JP6443758B2 - 火格子式廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法 - Google Patents
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Description
火格子式廃棄物焼却炉に関しては、上述の課題は次の第一発明そして第二発明のいずれによっても解決される。
第一発明の廃棄物焼却炉は、火格子式廃棄物焼却炉であって、火格子を備え該火格子上の廃棄物を燃焼する燃焼室と、燃焼室に連設されて燃焼室からの未燃ガスを二次燃焼する二次燃焼室と、一次空気を上記火格子の下から上記燃焼室内に吹き込む一次空気供給手段とを有する火格子式廃棄物焼却炉において、二次燃焼室内の上流側に二次空気を供給する二次空気供給口を有する二次空気供給手段と、二次空気供給口の位置より下流側に廃棄物焼却炉から排出される排ガスの一部を再循環排ガスとして再循環排ガス供給口から供給する再循環排ガス供給手段とを備えることを特徴としている。
第二発明の火格子式廃棄物焼却炉は、火格子式廃棄物焼却炉であって、火格子を備え該火格子上の廃棄物を燃焼する燃焼室と、燃焼室に連設されて燃焼室からの未燃ガスを二次燃焼する二次燃焼室と、一次空気を上記火格子の下から上記燃焼室内に吹き込む一次空気供給手段と、高温ガスを上記燃焼室の天井又は側壁から燃焼室内に吹き込む高温ガス供給手段と、廃棄物焼却炉から排出される排ガスの一部を燃焼室再循環排ガスとして上記燃焼室内に吹き込む燃焼室再循環排ガス供給手段とを有する火格子式廃棄物焼却炉において、二次燃焼室内の上流側に二次空気を供給する二次空気供給口を有する二次空気供給手段と、二次空気供給口の位置より下流側に廃棄物焼却炉から排出される排ガスの一部を二次燃焼室再循環排ガスとして二次燃焼室再循環排ガス供給口から供給する二次燃焼室再循環排ガス供給手段とを備えることを特徴としている。
廃棄物焼却方法に関しては、上述の課題は次の第三発明そして第四発明のいずれによっても解決される。
第三発明の廃棄物焼却方法は、火格子式廃棄物焼却炉による廃棄物焼却方法であって、火格子を備え該火格子上の廃棄物を燃焼する燃焼室と、燃焼室に連設されて燃焼室からの未燃ガスを二次燃焼する二次燃焼室と、一次空気を上記火格子の下から上記燃焼室内に吹き込む一次空気供給手段とを有する火格子式廃棄物焼却炉による廃棄物焼却方法において、二次燃焼室内の上流側に二次空気を供給し、二次空気を供給する位置より下流側に廃棄物焼却炉から排出される排ガスの一部を再循環排ガスとして供給することを特徴としている。
第四発明の廃棄物焼却方法は、火格子式廃棄物焼却炉による廃棄物焼却方法であって、燃焼室に連設されて燃焼室からの未燃ガスを二次燃焼する二次燃焼室と、一次空気を上記火格子の下から上記燃焼室内に吹き込む一次空気供給手段と、高温ガスを上記燃焼室の天井又は側壁から燃焼室内に吹き込む高温ガス供給手段と、廃棄物焼却炉から排出される排ガスの一部を燃焼室再循環排ガスとして上記燃焼室内に吹き込む燃焼室再循環排ガス供給手段とを有する火格子式廃棄物焼却炉による廃棄物焼却方法において、二次燃焼室内の上流側に二次空気を供給し、二次空気を供給する位置より下流側に廃棄物焼却炉から排出される排ガスの一部を二次燃焼室再循環排ガスとして供給することを特徴としている。
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=0.93〜1.10:0.14〜0.16:0.09〜0.11:0.01〜0.05:0.01〜0.05 (1)
1.2≦Q1A+Q1B+Q1C+Q2+Q3≦1.4 (2)
図1は本発明の一実施形態に係る廃棄物焼却炉の概要構成を示している。まず、本発明の一実施形態に係る廃棄物焼却炉の基本構成と焼却方法の概要を説明し、次いで各構成装置の詳細を説明する。
