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JP3442941B2 - ロボットの振動抑制制御装置およびその制御方法 - Google Patents

ロボットの振動抑制制御装置およびその制御方法

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JP3442941B2
JP3442941B2 JP26004796A JP26004796A JP3442941B2 JP 3442941 B2 JP3442941 B2 JP 3442941B2 JP 26004796 A JP26004796 A JP 26004796A JP 26004796 A JP26004796 A JP 26004796A JP 3442941 B2 JP3442941 B2 JP 3442941B2
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Japan
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arm
joint
tip
acceleration
robot
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川 秀 樹 小
田 利 也 梅
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロボットの振動抑制
制御装置およびその制御方法に係り、とりわけ関節部を
介して互いに連結された複数のアームリンク部を有する
アームに生じる振動を効果的に抑制することができるロ
ボットの振動抑制制御装置およびその制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、関節部を介して互いに連結さ
れた複数のアームリンク部を有するアームを備え、この
アームを2次元平面内または3次元空間内の目標位置に
位置決めするとともに、アームの先端に取り付けた手先
効果器等のツールにより各種の作業を行うロボットが知
られている。このようなロボットでは一般に、アームの
先端と反対側の端部においてアーム全体を支える構造と
なっており、また各関節部はアームリンク部を回転させ
るトルク伝達機構や減速機構が有するバネ要素の影響に
よりアームリンク部に比べて剛性が低くなっている。こ
のため、特に関節部の数が多く、またアームの全長が長
いロボットにおいては、アームの運動やアームに加わる
外乱等によってアームに振動が生じやすく、アームの先
端を速やかに目標位置に位置決めしたり、アームの先端
が位置決め保持状態にあるときに加わった外乱による振
動を速やかに抑制することが困難であるという問題があ
る。
【0003】このようなロボットにおける振動を抑制す
るための方法としては一般に、次のようものが提案され
ている。例えば、1つまたは2つという少数の関節部を
有するアームを備えたロボットにおいて、アームに生じ
た歪みや加速度をセンサにより検出し、このような検出
信号に基づいてフィードバック補償を行う方法が提案さ
れている。しかし、この方法はあくまでも少数の関節部
を有するアームを前提にしており、アームの関節数が多
くなった場合に、各センサをどの位置にどのように配置
するのか、また検出信号から各関節部へのフィードバッ
ク補償をどのように行うのかといったことについては問
題が多く残されている。
【0004】またこの他に、関節部を駆動するモータの
回転角および回転速度からアームリンク部の回転角およ
び回転速度を推定するオブザーバ制御が組み込まれた産
業用ロボットにおいて、推定された回転角および回転速
度に応じて防振制御を行う方法も提案されている。しか
し、この方法は制御系の設計が複雑であるとともに制御
のための計算量も多く、また数Hz以下の低い固有振動
数を有するロボットにおいては十分な振動抑制効果が期
待できないという問題がある。
【0005】なお、ロボットの振動抑制制御に関しての
従来の研究および開発は、主として宇宙等における利用
を目的にしたフレキシブル・マニピュレータ、すなわち
アームリンク部の軽量化を図りアームリンク部自体も弾
性によりたわみが生じるようなロボットを対象としたも
のが多い。このようなロボットにおいては、アームリン
ク部を分布定数系として定式化しなければならず、また
高次の振動モードまで考慮する必要が生じることから、
挙動を表す動特性モデルも非常に複雑なものとなる。こ
のため、このようなロボットにおいては、主として自由
度が1または2のアームを制御対象として振動抑制制御
を実行した報告例がほとんどであり、実用的な多くの自
由度を有するアームに対して適用するには複雑な制御系
