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JP6476543B2 - カード、カードの製造方法 - Google Patents

カード、カードの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、植物由来の材料を含むカード、カードの製造方法に関するものである。
従来、植物由来の材料を含むシートを積層したカードがあった(例えば特許文献1)。
しかし、従来のカードは、耐環境性能が低いため、数年程度で劣化してしまっていた。
特開2010−188637号公報
本発明の課題は、植物由来の材料を含んでいても、耐環境性能が優れたカード、カードの製造方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、複数の層が積層されたカードであって、前記複数の層の少なくとも1つの層(10,20,40,50)は、イソソルバイト(ISB)がジフェニルカーボネートと反応して作成されたイソソルバイトポリマー(ISP)と、1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)とを含有するイソソルバイトポリマーシートであること、を特徴とするカードである。
・第2の発明は、第1の発明のカードであって、前記イソソルバイトポリマーシートのイソソルバイト(ISB)及び1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)におけるイソソルバイトの割合が40mol%以上70mol%以下であること、を特徴とするカードである。
・第3の発明は、第2の発明のカードであって、前記複数の層は、耐熱PET−Gシート及び耐熱PVCシートの少なくとも1つ(210,250)であること、を特徴とするカードである。
・第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明のカードであって、前記複数の層の少なくとも1つは、PCシートであること、を特徴とするカードである。
・第5の発明は、第2の発明のカードの製造方法であって、前記イソソルバイトポリマーシート同士(10,20,40,50)が重なり合っており、90℃以上150℃以下の温度の熱プレスによって、前記イソソルバイトポリマーシート同士を溶着する熱プレス工程を備えること、を特徴とするカードの製造方法である。
・第6の発明は、第3の発明のカードの製造方法であって、90℃以上150℃以下の温度の熱プレスによって、前記イソソルバイトポリマーシート(20,40)と、前記耐熱PET−Gシート及び前記耐熱PVCシートの少なくとも1つ(210,250)とを溶着する熱プレス工程を備えること、を特徴とするカードの製造方法である。
・第7の発明は、第4の発明のカードの製造方法であって、90℃以上150℃以下の温度の熱プレスによって、前記イソソルバイトポリマーシート及び前記PCシートの間を溶着する熱プレス工程を備えること、を特徴とするカードの製造方法である。
本発明によれば、植物由来の材料を含んでいても、耐環境性能が優れたカード、カードの製造方法を提供できる。
第1実施形態のカード1を券面から見た図、断面図である。 第1実施形態のISPシートの製造方法を説明する構造式である。 第1実施形態のISPシート、従来のPC(ポリカーボネート)シートの性能を比較する表、グラフである。 第1実施形態のISPシートのISB比率の変化にともなう粘弾性挙動の関係を説明するグラフである。 第1実施形態のISPシートにおける耐衝撃性の経時変化確認試験の結果を示すグラフである。 第1実施形態の積層工程、熱プレス工程を説明する断面図である。 第2実施形態のカード201の断面図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のカード1を券面から見た図、断面図である。
図1(A)は、カード1を券面から見た図である。
図1(B)は、カード1の層構成を説明する断面図(図1(A)のB−B断面図)である。
実施形態及び図面では、券面から見た状態のカード1の長手方向を左右方向X、短手方向を縦方向Yとし、また、厚さ方向Zという。各図面において、厚さ方向Z等の構成等は、明確に図示するために、適宜大きさを誇張する。
カード1は、リーダライタ等の外部装置との間で通信可能なICカードである。
カード1は、上側Z2から下側Z1に向けて順に、上層10、上基材層20、モジュール基板30、下基材層40(第2面非多孔質層)、下層50が積層されている。
後述するように、上層10、上基材層20、下基材層40、下層50は、同一の材質のシートから形成されている。
上層10は、透明なシートである。上層10上には、全面に隠蔽印刷層(図示せず)が設けられ、また、その隠蔽印刷上にカード会社の名称等を示す印刷層が設けられている。
上基材層20は、カード1のコアとなる層である。上層10及び上基材層20間は、全面が熱プレスにより熱溶着されている。
なお、上層10及び上基材層20間の接着強度を向上するために、上層10及び上基材層20のいずれかに接着用の印刷を全面に行ってもよい。