本実施形態では、廃棄物焼却炉は、燃焼室1内での燃焼用空気となる一次空気の一次空気供給手段10を備えている。一次空気供給手段10は、空気供給源(図示せず)から一次空気供給管9を経て、乾燥火格子5a、燃焼火格子5b及び後燃焼火格子5cのそれぞれの風箱7a,7b,7cへ一次空気を送り込む分岐供給管9a,9b,9c、上記一次空気供給管9に設けられた、ブロワ8aそして流量調整機構としてのダンパ8bとを有している。
廃棄物焼却炉は、二次燃焼室3内での二次燃焼用空気となる二次空気を供給する二次空気供給手段20を備えている。二次空気供給手段20は、外部に設けられた空気供給源からの空気を管路21を経て、二次燃焼室3内の上流側位置に設けられた二次空気供給口22から該二次燃焼室3へ吹き込むようになっており、上記管路21に、ブロワ23そして供給量調整機構としてのダンパ24を有している。該ダンパ24は後述する制御装置40により開度を調整され二次空気供給量を調整するようになっている。
廃棄物焼却炉は、さらに、焼却炉から排出される排ガスの一部を再循環排ガスとして二次燃焼室3内に帰還供給する再循環排ガス供給手段30を備えている。再循環排ガス供給手段30は、廃熱ボイラ4から排ガスを排出するダクト4aに分岐して設けられた再循環排ガス管路31を経て、二次燃焼室3内の二次空気供給口22の位置より下流側位置(すなわち上方位置)に設けられた再循環排ガス供給口32から該二次燃焼室3へ再循環排ガスを吹き込むようになっており、上記管路31には、ブロワ33そして供給量調整機構としてのダンパ34が設けられている。該ダンパ34は後述する制御装置40により開度を調整され再循環排ガス供給量を調整するようになっている。図1に示す実施形態では、廃熱ボイラ4から排出される排ガスの一部が抜き出され再循環排ガスとして用いられるが、再循環排ガスとして、さらに下流側の除塵装置から排出される排ガスの一部を用いてもよいし、排ガス流路の他の位置から抜き出す排ガスを用いてもよい。
本実施形態では、廃熱ボイラ4の出口となるダクト4aに、排ガス成分濃度等の排ガス性状を計測するガス性状計測手段としての排ガス性状検出計41と、この排ガス性状検出計41からの信号を受けて既述の二次空気供給手段20の供給量調整機構を制御し、そして再循環排ガス供給手段30の供給量調整機構を制御する制御装置40とを有している。
先ず、廃棄物投入口2へ廃棄物Wを投入すると、落下した廃棄物Wは図示しない廃棄物供給装置により燃焼室1内に供給され、乾燥火格子5a上に堆積され、各火格子5a,5b,5cの動作により、燃焼火格子5b上そして後燃焼火格子5c上へと移動し、各火格子5a,5b,5c上に廃棄物Wの層を形成する。各火格子5a,5b,5cは、風箱7a,7b,7cを経て、燃焼用の一次空気を受けており、これにより各火格子5a,5b,5cの廃棄物Wは乾燥そして燃焼される。
二次燃焼室3内のガス温度は、800〜1050℃の範囲となるように、二次空気と再循環排ガスの流量を調整することが好ましい。その理由は、二次燃焼室3内のガス温度が800℃未満となると燃焼が不十分となり、COが増加してしまうからであり、また、二次燃焼室3内のガス温度が1050℃を超えると二次燃焼室3内におけるクリンカの生成が助長され、さらに、NOxが増加してしまうからである。
本実施形態において、廃熱ボイラ4の排出口の排ガスの酸素濃度を酸素濃度計41aで測定し、酸素濃度の変化傾向にもとづいて二次空気供給量と再循環排ガス供給量を制御することとしているが、この酸素濃度の変化傾向と排ガス中のCO濃度、排ガス中のNOx濃度の変化傾向、そして二次空気供給量の調整、再循環排ガス供給量の調整との関係を表1に示す。
