抑制することができる。なお、このフィードバック制御では、駆動源401の角速度が制御される。
変換部581は、振動角速度ωA1sを第1駆動源401における角速度ωm1sに変換し、その角速度ωm1sを補正値算出部591に出力する。この変換は、振動角速度ωA1sに、第1駆動源401のモーター401Mと第1アーム12との間、すなわち、関節171における減速比を乗算することで得ることができる。
補正値算出部591は、角速度ωm1sに予め定められた係数であるゲイン(フィードバックゲイン)Kaを乗算し、補正値(第1補正成分)Ka・ωm1sを求め、その補正値Ka・ωm1sを加算器601に出力する。
加算器601には、角速度ωm1が入力され、また、補正値Ka・ωm1sが入力される。加算器601は、角速度ωm1と補正値Ka・ωm1sとの加算値を角速度フィードバック値ωfbとして減算器531に出力する。なお、以降の動作は、前述した通りである。
図9に示すように、第2駆動源制御部202には、第2駆動源402の位置指令Pcの他、第2角度センサー412、第2慣性センサー32からそれぞれ検出信号が入力される。また、第2駆動源制御部202には、第3駆動源制御部203から第3アーム14の回動軸O3の周りの角速度ωA3mが入力される。第2駆動源制御部202は、第2角度センサー412の検出信号から算出される第2駆動源402の回転角度(位置フィードバック値Pfb)が位置指令Pcになり、かつ、後述する角速度フィードバック値ωfbが後述する角速度指令ωcになるように、各検出信号を用いたフィードバック制御によって第2駆動源402を駆動する。
すなわち、第2駆動源制御部202の減算器512には、位置指令Pcが入力され、また、回転角度算出部552から後述する位置フィードバック値Pfbが入力される。回転角度算出部552では、第2角度センサー412から入力されるパルス数がカウントされるとともに、そのカウント値に応じた第2駆動源402の回転角度が位置フィードバック値Pfbとして減算器512に出力される。減算器512は、これら位置指令Pcと位置フィードバック値Pfbとの偏差(第2駆動源402の回転角度の目標値から位置フィードバック値Pfbを減算した値)を位置制御部522に出力する。
位置制御部522は、減算器512から入力された偏差と、予め定められた係数である比例ゲイン等を用いた所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第2駆動源402の角速度の目標値を演算する。位置制御部522は、その第2駆動源402の角速度の目標値(指令値)を示す信号を角速度指令(第2角速度指令)ωcとして減算器532に出力する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、比例制御(P制御)がなされるが、これに限定されるものではない。
減算器532には、角速度指令ωcが入力され、また、後述する角速度フィードバック値ωfbが入力される。減算器532は、これら角速度指令ωcと角速度フィードバック値ωfbとの偏差(第2駆動源402の角速度の目標値から角速度フィードバック値ωfbを減算した値)を角速度制御部542に出力する。
角速度制御部542は、減算器532から入力された偏差と、予め定められた係数である比例ゲイン、積分ゲイン等を用い、積分を含む所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第2駆動源402の駆動信号(駆動電流)を生成し、モータードライバー302を介してモーター402Mに供給する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、PI制御がなされるが、これに限定されるものではない。
このようにして、位置フィードバック値Pfbが位置指令Pcと可及的に等しくなり、かつ、角速度フィードバック値ωfbが角速度指令ωcと可及的に等しくなるように、フィードバック制御がなされ、第2駆動源402の駆動電流が制御される。なお、回動軸O2は、回動軸O1に対して直交しているので、第1アーム12の動作や振動の影響を受けず、第1駆動源401に対して独立して第2駆動源402の作動を制御することができる。
次に、第2駆動源制御部202における角速度フィードバック値ωfbについて説明する。
角速度算出部562では、第2角度センサー412から入力されるパルス信号の周波数に基づいて、第2駆動源402の角速度ωm2が算出され、その角速度ωm2は、加算器602に出力される。
