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JP6472921B1 - バスト防振性に優れたブラジャー - Google Patents

バスト防振性に優れたブラジャー Download PDF

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Abstract

【課題】 バストの揺れを抑制しつつ、圧迫感がなく着心地の良いバスト防振性に優れたブラジャーの提供。
【解決手段】 左右一対のカップ部(2A,2B)と、カップ部のカップ周りに設けられた上下2枚のパネル(3)と、肩紐(5)からなるブラジャーであって、上下2枚のパネル(3)は、カップ部(2A,2B)の上辺(US)に沿って配置されたカップ周り上部パネル(3A)と、カップ部(2A,2B)の下辺(LS)に沿って配置されたカップ周り下部パネル(3B)からなり、カップ部(2A,2B)の上部近傍に設けられたパッド挿入可能なポケット(4)を有することを特徴とするバスト防振性に優れたブラジャー。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バスト防振性に優れたブラジャーに関する。更に詳しくは、バストの揺れを抑制しつつ、圧迫感がなく着心地の良いバスト防振性に優れたブラジャーに関するものである。
なお、本請求項1−6及び本明細書において、「横方向」とは2つのバストトップ位置を結ぶ直線の方向を示し、「上下方向」とは着用者の体の縦方向を示す。
加えて、「表側」とはブラジャーの表側を意味し、「肌側」とは着用者の肌側を意味する。
従来、ブラジャーはバストの形をきれいに整えることを主な目的の一つとするが、運動時のバストの揺れを抑制することも大きな役割の一つである。
しかし、ブラジャーを着用していても、歩いたり、走ったりすると、バストが大きく上下左右に揺れる場合が多い。バストのサイズにかかわらず、バストの揺れがクーパー靭帯を損傷してしまい、バストの下垂の原因になる。
上記課題を解決するブラジャーとして、特許文献1に記載されたものが知られている。
この文献は、運動時のバストの揺れ軽減効果、すなわち防振性に優れたブラジャーを提供することを課題としていた。
そして、本体部と、補強部とを有するブラジャーであって、前記本体部が、横方向に並ぶ2つのカップを含むフロント部と、前記フロント部の両脇から横方向に伸びるウイング部と、前記フロント部から延びて前記ウイング部に接続された肩紐部とを含み、前記補強部が、前記カップのバストトップ位置よりも上方で且つブラジャー周長の1/2以上の長さに亘る領域において前記本体部に積層されている、ブラジャーであることを要件とすることで解決している。
特開2016−186142号公報
特許文献1のブラジャーにおいては、動作時の揺れを抑制することは可能となる。しかし、この方法ではカップの上から補強部によって着圧が高くなってしまい、同時にバストをつぶしてしまう。従って、圧迫感が強くなるため、着心地が悪くなってしまう。また、運動時においては、バストの揺れは更に大きくなるため、圧迫感が強いと着用者の動作の妨げになり、負担になってしまうという問題がある。
叙述のように、従来のブラジャー(とりわけ、特許文献1のもの)には、バストの防振性に優れた構成を設けると、バストをつぶして圧迫感が強くなってしまい着心地が悪いという欠点があった。
本発明は、バストの揺れを抑制しつつ、圧迫感がなく着心地の良いバスト防振性に優れたブラジャーとするものである。
請求項1に係る発明は、左右一対のカップ部と、カップ部のカップ周りに設けられた上下2枚のパネルと、肩紐からなるブラジャーであって、上下2枚のパネルは、カップ部の上辺に沿って配置されたカップ周り上部パネルと、カップ部の下辺に沿って配置されたカップ周り下部パネルからなり、カップ部の上部近傍に設けられたパッド挿入可能なポケットを有することを特徴とする、バスト防振性に優れたブラジャーに関する。
請求項2に係る発明は、カップ周り上部パネルはカップ部の上縁部に重なるように、カップ部上縁部より下側の位置にカップ周り上部パネルの下縁部が縫着されていることを特徴とするバスト防振性に優れたブラジャーに関する。
請求項3に係る発明は、カップ周り上部パネル及びカップ周り下部パネルは、カップ部の横方向の長さよりも小さい寸法でカップ部に縫着されていることを特徴とするバスト防振性に優れたブラジャーに関する。
請求項4に係る発明は、カップ周り上部パネル及びカップ周り下部パネルが横方向に伸縮し、上下方向に伸びにくい伸縮性素材を用いることを特徴とするバスト防振性に優れたブラジャーに関する。