燃焼室1内で廃棄物と熱分解によって発生する可燃性ガスを適正な酸素濃度や温度等の範囲内で燃焼させた場合に、CO、NOx、DXN(ダイオキシン類)等の有害物質の発生が最も抑制される。表1において、ボイラ出口近傍での排ガス中酸素濃度が所定範囲より高い場合は、燃焼室1から排出されるCO濃度は減少するかあるいは変化無しの状態であるが、NOx濃度は増加する状態となる。そのため、二次空気供給量を減少させ、二次燃焼室3への酸素の供給量を減少させて二次燃焼室3での燃焼を適正に行うようにする。反対に、廃熱ボイラ4の出口近傍での排ガス中酸素濃度が所定範囲より低い場合は、排出されるNOx濃度は減少するかあるいは変化無しの状態となるが、CO濃度は増加する状態となる。そのため、二次空気供給量を増加させ、二次燃焼室3への酸素の供給量を増やし、二次燃焼室3での燃焼を適正に行うようにする。
燃焼室1内で廃棄物と熱分解によって発生する可燃性ガスを適正な酸素濃度や温度等の範囲内で燃焼させた場合に、CO、NOx、DXN(ダイオキシン類)等の有害物質の発生が最も抑制される。表1において、ボイラ出口近傍での排ガス中酸素濃度が所定範囲より高い場合は、燃焼室1から排出されるCO濃度は減少するかあるいは変化無しの状態であるが、NOx濃度は増加する状態となる。NOxの発生抑制については、二次燃焼室内での攪拌による改善効果は低いため、再循環排ガスの供給量は変化させないことが望ましい。しかしながら、極端にNOx濃度が高く二次燃焼室内にてNOx生成反応が継続してしまっている場合には、再循環排ガスの供給量を微量増加させ、二次空気の攪拌を促進することにより、NOx濃度の低減を図る。また、廃熱ボイラ4の出口近傍での排ガス中酸素濃度が所定範囲より低い場合は、排出されるNOx濃度は減少するかあるいは変化無しの状態となるが、CO濃度は増加する状態となる。そのため、二次空気供給量を増加し二次燃焼室内の酸素濃度を上昇させると共に、再循環排ガス供給量を増加させ、二次空気の攪拌を促進する。その結果CO濃度を低減して二次燃焼室3での燃焼を適正に行うようにする。
本実施形態では、廃棄物焼却炉は、高温ガスを燃焼室の天井から下向きに吹き込む、又は側壁から吹き込む高温ガス供給手段を備えている。高温ガス供給手段は、高温ガス供給装置(図示せず)と、火格子5上の廃棄物の移動方向である炉長方向の複数位置で燃焼室の天井又は側壁に高温ガス供給口11を有している。本実施形態では、高温ガス供給口11は二つの高温ガス供給口11a,11bとして設けられている。
燃焼室再循環排ガス供給手段は、焼却炉から排出された排ガスの一部を供給する再循環排ガス供給装置(図示せず)と、再循環排ガス供給口12を有している。再循環排ガス供給口12は燃焼火格子5bの上方位置に設けられている。また、再循環排ガス供給装置は焼却炉から排出され集塵装置(図示せず)で除塵された排ガスの一部を受け、再循環排ガスとしてダンパ等による流量調整のもとに、再循環排ガス供給口12から炉内へ吹き込むようになっている。
次に、本実施形態の廃棄物焼却炉において低空気比燃焼を実現するため、供給するそれぞれのガスの酸素量比配分の好ましい範囲について説明する。
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=0.93〜1.10:0.14〜0.16:0.09〜0.11:0.01〜0.05:0.01〜0.05 (1)
1.2≦Q1A+Q1B+Q1C+Q2+Q3≦1.4 (2)
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3を上式(1)及び(2)を満足する範囲に規定する根拠を説明する。
廃棄物燃焼に必要な理論酸素量に対する、一次空気により供給される酸素量の比率Q1Aは、下限値より少ないと燃焼室内の酸素濃度が低下し、排ガス中のCO濃度が増大することや、廃棄物の不完全燃焼により、熱勺減量が増大し灰分排出量が増大することが生じ好ましくない。また、上限値より多いと一次空気供給量が多いことを意味しており、排ガス発生量が増大し、排ガス処理設備に過剰な負荷がかかると共に、排ガスによりボイラ外へ持ち出す熱量が大きくなることによりボイラでの熱回収率が低下してしまうため好ましくない。
