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JP6461458B2 - ベルト変速装置の冷却構造 - Google Patents

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Description

本発明は、Vベルト式無段変速機構を収容するベルト室に冷却用空気を導入して、このVベルト式無段変速機構を冷却するベルト変速装置の冷却技術に関する。
自動二輪車に搭載されるベルト変速装置、特にVベルトを用いた無段変速機構では、Vベルトとドライブプーリおよびドリブンプーリとの摺接により生ずる摩擦熱の発生によってベルト変速装置内の温度が上昇し、過度に温度が上昇するとベルトの耐久性が低下することがある。これを防止するために、ベルト変速装置内へ冷却用空気として外気を導いて、ベルト変速装置内の温度上昇を防止している。
ベルト変速装置のベルト室内に取り込まれた冷却用空気は、ドライブプーリに回転一体に設けられた冷却ファンの回転によりベルト室内を循環する。その際、このベルト室内での冷却用空気は、Vベルトの下側のベルトライン近傍(ベルト室下部空間)を前方から後方へ向けて流れた後、ドリブンプーリ後方のベルト室後壁に沿って上昇し、Vベルトの上側のベルトライン近傍(ベルト室上部空間)を後方から前方へ向かって流れる。
ベルト室内を上述のように流れた冷却用空気は、ベルト室上部の排出口からベルト室外へ排出される。このとき、特許文献1に記載のベルト変速装置の冷却構造では、ベルト室を形成する伝動ケースの後輪側の鉛直側壁に排風口を開口させ、この排風口に連結された排風ダクトを介して外部に排出されるように構成される。
また、特許文献2に記載のベルト変速装置の冷却構造は、ベルト室上部でドリブンプーリの後方近傍に第1排出口を、ドリブンプーリの前方近傍に第2排出口をそれぞれ開口させ、両排出口をメインおよびサブのアウタカバーで上方および側方を外側から覆い、アウタカバー内に形成される排出通路により冷却用空気を下方から外部に排出させるようになっている。
特開2007−263231号公報 特開2009−228708号公報
特許文献1に記載の発明は、排出口がベルトケースを兼ねる伝動ケースの後輪側鉛直側壁に開口しており、冷却用空気の流れに平行な鉛直側壁に開口しているため、冷却用空気は排出口にスムーズに案内されず、しかも、排出口は排風ダクトで覆われ、排風ダクトを通して外部に排出されるため、冷却用空気の排出効率を向上させることが困難となり、ベルト式無段変速機構の冷却効率を向上させる上で課題があった。
また、特許文献2に記載の発明は、ドリブンプーリ側の後方近くでベルト室上部に開口する第1排出口は、ベルトカバーの頂部で、冷却用空気の流れが反転する上方部分に形成されている。ベルト室内の冷却用空気は、遠心力および慣性力の作用を受けて第1排出口からスムーズに排出されるため、遠心クラッチ機構の冷却は有効的に行なわれる。しかし、その分、第2排出口から排出される冷却用空気の排出量は不足しがちでベルト変速装置の冷却が必ずしも充分ではない。しかも、ベルトケースやベルトカバーをメインおよびサブのアウタカバーで外側から覆って排気通路を形成する排気通路構造を採用するために、排気通路構造が大型化し、複雑となる一方、デザインや設計上の制約が大きく、自由度が小さい課題があった。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、ケース剛性を充分に確保してベルト変速装置の冷却効率を向上させ、ベルトカバーのデザインおよび設計上の自由度を大きくとることができるベルト変速装置の冷却構造を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、ベルトカバーの簡素化、軽量化が図れ、成形型の型費軽減と型寿命の向上を図ることができるベルト変速装置の冷却構造を提供するにある。
