JP6436740B2 - 地上脱出用の避難扉装置 - Google Patents
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Description
このようなものとして、避難扉の吊元部を水平軸を介して揺動自在に軸支する一方、水平軸よりも吊元側に延設した連結アームに錘体を設け、そして通常時はブレーキ装置の制動で避難扉を閉鎖姿勢に維持するようにしている。このような状態で地下空間に火災等の異常が発生した場合、地下空間にいる避難者は、避難通路を通って地上に避難することになるが、この避難通路を上がってきた避難者は解除操作具を操作することでブレーキ装置の制動が解除され、これにより錘体が自重を受けて下がることにより水平軸が回動して避難扉が自動的に開放するようにして避難者が地上に避難できるようにしたものが提唱されている(例えば特許文献1参照)。
請求項2の発明は、錘体は、左右一対に分割されたものが、避難通路の中心線から左右に離間した位置に左右に間隙を存して配され、駆動装置は、左右の分割錘体間の間隙に配され、分割錘体よりも左右内側位置で水平軸に連動連結されていることを特徴とする請求項1記載の地上脱出用の避難扉装置である。
請求項3の発明は、錘体は、一体化されたものが避難通路の中心線を通る左右方向中央位置に配され、駆動装置は、錘体よりも吊元側に配され、錘体よりも左右外側位置で水平軸に連動連結されていることを特徴とする請求項1記載の地上脱出用の避難扉装置である。
請求項4の発明は、錘体、駆動装置、動力伝動機構は、何れも避難通路の左右幅内に配されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の避難扉装置である。
請求項5の発明は、錘体は、避難扉が閉鎖している通常時では下端縁が地上面とほぼ同じ高さとなるように配設されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の地上脱出用の避難扉装置である。
請求項6の発明は、避難扉は、吊元側端と戸先側端とが低く前後方向中央部が高い側面視で円弧形状になっていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の地上脱出用の避難扉装置である。
請求項7の発明は、避難扉の左右側面には、閉鎖姿勢の避難扉の左右両側面を閉鎖するための側板が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の地上脱出用の避難扉装置である。
請求項8の発明は、少なくとも一方の側板には、地上からの進入用の子扉が設けられていることを特徴とする請求項7記載の地上脱出用の避難扉装置である。
請求項9の発明は、避難通路の子扉が設けられる側の側壁には、子扉から進入した者が避難通路床面に下りるための梯子が設けられていることを特徴とする請求項8記載の地上脱出用の避難扉装置である。
請求項10の発明は、駆動装置は、地上から開閉できるカバーで覆蓋されていて、地上から操作できるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1記載の地上脱出用の避難扉装置である。
請求項11の発明は、避難通路には、全開姿勢になった避難扉に当接するストッパが設けられていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1に記載の地上脱出用の避難扉装置である。
請求項2の発明とすることにより、避難通路の天井部に錘体が左右に分割した状態で左右に対称状に離間する状態で配され、しかもこのあいだに駆動装置が配される結果、駆動装置と錘体とが側面視したときにオーバーラップした配置構成となって、避難扉の開閉作動のぎこちなさを解消したものでありながら、避難扉装置の前後長さを短いものにできることになる。
請求項3の発明とすることにより、避難通路の天井部に、錘体と駆動装置とが前後に直列した納まり構造となって天井収納の簡略化が図れることになると共に、避難通路を幅広くできない場合に有効である。
請求項5の発明とすることにより、錘体の配設スペースを地上にすることができることになって避難通路のスペースを広くすることができる。
請求項6の発明とすることにより、避難扉が地上から円弧状に突出することとなり、この結果、地上にいる者に避難扉の存在を意識させることができる。
請求項7の発明とすることにより、円弧状に突出した避難扉の側面が塞がれることになり、誤って地上にいる者が避難通路に入り込んでしまうことがない。
請求項8、9の発明とすることにより、消防隊のような緊急事態対処者の子扉から避難通路を通っての地下空間への進入が容易になる。