廃棄物燃焼に必要な理論酸素量に対する、高温ガスにより供給される酸素量の比率Q1Bは、下限値より少ないと廃棄物層上方に安定した燃焼場が形成されず、燃焼火炎からの廃棄物や炉内に与える輻射熱が少なくなり、効率的な廃棄物の燃焼ができなくなり好ましくない。また、上限値より多いと高温ガス供給量が多いことを意味しており、排ガス発生量が増大し、排ガス処理設備に過剰な負荷がかかると共に、排ガスによりボイラ外へ持ち出す熱量が大きくなることによりボイラでの熱回収率が低下してしまうだけでなく、高温ガスを調整するための空気の加熱に要するエネルギーを多く必要とし、運転コストが増大するため好ましくない。
廃棄物燃焼に必要な理論酸素量に対する、燃焼室再循環排ガスにより供給される酸素量の比率Q1Cは、下限値より少ないと燃焼室内を攪拌する作用が低くなり、廃棄物の熱分解により生じる可燃ガスと酸素との混合が不十分となり燃焼が不十分となるため、排ガス中のCO濃度及びNOx濃度が増大するので好ましくない。また、上限値より多いと、比較的温度の低い再循環排ガスが炉内に過剰に吹込まれることにより、局所的に温度の低い領域が形成されてしまい、燃焼が不十分となり排ガス中のCO濃度が増大するため好ましくない。
廃棄物燃焼に必要な理論酸素量に対する、二次空気により供給される酸素量の比率Q2は、下限値より少ないと二次燃焼室における未燃ガスの燃焼反応が十分に行われず、二次燃焼室出口での排ガス中のCO濃度が増大するため好ましくない。また、上限値より多いと、二次燃焼室内に局所的に酸素濃度が高く酸素分圧が上昇する領域が生じ、NOxが生成され易くなるため好ましくない。
廃棄物燃焼に必要な理論酸素量に対する、二次燃焼室再循環排ガスにより供給される酸素量の比率Q3は、下限値より少ないと二次燃焼室内を攪拌する作用が低くなり、未燃ガスと二次空気との混合が不十分となり燃焼が不十分となるため、排ガス中のCO濃度が増大したり、攪拌が不十分なために二次燃焼室内に局所的に酸素濃度が高い領域や、低い領域が形成され、排ガス中のNOx濃度及びCO濃度が増大するため好ましくない。また、上限値より大きいと、二次空気が再循環排ガスにより希釈され酸素濃度が低下し燃焼が不十分となるため、排ガス中のCO濃度が増大するため好ましくない。
廃棄物の燃え残りや有害物質の発生を抑制して安定した低空気比燃焼を達成させることができる好適な酸素量比配分としては、Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3=1.00:0.15:0.10:0.02:0.03、λ=1.30を基準とし、焼却炉内に投入される廃棄物の組成や性状等に基づきλを1.2〜1.4の範囲でQ1A、Q1B、Q1C、Q2、Q3を上記の範囲内で調整する。以下に、Q1A、Q1B、Q1C、Q2、Q3の調整基準を説明する。
通常の都市ごみ等の廃棄物を乾燥し燃焼する場合には、燃焼室に供給するQ1A、Q1B、Q1Cの合計は1.25を基準とし、灰分の少ない廃棄物や水分の少ない廃棄物、例えばプラスチック等を燃焼する場合には、Q1A、Q1B、Q1Cの合計を1.15〜1.20程度に減少し、その代わりに二次空気についてのQ2を増加させる。
通常の都市ごみ等の廃棄物を燃焼する場合には、二次空気によるQ2は0.02を基準とし、灰分や水分が少なく可燃分が大部分である廃棄物、例えばプラスチック等、或いは、揮発分の大きい廃棄物を燃焼する場合には、燃焼室で発生する可燃ガスが多く未燃ガスが増加し二次燃焼室での燃焼が増加するため、Q2を0.04〜0.05程度に増加させ、二次燃焼室で未燃ガスを十分に燃焼するようにする。廃棄物焼却炉を定常的に操業している間は、二次空気についてのQ2を一定に設定し、焼却炉内の燃焼状況が変化し、排ガス中の成分濃度等排ガス性状が変化した場合には、排ガス性状の測定値に基づき、二次空気についてのQ2と二次燃焼室再循環排ガスについてのQ3とのうち少なくとも一つを調整することで二次燃焼室内での燃焼状態を調整するようにすることが好ましい。