本発明に係るベルト変速装置の冷却構造は、上述した課題を解決するために、ドライブプーリと、ドリブンプーリと、これらのドライブプーリとドリブンプーリに巻き掛けられるVベルトとを含むVベルト式無段変速機構を備え、このVベルト式無段変速機構を、ベルトケースとこのベルトケースの開口を覆うベルトカバーとにより形成されるベルト室に収容し、前記ベルト室内に冷却用空気を導入して、前記Vベルト式無段変速機構を冷却するベルト変速装置の冷却構造において、前記ベルト室に設けられて、冷却用空気を車幅方向外側から導入する吸気口と、前記ドライブプーリに回転一体に設けられて、前記ベルト室内で冷却用空気を強制的に流動させる冷却ファンと、前記ベルト室内のベルトケース側に設けられて、このベルト室内を冷却した冷却用空気を前記ベルト室外に排出する排出口と、この排出口に連通する排風路を、前記ベルト室内のドライブプーリとドリブンプーリとの間であって前記Vベルトとベルトケース壁間のスペースに、上下方向に形成した排風ダクトとを有し、前記排風ダクトは、前記ベルトケース内でこのベルトケースと一体に設けられ、かつ、前記排風路は、単一の排風ダクトで閉断面構造に構成され、前記排出口から排風路に案内された冷却用空気を底部の排気口から下方に排出させたことを特徴とするものである。
また、本発明に係るベルト変速装置の冷却構造は、上述した課題を解決するために、ドライブプーリと、ドリブンプーリと、これらのドライブプーリとドリブンプーリに巻き掛けられるVベルトとを含むVベルト式無段変速機構を備え、このVベルト式無段変速機構を、ベルトケースとこのベルトケースの開口を覆うベルトカバーとにより形成されるベルト室に収容し、前記ベルト室内に冷却用空気を導入して、前記Vベルト式無段変速機構を冷却するベルト変速装置の冷却構造において、前記ベルト室に設けられて、冷却用空気を車幅方向外側から導入する吸気口と、前記ドライブプーリに回転一体に設けられて、前記ベルト室内で冷却用空気を強制的に流動させる冷却ファンと、前記ベルト室内のベルトケース側に設けられて、このベルト室内を冷却した冷却用空気を前記ベルト室外に排出する排出口と、この排出口に連通する排風路を、前記ベルト室内のドライブプーリとドリブンプーリとの間であって前記Vベルトとベルトケース壁間のスペースに、上下方向に形成した排風ダクトとを有し、前記ベルト変速装置はエンジンと一体的に構成され、 前記エンジンのクランクケースの側部から車両後方側に前記ベルトケースは一体に延設されており、前記クランクケースの後端部と前記ベルトケースとが結合される部分に角部が形成され、前記排風ダクトは前記クランクケースの後端部と前記ベルトケースとが結合される前記角部に配置され、前記排風ダクトはクランクケースの後部と、前記ベルトケースとによって形成される角部に配置され、前記排風ダクトの排気口は、後輪前方の車両中心側に下向きに開口し、前記排出口から排風路に案内された冷却用空気を底部の排気口から下方に排出させたことを特徴とするものである。
本発明においては、冷却用空気の排出口に連通する排風路を、ベルト室内のドライブプーリとドリブンプーリとの間であってVベルトとベルトケース間に、上下方向に形成した排風ダクトを備えたので、ベルトケースのケース剛性を充分に確保してベルト変速装置の冷却効率を向上させることができ、ベルトカバーを簡素化し軽量化して、そのデザインおよび設計上の自由度を向上させることができる。
また、ベルト室の冷却用空気は、排気口から上下方向の排風路を通り底部の排気口から下方に向けて排出させることができるので、排風路を通って排気される放射音対策を有効的に施すことができる。
本発明に係るベルト変速装置の冷却構造を備えたスクータ型車両の実施形態を示す左側面図。 スクータ型車両に搭載されるユニットスイング型エンジンの左側面図。 前記ユニットスイング型エンジンの平断面図。 Vベルト変速装置の冷却構造を示すもので、ベルトカバーを取り外した状態の左側面図。 Vベルト変速装置を収容したベルト室内の冷却用空気の流れを示す左側面図。 Vベルト変速装置の冷却構造を示すベルトケースの断面図。 図4のVII−VII線に沿う断面図。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るベルト変速装置の冷却構造が適用されたスクータ型車両を示す右側面図である。
