JP6548207B2 - 配管用クランプ及びサニタリー配管の接続構造 - Google Patents
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Description
例えば下記特許文献1には、配管の端部に設けられたフランジ部に、傾斜角度が順次小さくなる複数の外傾斜面を設け、このフランジ部をクランプ部材にクランプさせることで、締結力を段階的に強化するようにしたフランジ継手装置が提案されている。
ところが特許文献1では、クランプの開閉操作に必要な力を低減して操作性を向上するために、クランプ部材が嵌合するフランジ部の表面、クランプ部材の内面、ねじ、座金等に摩擦係数低減処理を施すことで摺動し易くしていた。
そのため、衝撃や振動等によりフランジ部とクランプ部材との間の締結力などが低下し易く、接続作業の操作性は向上できるものの、配管部材同士の接合力の低下が生じ易いという問題点があった。
この配管用クランプは、複数の回転片間に転動体が挟持されているのが好適である。
そのため、架設体に螺合した締込部を回転させて締め込む際、回転片間における相対回転により締込部を回転させることができ、支持体の開閉端部と回転ガイドとの間及び回転ガイドと締込部との間に摺動部分が生じない。
流路構成部材とは、液体等の流体が内部を流動する部材である。例えば配管、配管継手等の配管部材、ポンプ、貯留槽等の各種の流体機器、などのように、互いに接続された部材間で流体が移送されるものであれば特に限定されない。
図1及び図2に示すように、この接続構造により接続される複数の流路構成部材11の接続端12には、それぞれフランジ部13が外側に突設されている。これらのフランジ部13同士がガスケット14を介在させて互いに対向方向に当接した状態で配置されており、配管用クランプ20によりクランプされている。配管用クランプ20は、対向当接した一対のフランジ部13の外周縁を取り囲んで締め込むことで、フランジ部13同士を接続状態で支持している。
支持体21を図2のように閉じると、対向当接した状態の一対のフランジ部13が各支持体21の嵌合溝25に嵌合され、支持体21により外周囲が取り囲まれて支持される。
このような平坦面は、締込部32の雌ねじ部35自体或いは支持体21の開閉端部22自体に設けられていてもよいが、これらと回転ガイド33との間に他の部材を配置して、その部材に設けることも可能である。
次に、このような配管用クランプ20を用いて複数の流路構成部材11を接続する方法について説明する。
まず、図1に示すように、連結具30の架設部31を支持片23の受け溝26から離脱させることで、複数の支持片23を拡開させて支持体21を開放しておく。
一方の流路構成部材11に設けられた接続端12のフランジ部13と、他方の流路構成部材11に設けられた接続端12のフランジ部13と、をガスケット14を介在させて対向当接させる。
つまみ部36を手指により支持して回転させることで締込部32を締め込み、支持片23の開閉端部22と締込部32の雌ねじ部35とを、回転ガイド33を介在させた状態で当接させる。
締込部32を十分な加圧力となるまで締め込むことで、複数の流路構成部材11間の接続が完了する。
以上のような配管用クランプ20によれば、支持体21の開閉端部22と連結具30の締込部32との間に回転ガイド33が挟持され、この回転ガイド33が、相対回転自在な一対の回転片37を有しているので、支持体21の開閉端部22と連結具30の締込部32との間の回転に対する抵抗力を小さくすることができる。
従って、このような配管用クランプ20を用いれば、流路構成部材11の接続端12同士の接続及び取外し作業も容易に行えるとともに、接合力を維持し易くできる。
なお上記実施形態は、本発明の範囲内において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、回転ガイド33を支持体21の開閉端部22及び連結具30の締込部32とは別体に設けた例について説明したが、特に限定されるものではなく、開閉端部22又は締込部32に一方の回転片37を固定することで一体化してもよい。
上記実施形態では、転動体38を挟持した一対の回転片37により回転ガイド33を構成したが、例えば回転片及び転動体を複数段に配置することも可能である。さらに、複数の回転片間に転動体を配置せずに、回転片同士を当接させて摺動抵抗を小さくすることにより、回転ガイドを構成してもよい。
上記実施形態では、支持体21は、複数の支持片23を一連に連結して両端に設けられた一対の開閉端部22間を連結具30により開閉可能にしたが、複数個に分離した支持片23同士を、それぞれ開閉端部22間毎に複数箇所で連結具30により開閉可能に連結してもよい。
さらに上記では、連結具30の架設部31を一方の開閉端部22に揺動可能に支持したが、例えば架設部31の両端にそれぞれ締込部32や回転ガイド33を装着することで、連結具30を支持体21に着脱可能にすることもできる。
上記実施形態では、架設部31に雄ねじ部34を設けて締込部32に雌ねじ部を設けた例について説明したが、架設部31の先端側に雌ねじ部を設けて、締込部32の雄ねじ部を螺合させた構造とすることも可能である。
12 接続端
13 フランジ部
14 ガスケット
20 配管用クランプ
21 支持体
22 開閉端部
23 支持片
24 リンク部
25 嵌合溝
26 受け溝
30 連結具
31 架設部
32 締込部
33 回転ガイド
34 雄ねじ部
35 雌ねじ部
36 つまみ部
37 回転片
38 転動体
Claims (4)
- 流路構成部材の接続端同士を接続状態で支持する開閉可能な支持体と、前記支持体に設けられた開閉端部間を連結する連結具と、を備え、該連結具が、前記開閉端部間に離脱可能に架設される架設部と、該架設部に螺合して前記開閉端部を加圧することで前記支持体を締め込む締込部と、を備えた配管用クランプにおいて、
前記架設部及び前記締込部のうちの一方には雄ねじ部を有するとともに他方には雌ねじ部を有し、前記締込部には手指により回転させるためのつまみ部が設けられ、
前記連結具は、前記架設部周りに配置されて前記開閉端部と前記締込部との間に挟持される回転ガイドを備え、
該回転ガイドは、前記締込部の座面と略同径の円環状に形成されて、前記開閉端部及び前記締込部と平坦面で当接する相対回転自在な複数の回転片を有し、前記各回転片は、外周に互いに対向する凸形状を有するとともに内周に同一部材の複数の凹形状内に各々配置される凸形状を有し、前記複数の回転片間における回転の抵抗力を、前記開閉端部と前記回転ガイドとの間及び前記回転ガイドと締込部との間の抵抗力より小さくした、配管用クランプ。 - 前記複数の回転片間に転動体が挟持されている、請求項1に記載の配管用クランプ。
- 前記雄ねじ部が前記回転ガイドに挿通されて該回転ガイドが前記雄ねじ部に係止されている、請求項1又は2に記載の配管用クランプ。
- 請求項1乃至3の何れかに記載の配管用クランプにより複数の前記流路構成部材の接続端同士が接続されたサニタリー配管の接続構造であり、
前記複数の流路構成部材の接続端にはそれぞれフランジ部が突設され、該フランジ部同士が対向当接した状態で前記配管用クランプにより取り囲まれて支持されている、サニタリー配管の接続構造。
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