廃棄物焼却炉を定常的に操業している間は、二次燃焼室再循環排ガスについてのQ3は、0.03を基準とし、0.01〜0.05の範囲内で一定に設定し、焼却炉内の燃焼状況が変化し、排ガス中の成分濃度等排ガス性状が変化した場合には、排ガス性状の測定値に基づき、二次空気についてのQ2と二次燃焼室再循環排ガスについてのQ3とのうち少なくとも一つを調整することで二次燃焼室内での燃焼状態を調整するようにすることが好ましい。
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3、λの好適例を以下に記載する。
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=1.00:0.15:0.10:0.02:0.03、λ=1.30
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=1.00:0.15:0.10:0.01:0.04、λ=1.30
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=1.00:0.15:0.10:0.04:0.01、λ=1.30
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=1.05:0.15:0.10:0.02:0.03、λ=1.35
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=1.05:0.15:0.10:0.01:0.04、λ=1.35
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=1.05:0.15:0.10:0.04:0.01、λ=1.35
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=0.95:0.15:0.10:0.02:0.03、λ=1.25
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=0.95:0.15:0.10:0.01:0.04、λ=1.25
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=0.95:0.15:0.10:0.04:0.01、λ=1.25
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=1.10:0.15:0.10:0.02:0.03、λ=1.40
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=1.10:0.15:0.10:0.01:0.04、λ=1.40
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=1.10:0.15:0.10:0.04:0.01、λ=1.40
3 二次燃焼室
5 火格子
10 一次空気供給手段
11 高温ガス供給口
12 燃焼室再循環排ガス供給口
20 二次空気供給手段
22 二次空気供給口
30 再循環排ガス供給手段
32 再循環排ガス供給口、二次燃焼室再循環排ガス供給口
40 制御装置
41 排ガス性状検出計
Claims (9)
- 火格子式廃棄物焼却炉であって、
火格子を備え該火格子上の廃棄物を燃焼する燃焼室と、
燃焼室に連設されて燃焼室からの未燃ガスを二次燃焼する二次燃焼室と、
