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JP6554665B2 - 空気調和機 - Google Patents

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JP6554665B2
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憲昭 山本
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Description

本発明は、クロスフローファンを備えたエアコンなどの空気調和機に関する。
一般に、吸込口と、吹出口を有する本体ケーシング内に通風させる送風回路を形成し、この送風回路内にクロスフローファンを備え、クロスフローファンの上流近傍に熱交換器を配し、クロスフローファンの回転によって吸込口から吸い込まれた空気を、熱交換器に通して熱交換した後、吹出口より吹き出す室内ユニットを有する空気調和機が知られている。
このような室内ユニットは、クロスフローファンの回転によって発生する空気の流れを形成するために、リアガイダと、スタビライザとを備える。ところで、クロスフローファン内部における空気の流れとして、クロスフローファンを通過して吹出口から吹き出される流れ(主流)と、クロスフローファンとスタビライザの間で発生して、スタビライザの先端で渦状に循環する流れ(渦流)が存在する。そして、主流はリアガイダと、スタビライザとによって構成される送風回路を経て吹出口から室内へ吹き出す。
ここで、従来の室内ユニットの一例として、特許文献1に開示されている空気調和機1の室内ユニット2について、図4を用いて説明する。空気調和機1は、本体ケーシング3内に通風させる送風回路4を形成し、送風回路4内に、熱交換器5と、熱交換器5に通風するクロスフローファン6とを収容し、クロスフローファン6の近傍に、リアガイダ7と、スタビライザ8とを備え、吹出口9を本体ケーシング3の底面側よりも上方に位置させている。吹出口9を本体ケーシング3の底面側よりも上方に位置させることで、吹出口9の内部が視認されづらくなることによる美観の向上を狙っている。
特開2015−68566号公報
しかしながら、特許文献1に係る空気調和機1では、吹出口9を本体ケーシング3の底面側よりも上方に位置させるために、クロスフローファン6から吹き出される主流が、スタビライザ8の舌部8aから吹出口9の間に位置するスタビライザの平面部8bに衝突する。このことにより、図5に示すように、スタビライザ8の平面部8bに主流が衝突することによる澱み点が生じ、局所的に圧力が上昇し、主流がクロスフローファン6から吹出口9へと流通する実効風路を狭隘化し、送風性能の悪化を招く恐れがある。
この発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、スタビライザの平面部に主流が衝突することによって生じる澱み点に起因する局所的に圧力上昇を緩和させ、クロスフローファンが通風する空気量を増加させることのできる空気調和機の提供を目的とする。
本発明の空気調和機は、吸込口と、吹出口とを備えた本体ケーシングと、前記本体ケーシング内に設けられた送風回路と、前記送風回路に設けられたクロスフローファンと、舌部を備えたスタビライザと、リアガイダと、熱交換器とを備え、前記スタビライザは、前
記舌部側に設けられた第1平面と、前記吹出口側に設けられた第2平面とを有し、前記送風回路に対して窪む凹部を備え、前記第1平面の気流方向の長さは、前記第2平面の気流方向の長さL2より短いものである。
このことにより、クロスフローファンを通過する主流は、スタビライザの舌部と凹部との間の第1平面に沿って流れ、その後、凹部とスタビライザ吹出口側端との間の第2平面に沿って滑らかに気流方向を整流する。このことにより、スタビライザの舌部からスタビライザ吹出口側端の間が一つの平面で形成される場合において、クロスフローファンから吹き出される主流がスタビライザの舌部から吹出口の間に位置するスタビライザの平面部に衝突、局所的に圧力が上昇して主流がクロスフローファンから吹出口へと流通する実効風路を狭隘化することに比べ、クロスフローファンから吹出口へと流通する間に局所的に圧力が上昇する領域を形成することなく、実効風路を狭めずにクロスフローファンが主流として通風することができる空気量が増加する。
本発明に係る空気調和機は、クロスフローファンから吹出口へと流通する間に局所的な圧力上昇領域を形成することがなく、実効風路を狭めずにクロスフローファンが主流として通風することができる空気量を増加させることができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の構成の一例を示す断面図 本発明の実施の形態1に係る空気調和機のスタビライザ近傍を示す拡大断面図 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の送風回路における圧力変化を示す概念図 従来の空気調和機の室内ユニットを示す断面図 従来の空気調和機の送風回路における圧力変化を示す概念図