また、角速度算出部562では、第2角度センサー412から入力されるパルス信号の周波数に基づいて、第2アーム13の回動軸O2の周りの角速度ωA2mが算出され、その角速度ωA2mは、加減算器622に出力される。なお、角速度ωA2mは、角速度ωm2を、第2駆動源402のモーター402Mと第2アーム13との間、すなわち、関節172における減速比で除算した値である。
また、第2慣性センサー32により、第3アーム14の回動軸O2の周りの角速度が検出される。そして、その第2慣性センサー32の検出信号、すなわち、第2慣性センサー32により検出された第3アーム14の回動軸O2の周りの角速度ωA3は、加減算器622に出力される。なお、回動軸O2、O3は、回動軸O1に対して直交しているので、第1アーム12の動作や振動の影響を受けずに、容易かつ確実に、第3アーム14の回動軸O2の周りの角速度を求めることができる。
また、後述する第3駆動源制御部203の角速度算出部563からは、第3アーム14の回動軸O3の周りの角速度ωA3mが加減算器622に出力される。
加減算器622には、角速度ωA3、角速度ωA2mおよび角速度ωA3mが入力され、加減算器622は、角速度ωA3から角速度ωA2mおよび角速度ωA3mを減算した値ωA2s(=ωA3−ωA2m−ωA3m)を変換部582に出力する。この値ωA2sは、第2アーム13と第3アーム14の回動軸O2の周りの合計の角速度の振動成分(振動角速度)に相当する。以下、ωA2sを振動角速度と言う。本実施形態では、この振動角速度ωA2s(詳細には、振動角速度ωA2sに基づいて生成した値であるモーター402Mにおける角速度ωm2s)が後述するゲインKa倍されて第2駆動源402の入力側に戻るフィードバック制御を行う。具体的には、振動角速度ωA2sが可及的に0になるように、第2駆動源402に対してフィードバック制御がなされる。これにより、ロボット1の振動を抑制することができる。なお、このフィードバック制御では、第2駆動源402の角速度が制御される。
変換部582は、振動角速度ωA2sを第2駆動源402における角速度ωm2sに変換し、その角速度ωm2sを補正値算出部592に出力する。この変換は、振動角速度ωA2sに、第2駆動源402のモーター402Mと第2アーム13との間、すなわち、関節172における減速比を乗算することで得ることができる。
補正値算出部592は、角速度ωm2sに予め定められた係数であるゲイン(フィードバックゲイン)Kaを乗算し、補正値(第2補正成分)Ka・ωm2sを求め、その補正値Ka・ωm2sを加算器602に出力する。なお、この第2駆動源制御部202におけるゲインKaと、第1駆動源制御部201におけるゲインKaとは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
加算器602には、角速度ωm2が入力され、また、補正値Ka・ωm2sが入力される。加算器602は、角速度ωm2と補正値Ka・ωm2sとの加算値を角速度フィードバック値ωfbとして減算器532に出力する。なお、以降の動作は、前述した通りである。
図9に示すように、第3駆動源制御部203には、第3駆動源403の位置指令Pcの他、第3角度センサー413から検出信号が入力される。第3駆動源制御部203は、第3角度センサー413の検出信号から算出される第3駆動源403の回転角度(位置フィードバック値Pfb)が位置指令Pcになり、かつ、後述する角速度フィードバック値ωfbが後述する角速度指令ωcになるように、各検出信号を用いたフィードバック制御によって第3駆動源403を駆動する。
すなわち、第3駆動源制御部203の減算器513には、位置指令Pcが入力され、また、回転角度算出部553から後述する位置フィードバック値Pfbが入力される。回転角度算出部553では、第3角度センサー413から入力されるパルス数がカウントされるとともに、そのカウント値に応じた第3駆動源403の回転角度が位置フィードバック値Pfbとして減算器513に出力される。減算器513は、これら位置指令Pcと位置フィードバック値Pfbとの偏差(第3駆動源403の回転角度の目標値から位置フィードバック値Pfbを減算した値)を位置制御部523に出力する。
位置制御部523は、減算器513から入力された偏差と、予め定められた係数である比例ゲイン等を用いた所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第3駆動源403の角速度の目標値を演算する。位置制御部523は、その第3駆動源403の角速度の目標値(指令値)を示す信号を角速度指令ωcとして減算器533に出力する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、比例制御(P制御)がなされるが、これに限定されるものではない。