の設計が必要であったり、制御のための計算時間も多く
かかるなどの問題も多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のロボットにおいては、多数の関節部を有する自由度の
大きなロボットの振動を効果的に抑制する方法は確立さ
れていない。すなわち、本発明が対象とするようなアー
ムリンク部を連結する関節部の数が多く、またアームの
全長が長いロボットにおいては、固有振動数が数Hz程
度にまで低下して非常にゆっくりした振動が生じやすく
なり、ツールが取り付けられるアームの先端を速やかに
目標位置に位置決めしたり、アームの先端が位置決め保
持状態にあるときに加わった外乱による振動を速やかに
抑制することが非常に困難である。
【0007】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、アームリンク部に比べて剛性が低い複数の
関節部を有し、数Hz以下の低い固有振動数によるゆっ
くりした固有振動を持つアームを備えたロボットにおい
て十分な振動抑制効果を得ることができるロボットの振
動抑制制御装置およびその制御方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、関節部を介し
て互いに連結された複数のアームリンク部を有するアー
ムと、前記アームの先端を目標位置に位置決めするため
前記アームの各関節部を所定指令値に基づいて駆動する
駆動部とを備えたロボットで用いられる振動抑制制御装
置において、前記アームの先端近傍に設けられ前記アー
ムの先端の加速度量を検出する加速度センサと、前記加
速度センサにより検出された加速度量に基づいて前記ア
ームの先端に生じた振動を抑制するように前記各関節部
ごとの前記駆動部への所定指令値を補償する前記各関節
部ごとの補償成分を算出するとともに、算出された前記
各関節部ごとの補償成分を対応する前記各関節部ごとの
所定指令値から減算する演算部とを備え、前記演算部
は、前記加速度センサにより検出された前記加速度量を
前記アームの先端に作用した等価な力相当成分とみな
し、この力相当成分に準静力学的扱いで前記アームの構
造に応じた所定の変換を施すことにより、前記アームの
前記各関節部を駆動する所定指令値に対する補償成分を
算出することを特徴とする、ロボットの振動抑制制御装
置を提供する。
【0009】また本発明は、関節部を介して互いに連結
された複数のアームリンク部を有するアームと、前記ア
ームの先端を目標位置に位置決めするため前記アームの
各関節部を所定指令値に基づいて駆動する駆動部とを備
えたロボットで用いられる振動抑制制御方法において、
前記アームの先端近傍の加速度量を検出する工程と、こ
の工程により検出された加速度量に基づいて前記アーム
の先端に生じた振動を抑制するように前記各関節部ごと
の前記駆動部への所定指令値を補償する前記各関節部ご
との補償成分を算出する工程と、この工程により算出さ
れた前記各関節部ごとの補償成分を対応する前記各関節
部ごとの所定指令値から減算する工程とを備え、前記補
償成分を算出する工程において、前記アームの先端近傍
で検出された前記加速度量を前記アームの先端に作用し
た等価な力相当成分とみなし、この力相当成分に準静力
学的扱いで前記アームの構造に応じた所定の変換を施す
ことにより、前記アームの前記各関節部を駆動する所定
指令値に対する補償成分を算出することを特徴とする、
ロボットの振動抑制制御方法を提供する。
【0010】本発明によれば、アームリンク部に比べて
剛性が低い複数の関節部を有し、数Hz以下の低い固有
振動数によるゆっくりした固有振動を持つアームを備え
たロボットにおいて、加速度センサにより検出された加
速度量をアームの先端に作用した等価な力相当成分とみ
なし、この力相当成分に基づいてアームの先端に生じた
振動を抑制するように各関節部に対応する駆動部への各
関節部ごとの所定指令値を補償するので、アームの先端
を速やかに目標位置に位置決めすることができ、またア
ームの先端が位置決め保持状態にあるときに加わった外
乱による振動を速やかに抑制することができる。
【0011】また、関節部の数が多くなってもアームの
運動可能方向に対応してアームの先端に2方向または3
方向の加速度成分を検出できる加速度センサを取り付け
るだけでよく、各関節部に対応する駆動部に加えられる
所定指令値の補償成分を計算する方法も複雑でなく、ま
た計算時間も多くを必要としない。さらに、ロボットの
アームの全ての関節部がそれぞれアームの先端での振動
を抑制するように作用するので、補償成分のフィードバ
ックゲイン等を大きく採らなくても十分な振動抑制効果
を得ることができ制御系を不安定化させるおそれが少な