モジュール基板30は、ICチップ31等の電子部品、アンテナ32を備える。
ICチップ31は、半導体集積回路素子である。例えば、カード1がプリペイドカードとして利用される場合には、ICチップ31は、残額、識別情報等が記憶されている。
アンテナ32は、外部のリーダライタ(図示せず)と通信を行うループコイル式のアンテナである。アンテナ32は、モジュール基板30上面に形成された導体であり、エッチング等の方法により形成される。ICチップ31は、アンテナ32を介して、リーダライタとの間で非接触により情報の送受信を行う。
モジュール基板30は、例えば、PET、PEN等の材料から形成される。このため、モジュール基板30と、上基材層20及び下基材層40とは、熱溶着しにくい。そのため、モジュール基板30の外形は、他の層の外形よりも一回り小さい。
これにより、モジュール基板30は、モジュール基板30よりも外側の周囲21において、上基材層20及び下基材層40が熱溶着されることにより、カード1内に保持されるようになっている。
下基材層40及び下層50は、上層10及び上基材層20に、厚さ方向Zにおいて、対称の形態であるので、詳細な説明は、省略する。なお、下層50は、カード使用方法等を説明する印刷がされている。
[上層10、上基材層20、下基材層40、下層50の材質]
上層10、上基材層20、下基材層40、下層50(以下、上層10等ともいう)のシートについて説明する。
前述したように、上層10等は、同一の材質のシートから形成されている。上層10等は、イソソルバイトポリマー(以下、「ISP」という)を含むイソソルバイトポリマーシート(以下、「ISPシート」という)により形成される。但し、シートの物性にほとんど影響を与えない添加物(着色用の染料等)は、異なっていてもよい。
[ISPシートの製造方法]
図2は、第1実施形態のISPシートの製造方法を説明する構造式である。
ISPシートは、以下の工程を経て作成される。
(1)グルコース(ぶどう糖)を脱水、環作してイソソルバイト(以下、「ISB」という)を作成する。
(2)ISB及びジフェニルカーボネート(DPC)を、溶融法(溶融エステル交換法)によって反応させることにより、樹脂であるISPを作成する。
(3)最後に、ISP及び1,4−シクロヘキサンジメタノール(以下、「CHDM」という)を反応させることにより、ISP及びCHDMを含むISPシートが作成される。
これにより、植物由来のグルコースを含むISPシートが製造できる。
[ISPシートの性能]
ISPシートの性能について説明する。
図3は、第1実施形態のISPシート、従来のPC(ポリカーボネート)シートの性能を比較する表、グラフである。
(各種物性)
図3(A)に示すように、ISB及びCHDMのうちISBの比率(以下、「ISB比率」という)を50mol%のISPシートを製造して、比重、全光線透過率、屈折率、シャルピー衝撃強さ、荷重撓み温度、鉛筆硬度、限界酸素指数の各物性の確認試験をした。
ISPシートは、各項目において、カードの規格等を満たすことができた。
また、ISPシートは、PCシートと同等な性能を有した。なお、ISPシートは、PCシートよりも低い性能(シャルピー衝撃強さ等)もがあるが、カードの実使用上、規格上は、問題なかった。
(耐紫外線性)
図3(B)に示すように、耐紫外線(耐UV)性において、ISPシート及びPCシートを比較した。
耐紫外線に対する変色は、ISPシートは、加速試験10月経過時において、PCよりも優れていた。耐紫外線に対する変色において、PCシートは、10年以上の耐用性を有するので、ISPシートも、十分な耐用性を有することが確認できた。
(落錐衝撃試験)
図3(C)に示すように、落錐衝撃性において、ISPシート及びPCシートを比較した。
ISPシートは、PCシートと同等の落錐衝撃性を有することが確認できた。
(耐衝撃性の経時変化)
図4は、第1実施形態のISPシートにおける耐衝撃性の経時変化確認試験の結果を示すグラフである。
この試験は、高温高湿度環境での加速試験であり、試験経過に応じたハイドロショット値の変化を確認した。
なお、「非接触」は、ループアンテナ基板(基材:PETシート)を内蔵したカードである。また、「接触」は、ISPシートのみにより形成されたカードである。
図4に示すように、100日経過時のハイドロショット値は、600kgf・mm以上を維持している。このため、ISPシートは、通常の使用態様であれば、10年以上の耐用性を有することを期待できる。
また、200日経過時のISPシート及び200日経過時のPCシートを、作業者が手で折り曲げたところ、ISPシート及びPCシート間に感触の差異はなく、また、脆さの発現もなかった。PCシートを用いたカードは、通常、10年以上の耐用性を有するので、ISPシートについても、10年以上の耐用性を有することを期待できる。
(熱溶着性)
溶着性の相性の確認試験を行い、ISPシートは、PCシート、PET(ポリエチレンテレフタラート)−Gシート、PVC(ポリ塩化ビニル)シート等と同様な熱溶着性を有することが確認できた。すなわち、ISPシート同士の熱溶着性が良好であり、また、ISPシートと他のシート(PCシート、PET−Gシート、PVCシート等)との熱溶着性が良好であった。