請求項5に係る発明は、ポケットはカップ部の上縁部にカップ部とは遊離して配置していることを特徴とするバスト防振性に優れたブラジャーに関する。
請求項6に係る発明は、ポケットにはパッドを挿入するための開口部を有しており、開口部はカップ側に設けられていることを特徴とするバスト防振性に優れたブラジャーに関する。
請求項1に係る発明によれば、左右一対のカップ部と、カップ部のカップ周りに設けられた上下2枚のパネルと、肩紐からなるブラジャーであって、上下2枚のパネルは、カップ部の上辺に沿って配置されたカップ周り上部パネルと、カップ部の下辺に沿って配置されたカップ周り下部パネルからなり、カップ部の上部近傍に設けられたパッド挿入可能なポケットを有することを構成要件としていることから、以下のような効果を奏する。
従来、ブラジャーを着用していても、歩いたり、走ったりするとカップの中でバストが大きく揺れてしまう(特に上下の振動)。特にバストのサイズが大きい場合には、その揺れは非常に大きくなり、着用者に不快感を与えるばかりかバストの下垂の原因にもなる。この揺れを軽減する方法としては強い着圧のブラジャーを着用する方法が効果を奏するが、この方法では着用快適性を著しく悪化させてしまう。
本発明は、カップ部を上から押さえつける構成ではなく、カップ部のカップ周りに上下2枚のパネルを設けることで、2枚のパネルがそれぞれの動きに対して力を分散するので、バストを包みこむようにカップ部を支えることができ、カップ部からのバストのはみ出しやズレを抑制し、上下方向の揺れを抑制することができるという優れた効果を奏する。
また、カップ周り下部パネルがカップ部の下辺に沿うように配置されていることから、バストが脇側へ逃げるのを防ぎ、動作時のバストの揺れ抑制を十分に行うことができるという優れた効果も奏する。
従来、日常の動作においては、補強布等による引っ張り力によりバストが抑えられることによって防振効果は良好に得られると考えられている。しかし、スポーツやランニング等の激しい運動においてはバストの上下方向の振幅が増加する。
そこでスポーツ用のブラジャーとして、運動の強度別にさまざまなブラジャーがある。しかし、特に激しい運動や競技用のものになると、締め付けが強すぎて着用感が良くなく、動きづらくなるという問題がある。また、激しい運動により体に対してブラジャーがずれてしまった場合に、締め付け感が強すぎてそのままの状態で元に戻らないこともある。
本発明は、カップ周り上部パネル及びカップ周り下部パネルだけでなく、カップ部の上部近傍に設けられたポケットによって、更にバストの上下方向の揺れ抑制を行うことができるため、一般的なブラジャーはもちろん、スポーツブラジャーにも好適に適用できる。
またポケットにパッドを挿入すれば、よりバストの上下方向の揺れを抑制することが可能となる。
請求項2に係る発明によれば、カップ周り上部パネルはカップ部の上縁部に重なるように、カップ部上縁部より下側の位置にカップ周り上部パネルの下縁部が縫着されていることを構成要件としていることから、カップ部自体の上縁部をカップ周り上部パネルより浮かせることで、バスト上部にカップ部が密着し、バストの上方向の揺れを押さえるという優れた効果を奏する。
更に、カップ部を押さえてもカップ周り上部パネルが表側に配置されているため、カップ部が表にひびかず、シルエットをきれいに見せることができるという優れた効果も奏する。
請求項3に係る発明によれば、カップ周り上部パネル及びカップ周り下部パネルは、カップ部の横方向の長さよりも小さい寸法でカップ部に縫着されていることを構成要件としていることから、寸法差によって縮む力(反発力)が生じ、カップ部形状を丸くキープさせるため、面で体にフィットし、アンダーバストの食い込みを軽減させることができるという優れた効果を奏する。
更に、縮む力によってバストの横方向の揺れを抑制することができるという優れた効果も奏する。
請求項4に係る発明によれば、カップ周り上部パネル及びカップ周り下部パネルが横方向に伸縮し、上下方向に伸びにくい伸縮性素材を用いることを構成要件としていることから、バストの上下方向の揺れを抑制することができるという優れた効果を奏する。
請求項5に係る発明によれば、ポケットはカップ部の上縁部にカップ部とは遊離して配置していることを構成要件としていることから、常時ソフトに上胸を押さえて上方向の揺れを抑制するという優れた効果を奏する。