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0013】[第1の実施の形態]図1および図2は本
発明によるロボットの振動抑制制御装置の第1の実施の
形態を示す図である。まず、図1により、本発明の第1
の実施の形態が適用される2次元平面内を運動するアー
ムを有するロボットについて説明する。図1に示すよう
に、ロボットは、水平方向に回転可能な複数(n個)の
関節部2−1〜2−nと、関節部2−1〜2−nを介し
て互いに連結された複数(n個)のアームリンク部3−
1〜3−nとを有するアーム10を備えており、関節部
2−1〜2−nにてアームリンク部3−1〜3−nを水
平方向に互いに相対的に回転させることによりアーム1
0の先端を2次元平面内の目標位置に移動できるように
なっている。
【0014】アーム10の先端(アームリンク部3−n
の先端)には、物体を把持する機能等を実現する手先効
果器4が装着されている。またアーム10の先端と反対
側の端部(アームリンク部3−1の1つの端部)は、第
1関節部2−1を介してアーム10全体を支持するベー
ス部1に取り付けられている。
【0015】関節部2−1〜2−nの各々には、互いに
連結されたアームリンク部3−1〜3−nを相対的に回
転させる関節駆動モータ15−1〜15−n(図2参
照)および減速機構(図示せず)が設けられている。な
お、これらの関節駆動モータや減速機構に含まれるバネ
要素の影響により、関節部2−1〜2−nはアームリン
ク部3−1〜3−nに比べて剛性が低く、アーム10の
先端に機械的な振動を生じやすい構造となっている。
【0016】またアーム10の先端の手先効果器4の取
り付け部近傍には、アーム10の先端の加速度量を検出
する加速度センサ5が装着されている。加速度センサ5
は、アーム先端座標系6のx,y2方向の加速度成分を
検出するために各方向に対応した2つの加速度センサ5
a,5b(図2参照)を有している。
【0017】なお図1において、アーム先端座標系6は
アーム10の先端の移動に合わせてその位置および姿勢
が変化する座標系であり、基準座標系7はベース部1を
基準にしてその位置および姿勢が変化しない座標系であ
る。
【0018】次に、図2により、図1に示すロボットの
振動抑制制御装置について説明する。図2に示すよう
に、ロボットの振動抑制制御装置は、関節部2−1〜2
−nの各々の駆動を制御してアーム10全体の運動を制
御する制御装置8のサーボ制御系として実現されてい
る。なおサーボ制御系は、関節部2−1〜2−nの各々
に対応して複数設けられている。すなわち第i関節部2
−i(1≦i≦n)を例にとれば、そのサーボ制御系
は、アーム10を運動させるために第i関節部2−iの
駆動を制御する既存のサーボ制御系と、この既存のサー
ボ制御系に追加されるアーム10の先端に生じる振動を
抑制するための加速度フィードバック補償系とからなっ
ている。
【0019】アーム10を運動させるための既存のサー
ボ制御系は、第i関節部2−iの回転角度を検出する角
度検出器16−iと、角度検出器16−iにより検出さ
れた信号に基づいて現時点の関節角θi を関節角目標値
θref i に近づけるようにフィードバック制御を行う位
置決めフィードバック制御系13−iと、第i関節部2
−iを駆動する関節駆動モータ15−iと、位置決めフ
ィードバック制御系13−iと関節駆動モータ15−i
との間に設けられ位置決めフィードバック制御系13−
iから加えられる速度指令値に基づいて関節駆動モータ
15−iを駆動する速度指令型のサーボドライバ14−
iとから構成されている。なお、角度検出器16−iに
はエンコーダを用いることができる。
【0020】また、このような既存のサーボ制御系に追
加される加速度フィードバック補償系は、上述した2つ
の加速度センサ5a,5bと、加速度センサ5a,5b
により検出されたx,y2方向の信号を取り込み所定の
増幅および濾波を行うアンプおよびローパスフィルター
11とを有し、アンプおよびローパスフィルター11を
通過した信号(x,y2方向の加速度成分)は演算器1
2に入力される。演算器12はアンプおよびローパスフ
ィルター11を通過した信号に基づいて上述したサーボ
ドライバ14に加えられる第i関節部2−iの速度指令
値をアーム10の先端に生じた振動を抑制するように補
償する第i関節部2−iの加速度フィードバック補償成
分を算出するとともに、この算出された値に所定のフィ
ードバックゲインKαi を乗じた値を位置決めフィード
バック制御系13−iからの速度指令値から減算するよ
うになっている。
【0021】次に、このような構成からなる本発明の第
1の実施の形態の作用について説明する。
【0022】ロボットのアーム10の先端を目標位置に