(粘弾性挙動)
図5は、第1実施形態のISPシートのISB比率の変化にともなう粘弾性挙動の関係を説明するグラフである。
このグラフは、ISB比率を変更してISPシートを製造した場合における粘弾性挙動(温度、粘弾性、損失正接)の性能の測定結果を示す。測定結果は、以下の通りであった。
・ISB比率30モル%では、PET−Gシートと同等の性能であった。
・ISB比率40モル%では、耐熱PET−Gシート(耐熱100℃相当)と同等の性能であった。
・ISB比率50モル%では、耐熱PET−Gシート(耐熱120℃相当)と同等の性能であった。
・ISB比率70モル%では、耐熱PET−Gシート(耐熱140℃相当)と同等の性能であった。
なお、図5において、ISPシートの比較対象は、耐熱PET−Gシートである例にして示すが、耐熱PVCシートについても、同様である。
この粘弾性挙動の結果は、ISPシートのプレス時の温度設定を、以下の条件にすればよいことを示す。
・ISB比率40モル%:耐熱PET−Gシート(耐熱100℃相当)と同等の100℃(90℃以上110℃以下)
・ISB比率50モル%:耐熱PET−Gシート(耐熱120℃相当)と同等の120℃(110℃以上130℃以下)
・ISB比率70モル%:高耐熱PET−Gシート(耐熱140℃相当)と同等の140℃(140℃以上150℃以下)
[カード製造方法]
カード1の製造工程について説明する。
図6は、第1実施形態の積層工程、熱プレス工程を説明する断面図である。
作業者は、以下の工程に従ってカード1を製造することができる。
なお、実際には、カード製造は、多面付けにより製造されるが、以下の説明は、簡略して1枚を製造の例を説明する。
(積層工程)
上層10、上基材層20、モジュール基板30、下基材層40、下層50を順に積層し、積層体1Aを作製する。
(熱プレス工程)
積層体1Aを熱プレス板91,92の間に挟んで、上層10の上面、下層50の下面から加熱及び加圧する。これにより、カード1の層間を熱溶着する。
このとき、プレス時のISPシートの温度設定は、粘弾性挙動の試験結果に基づいて、ISB比率に対応した設定を選択すればよい。すなわち、ISPシートのISB比率(40以上70モル%)に対応した温度(90℃以上150℃以下)に設定して、熱プレスを行えばよい。
例えば、上層10等のISB比率が50モル%であれば、温度設定を、耐熱PET−G(耐熱120℃相当)と同等の120℃(110℃以上130℃以下)にすればよい。
これにより、上層10及び上基材層20の層間、上層10及び上基材層20の層間のうち周囲21(図1参照)の部分、下基材層40及び下層50を、それぞれ熱溶着できる。
所定のプレス時間が経過したら、積層体1Aから熱プレス板91,92を離間し、カード1を取り出す。
以上により、カード1を製造することができる。
以上説明したように、本実施形態のカード1は、以下の効果を奏する。
(1)ISPシートがPCシートと同様な物理的性能等を有するので、カードに適切な物性を得ることができ、また、耐環境性能を向上できる。
(2)グルコースは、とうもろこし等のでんぷん由来を分解して生成され、植物由来の材料である。ISBは、このグルコース(ブドウ糖)を合成した樹脂である。カード1は、このISBを重合させたISPにより形成されるので、植物由来の材料の比率を向上できる。
また、従来の樹脂カードの材料は、石油由来なので樹脂合成の時点でCOが発生するのに対して、ISPの場合は、グルコースを得るまでは植物がCOを吸収する形(CO排出マイナス)である。このため、カード1は、製造時におけるCO排出量を、従来の樹脂カードよりも少なくできる。
(3)ISPシートは、PCシートの熱溶着温度(180℃程度)よりも低温な耐熱PET−Gシート等と同等な熱溶着温度(90℃以上150℃以下)で熱溶着する。このため、カード1は、PCシートの代替えとして用いることができ、その上、熱プレス工程では、内部の電気部品へのダメージを少なくして製造できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図7は、第2実施形態のカード201の断面図である。
前述した第1実施形態は、モジュール基板30以外の層が全てISPシートであるのに対して、第2実施形態は、モジュール基板30以外の層の一部のみにISPシートを用いた。
すなわち、カード201の上基材層20、下基材層40は、第1実施形態と同様にISPシートであり、一方、上層210、下層250は、耐熱PET−Gシートである。耐熱PET−Gシートのグレードは、カード201の耐熱規格に応じて、100℃、120℃、150℃のなかから適宜選択できる。
上基材層20、下基材層40は、上層210、下層250の耐熱PET−Gシートの耐熱グレードに対応したISB比率のISPシートである。
例えば、上層210、下層250の耐熱PET−Gシートの耐熱グレードが120℃であれば、上基材層20、下基材層40のISPシートのISB比率は、50mol%である(図6参照)。