従来のパッドやサポート部材によってバストを下から持ち上げるものでは、加齢によって下垂したバストをきれいに持ち上げることができないという問題があった。加齢によって下垂したバストは、バストが削げて上胸に丸みが出にくいという特徴があり、下から持ち上げたとしても上胸にはボリュームがでない。これにより、ブラジャー着用時のカップ部上縁部がバストから浮いて、横から見ると段差があるシルエットになってしまうことが多かった。
本発明は、ポケット内にパッドを挿入すれば、加齢によるバスト上部のボリューム不足を自然に補い、運動時には下から上に移動するバストを押さえ、下垂幅を抑制することでクーパー靭帯の損傷を軽減し、バストの下垂を防ぐことができるという優れた効果も奏する。
請求項6に係る発明によれば、ポケットにはパッドを挿入するための開口部を有しており、開口部はカップ側に設けられていることを構成要件としていることから、開口部が肌側に配置されず、着用者の肌に直接触れることがないため、長い時間着用しても肌を傷めず着心地がよい。したがって、着用快適性を向上させることができるという優れた効果を奏する。
本実施形態の一例であるブラジャーの肌側前面図である。 図1のカップ部を示す正面図である。 図1のパネルを示す正面図である。(a)はカップ周り上部パネルの正面図で、(b)はカップ周り下部パネルの正面図である。 (a)は図1のA−A断面図であり、(b)は図1のB−B断面図である。 本実施形態としての一例であるブラジャーの表側前面図である。 図6の(a)〜(d)はそれぞれ図5の被覆布の他の実施形態を示す図である。 図7の(a)〜(d)はそれぞれ図5の被覆布の一例として、被覆布がカップ台を有する場合の実施形態を示す図である。 図8の(a)〜(d)はそれぞれ図5の被覆布の一例として、被覆布が前身頃に連続する場合の実施形態を示す図である。 本実施例における振幅量及び加速度計のセット位置を説明するための模式図である。
以下、本発明に係るブラジャーについて、図面を参照しつつ、本実施形態について詳細に説明する。
本実施形態に係るバスト防振性に優れたブラジャー(1)(以下、単に「ブラジャー(1)」と記載する)は、カップ部(2)、2枚のパネル(3)、ポケット(4)、及び肩紐(5)から構成されている。
更に、2枚のパネルは、カップ周り上部パネル(3A)とカップ周り下部パネル(3B)から構成されている。
ただし、本実施形態における肩紐(5)に関しては、用いられる素材や縫着箇所は特に限定しない。
カップ部(2)は、バストを覆う椀状の部材が左右一対で形成されている。左右のカップ部(2A,2B)はテープ(T)によって縫着されている。(図2参照)
図1に示すように、左右一対のカップ部(2A,2B)の上辺(US)には、カップ周り上部パネル(3A)が配置され、左右一対のカップ部(2A,2B)の下辺(LS)には、カップ周り下部パネル(3B)が配置されている。
左右一対のカップ部(2A,2B)の上縁部(UE)は、カップ部(2A,2B)の上縁部(UE)より下側の位置にカップ周り上部パネル(3A)の下縁部(LE)が縫着されている。
左右一対のカップ部(2A,2B)の下縁部(LE)は、カップ周り下部パネル(3B)の上縁部(UE)に縫着されている。
図2に示すように、カップ部(2)の上辺(US)は上縁部(UE)を含むカップ部(2)の上側を指し、下辺(LS)も同様に下縁部(LE)を含むカップ部の下側を指している。
左右一対のカップ部(2A,2B)に用いられる素材は特に限定されないが、肌当りや通気性の良いものを使用するのが好ましい。
例えば、左右一対のカップ部(2A,2B)には所定の厚みを有するシート状のウレタン発泡生地をカップ状にモールド形成してもよい。発泡ウレタンモールドの他では、不織布、ダブルラッセル、ダンボールニット等バストを保持するための5mm〜10mm程度の適度な厚みと弾力性、伸度を有するものであればよい。
パネル(3)は図1に示すように、カップ周り上部パネル(3A)とカップ周り下部パネル(3B)から構成されている。
パネル(3)は、カップ部(2)の横方向(X)の長さよりも小さい寸法で形成され、カップ部(2)に縫着されている。
カップ周り上部パネル(3A)は、カップ部(2)の上辺(US)の形状に沿って大胸筋上部まで配置されるように形成されている。
図1及び図3(a)に示すように、カップ周り上部パネル(3A)の下縁部(LE)は、カップ部(2A,2B)の上縁部(UE)より下側の位置に縫着されている。カップ周り上部パネル(3A)がカップ部(2A,2B)の上縁部(UE)に縫着せずに、重なるように配置することで、カップ部(2A,2B)がブラジャー(1)の表にひびかず、シルエットをきれいに見せることができる。
カップ周り上部パネル(3A)の左右の側縁部(3AR,3AL)はカップ周り下部パネル(3B)の上縁部(UE)の一部とそれぞれ縫着されている。