位置決めするため、まずアーム10の先端を目標位置に
位置決めするために必要とされる関節部2−1〜2−n
の各々の回転角度、すなわち各関節部2−i(1≦i≦
n)の関節角目標値θref iを求める。次に、位置決め
フィードバック制御系13−iにより、角度検出器16
−iにより検出された信号に基づいて各関節部2−iの
現時点の関節角θi を関節角目標値θref i に近づける
ようにフィードバック制御が行われ、サーボドライバ1
4−iに加えられる速度指令値が求められる。
【0023】一方、加速度センサ5a,5bにより検出
されたx,y2方向の信号はアンプおよびローパスフィ
ルター11に取り込まれ、アンプおよびローパスフィル
タ11により所定の増幅および濾波が行われた後に演算
部12に読み込まれる。次に、演算部12は、読み込ま
れた信号(x,y2方向の加速度成分)に基づいてアー
ム10の先端に生じた振動を抑制するように第i関節部
2−iの速度指令値を補償する第i関節部2−iの加速
度フィードバック補償成分を算出する。続いて、演算部
12は、算出された値に所定のフィードバックゲインK
αi を乗じた値を算出し、この算出された値を上述した
ようにして求められた位置決めフィードバック制御系1
3−iからの速度指令値から減算する。
【0024】ここで、演算部12における計算手順の詳
細について説明する。加速度センサ5a,5bにより検
出されたアーム先端座標系6におけるx,y2方向の加
速度成分をαxtip,αytipとすると、まず次式(1)に
より、これらの加速度成分αxtip,αytipを基準座標系
7における加速度成分α0 =(αx0,αy0)に変換す
る。
【0025】
【数1】 上式(1)において、0 tip はアーム先端座標系6か
ら基準座標系7への変換回転行列であり、具体的には次
式(2)のように表される。
【0026】
【数2】 上式(2)において、ロボット10の関節部2−1〜2
−nの各々の角度をθ1 ,θ2 ,…,θn と表すと、C
12..n はcos(θ1 +θ2 +…+θn )であり、S
12..n はsin(θ1 +θ2 +…+θn )である。
【0027】上式(2)により変換された加速度成分α
x0,αy0をアーム10の先端に作用した等価な力相当成
分とみなすことにより、加速度成分αx0,αy0はロボッ
トのアーム10の構造で決まるヤコビ行列Jの転置行列
T を用いて準静力学的に関節部2−1〜2−nの各々
の駆動トルク成分に変換することができる。すなわち、
次式(3)により、アーム10の先端に生じた振動を抑
制するための関節部2−1〜2−nの各々に対する加速
度フィードバック補償成分αθ=(αθ1 ,αθ2
…,αθn )が求められる。
【数3】
【0028】ここで、図2に示すような速度指令型のサ
ーボドライバ14−iを用いた場合には、上式(3)に
より求められた加速度フィードバック補償成分にフィー
ドバックゲインKαi を乗じた値を、位置制御ループ系
である位置決めフィードバック制御系13−iからサー
ボドライバ14−iに加えられる速度指令値から減算す
ることにより、補償後の速度指令値を求める。この関係
を次式(4)に示す。
【数4】
【0029】このようにしてアーム10の先端に生じた
振動を抑制するように補償された速度指令値がサーボド
ライバ14−iに加えられ、サーボドライバ14−iに
より最終的に関節駆動モータ15−iに加えられるトル
ク指令値が求められ、アーム10の先端に生じた振動を
抑制するように第i関節部2−iが駆動される。同様に
して関節部2−1〜2−nの各々がアーム10の先端に
生じた振動を抑制するように駆動されることにより、ア
ームリンク部3−1〜3−nは水平方向に互いに相対的
に回転され、アーム10の先端が2次元平面内の目標位
置にその振動がきわめて抑制された状態で速やかに移動
することができる。
【0030】なお、トルク指令型のサーボドライバを用
いた場合には、上式(3)により求められた加速度フィ
ードバック補償成分にフィードバックゲインK′α
乗じた値を、位置・速度制御ループ系からサーボドライ
バに加えられるトルク指令値から減算することにより、
補償後のトルク指令値を求める。ここで、フィードバッ
クゲインKαi ,K′αi はそれぞれ、速度指令値また
はトルク指令値への単位換算係数が含められた加速度フ
ィードバック補償系が不安定にならないように設定され
た値である。また、Kpi は単位換算係数が含められた
位置決め制御ループ系13−iにおけるフィードバック
ゲインである。
【0031】また、アーム10の動作において各関節部
の動作速度が速く、アーム10の先端での各関節部2−
iの動作による運動加速度成分α=(αxm,αym)を
考慮する必要がある場合には、上式(3)においてx,
