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JP6567027B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
経血等の液状物を吸収する吸収性物品は、液状物を吸収するための長手方向を有する吸収体を備えている。吸収体は、吸収性コアと該吸収性コアを被覆するコアラップシートを有する。吸収性コアには、吸収性物品を着用する装着者の肌に沿うように、溝が形成されているものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2015−112235号公報
吸収性物品としての生理用ナプキンは、その後方部が装着者の臀部に対応して装着される。特に、夜間用の生理用ナプキンは、後方部の液漏れを抑制するために後方部が長く形成されており、生理用ナプキンの後方部は、臀部をほぼ覆うように形成される。臀部は、臀部の膨らみに対して臀裂部分が急激に窪む形状となっているため、生理用ナプキンの後方部において、臀裂と生理用ナプキンとの間に隙間が生じやすい。このため、装着者の排泄領域から排泄された経血等の液状物は、臀裂をつたって後方部に流れやすく、後方部で液漏れが生じる場合がある。
本発明の課題は、後方部における液漏れを抑制することができる吸収性物品に関する。
本発明の一形態に係る吸収性物品は、吸収性コアを具備する。
上記吸収性コアは、長手方向の両端部側に位置する前方コア部及び後方コア部を有する。
上記後方コア部は、上記長手方向に直交する幅方向に配列され上記長手方向に延びる複数の第1の溝部と、上記第1の溝部よりも上記幅方向の中央側に設けられ、上記長手方向に延び、上記複数の第1の溝部よりも幅広の単数又は複数の第2の溝部と、を含む構造面を有する。
以上のように、本発明によれば、吸収性物品の後方部における液漏れを抑制することができる。
本発明の第1の実施形態の吸収性物品を示す斜視図である。 上記吸収性物品の平面図である。 図2のIII−III線で切断した断面図である。 上記吸収性物品の吸収性コアを示す平面図である。 上記吸収性物品を着用した際のナプキンの変形状態を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態の吸収性コアの平面図である。 本発明の第3の実施形態の吸収性コアの平面図である。 本発明の第4の実施形態の吸収性コアの平面図である。 本発明の第5の実施形態の吸収性コアの平面図である。 本発明の第6の実施形態の吸収性コアの平面図である。 本発明の第7の実施形態の吸収性コアの平面図である。 第7の実施形態の吸収性コアが組み込まれた吸収性物品の中間コア部の断面図である。 本発明の第8の実施形態の吸収性コアの平面図である。 第1の実施形態の吸収性コアの変形例を示す部分平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図面には、X軸、Y軸、及びZ軸が示されている。
<第1の実施形態>
[ナプキンの全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る吸収性物品1を示す斜視図である。図1では、X軸方向が前後方向、Y軸方向が左右方向、Z軸方向が上下方向にそれぞれ対応する。
図2は、吸収性物品1の平面図であり、図1に示す吸収性物品1をXY平面に沿って引き延ばした態様を示す。図2に示す吸収性物品1では、X軸方向が長手方向、Y軸方向が幅方向、Z軸方向が厚み方向に対応する。以下、特段断らない場合、長手方向、幅方向、厚み方向は、吸収性物品における各方向を意味する。以下、図2に示す態様において吸収性物品1を説明する。
本実施形態の吸収性物品1は、生理用ナプキンとして構成され、以下、ナプキン1と称する。
本実施形態のナプキン1は、日中の活動時や就寝時に使用されるものであり、就寝時に使用されるものであれば、例えば長手方向であるX軸方向に沿って30cm以上の長さを有していてもよい。
ナプキン1は、本実施形態において、本体Mと、一対のウイング部Wと、一対のサイドガードGと、一対の後方フラップ部Fと、を備える。
本体Mは、長手方向に延び、装着時に装着者の下着の内面(被装着面)に固定される。本体Mは、後述する吸収体を有しており、装着者の経血等の液状物(以下、「液」とも称する)を吸収する機能を有する。
本体Mは、長手方向に沿って区分された、前方領域M1と、中間領域M2と、後方領域M3とを有する。
前方領域M1は、中間領域M2の前方(装着者の腹側)に配置される領域であり、装着時に装着者の排泄領域の前方に対向するように構成される。
中間領域M2は、装着時に装着者の排泄領域に対向するように構成される。ウイング部を有するナプキンの場合には、ウイング部の全長と重なる長手方向Xの領域が中間領域M2となる。ウイング部を有さないナプキンの場合には、ナプキンの全長を3等分したときの中央の領域を中間領域M2とする。なお、中間領域M2は、図示のように本体Mの前方寄りに位置してもよいし、本体Mの長手方向の中央部に位置してもよい。
後方領域M3は、中間領域M2の後方(装着者の背側)に配置される領域であり、装着時に装着者の排泄領域の後方に対向するように構成される。後方領域M3は、本実施形態において、前方領域M1及び中間領域M2の各々より長手方向に長く形成されている。これにより、後方への液の漏れを効果的に防止することができる。
ウイング部Wは、中間領域M2から幅方向の外側に大きく突出するように構成される。
サイドガードGは、中間領域M2を含む本体Mの幅方向周縁において、長手方向に延びるように配置される。サイドガードGは、サイドシート14の自由端部141近傍に伸長状態で糸状弾性部材が配されることによって肌側へ起立するサイドギャザーとして機能する。
後方フラップ部Fは、後方領域M3から幅方向の外方に膨出するように構成され、装着時に装着者の下着の内面の臀部に面する領域に固定され得る。これにより、後方フラップ部Fは、装着時における装着者の動作に伴う後方領域M3の位置ずれを防止し、後方領域M3による後ろ漏れ防止機能をサポートすることができる。
なお、ナプキン1は、ウイング部W、サイドガードG、及び後方フラップ部Fのうちの少なくとも一つを有さなくてもよい。
[ナプキンの各部の構成]
図3は、図2のIII−III線で切断した断面図である。
ナプキン1は、吸収体11と、表面シート12と、裏面シート13と、一対のサイドシート14と、粘着部15と、圧搾溝16と、を備える。
なお、本体Mは、吸収体11と、表面シート12と、裏面シート13と、を有し、これらが積層された構成を有する。
吸収体11は、X軸方向に長手方向を有し、ナプキン1の厚み方向中央部に配置される。吸収体11は、排泄された液を表面シート12側の面から吸収し、内部で拡散させて当該液を保持する。
吸収体11は、吸収性コア20とコアラップシート30とを有する。
吸収性コア20は、液を吸収及び保持する機能を有する。吸収性コア20は、例えば、パルプ繊維等の親水性繊維で構成された繊維集合体で形成されてもよいし、当該繊維集合体に吸水性ポリマーを保持させた構成を有していてもよい。吸収性コア20の詳細な構成については後述する。
