JP6111563B2 - ロボット - Google Patents
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Description
このようなロボットでは、基台とアームリンク部とを連結する関節部や、アームリンク部とアームリンク部とを連結する関節部は、そのバネ要素の影響により基台やアームリンク部に比べて剛性が低くなっている。このため、アームリンク部の回動やアームリンク部に加わる外乱等によってアームリンク部に振動が生じ易いという問題がある。
まず、最も先端側のアームリンク部の先端部に加速度センサーを設置しているので、その加速度センサーが検出する加速度を各関節部のものに換算して補正することとなる。このときヤコビ変換と呼ばれる座標軸変換を行う必要があり、多数のsin、cosの積を係数に持つ行列演算が必要になるため演算量が膨大になる。しかも、刻一刻と変化する各関節部のモーターの回転角度に合わせて係数を計算する必要があるので、常にこの膨大な演算を実行する必要がある。これにより、応答速度が遅くなるという欠点がある。
また、前記座標軸変換の計算において、特異点と呼ばれる座標軸変換解がない領域(計算できない領域)があり、その領域では振動抑制能力が低下したり、かえって振動を拡大してしまうことがある。
本発明の目的は、アームの姿勢に応じて、容易かつ確実に、振動を抑制することができるロボットを提供することにある。
(適用例1)
本発明のロボットは、基台と、前記基台に連結され、第1回転軸を軸中心として回動する第1アームと、前記第1アームに連結され、前記第1回転軸とは異なる方向の第2回転軸を軸中心として回動する第2アームと、前記第2回転軸とは平行な方向の第3回転軸を軸中心として回動する第3アームと、前記第1アームを第1角速度指令で回動させる第1駆動源と、前記第1アームに設置され、前記第1アームの前記第1回転軸の角速度または加速度を検出する第1慣性センサーと、前記第1駆動源の回転角度を検出する第1角度センサーと、前記第2アームを第2角速度指令で回動させる第2駆動源と、前記第2駆動源の回転角度を検出する第2角度センサーと、前記第3アームを第3角速度指令で回動させる第3駆動源と、前記第3アームに設置され、前記第3アームの前記第2回転軸の角速度または加速度を検出する第2a慣性センサーと、前記第3駆動源の回転角度を検出する第3角度センサーと、前記第2アームを基準として前記第3アームの姿勢を検出してフィードバックゲインを導く姿勢検出手段と、前記第1慣性センサーから得られる前記第1アームの前記第1回転軸の角速度ωA1と、前記第1角度センサーから得られる前記第1アームの前記第1回転軸の角速度ωA1mと、から導かれる第1補正成分をフィードバックして前記第1駆動源を制御する第1駆動源制御手段と、前記第2a慣性センサーから得られる前記第3アームの前記第2回転軸の角速度ωA3から、前記第2角度センサーから得られる前記第2アームの前記第2回転軸の角速度ωA2mと、前記第3角度センサーから得られる前記第3アームの前記第3回転軸の角速度ωA3mと、を減算した値または該値から導かれる値に前記フィードバックゲインを乗算した第2補正成分をフィードバックして前記第2駆動源を制御する第2駆動源制御手段と、を備えていることを特徴とする。
すなわち、膨大な演算が不要であり、これにより、ロボットの制御における応答速度を速くすることができる。また、特異点の存在する演算が不要であるので、確実に、ロボットの制御を行うことができ、振動を抑制することができる。
また、各アームに慣性センサーを設置して各アームに対してその振動を抑える制御を行う場合に比べ、慣性センサーの数を削減することができ、コストを低減することができ、また、回路構成を簡素化することができる。
そして、特に、第2駆動源制御手段は、第2アームを基準とする第3アームの姿勢に応じて前記フィードバック制御におけるフィードバックゲインを調整するので、第3アームの姿勢に応じて、確実且つ効果的に振動を抑制することができる。
本発明のロボットでは、前記角速度ωA1から前記角速度ωA1mを減算した値または該値から導かれる値にフィードバックゲインを乗算した前記第1補正成分をフィードバックして前記第1駆動源を制御する前記第1駆動源制御手段を備えていることが好ましい。
第2駆動源制御手段とともに、第1駆動源制御手段においてもフィードバックゲインを調整するので、さらに効果的に、ロボットの振動を抑制することができる。
本発明のロボットでは、前記第3角度センサーを含み、前記第2アームの軸線と前記第3アームの軸線とのなす角θを検出する前記姿勢検出手段を備えていることが好ましい。
前記第3角度センサーによって前記第2アームの軸線と前記第3アームの軸線とのなす角θを検出するので、部品点数を削減することができ、構成を簡素化することができ、また、より確実に、第3アームの姿勢を検出することができる。
本発明のロボットでは、前記第2アームの軸線と前記第3アームの軸線とのなす角θを検出し、前記角θが180°に近づくにつれて前記フィードバックゲインを大きくする前記姿勢検出手段を備えていることが好ましい。
これにより、第3アームの姿勢に応じて、より確実に振動を抑制することができる。
本発明のロボットでは、エンドエフェクタの質量または前記エンドエフェクタと前記エンドエフェクタが把持する物との質量に基づいて、前記フィードバックゲインを調整する前記姿勢検出手段を備えていることが好ましい。
これにより、前記質量に応じて、確実に振動を抑制することができる。
(適用例6)
本発明のロボットでは、前記質量が大きくなるにつれて、前記フィードバックゲインを小さくする前記姿勢検出手段を備えていることが好ましい。
これにより、前記質量に応じて、より確実に振動を抑制することができる。
本発明のロボットは、基台と、前記基台に連結され、第1回転軸を軸中心として回動する第1アームと、前記第1アームに連結され、前記第1回転軸とは異なる方向の第2回転軸を軸中心として回動する第2アームと、前記第1アームを第1角速度指令で回動させる第1駆動源と、前記第1アームに設置され、前記第1アームの前記第1回転軸の角速度または加速度を検出する第1慣性センサーと、前記第1駆動源の回転角度を検出する第1角度センサーと、前記第2アームを第2速度指令値で回動させる第2駆動源と、前記第2駆動源の回転角度を検出する第2角度センサーと、前記第2アームに設置され、前記第2アームの前記第2回転軸の角速度または加速度を検出する第2b慣性センサーと、前記第1アームを基準として前記第2アームの姿勢を検出してフィードバックゲインを導く姿勢検出手段と、前記第1慣性センサーから得られる前記第1アームの前記第1回転軸の角速度ωA1から、前記第1角度センサーの検出結果から得られる前記第1アームの前記第1回転軸の角速度ωA1mを減算した値または該値から導かれた値に前記フィードバックゲインを乗算した第1補正成分をフィードバックして前記第1駆動源を制御する第1駆動源制御手段と、前記第2b慣性センサーから得られる前記第2アームの前記第2回転軸の角速度ωA2と、前記第2角度センサーから得られる前記第2アームの前記第2回転軸の角速度ωA2mと、から導かれる第2補正成分をフィードバックして前記第2駆動源を制御する第2駆動源制御手段と、を備えていることを特徴とする。