y2方向の加速度成分(αx0,αy0)から、次式(5)
により算出される運動加速度成分(αxm,αym)をそれ
ぞれ引いた値(α′x0,α′y0)をそのx,y2方向の
加速度成分として用いるようにする。
【数5】
【0032】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態について図5により説明する。本発明の第
2の実施の形態は、本発明によるロボットの振動抑制制
御装置およびその制御方法を、図5に示すような3次元
空間内を運動するアームを有するロボットに適用したも
のである。本発明の第2の実施の形態は、本発明が適用
されるロボットのアーム20の構造が異なる点を除い
て、他は図1および図2に示す第1の実施の形態と略同
一である。本発明の第2の実施の形態において、図1お
よび図2に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0033】図5に示すように、ロボットは、水平方向
または、垂直方向等の傾いた方向に回転可能な複数(n
個)の関節部2−1′〜2−n′と、関節部2−1′〜
2−n′を介して互いに連結された複数(n個)のアー
ムリンク部3−1′〜3−n′とを有するアーム20を
備えており、関節部2−1′〜2−n′にてアームリン
ク部3−1′〜3−n′を水平方向または、垂直方向等
の傾いた方向に互いに相対的に回転させることによりア
ーム20の先端を3次元空間内の目標位置に移動できる
ようになっている。
【0034】またアーム20の先端の手先効果器4の取
り付け部近傍には、アーム20の先端の加速度量を検出
する加速度センサ5′が装着されている。加速度センサ
5′は、アーム先端座標系6のx,y,z3方向の加速
度成分を検出するために各方向に対応した3つの加速度
センサを有している。
【0035】加速度センサ5′により検出されたx,
y,z3方向の信号は、図2に示すように、アーム20
の先端に生じる振動を抑制するための加速度フィードバ
ック補償系においてアンプおよびローパスフィルター1
1を介して演算部12に読み込まれるようになってい
る。
【0036】次に、このような構成からなる本発明の第
2の実施の形態の作用について説明する。
【0037】図2に示すように、アーム20を運動させ
るための既存のサーボ制御系において、位置決めフィー
ドバック制御系13−iにより各々の関節部2−i′の
現時点の関節角θi を関節角目標値θref i に近づける
ようにフィードバック制御が行われ、速度指令型のサー
ボドライバ14−iに加えられる速度指令値が求められ
る。また同時に、加速度フィードバック補償系におい
て、演算部12により、3つの加速度センサから読み込
まれた信号(x,y,z3方向の加速度成分)に基づい
てアーム20の先端に生じた振動を抑制するように位置
決めフィードバック制御系13−iからサーボドライバ
14−iに加えられる第i関節部2−i′の速度指令値
を補償する第i関節部2−i′の加速度フィードバック
補償成分が算出される。
【0038】ここで、演算部12における計算手順は基
本的に上述した第1の実施の形態と同様である。加速度
センサ5′により検出されたアーム先端座標系6におけ
るx,y,z3方向の加速度成分をαxtip,αytip,α
ztipとすると、まずこれらの加速度成分αxtip
αytip,αztipをアーム先端座標系6から基準座標系7
への変換回転行列0 tip を用いて基準座標系7におけ
る加速度成分α0 =(αx0,αy0,αz0)に変換する。
【0039】次に、上式(3)により、アーム20の先
端に生じた振動を抑制するための関節部2−1′〜2−
n′の各々に対する加速度フィードバック補償成分αθ
=(αθ1 ,αθ2 ,…,αθn )を求める。なお、こ
の第2の実施の形態においては、加速度センサ5′によ
り検出された加速度量α0 のz方向の加速度成分αz0
ら重力加速度gを引いた値α′z0をそのz方向の加速度
成分として用いるようにする。
【0040】その後、図2に示すような速度指令型のサ
ーボドライバ14−iを用いた場合には、上式(4)に
従って、上式(3)により求められた加速度フィードバ
ック補償成分にフィードバックゲインKαi を乗じた値
を、位置制御ループ系である位置決めフィードバック制
御系13−iからサーボドライバ14−iに加えられる
速度指令値から減算することにより、補償後の速度指令
値を求める。そして、この求められた補償後の速度指令
値がサーボドライバ14−iに加えられ、サーボドライ
バ14−iによりアーム20の先端に生じた振動を抑制
するように各関節部2−i′が駆動される。
【0041】なお、上述した第1および第2の実施の形
態においては、1方向の加速度成分を検出することがで
