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JP6299352B2 - 吊り下げ包装箱 - Google Patents

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JP6299352B2
JP6299352B2 JP2014079283A JP2014079283A JP6299352B2 JP 6299352 B2 JP6299352 B2 JP 6299352B2 JP 2014079283 A JP2014079283 A JP 2014079283A JP 2014079283 A JP2014079283 A JP 2014079283A JP 6299352 B2 JP6299352 B2 JP 6299352B2
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Description

本発明は、商品を包装して店舗内等に吊り下げられる吊り下げ包装箱に関する。
従来の吊り下げ包装箱は特許文献1に開示されている。この吊り下げ包装箱は内容物を収納する断面矩形の筒状の胴部を有し、胴部の上面及び底面はそれぞれ天面板及び底面部により閉じられる。天面板は胴部の前面の上端に折り線を介して連設される。天面板の後端部は折り線から成る折曲部を介して胴部内に向かって折り曲げられる。胴部の両側面の上端には折り線を介して側面フラップが連設される。側面フラップの後端面には挿入部が突設され、挿入部は天面板の折曲部に設けられたスリットに挿入される。これにより、天面板は側面フラップに係止され、胴部の上面を閉じた状態を維持することができる。
胴部の背面には上方に突出する吊り下げ部が設けられる。吊り下げ部には吊り下げ用の貫通孔が設けられる。吊り下げ部は胴部の背面を延設した突出部と、突出部の上端から折り返して突出部の前面に重ねられる重ね部とを有する。重ね部の下端は胴部内に進入し、胴部の背面と天面板の後端部との間に配される。これにより、吊り下げ部の強度を向上するとともに、重ね部が天面板により抜け止めされる。
実開平6−78217号(第6頁、第7頁、第1図、第5図)
しかしながら、上記従来の吊り下げ包装箱によると、重ね部の下端が胴部内に進入するため、内容物を取り出す際に重ね部の下端に内容物が引っかかる場合がある。このため、吊り下げ包装箱から内容物を取り出すのに手間がかかり、吊り下げ包装箱の利便性が悪くなる問題があった。
また、重ね部を抜け防止のために長く形成すると、内容物が挿入された胴部内に重ね部を湾曲させながら挿入する必要がある。このため、内容物を収納した吊り下げ包装箱の組立時間が長くなり、吊り下げ包装箱の組立工数が大きくなる問題もあった。
さらに、天面板は側面フラップに係止されて閉じられ、天面板の後端部と重ね部との間には隙間が形成される。このため、天面板の後端部と重ね部との隙間を介して内容物が改竄される虞がある問題もあった。
本発明は、利便性を向上するとともに組立工数を削減し、内容物の改竄を防止できる吊り下げ包装箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、筒状の胴部と、前記胴部の底面を閉じる底面部と、前記胴部の両側面の上端に折り線を介して連設される側面フラップと、前記胴部の背面から上方に突出して吊り下げ用の貫通孔を設けた吊り下げ部と、前記胴部の前面の上端に折り線を介して連設されるとともに前記胴部の上面を塞ぐ天面板とを備えた吊り下げ包装箱において、前記吊り下げ部が前記胴部の背面を延設した突出部と、前記突出部の上端から折り返して前記突出部の前面に重ねられる第1重ね部と、第1重ね部の開放端に折り線から成る第1折曲部を介して連設されて第1折曲部で前方に折曲した天面フラップとを有し、前記天面板の後端に突設した挿入部が第1折曲部上に設けたスリットに挿入されることを特徴としている。
