JP6491829B2 - シャープペンシル - Google Patents
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Description
そこで、本件出願人は筆記芯に加わる筆記圧を利用して、筆記芯を除々に一方向に回転させることができる回転駆動機構を備えたシャープペンシルについて先に提案をしており、これは例えば特許文献1に開示されている。
したがって、突出した先端パイプによって不用意に怪我を負うという危険性があり、また先端パイプが曲がるなどの変形が生じた場合には、芯折れが発生して筆記が不可能になるという問題も生ずる。
この場合、スライダーの外形形状に対して、口先部材内に形成される支持面の内側寸法が大きいと、両者のクリアランス(隙間)によって、先端パイプに遊び(ぐらつき)が生じ、筆記の感触を悪くするだけでなく、筆記芯の芯折れを助長させるという問題が発生する。さらに、スライダーが口先部材から脱落する虞もある。
この特許文献1に開示された表示部によると、軸筒の透明素材を介して回転部材の一部を確認することができるように構成されている。これによると軸筒を握る手指により表示部が隠されて、回転状態の見える角度が限定されるなどの問題が残される。
加えてこの発明は、筆記動作に伴って筆記芯を回転駆動させる回転駆動装置を備えた構成において、軸筒を把持する手指による影響を受けることなく、筆記芯の回転動作を確実に把握することが可能なシャープペンシルを提供することを課題とするものである。
さらに、前記筆記芯に加わる筆記圧に基づいて、筆記芯を一方向に回転駆動させる回転駆動機構が備えられていると共に、前記外側スライダーが軸筒先端の口先部から突出して配置され、前記筆記芯の回転駆動と共に、前記外側スライダーおよび内側スライダーが回転駆動を受けるように構成される。
また、前記内側スライダーの胴部の後端外径が前端外径より大きい構成を好適に採用することができる。
そして、外側スライダーには、軸方向に沿って案内溝が形成されると共に、前記内側スライダーには前記外側スライダーの案内溝内を移動する突起が、軸芯から外側に向かって一体に形成される。これにより、内側スライダーの脱落を防ぐことができる。
さらに、前記内側スライダーの胴部の後端外径が前端外径より大きいことで、スライダー後退時はクリアランスが有り、摺動抵抗がなく、下向きでのノックで芯がチャックの把持から開放され自重落下するので、チャックの繰り出し長さ以上の先端パイプの突出量を得ることができる。
図1および図2に示すように軸筒を構成する先軸1の先端部には、口先部材2が螺合されることで、口先部材2が先軸1に対して着脱可能に取り付けられている。そして、先軸1および後述する後軸の軸芯に沿って筒状に形成された樹脂製の芯ケース3が収容されており、この芯ケース3の先端部には、短軸の芯ケース継手4が取り付けられ、前記芯ケース継手4を介して真ちゅう製のチャック5が連結されている。
リング状の前記締め具6は前記チャック5の周囲を覆うようにして配置された中継パイプ7の先端部内面に装着されている。
なお、この中継パイプ7の後端部は筆記圧を利用して筆記芯(替え芯)を回転させる後述する回転駆動機構に連結されている。
また、前記内側スライダー9における先端パイプ11の直後には、軸芯部分に通孔を形成したゴム製の保持チャック12が収容されている。
なお、前記内側スライダー9、外側スライダー10、先端パイプ11の構成については、図4〜図10に基づいて後で詳しく説明する。
その後に、前記した口先部材2が先軸1の前端部に螺合されることで、前記透明リング15およびグリップ部材14が軸方向で位置決めされて、前記先軸1の外側に取り付けられる。
この加飾シール16には、例えば金もしくは銀色などの光沢のある印刷が施され、その適宜の位置には印刷が施されない透明部分が形成されている。そして、この透明部分および透明な樹脂素材により成形された前記先軸1を透視して、内部の中継パイプ7の一部が視認できるように構成されている。
これにより、後述する回転駆動機構によって中継パイプ7が回転駆動される様子を、透明リング15を介して確認することができる。
この回転駆動機構20には前記したとおり中継パイプ7の後端部が接続されており、この中継パイプ7は筆記動作に基づく筆記芯の僅かな後退および前進動作(これを、クッション動作ともいう。)を前記チャック5を介して受けて、回転駆動機構25に伝達させる機能を果たす。
なお、回転駆動機構20のより詳細な構成および作用については、図3に基づいて後で説明する。
なお、前記ノックカバー33に形成された円盤状突起部33aは、前記樹脂盛りシール34により飾りの機能を果たすと共に、シャープペンシルの転がり止めとしての機能も果たすものとなる。
一方、前記回転カム21の後端部側を覆うようにして円筒状の上カム形成部材22が、前記回転カム21を軸支するように配置されており、前記上カム形成部材22の前端部外周には、円筒状の下カム形成部材23が嵌合されて取り付けられている。
したがって、回転カム21に形成されている円環状の第1カム面21aは同じく円環状に形成された第1固定カム面22aに接合して噛み合い状態になされる。
そして、対峙した状態の第1カム面21aと固定カム面22aは、軸方向においてカムの一歯に対して半位相(半ピッチ)ずれた関係となるように設定されており、前記したように第1カム面21aが第1固定カム面22aに接合して噛み合い状態になされることによって、回転カム21は第1カム面21aの一歯の半位相(半ピッチ)に相当する回転駆動を受ける。
