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JP6266857B2 - 化粧料 - Google Patents

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JP6266857B2
JP6266857B2 JP2011165015A JP2011165015A JP6266857B2 JP 6266857 B2 JP6266857 B2 JP 6266857B2 JP 2011165015 A JP2011165015 A JP 2011165015A JP 2011165015 A JP2011165015 A JP 2011165015A JP 6266857 B2 JP6266857 B2 JP 6266857B2
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Description

本発明は、すぐれた美肌化、美白作用を有し、安全性の高い化粧料に関するものである。
皮膚の老化は、加齢に伴う細胞増殖・分化の不活化、ホルモン分泌の低下、細胞外マトリックス成分の量的低下などの内的要因と、太陽光(紫外線)に誘発される活性酸素による細胞・組織の損傷、又は炎症などの外的要因とが複雑に絡み合って生ずる現象である。
皮膚老化の外的要因である活性酸素は皮膚細胞に直接傷害を及ぼすばかりでなく、細胞外マトリックス成分のコラーゲンを変性又は架橋させてシワの形成や皮膚の弾力性の低下をもたらし、さらにはメラニン色素の異常沈着を誘発してシミ、ソバカスを生じさせるなど、肌に様々なダメージを与える。
この皮膚の老化を防ぎ、皮膚を健全、かつ、若々しい状態に保持するため、従来、種々の活性成分の使用が提案され、それら美肌化及び美白成分を配合した化粧品が上市されている。例えば、ビタミンC、ビタミンE、スーパーオキシドジスムターゼ(Superoxide dismutase;以下SODと略記)、カタラーゼなどの抗酸化剤;グリチルリチン酸などの抗炎症剤;各種紫外線吸収剤;α−ヒドロキシカルボン酸、胎盤抽出液、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸などの細胞賦活成分;コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの細胞外マトリックス成分;尿素などの保湿剤がそれである。また、皮膚のシミ、ソバカス等の色素沈着の発生を抑制する物質としては、アルブチン、コウジ酸などが知られており、美白剤の有効成分として広く使用されている。
しかし、それら従来の美肌化剤及び美白剤には、皮膚などに対する安全性、また、実際に皮膚に適用した際の有効性の観点で問題が存在する。また、種々の天然成分由来の美肌化剤及び美白剤も提案されているが、それらの剤の美肌化及び美白効果は、化粧料配合原料として見た場合に、皮膚などに対する安全性、また、実際に皮膚に適用した際の有効性の観点で問題が存在する。従って、かかる点が改善された化粧料配合成分を含む化粧料が求められている。
本発明者らは、かかる従来技術の問題点に鑑みて、皮膚安全性の観点から天然物由来の新たな美肌化及び美白成分を見出すべく鋭意研究を行った。その結果、ボタン科ボタン属に属する植物の花部の抽出物が、チロシナーゼ活性抑制作用、抗酸化作用、エラスターゼ活性阻害作用、コラゲナーゼ活性阻害作用、及びゼラチナーゼ活性阻害作用を有し、これにより、当該花部の抽出物を配合することですぐれた美肌化及び美白効果を奏し、かつ、皮膚安全性にすぐれた化粧料の提供が可能になることを見出し、本発明を完成するに至った。
従来、ボタン科ボタン属の植物であるシャクヤクの根(生薬の芍薬)やボタンの根(生薬のボタンピ)が肌荒れ、シミ、ソバカスの改善、活性酸素消去効果を有することを見出して、当該効果を利用した化粧料が提案されている(特許文献1、2)。また、ボタン科ボタン属の植物の花弁が活性酸素消去作用や抗炎症作用を有することを見出し、当該作用効果を利用した化粧料も提案されている(特許文献3,4)。
しかし、ボタン科ボタン属に属する植物の花部の抽出物がすぐれた美白作用及び抗老化作用の両作用を併せ持つことについては何ら報告されていなかった。
以上のことに鑑みて、本発明者が鋭意研究を行った結果、ボタン科ボタン属の植物の花部(花弁、萼等を含む)の抽出物が、すぐれたチロシナーゼ活性抑制作用、並びに抗酸化作用、及びMMP(エラスターゼ、コラゲナーゼ、及びゼラチナーゼ)活性阻害作用等の抗老化作用を併せ持つことを新たに見出し、本発明を完成するに至った。
特開昭58−023612号 特開平04−005237号 特開平07−309770号 特開2004−067660号
本発明はボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)に属する植物の花部の抽出物を配合したことを特徴とする化粧料である。
また、上記ボタン科ボタン属に属する植物としては、シャクヤク(Paeonia lactiflora)が好ましい。
また、上記ボタン科ボタン属に属する植物としては、ボタン(Paeonia suffruticosa)が好ましい。