この構成によると、胴部の底面を底面部により閉じて胴部の上面を介して内容物が胴部内に収納される。貫通孔を有する吊り下げ部は胴部の背面を延設した突出部上に上端で折曲される第1重ね部が重ねられ、第1重ね部の開放端を第1折曲部により前方に折曲した天面フラップが設けられる。そして、天面フラップ上に配した天面板の後端に突設される挿入部を第1折曲部に設けたスリットに挿入することにより、胴部の上面が塞がれる。内容物を収納した吊り下げ包装箱は例えば、店舗内に設置されたアーム部材を吊り下げ部の貫通孔に挿通して吊り下げられる。
また本発明は、上記構成の吊り下げ包装箱において、前記突出部の両側端部を傾斜した折り線から成る第2折曲部により折り返して前記突出部と第1重ね部との間に配される第2重ね部を有し、前記側面フラップと第2重ね部とが折り線を介して連設されると好ましい。この構成によると、突出部及び側面フラップが第2重ね部を介して連結され、側面フラップ及び側面フラップ上に配される天面フラップの胴部内への進入が規制される。
また本発明は、上記構成の吊り下げ包装箱において、第1重ね部の両側端部を第2折曲部に沿って斜めに形成すると好ましい。この構成によると、第1重ね部の両側端部は突出部からはみ出さない。
また本発明は、上記構成の吊り下げ包装箱において、両端を第1折曲部上に配したコ字状の切り込みを前記天面フラップに形成し、前記天面フラップを第1折曲部で折曲することにより、前記切り込み及び第1重ね部により囲まれた前記スリットが形成されると好ましい。
本発明によると、吊り下げ部が胴部の背面を上方に延設した突出部と、突出部の上端から折り返して突出部の前面に重ねられる第1重ね部と、第1重ね部の開放端に折り線から成る第1折曲部を介して連設されて第1折曲部で前方に折曲した天面フラップとを有し、天面板の後端に突設した挿入部が第1折曲部上に設けたスリットに挿入される。これにより、第1重ね部が抜け止めされるとともに、第1重ね部の開放端が胴部よりも上方に配される。このため、吊り下げ包装箱の組立工数を削減するとともに、内容物を取り出す際の内容物と第1重ね部との引っかかりを低減して吊り下げ包装箱の利便性を向上させることができる。また、第1重ね部から天面フラップが前方に折曲されるため、天面板の後方に隙間が形成されず、内容物の改竄を防止することができる。
本発明の実施形態の吊り下げ包装箱の内容物を収納した状態を示す斜視図 本発明の実施形態の吊り下げ包装箱の内容物を収納する前の状態を示す斜視図 本発明の実施形態の吊り下げ包装箱の底面図 本発明の実施形態の吊り下げ包装箱のブランク板を示す展開図 本発明の実施形態の吊り下げ包装箱の天面板及び底面部を開いて胴部を扁平に押し潰した状態を示す正面図 本発明の実施形態の吊り下げ包装箱の天面板及び底面部を開いて胴部を扁平に押し潰した状態を示す底面図 本発明の実施形態の吊り下げ包装箱の胴部を扁平に押し潰した状態から組み立てる様子を底面側から見た斜視図 本発明の実施形態の吊り下げ包装箱の吊り下げ部を形成する様子を説明するための斜視図 本発明の実施形態の吊り下げ包装箱の吊り下げ部を形成した後に胴部の上面を天面板により塞ぐ様子を説明するための斜視図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1及び図2は本発明の一実施形態の吊り下げ包装箱の斜視図を示している。図1は内容物を収納した状態の吊り下げ包装箱1を示し、図2は内容物を収納する前の吊り下げ包装箱1を示している。吊り下げ包装箱1は直方体形状を有し、筒状の胴部10、天面板7及び底面部6(図3参照)を備える。吊り下げ包装箱1内には内容物(不図示)が収納される。内容物に特に限定はないが、例えばタイツ等の衣類や化粧品類等を挙げることができる。胴部10は上端及び下端にそれぞれ開口面10a、10b(開口面10bについては図6参照)を有する。天面板7は上方の開口面10aを閉じ、底面部6は下方の開口面10bを閉じる。
胴部10は対向する前面板3及び背面板5を有するとともに対向する側面板2及び側面板4を有する。前面板3の右端及び背面板5の右端は側面板2により連結されるとともに前面板3の左端及び背面板5の左端は側面板4により連結される。これにより、胴部10は上下方向に垂直な断面が矩形に形成される。また、側面板2と前面板3との間及び側面板4と背面板5との間には、胴部10の上下方向に延びる折り線90(図4参照)から成る折り畳み部93、94がそれぞれ設けられる。