吸収性コア20は、表面シート12に対向する第1の面20aと、裏面シート13に対向する第2の面20bとを有する。本実施形態において、第1の面20aは、凸状構造や溝を有する構造面として構成され、第2の面20bは平坦面として構成される。
コアラップシート30は、吸収性コア20を被覆し、例えば吸収性コア20の形状を保持する機能等を有する。コアラップシート30は、例えばティッシュペーパーのような薄く柔らかい紙や液透過性の不織布等で形成される。
表面シート12は、液透過性のシート材として構成され、吸収体11上に配置される。表面シート12は、本体Mにおいてナプキン1の表面(厚み方向上方の面)を構成する外面12aを含む。
裏面シート13は、吸収体11を挟んで表面シート12と厚み方向に対向して配置される。裏面シート13は、ナプキン1の裏面(厚み方向下方の面)を構成する外面13aを含み、本体M、ウイング部W及び後方フラップ部Fの全体に配置される。
一対のサイドシート14は、表面シート12を挟んで幅方向に相互に対向し、ナプキン1の幅方向周縁に配置される。
粘着部15は、ナプキン1を下着に対して固定させるための構成であり、裏面シート13の外面13aに形成される。粘着部15は、例えば、本体Mに設けられる本体粘着部151と、ウイング部Wに設けられるウイング粘着部(後述する図12の符号152)と、後方フラップ部Fに設けられる後方フラップ粘着部153と、を有する。
圧搾溝16は、吸収体11及び表面シート12を圧搾加工することによって形成された線状溝として構成される。圧搾溝16は、図1、2に示すように本体Mを周回するように構成される。
圧搾溝16により、装着時に装着者にフィットする形状への変形を誘導できるとともに、ナプキン1の幅方向及び長手方向外方への液漏れ防止効果を高めることができる。
[吸収性コアの詳細な構成]
図3は、図2のナプキン1の後方コア部23における断面図である。
図4は、吸収体11の一部を構成する吸収性コア20の構成を示す平面図である。図4は、ナプキン1として組み立てられる前の吸収性コア20単体の平面図である。従って、図4に示される吸収性コア20では、圧搾溝16による溝は形成されていない状態となっている。
(吸収性コアの全体構成)
吸収性コア20は、長手方向の両端部側に位置する前方コア部21と後方コア部23と、前方コア部21と後方コア部23の間に位置する中間コア部22とを有する。吸収性コア20は、中間コア部22において括れた平面形状を有する。吸収性コア20の前方コア部21は前方領域M1のみに、中間コア部22は前方領域M1から中間領域M2を介して後方領域M3に亘る範囲に、後方コア部23は後方領域M3のみにそれぞれ配置される。
前方コア部21及び後方コア部23は、長手方向の両端部側に位置する。前方コア部21及び後方コア部23は、装着時に装着者の排泄領域の前方及び後方にそれぞれ配置され得る。
中間コア部22は、前方コア部21及び後方コア部23の間に位置し、前方コア部21及び後方コア部23よりも幅狭に形成される。
前方コア部21及び後方コア部23は、本実施形態において、中間コア部22に隣接し中間コア部22に向かって幅が減少する境界部21a,23aをそれぞれ有していてもよい。境界部21a,23aは、Y軸方向に平行な対称軸に関して線対称な形状でもよいし、非対称な形状でもよい。境界部21a,23aを設けることで、幅方向内方への外力に対する境界部21a,23aの変形を抑制し、中間コア部22の変形を効果的に抑制することができる。
吸収性コア20は、厚み方向に沿って相互に対向する第1の面20aと第2の面20bとを有する。
第1の面20aは、コアラップシート30を介して表面シート12が配置される側の面である。表面シート12の外面12aは肌当接面となる。ナプキン1が装着者により装着された際、第1の面20aは装着者の肌側に位置する。
第2の面20bは、コアラップシート30を介して裏面シート13が配置される側の面である。裏面シート13の外面13aに形成される粘着部15によりナプキン1は下着の内面に固定可能に構成される。ナプキン1が装着者により装着された際、第2の面20bは下着の内面側に位置する。第2の面20bは略平坦面となっている。
第1の面20aは互いに交差する複数の縦溝部27及び横溝部28を有する。
吸収性コア20において、縦溝部27及び横溝部28は、吸収性コア20の幅方向(Y軸方向)の中央を通る長手方向(X軸方向)に延びる直線を軸にして線対称に設けられる。
複数の横溝部28は、長手方向に配列され、長手方向に直交する幅方向に延びる。
複数の縦溝部27は、幅方向に配列され、長手方向に延びる。
縦溝部27及び横溝部28を設けることで、吸収性コア20の柔軟性を高めるとともに、溝の内部に液を引き込むことで液吸収速度を高めることができる。また、吸収性コア20が縦溝部27及び横溝部28によって複数のブロック部に区画されることで、吸収性コア20の表面積を高め、液を効率よく吸収し保持することができる。
各ブロック部は、平面視したときの頂部の平面形状が、四辺形状、略扇状、或いは矩形の一部が欠けた形状となっている。いずれのブロック部においても頂部は略平坦面となっている。
第1の面20aは、縦溝部27と横溝部28とにより区画形成される複数の凸部状のブロック部を有する。吸収性コア20は、第1の面20aに、坪量分布等に起因する凹凸構造を有する。坪量は剛性と相関を有するため、坪量分布を調整することで、装着時に付加される外力に対する吸収性コア20の変形を制御することができる。
中間コア部22は、高坪量部24と、一対の低坪量部25と、を含む。図4では、高坪量部24を密のドットパターンで示し、低坪量部25を粗のドットパターンで示している。
中間コア部22に配置されるブロック部のうち、中央2列に配列されるブロック部群により高坪量部24が構成される。高坪量部24の両側方にそれぞれ1列ずつ配列されるブロック部群により低坪量部25が構成される。
高坪量部24は、低坪量部25に対して坪量が高い。
高坪量部24は、装着時に装着者の排泄領域に対向するように配置され得る。
図4に示すように、第1の面20aは、前方コア部21に位置する前方構造面51と、中間コア部22に位置する受液面52と、後方コア部23に位置する後方構造面53とを有する。前方構造面51は、受液面52と隣接する。後方構造面53は、受液面52と隣接する。
吸収性コア20は、受液面52の幅D2が前方構造面51の幅D1と後方構造面53の幅D3よりも狭い括れ形状を有する。
前方構造面51及び後方構造面53は、平坦な面に複数の溝部が形成された形状となっている。
受液面52では、高坪量部24が、低坪量部25、前方コア部21及び後方コア部23から厚み方向上方に突出する形状となっている。高坪量部24及び低坪量部25はそれぞれ平坦な面に複数の溝部が形成された形状となっている。なお、図3の形態に代えて、高坪量部24がZ方向下方に突出する形態であってもよい。その場合、下着に貼り付けた脚に裏面シートを介して下方に突出した凸構造が上方へ押し上げられ、図3の形態と同様の構造となる。
吸収性コア20において、溝部が形成されている領域、すなわち溝部を形成する底部は、溝部が形成されていないブロック部の領域と比較して、相対的に厚みが薄くなっている。