カード製造工程の熱プレス工程では、熱溶着の設定温度を、上層210、下層250の耐熱PET−Gシートに合わせて、90℃以上150℃以下から選択する。
上記例のように、上層210、下層250の耐熱PET−Gシートの耐熱グレードが120℃であれば、熱溶着の設定温度を、120℃(110℃以上130℃以下)にする。上基材層20、下基材層40のISPシートのISB比率は、50mol%であるので、上基材層20、下基材層40は、周囲21で熱溶着する。また、第1実施形態で説明したように、ISPシートは、他のシートとの溶着性が良好である。このため、上層210及び上基材層20間、下基材層40及び下層250間も、それぞれ熱溶着する。
以上説明したように、本実施形態のカード201は、一部の層をISPシートにし、一部の層を耐熱PET−Gシートにしても、ISPシート及び耐熱PET−Gシートの耐熱グレードを合わせることによって、製造することができる。
なお、いずれの層をISPシート又は耐熱PET−Gシートにするかは、カードの仕様、コスト等に応じて適宜選択できる。
また、ISPシート以外の層は、耐熱PET−Gシートに限らず耐熱PVCシートにしてもよい。この場合にも、耐熱PVCシートのグレードに対応したISPシートを選択して、上記同様に熱プレスして製造できる。
さらに、ISPシート以外の層を、PCシートにしてもよい。この場合には、熱プレス時に設定温度を、ISPシートに合わせて90℃以上150℃以下(140℃程度が好適である)にする。また、ISPシートは、より耐熱性能を向上するために、70mol程度にするのが適切である。
なお、PCシートを複数層備えており、各PCシートが直接重なる構成では、90℃以上150℃以下の温度設定では、PCシート間は、溶着温度が低すぎるため接着しにくい。この場合には、PCシート間にISPシートを配置することにより、ISPシートを介して両PCシート間を接着できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、後述する変形形態等のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
本実施形態において、カードは、モジュール基板を備え、リーダライタと通信する例を示したが、これに限定されない。カードは、モジュール基板を備えないものでもよい。この場合には、PET等により形成されるモジュール基板が不要であり、カードは、植物由来の材料比率を向上できる。
例えば、カードは、磁気ストライプを有するタイプでもよい。
また、カードは、ISPシートにバーコード等のみを印刷するタイプでもよい。この場合にも、カードは、PCシートと同等の性能を有し、さらに、簡単な層構成にできるので容易に製造できる。
1,201 カード
10,210 上層
20 上基材層
30 モジュール基板
40 下基材層
50,250 下層

Claims (6)

  1. 複数の層が積層されたカードであって、
    前記複数の層のうちで当該カードのコアとなる層の少なくとも1つの層は、イソソルバイトがジフェニルカーボネートと反応して作成されたイソソルバイトポリマーと、1,4−シクロヘキサンジメタノールとを含有するイソソルバイトポリマーシートであり、
    前記複数の層の少なくとも1つの層は、耐熱PET−Gシート及び耐熱PVCシートの少なくとも1つであり、
    前記イソソルバイトポリマーシートは、前記耐熱PET−Gシート及び前記耐熱PVCシートの少なくとも1つと溶着していること、
    を特徴とするカード。
  2. 請求項1に記載のカードであって、
    前記イソソルバイトポリマーシートのイソソルバイト及び1,4−シクロヘキサンジメタノールにおけるイソソルバイトの割合が40mol%以上70mol%以下であること、
    を特徴とするカード。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のカードであって、
    前記複数の層の少なくとも1つは、PCシートであること、
    を特徴とするカード。
  4. 請求項2に記載のカードの製造方法であって、
    前記イソソルバイトポリマーシート同士が重なり合っており、
    90℃以上150℃以下の温度の熱プレスによって、前記イソソルバイトポリマーシート同士を溶着する熱プレス工程を備えること、
    を特徴とするカードの製造方法。
  5. 請求項に記載のカードの製造方法であって、
    90℃以上150℃以下の温度の熱プレスによって、前記イソソルバイトポリマーシートと、前記耐熱PET−Gシート及び前記耐熱PVCシートの少なくとも1つとを溶着する熱プレス工程を備えること、
    を特徴とするカードの製造方法。
  6. 請求項に記載のカードの製造方法であって、
    90℃以上150℃以下の温度の熱プレスによって、前記イソソルバイトポリマーシート及び前記PCシートの間を溶着する熱プレス工程を備えること、
    を特徴とするカードの製造方法。
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