また、角速度算出部563では、第3角度センサー413から入力されるパルス信号の周波数に基づいて、第3駆動源403の角速度が算出され、その角速度が角速度フィードバック値ωfbとして減算器533に出力される。
減算器533には、角速度指令ωcが入力され、また、角速度フィードバック値ωfbが入力される。減算器533は、これら角速度指令ωcと角速度フィードバック値ωfbとの偏差(第3駆動源403の角速度の目標値から角速度フィードバック値ωfbを減算した値)を角速度制御部543に出力する。
角速度制御部543は、減算器533から入力された偏差と、予め定められた係数である比例ゲイン、積分ゲイン等を用い、積分を含む所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第3駆動源403の駆動信号(駆動電流)を生成し、モータードライバー303を介してモーター403Mに供給する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、PI制御がなされるが、これに限定されるものではない。
このようにして、位置フィードバック値Pfbが位置指令Pcと可及的に等しくなり、かつ、角速度フィードバック値ωfbが角速度指令ωcと可及的に等しくなるように、フィードバック制御がなされ、第3駆動源403の駆動電流が制御される。
なお、駆動源制御部204〜206については、それぞれ、前記第3駆動源制御部203と同様であるので、その説明は省略する。
ここで、このロボットシステム100では、第1アーム12(第1駆動源401)および第2アーム13(第2駆動源402)について、前述したフィードバックゲイン(重み付け値)等の調整を行う。
まず、第1アーム12については、ロボット1(ロボットアーム10)の姿勢、すなわち、第1回動軸O1に関する慣性モーメントに応じて、第1アーム12の第1回動軸O1周りの角加速度(加速度)を調整する。前記慣性モーメントが大きいと、前記角加速度は、小さく、前記慣性モーメントが小さいと、前記角加速度は、大きい。
また、前記慣性モーメントに応じて、第1アーム12についてのフィードバックゲインを調整する。前記慣性モーメントが大きいと(図4参照)、前記フィードバックゲインは、大きく、前記慣性モーメントが小さいと(図5参照)、前記フィードバックゲインは、小さい。
この理由は、以下のような傾向があるためである。まず、前記慣性モーメントが大きいと、ロボット1の振動は大きく、また、前記フィードバックゲインを大きくしてもロボット1は発振し難い。このため、前記フィードバックゲインを大きくして、振動抑制効果を向上させる。また、前記慣性モーメントが大きいと、大きな駆動力を必要とするので、前記角加速度を小さくする。
また、前記慣性モーメントが小さいと、ロボット1の振動は小さく、また、前記フィードバックゲインを大きくするとロボット1は発振し易い。このため、前記フィードバックゲインを小さくして、ロボット1の発振を抑制する。また、前記慣性モーメントが小さいと、駆動力は小さくてもよいので、前記角加速度を大きくする。
また、前記慣性モーメントは、第2アーム13の第2回動軸O2周りの回転角度θ1(図4参照)に対応している。このため、実際のロボット1の制御では、例えば、回転角度θ1を検出し、その検出結果に基づいて、第1アーム12の第1回動軸O1周りの角加速度および第1アーム12についてのフィードバックゲインを求める。なお、これは、前記角加速度に基づいて前記フィードバックゲインを求めるとも言うことができる。すなわち、前記フィードバックゲインは、前記角加速度に応じて変化する。なお、回転角度θ1は、第2角度センサー412の検出結果に基づいて求めることができる。
このような回転角度θ1、第1アーム12の第1回動軸O1周りの角加速度および第1アーム12についてのフィードバックゲインの関係を示す演算式またはテーブル等の検量線は、予め実験的に求められ、制御装置20の図示しない記憶部に記憶されている。そして、ロボット1を作動させる際は、前記検量線を用いて、前記フィードバックゲインが決定される。すなわち、ロボット1の動作中は、前記検量線を用いて、逐次、前記フィードバックゲインが調整(変更)される。
なお、前記回転角度θ1(図4参照)は、第1アーム12に対する第2アーム13の姿勢が図5に示す姿勢の場合、すなわち、第2アーム13が鉛直方向上側に延び、第2アーム13の中心軸が鉛直方向と平行な場合を0°とし、第1アーム12に対する第2アーム13の姿勢が図4に示す姿勢の場合、すなわち、第2アーム13が図4中左側に延び、第2アーム13の中心軸が水平方向と平行な場合を−90°とする。