吸収性コア20の厚みと坪量は相関関係にある。溝部を形成する底部は、ブロック部と比較して、相対的に坪量が低くなっている。これにより、溝部の底部は、ブロック部と比較して剛性が低くなる。したがって、吸収性コア20に対して外力が加わったとき、溝部を変形起点として吸収性コア20は変形しやすくなっている。
なお、変形し易さの観点からは、各溝部は、その周囲のブロック部よりも吸収性材料の坪量が小さいことが望ましい。
ここで「低坪量」とは、吸収性コアの材料が存在する形態の他、吸収性コアの材料が存在しない形態も含む概念である。しかしながら、吸収性コアの材料が存在する形態の方が、各溝部を介してその両側に位置する吸収性コアのブロック状部位が接続されているため、吸収性コアが動きによってヨレ・破壊・千切れ等を生じ難く、かつ柔軟性を付与することが出来るためより好ましい。
本実施形態において、各溝部は、溝部を構成する底部における溝幅と溝部の開口部における溝幅とがほぼ同じである。溝部の底部は第2の面20bにほぼ平行に位置する。溝部を形成する溝部の側面は底部に対してほぼ垂直である。以下で説明する溝部の幅は、溝部の開口部における幅を示す。
尚、ここでは、溝部が、溝部の長手方向に直交する断面が略矩形状の例をあげて説明するが、これに限定されない。例えば底部から開口部に向かって幅が広がっていくテーパ状の側面を有する断面がV字形状或いは台形状の溝部であってもよい。このような場合においても、吸収性コア20において、溝部が形成される領域は溝部が形成されない領域と比較して、坪量が低くなり、剛性が低くなる。例えば断面形状がV字形状或いは台形状の溝部の場合、溝部の幅は、開口部における幅を示す。
(受液面の構成)
次に、中間コア部22に対応する受液面52に配置される縦溝部及び横溝部について詳細に説明する。
中間コア部22の高坪量部24は、中間コア部22の幅方向の中央部に形成される。高坪量部24は、中間コア部22の長手方向全長にわたって延びる。ここで、「幅方向の中央部」とは、吸収性物品を幅方向に二等分する中心線を含む、側方部よりも中央側に位置する領域のことであり、中間コア部22では装着者の排泄部と対向する部分を含む領域を指し、後方コア部23では臀裂61と対向する部分を含む領域を指している。
受液面52は、2つの第4の溝部としての第4の縦溝部274と、1つの第5の溝部としての第5の縦溝部275と、複数の横溝部28とを有する。第4の縦溝部274と第5の縦溝部275とは幅寸法が同じ幅狭の細縦溝部である。
2つの第4の縦溝部274は、互いに離間し幅方向に配列される。第4の縦溝部274は、長手方向に延びる直線部と、直線部を介して対向して位置する両端部が受液面52の幅方向における中央に向かって湾曲した湾曲部を有する。
第4の縦溝部274は、幅方向に、第5の縦溝部275を介して対向配置され、第5の縦溝部275の両側に1つずつ配列される。
2つの第4の縦溝部274により環状の溝部が形成される。この環状の溝部により囲まれた領域が高坪量部24に相当する。高坪量部24は、第4の縦溝部274、第5の縦溝部275及び横溝部28とにより区画形成された、中央2列に配置される10個のブロック部群からなる。
2つの第4の縦溝部274により、周囲の変形の影響を受けて高坪量部24が変形することを抑制することができるとともに、中間コア部22の形状を保持させ、吸収量を担保することができる。
1つの第5の縦溝部275は、2本の第4の縦溝部274の中央に配列され、中間コア部22の長手方向に延びる。第5の縦溝部275は、受液面52の幅方向の中央部に位置する。第5の縦溝部275は、高坪量部24の内部に長手方向に沿って配列される。
(後方構造面の構成)
次に、後方構造面53に配置される縦溝部及び横溝部について詳細に説明する。吸収性コア20は、2種類の幅寸法の縦溝部を有する。相対的に幅の広い縦溝部を太縦溝部、幅の狭い縦溝部を細縦溝部と称する。
後方構造面53に配列される縦溝部27に関して、太縦溝部を第2の縦溝部272と称し、細縦溝部を第1の縦溝部271と称する。尚、第1の縦溝部271と第2の縦溝部272を特に区別する必要がない場合、いずれも縦溝部27と称する。
本実施形態において、後方コア部23には等間隔の配列ピッチで5つの縦溝部27が配列されており、5つの縦溝部27のうち中央部に位置する3つの縦溝部27を太縦溝部(第2の縦溝部272)とし、左右両側にある縦溝部27を細縦溝部(第1の縦溝部271)とすることにより、後方コア部23の幅方向における剛性分布を調整している。ここで配列ピッチとは、隣接する縦溝部の中心間距離のことである。
後方構造面53は、2つの第1の溝部としての第1の縦溝部271と、3つの第2の溝部としての第2の縦溝部272と、複数の横溝部28とを有する。
第2の縦溝部272は、第1の縦溝部271よりも幅広の溝部である。第2の溝部272は、第1の溝部271よりも幅方向の中央側に設けられる。
図4に示すように、後方構造面53は、幅方向に3分割された、中央部237、中央部237の幅方向外方に位置する両側方部となる第1の側方部238及び第2の側方部239を有する。
3つの第2の縦溝部272は、中央部237に配列される。3つの第2の縦溝部272のうち真中の第2の縦溝部272は幅方向の中央に配列される。
2つの第1の縦溝部271は、第1の側方部238及び第2の側方部239それぞれに1つずつ配列される。
このように、本実施形態では、中央部237に幅広の第2の縦溝部272が3つ、第1の側方部238及び第2の側方部239それぞれに幅狭の第1の縦溝部271が1つずつ配列されるので、中央部237は、両側方部238、239と比較して、吸収性コア20の厚みが薄い領域が多くなるため、曲げ方向の剛性が低くなる。従って、ナプキン1が装着されて吸収性コア20に外力が加わったとき、後方コア部23では、中央部237が両側方部238、239よりも優先的に変形しやすくなる。
後方構造面53は、横溝部28と、第1の縦溝部271と、第2の縦溝部272とにより、長手方向に6行、幅方向に6列に区画された、計36個のブロック部を有する。
後方構造面53の中央部237には、3つの第2の縦溝部272と横溝部28により区画された2列のブロック部群が配置される。これら2列のブロック部群の各ブロック部の幅方向の寸法は、他の列のブロック部群の各ブロック部の幅方向の寸法よりも短い。後方構造面53の両側方部238及び239に位置するブロック部群の各ブロック部の幅方向の寸法はほぼ同じである。ここで、ブロック部における寸法とは、ブロック部の四辺形状の頂部における寸法である。
なお、後方構造面53の両側方部238及び239に位置するブロック部群の各ブロック部の幅方向寸法は同じでなくても良い。例えば、図14に示す吸収性コア1020のように、両側方部238及び239それぞれにおいて、幅方向に関して、中央側に位置するブロック部の幅寸法が側方側に位置するブロック部の幅寸法より小さくても良い。
図14は、一変形例としての吸収性コア1020の部分平面図であり、後方コア部23の後方構造面53に配列される溝部の形態を示す。図14に示す吸収性コア1020は、図4に示す吸収性コア20と比較して、第1の縦溝部271と第2の縦溝部272の配列ピッチのみが異なる。