請求項10の発明とすることにより、駆動装置を地上が操作できることになって操作性が向上する。
請求項11の発明とすることにより、全開姿勢の避難扉を安定化できることになる。
そして避難扉5が閉鎖している平常時は、ブレーキ装置による制動が働き、これによって駆動装置13は制動状態に維持され、前記動力伝動機構Kは作動することはなく、避難扉5は閉鎖姿勢に維持されているが、地下通路1において火災が発生する等の異常事態が発生し、地下通路1から避難通路3を上がってきて地上出口4に近づいた避難者が、避難通路3の側壁3bに設けた開放操作具(ブレーキ解除具)15を操作してブレーキ開放をすると、動力伝動機構Kは自由作動が許容され、これにより避難扉5は、錘体12が自重下降することを受けて上方への開放作動をすることになって、避難者は避難扉5が開放した地上出口4から地上の歩道2に脱出できるようになっている。そしてこの場合に、自重降下した状態の錘体12と動力伝動機構Kとは、図4、5から明らかなように、側面視したときに互いにオーバーラップするよう配された構成になっている。
また前述したように避難扉5は円弧形状をしているため、左右両側面が開放することになるが、この開放部位を側板16で閉塞している。そしてこのものでは道路とは反対側の側板16に子扉17が開閉自在に設けられるが、該子扉17は、消防隊員や管理者等の者が地下通路1に進入するためのものであって、これらの者が所持する鍵によって施錠−解錠できるよう鍵穴17aが設けられると共に、消防ホースから噴出する水圧によって解錠できるようホース孔17bが設けられている。そして子扉17は、これらの人間が進入しやすいよう盛り上げ部Fが切欠かれた部位に設けられている。
さらに避難通路3の側壁3bには、開放した子扉17から進入する者が避難通路3の床面に降りるための梯子18と、前記避難扉5が全開したときに錘体12および/または支持アーム11が当接してこれ以上の開放作動を規制するためのストッパ19が設けられており、避難扉5の全開時の安定化が図れることになる。
また20は錘体12および駆動装置13を開閉自在に覆蓋するためのカバーであって、該カバー20を開放することにより駆動装置13等のメンテナンスと共に、前記手動での閉鎖作動ができるようになっており、21は警報灯24や図示しない警報ブザー等を作動せしめたりするための制御盤である。さらに22は避難扉5を開放した場合に、側板16と避難扉5の左右側縁部とのあいだの間隙に展開されて、ここからの人の進入を防止する防護ネット、23は手摺りである。前記警報灯24は、開閉扉5が開放しているあいだは点灯するようになっている。また避難扉5の戸先側端部にはゴム材25が設けられ、戸尻側端部にはスポンジ材26が設けられ、さらに側板16の上面にもスポンジ材27が設けられていて閉扉時の封止性を維持するようになっている。
しかもこのものでは、錘体12は、通常時において地上面GLよりも上側の空間に配置されるようになっているため、避難通路のスペースを広くすることができる。
そしてこの場合に、避難扉5の左右側面は、閉鎖姿勢の避難扉5の左右両側面を閉鎖するための側板16が設けられているため、避難扉を地上において認識されやすい円弧状にしたものでありながら、避難扉5の側面から避難通路5に入り込んでしまうようなことを回避することができる。
まず錘体12についてであるが、本第二の実施の形態の錘体12は、一体化されたものとなっており、避難通路3の中心線Lを通る左右方向中心位置に左右対称状に配されている。一方、駆動装置13は、錘体12よりもさらに吊元側に配されることで、駆動装置13と錘体12とは前後方向に位置ずれした状態で配されている。駆動装置13に設けられる駆動スプロケット13aは、錘体12を避けるべく錘体12の左右端縁よりも左右外側方に配されており、水平軸9に設けられる従動スプロケット9aもこれに対応して配されており、これによって駆動スプロケット13a、従動スプロケット9a並びにこれらスプロケットに懸回したチエン14により構成される動力伝動機構Kは、錘体12よりも左右外側位置において、避難扉5の中心線Lを基準として左右対称状に配されており、このようにしても本発明を実施することができる。
因みに第二の実施の形態のものも、自重下降した錘体12と動力伝動機構Kとは、側面視したときに互いにオーバーラップするよう配された構成になっていると共に、錘体12、駆動装置13並びに動力伝動機構Kは、図8から明らかなように、何れも避難通路3の左右幅内に配された(納まった)配置構成になっている。
2 歩道
3 避難通路
4 地上出口
5 避難扉
9 水平軸
9a 従動スプロケット
12 錘体
13 駆動装置
13a 駆動スプロケット
14 チエン
15 開放操作具
16 側板
17 子扉