スクータ型車両10は、例えば鋼管製の車体フレーム11を有する。車体フレーム11は前部に位置するヘッドパイプ12からダウンチューブ13が後下方に延び、その下端付近から折曲されて水平方向後方に延びて終端している。ダウンチューブ13の後端部から左右一対のリアフレーム14が斜め後上方に立ち上がり、所定の高さで緩やかに屈曲して後上方あるいは後方に延びている。左右のリアフレーム14により燃料タンクや収納ボックス(共に図示せず)が支持され、その上にシート15が配置される。また、ダウンチューブ13の後端にはスイングブラケット16が設けられ、このスイングブラケット16にユニットスイング型エンジン17のエンジン懸架部18が揺動自在に支持される。
ヘッドパイプ12には、前輪20を支持するフロントフォーク21が、ハンドルバー22やヘッドランプ23等と共に左右回転自在に軸支され、ハンドルバー22を回動させることにより前輪20が操舵される。
一方、ユニットスイング型エンジン17は、エンジン25とベルト変速装置26とが一体的に構成され、その後部右側に駆動輪としての後輪27が軸支される。ユニットスイング型エンジン17はエンジン25の動力がベルト変速装置26で変速されて、遠心クラッチ機構28および減速ミッション機構29を介して後輪軸30に伝達され、後輪27を駆動させるようになっている。
また、ユニットスイング型エンジン17の後部とリアフレーム14の後部との間にリアクッションユニット31が設けられる。ユニットスイング型エンジン17は、後輪27と共に揺動軸19回りに上下方向に揺動して後輪27のスイングアームの役割を果たしており、その揺動はリアクッションユニット31により緩衝される。
図2は、ユニットスイング型エンジン17の左側面図であり、図3は、その平断面図である。エンジン25は、例えば単気筒4サイクルエンジンであり、クランクケース33の前部から車両前方に向ってシリンダアッセンブリ34が略水平方向に前傾して延出される。
シリンダアッセンブリ34は、シリンダブロック35とシリンダヘッド36とヘッドカバー37とがクランクケース33側から順次重ねられて構成される。エンジン25は、シリンダブロック35内のピストン38の往復動により、コンロッド、クランクピンを介してクランクシャフト40が回転駆動される。クランクシャフト40は、クランクケース33に左右の軸受41を介して回転自在に支持される。
また、クランクケース33の左側部からベルト変速装置26が一体に併設されて後方に延びている。クランクシャフト40は、クランクウェブ42から延出部が左右に延出されており、右延出部にはジェネレータ43が設けられ、左延出部にはベルト変速装置26、具体的にはVベルト式無段変速機構45のドライブプーリ46が設けられる。
一方、クランクケース33の左側半体は、伝動ケースを兼ねるベルトケース50と一体に構成される。ベルトケース50は、図2および図3に示すように、ユニットケースを構成して車幅方向外側からベルトカバー51で覆われ、内部に乾式のベルト室52が構成される。ベルト室52には、ベルト変速装置26を構成するVベルト式無段変速機構45が収容される。ベルト変速装置26は、クランクシャフト40に設けられたドライブプーリ46とドリブンプーリ47と、これらのドライブプーリ46とドリブンプーリ47とに巻き掛けられるVベルト48とを有するVベルト式無段変速機構45を構成している。ドリブンプーリ47は、ドリブンシャフト53に浮動状態に支持され、遠心クラッチ機構28を介してドリブンシャフト53にクラッチ連結される。
遠心クラッチ機構28を支持するドリブンシャフト53は、伝動ケース50を構成するベルトケース50を貫いて湿式のミッション室54内に突出しており、ミッション室54はミッションカバー55で覆われて液密に構成される。ミッションカバー55は、伝動ケース50の延長部をVベルト式無段変速機構45の反対側、すなわち車幅方向内側から覆われる。ドリブンシャフト53はベルトケース50およびミッションカバー55に軸受56,57により回転自在に支持され、減速ミッション機構29の入力軸を構成している。減速ミッション機構29は多段、例えば2段の減速ギア列で構成され、その出力軸は後輪軸30を形成している。後輪軸30に後輪27が設けられる。