吸収性コア1020は、吸収性コア20と同様に、幅方向の中央部237に配列された2列のブロック部群の各ブロック部は、他のブロック部よりも大きさが小さい。つまり、幅方向の中央部237に位置するブロック部は、側方部238、239に位置するブロック部よりも小さい。
幅方向の中央部237に配列された2列のブロック部群の各ブロック部は、互いに隣り合う2つの第2の溝部272と横溝部28とで形成される。
吸収性コア1020では、中央2列のブロック部群を介して両側にそれぞれ2列のブロック部群が配列する。この2列のブロック部群は、両側方部238、239にそれぞれ位置する。この両側方部238、239にそれぞれ位置する2列のブロック部群において、幅方向の中央部近くに位置する1列のブロック部群の各ブロック部は、幅方向の側端近くに位置する1列のブロック部群の各ブロック部よりも小さい。
両側方部238、239にそれぞれ配列する2列のブロック部群の各ブロック部は、少なくとも第1の縦溝部271と横溝部28とにより形成される。詳細には、幅方向の側端近くに位置する1列のブロック部群の各ブロック部は、後方構造面53の側端部と第1の縦溝部271と横溝部28とにより形成される。幅方向の中央部近くに位置する1列のブロック部群の各ブロック部は、互いに隣り合う第1の縦溝部271及び第2の縦溝部272と、横溝部28とにより形成される。
図14に示す吸収性コア1020においては、後方コア部23の幅方向の中央から側端に向かって徐々にブロック部が大きくなっている。
横溝部28は、後方構造面53の各ブロック部の長手方向に延びる辺の寸法がいずれも同じとなるように、後方構造面53において等間隔に配列される。
後方構造面53に配列される複数の横溝部28の幅はいずれも同じである。
吸収性コア20の第1の面20aに配列される複数の横溝部28のうち、前方構造面51と受液面52との境界に配列される横溝部282と、受液面52と後方構造面53との境界に配列される第3の溝部としての横溝部283は、他の横溝部28よりも幅広であり、太縦溝部である第2の縦溝部272よりも幅狭である。
ここでは、前方構造面51と受液面52との境界に配列される横溝部に符号282を付し、受液面52と後方構造面53との境界に配列される横溝部に符号283を付して説明したが、他の横溝部28と特に区別する必要がない場合は単に横溝部28と称する。
第1の縦溝部271は、受液面52の幅D2を規定する両側縁部41及び42それぞれの延長線43及び44上、または、前記延長線よりも内側に位置する。
上述の吸収性コア20は、典型的には、パルプ繊維と吸収性ポリマーとを混合積繊した混合積繊体である。
吸収性コア20に含まれる親水性繊維としては、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維、酢酸セルロース等のセルロース系の親水性繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル、ポリアミド等の縮合系繊維等から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
吸収性コア20に含まれる吸水性ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸−ビニルアルコール共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、でんぷん−アクリル酸グラフト共重合体、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸等から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
上述の後方構造面53に凹凸構造を有する吸収性コア20は、例えば外周面に集積用凹部を有する積繊ドラムを備える積繊装置を用いて製造することができる。積繊装置では、積繊ドラムの外周面にパルプ繊維等のコア材料を供給することにより、集積用凹部内にコア材料を堆積させる。この堆積してなる積繊体を集積用凹部から離型することによって吸収性コアを得ることができる。
[本実施形態の作用効果]
図5は、本実施形態のナプキン1を着用した際の装着者の臀部60の臀裂61とナプキン1の後方領域M3の変形状態との関係を説明する模式図である。
吸収性コア20の後方コア部23は、複数の第1の縦溝部271と、第1の縦溝部271よりも幅広の複数の第2の縦溝部272とを含む後方構造面53を有する。第2の縦溝部272は後方コア部23の幅方向の中央部237に配列される。
これにより、第2の縦溝部272が配列される中央部237は、第1の縦溝部271が配列される部分よりも曲げ方向の剛性が低くなる。したがって、ナプキン1が装着者により装着された際、後方コア部23において、幅広の第2の縦溝部272が配列される中央部237は、第2の縦溝部272を変形起点として、幅狭の第1の縦溝部271が配列される部分よりも優先的に第1の面20a側に突出するように変形しやすい。そして、図5に示すように、後方コア部23の中央部237は臀裂61に沿うように肌側に突出するように変形するので、装着者の臀裂と吸収性物品との間の隙間が小さくなる。よって、装着者の排泄領域から排泄された経血等の液状物が後方部に流れ出てきても、吸収性コア20に速やかに吸収され、後方部における液漏れが抑制される。
更に、幅狭の第1の縦溝部271が後方コア部23の両側方部にそれぞれ配列されているので、第1の側方部238及び第2の側方部239は、優先的に変形する中央部237に追従し、臀部の膨らみに沿って変形しやすい。これにより、臀部と吸収性物品との間の隙間が小さくなり、フィット性が向上し、後方部の漏れ、特に横漏れが抑制される。
また、第1の側方部238及び第2の側方部239は中央部237と比較して曲げ方向の剛性が高く変形しにくくなっているので、吸収性コア20の中央部237が臀裂61に沿うように変形しても、中央部237の変形に連動して第1の側方部238及び第2の側方部239が変形しすぎることが抑制される。これにより、ナプキン1の装着時の吸収性コア20の後方コア部23におけるヨレが抑制される。
また、中央部237は、第1の側方部238及び第2の側方部239よりも優先的に変形するので、ナプキン1が装着される際、側方部が先に変形してナプキン1がよれることを抑制することができる。
このように、本実施形態のナプキン1は、その後方領域が臀裂を含む臀部の形状に沿って変形しやすく、更に、ヨレの抑制が可能となっている。これにより、装着者の経血等の液状物がナプキン1の後方コア部23に流れ出ても臀裂61に沿って変形した吸収体11に速やかに吸収され漏れが抑制できる。さらにナプキン1がよれることによる液漏れが抑制される。特に、就寝時に装着者により仰向けの体勢でナプキンが装着される場合、液状物は背中側の後方に流れやすいため、本実施形態のナプキン1は夜間の後方の液漏れを抑制するのに有効である。
また、本実施形態では、後方コア部23の幅方向の中央部237に幅広の第2の縦溝部272が複数配置されるので、後方コア部23において変形起点が複数存在することになる。これにより、後方コア部23にける相対的に変形が大きくなる領域を幅方向で広くすることができる。