前面板3の上端には折り線90を介して天面板7が連設される。天面板7は前端に設けた折り線90によって前面板3に対して折曲可能に形成され、後端に挿入部71を有する。挿入部71は天面板7の後端に突設され、スリット86(図9参照)に挿入される。また、挿入部71は基部71aから両側方に突出して形成される係止部71bを有する。これにより、スリット86に挿入された挿入部71を上方に向けて引くと、係止部71bがスリット86の左右端に係止される。したがって、スリット86に挿入された挿入部71がスリット86から抜けることを防止できる。
側面板2、4の上端には折り線90を介してそれぞれ側面フラップ21、41が連設される。
背面板5の上方には吊り下げ部8が突出して設けられる。吊り下げ部8には吊り下げ用の貫通孔87が設けられる。これにより、内容物を収納した吊り下げ包装箱1は例えば、店舗内に設置されたアーム部材(不図示)を吊り下げ部8の貫通孔87に挿通して吊り下げられる。
吊り下げ部8は突出部80、第1重ね部81及び天面フラップ83を有する。突出部80は背面板5を上方に延設して形成される。第1重ね部81は突出部80の上端部から折り線90で折り返して突出部80の前面に重ねられる。突出部80及び第1重ね部81にはそれぞれ孔部87a、87bが設けられる。第1重ね部81を突出部80の前面に重ねた際に孔部87a、87bが重なり、貫通孔87が形成される。
突出部80の両側方には第2重ね部82が設けられる。第2重ね部82は突出部80の両側端部を傾斜した折り線90から成る第2折曲部85により折り返される。これにより、第2重ね部82は突出部80と第1重ね部との間に配される(図8、図9参照)。
また、左右の第2重ね部82はそれぞれ側面フラップ41、21に折り線90を介して連設される。
第1重ね部81の両側端部は第2折曲部85に沿って斜めに形成される。例えば矩形形状の第1重ね部81の左右端部の角部を第2折曲部85に沿って斜めに切断する。これにより、第1重ね部81は突出部80の両側端部からはみ出さない。したがって、吊り下げ包装箱1の美観を向上させることができる。
天面フラップ83は第1重ね部81の開放端を折り線90から成る第1折曲部84で前方に折曲される(図9参照)。天面フラップ83には両端を第1折曲部84上に配したコ字状の切り込み86aが形成される。天面フラップ83を第1折曲部84で折曲することにより、切り込み86a及び第1重ね部81により囲まれたスリット86(図9参照)が形成される。
図3は吊り下げ包装箱1の底面図を示している。吊り下げ包装箱1の底面部6は一対の第1底面板63、65、一対の接着片63a、65a及び一対の第2底面板62、64を有する。第1底面板63、65は折り線90を介してそれぞれ前面板3及び背面板5の下端に連設される。接着片63a、65aは前面板3に対して傾斜した折り線90から成る折り畳み部92を介してそれぞれ第1底面板63、65の側端に連設される。第2底面板62、64は折り線90を介してそれぞれ側面板2、4の下端に連設される。第2底面板62、64は接着領域A1、A2(図4参照)を介して接着剤等によりそれぞれ接着片63a、65aの内面の接着領域B1、B2(図4参照)に接着される。
第1底面板63の先端部が第1底面板65及び第2底面板64の内面側に配されるとともに、第1底面板65の先端部が第1底面板63及び第2底面板62の内面側に配される。この時、第1底面板63、65が互いに係合して底面部6が形成される。なお、底面部6の形成方法の詳細は後述する。
図4は吊り下げ包装箱1の展開図を示している。吊り下げ包装箱1を形成するブランク板100は紙製のシートを打ち抜いて形成される。ブランク板100の材質に特に限定はないが、例えばマニラボール、ボール紙、カード紙、クラフトボール等の板紙を用いることができる。また、樹脂シートによりブランク板100を形成してもよい。樹脂シートとしては例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)やPP(ポリプロピレン)から成る透明樹脂シートが好ましい。これにより、吊り下げ包装箱1に収納された内容物を容易に視認することができる。