第1の発明は、吸込口と、吹出口とを備えた本体ケーシングと、前記本体ケーシング内に設けられた送風回路と、前記送風回路に設けられたクロスフローファンと、舌部を備えたスタビライザと、リアガイダと、熱交換器とを備え、前記スタビライザは、前記舌部側に設けられた第1平面と、前記吹出口側に設けられた第2平面とを有し、前記送風回路に対して窪む凹部を備え、前記第1平面の気流方向の長さは、前記第2平面の気流方向の長さL2より短い空気調和機である。
これによれば、クロスフローファンを通過する主流は、スタビライザの舌部と凹部との間の第1平面に沿って流れ、その後、凹部とスタビライザ吹出口側端との間の第2平面に沿って滑らかに気流方向を整流する。このことにより、クロスフローファンから吹出口へと流通する間に局所的に圧力が上昇する領域を形成することなく、実効風路を狭めずにクロスフローファンが主流として通風することができる空気量が増加させることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の空気調和機において、前記クロスフローファンの回転軸に垂直な断面において、前記スタビライザの前記吹出口側の端部であるスタビライザ吹出口側端を通って前記舌部に正接する直線を第1直線とし、前記第1直線が、前記クロスフローファンの外周円と交差するものである。
これによれば、クロスフローファンを通過する主流はクロスフローファンの外周円の略接線方向へと流出することから、第1直線がクロスフローファンの外周円と交差する送風回路においては、主流のうち凹部へ向かう気流の割合が増加するため、第1平面から凹部
を経て第2平面へと沿う気流をより効果的に整流することができる。このため、クロスフローファンが主流として通風することができる空気量が増加させることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の空気調和機において、前記クロスフローファンの回転軸に垂直な断面において、前記クロスフローファンの外周円の接線のうち前記舌部に垂直に交差する直線を第1接線とし、前記第1平面が前記第1接線と平行であるものである。
これによれば、クロスフローファンの外周円の略接線方向へと流出する主流が、第1平面に対して第1平面の法線方向の速度成分をもって衝突することが無いため、第1平面における局所的な圧力の上昇を抑制することができ、クロスフローファンが通風する空気量を増加させることができる。
第4の発明は、特に、第1から第3のいずれか1つの発明の空気調和機において、前記クロスフローファンの回転軸に垂直な断面において、前記第1平面と前記舌部とは正接するものである。
これによれば、主流のうち舌部に衝突する気流は、スタビライザの表面において流れを乱すことなく、第1平面へと滑らか流れることができ、主流の空気の流れの乱れを緩和させ、クロスフローファンが通風する空気量を増加させることができる。
第5の発明は、特に、第1から第4のいずれか1つの発明の空気調和機において、前記クロスフローファンの回転軸に垂直な断面において、前記第1平面と前記第2平面との間が円弧で接続されるものである。
これによれば、主流のうち第1平面に沿って流れる気流は、凹部を経て第2平面へと流れる際にスタビライザの表面において流れを乱すことなく、滑らか流れることができ、主流の空気の流れの乱れを緩和させ、クロスフローファンが通風する空気量を増加させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は一例であり、本発明は実施の形態により限定されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態にかかる空気調和機100は、冷媒配管で互いに接続された室外ユニット(図示せず)と室内ユニット101とで構成されている。図1は、本実施形態に係る空気調和機100の室内ユニット101の構成を示す断面図である。また、図2は、本実施の形態に係る空気調和機100のスタビライザ108の近傍を示す拡大断面図である。図1、図2は、クロスフローファン107の中心軸と直交する面での断面を示している。
室内ユニット101は、図1に示すように、吸込口102と吹出口103とを有する本体ケーシング104内に設けられ通風させる送風回路105と、送風回路105の内部に設けられた、熱交換器106とクロスフローファン107とを備える。送風回路105はスタビライザ108とリアガイダ109とを備える。
吸込口102は、本体ケーシング104の上面に設けられている。吹出口103は、本体ケーシング104の下面側に設けられている。より具体的には、吹出口103は、本体ケーシング104の下面より若干上方に設けられている。
熱交換器106は、クロスフローファン107によって吸込口102から吸い込まれた
空気を、熱交換によって加熱または冷却するものである。