カップ周り下部パネル(3B)は、カップ部(2)の下辺(LS)の形状に沿ってアンダーバストまで配置されるように形成されている。
図1及び図3(b)に示すように、カップ周り下部パネル(3B)の上縁部(UE)は、カップ部(2A,2B)の下縁部(LE)に縫着されている。
カップ周り下部パネル(3B)は脇部まで覆うように配置されていることで、バストが脇側へ逃げるのを防ぎ、動作時のバストの揺れ抑制を十分に行うことができる。
カップ周り下部パネル(3B)の左右の側縁部(3BR,3BL)は後身頃の左右の側部とそれぞれ縫着されている。
カップ周り上部パネル(3A)及びカップ周り下部パネル(3B)に用いられる素材は、横方向(X)に伸縮し、上下方向(Y)に伸びにくい伸縮性素材であれば特に限定されない。また、肌当りや通気性の良いものを使用すれば、本実施形態の着心地が良いという効果をより発揮することができる。
ポケット(4)は、カップ部(2)の上辺(US)に重なるように設けられた薄い布で、カップ部(2)の上辺(US)からバストトップ位置までほぼ全体に配置されている(図1参照)。
図1及び図3に示すように、ポケット(4)はカップ部(2A,2B)の上縁部(UE)にカップ部(2A,2B)とは遊離して設けられている。
ポケット(4)には、図4に示すようにパッド(6)を挿入するための開口部(4A)が形成される。開口部(4A)はカップ部(2)の前中心側に半弧状に切り込みを入れ、ポケット(4)を二つに折りたたんで、折り目が下側になるように設けられている。
そして、開口部(4A)を設けた面がカップ側になるように配置させカップ部(2)の上縁部(UE)と縫着する。
開口部(4A)はカップ側に設けられているため、着用者の肌に直接触れない。
ポケット(4)に用いられる素材は特に限定されないが、肌当りや通気性の良いものを使用するのが好ましい。
パッド(6)は、図1に示されるものにはカップ部(2)の上辺(US)の形状に沿うように形成された略半円状のものが配置されているが、ポケット(4)に収納できる形状であればよい。
また、ポケット(4)に挿入されるパッド(6)も用いられる素材は限定されないが、例えば、不織布やウレタンなどの素材からなる。
図4(a)及び図4(b)はカップ部(2)とパネル(3)の縫着方法、及びポケット(4)の取付方法について示す図である。
図4(a)に示すように、ポケット(4)の開口部(4A)がカップ部(2)に沿うように配置されている。
カップ周り上部パネル(3A)の下縁部(LE)は、縫着線(S1)によってカップ部(2)の上縁部(UE)より下側で縫着されている。また、カップ周り下部パネル(3B)の上縁部(UE)も、縫着線(S2)によってカップ部(2)の下縁部(LE)に縫着されている。
また図4(b)に示すように、開口部(4A)はパッド(6)を挿入可能にして、ポケット(4)内に保持できるように開口部(4A)以外はカップ部(2)の上縁部(UE)に縫着されている。
本実施形態のブラジャー(1)において、上記構成の他にカップ部の表側前面に被覆布(7)を設けることで、更にブラジャー(1)の防振性を高めることができる。
図2に示すように、4枚の被覆布(7)から構成されると、より本実施形態の効果を発揮することができる。
図5に示すように、フロント部分の上部を覆う上部被覆布(7A)、フロント部分の下部を覆う帯状に形成された下部被覆布(7B)、及びフロント部分の左右の脇側に配置された下縁より上縁が幅広に形成された脇部被覆布(7C,7D)から構成されている。
上部被覆布(7A)はバストトップ位置より下側までの広い面積でバストを覆い、面で体にフィットさせ、表側から体の中心方向に適度にバストを押さえる。
下部被覆布(7B)は帯状にバストのふくらみ下側を支える位置に配置され、上部被覆布(7A)よりも小さく形成させることで、寸法差によって縮む力(反発力)が生まれ、バスト下から斜め上方向にブラジャー(1)をからだにフィットさせ、バストの下垂を支えることができる。
右側脇部被覆布(7C)と左側脇部被覆布(7D)は、体の側面から面でフィットして前後のひねり動作に対応して、ブラジャーとからだのずれを抑制することができる。
被覆布(7)に用いられる素材は特に限定されないが、バストの揺れを軽減する防振性を高めるためには、縦横両方向に自在に伸縮する素材を用いることが好ましい。また、メッシュ素材を用いることにより、ブラジャー(1)の通気性を高め、肌当たりを良くして、着用感を向上させることもできる。
図6及び図7に示されるように、ブラジャー(1)の表側に配置された被覆布(7)は、形状や何枚の生地で構成するか等は限定されず、ブラジャー(1)の肌側前面の構成が本実施形態の構成を有していればよい。