すなわち、膨大な演算が不要であり、これにより、ロボットの制御における応答速度を速くすることができる。また、特異点の存在する演算が不要であるので、確実に、ロボットの制御を行うことができ、振動を抑制することができる。
そして、特に、第1駆動源制御手段は、第1アームに対する第2アームの姿勢に応じて前記フィードバック制御におけるフィードバックゲインを調整するので、第2アームの姿勢に応じて、確実に振動を抑制することができる。
本発明のロボットでは、前記角速度ωA2から前記角速度ωA2mを減算した値または該値から導かれた値にフィードバックゲインを乗算した前記第2補正成分をフィードバックして前記第2駆動源を制御する前記第2駆動源制御手段を備えていることが好ましい。
第1駆動源制御手段とともに、第2駆動源制御手段においてもフィードバックゲインを調整するので、さらに効果的に、ロボットの振動を抑制することができる。
本発明のロボットでは、前記第2角度センサーを含み、前記第1アームの軸線と前記第2アームの軸線とのなす角θを検出する前記姿勢検出手段を備えていることが好ましい。
前記第2角度センサーによって前記第1アームの軸線と前記第2アームの軸線とのなす角θを検出するので、部品点数を削減することができ、構成を簡素化することができ、また、より確実に、第2アームの姿勢を検出することができる。
本発明のロボットでは、前記第1アームの軸線と前記第2アームの軸線とのなす角θを検出し、前記角θが0°以上180°未満の範囲で、前記角θが90°に近づくにつれて、前記フィードバックゲインを大きくする、または前記角θが180°以上、360°未満の範囲で、前記角θが270°に近づくにつれてフィードバックゲインを大きくする、前記姿勢検出手段を備えていることが好ましい。
これにより、第2アームの姿勢に応じて、より確実に振動を抑制することができる。
本発明のロボットでは、エンドエフェクタの質量または前記エンドエフェクタと前記エンドエフェクタが把持する物との質量に基づいて、前記フィードバックゲインを調整する前記姿勢検出手段を備えていることが好ましい。
これにより、前記質量に応じて、確実に振動を抑制することができる。
(適用例12)
本発明のロボットでは、前記質量が大きくなるにつれて、前記フィードバックゲインを大きくする前記姿勢検出手段を備えていることが好ましい。
これにより、前記質量に応じて、より確実に振動を抑制することができる。
本発明のロボットでは、前記第2回転軸に平行な第3回転軸を軸中心として回動自在となるように、前記第2アームと連結された第3アームと、前記第3アームを回動させる第3駆動源と、前記第3アームに設置され、前記第3アームの前記第2回転軸の角速度または加速度を検出する第3慣性センサーと、前記第3駆動源の回転角度を検出する第3角度センサーと、前記第3慣性センサーから得られる前記第3アームの前記第2回転軸の角速度ωA3と、前記第2b慣性センサーから得られる前記第2アームの前記第2回転軸の角速度ωA2と、前記第3角度センサーから得られる前記第3アームの前記第3回転軸の角速度ωA3mと、から導かれる第3補正成分をフィードバックして前記第3駆動源を制御する第3駆動源制御手段と、を備えていることが好ましい。
これにより、より確実に、ロボットの振動を抑制することができる。
本発明のロボットでは、前記角速度ωA3から前記角速度ωA2および前記角速度ωA3mを減算した値または該値から導かれた値に対してフィードバックゲインを乗算した前記第3補正成分をフィードバックして前記第3駆動源を制御する前記第3駆動源制御手段を備えていることが好ましい。
これにより、より確実に、ロボットの振動を抑制することができる。
本発明のロボットでは、前記第1アームの先端部に設置される前記第1慣性センサーと、前記第2アームの先端部に設置される前記第2b慣性センサーと、を備えていることが好ましい。
これにより、第1慣性センサーは、第1アームの振動が最大の部位において第1アームの角速度または加速度を検出し、第2b慣性センサーは、第2アームの振動が最大の部位において第2アームの角速度または加速度を検出するので、より確実にロボットの振動を抑制することができる。
本発明のロボットでは、前記第1アームの先端部に設置される前記第1慣性センサーと、前記第3アームの先端部に設置される前記第2a慣性センサーと、を備えていることが好ましい。
これにより、第1慣性センサーは、第1アームの振動が最大の部位において第1アームの角速度または加速度を検出し、第2a慣性センサーは、第3アームの振動が最大の部位において第3アームの角速度または加速度を検出するので、より確実にロボットの振動を抑制することができる。
本発明のロボットでは、前記基台の設置面の法線と一致する前記第1回転軸を軸中心として回動する第1アームを備えていることが好ましい。
これにより、ロボットの制御を容易に行うことができる。
本発明のロボットでは、前記第1回転軸と直交または前記第1回転軸に直交する軸と平行である前記第2回転軸を軸中心として回動する前記第2アームを備えていることが好ましい。
これにより、ロボットの制御を容易に行うことができる。
<第1実施形態>
図1は、本発明のロボットの第1実施形態を正面側から見た斜視図である。図2は、図1に示すロボットを背面側から見た斜視図である。図3および図4は、それぞれ、図1に示すロボットの概略図である。図5は、図1に示すロボットの主要部のブロック図である。図6〜図10は、それぞれ、図1に示すロボットの主要部のブロック図である。図11は、図1に示すロボットの制御装置の制御動作を示すフローチャートである。
また、第1慣性センサー31、第2a慣性センサー32aとしては、それぞれ、特に限定されず、本実施形態では、例えば、ジャイロセンサー、加速度センサー等を用いることができる。
そして、制御装置20は、アーム12〜15、リスト16をそれぞれ独立して作動させることができる、すなわち、モータードライバー301〜306を介して、駆動源401〜406をそれぞれ独立して制御することができる。この場合、制御装置20は、角度センサー411〜416、第1慣性センサー31、第2a慣性センサー32aにより検出を行い、その検出結果に基づいて、駆動源401〜406の駆動、例えば、角速度や回転角度等をそれぞれ制御する。この制御プログラムは、制御装置20に内蔵された記録媒体に予め記憶されている。
基台11は、中空の基台本体(ハウジング)112を有している。基台本体112は、円筒状をなす円筒状部113と、当該円筒状部113の外周部に一体的に形成された、箱状をなす箱状部114とに分けることができる。そして、このような基台本体112には、例えば、モーター401Mやモータードライバー301〜306が収納されている。
第2アーム13は、第1アーム12の先端部に連結されている。この第2アーム13では、駆動機構3bがモーター403Mを有しており、アーム本体2b内に収納している。また、アーム本体2a内は、封止手段4bにより気密封止されている。