また、ユニットスイング型エンジン17は図3に示すように、クランクシャフト40とドリブンシャフト53との間には、キックスタータ軸58が架設され、その外端にキックスタータレバー59が設けられる。キックスタータ軸58の中間部にはキックスタータ機構60が設置され、エンジン25の始動時にキックスタータレバー59の操作によりクランクシャフト40を回転させるようになっている。キックスタータレバー59は、リターンスプリング61により常時復帰位置に戻すようにばね付勢されている。なお、図1において、符号62は、ユニットスイング型エンジン17の底部、具体的にはエンジン25のクランクケース33後部下側に設けられたセンタースタンドである。図3において、符号64は、エキゾーストチューブ63の後端に設けられたマフラーである。
ところで、ユニットスイング型エンジン17は、ドライブプーリ46の固定フェイス46aの外側(図3において左側)には複数の冷却ファン65が一体成形される。この冷却ファン65の回転により、冷却ダクト66からの冷却用空気が、ベルトカバー51のフロント側に開口された吸気口67を経て乾式のベルト室52内へ導入される。このベルト室52内では、Vベルト48とドライブプーリ46およびドリブンプーリ47との摺接による摩擦熱の作用で温度が上昇するが、この温度上昇は冷却ダクト66から導入される冷却用空気によって抑制される。
冷却ダクト66は、ベルトカバー51のフロント側を外側から覆うフロントアウタカバー68と一体に構成される。冷却ダクト66の吸気通路から吸込口である吸気口67を通ってベルト室52内へ導入される冷却用空気によりVベルト式無段変速機構45や遠心クラッチ機構28を冷却するベルト変速装置26の冷却構造が構成される。
[ユニットスイング型エンジン]
ユニットスイング型エンジン17は、エンジン25とベルト変速装置26とが一体的に組み立てられたもので、エンジン25のクランクケース33左側半体から車両後方側に伝動ケース50が一体に延びている。この伝動ケース50はベルトケース50を構成している。ベルトケース50は車幅方向外側からベルトカバー51で覆われ、内部に乾式のベルト室52が構成される。ベルト室52内にベルト変速装置26および遠心クラッチ機構28が納められる一方、伝動ケース50はベルトケース50から車両後方に延びる延長部50aが設けられる。伝動ケース50の延長部50aには、車幅方向内側からミッションカバー55で覆われて内部に湿式のミッション室54が構成される。ミッション室54内には多段式、例えば2段の減速ギア列で構成される減速ミッション機構29が納められる。減速ミッション機構29の出力側の後輪軸30に後輪27が設けられる。
また、ベルト変速装置26は、ドライブプーリ46、ドリブンプーリ47およびVベルト48からなるVベルト式無段変速機構45をベルト室52内に構成しており、Vベルト式変換変速機構45のドリブンプーリ47にはその車幅方向外側に遠心クラッチ機構28に配置される。ベルト変速装置26および遠心クラッチ機構28は、ベルトケース50である伝動ケース50を境にして減速ミッション機構29の反対側に位置される。
また、ベルトケース50は、車幅方向外側から樹脂製のベルトカバー51で覆われており、このベルトカバー51のフロント側に、吸気口67を車幅方向外側から覆うフロントアウタカバー68が設けられる。ベルトカバー51をベルトケース50から取り外すと、ドライブプーリ46の固定フェイス46aに取り付けられた冷却ファン65および遠心クラッチ機構28が露出している。
[ベルト変速装置の冷却構造]
ベルト変速装置26の冷却構造は、Vベルト式無段変速機構45のVベルト48とドライブプーリ46およびドリブンプーリ47との摺接による摩擦熱や、遠心クラッチ機構28にて生じた摩擦熱によるベルト室52の温度上昇を、ベルト室52内に冷却用空気を導入して、ベルト室52内で流動させて循環させ、排出口69から排出することでベルト室52内の温度上昇を抑制し、防止するものである。