クロスフローファン107は、吸込口102から取り入れられた空気を、熱交換器106に送風した後、吹出口103から室内に吹き出す送風機である。クロスフローファン107は、本体ケーシング104の横幅方向に設けられた中心軸である回転軸を中心に回転自在に構成されている。クロスフローファン107は、端部に設けられた端板と、複数個のファン体を直列に連結した構成を有している。ファン体は、環状に配置された複数枚の翼(ブレード)を有する羽根車の少なくとも一方の端部に支持板が取り付けられた構成を有している。
スタビライザ108は、熱交換器106の下方であって、クロスフローファン107の下方前方に配置されている。リアガイダ109は、クロスフローファン107の背面側にスタビライザ108と対向して配置されている。
スタビライザ108とリアガイダ109は、クロスフローファン107の回転によって発生する空気の流れを形成するためのものである。スタビライザ108とリアガイダ109とは、左右壁(図示せず)とともに、送風回路105の吹出し側(クロスフローファン107の下流側)を構成している。
スタビライザ108は、クロスフローファン107の中心軸方向に、本体ケーシング104、または、クロスフローファン107のほぼ全幅に亘って設けられている。スタビライザ108は、クロスフローファン107の下流近傍に位置し、クロスフローファン107の前部付近に発生する渦を安定化させる舌部108aを備えている。
また、スタビライザ108の下流側の端部であるスタビライザ吹出口側端108dから本体ケーシング104の下面までの間には、吹出口103に接続される上面105aが設けられている。上面105aは、スタビライザ108に対して、屈曲している。
なお、「スタビライザ」は、クロスフローファン107の下流近傍に位置し、クロスフローファン107の前部付近に発生する渦を安定化させるための湾曲面形状を有する舌部108a近傍のみを、スタビライザと称することもあるが、本明細書では、この舌部108aの下流側に位置し、クロスフローファン107により搬送される空気の圧力回復を担うディフューザの上側を構成する壁部分(平坦部)も含めて「スタビライザ」という。
舌部108aは、クロスフローファン107の中心軸方向に、本体ケーシング104、または、クロスフローファン107の全幅に亘って設けられている。舌部108aの主要部は、クロスフローファン107の中心軸と直交する方向の断面形状が、本体ケーシング104、または、クロスフローファン107の両端に亘って、同一である。つまり、舌部108aの断面形状は、舌部108aの主要部において同一であればよく、例えば、左右壁近傍の端部など一部の断面形状が異なっていてもよい。
舌部108aの断面は、クロスフローファン107の下方に向かって突出する略円弧状に形成されている。
以下、スタビライザ108の形状について説明する。図2に示すように、スタビライザ108は、送風回路105に対して凹部108bを備えている。凹部108bは、スタビライザ108のほぼ全幅に亘って設けられている。凹部108bは、舌部108a側に第1平面108cを備え、吹出口103側に第2平面108eを備えている。つまり、スタビライザ108は、上流側から順に、舌部108aと、第1平面108cと、第2平面108eとで構成されている。そして、第1平面108cと第2平面108eとで、送風回
路105から窪む凹部108bを構成している。
空気の流れ方向における第1平面108cの長さL1と、空気の流れ方向における第2平面108eの長さL2が、L1<L2となる。つまり、舌部108aの第1平面108c側の端部と凹部108bの底部との間の距離は、凹部108bの底部とスタビライザ吹出口側端108dとの間の距離より短い。 クロスフローファン107の中心軸と直交する方向の断面において、スタビライザ吹出口側端108dを通って舌部108aに正接する直線を第1直線H1とすると、第1直線H1はクロスフローファン107の外周円と交差する。また、クロスフローファン107の外周円の接線のうち舌部108aに垂直に交差する直線を第1接線H2とすると、第1平面108cは第1接線H2と平行である。
さらに、第1平面108cと舌部108aとは正接する。また、第1平面108cと第2平面108eとの間は円弧で接続される。つまり、凹部108bの底部は曲面で構成されている。
次に、クロスフローファン107の回転によって発生する空気の流れについて説明する。クロスフローファン107はブレードの外周端を仮想的につないだ外周円の略接線方向に空気を吹き出し、クロスフローファン107を通過して吹出口103から吹き出される流れ(主流)と、クロスフローファン107とスタビライザ108の間で発生して渦状に循環する流れ(渦流)とを発生させる。主流と渦流とは、舌部108aの先端を境にその流れが分かれる。
主流のうち、スタビライザ108に対して法線方向の速度成分をもって衝突する流れが存在する場合には、図3に示すように、主流と渦流との境となる舌部108a以外の送風回路105に澱み点を生じ、その点を中心に圧力の上昇領域が形成される。そのため、主流のうち、スタビライザ108に対して法線方向の速度成分をもって衝突する流れの割合が増す送風回路105の形状、例えば、クロスフローファン107の外周円の接線のうち、スタビライザ108の舌部108aよりも下流側に位置する面と交差する接線が存在する形状であると、送風回路105に澱み点を生じ、その点を中心に圧力の上昇領域が形成され、クロスフローファン107が通風する空気の流通を阻害することになる。