第4アーム15は、第3アーム14の先端部に、その中心軸方向と平行に連結されている。このアーム15では、駆動機構3dがモーター405M、406Mを有しており、アーム本体2d内に収納している。また、アーム本体2d内は、封止手段4dにより気密封止されている。
リスト本体161の先端面163は、平坦な面となっており、マニピュレーターが装着される装着面となる。また、リスト本体161は、関節176を介して、第4アーム15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター406Mの駆動により、回転軸O6回りに回動する。
支持リング162は、関節175を介して、第4アーム15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター405Mの駆動により、リスト本体161ごと回転軸O5回りに回動する。
図5、図6〜図10に示すように、制御装置20は、第1駆動源401の作動を制御する第1駆動源制御部(第1駆動源制御手段)(第1角速度指令)201と、第2駆動源402の作動を制御する第2駆動源制御部(第2駆動源制御手段)(第2角速度指令)202と、第3駆動源403の作動を制御する第3駆動源制御部(第3駆動源制御手段)(第3角速度指令)203と、第4駆動源404の作動を制御する第4駆動源制御部(第4駆動源制御手段)(第4角速度指令)204と、第5駆動源405の作動を制御する第5駆動源制御部(第5駆動源制御手段)(第5角速度指令)205と、第6駆動源406の作動を制御する第6駆動源制御部(第6駆動源制御手段)(第6角速度指令)206と、を有している。
図7に示すように、第2駆動源制御部202は、減算器512と、位置制御部522と、減算器532と、角速度制御部542と、回転角度算出部552と、角速度算出部562と、加減算器622と、変換部582と、補正値算出部592と、加算器602とを有している。
図8に示すように、第4駆動源制御部204は、減算器514と、位置制御部524と、減算器534と、角速度制御部544と、回転角度算出部554と、角速度算出部564とを有している。
図10に示すように、第6駆動源制御部206は、減算器516と、位置制御部526と、減算器536と、角速度制御部546と、回転角度算出部556と、角速度算出部566とを有している。
減算器531には、角速度指令ωcが入力され、また、後述する角速度フィードバック値ωfbが入力される。減算器531は、これら角速度指令ωcと角速度フィードバック値ωfbとの偏差(第1駆動源401の角速度の目標値から角速度フィードバック値ωfbを減算した値)を角速度制御部541に出力する。
このようにして、位置フィードバック値Pfbが位置指令Pcと可及的に等しくなり、かつ、角速度フィードバック値ωfbが角速度指令ωcと可及的に等しくなるように、フィードバック制御がなされ、第1駆動源401の駆動電流が制御される。
角速度算出部561では、第1角度センサー411から入力されるパルス信号の周波数に基づいて、第1駆動源401の角速度ωm1が算出され、その角速度ωm1は、加算器601に出力される。
また、角速度算出部561では、第1角度センサー411から入力されるパルス信号の周波数に基づいて、第1アーム12の回転軸O1の回りの角速度ωA1mが算出され、その角速度ωA1mは、減算器571に出力される。なお、角速度ωA1mは、角速度ωm1を、第1駆動源401のモーター401Mと第1アーム12との間、すなわち、関節171における減速比で除算した値である。
また、第1慣性センサー31により、第1アーム12の回転軸O1の回りの角速度が検出される。そして、その第1慣性センサー31の検出信号、すなわち、第1慣性センサー31により検出された第1アーム12の回転軸O1の回りの角速度ωA1は、減算器571に出力される。
補正値算出部591は、角速度ωm1sに予め定められた係数であるゲイン(フィードバックゲイン)Kaを乗算し、補正値(第1補正成分)Ka・ωm1sを求め、その補正値Ka・ωm1sを加算器601に出力する。
加算器601には、角速度ωm1が入力され、また、補正値Ka・ωm1sが入力される。加算器601は、角速度ωm1と補正値Ka・ωm1sとの加算値を角速度フィードバック値ωfbとして減算器531に出力する。なお、以降の動作は、前述した通りである。
角速度制御部542は、減算器532から入力された偏差と、予め定められた係数である比例ゲイン、積分ゲイン等を用い、積分を含む所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第2駆動源402の駆動信号(駆動電流)を生成し、モータードライバー302を介してモーター402Mに供給する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、PI制御がなされるが、これに限定されるものではない。
角速度算出部569では、第2角度センサー412から入力されるパルス信号の周波数に基づいて、第2駆動源402の角速度ωm2が算出され、その角速度ωm2は、加算器602に出力される。
また、後述する第3駆動源制御部203の角速度算出部563からは、第3アーム14の回転軸O3の回りの角速度ωA3mが加減算器622に出力される。
補正値算出部592は、角速度ωm2sに予め定められた係数であるゲイン(フィードバックゲイン)Kaを乗算し、補正値(第2補正成分)Ka・ωm2sを求め、その補正値Ka・ωm2sを加算器602に出力する。なお、この第2駆動源制御部202におけるゲインKaと、第1駆動源制御部201におけるゲインKaとは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
加算器602には、角速度ωm2が入力され、また、補正値Ka・ωm2sが入力される。加算器602は、角速度ωm2と補正値Ka・ωm2sとの加算値を角速度フィードバック値ωfbとして減算器532に出力する。なお、以降の動作は、前述した通りである。
減算器533には、角速度指令ωcが入力され、また、角速度フィードバック値ωfbが入力される。減算器533は、これら角速度指令ωcと角速度フィードバック値ωfbとの偏差(第3駆動源403の角速度の目標値から角速度フィードバック値ωfbを減算した値)を角速度制御部543に出力する。
なお、駆動源制御部204〜206については、それぞれ、前記第3駆動源制御部203と同様であるので、その説明は省略する。
この場合、第2駆動源制御部202は、第3アーム14の角度θが180°に近いほど、フィードバックゲインKaを大きく設定する。すなわち、第3アーム14の角度θが0°以上、180°未満の範囲では、第3アーム14の角度θが0°に近いほど、フィードバックゲインKaを小さく設定し、同様に、第3アーム14の角度θが180°以上、360°未満の範囲では、第3アーム14の角度θが360°(0°)に近いほど、フィードバックゲインKaを小さく設定する。なお、一般に、ロボットのアームの稼働範囲は、45°〜315°程度であるが、本発明では、アームの稼働範囲が0°〜360°のうちのいずれかの範囲のロボットをすべてその対象としている。したがって、本明細書では、ロボットのアームの稼働範囲が0°〜360°であるものとして説明を行う。