きる加速度センサを、アーム10,20の運動可能方向
(2方向または3方向)に合わせて必要な個数だけ所定
の位置および姿勢で装着するようにしているが、3方向
の加速度成分を同時に検出することができる加速度セン
サを用いるようにしてもよいことはもちろんである。
【0042】
【実施例】次に、図1および図2に示すロボットの振動
抑制制御装置の具体的実施例について述べる。図3(a)
(b)(c) および図4(a)(b)(c)(d)は、水平方向に回転可
能な6つの関節部2−1〜2−6により連結されたアー
ム10を有する実機ロボットを用いて、上式(4)とし
て定式化された振動抑制制御を行った場合の実験結果を
示す図である。ここでアーム10を有する実機ロボット
は、本発明の第1の実施の形態に対応している。
【0043】まず、図3(a)(b)(c) により、関節角目標
値0度で関節部2−1〜2−6の各々を位置決め保持状
態にしているときにアーム10の先端に外乱を加えて強
制的に振動させた場合の実験結果について説明する。図
3(a)(b)(c) は従来の位置決め制御のみを行った場合
と、本発明によるロボットの振動抑制制御方法を適用し
て制御を行った場合とのアーム10の先端に生じた振動
の減衰する様子を示す図である。このうち図3(a) は従
来の位置決め制御のみを行った場合の振動の減衰する様
子を加速度センサ出力αytipにより示す図、図3(b) は
本発明によるロボットの振動抑制制御方法を適用して制
御を行った場合の振動の減衰する様子を加速度センサ出
力αytipにより示す図である。また図3(c) はアーム1
0の第2関節部2−2を駆動するために対応するサーボ
ドライバに加えられる補償後の速度指令値を示す図であ
る。
【0044】図3(a) に示すように、従来の位置決め制
御のみを行った場合には、外乱が加えられてから16秒
程度が経過してもアーム10の先端に生じた振動が十分
に減衰しない。これに対して、本発明によるロボットの
振動抑制制御方法を適用して制御を行った場合には、図
3(b) に示すように、外乱が加えられてから2秒程度が
経過した時点で十分な振動の減衰が見られ、4秒程度が
経過した時点ではほぼ完全に振動がなくなっていること
が分かる。
【0045】次に、図4(a)(b)(c)(d)により、アーム1
0の先端を目標位置に位置決めする場合の一例として、
アーム10の第2関節部2−2に関節角目標値θref 2
をステップ状に与えて20度だけ回転させた場合の実験
結果について説明する。図4(a)(b)(c)(d)はアーム10
の第2関節部2−2を駆動するために対応するサーボド
ライバに加えられる速度指令値と、加速度センサ出力α
ytipにより表されたアーム10の先端に生じる振動の減
衰する様子とを示す図である。このうち図4(a)(b)は従
来の位置決め制御のみを行った場合を示す図、図4(c)
(d)は本発明のロボットの振動抑制制御方法を適用して
制御を行った場合を示す図である。
【0046】図4(b) に示すように、従来の位置決め制
御のみを行った場合には、ステップ状の速度指令値が加
えられた時点で生じた振動が第2関節部2−2の回転期
間中において十分な減衰が行われることなく遷移する。
またステップ状の速度指令値が加えられなくなる時点に
おいてまた新たな振動が生じ、この振動がかなりの期間
にわたって継続している。これに対して、本発明による
ロボットの振動抑制制御方法を適用して制御を行った場
合には、図4(d) に示すように、ステップ状の速度指令
値が加えられた時点で生じた振動は回転期間中において
3秒程度で十分に減衰し、かつステップ状の速度指令値
が加えられなくなる時点において生じた新たな振動も同
様に3秒程度で十分に減衰することが分かる。
【0047】このように、図3(a)(b)(c) および図4
(a)(b)(c)(d)の実験結果から明らかなように、本発明に
よるロボットの振動抑制制御方法により、十分な振動抑
制効果が得られることが確認できた。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アームリンク部に比べて剛性が低い複数の関節部を有
し、数Hz以下の低い固有振動数によるゆっくりした固
有振動を持つアームを備えたロボットにおいて、アーム
の先端を速やかに目標位置に位置決めすることができ、
またアームの先端が位置決め保持状態にあるときに加わ
った外乱による振動を速やかに抑制することができる。
【0049】また、関節部の数が多くなってもアームの
先端にアームの運動可能方向に対応して2方向または3
方向の加速度成分を検出できる加速度センサを取り付け
るだけでよく、各関節部に対応する駆動部に加えられる
所定指令値の補償成分を計算する方法も複雑でなく、ま