側面板2、前面板3、側面板4及び背面板5は折り線90を介して順に連設され、背面板5の一端には糊代片55が折り線90を介して連設される。前面板3の上端には折り線90を介して天面板7が連設される。前面板3及び背面板5の下端には折り線90を介してそれぞれ第1底面板63、65が連設される。
背面板5の上端には突出部80が延設される。突出部80の上端部には折り線90を介して第1重ね部81が連設され、第1重ね部81の上端には折り線90から成る折曲部84を介して天面フラップ83が連設される。突出部80及び第1重ね部81にはそれぞれ孔部87a、87bが形成される。
側面板2、4の上端には折り線90を介してそれぞれ側面フラップ21、41が連設され、側面板2、4の下端には折り線90を介してそれぞれ第2底面板62、64が連設される。第2底面板62、64の外面の一部にはそれぞれ接着領域A1、A2が形成される。
第1底面板63、65の図中、右方には、前面板3の底辺に対して約45゜傾斜した折り線90から成る折り畳み部92を介してそれぞれ接着片63a、65aが連設される。接着片63a、65aの内面にはそれぞれ接着領域B1、B2が形成される。
図4のブランク板100において、側面板2、4をそれぞれ折り線90で前面板3の内面側に向けて略90°折り曲げる。そして、背面板5を側面板4の内面側に向けて折り線90で略90°折り曲げるとともに、糊代片55を背面板5の内面側に向けて折り線90で略90°折り曲げる。
そして、接着剤等により糊代片55の外面を側面板2の後端部(図4において右端部)の内面に接着させる。これにより、筒状の胴部10が形成される。
また、接着領域A1、B1の少なくとも一方に接着剤等が塗布され、接着領域A1、B1で第2底面板62と接着片63aとが貼り合わされる。接着領域A2、B2の少なくとも一方に接着剤等が塗布され、接着領域A2、B2で第2底面板64と接着片65aとが貼り合わされる。
そして、側面板2と前面板3との間の折り線90から成る折り畳み部93で側面板2と前面板3とが対向するように折り畳み、側面板4と背面板5との間の折り線90から成る折り畳み部94で側面板4と背面板5とが対向するように折り畳む。これにより、胴部10を扁平に押し潰すことができる。
図5は胴部10が扁平に押し潰された吊り下げ包装箱1の正面図を示している。図6は胴部10が扁平に押し潰された吊り下げ包装箱1の底面図を示している。側面板2、4の内面はそれぞれ前面板3及び背面板5の内面に近接している。この時、第1底面板63、65は互いに離れている。すなわち、第1底面板63、65の係合は解除されている。また、折り畳み部92は胴部10の内部に向かって折曲られ、接着片63a、65aはそれぞれ第1側面板63、65に重なって配される。
吊り下げ包装箱1は扁平に押し潰された容積の小さい状態で輸送や保管が行われる。これにより、吊り下げ包装箱1の輸送コスト及び保管コストを削減することができる。
図5の状態から折り畳み部93、94を互いに接近する方向に手指で押さえる。これにより、側面板2、4が前面板3及び背面板5に対して略垂直になるように胴部10が起こされる。
図7は、胴部10が扁平に押し潰された図5の状態から吊り下げ包装箱1を組み立てる際の底面部6が形成される様子を示す斜視図である。上記のように、折り畳み部93を折り畳み部94側へ押して胴部10を起こすと、胴部10の内部に向かって折曲られた折り畳み部92が折り戻されて、第1底面板63、65が互いに係合して底面部6を形成する。この時、第1底面板65の先端部が第1底面板63及び第2底面板62の内面側に配される。また、第1底面板63の先端部が第1底面板65及び第2底面板64の内面側に配される。
以上のように、扁平に押し潰された胴部10を起こすと同時に底面部6も形成される。すなわち、吊り下げ包装箱1はいわゆるオートボトム構造を有する。これにより、内容物を吊り下げ包装箱1に収納する場所で吊り下げ包装箱1を容易に組み立てることができる。そして、底面部6を形成した胴部10内には、上方の開口面10aを介して内容物が収納される。