このように、このロボット1では、第3アーム14の姿勢に応じてフィードバックゲインKaを調整することにより、制御を安定させつつ、確実に振動を抑制することができる。すなわち、振動の抑制と、制御の安定性との両立を図ることができる。
その理由は、代表的に第1駆動源制御部201において説明すると、フィードバックゲインKaを1に設定すると、加算器601において、第1角度センサー411により検出して求めた第1駆動源401の角速度ωm1と、補正値Ka・ωm1sのうちの第1角度センサー411により検出して求めた第1駆動源401の角速度の成分とが相殺されてしまう。これにより、角速度フィードバック値ωfbのうち、第1角度センサーにより検出して求めた第1駆動源401の角速度の成分が0となり、制御が不安定になる。
なお、例えば、角速度算出部561と加算器601との間に、第1角度センサー411により検出して求めた第1駆動源401の角速度ωm1に、予め定められた係数であるゲイン(フィードバックゲイン)Kbを乗算し、補正値Kb・ωm1を求め、その補正値Kb・ωm1を加算器601に出力する図示しない補正値算出部を設けてもよい。この場合は、前記の理由から、フィードバックゲインKaは、フィードバックゲインKb未満に設定されることが好ましい。この場合は、フィードバックゲインKaは、フィードバックゲインKbの値によっては、1以上に設定することができる。なお、以下では、フィードバックゲインKaの値については、代表的に、角速度算出部561と加算器601との間に前記補正値算出部を設けない場合について説明する。
なお、ここでは代表的に、第3アーム14の角度θが、θ1未満の場合と、θ1以上、θ2未満の場合と、θ2以上、θ3未満の場合と、θ3以上、θ4未満の場合と、θ4以上の場合に(θ1<θ2<θ3<θ4)、それぞれ、フィードバックゲインKaを設定する場合について説明する。
次いで、第3アーム14の角度θがθ1未満であるか否かを判断し(ステップS103)、第3アーム14の角度θがθ1未満である場合は、フィードバックゲインKaをKa1に設定する(ステップS104)。なお、第3アーム14の稼働範囲は、本実施形態では、例えば、45°〜315°に設定されるので、ステップS103では、第3アーム14の角度θが45°以上、θ1未満であるか否かが判断される。
また、ステップS105において第3アーム14の角度θがθ1以上、θ2未満でない場合は、第3アーム14の角度θがθ2以上、θ3未満であるか否かを判断し(ステップS107)、第3アーム14の角度θがθ2以上、θ3未満である場合は、フィードバックゲインKaをKa3に設定する(ステップS108)。
また、ステップS109において第3アーム14の角度θがθ3以上、θ4未満でない場合は、第3アーム14の角度θがθ4以上であるか否かを判断し(ステップS111)、第3アーム14の角度θがθ4以上である場合は、フィードバックゲインKaをKa5に設定する(ステップS112)。なお、前記のように第3アーム14の稼働範囲は、本実施形態では、例えば、45°〜315°に設定されるので、ステップS111では、第3アーム14の角度θがθ4以上、315°以下であるか否かが判断される。
なお、Ka1<Ka2<Ka3>Ka4>Ka5である。また、Ka1とKa5とは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。また、Ka2とKa4とは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
また、θ2は、諸条件により適宜設定されるものであり、特に限定されないが、115°以上、155°以下であることが好ましく、125°以上、145°以下であることがより好ましい。1例としては、例えば、135°に設定される。
また、θ4は、諸条件により適宜設定されるものであり、特に限定されないが、250°以上、290°以下であることが好ましく、260°以上、280°以下であることがより好ましい。1例としては、例えば、270°に設定される。
そして、角度θがθ1未満の場合は、前述したように、フィードバックゲインKaは、Ka1に設定されるが、そのKa1は、0以上、0.3以下であることが好ましく、0以上、0.2以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ1以上、θ2未満の場合は、前述したように、フィードバックゲインKaは、Ka2に設定されるが、そのKa2は、0.1以上、0.5以下であることが好ましく、0.2以上、0.4以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ3以上、θ4未満の場合は、前述したように、フィードバックゲインKaは、Ka4に設定されるが、そのKa4は、0.1以上、0.5以下であることが好ましく、0.2以上、0.4以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ4以上の場合は、前述したように、フィードバックゲインKaは、Ka5に設定されるが、そのKa5は、0以上、0.3以下であることが好ましく、0以上、0.2以下であることがより好ましい。
これにより、より確実に、制御を安定させつつ、振動を抑制することができる。
まず、ロボット1の制御において、膨大な演算が不要であり、これにより、ロボット1の制御における応答速度を速くすることができ、また、制御装置20の構成を簡素化することができる。
また、第2アーム13を駆動する第2駆動源402に対して、第2アーム13よりも大きな振動が生じる先端側の第3アーム14に設置されている第2a慣性センサー32aの検出結果を用いて、振動を抑える制御を行うので、ロボット1の振動を抑制する効果を高めることができる。また、第3アーム14よりも基端側の第2アーム13を回動させる第2駆動源402の作動を制御することにより、ロボット1の振動を抑制する効果を高めることができる。
なお、本実施形態では、第3アーム14の角度θを5つの範囲に分けたが、これに限らず、例えば、2つ、3つ、4つ、または、6つ以上の範囲に分けてもよい。また、段階的ではなく、連続する角度θに対して、連続するフィードバックゲインKaを対応させてもよい。
この具体例は、振動角速度ωA2sが逆位相となる場合を考慮したものであり、振動角速度ωA2sが逆位相のときは、フィードバックゲインKaを負にすることで、正常な位相に変換することができる。
まず、Ka1は、−0.2以上、0.3以下であることが好ましく、−0.1以上、0.1以下であることがより好ましい。
また、Ka3は、0.3以上、0.7以下であることが好ましく、0.3以上、0.6以下であることがより好ましい。
また、Ka4は、0.1以上、0.4以下であることが好ましく、0.1以上、0.3以下であることがより好ましい。
また、Ka5は、−0.2以上、0.3以下であることが好ましく、−0.1以上、0.1以下であることがより好ましい。