18 梯子
F 盛り上げ部
GL 地上面
L 中心線
Claims (11)
- 地下空間から地上に脱出するための避難通路の地上出口に、該地上出口を開閉して地上出口から地上に脱出するため設けられる地上脱出用の避難扉装置において、該避難扉装置を、前後方向に長く地上出口の開閉をするための避難扉と、該避難扉の吊元部に設けられ、軸心が左右方向を向き、周回り方向に回動して避難扉の開閉をするための水平軸と、該水平軸に一体に設けられ、自重降下することで閉鎖している避難扉を開放作動させるため水平軸よりも吊元側に設けられる錘体と、錘体による避難扉の自動開放に制動を与えて避難扉を閉鎖姿勢に維持するためのブレーキ装置と、該ブレーキ装置の制動解除をして避難扉を開放させるため操作される開放操作具と、開放姿勢の避難扉を閉鎖姿勢に復帰させるため水平軸に連動連結された駆動装置とを備えて構成するにあたり、錘体は、避難通路の天井部に位置し、避難通路の上方で上下動するものであって、避難通路の左右側壁間の寸法の中心となる前後方向の中心線に対して左右対称状に配される一方、駆動装置は、避難通路の天井部でかつ水平軸よりも吊元側に配され、前記避難通路の中心線に対して左右対称になる左右二箇所で動力伝動機構を介して水平軸に連動連結されていると共に、前記動力伝動機構と錘体とは、前記錘体の自重降下状態で側面視したときに互いにオーバーラップするよう構成されていることを特徴とする地上脱出用の避難扉装置。
- 錘体は、左右一対に分割されたものが、避難通路の中心線から左右に離間した位置に左右に間隙を存して配され、駆動装置は、左右の分割錘体間の間隙に配され、分割錘体よりも左右内側位置で水平軸に連動連結されていることを特徴とする請求項1記載の地上脱出用の避難扉装置。
- 錘体は、一体化されたものが避難通路の中心線を通る左右方向中央位置に配され、駆動装置は、錘体よりも吊元側に配され、錘体よりも左右外側位置で水平軸に連動連結されていることを特徴とする請求項1記載の地上脱出用の避難扉装置。
- 錘体、駆動装置、動力伝動機構は、何れも避難通路の左右幅内に配されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の避難扉装置。
- 錘体は、避難扉が閉鎖している通常時では下端縁が地上面とほぼ同じ高さとなるように配設されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の地上脱出用の避難扉装置。
- 避難扉は、吊元側端と戸先側端とが低く前後方向中央部が高い側面視で円弧形状になっていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の地上脱出用の避難扉装置。
- 避難扉の左右側面には、閉鎖姿勢の避難扉の左右両側面を閉鎖するための側板が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の地上脱出用の避難扉装置。
- 少なくとも一方の側板には、地上からの進入用の子扉が設けられていることを特徴とする請求項7記載の地上脱出用の避難扉装置。
- 避難通路の子扉が設けられる側の側壁には、子扉から進入した者が避難通路床面に下りるための梯子が設けられていることを特徴とする請求項8記載の地上脱出用の避難扉装置。
- 駆動装置は、地上から開閉できるカバーで覆蓋されていて、地上から操作できるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1記載の地上脱出用の避難扉装置。
- 避難通路には、全開姿勢になった避難扉に当接するストッパが設けられていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1に記載の地上脱出用の避難扉装置。
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JP2014236077A JP6436740B2 (ja) | 2014-11-21 | 2014-11-21 | 地上脱出用の避難扉装置 |
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ID=56075459
Family Applications (1)
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JP2014236077A Active JP6436740B2 (ja) | 2014-11-21 | 2014-11-21 | 地上脱出用の避難扉装置 |
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