ベルト変速装置26の冷却構造では、ドライブプーリ46の固定フェイス46aに複数の冷却ファン65が一体に設けられ、冷却ファン65はクランクシャフト40の回転駆動により冷却ダクト66からの冷却用空気を、ベルトカバー51の吸気口(吸込口)67を通してベルト室52内に導入しており、導入された冷却用空気は、冷却ファン65が反時計方向廻りに回転駆動されることで、ベルト室52内を反時計方向廻りに旋回して流動せしめられる。
冷却ファン65の回転駆動により流動するベルト室52内での冷却用空気の流れは、図4に矢印Aで示すように案内される。ドライブプーリ46とドリブンプーリ47に巻き掛けられたVベルト48のうち、下方ベルト走行路である下側のベルトライン近傍(ベルト室下部空間70)ではドライブプーリ46からドリブンプーリ47に向けて流れ、その後、ドリブンプーリ47の後方に位置するベルト室52の後壁に沿って上方へ流れた後、Vベルト48の上方ベルト走行路である上側のベルトライン近傍(ベルト室上部空間71)でドリブンプーリ47からドライブプーリ46に向けて流れ、ベルト室52内を循環せしめられる。
図4〜図7に示すように、排出口69はドリブンシャフト53より車両前方側でドリブンプーリ47とドライブプーリ46との間で、上方ベルト走行路の側方に配置される。排出口69は、ベルトケース50内でベルト室上部空間71を流れる冷却用空気の流れに向って開口している。排出口69はVベルト48の上方ベルト走行路の車幅方向内側でベルトラインに沿って流れる冷却用空気をスムーズに捕捉するように開口している。
一方、ユニットスイング型エンジン17は、伝動ケース50を構成するベルトケース50のベルト室52側は、車両前後方向の中間領域、ドライブプーリ46とドリブンプーリ47の間にデッドスペースが形成される。デッドスペースを構成するベルトケース50の中間領域に複数の縦方向リブ状隔壁75が車両前後方向に所要の間隔を置いて形成される。複数の縦方向リブ状隔壁75のうち、車両前方側のリブ状隔壁75はドライブプーリ46の直ぐ後方側に位置され、このリブ状隔壁75にトンネル状の排風ダクト77がベルトケース50と一体に構成される。図3のユニットスイング型エンジン17の平断面図で示すように、クランクケース33の後端部とベルトケース50とが結合される部分に角部が形成され、この角部に排風ダクト77が配置される。排風ダクト77内にダクト流入口である排出口69から底部の排気口78に通じる上下方向の排風路79がドライブプーリ46とドリブンプーリ47との間に形成している。
排風ダクト77は、図4ないし図6に示すように、ベルトケース50のベルト室52側を上下方向に貫通してケース側壁やリブ状隔壁75とともに一体に型成形される。排風ダクト77の頂部開口は閉塞キャップ80で閉じられており、排風ダクト77の上部には、Vベルト48のベルトライン側方で車両後方側のドリブンプーリ47側に向けて排出口69が開口している。排風ダクト77の底部は、図5〜図7に示すように排気口78が下方に、好ましくは後輪27のタイヤ接地面側あるいは設地面の直前側に向けて開口している。しかして、Vベルト48を跨いで吸気口67の反対側に開口する排出口69から排風ダクト77に案内された冷却用空気は排風ダクト77の上部流入口(排出口69)から縦方向の排風路79内に案内され、排風路79を下方向に流れて底部の排気口78から下方に排風される。
また、ベルトケース50には、補強を兼ねた縦方向のリブ状隔壁75と直交するように、横方向のリブ状隔壁76がベルト室上部空間71およびベルト室下部空間70を略水平方向に仕切るように一体に形成される。車両前方側の縦方向リブ状隔壁75と横方向のリブ状隔壁76との交差部に軸受ボス82が設けられる。この軸受ボス82にはキックスタータ軸58が軸支される。横方向のリブ状隔壁76は、Vベルト48のベルト室上部空間71とベルト室下部空間70を仕切り、ベルト室52内を冷却用空気がスムーズに循環するように案内している。