以下、第2実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態のロボット1では、第2駆動源制御部202は、フィードバック制御において、ロボット1の先端部、すなわち、リスト16の先端部における先端負荷質量に基づいて、フィードバックゲインKaを調整する。
その理由は、先端負荷質量が大きいほど、ロボット1の振動が小さいが、制御が不安定であり、振動が発振し易いので、フィードバックゲインKaを小さく設定することにより、ロボット1の発振を防止し、制御を安定させることができる。
換言すれば、先端負荷質量が小さいほど、ロボット1の制御が安定しているので、フィードバックゲインKaを大きく設定することにより、振動を抑制する効果を高めることができる。
なお、ここでは代表的に、第3アーム14の角度θが、θ1未満の場合と、θ1以上、θ2未満の場合と、θ2以上、θ3未満の場合と、θ3以上、θ4未満の場合と、θ4以上の場合(θ1<θ2<θ3<θ4)のそれぞれと、先端負荷質量が、1kgの場合と、3kgの場合と、5kgの場合のそれぞれとの組み合わせにおいて、それぞれ、フィードバックゲインKaを設定する場合について説明する。
また、角度θがθ1未満で、先端負荷質量が3kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0以上、0.3以下であることが好ましく、0以上、0.2以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ1未満で、先端負荷質量が5kgの場合は、フィードバックゲインKaは、−0.2以上、0.2以下であることが好ましく、−0.1以上、0以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ1以上、θ2未満で、先端負荷質量が3kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.1以上、0.5以下であることが好ましく、0.2以上、0.3以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ1以上、θ2未満で、先端負荷質量が5kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0以上、0.4以下であることが好ましく、0以上、0.3以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ2以上、θ3未満で、先端負荷質量が3kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.3以上、0.7以下であることが好ましく、0.3以上、0.6以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ2以上、θ3未満で、先端負荷質量が5kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.3以上、0.7以下であることが好ましく、0.3以上、0.6以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ3以上、θ4未満で、先端負荷質量が3kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.1以上、0.5以下であることが好ましく、0.2以上、0.3以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ3以上、θ4未満で、先端負荷質量が5kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0以上、0.4以下であることが好ましく、0以上、0.3以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ4以上で、先端負荷質量が3kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0以上、0.3以下であることが好ましく、0以上、0.2以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ4以上で、先端負荷質量が5kgの場合は、フィードバックゲインKaは、−0.2以上、0.2以下であることが好ましく、−0.1以上、0以下であることがより好ましい。
このロボット1によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
そして、このロボット1では、第3アーム14の姿勢および先端負荷質量に応じてフィードバックゲインKaを調整することにより、より確実に、制御を安定させつつ、振動を抑制することができる。
図12は、本発明のロボットの第2実施形態を示す概略図である。図13および図14は、それぞれ、図12に示すロボットの主要部のブロック図である。図15は、図1に示すロボットの制御装置の制御動作を示すフローチャートである。
なお、以下では、説明の都合上、図12中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図12中の基台側を「基端」、その反対側を「先端」と言う。また、図12では、回転軸O2、O3は、それぞれ、誇張して図示されている。また、図12では、慣性センサー31、32bは、それぞれ、その存在を明確にするため、アーム12、13の外部に図示されている。
図12に示すように、第3実施形態のロボット1では、第3アーム14には、慣性センサーが設置されておらず、第2アーム13には、第2b慣性センサー32bが設置されている。この第2b慣性センサー32bにより第2アーム13の回転軸O2の回りの角速度を検出する。第2アーム13における第2b慣性センサー32bの設置位置は、特に限定されないが、第2アーム13の先端部が好ましい。本実施形態では、第2b慣性センサー32bは、第2アーム13の内部の先端部に設置されている。第2アーム13の振動は、その先端部において最大になるので、これにより、より確実にロボット1の振動を抑制することができる。なお、第2b慣性センサー32bが、第2アーム13の基端部に設置されていてもよいことは、言うまでもない。
ここで、このロボット1では、第1アーム12および第2アーム13の振動を抑制するために、前記のように第1アーム12および第2アーム13の両方に第1慣性センサー31、第2b慣性センサー32bを設置し、その第1慣性センサー31、第2b慣性センサー32bの検出結果に基づいて駆動源401、402の作動を制御する。これにより、確実に、第1アーム12および第2アーム13の振動を抑制することができ、これによって、ロボット1全体の振動を抑制することができる。
また、このロボット1では、制御装置20の第2駆動源制御部202が第1実施形態と異なっている。