図8及び図9は吊り下げ包装箱1の吊り下げ部8を形成する様子を説明するための斜視図を示している。胴部10内に内容物を収納した後に、図2の状態から第2折曲部85で突出部80の両側端部を胴部10の内側に向けて折り返す。これにより、図8に示すように第2重ね部82が突出部80の前面に配される。この時、側面フラップ21と右方の第2重ね部82とが折り線90を介して連設されているとともに、側面フラップ41と左方の第2重ね部82とが折り線90を介して連設されている。このため、左右の第2重ね部82を突出部80の前面に重ねて配すると側面フラップ41、21が折り線90で開口面10aに向けて略90°折り曲げられ、図8に示すように開口面10a上に略水平に配される。
その後に、第1重ね部81を突出部80の上端から折り返して突出部80の前面に重ねる。これにより、第2重ね部82は突出部80と第1重ね部81との間に配される。この時、第1折曲部84で天面フラップ83を前方に折り曲げる。これにより、図9に示すように、天面フラップ83が側面フラップ21、41上に配され、吊り下げ部8が形成される。この時、第1重ね部81が胴部10の内部に進入しないため、吊り下げ部8を容易に形成し、吊り下げ包装箱1の組立工数を削減することができる。
また、側面フラップ21、41と第2重ね部82とが折り線90を介して連設され、側面フラップ21、41は開口面10a上に略水平に配されている。このため、側面フラップ21、41の胴部10の内部への落ち込みを防止することができる。また、天面フラップ83は開口面10a上で略水平に位置決めされ、天面フラップ83の胴部10の内部への落ち込みを防止することができる。したがって、吊り下げ包装箱1を組み立てる際の作業性を向上させることができる。
その後に、図9の状態から天面板7を天面フラップ83上に折り線90で折り曲げるとともに、挿入部71を折り線90で天面板7の内面側に向けて略90°折り曲げる。そして、挿入部71をスリット86に挿入する。これにより、天面板7は胴部10の上方の開口面10aを閉じ、内容物は吊り下げ包装箱1内に収納される。
吊り下げ包装箱1に内容物が収納された商品を購入した顧客等は、挿入部71をスリット86から抜くことによって天面板7を開いて内容物を取り出すことができる。この時、第1重ね部81の開放端は胴部10の内部に配されないため、取り出される内容物は第1重ね部81の開放端に引っ掛かりにくくなる。これにより、吊り下げ包装箱1から内容物を容易に取り出すことができる。そして、内容物を取り出した吊り下げ包装箱1を図5に示すように折り畳み部93、94で折り畳んで扁平に押し潰すことにより減容化を図ってゴミ容量を削減することができる。
また、天面板7の後端(開放端)と胴部10の上方の開口面10aとの間には天面フラップ83が配される。これにより、天面板7の後端と第1重ね部81との間の隙間を介した内容物の改竄を防止することができる。
なお、スリット86に挿入された挿入部71を上方に引くと、係止部71bがスリット86の左右端に係止される。この状態でさらに挿入部71を上方に引くと、スリット86の周縁部の吊り下げ部8が破断し、または挿入部71が破断する。したがって、開封した痕跡が天面板7に残るため、天面板7を介した内容物の改竄をさらに防止することができる。
本実施形態によると、吊り下げ部8が胴部10の背面板5(背面)を上方に延設した突出部80と、突出部80の上端から折り返して突出部80の前面に重ねられる第1重ね部81と、吊り下げ部8が第1重ね部81の開放端を第1折曲部84で前方に折曲した天面フラップ83とを有し、天面板7の後端に突設した挿入部71が第1折曲部84上に設けたスリット86に挿入される。これにより、第1重ね部81が抜け止めされるとともに、第1重ね部81の開放端が胴部10よりも上方に配される。このため、吊り下げ包装箱1の組立工数を削減するとともに、内容物を取り出す際の内容物と第1重ね部81との引っかかりを低減して吊り下げ包装箱1の利便性を向上させることができる。また、第1重ね部81から天面フラップ83が前方に折曲されるため、天面板7の後方に隙間が形成されず、内容物の改竄を防止することができる。