また、第2アーム13(第2駆動源402)についても、前記第1アーム12と同様にして前述したフィードバックゲインの調整を行う。
まず、第2アーム13については、ロボット1(ロボットアーム10)の姿勢、すなわち、第2回動軸O2に関する慣性モーメントに応じて、第2アーム13の第2回動軸O2周りの角加速度(加速度)を調整する。前記慣性モーメントが大きいと、前記角加速度は、小さく、前記慣性モーメントが小さいと、前記角加速度は、大きい。
また、前記慣性モーメントに応じて、第2アーム13についてのフィードバックゲインを調整する。前記慣性モーメントが大きいと(図4、図5参照)、前記フィードバックゲインは、大きく、前記慣性モーメントが小さいと(図6参照)、前記フィードバックゲインは、小さい。
また、前記慣性モーメントは、第3アーム14の第3回動軸O3周りの回転角度θ2(図4参照)に対応している。このため、実際のロボット1の制御では、例えば、回転角度θ2を検出し、その検出結果に基づいて、第2アーム13の第2回動軸O2周りの角加速度および第2アーム13についてのフィードバックゲインを求める。なお、これは、前記角加速度に基づいて前記フィードバックゲインを求めるとも言うことができる。すなわち、前記フィードバックゲインは、前記角加速度に応じて変化する。なお、回転角度θ2は、第3角度センサー413の検出結果に基づいて求めることができる。
このような回転角度θ2、第2アーム13の第2回動軸O2周りの角加速度および第2アーム13についてのフィードバックゲインの関係を示す演算式またはテーブル等の検量線は、予め実験的に求められ、制御装置20の図示しない記憶部に記憶されている。そして、ロボット1を作動させる際は、前記検量線を用いて、前記フィードバックゲインが決定される。すなわち、ロボット1の動作中は、前記検量線を用いて、逐次、前記フィードバックゲインが調整(変更)される。
なお、前記回転角度θ2(図4参照)は、第2アーム13に対する第3アーム14の姿勢が図6に示す姿勢の場合、すなわち、第2アーム13が図6に示すように水平方向左側に延びている場合において、第3アーム14が鉛直方向下側に延び、第3アーム14の中心軸が鉛直方向と平行な場合を0°とし、第2アーム13に対する第3アーム14の姿勢が図4に示す姿勢の場合、すなわち、第2アーム13が図4に示すように水平方向左側に延びている場合において、第2アーム13が図4中左側に延び、第2アーム13の中心軸が水平方向と平行な場合を90°とする。なお、図5に示す第3アーム14の姿勢では、回転角度θ2は、90°である。
また、第1アーム12については、ロボット1のリスト16の先端部にかかる(設けられる)負荷が所定の閾値以上の場合と前記閾値未満の場合とに分け、フィードバックゲインを設定する際に用いる検量線を、前記負荷が閾値以上の場合と閾値未満の場合とに別々に設定する。すなわち、負荷が閾値以上の場合の検量線と閾値未満の場合の検量線とは、異なる。
その理由は、負荷が大きい場合は、負荷が小さい場合に比べて、所定のアームの撓みにより大きな振動が発生するので、そのアームの撓みを抑制し、振動を抑制する必要があるためである。例えば、ロボット1は、図4に示すロボットアーム10の姿勢では、第1アーム12の根本が湾曲して振動することがある。このため、ロボットアーム10の姿勢が図4に示す姿勢に近いほど、第1アーム12の第1回動軸O1周りの角加速度を小さくする。
また、前記閾値は、特に限定されず、ロボット1の寸法、特性、能力等の諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、1kg以上、6kg以下の範囲内の値に設定されることが好ましく、2kg以上、4kg以下の範囲内の値に設定されることがより好ましく、例えば、3kgに設定される。
なお、前述した第1アーム12についてのフィードバックゲインの調整は、前記負荷が前記閾値未満の場合のものである。前記負荷が前記閾値以上の場合の第1アーム12についてのフィードバックゲインの調整については、以下の具体例において説明する。
以下、1例として、ロボット1の各寸法等が下記の場合の検量線の構成例を図13〜図15に示し、その図13〜図15に基づいて、フィードバックゲインの調整を説明する。
なお、以下の説明では、フィードバックゲインを、その最大値を1とした場合の相対値で表すが、絶対値で表してもよい。
最大負荷:8kg
定格負荷:3kg
最大長さL1:980mm
最大長さL2:880mm
ロボットアーム10の質量M1:37kg
第2アーム13〜リスト16の合計の質量M2:23kg
第1回動軸O1に関する慣性モーメントの最大値:9.5kg・m