したがって、筆記芯は自身が受ける回転運動と筆記による摩耗とにより、先端部が常に円錐形状になされる。それ故、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するのを防止させることができ、安定した線幅による筆記が可能となる。
図2は前記したとおり、先端パイプ11が内側スライダー9と共に、外側スライダー10内において後退した状態を示しており、これにより、先端パイプ11が突出していることにより不用意に怪我を負うなどの危険性を避けることができる。
すでに説明したとおり、前記した外側スライダー10の前半部の一定の領域は、その内径が軸方向にほぼ等しく形成されており、この外側スライダー10内に、先端パイプ11が圧入された内側スライダー9が、軸方向に摺動可能に収容されている。
そして、外側スライダー10の前端部中央には、前記先端パイプ11が出没できる開口10aが形成されている。
すなわち、内側スライダー9と外側スライダー10は相対的な軸方向へのスライドは可能であるが、互いに分離されないように構成されている。
図4(A)に示したように、内側スライダー9が前進した筆記可能な状態においては、筆記に伴う前記したクッション動作により、前記した回転駆動機構20が回転駆動される。これに伴い、口先部材2から突出している前記外側スライダー10も、筆記芯Lの回転と共に回転駆動を受ける。
加えて、外側スライダー10に形成された一対の案内溝10bは、外側スライダー10の先端部側に向かって溝幅が徐々に狭くなるテーパー状に形成されている。
すなわち図12は、内側スライダー9が一次側成形体として、また外側スライダー10が二次側成形体として、二色成形される例を示している。
なお、前記第1金型51は図面の前後方向に型開きおよび型閉めがなされるように構成され、符号51aは第1金型51に形成された樹脂注入用のランナーである。
なお、第2金型52においても、図面の前後方向に型開きおよび型閉めがなされるように構成され、符号52aは第2金型52に形成された樹脂注入用のランナーを示している。
これにより、内側スライダー9の前記した胴部9bが、外側スライダー10の内側に転写された状態で成形され、部品間の公差を考慮する必要なく成形後における両者間のクリアランスを限り無く小さくすることができる。また同様に内側スライダー9の前端部付近に形成された一対の突起9aと、外側スライダー10のテーパー状に形成された案内溝10bの先端部との間は、両者のクリアランスを限り無く小さくすることができ、またクリアランスを精度良く形成することができる。
この状態において、外側スライダー10に形成された開口10a側から、例えば前記した先端パイプ11を内側スライダー9に向かって圧入することで、同時に内側スライダー9を外側スライダー10内において、軸方向で分離することができる。
2 口先部材
3 芯ケース
5 チャック
6 締め具
7 中継パイプ
9 内側スライダー
9a 突起
9b 胴部
10 外側スライダー
10a 開口
10b 案内溝
11 先端パイプ
12 保持チャック
13 チャックスプリング
18 後軸(軸筒)
20 回転駆動機構
21 回転カム
21a 第1カム面
21b 第2カム面
22 上カム形成部材
22a 第1固定カム面
23 下カム形成部材
23a 第2固定カム面
25 トルクキャンセラー
26 クッションスプリング
31 ノック棒
33 ノックカバー(ノック部材)
51 第1金型
51a ランナー
52 第2金型
52a ランナー
53 第1コアピン
54 第2コアピン
L 筆記芯
Claims (4)
- 前端部に筆記芯を案内する先端パイプを出没可能にする開口が形成された外側スライダーと、前記外側スライダー内に摺動可能に配置されて前記先端パイプを支持すると共に、当該先端パイプを軸方向にスライド移動させる内側スライダーとを備えたシャープペンシルであって、
前記外側スライダーには、軸方向に沿って案内溝が形成されると共に、前記内側スライダーには前記外側スライダーの案内溝内を移動する突起が、軸芯から外側に向かって一体に形成されることで、前記外側スライダーから前記内側スライダーの脱落を防止させたことを特徴とするシャープペンシル。 - 前記外側スライダーの案内溝は、外側スライダーの先端部側に向かって溝幅が除々に狭くなるテーパー状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載されたシャープペンシル。
- 前記外側スライダーおよび内側スライダーのいずれか一方を一次側成形体として形成し、いずれか他方を前記一次側成形体の表面の一部を利用した二次側成形体として二色成形により形成し、二色成形後に前記外側スライダーおよび内側スライダーが分離されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたシャープペンシル。
- 前記内側スライダーの突起後方に形成された胴部の後端外径が前端外径より大きいことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載されたシャープペンシル。
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