従って、例えば幅方向にずれてナプキン1が装着されても、複数の第2の縦溝部272のうちいずれかが変形起点となって、後方コア部23の中央部237は臀裂61に沿った形状に変形される。これにより、ナプキン1と肌との間に隙間が生じにくく、液漏れが抑制される。
また、本実施形態では、縦溝部27の他に横溝部28が配置されるので、ナプキン1の長手方向において、装着者の装着対象部位の形状に沿って変形しやすく、フィット性が向上する。
また、本実施形態では、図4に示すように、後方コア部23において、第1の縦溝部271は、中間コア部22の最小幅である幅D2を規定する対向する両側縁部41及び42それぞれの延長線43及び44よりも内側に位置する、又は、延長線43及び44上に位置する。
このように、延長線43及び44上、または、前記延長線43及び44よりも内側に、太縦溝部ではなく細縦溝部である第1の縦溝部271を設けることにより、太縦溝部を設ける場合と比較して、ナプキン装着時に、後方フラップ部Fが折れ込みにくい。
すなわち、ナプキン装着時、後方コア部23の太縦溝部である第2の縦溝部272が配置される中央部237が、延長線43及び43上、または、前記延長線よりも内側に位置する第1の縦溝部271が配置される部分よりも優先的に変形しやすいと共に、延長線43より外側で幅方向内側へ折れにくくなっているので、後方フラップ部Fが表面シート12側に折り込まれるように変形するのが抑制される。
また、本実施形態では、中間コア部22と後方コア部23との間に第3の溝部としての横溝部283が配列される。
横溝部283を設けることにより、ナプキン1が装着され、吸収性コア20の後方コア部23の中央部237が第2の縦溝部272を起点に臀裂に沿って変形した際に、後方コア部23における変形に連動して高坪量部24が変形するのが抑制される。したがって、高坪量部24の変形による液漏れを抑制することができる。
[本実施形態の追加説明]
以下、本実施形態の説明を補足する。
(溝部の幅の測定方法)
溝部の幅は、溝部の開口部における幅を測定することにより求める。吸収性コアを水平に置き、マイクロスコープ(KEYENCE社製VHX−1000)により測定倍率を調整して第1の面20aを拡大することで、開口幅を測定する。
或いは、フェザー社製片刃剃刀を用いて吸収性コア20を切断し、切断されたサンプルの断面を、マイクロスコープ(KEYENCE社製VHX−1000)を用いて20〜100倍の倍率で観察し、溝幅を測定してもよい。
(吸収性コアの各部の坪量の測定方法)
測定対象である吸収性コア20の各部をフェザー社製片刃剃刀を用いて切断し、あらかじめ定めた面積となるように小片を得る。それらの小片の重量を電子天秤(A&D社製電子天秤GR−300、精度:小数点以下4桁)を用いて測定する。求めた重量を各部の小片の面積で除して小片の坪量を算出する。各部のそれぞれについて、小片5個の坪量の平均を坪量とする。
(吸収性コアの各部の厚みの測定方法)
測定対象である吸収性コアの厚みの測定は、各々の部位について坪量を測定するために切り出した小片の厚みを測定することで行う。吸収性コアより切り出した小片を5kPaの圧力で10分間加圧し、除重後すぐに測定を行う。除重後のサンプルの中央域に、大きさ20mm×20mm、厚み3mmのアクリルプレートを置き、KEYENCE社製非接触式レーザー変位計(レーザーヘッドLK−G30、変位計LK−GD500)を用い、サンプルの厚みを測定する。切り出した小片の大きさが小さく、非接触式レーザー変位計により測定し難い場合には、前記切断されたサンプルの断面を、例えば、マイクロスコープ(KEYENCE社製VHX−1000)を用いて20〜100倍の倍率で観察し、測定してもよい。
(各構成の数値例)
上記吸収性コアの数値例について説明する。尚、ここに記載する数値に限定されない。太縦溝部及び細縦溝部の幅は、吸収性コアの幅、溝部の深さ、溝部の底部及びブロック部の厚みに応じて適宜設定され得る。溝部の底部及びブロック部の厚みは坪量と相関関係にある。溝部の底部及びブロック部の厚み、坪量は、装着者に違和感を与えにくい適度な厚みで快適な装着感を提供しつつ十分な吸収量が得られるように適宜設定される。
細縦溝部である第1の縦溝部271の幅aは、後方部が臀部に沿って柔らかく変形し易くするために、好ましくは0.5mm以上2.5mm以下であり、より好ましくは1mm以上2mm以下である。本実施形態においては、第1の縦溝部271の幅aを1.5mmとした。
太縦溝部である第2の縦溝部272の幅bは、中央部が臀部に沿いやすく湾曲し易く、かつ、十分な強度を有するために、好ましくは2.5mm以上5.5mm以下であり、より好ましくは3mm以上5mm以下である。本実施形態においては、例えば第2の縦溝部bの幅を4mmとした。
細縦溝部である第1の縦溝部271の幅aと、太縦溝部である第2の縦溝部272の幅bとの差は、上述した効果を一層発現しやすくする観点から、好ましくは1.5mm以上3.5mm以下であり、より好ましくは2mm以上3mm以下である。
中間コア部22と後方コア部23との境界に配列される、言い換えると、高坪量部24と後方コア部23との間にY軸方向に延びて配列される、横溝部283の幅cは、1.5mm以上3.5mm以下であって、更に好ましくは2.0mm以上3.0mm以下である。本実施形態においては、横溝部283の幅cを2.5mmとした。
後方コア部23の幅D3は、好ましくは60mm以上100mm以下、より好ましくは70mm以上90mm以下であり、本実施形態では80mmとした。
後方コア部23に配列される縦溝部27の配列ピッチは、例えば11mm以上15mm以下であり、本実施形態では13mmとした。
第1の縦溝部271、第2の縦溝部272及び横溝部28の溝深さd1は、1.5mm以上6.0mm以下であり、本実施形態においては4mmとした。溝深さとは、ブロック部の頂部と同一平面上に位置する溝部の開口部から底部までの距離を示す。
横溝部28及び縦溝部27の底部の厚みは、例えば0.5mm以上6.0mm以下である。横溝部28及び縦溝部27の底面の坪量は、例えば25g/m以上300g/m以下である。
後方コア部23のブロック部の厚みは、例えば2mm以上10mm以下である。後方コア部23のブロック部の坪量は、例えば100g/m以上500g/m以下である。
中間コア部における第4の縦溝部274の幅e及び第5の縦溝部275の幅gは、好ましくは0.5mm以上10mm以下であり、更に好ましくは1mm以上5mm以下である。本実施形態では、第4の縦溝部274及び第5の縦溝部275の幅を1.5mmとした。
第4の縦溝部274及び第5の縦溝部275の溝深さは、好ましくは0.5mm以上10mm以下であり、更に3mm以上5mm以下が好ましく、例えば4mmである。第4の縦溝部274の溝深さは、低坪量部25のブロック部の頂部と同一平面上に位置する第4の縦溝部274の開口部から底部までの距離である。
低坪量部25の内部に配列される横溝部28の溝深さも同様に好ましくは0.5mm以上10mm以下であり、更に3mm以上5mm以下が好ましく、例えば4mmである。
低坪量部25の厚みは、例えば2mm以上12mm以下、好ましくは、3mm以上10mm以下である。低坪量部25の底面の坪量は、例えば100g/m以上700g/m以下であり、好ましくは、200g/m以上600g/m以下である。