さらに、ベルトケース50の軸受ボス82の車両後方側、すなわち、ドリブンシャフト53側に、ベルトケース50の取付ボス83がベルトケース50のケース側壁に一体に設けられる。取付ボス83は横方向のリブ状隔壁76上に補強を兼ねて一体に構成される。ベルトカバー51がベルトケース50に車幅方向外側から装着されたとき、ベルトカバー51はカバー周辺が複数の締着ボルト等の締付手段でベルトケース50に固定される一方、ベルトカバー51の中央部に設けられた取付ボス83a(図3参照)がベルトケース50の取付ボス83に突き合され、接合され、締付ボルト等で締結されて補強される。
加えて、ベルトケース50には、ベルト室52側のケース側壁に複数、あるいは複数条の補強リブ84が所要形状に一体成形されて構成される。これらの補強リブ84と縦方向および横方向のリブ状隔壁75,76および排風ダクト77はベルトケース50およびそのケース側壁に一体成形されており、ベルトケース50の機械的、物理的強度を向上させ、ケース剛性のアップを図っている。
ベルトケース50には、ベルト室52内にベルト変速装置26を収容したとき、Vベルト48のベルトラインの車幅方向内側にトンネル形状の排風ダクト77を設置できる充分なスペースが存在することを確認しており、このスペースを利用してベルトケース50のベルト室52のケース側壁側に、排出口69を備えた排風ダクト77を、型成形で一体に成形したものである。排風ダクト77をベルトケース50に一体成形しても、ベルトケース50のケース側に補強リブを形成した従来のベルトケースと同様、充分なケース剛性を確保することができる。ベルトケース50は排出口69を備えた排風ダクト77でも、排風ダクト77を型成形で一体成形し、トンネル形状とすることで充分なケース剛性が得られることを知見した。
さらに、ベルト変速装置26は、ドライブプーリ46の回転に伴う冷却ファン65の回転駆動により、吸気口67からベルト室52内に導入された冷却用空気はベルト室52内を旋回する間に、Vベルト48を跨いで車幅方向外側から車幅方向内側に入り、車幅方向内側の排出口69から排風ダクト77に案内され、ダクト底部の排気口78から地面側下方に排気される冷却構造が採用される。しかも、排出口69は、Vベルト48のベルトラインに沿って流れる冷却用空気を有効に捕捉することができるように冷却用空気の流れに向って開口している。このため、遠心クラッチ機構28やVベルト式無段変速機構45を有効に冷却することができる。温度上昇した冷却用空気は、ベルト室52内で車幅方向外側からVベルト48を跨いで車幅方向内側に入り、ベルト室52内で車幅方向内側に位置する排出口69から排風ダクト77にスムーズに案内される。
ベルト変速装置26の冷却構造では、吸気口67から導入された冷却用空気は、Vベルト48を一度跨いでから排出口69に案内されるため、本来冷やしたいVベルト48や各プーリ46,47に冷却用空気を効果的に当てることができ、ベルト冷却効率を向上させることができる。なお、吸気口67からベルト室52に導入された冷却用空気は、冷却ファン65から遠心クラッチ機構28に向って冷却用空気が流れ易く、通風抵抗が少ない状態で冷却用空気の一部が遠心クラッチ機構28に案内されてこれを冷却するので、遠心クラッチ機構28の冷却も効果的に行なうことができる。
また、ベルト変速装置26の冷却構造では、排風ダクト77はトンネル形状に上下方向に構成されているため、スクータ型車両10の走行により後輪27が跳ね上がった雨水や泥、小石等の砂塵がベルト変速装置26に流入するのを有効かつ確実に防止することができる。
しかも、ベルト変速装置26の冷却構造では、ベルトカバー51側に排出口69を形成する必要がないので、ベルトカバー51の形状や構造を簡素化することができ、軽量化が図れる。ベルトカバー51を成形する金型形状の簡素化を図ることができ、型費の低減や型寿命を向上させることができる。