二次燃焼室に連設されるボイラと、
一次空気を上記火格子の下から上記燃焼室内に吹き込む一次空気供給手段とを有する火格子式廃棄物焼却炉において、
二次燃焼室内の上流側に二次空気を供給する二次空気供給口を有する二次空気供給手段と、二次燃焼室内の上流側でかつ二次空気供給口の位置より下流側に廃棄物焼却炉から排出される排ガスの一部を再循環排ガスとして再循環排ガス供給口から供給する再循環排ガス供給手段と、ボイラ出口の排ガスの酸素濃度を測定する酸素濃度計と、酸素濃度計により測定された排ガス中酸素濃度測定値に基づき二次空気供給量と循環排ガス供給量を制御する制御装置とを備え、
上記制御装置は、ボイラ出口近傍での排ガス中酸素濃度が所定範囲より高い場合は、二次空気供給量を減少させるとともに、再循環排ガス供給量を変化させないか又は微量増加させて二次空気の攪拌を促進させ、排出されるNOx濃度が増加する状態からNOx濃度を低減させるように二次燃焼室での燃焼を制御し、ボイラ出口近傍での排ガス中酸素濃度が所定範囲より低い場合は、二次空気供給量を増加させるとともに、再循環排ガス供給量を増加させ二次空気の攪拌を促進させ、排出されるCO濃度が増加する状態からCO濃度を低減させるように二次燃焼室での燃焼を制御することを特徴とする火格子式廃棄物焼却炉。 - 二次空気供給口と再循環排ガス供給口が二次燃焼室の内壁の周方向で交互に配置されていることとする請求項1に記載の火格子式廃棄物焼却炉。
- 火格子式廃棄物焼却炉であって、
火格子を備え該火格子上の廃棄物を燃焼する燃焼室と、
燃焼室に連設されて燃焼室からの未燃ガスを二次燃焼する二次燃焼室と、
二次燃焼室に連設されるボイラと、
一次空気を上記火格子の下から上記燃焼室内に吹き込む一次空気供給手段と、
高温ガスを上記燃焼室の天井又は側壁から燃焼室内に吹き込む高温ガス供給手段と、
廃棄物焼却炉から排出される排ガスの一部を燃焼室再循環排ガスとして上記燃焼室内に吹き込む燃焼室再循環排ガス供給手段とを有する火格子式廃棄物焼却炉において、
二次燃焼室内の上流側に二次空気を供給する二次空気供給口を有する二次空気供給手段と、二次燃焼室内の上流側でかつ二次空気供給口の位置より下流側に廃棄物焼却炉から排出される排ガスの一部を再循環排ガスとして再循環排ガス供給口から供給する再循環排ガス供給手段と、ボイラ出口の排ガスの酸素濃度を測定する酸素濃度計と、酸素濃度計により測定された排ガス中酸素濃度測定値に基づき二次空気供給量と循環排ガス供給量を制御する制御装置とを備え、
上記制御装置は、ボイラ出口近傍での排ガス中酸素濃度が所定範囲より高い場合は、二次空気供給量を減少させるとともに、再循環排ガス供給量を変化させないか又は微量増加させて二次空気の攪拌を促進させ、排出されるNOx濃度が増加する状態からNOx濃度を低減させるように二次燃焼室での燃焼を制御し、ボイラ出口近傍での排ガス中酸素濃度が所定範囲より低い場合は、二次空気供給量を増加させるとともに、再循環排ガス供給量を増加させ二次空気の攪拌を促進させ、排出されるCO濃度が増加する状態からCO濃度を低減させるように二次燃焼室での燃焼を制御することを特徴とする火格子式廃棄物焼却炉。 - 二次空気供給口と二次燃焼室再循環排ガス供給口が二次燃焼室の内壁の周方向で交互に配置されていることとする請求項3に記載の火格子式廃棄物焼却炉。
- 火格子式廃棄物焼却炉による廃棄物焼却方法であって、
火格子を備え該火格子上の廃棄物を燃焼する燃焼室と、燃焼室に連設されて燃焼室からの未燃ガスを二次燃焼する二次燃焼室と、二次燃焼室に連設されるボイラと、一次空気を上記火格子の下から上記燃焼室内に吹き込む一次空気供給手段とを有する火格子式廃棄物焼却炉による廃棄物焼却方法において、