第2回動軸O2に関する慣性モーメントの最大値:6.8kg・m
サイクルタイム(負荷:2kg):0.35秒
図13および図14には、それぞれ、第1アーム12の前述した補正値「Ka・ωm1s」におけるフィードバックゲイン「Ka」および第1アーム12の角加速度を調整する場合に用いられる検量線が示されている。図13に示す検量線は、負荷が閾値未満の場合の検量線であり、図14に示す検量線は、負荷が閾値以上の場合の検量線である。
また、図13および図14に示すグラフの横軸は、第2アーム13の回転角度θ1であり、縦軸は、第1アーム12の第1回動軸O1周りの角加速度および第1アーム12についてのフィードバックゲインである。
図13に示すように、ロボットアーム10に設けられる負荷が閾値未満の場合、ロボットアーム10の可動可能な範囲のうちの少なくとも一部、すなわち、第2アーム13の回動可能な範囲のうちの少なくとも一部において、フィードバックゲインは、第1アーム12の角加速度(ロボットアーム10の加速度)が第1角加速度(第1加速度)の場合、第1の値であり、第1アーム12の角加速度が第1角加速度からその第1角加速度よりも低い第2角加速度(第2加速度)に変化した場合、第1の値からその第1の値よりも高い第2の値に変化する。これにより、ロボット1の振動を抑制する効果を向上させることができる。
具体例としては、回転角度θ1が0°の場合、第1アーム12の角加速度は、87.5rad/秒、フィードバックゲインは、0.73(第1の値)であるが、回転角度θ1が−90°の場合、第1アーム12の角加速度は、36.8rad/秒、フィードバックゲインは、1(第2の値)である。
また、図14に示すように、ロボットアーム10に設けられる負荷が閾値以上の場合、ロボットアーム10の可動可能な範囲のうちの少なくとも一部、すなわち、第2アーム13の回動可能な範囲のうちの少なくとも一部において、第1アーム12の角加速度(ロボットアーム10の加速度)は、前記負荷が閾値未満の場合の第1アーム12の角加速度よりも低い。これにより、ロボットアーム10がその根本において湾曲することを抑制することができ、これによって、ロボット1の振動を抑制することができる。
具体例としては、回転角度θ1が−90°よりも大きい場合、前記負荷が閾値以上の場合の第1アーム12の角加速度は、前記負荷が閾値未満の場合の第1アーム12の角加速度よりも低い。
また、図15には、第2アーム13の前述した補正値「Ka・ωm2s」におけるフィードバックゲイン「Ka」および第2アーム13の角加速度を調整する場合に用いられる検量線が示されている。
また、図15に示すグラフの横軸は、第3アーム14の回転角度θ2であり、縦軸は、第2アーム13の第2回動軸O2周りの角加速度および第2アーム13についてのフィードバックゲインである。
図15に示すように、ロボットアーム10の可動可能な範囲のうちの少なくとも一部、すなわち、第3アーム14の回動可能な範囲のうちの少なくとも一部においては、フィードバックゲインは、第2アーム13の角加速度(ロボットアーム10の加速度)が第1角加速度(第1加速度)の場合、第1の値であり、第2アーム13の角加速度が第1角加速度からその第1角加速度よりも低い第2角加速度(第2加速度)に変化した場合、第1の値からその第1の値よりも高い第2の値に変化する。
具体例としては、回転角度θ2が−55°の場合、第2アーム13の角加速度は、70.0rad/秒、フィードバックゲインは、0.67(第1の値)であるが、回転角度θ1が0°の場合、第2アーム13の角加速度は、32.8rad/秒、フィードバックゲインは、1(第2の値)である。
以上説明したように、このロボットシステム100(ロボット1)によれば、ロボット1の振動を抑制することができ、また、前述したようにして第1アーム12および第2アーム13についてのフィードバックゲインの調整を行うので、容易にロボット1の振動を抑制する効果(振動抑制効果)を向上させることができる。
また、第2アーム13を駆動する第2駆動源402に対して、第2アーム13よりも大きな振動が生じる先端側の第3アーム14に設置されている第2慣性センサー32の検出結果を用いて、振動を抑える制御を行うので、ロボット1の振動を抑制する効果を向上させることができる。また、第3アーム14よりも基端側の第2アーム13を回動させる第2駆動源402の作動を制御することにより、ロボット1の振動を抑制する効果を向上させることができる。