また、図14に示すように、第3駆動源制御部203は、減算器518と、位置制御部528と、減算器538と、角速度制御部548と、回転角度算出部558と、角速度算出部568とを有している。以下、第2駆動源制御部202について説明する。
角速度制御部547は、減算器537から入力された偏差と、予め定められた係数である比例ゲイン、積分ゲイン等を用い、積分を含む所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第2駆動源402の駆動信号(駆動電流)を生成し、モータードライバー302を介してモーター402Mに供給する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、PI制御がなされるが、これに限定されるものではない。
角速度算出部567では、第2角度センサー412から入力されるパルス信号の周波数に基づいて、第2駆動源402の角速度ωm2が算出され、その角速度ωm2は、加算器602に出力される。
補正値算出部597は、角速度ωm2sに予め定められた係数であるゲイン(フィードバックゲイン)Kaを乗算し、補正値(第2補正成分)Ka・ωm2sを求め、その補正値Ka・ωm2sを加算器607に出力する。なお、この第2駆動源制御部202におけるゲインKaと、第1駆動源制御部201におけるゲインKaとは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
加算器607には、角速度ωm2が入力され、また、補正値Ka・ωm2sが入力される。加算器607は、角速度ωm2と補正値Ka・ωm2sとの加算値を角速度フィードバック値ωfbとして減算器537に出力する。なお、以降の動作は、第1実施形態と同様である。
ここで、このロボット1は、第1アーム12を基準として第2アーム13の姿勢を検出する姿勢検出手段として、第1アーム12の軸線(中心軸)121(回転軸O1)と第2アーム13の軸線(中心軸)131とのなす角θ(以下、単に「第2アーム13の角度θ」、「アーム13の角度θ」、「角度θ」とも言う)(図12参照)を検出する角度検出手段を有している。本実施形態では、この角度検出手段は、第2角度センサー412と、制御装置20とで構成されている。すなわち、制御装置20の第2駆動源制御部202の回転角度算出部557は、第2角度センサー412から入力されるパルス数をカウントし、そのカウント値に応じた第2駆動源402の回転角度を求め、これにより、現在の第2アーム13の角度θを求める。
この場合、第1駆動源制御部201は、第2アーム13の角度θが0°以上、180°未満の範囲では、第2アーム13の角度θが90°に近いほど、フィードバックゲインKaを大きく設定する。すなわち、第2アーム13の角度θが0°以上、90°未満の範囲では、第2アーム13の角度θが0°に近いほど、フィードバックゲインKaを小さく設定し、同様に、第2アーム13の角度θが90°以上、180°未満の範囲では、第2アーム13の角度θが180°に近いほど、フィードバックゲインKaを小さく設定する。
また、第2アーム13の角度θが0°、180°の場合は、第2アーム13の第1回転軸O1の回りの慣性モーメントが最も小さく、最も制御が不安定であり、振動が発振し易いので、フィードバックゲインKaを小さく設定することにより、ロボット1の発振を防止し、制御を安定させることができる。この場合、慣性モーメントが小さく、元々ロボット1の振動が小さいため、フィードバックゲインKaを下げても振動が大きくなることはない。
このように、このロボット1では、第2アーム13の姿勢に応じてフィードバックゲインKaを調整することにより、制御を安定させつつ、確実に振動を抑制することができる。すなわち、振動の抑制と、制御の安定性との両立を図ることができる。
なお、ここでは代表的に、第2アーム13の角度θが、0°以上、180°未満の範囲においては、第2アーム13の角度θが、θ11未満の場合と、θ11以上、θ12未満の場合と、θ12以上の場合に(θ11<θ12)、それぞれ、フィードバックゲインKaを設定し、同様に、第3アーム14の角度θが、180°以上、360°未満の範囲においては、第2アーム13の角度θが、θ21未満の場合と、θ21以上、θ22未満の場合と、θ22以上の場合に(θ21<θ22)、それぞれ、フィードバックゲインKaを設定する場合について説明する。
次いで、第2駆動源402の回転角度に基づいて、第2アーム13の角度θを求める(ステップS202)。
また、ステップS206において第2アーム13の角度θがθ11以上、θ12未満でない場合は、第2アーム13の角度θがθ12以上であるか否かを判断し(ステップS208)、第2アーム13の角度θがθ12以上である場合は、フィードバックゲインKaをKa13に設定する(ステップS209)。
また、ステップS210において第2アーム13の角度θがθ21未満でない場合は、第2アーム13の角度θがθ21以上、θ22未満であるか否かを判断し(ステップS212)、第2アーム13の角度θがθ21以上、θ22未満である場合は、フィードバックゲインKaをKa22に設定する(ステップS213)。
なお、Ka11>Ka12>Ka13であり、Ka21<Ka22<Ka23である。また、Ka11とKa23とは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。また、Ka12とKa22とは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。また、Ka13とKa21とは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
また、θ12は、諸条件により適宜設定されるものであり、特に限定されないが、145°以上、175°以下であることが好ましく、155°以上、165°以下であることがより好ましい。1例としては、例えば、160°に設定される。
また、θ22は、諸条件により適宜設定されるものであり、特に限定されないが、205°以上、245°以下であることが好ましく、215°以上、235°以下であることがより好ましい。1例としては、例えば、230°に設定される。
これにより、より確実に、制御を安定させつつ、振動を抑制することができる。
そして、角度θがθ11未満の場合は、前述したように、フィードバックゲインKaは、Ka11に設定されるが、そのKa11は、0.2以上、0.7以下であることが好ましく、0.4以上、0.5以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ12以上の場合は、前述したように、フィードバックゲインKaは、Ka13に設定されるが、そのKa13は、0以上、0.3以下であることが好ましく、0.1以上、0.2以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ21以上、θ22未満の場合は、前述したように、フィードバックゲインKaは、Ka22に設定されるが、そのKa22は、0.1以上、0.4以下であることが好ましく、0.2以上、0.4以下であることがより好ましい。