しかし、本実施形態に係る空気調和機100においては、スタビライザ108は、送風回路105に対して凹部108bを備え、舌部108aと凹部108bとの間に第1平面108cを備え、凹部108bとスタビライザ108のスタビライザ吹出口側端108dとの間に第2平面108eを備え、第1平面108cの長さL1と第2平面108eの長さL2がL1<L2となるように形成している。このため、クロスフローファン107の外周円の接線とスタビライザ108の舌部108aよりも下流側に位置する面とが交差する領域において、クロスフローファン107を通過する主流は、第1平面108cに沿って流れ、その後、第2平面108eに沿って滑らかに気流方向を整流する。このように、スタビライザ108の形状を適切な形状とすることで、クロスフローファン107から吹出口103へと流通する間に局所的に圧力が上昇する領域を形成することなく、実効風路を狭めずにクロスフローファン107が主流として通風することができる空気量が増加させることができる。
また、スタビライザ吹出口側端108eを通って舌部108aに正接する直線である第1直線H1が、クロスフローファン107の外周円と交差するため、クロスフローファン107の外周円の接線が、スタビライザ108の舌部108aよりも下流側に位置する面と必ず交差する形状であり、主流のうち凹部108bへ向かう気流の割合が増加する。このため、第1平面108cから凹部108bを経て第2平面108eへと沿う気流を、より効果的に整流することができる。
さらに、クロスフローファン107の外周円の接線のうち舌部108aに垂直に交差する直線である第1接線H2が、第1平面108cと平行であるため、クロスフローファン107の外周円の略接線方向へと流出する主流が、第1平面108cに対して第1平面108cの法線方向の速度成分をもって衝突することが無い。このため、第1平面108cにおける局所的な圧力の上昇を抑制することができ、クロスフローファン107が通風する空気量をより増加させることができる。
また、舌部108aと第1平面108cとは正接し、第1平面108cと第2平面108eとの間が円弧で接続されるため、主流のうち舌部108aに衝突する気流は、スタビライザ108の表面において流れを乱すことなく第1平面108cへと滑らか流れ、さらに、凹部108bを経て第2平面108eへと流れる際にも滑らか流れることができることができ、主流の空気の流れの乱れを緩和させ、クロスフローファン107が通風する空気量を増加させることができる。
なお、本実施形態に係る空気調和機100の構成は、送風回路105が吸込口102から吹出口103へと至る間に屈曲する場合に特に効果を発揮する。
本発明に係る空気調和機は、クロスフローファンが通風する空気量を増加できることから、家庭用空調や業務用空調に用いるのに好適である。
100 空気調和機
101 室内ユニット
102 吸込口
103 吹出口
104 本体ケーシング
105 送風回路
105a 上面
106 熱交換器
107 クロスフローファン
108 スタビライザ
108a 舌部
108b 凹部
108c 第1平面
108d スタビライザ吹出口側端
108e 第2平面
109 リアガイダ
L1 第1平面108cの長さ
L2 第2平面108dの長さ
H1 第1直線
H2 第1接線

Claims (4)

  1. 吸込口と、吹出口とを備えた本体ケーシングと、前記本体ケーシング内に設けられた送風回路と、前記送風回路に設けられたクロスフローファンと、舌部を備えたスタビライザと、リアガイダと、熱交換器とを備え、
    前記スタビライザは、
    前記舌部側に設けられた第1平面と、前記吹出口側に設けられた第2平面とを有し、前記送風回路に対して窪む凹部を備え、
    前記第1平面の気流方向の長さは、前記第2平面の気流方向の長さL2より短く、かつ前記クロスフローファンの回転軸に垂直な断面において、前記クロスフローファンの外周円の接線のうち前記舌部に垂直に交差する直線を第1接線とし、前記第1平面が前記第1接線と平行である、
    空気調和機。
  2. 前記クロスフローファンの回転軸に垂直な断面において、前記スタビライザの前記吹出口側の端部であるスタビライザ吹出口側端を通って前記舌部に正接する直線を第1直線とし、前記第1直線が、前記クロスフローファンの外周円と交差する、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記クロスフローファンの回転軸に垂直な断面において、前記第1平面と前記舌部とは正接する、請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記クロスフローファンの回転軸に垂直な断面において、前記第1平面と前記第2平面との間が円弧で接続される、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機。
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