また、第1アーム12と第3アーム14とにそれぞれ慣性センサー31、32を設置するとともに、第1アーム12の回動の第1回動軸O1と、第2アーム13の回動の第2回動軸O2および第3アーム14の回動の第3回動軸O3とを互いに直交させたので、第1アーム12と第3アーム14の角速度が互いに混在しない単純な回転成分として検出できる。そして、これらを用いた演算による制御を行うので、より容易に、精度良く、的確に、ロボット1の振動を抑制することができる。
また、第1アーム12の回動の第1回動軸O1と、第2アーム13の回動の第2回動軸O2および第3アーム14の回動の第3回動軸O3とを互いに直交させたので、第1アーム12と第3アーム14の角速度が互いに混在しない単純な回転成分として検出でき、これらの混在無き回転成分にそれぞれ、フィードバックゲインを乗算するので、それぞれを高い精度で補正することができる。
以上、本発明のロボット、制御装置およびロボットシステムを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
なお、前記実施形態では、第2アーム(第2駆動源)および第3アーム(第3駆動源)について、フィードバックゲイン(重み付け値)の調整を行うように構成されているが、本発明では、これに限定されず、フィードバックゲインの調整を行うアーム(駆動源)は、第2アームと第3アームとのいずれか一方でもよく、また、他のアームでもよい。すなわち、ロボットの各アームのうちの少なくとも1つについて、フィードバックゲインの調整を行うように構成されていればよい。
また、本発明では、各モーターとしては、それぞれ、前記サーボモーターに限定されず、例えば、ステッピングモーター等が挙げられる。
また、前記実施形態では、各角度センサーとして、それぞれ、エンコーダーを用いているが、本発明では、これに限定されず、例えば、レゾルバー、ポテンショメーター等、モーターのローターや減速機の回転軸(回動軸)の回転角度を検出する他の各種のセンサーを用いてもよく、また、タコジェネレーター等、モーターのローターや減速機の回転軸の回転速度を検出する各種のセンサーを用いてもよい。なお、モーターとしてステッピングモーターを用いる場合は、例えば、ステッピングモーターへ入力する駆動パルスの数を計測することで、モーターのローターの回転角度や回転速度を検出してもよい。
また、前記実施形態では、各慣性センサーとして、それぞれ、角速度センサー(ジャイロセンサー)を用いているが、本発明では、これに限定されず、例えば、アームの加速度を検出する各種の加速度センサー等を用いてもよい。なお、加速度センサーを用いる場合は、加速度センサーの検出値を用いて角速度を算出する。
また、各角度センサー、各慣性センサーの方式は、それぞれ、特に限定されず、例えば、光学式、磁気式、電磁式、電気式等が挙げられる。
また、前記実施形態では、ロボットの回動軸の数は、6つであるが、本発明では、これに限定されず、ロボットの回動軸の数は、2つ、3つ、4つ、5つまたは7つ以上でもよい。
すなわち、前記実施形態では、リストが2つのアームを有しているので、ロボットのアームの数は、6つであるが、本発明では、これに限定されず、ロボットのアームの数は、2つ、3つ、4つ、5つまたは7つ以上でもよい。
また、前記実施形態では、ロボットは、回動可能な複数のアームを有するロボットアームを1つ備える単腕ロボットであるが、本発明では、これに限定されず、例えば、ロボットアームを2つ備える双腕ロボット等、前記ロボットアームを複数備えるロボットであってもよい。
また、前記実施形態では、エンドエフェクターとして、ハンドを例に挙げたが、本発明では、これに限定されず、エンドエフェクターとしては、その他、例えば、ドリル、溶接機、レーザー照射機等が挙げられる。
また、前記実施形態では、ロボットの基台の固定箇所は、床であるが、本発明では、これに限定されず、この他、例えば、設置スペースにおける天井、壁、作業台、地上等が挙げられる。また、ロボットは、セル内に設置されていてもよい。この場合、基台の固定箇所は、特に限定されず、例えば、セルの天井部、壁部、作業台等が挙げられる。
また、前記実施形態では、ロボット(基台)が固定される面は、水平面と平行な平面(面)であるが、本発明では、これに限定されず、例えば、水平面や鉛直面に対して傾斜した平面(面)でもよく、また、鉛直面と平行な平面(面)であってもよい。すなわち、第1回動軸は、鉛直方向や水平方向に対して傾斜していてもよく、また、水平方向と平行であってもよい。
また、本発明では、ロボットは、他の形式のロボットであってもよい。具体例としては、例えば、脚部を有する脚式歩行(走行)ロボット等が挙げられる。