また、突出部80の両側端部を傾斜した折り線から成る第2折曲部85により折り返して突出部80と第1重ね部81との間に配される第2重ね部82を有し、左右の第2重ね部82はそれぞれ側面フラップ41、21と折り線90を介して連設される。これにより、天面フラップ83を開口面10a上で略水平に容易に配置することができる。また、吊り下げ部8を形成する際に、側面フラップ21、41及び天面フラップ83の胴部10の内部への落ち込みを防止することができる。したがって、吊り下げ包装箱1を組み立てる際の作業性を一層向上させ、組立工数を削減することができる。また、吊り下げ部8の両端部は第1重ね部81、第2重ね部82及び突出部80から成る三重構造になる。これにより、吊り下げ包装箱1の剛性を向上させることができる。
また、第1重ね部81の両側端部を第2折曲部85に沿って斜めに形成しているため、第1重ね部81の突出部80からのはみ出しを防止して第1重ね部81の裏面の露出が防止される。したがって、吊り下げ包装箱1の美観を向上させることができる。
また、両端を第1折曲部84上に配したコ字状の切り込み86aを天面フラップ83に形成し、天面フラップ83を第1折曲部84で折曲することにより、切り込み86a及び第1重ね部81により囲まれたスリット86が形成される。これにより、スリット86の開口面は水平になるため、挿入部71を容易にスリット86に挿入することができる。したがって、吊り下げ包装箱1の組み立ての際の作業性をより向上させ、組立工数を削減することができる。
なお、本実施形態において、吊り下げ包装箱1の立体形状は、直方体に限定されず、例えば六角柱などの多角柱でもよい。
本発明は、商品を包装して店舗内等に吊り下げられる吊り下げ包装箱に利用可能である。
1 吊り下げ包装箱
2 側面板
3 前面板
4 側面板
5 背面板
6 底面部
7 天面板
8 吊り下げ部
10 胴部
21 側面フラップ
41 側面フラップ
55 糊代片
62 第2底面板
63 第1底面板
63a 接着片
64 第2底面板
65 第1底面板
65a 接着片
71 挿入部
71b 係止部
80 突出部
81 第1重ね部
82 第2重ね部
83 天面フラップ
84 第1折曲部
85 第2折曲部
86 スリット
86a 切込み
87 貫通孔
90 折り線
92、93、94 折り畳み部
100 ブランク板

Claims (3)

  1. 筒状の胴部と、前記胴部の底面を閉じる底面部と、前記胴部の両側面の上端に折り線を介して連設される側面フラップと、前記胴部の背面から上方に突出して吊り下げ用の貫通孔を設けた吊り下げ部と、前記胴部の前面の上端に折り線を介して連設されるとともに前記胴部の上面を塞ぐ天面板とを備えた吊り下げ包装箱において、
    前記吊り下げ部が前記胴部の背面を延設した突出部と、前記突出部の上端から折り返して前記突出部の前面に重ねられる第1重ね部と、第1重ね部の開放端に折り線から成る第1折曲部を介して連設されて第1折曲部で前方に折曲した天面フラップと、前記突出部の両側端部を傾斜した折り線から成る第2折曲部により折り返して前記突出部と第1重ね部との間に配される第2重ね部とを有し、
    前記側面フラップと第2重ね部とが折り線を介して連設され、前記天面板の後端に突設した挿入部が第1折曲部上に設けたスリットに挿入されることを特徴とする吊り下げ包装箱。
  2. 第1重ね部の両側端部を第2折曲部に沿って斜めに形成したことを特徴とする請求項に記載の吊り下げ包装箱。
  3. 両端を第1折曲部上に配したコ字状の切り込みを前記天面フラップに形成し、前記天面フラップを第1折曲部で折曲することにより、前記切り込み及び第1重ね部により囲まれた前記スリットが形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の吊り下げ包装箱。
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