また、角度θがθ22以上の場合は、前述したように、フィードバックゲインKaは、Ka23に設定されるが、そのKa23は、0.2以上、0.7以下であることが好ましく、0.4以上、0.5以下であることがより好ましい。
これにより、より確実に、制御を安定させつつ、振動を抑制することができる。
なお、本実施形態では、第2アーム13の角度θを6つの範囲に分けたが、これに限らず、例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、または、7つ以上の範囲に分けてもよい。また、段階的ではなく、連続する角度θに対して、連続するフィードバックゲインKaを対応させてもよい。
まず、角度θが20°以上、40°未満の場合は、フィードバックゲインKaは、0.15以上、0.3以下であることが好ましい。
また、角度θが40°以上、60°未満の場合は、フィードバックゲインKaは、0.3以上、0.4以下であることが好ましい。
また、角度θが120°以上、140°未満の場合は、フィードバックゲインKaは、0.3以上、0.4以下であることが好ましい。
また、角度θが140°以上、160°未満の場合は、フィードバックゲインKaは、0.15以上、0.3以下であることが好ましい。
また、角度θが200°以上、220°未満の場合は、フィードバックゲインKaは、0.15以上、0.3以下であることが好ましい。
また、角度θが220°以上、240°未満の場合は、フィードバックゲインKaは、0.3以上、0.4以下であることが好ましい。
また、角度θが240°以上、270°以下の場合は、フィードバックゲインKaは、0.4以上、0.7以下であることが好ましい。
以下、第4実施形態について、前述した第3実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4実施形態のロボット1では、第2駆動源制御部202は、フィードバック制御において、ロボット1の先端部、すなわち、リスト16の先端部における先端負荷質量に基づいて、フィードバックゲインKaを調整する。
その理由は、先端負荷質量が大きいほど、ロボット1の制御が安定しているが、第2アーム13の回転軸O1の回りの慣性モーメントが大きく、振動が大きいので、フィードバックゲインKaを大きく設定することにより、振動を抑制する効果を高めることができる。
換言すれば、先端負荷質量が小さいほど、第2アーム13の回転軸O1の回りの慣性モーメントが小さく、ロボット1の振動が小さいが、制御が不安定であり、振動が発振し易いので、フィードバックゲインKaを小さく設定することにより、ロボット1の発振を防止し、制御を安定させることができる。
なお、ここでは、第2アーム13の稼働範囲が50°〜310°の場合について説明する。また、ここでは代表的に、第2アーム13の角度θが、50°以上、180°未満の範囲においては、第2アーム13の角度θが、θ11未満の場合と、θ11以上、θ12未満の場合と、θ12以上の場合(θ11<θ12)のそれぞれと、先端負荷質量が、1kgの場合と、3kgの場合と、5kgの場合のそれぞれとの組み合わせにおいて、それぞれ、フィードバックゲインKaを設定する場合について説明する。
また、角度θが50°以上、θ11未満で、先端負荷質量が3kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.35以上、0.5以下であることが好ましい。
また、角度θが50°以上、θ11未満で、先端負荷質量が5kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.4以上、0.7以下であることが好ましい。
また、角度θがθ11以上、θ12未満で、先端負荷質量が3kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.2以上、0.4以下であることが好ましい。
また、角度θがθ11以上、θ12未満で、先端負荷質量が5kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.3以上、0.6以下であることが好ましい。
また、角度θがθ12以上で、先端負荷質量が3kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.1以上、0.2以下であることが好ましい。
また、角度θがθ12以上で、先端負荷質量が5kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.25以上、0.4以下であることが好ましい。
また、角度θがθ21未満で、先端負荷質量が3kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.1以上、0.2以下であることが好ましい。
また、角度θがθ21未満で、先端負荷質量が5kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.25以上、0.4以下であることが好ましい。
また、角度θがθ21以上、θ22未満で、先端負荷質量が3kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.2以上、0.4以下であることが好ましい。
また、角度θがθ21以上、θ22未満で、先端負荷質量が5kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.3以上、0.6以下であることが好ましい。
また、角度θがθ22以上、310°以下で、先端負荷質量が3kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.35以上、0.5以下であることが好ましい。
また、角度θがθ22以上、310°以下で、先端負荷質量が5kgの場合は、フィードバックゲインKaは、0.4以上、0.7以下であることが好ましい。
これにより、より確実に、制御を安定させつつ、振動を抑制することができる。
そして、このロボット1では、第2アーム13の姿勢および先端負荷質量に応じてフィードバックゲインKaを調整することにより、より確実に、制御を安定させつつ、振動を抑制することができる。
なお、この第4実施形態は、後述する第5実施形態にも適用することができる。
図16は、本発明のロボットの第5実施形態を示す概略図である。図17は、図16に示すロボットの主要部のブロック図である。
なお、以下では、説明の都合上、図16中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図16中の基台側を「基端」、その反対側を「先端」と言う。また、図16では、回転軸O2、O3は、それぞれ、誇張して図示されている。また、図16では、慣性センサー31、32b、33は、それぞれ、その存在を明確にするため、アーム12、13、14の外部に図示されている。