高坪量部24の厚みは、例えば3mm以上15mm以下であり、好ましくは5mm以上13mm以下である。低坪量部25の底面の坪量は、例えば400g/m以上1000g/m以下であり、好ましくは、500g/m以上900g/m以下である。
高坪量部24におけるブロック部の厚みと低坪量部25におけるブロック部の厚みの差は1mm以上3mm以下が好ましく、本実施形態においては例えば2mmである。
<他の実施形態>
後方コア部の後方構造面に配列される溝部の形態は第1の実施形態に限定されない。
以下、他の実施形態例として、第2〜第8の実施形態を例にあげて説明する。
以下の実施形態に示す吸収性コアはいずれも、第1の実施形態の吸収性コア20と同様に、厚み方向に沿って相互に対向する第1の面と第2の面とを有し、吸収性コアを組み込んでナプキンとしたときに、表面シートが配置される側の第1の面に溝部を有する。
各実施形態の説明で用いる吸収性コアの平面図は、溝部が配列される第1の面側の平面図に相当する。
各実施形態に示す吸収性コアはいずれも、第1の実施形態の吸収性コア20と、後方コア部に太縦溝部と細縦溝部が配列される点、後方コア部の幅方向の中央部に太縦溝部が配列される点、溝部が線対称で配列される点で共通する。
このような吸収性コアが組み込まれたナプキンは、装着された際、太縦溝部が変形起点となり、後方コア部の中央部が、他の部分よりも優先的に変形し、第1の面側に突出するように変形しやすい構造となる。
したがって、図5に示すように、太縦溝部を変形起点として後方コア部23の中央部237が肌に向かって突出するように変形し、ナプキンが臀裂61に沿うように変形しやすくなる。これにより、臀裂61とナプキンとの隙間を小さくすることができ、ナプキンの後方での液漏れが抑制される。
更に、以下の各実施形態では、細縦溝部が後方コア部23の両側方部に配列されているので、両側方部は、両側方部よりも優先的に変形する中央部に追従し、臀部の膨らみに沿って変形する。これにより臀部と吸収性物品との間の隙間が小さくなり、後方部の漏れ、特に横漏れが抑制される。
以下、各実施形態において、第1実施形態と異なる構成を主に説明し、同様の構成については同様の符号を付し、その説明を省略する。
<第2の実施形態>
図6は、第2の実施形態の吸収性コア120の後方コア部23の部分拡大平面図である。
図6に示すように、後方コア部23の幅方向Yの中央に太縦溝部である第2の縦溝部272が1つ配列される吸収性コア120としてもよい。この第2の縦溝部272は、長手方向に沿って幅が変化することなく、前方コア部21、中間コア部22、後方コア部23を通って吸収性コア120の全長を縦断するように配列されてもよい。
細縦溝部である第1の縦溝部271は、幅方向に、第2の縦溝部272を介して両側にそれぞれ2つずつ配列される。尚、細溝の本数はこれらに限定されない。また、第2の縦溝部272は幅方向の中央から側方方向へ僅かにずれることも許容される。
<第3の実施形態>
図7に示すように、後方コア部23の幅方向の中央部に配列される3つの太縦溝部である第2の縦溝部272の幅が異なる吸収性コア220にしてもよい。幅方向における中央に配置される3つの第2の縦溝部のうち真中にある第2の縦溝部272は、その両側にそれぞれ1つずつ位置する第2の縦溝部272より幅広である。両側にある第2の縦溝部272は互いに幅が等しい。
一対の細縦溝部である第1の縦溝部271は、幅方向に第2の縦溝部272を介して対向して配列される。第2の縦溝部272は、第1の縦溝部271よりも幅広である。
このように、後方コア部23の幅方向の中央部に複数の太縦溝部を複数設ける際、太縦溝部の幅がそれぞれ異なっていてもよい。複数の幅の異なる太縦溝部を設ける場合、これら太縦溝部のうち最も幅の広い太縦溝部が後方コア部23の中央に位置するように配列することが更に望ましい。これにより最も幅の広い太縦溝部が変形起点となりやすい。
また、吸収性コア220の後方コア部23は、太縦溝部の幅を異ならせることにより、Y軸方向における中央部の剛性が最も低くなり、中央部から側縁部に向かって段階的に剛性が高くなる。このように、後方コア部23における変形度合いをY軸方向で変化させることにより、臀部へのフィット性が向上する。これにより、臀部とナプキンとの隙間を小さくすることができ、漏れ、特に横漏れが抑制される。
<第4の実施形態>
図8に示すように、横溝部を設けず、縦溝部だけを有する吸収性コア320としてもよい。吸収性コア320の後方コア部23には、幅方向の中央部に太縦溝部である長手方向に延びる第2の縦溝部272が3つ配列される。細縦溝部である第1の縦溝部271は、3つの第2の縦溝部272を介して両側に配置される。
<第5の実施形態>
図9に示すように、後方コア部23の幅方向の中央部に、2つの太縦溝部である第2の縦溝部272が配列される吸収性コア420としてもよい。第2の縦溝部272は、2つの第2の縦溝部272の中間が後方コア部23の幅方向における中央に位置するように配列される。細縦溝部である第1の縦溝部271は2つの第2の縦溝部272を挟むように両側に配列される。
<第6の実施形態>
図10に示すように、後方コア部23に、後方コア部23の長手方向における全長に満たない長さの複数の太縦溝部である第2の縦溝部272が配列される吸収性コア520としてもよい。第1の縦溝部271は、3つの第2の縦溝部272を挟むように両側に配列される。このように、後方コア部23に配列される太縦溝部が、後方コア部23の長手方向における全長を縦断せず、長さが中間コア部22まで達していなくてもよく、また、吸収性コア520の後端部に達していなくてもよい。
<第7の実施形態>
図11は、本実施形態の吸収性コア620の平面図である。
図2は、吸収性コア620が組み込まれたナプキン601の平面図である。
図12は、吸収性コア620が組み込まれたナプキン601の中間コア部22の断面図であり、図2に示すナプキン601のXII−XII線で切断した断面図である。
第1の実施形態の吸収性コア20では、第4の縦溝部274と第5の縦溝部275とは同じ幅寸法を有し、高坪量部24の内部に配列される第5の縦溝部275は幅狭の細縦溝部であった。
これに対し、本実施形態の吸収性コア620では、高坪量部24の内部に配列される第5の縦溝部275は幅広の太縦溝部である。第5の縦溝部275は、高坪量部24の周囲に設けられた第4の縦溝部274よりも幅広である。尚、吸収性コア620の後方コア部23における構成は、第1の実施形態の吸収性コア20の後方コア部23と同様である。
以上のように、本実施形態では、高坪量部24の内部に、高坪量部24の周囲に設けられた第4の縦溝部274よりも幅広の第5の縦溝部275を配列させている。
これにより、装着者によりナプキンが後ろよりに装着され、中間コア部22が装着者の臀裂に対応して位置しても、第5の縦溝部275を変形起点として、高坪量部24が優先的に肌に向かって突出するように変形する。従って、ナプキンが臀裂に沿うように変形し、臀裂とナプキンとの間の隙間を小さくすることができ、後方の液漏れを抑制することができる。
本実施形態における細縦溝部である第4の縦溝部の幅eは、第1の実施形態で説明した第4の縦溝部の幅eと同じである。