二次燃焼室内の上流側に二次空気を供給し、二次空気を供給する位置より下流側に廃棄物焼却炉から排出される排ガスの一部を再循環排ガスとして供給し、ボイラ出口の排ガスの酸素濃度を測定し、測定された排ガス中酸素濃度測定値に基づき二次空気供給量と循環排ガス供給量を制御し、ボイラ出口近傍での排ガス中酸素濃度が所定範囲より高い場合は、二次燃焼室内の上流側でかつ二次空気供給量を減少させるとともに、再循環排ガス供給量を変化させないか又は微量増加させて二次空気の攪拌を促進させ、排出されるNOx濃度が増加する状態からNOx濃度を低減させるように二次燃焼室での燃焼を制御し、ボイラ出口近傍での排ガス中酸素濃度が所定範囲より低い場合は、二次空気供給量を増加させるとともに、再循環排ガス供給量を増加させ二次空気の攪拌を促進させ、排出されるCO濃度が増加する状態からCO濃度を低減させるように二次燃焼室での燃焼を制御することを特徴とする火格子式廃棄物焼却炉における廃棄物焼却方法。 - 二次空気供給と再循環排ガス供給を二次燃焼室の内壁の周方向で交互に配置された供給口から行うこととする請求項5に記載の火格子式廃棄物焼却炉における廃棄物焼却方法。
- 火格子式廃棄物焼却炉による廃棄物焼却方法であって、
火格子を備え該火格子上の廃棄物を燃焼する燃焼室と、燃焼室に連設されて燃焼室からの未燃ガスを二次燃焼する二次燃焼室と、二次燃焼室に連設されるボイラと、一次空気を上記火格子の下から上記燃焼室内に吹き込む一次空気供給手段と、高温ガスを上記燃焼室の天井又は側壁から燃焼室内に吹き込む高温ガス供給手段と、廃棄物焼却炉から排出される排ガスの一部を燃焼室再循環排ガスとして上記燃焼室内に吹き込む燃焼室再循環排ガス供給手段とを有する火格子式廃棄物焼却炉による廃棄物焼却方法において、
二次燃焼室内の上流側に二次空気を供給し、二次空気を供給する位置より下流側に廃棄物焼却炉から排出される排ガスの一部を二次燃焼室再循環排ガスとして供給し、ボイラ出口の排ガスの酸素濃度を測定し、測定された排ガス中酸素濃度測定値に基づき二次空気供給量と循環排ガス供給量を制御し、ボイラ出口近傍での排ガス中酸素濃度が所定範囲より高い場合は、二次燃焼室内の上流側でかつ二次空気供給量を減少させるとともに、再循環排ガス供給量を変化させないか又は微量増加させて二次空気の攪拌を促進させ、排出されるNOx濃度が増加する状態からNOx濃度を低減させるように二次燃焼室での燃焼を制御し、ボイラ出口近傍での排ガス中酸素濃度が所定範囲より低い場合は、二次空気供給量を増加させるとともに、再循環排ガス供給量を増加させ二次空気の攪拌を促進させ、排出されるCO濃度が増加する状態からCO濃度を低減させるように二次燃焼室での燃焼を制御することを特徴とする火格子式廃棄物焼却炉における廃棄物焼却方法。 - 二次空気供給と二次燃焼室再循環排ガス供給を二次燃焼室の内壁の周方向で交互に配置された供給口から行うこととする請求項7に記載の火格子式廃棄物焼却炉における廃棄物焼却方法。
- 廃棄物の燃焼に必要な単位時間当りの理論酸素量に対する、一次空気により供給される単位時間当りの酸素量の比Q1Aと、高温ガスにより供給される単位時間当りの酸素量の比Q1Bと、燃焼室再循環排ガスにより供給される単位時間当りの酸素量の比Q1Cと、二次空気により供給される単位時間当りの酸素量の比Q2と、二次燃焼室再循環排ガスにより供給される単位時間当りの酸素量の比Q3とが、下式(1)及び(2)を満足するように設定することとする請求項7または請求項8に記載の火格子式廃棄物焼却炉における廃棄物焼却方法。
Q1A:Q1B:Q1C:Q2:Q3
=0.93〜1.10:0.14〜0.16:0.09〜0.11:0.01〜0.05:0.01〜0.05 (1)
1.2≦Q1A+Q1B+Q1C+Q2+Q3≦1.4 (2)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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