JP6473667B2 - 防振装置 - Google Patents
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Description
この防振装置では、振動が入力されたときに、ゴム弾性体が変形して第2液室の容積が変動すると、連通路を通して第1液室内と第2液室内とで液体が往来し、振動が減衰および吸収される。
本発明に係る防振装置は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の外側取付け部材、および他方に連結されるとともに前記外側取付け部材の内側に配置された内側取付け部材と、これらの両取付け部材同士を連結するゴム弾性体と、液体が収容される第1液室と、液体が収容されるとともに前記ゴム弾性体を隔壁の一部とする第2液室と、これらの両液室同士を連通する連通路と、を備える防振装置であって、前記ゴム弾性体のうち前記第2液室の隔壁をなす部分に対して、前記外側取付け部材の中心軸線に沿う軸方向の一方側に配置された第1ストッパ部、および他方側に配置された第2ストッパ部を備え、前記第1ストッパ部は、前記外側取付け部材の内周面に突設されるとともに、前記第2ストッパ部は、前記内側取付け部材の外周面に突設されていることを特徴とする。
以上のように、第1ストッパ部や第2ストッパ部を設けるという単純な構成により、軸方向の振動に対する減衰特性を低コストで向上させることができる。ここで、第1ストッパ部および第2ストッパ部が、外側取付け部材の内周面または内側取付け部材の外周面のいずれかに共通して設けられているのではなく、第1ストッパ部が、外側取付け部材の内周面に突設されている一方、第2ストッパ部が、内側取付け部材の外周面に突設されている。したがって、内側取付け部材が外側取付け部材に対して軸方向の一方側に向けて変位したときに、第1ストッパ部および第2ストッパ部によってゴム弾性体を軸方向に挟み込むことができる。これにより、第2液室を減容させ易くすることが可能になり、減衰特性を確実に向上させることができる。
また第1ストッパ部が、外側取付け部材の内周面から内側取付け部材の外周面に向けて径方向に突出しているので、第1ストッパ部を、外側取付け部材の内側に配置することができる。これにより、第1ストッパ部の剛性を確保するとともに、防振装置のコンパクト化および低コスト化を図ることができる。
また第2ストッパ部が、内側取付け部材の外周面から外側取付け部材の内周面に向けて径方向に突出しているので、第2ストッパ部を、外側取付け部材の内側に配置することができる。これにより、第2ストッパ部の剛性を確保するとともに、防振装置のコンパクト化および低コスト化を図ることができる。
また、内側取付け部材が外側取付け部材に対して軸方向の他方側に向けて変位した場合には、第3ストッパ部および第4ストッパ部により、第1液室が減容させられる一方、第2液室が第1ストッパ部および第2ストッパ部により減容させられることがない。その結果、第1液室内の液体が第1液室から押し出されて連通路を通して第1液室内と第2液室内とで往来し、振動が減衰および吸収される。
以上のように、内側取付け部材が外側取付け部材に対して軸方向のどちら側に変位したときであっても、液体を、連通路を通して第1液室内と第2液室内とで往来させることが可能になり、減衰特性を効果的に向上させることができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る防振装置10を、図1から図4を参照して説明する。
図1から図3に示すように、防振装置10(ゴムブッシュ)は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の外側取付け部材11、および他方に連結されるとともに外側取付け部材11の内側に配置された内側取付け部材12と、これらの両取付け部材11、12同士を連結するゴム弾性体13と、液体Lが収容されるとともにゴム弾性体13を隔壁の一部とする主液室14(第2液室)および副液室15(第1液室)と、これらの両液室14、15同士を連通する連通路16と、を備えている。
なお以下では、外側取付け部材11の中心軸線Oに沿う方向を軸方向Aといい、中心軸線Oに直交する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。
主液室14および副液室15は、周方向に間隔をあけて配置されている。主液室14および副液室15は、外側取付け部材11の内側に配置されるとともに、内側取付け部材12を互いの間に挟み込んでいる。以下では、中心軸線Oに直交する方向のうち、両液室14、15が内側取付け部材12を挟み込む方向を第1方向Bという。中心軸線Oに直交する方向のうち、第1方向Bに直交する方向を第2方向Cという。なお本実施形態では、内側取付け部材12の中心軸線Oは、外側取付け部材11の中心軸線Oに対して第1方向Bにオフセットしている。
主ばね部17は、内側取付け部材12から第2方向Cの両側に突出し、外側取付け部材11の内周面に連結されている。主ばね部17のうち、第1方向Bの両側を向く部分は、主液室14および副液室15それぞれの隔壁を形成している。主ばね部17のうち、内側取付け部材12と副液室15との間に位置する部分には、軸方向Aに貫通する貫通空所19が形成されている。主ばね部17のうち、貫通空所19と副液室15との間に位置する部分は、副液室15に対する液体Lの流出入に伴う副液室15の容積の変化を吸収するダイヤフラムとして機能する。防振装置10は、大気開放型である。
図2に示すように、連通路16は、ゴム弾性体13の主ばね部17に形成されている。連通路16は、内側取付け部材12を第2方向Cに挟んで一対配置されている。連通路16は、主ばね部17の外周面と外側取付け部材11の内周面との間に配置されていて、主ばね部17の外周面に周方向に延びる溝状に形成されている。連通路16の周方向の一方の端部は、主液室14に開口し、他方の端部は、副液室15に開口する。