第5の縦溝部275の幅gは、好ましくは1mm以上10mm以下であって、更に好ましくは1mm以上5mm以下である。本実施形態では、第5の縦溝部275の幅gを3mmとした。第5の縦溝部275の幅gは、第4の縦溝部274の幅eよりも0.5mm以上5mm以下大きいことが好ましく、1mm以上3mm以下大きいことがより好ましい。
図12に示すように、第5の縦溝部275における溝深さd2は、好ましくは0.5mm以上10mm以下であり、更に4mm以上7mm以下が好ましく、例えば6mmである。第5の縦溝部275の溝深さは、高坪量部24の頂部と同一平面上に位置する第5の縦溝部275の開口部から底部までの距離である。
一方、第4の縦溝部274の溝深さd3は、第1の実施形態で説明した第4の縦溝部274の溝深さと同じであり、例えば4mmである。
高坪量部24の内部に配列される横溝部28の溝深さも同様に4mm以上7mm以下が好ましく、例えば6mmである。
<第8の実施形態>
図13は、本実施形態における吸収性コア720の平面図である。
第1の実施形態の吸収性コア20では、中間コア部22の最小幅である幅D2を規定する対向する両側縁部41及び42それぞれを後方コア部23まで延長した延長線43及び44上、または、延長線よりも内側に第1の縦溝部271が配列されていた。
これに対し、本実施形態においては、後方コア部23の、中間コア部22の最小幅である幅D2を規定する両側縁部41及び42の延長線43及び44よりも外側に第1の縦溝部271が配列される。延長線43及び44上には溝部が配列されない。
このように、延長線43及び44で挟まれた領域より外側の領域に細縦溝部である第1の縦溝部271を設けることにより、太縦溝部を設ける場合と比較して、ナプキン装着時に、後方フラップ部Fが折れ込みにくい。
すなわち、ナプキン装着時、吸収性コア20の後方コア部23の第2の縦溝部272が配列される幅方向における中央部が、延長線43及び44に挟まれた領域の外側の領域に位置する第1の縦溝部271が配列される部分よりも優先的に変形するので、後方フラップ部Fが表面シート12側に折り込まれるように変形するのが抑制される。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば本発明の実施形態は各実施形態を組み合わせた実施形態とすることができる。
例えば、上述の各実施形態の吸収性コアは、中間コア部で括れを有する平面形状を有していたが、括れのない平面形状の吸収性コアとしてもよい。
更に他の実施形態として、後方コア部の幅方向の中央部に細縦溝部と太縦溝部が混在して幅方向に配列され、中央部を介して幅方向に沿って対向する一対の側方部それぞれに細縦溝部が配列される吸収性コアとしてもよい。
具体的には、例えば、後方コア部の中央部に幅方向に沿って長手方向に延びる3つの太縦溝部と2つの細縦溝部が配列される。中央部において、幅方向の中央に1つの太縦溝部が配列され、この太縦溝部の両側にそれぞれ1つずつ細縦溝部が配列され、これら1つの太縦溝部と2つの細縦溝部を介して、その両側に1つずつ太縦溝部が配列される。
このような構成の吸収性コアは、中央部に太縦溝部が設けられるので、中央部は側方部と比較して剛性が低くなる。したがって、装着されたときに、吸収性コアの中央部は臀裂に沿って変形しやすくなる。
また、上述の各実施形態の吸収性コアの受液面は高坪量部と低坪量部とを有する。これに対し、他の実施形態として、受液面を、面内で均一な坪量となるように構成してもよい。
また、上述の実施形態においては、受液面の低坪量部のブロック部の坪量と、前方構造面及び後方構造面のブロック部の坪量とを同じとしたが、他の実施形態として、異ならせても良い。
また、上述の各実施形態の吸収性コアの後方コア部においては、ブロック部と溝部の底部との坪量が異なる場合を例にあげて説明したが、これに限定されず、例えばブロック部と溝部の底部の坪量が等しくてもよい。少なくとも溝部の底部の厚みがブロック部の厚みより薄ければよく、これにより溝部が配列される領域はブロック部が位置する領域よりも変形しやすい。
また、上述の実施形態では、積繊装置を用いて後方構造面に凹凸構造を有する吸収性コアを製造する例をあげたが、これに限定されない。例えば面内の厚みがほぼ均一な略平坦面を有する吸収性コアの一方の面に部分的に押圧して溝部を形成して、凹凸構造を有する吸収性コアを製造してもよい。
また、以上の各実施形態では、吸収性物品として生理用ナプキンの例を示したが、これに限定されない。本発明の吸収性物品は、例えば、失禁パットやおりものシート、使い捨ておむつ等であってもよい。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の吸収性物品を開示する。
<1> 長手方向の両端部側に位置する前方コア部及び後方コア部を有する吸収性コアを具備し、前記後方コア部は、前記長手方向に直交する幅方向に配列され前記長手方向に延びる複数の第1の溝部と、前記第1の溝部よりも前記幅方向の中央側に設けられ、前記長手方向に延び、前記複数の第1の溝部よりも幅広の単数又は複数の第2の溝部と、を含む構造面を有する、吸収性物品。
<2> 前記<1>に記載の吸収性物品であって、前記第2の溝部は、前記幅方向の中央部に少なくとも3つ配列され、前記第1の溝部は、前記中央部の幅方向外方に位置する両側方部に少なくとも1つずつ配列される、吸収性物品。
<3> 前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品であって、前記吸収性コアは、前方コア部及び後方コア部の間に位置する中間コア部を更に有し、前記中間コア部は、前記構造面に隣接する受液面を有し、前記受液面は、前記幅方向の中央部に設けられた高坪量部と、前記高坪量部の周囲に設けられ前記高坪量部よりも坪量が低い低坪量部とを有する、吸収性物品。
<4> 前記<3>に記載の吸収性物品であって、前記吸収性コアは、前記構造面と前記受液面との間に前記幅方向に沿って設けられ前記第2の溝部よりも幅狭の第3の溝部を更に有する、吸収性物品。
<5> 前記<3>又は<4>に記載の吸収性物品であって、前記中間コア部は、前記高坪量部の周囲に設けられた第4の溝部と、前記高坪量部の内部に前記長手方向に沿って設けられ前記第4の溝部よりも幅広の第5の溝部と、を更に有する、吸収性物品。
<6> 前記<5>に記載の吸収性物品であって、前記第5の縦溝部の幅は、前記第4の縦溝部の幅よりも0.5mm以上5mm以下大きく、好ましくは1mm以上3mm以下大きい、吸収性物品。
<7> 前記<5>又は<6>に記載の吸収性物品であって、前記第5の縦溝部における溝深さは、0.5mm以上10mm以下であり、好ましくは4mm以上7mm以下である、吸収性物品。
<8> 前記<3>から<7>のいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記中間コア部は、前記前方コア部及び後方コア部よりも幅狭に形成され、前記複数の第1の溝部は、前記中間コア部の最小幅を規定する両側縁部の前記後方コア部における延長線上、または、前記後方コア部における前記延長線よりも内側にそれぞれ設けられる、吸収性物品。
<9> 前記<1>から<8>のいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記吸収性コアは、長手方向に配列され、長手方向に直交する幅方向に延びる複数の横溝部を有する、吸収性物品。