1…ロボット(産業用ロボット) 10…ロボットアーム 100…ロボットシステム 101…床 11…基台 111…ボルト 112…基台本体 113…円筒状部 114…箱状部 12、13、14、15、17、18…アーム 16…リスト 161…リスト本体 162…支持リング 163…先端面 171、172、173、174、175、176…関節(ジョイント) 2、2a、2b、2c、2d…アーム本体 3、3a、3b、3c、3d…駆動機構 31、32…慣性センサー 4、4a、4b、4c、4d…封止手段 20…制御装置 201、202、203、204、205、206…駆動源制御部 301、302、303、304、305、306…モータードライバー 401、402、403、404、405、406…駆動源 401M、402M、403M、404M、405M、406M…モーター 411、412、413、414、415、416…角度センサー 511、512、513、514、515、516…減算器 521、522、523、524、525、526…位置制御部 531、532、533、534、535、536…減算器 541、542、543、544、545、546…角速度制御部 551、552、553、554、555、556…回転角度算出部 561、562、563、564、565、566…角速度算出部 571…減算器 581、582…変換部 591、592…補正値算出部 601、602…加算器 622…加減算器 O1、O2、O3、O4、O5、O6…回動軸

Claims (11)

  1. ロボットアームと、
    前記ロボットアームに設けられた慣性センサーと、を備え、
    前記ロボットアームは、前記慣性センサーからの出力に重み付けされる重み付け値を用いて制御され、
    前記ロボットアームの可動可能な範囲のうちの少なくとも一部において、前記重み付け値は、前記ロボットアームの加速度が第1加速度の場合、第1の値であり、前記ロボットアームの加速度が前記第1加速度から前記第1加速度よりも低い第2加速度に変化した場合、前記第1の値から前記第1の値よりも高い第2の値に変化することを特徴とするロボット。
  2. 前記ロボットアームは、基台に設けられ、第1回動軸周りに回動可能な第1アームと、前記第1回動軸の軸方向とは異なる軸方向である第2回動軸周りに回動可能な第2アームと、を有し、
    前記第1回動軸と前記ロボットアームの先端との間の最大長さが、970mm以上3000mm以下である請求項1に記載のロボット。
  3. 前記ロボットアームの質量は30kg以上200kg以下である請求項1または2に記載のロボット。
  4. 前記ロボットアームに設けられる最大負荷は5kgを超えており、50kg以下である請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロボット。
  5. 前記ロボットアームの可動可能な範囲のうちの少なくとも一部において、前記ロボットアームに設けられる負荷が所定の閾値以上の場合の前記ロボットアームの加速度は、前記負荷が前記閾値未満の場合の前記ロボットアームの加速度よりも低い請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボット。
  6. 前記重み付け値は、前記ロボットアームの加速度に応じて変化する請求項1ないし5のいずれか1項に記載のロボット。
  7. 前記ロボットアームは、回動可能なアームを有し、
    前記ロボットアームの加速度は、前記アームの角加速度である請求項1ないし6のいずれか1項に記載のロボット。
  8. 前記ロボットアームは、回動可能なアームを有し、
    前記ロボットアームの可動可能な範囲は、前記アームの回動可能な範囲である請求項1ないし7のいずれか1項に記載のロボット。
  9. 前記ロボットアームは、基台に設けられ、第1回動軸周りに回動可能な第1アームと、前記第1回動軸の軸方向とは異なる軸方向である第2回動軸周りに回動可能な第2アームと、前記第1アームの駆動を減速する第1減速機と、前記第2アームの駆動を減速する第2減速機と、を有し、
    前記第1減速機の剛性および前記第2減速機の剛性は、40000Nm/rad以上400000Nm/rad以下である請求項1ないし8のいずれか1項に記載のロボット。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のロボットを制御することを特徴とする制御装置。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のロボットと、
    前記ロボットを制御する制御装置と、を備えることを特徴とするロボットシステム。
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