た計算時間も多くを必要としない。さらに、ロボットの
アームの全ての関節部がそれぞれアームの先端での振動
を抑制するように作用するので、補償成分のフィードバ
ックゲイン等を大きく採らなくても十分な振動抑制効果
を得ることができ制御系を不安定化させるおそれが少な
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される2次元平面内を運動するア
ームを有するロボットの外観を示す斜視図である。
【図2】本発明によるロボットの振動抑制制御装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明による振動抑制効果を示す実機ロボット
での実験結果の一例を示す図である。
【図4】本発明による振動抑制効果を示す実機ロボット
での実験結果の別の例を示す図である。
【図5】本発明が適用される3次元空間内を運動するア
ームを有するロボットの外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース部 2−1〜2−n,2−1′〜2−n′ 関節部 3−1〜3−n,3−1′〜3−n′ アームリンク部 4 手先効果器 5,5′ 加速度センサ 8 制御装置 10,20 アーム 12 演算部 13−i 位置決めフィードバック制御系 14−i サーボドライバ 15−i 関節駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 9/10 B25J 13/00 B25J 19/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】関節部を介して互いに連結された複数のア
    ームリンク部を有するアームと、前記アームの先端を目
    標位置に位置決めするため前記アームの各関節部を所定
    指令値に基づいて駆動する駆動部とを備えたロボットで
    用いられる振動抑制制御装置において、 前記アームの先端近傍に設けられ前記アームの先端の加
    速度量を検出する加速度センサと、 前記加速度センサにより検出された加速度量に基づいて
    前記アームの先端に生じた振動を抑制するように前記各
    関節部ごとの前記駆動部への所定指令値を補償する前記
    各関節部ごとの補償成分を算出するとともに、算出され
    た前記各関節部ごとの補償成分を対応する前記各関節部
    ごとの所定指令値から減算する演算部とを備え、 前記演算部は、前記加速度センサにより検出された前記
    加速度量を前記アームの先端に作用した等価な力相当成
    分とみなし、この力相当成分に準静力学的扱いで前記ア
    ームの構造に応じた所定の変換を施すことにより、前記
    アームの前記各関節部を駆動する所定指令値に対する補
    償成分を算出することを特徴とする、ロボットの振動抑
    制制御装置。
  2. 【請求項2】前記加速度センサは、前記アームの運動可
    能方向に対応して2方向または3方向の加速度成分を検
    出することを特徴とする、請求項1記載のロボットの振
    動抑制制御装置。
  3. 【請求項3】関節部を介して互いに連結された複数のア
    ームリンク部を有するアームと、前記アームの先端を目
    標位置に位置決めするため前記アームの各関節部を所定
    指令値に基づいて駆動する駆動部とを備えたロボットで
    用いられる振動抑制制御方法において、 前記アームの先端近傍の加速度量を検出する工程と、 この工程により検出された加速度量に基づいて前記アー
    ムの先端に生じた振動を抑制するように前記各関節部ご
    との前記駆動部への所定指令値を補償する前記各関節部
    ごとの補償成分を算出する工程と、 この工程により算出された前記各関節部ごとの補償成分
    を対応する前記各関節部ごとの所定指令値から減算する
    工程とを備え、 前記補償成分を算出する工程において、前記アームの先
    端近傍で検出された前記加速度量を前記アームの先端に
    作用した等価な力相当成分とみなし、この力相当成分に
    準静力学的扱いで前記アームの構造に応じた所定の変換
    を施すことにより、前記アームの前記各関節部を駆動す
    る所定指令値に対する補償成分を算出することを特徴と
    する、ロボットの振動抑制制御方法。
  4. 【請求項4】前記加速度量を検出する工程において、前
    記アームの運動可能方向に対応して2方向または3方向
    の加速度成分を検出することを特徴とする、請求項3記
    載のロボットの振動抑制制御方法。
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