<10> 前記<1>から<9>のいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記構造面は、前記横溝部、第1の縦溝部及び第2の縦溝部とにより形成された、ブロック部を有する、吸収性物品。
<11> 前記<10>に記載の吸収性物品であって、前記構造面では、幅方向の中央部に位置するブロック部が、幅方向側方部に位置するブロック部よりも小さい、吸収性物品。
<12> 前記<10>又は<11>に記載の吸収性物品であって、少なくとも前記第1の溝部と前記横溝部で形成されたブロック部が、幅方向に関して、中央部よりも側方部の方が大きい、吸収性物品。
<13> 前記<10>から<12>のうちいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記ブロック部の厚みは、2mm以上10.0mm以下である、吸収性物品。
<14> 前記<10>から<13>のうちいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記ブロック部の坪量は、100g/m以上500g/m以下である、吸収性物品。
<15> 前記<9>から<14>のうちいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記構造面において、前記横溝部は長手方向に沿って等間隔に配されている、吸収性物品。
<16> 前記<1>から<15>のいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記第1の縦溝部の幅は、0.5mm以上2.5mm以下であり、好ましくは1mm以上2mm以下である、吸収性物品。
<17> 前記<1>から<16>のうちいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記第2の縦溝部の幅は、2.5mm以上5.5mm以下であり、好ましくは3mm以上5mm以下である、吸収性物品。
<18> 前記<1>から<17>のうちいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記第1の縦溝部の幅と、前記第2の縦溝部の幅との差は、1.5mm以上3.5mm以下であり、より好ましくは2mm以上3mm以下である、吸収性物品。
<19> 前記<1>から<18>のうちいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記中間コア部と後方コア部との境界に前記横溝部が配列される、吸収性物品。
<20> 前記<19>に記載の吸収性物品であって、前記境界に設けられた横溝部の幅は、1.5mm以上3.5mm以下、好ましくは2.0mm以上3.0mm以下である、吸収性物品。
<21> 前記<1>から<20>のうちいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記後方コア部の幅は、60mm以上100mm以下である、吸収性物品。
<22> 前記<1>から<21>のうちいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記後方コア部に配列される縦溝部の配列ピッチは、11.0mm以上15.0mm以下である、吸収性物品。
<23> 前記<1>から<22>のうちいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記第1の縦溝部及び前記第2の縦溝部の溝深さは、1.5mm以上6.0mm以下である、吸収性物品。
<24> 前記<1>から<23>のうちいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記第1の縦溝部及び第2の溝部の底部の厚みは、0.5mm以上6.0mm以下である、吸収性物品。
<25> 前記<1>から<24>のうちいずれか1に記載の吸収性物品であって、前記第1の縦溝部及び第2の縦溝部の底面の坪量は、25g/m以上300g/m以下である、吸収性物品。
<26> 生理用ナプキンである、前記<1>から<25>のうちいずれか1に記載の吸収性物品。
1…ナプキン(生理用ナプキン、吸収性物品)
20、120、220、320、420、520、620、720、1020、2020…吸収性コア
21…前方コア部
22…中間コア部
23…後方コア部
24…高坪量部
25…低坪量部
41、42…側縁部
43、44…延長線
52…受液面
53…後方構造面(構造面)
237…中央部
238…第1の側方部(側方部)
239…第2の側方部(側方部)
271…第1の縦溝部(第1の溝部)
272…第2の縦溝部(第2の溝部)
274…第4の縦溝部(第4の溝部)
275…第5の縦溝部(第5の溝部)
283…横溝部(第3の溝部)

Claims (5)

  1. 長手方向の両端部側に位置する前方コア部及び後方コア部を有する吸収性コアを具備し、
    前記後方コア部は、
    前記長手方向に直交する幅方向に配列され前記長手方向に延びる複数の第1の溝部と、
    前記第1の溝部よりも前記幅方向の中央側に設けられ、前記長手方向に延び、前記複数の第1の溝部よりも幅広の単数又は複数の第2の溝部と、を含む構造面を有し、
    前記第2の溝部は、前記幅方向の中央部に少なくとも3つ配列され、
    前記第1の溝部は、前記中央部の幅方向外方に位置する両側方部に少なくとも1つずつ配列される
    吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性コアは、前方コア部及び後方コア部の間に位置する中間コア部を更に有し、
    前記中間コア部は、前記構造面に隣接する受液面を有し、
    前記受液面は、前記幅方向の中央部に設けられた高坪量部と、前記高坪量部の周囲に設けられ前記高坪量部よりも坪量が低い低坪量部とを有する
    吸収性物品。
  3. 請求項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性コアは、前記構造面と前記受液面との間に前記幅方向に沿って設けられ前記第2の溝部よりも幅狭の第3の溝部を更に有する
    吸収性物品。
  4. 請求項又は請求項に記載の吸収性物品であって、
    前記中間コア部は、
    前記高坪量部の周囲に設けられた第4の溝部と、
    前記高坪量部の内部に前記長手方向に沿って設けられ前記第4の溝部よりも幅広の第5の溝部と、を更に有する
    吸収性物品。
  5. 請求項2から4のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記中間コア部は、前記前方コア部及び後方コア部よりも幅狭に形成され、
    前記複数の第1の溝部は、前記中間コア部の最小幅を規定する両側縁部の前記後方コア部における延長線上、または、前記後方コア部における前記延長線よりも内側にそれぞれ設けられる
    吸収性物品。
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