さらに、排出口69から排風ダクト77に案内された冷却後の冷却用空気は排風ダクト77を通って排気口78から下方の地面側、好ましくは後輪のタイヤ前方側に排風される。冷却後に温度上昇した冷却用空気は、排風ダクト77を通って排気口78から下方に排出されるため、排風ダクト77を通る放射音(ゴグ音)は地面で反射してライダーや側面に立っている人に聞こえるが、エンジン25の直ぐ後方側に排出される排出音は後輪27のタイヤによって掻き消されるため、排出音が気にならず、排気音対策を効果的に施すことができる。排出口69は運転者や同乗者の脚部に排出されることもないので、運転者や同乗者に不快感を与えることもない。
本実施形態のベルト変速装置26の冷却構造では、ベルトカバー51側に排出口を形成する必要がなく、吸気口67から導入された冷却用空気は、Vベルト48を挟んで反対側のベルトケース50内の排出口69から排風ダクト77に導かれる。しかも、排出口69は、冷却用空気の流れを捕捉し易いベルトライン側方に開口しているので、ベルト室52内に導入された冷却用空気はベルト室52内を旋回し、循環した後、Vベルト48を跨いで反対側の排出口69から効果的に排出される。したがって、ベルト変速装置26のVベルト48を効率よく、効果的に冷却することができ、ベルト室52の温度上昇を有効的に抑制することができる。
しかも、排出口69は、回転体のように動くもののないベルトケース50内の排風ダクト77上部に形成されるので、排出口69をベルトケース50の頂部に開口させることがない。さらに、排風ダクト77をベルトケース50やベルトカバー51の外側から膨出させて設ける必要がなく、ドライブプーリ46とドリブンプーリ67の間のデッドスペースを利用して配置されるので、ベルト変速装置の冷却構造を大型化することがなく、コンパクト化が図れる。
また、ベルト変速装置26の冷却構造では、ベルトケース50にトンネル形状の排風ダクト77を一体成形し、排風ダクト77の上部に排出口69を開口させた例を示したが、トンネル形状の排風ダクトはベルトケース50と別体に構成してもよい。
さらに、ベルトケース50内の排風ダクト77上部に排出口69を設けた例を示したが、この排出口69とともに伝動ケース(ベルトケース)50の延長部50aの車幅方向外側のデッドスペースを利用したサブの排風路に構成し、ベルトケース50のドリブンプーリ47側の反転流路壁にサブ排風路に通じるサブ排出口を形成し、サブ排出口からの一部の冷却用空気をサブ排風路を通り下方の排気口から排出させてもよい。
10…スクータ型車両、11…車体フレーム、12…ヘッドパイプ、13…ダウンチューブ、14…リアフレーム、15…シート、16…スイングブラケット、17…ユニットスイング型エンジン、18…エンジン懸架部、19…揺動軸、20…前輪、21…フロントフォーク、22…ハンドルバー、23…ヘッドランプ、25…エンジン、26…ベルト変速装置、27…後輪、28…遠心クラッチ機構、29…減速ミッション機構、30…後輪軸、31…リアクッションユニット、33…クランクケース、34…シリンダアッセンブリ、35…シリンダブロック、36…シリンダヘッド、37…ヘッドカバー、38…ピストン、40…クランクシャフト、41…軸受、42…クランクウェブ、43…ジェネレータ、45…Vベルト式無段変速機構、46…ドライブプーリ、47…ドリブンプーリ、48…Vベルト、50…ベルトケース(伝動ケース)、51…ベルトカバー、52…ベルト室、53…ドリブンシャフト、54…ミッション室、55…ミッションカバー、58…キックスタータ軸、59…キックスタータレバー、60…キックスタータ機構、61…リターンスプリング、62…センタースタンド、63…エキゾーストチューブ、64…マフラー、65…冷却ファン、66…冷却ダクト、67…吸気口(吸込口)、68…フロントアウタカバー、69…排出口、75…(縦方向)リブ状隔壁、76…(横方向)リブ状隔壁、77…排風ダクト、78…排気口、79…排風路、80…閉塞キャップ、82…軸受ボス、83…取付ボス、84…補強リブ。

Claims (6)

  1. ドライブプーリと、ドリブンプーリと、これらのドライブプーリとドリブンプーリに巻き掛けられるVベルトとを含むVベルト式無段変速機構を備え、
    このVベルト式無段変速機構を、ベルトケースとこのベルトケースの開口を覆うベルトカバーとにより形成されるベルト室に収容し、