図8のように、被覆布(7)が前身頃(10)に連続して構成されていても本実施形態の効果を十分発揮することができる。
被覆布(7)は、本実施形態の効果を十分発揮することができる構成であれば特に限定されず、様々な被覆布(7)を適宜選択することができる。
本実施例では、本発明の請求項1の構成を備えることによるバスト防振性の効果について下記の方法で測定した。検証条件はトレッドミル上で、時速3km走行時の安定した3秒間をモーションキャプチャーで計測したものである。
垂直方向に対するゆれ量の計測を行った。
図9に示すように、基準点(S)に対してのゆれ量の相対変位量を算出した。基準点(S)からバストトップ(BT)位置から上5cm(TU)の距離(L)を計測し、その距離(L)を振幅量とした。走行時のその振幅量の差を算出した平均数値がゆれ量の相対変位量である。
本実施例を用いた場合のゆれ量は、約1.8cmで、従来のブラジャーであれば約4.0cmであった。
上記の結果より、本発明の請求項1の構成を備えることにより、従来のブラジャーよりもバストの揺れを抑制することが確認できた。
バストにかかる衝撃力の計測を行った。
図9に示すように、加速度計をバストトップ(BT)位置の横(TS)のカップ内にセットし、バストが当たるときの力の衝撃力を加速度として計測する。
本実施例を用いた場合の衝撃力は、約15m/Sで、従来のブラジャーであれば約45m/Sであった。
上記の結果より、本発明の請求項1を備えることにより、従来のブラジャーよりも衝撃力を大幅に小さくできることが確認できた。
本実施例と株式会社シャルレ製美意識ブラFA261(比較例1)を用意した。
本実施例及び比較例1にかかるブラジャーに関して、動きやすさや着心地の官能試験を行った。具体的には、2018年4月21日及び4月22日の2日間、30歳〜79歳の成人女性103名を対象に動きやすさや着心地の評価を行った。
評価方法は、2日間着用した後下記アンケートに対して「はい」か「いいえ」で評価し、103人中「はい」と答えた人の割合をパーセンテージで表した。結果を表1に示す。
Figure 0006472921
以上の結果より、本実施形態は従来のブラジャーに比べて、着用感を悪化させずに、バスト防振性により優れているということが確認できた。
本発明によれば、バストの揺れを抑制しつつ、圧迫感がなく着心地の良いバスト防振性に優れたブラジャーとすることができる。
1 ブラジャー
2 カップ部
3 パネル
3A カップ周り上部パネル
3B カップ周り下部パネル
4 ポケット
4A 開口部
5 肩紐
6 パッド
US 上辺
LE 下辺
UE 上縁部
LE 下縁部

Claims (5)

  1. 左右一対のカップ部と、
    カップ部のカップ周りに設けられた上下2枚のパネルと、
    肩紐からなるブラジャーであって、
    上下2枚のパネルは、カップ部の上辺に沿って配置されたカップ周り上部パネルと、
    カップ部の下辺に沿って配置されたカップ周り下部パネルからなり、
    カップ部の上部近傍に設けられたパッド挿入可能なポケットを有し、
    ポケットの上縁部は、カップ部の上縁部と縫着されており、ポケットの上縁部以外の部分は、カップ部とは縫着されておらず、カップ部とは遊離して配置されていることを特徴とする、バスト防振性に優れたブラジャー。
  2. カップ周り上部パネルはカップ部の上縁部に重なるように、カップ上縁部より下側の位置にカップ周り上部パネルの下縁部が縫着されていることを特徴とする請求項1に記載のバスト防振性に優れたブラジャー。
  3. カップ周り上部パネル及びカップ周り下部パネルは、カップ部の横方向の長さよりも小さい寸法でカップ部に縫着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか一項に記載のバスト防振性に優れたブラジャー。
  4. カップ周り上部パネル及びカップ周り下部パネルが横方向に伸縮し、横方向と比較して上下方向に伸びにくい伸縮性素材を用いることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のバスト防振性に優れたブラジャー。
  5. ポケットにはパッドを挿入するための開口部を有しており、
    開口部はカップ側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のバスト防振性に優れたブラジャー。
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