第2ストッパ部22は、内側取付け部材12の外周面に突設されていて、ゴム弾性体13のうち主液室14の隔壁部18に対して、軸方向Aの他方側(図3では紙面左側)に配置されている。第2ストッパ部22は、内側取付け部材12の外周面から外側取付け部材11の内周面に向けて、第1方向B(径方向)の外側に突出している。なお図示の例では、第2ストッパ部22は、第1ストッパ部21よりも第1方向Bに大きい。
第1方向Bの振動が防振装置10に入力されると、内側取付け部材12および外側取付け部材11が第1方向Bに相対的に変位すると、ゴム弾性体13の変形に伴い主液室14の容積が変化し、主液室14の液圧が変動する。すると、液体Lが連通路16を通して主液室14内と副液室15内とで往来し、例えば、液体Lの流動抵抗や、連通路16内で生じる共振(液柱共振)等に基づいて、振動が減衰および吸収される。
またこのとき、例えば、第1ストッパ部21における突端部を内側取付け部材12の外周面に突き当てたり、第2ストッパ部22における突端部を外側取付け部材11の内周面に突き当てたりすること等により、第1ストッパ部21や第2ストッパ部22を内側取付け部材12の外周面と外側取付け部材11の内周面との間で突っ張らせることができる。その結果、第1ストッパ部21や第2ストッパ部22により、両取付け部材11、12の第1方向Bの相対的な変位量を規制することが可能になり、第1ストッパ部21や第2ストッパ部22を、例えば、リバウンドストッパや、第1方向Bの振動に対するストッパなどとして機能させることができる。
さらに第2ストッパ部22が、内側取付け部材12の外周面から外側取付け部材11の内周面に向けて第1方向Bに突出しているので、第2ストッパ部22を、外側取付け部材11の内側に配置することができる。これにより、第2ストッパ部22の剛性を確保するとともに、防振装置10のコンパクト化および低コスト化を図ることができる。
次に、本発明に係る第2実施形態の防振装置30を、図5および図6を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
第4ストッパ部34は、外側取付け部材11の内周面に突設されていて、ゴム弾性体13のうち受圧液室31の隔壁部18に対して、軸方向Aの他方側(図6では紙面左側)に配置されている。第4ストッパ部34は、外側取付け部材11の内周面から内側取付け部材12の外周面に向けて、第1方向B(径方向)の内側に突出している。
なお、第3ストッパ部33および第4ストッパ部34は無くてもよい。
11 外側取付け部材
12 内側取付け部材
13 ゴム弾性体
14 主液室(第2液室)
15 副液室(第1液室)
16 連通路
21 第1ストッパ部
22 第2ストッパ部
31 受圧液室(第1液室)
33 第3ストッパ部
34 第4ストッパ部
A 軸方向
L 液体
O 中心軸線
Claims (6)
- 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の外側取付け部材、および他方に連結されるとともに前記外側取付け部材の内側に配置された内側取付け部材と、
これらの両取付け部材同士を連結するゴム弾性体と、
液体が収容される第1液室と、
液体が収容されるとともに前記ゴム弾性体を隔壁の一部とする第2液室と、
これらの両液室同士を連通する連通路と、を備える防振装置であって、
前記ゴム弾性体のうち前記第2液室の隔壁をなす部分に対して、前記外側取付け部材の中心軸線に沿う軸方向の一方側に配置された第1ストッパ部、および他方側に配置された第2ストッパ部を備え、
前記第1ストッパ部は、前記外側取付け部材の内周面に突設されるとともに、前記第2ストッパ部は、前記内側取付け部材の外周面に突設されていることを特徴とする防振装置。 - 前記第1ストッパ部は、前記外側取付け部材の内周面から前記内側取付け部材の外周面に向けて、前記中心軸線に直交する径方向に突出していることを特徴とする請求項1記載の防振装置。
- 前記第2ストッパ部は、前記内側取付け部材の外周面から前記外側取付け部材の内周面に向けて、前記中心軸線に直交する径方向に突出していることを特徴とする請求項1または2に記載の防振装置。
- 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に前記外側取付け部材が連結され、かつ他方に前記内側取付け部材が連結されたことにより、前記ゴム弾性体が弾性変形させられつつ、前記第2液室が減容した状態で、
前記第1ストッパ部および前記第2ストッパ部それぞれにおいて、前記軸方向に沿う前記ゴム弾性体側を向く内側面の少なくとも一部は、前記ゴム弾性体から前記軸方向に離れていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の防振装置。 - 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に前記外側取付け部材が連結され、かつ他方に前記内側取付け部材が連結されたことにより、前記ゴム弾性体が弾性変形させられつつ、前記第2液室が減容した状態で、
前記第1ストッパ部および前記第2ストッパ部は、前記ゴム弾性体を介して前記軸方向に対向していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の防振装置。 - 前記第1液室、前記第2液室、および前記連通路は、前記ゴム弾性体に形成されるとともに、前記第1液室および第2液室は、前記中心軸線回りの周方向に間隔をあけて配置され、
前記ゴム弾性体のうち前記第1液室の隔壁をなす部分に対して、前記軸方向の一方側に配置された第3ストッパ部、および他方側に配置された第4ストッパ部を備え、
前記第3ストッパ部は、前記内側取付け部材の外周面に突設されるとともに、前記第4ストッパ部は、前記外側取付け部材の内周面に突設されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の防振装置。
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