    前記ベルト室内に冷却用空気を導入して、前記Vベルト式無段変速機構を冷却するベルト変速装置の冷却構造において、
    前記ベルト室に設けられて、冷却用空気を車幅方向外側から導入する吸気口と、
    前記ドライブプーリに回転一体に設けられて、前記ベルト室内で冷却用空気を強制的に流動させる冷却ファンと、
    前記ベルト室内のベルトケース側に設けられて、このベルト室内を冷却した冷却用空気を前記ベルト室外に排出する排出口と、
    この排出口に連通する排風路を、前記ベルト室内のドライブプーリとドリブンプーリとの間であって前記Vベルトとベルトケース壁間のスペースに、上下方向に形成した排風ダクトとを有し、
    前記排風ダクトは、前記ベルトケース内でこのベルトケースと一体に設けられ、かつ、前記排風路は、単一の排風ダクトで閉断面構造に構成され、
    前記排出口から排風路に案内された冷却用空気を底部の排気口から下方に排出させたことを特徴とするベルト変速装置の冷却構造。
  2. 前記排風路は、その流入口を前記Vベルトの上方ベルト走行路の側方に開口させ、前記排風路の排気口を前記Vベルトの下方ベルト走行路の下方に開口させた請求項1に記載のベルト変速装置の冷却構造。
  3. 前記ドライブプーリのドリブンプーリ側の後部に、縦方向のリブ状隔壁を前記ベルトケースのケース側壁と一体に設け、
    前記排風路を形成する排風ダクトを、縦方向のリブ状隔壁およびベルトケースのケース側壁と一体に形成してトンネル形状に構成した請求項1に記載のベルト変速装置の冷却構造。
  4. 前記吸気口は、前記ドライブプーリ側のベルトカバーに形成される一方、
    前記排風路は、前記ベルトケースのベルト室側であって前記ドライブプーリとドリブンプーリの間で上下方向に一体に形成された排風ダクトで構成された請求項1に記載のベルト変速装置の冷却構造。
  5. 前記排風ダクトは、前記ドライブプーリとドリブンプーリの間で前記ベルトケースのケース側壁に上下方向に貫通して一体成型され、
    前記排風ダクトの頂部は蓋キャップで覆われて閉止され、排風ダクトの上部はベルト室に流入口が開口される一方、排風ダクトの底部は排気口が開口された請求項3または4に記載のベルト変速装置の冷却構造。
  6. ドライブプーリと、ドリブンプーリと、これらのドライブプーリとドリブンプーリに巻き掛けられるVベルトとを含むVベルト式無段変速機構を備え、
    このVベルト式無段変速機構を、ベルトケースとこのベルトケースの開口を覆うベルトカバーとにより形成されるベルト室に収容し、
    前記ベルト室内に冷却用空気を導入して、前記Vベルト式無段変速機構を冷却するベルト変速装置の冷却構造において、
    前記ベルト室に設けられて、冷却用空気を車幅方向外側から導入する吸気口と、
    前記ドライブプーリに回転一体に設けられて、前記ベルト室内で冷却用空気を強制的に流動させる冷却ファンと、
    前記ベルト室内のベルトケース側に設けられて、このベルト室内を冷却した冷却用空気を前記ベルト室外に排出する排出口と、
    この排出口に連通する排風路を、前記ベルト室内のドライブプーリとドリブンプーリとの間であって前記Vベルトとベルトケース壁間のスペースに、上下方向に形成した排風ダクトとを有し、
    前記ベルト変速装置はエンジンと一体的に構成され、
    前記エンジンのクランクケースの側部から車両後方側に前記ベルトケースは一体に延設されており、
    前記クランクケースの後端部と前記ベルトケースとが結合される部分に角部が形成され、
    前記排風ダクトは前記クランクケースの後端部と前記ベルトケースとが結合される前記角部に配置され、
    前記排風ダクトの排気口は、後輪前方の車両中心側に下向きに開口し、
    前記排出口から排風路に案内された冷却用空気を底部の排気口から下方に排出させたことを特徴とするベルト変速装置の冷却構造。
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