図16に示すように、第5実施形態のロボット1では、第3アーム14には、第3慣性センサー33が設置されている。この第3慣性センサー33により第3アーム14の回転軸O2の回りの角速度を検出する。第3アーム14における第3慣性センサー33の設置位置は、特に限定されないが、第3アーム14の先端部が好ましい。本実施形態では、第3慣性センサー33は、第3アーム14の内部の先端部に設置されている。第3アーム14の振動は、その先端部において最大になるので、これにより、より確実にロボット1の振動を抑制することができる。なお、第3慣性センサー33が、第3アーム14の基端部に設置されていてもよいことは、言うまでもない。
このロボット1では、第1アーム12、第2アーム13および第3アーム14の振動を抑制するために、前記のように第1アーム12、第2アーム13および第3アーム14のすべてに第1慣性センサー31、第2b慣性センサー32b、第3慣性センサー33を設置し、その第1慣性センサー31、第2b慣性センサー32b、第3慣性センサー33の検出結果に基づいて第1駆動源401、第2駆動源402、第3駆動源403の作動を制御する。これにより、確実に、第1アーム12、第2アーム13および第3アーム14の振動を抑制することができ、これによって、ロボット1全体の振動を抑制することができる。
また、このロボット1では、制御装置20の第3駆動源制御部203が第3実施形態と異なっている。
また、図17に示すように、第3駆動源制御部203は、減算器5110と、位置制御部5210と、減算器5310と、角速度制御部5410と、回転角度算出部5510と、角速度算出部5610と、加減算器6110と、変換部5810と、補正値算出部5910と、加算器6010とを有している。以下、第3駆動源制御部203について説明する。
角速度制御部5410は、減算器5310から入力された偏差と、予め定められた係数である比例ゲイン、積分ゲイン等を用い、積分を含む所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第3駆動源403の駆動信号(駆動電流)を生成し、モータードライバー303を介して第3駆動源403のモーターに供給する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、PI制御がなされるが、これに限定されるものではない。
角速度算出部5610では、第3角度センサー413から入力されるパルス信号の周波数に基づいて、第3駆動源403の角速度ωm3が算出され、その角速度ωm3は、加算器6010に出力される。
また、前述した第2b慣性センサー32bの検出信号、すなわち、第2b慣性センサー32bにより検出された第2アーム13の回転軸O2の回りの角速度ωA2は、加減算器6110に出力される。
補正値算出部5910は、角速度ωm3sに予め定められた係数であるゲイン(フィードバックゲイン)Kaを乗算し、補正値(第3補正成分)Ka・ωm3sを求め、その補正値Ka・ωm3sを加算器6010に出力する。なお、この第3駆動源制御部203におけるゲインKaと、第1駆動源制御部201におけるゲインKaと、第2駆動源制御部202におけるゲインKaとは、それぞれ、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
このロボット1によれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
そして、このロボット1では、第3アーム14に対しても振動を抑える制御を行うので、より確実に、ロボット1の振動を抑制することができる。
また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、各モーターとしては、それぞれ、前記サーボモーターの他、例えば、ステッピングモーター等が挙げられる。
また、前記実施形態では、ロボットの回転軸の数は、6つであるが、本発明では、これに限定されず、ロボットの回転軸の数は、2つ、3つ、4つ、5つまたは7つ以上でもよい。
すなわち、前記実施形態では、リストが2本のアームを有しているので、ロボットのアームの本数は、6本であるが、本発明では、これに限定されず、ロボットのアームの本数は、2本、3本、4本、5本または7本以上でもよい。
また、前記実施形態では、リストに、機能部として、マニピュレーターが着脱自在に装着されるようになっているが、本発明では、これに限定されず、機能部(エンドエフェクタ)としては、その他、例えば、ドリル、溶接機、レーザー照射機等が挙げられる。
また、例えば、アームの先端部の現在の位置、次の制御周期におけるアームの先端部の位置の指令値、ロボットの最も先端側のアームであるリストの先端部の現在の位置、次の制御周期におけるリストの先端部の位置の指令値等に基づいて、フィードバックゲインKaを調整するように構成してもよい。
Claims (7)
- 第1回転軸を軸中心として回動可能な第1アームと、前記第1回転軸の軸方向と異なる軸方向である第2回転軸を軸中心として回動可能な第2アームと、前記第2回転軸の軸方向と平行な軸方向である第3回転軸を軸中心として回動可能な第3アームと、前記第3回転軸の軸方向と異なる軸方向である第4回転軸を軸中心として回動可能な第4アームと、前記第4回転軸の軸方向と異なる軸方向である第5回転軸を軸中心として回動可能な第5アームと、前記第5回転軸の軸方向と異なる軸方向である第6回転軸を軸中心として回動可能な第6アームと、を含むアーム連結体と、
前記第1アーム、前記第2アームおよび前記第3アームのうち少なくとも一つに設けられたジャイロセンサーと、を備え、
前記アーム連結体が第1の姿勢である場合の前記ジャイロセンサーのゲインは、前記アーム連結体が前記第1の姿勢と異なる第2の姿勢である場合の前記ジャイロセンサーのゲインと異なる、
ことを特徴とするロボット。 - 前記アーム連結体の角度を検出する角度センサーを備え、
前記アーム連結体の姿勢は、前記角度センサーの出力に基づいて求められる、
ことを特徴とする請求項1に記載のロボット。 - 前記ゲインは、前記角度センサーの出力と、前記ジャイロセンサーの出力と、に基づいた値に乗算される、
ことを特徴とする請求項2に記載のロボット。 - 前記ジャイロセンサーは、前記アーム連結体の内部に位置する、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のロボット。 - 前記ジャイロセンサーは、前記第1アームに設けられている、
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のロボット。 - 前記アーム連結体に設けられたエンドエフェクタを備え、
前記エンドエフェクタの質量または前記エンドエフェクタが把持する物の質量の少なくとも一方に基づいて、前記ゲインが変更される、
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のロボット。 - 前記アーム連結体は、前記ジャイロセンサーの出力と前記ゲインに基づいて制御される、
ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載のロボット。
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