なお、ここで、化粧料なる文言は、所謂化粧料のほかに医薬部外品をも含む広義で用いる。
ボタン科ボタン属に属する植物の花部の抽出物を配合してなる本発明の化粧料は、有効成分として含む花部の抽出物が示す強いチロシナーゼ活性抑制作用、抗酸化作用、並びにMMP活性阻害作用を併せ持ち、これにより、シミ、ソバカス等の色素沈着を予防・改善、さらにシワ、タルミを改善することができる。加えて、当該抽出物は天然物由来のものであるため、皮膚に対する刺激が少なく安全性にすぐれている。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明で用いるボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)の植物の種は、特に限定されるものではなく、例えば、シャクヤク(Paeonia lactiflora)、ヤマシャクヤク(Paeonia japonica)、ベニバナヤマシャクヤク(Paeonia obovata)、ボタン(Paeonia suffruticosa)等が挙げられる。
ボタン科ボタン属に属する植物の花部の開花時期及び大きさ等は特に限定されるものではなく、いずれのものを使用しても良い。又本発明における花部としては、花弁、萼等のいずれかまたはそれらの全部を含むものを指す。
抽出物の調製は、まず、ボタン科ボタン属の植物の花部を、必要ならば予め水洗して異物を除いた後、そのまま又は乾燥した上、必要に応じて細切又は粉砕し、抽出溶媒と接触させて抽出を行う。抽出は、浸漬法等の常法に従って抽出溶媒と接触させることで行うことが可能であるが、超臨界抽出法を用いることも可能である。
抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノールなどの低級アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチルなどのエステル類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;エチルエーテル、イソプロピルエーテルなどのエーテル類;n−ヘキサン、トルエン、クロロホルムなどの炭化水素系溶媒などが挙げられ、それらは単独で又は二種以上混合して用いられる。
それら抽出溶媒のうちでも、得られる抽出物のチロシナーゼ活性抑制作用、及び抗酸化作用、さらには、皮膚刺激性の観点から、又化粧料への幅広い適用が可能であるという点からも、本発明においては水、低級アルコール類又は多価アルコール類などの親水性溶媒が好適である。この親水性溶媒を用いる場合の好ましい例としては、例えば、水、低級アルコール類(特にエタノール)、又は多価アルコール(特に、1,3−ブチレングリコール)の単独使用、或いは、水と低級アルコール類(特にエタノール)との混合溶媒、又は水と多価アルコール類(特に1,3−ブチレングリコール)との混合溶媒の使用等が挙げられるが、なかでも水と1,3−ブチレングリコールの混合溶媒が最も好ましい。
混合溶媒を用いる場合の混合比は、例えば水とエタノールとの混合溶媒であれば、容量比(以下同じ)で1:1〜25:1、水とグリセリンとの混合溶媒であれば1:1〜20:1、水と1,3−ブチレングリコールとの混合溶媒であれば、1:1〜20:1の範囲とすることが好ましい。
また、ボタン科ボタン属に属する植物の花部(乾燥したもの)と抽出溶媒との重量比は好ましくは1:1〜1:50の範囲であり、より好ましくは、1:10〜1:30の範囲である。
抽出物の調製に際して、そのpHに特に限定はないが、一般には4〜9の範囲とすることが好ましい。かかる意味で、必要であれば、前記抽出溶媒に、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性調整剤、又はクエン酸、塩酸、リン酸、硫酸などの酸性調整剤を配合し、所望のpHとなるように調整してもよい。
抽出温度、抽出時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類やpHによっても異なるが、例えば、水、1,3−ブチレングリコール、又は水と1,3−ブチレングリコールとの混液を溶媒とする場合であれば、抽出温度は好ましくは40℃〜95℃の範囲であり、より好ましく60℃〜90℃の範囲であり、又抽出時間は好ましくは30分〜6時間であり、より好ましくは1〜4時間の範囲である。
なお、本発明の抽出処理の前段階としての抽出液作成に際して、又は抽出と並行して、必要に応じて加水分解処理を行ってもよい。これによって、ボタン科ボタン属に属する植物の花部の抽出物の保存安定性等を改善して、化粧料配合剤としての抽出物をより有効に利用できる可能性がある。
抽出物に酵素加水分解処理を施す場合、酵素としては、アクチナーゼ、パパイン、ペプシンなどの蛋白分解酵素、グルコアミラーゼ、α−アミラーゼ、β−アミラーゼなどの澱粉分解酵素、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペクチナーゼなどの繊維素分解酵素、及びリパーゼなどの脂肪分解酵素から選ばれた1種、又はそれらの酵素群からそれぞれ選ばれた1種又は2種以上の酵素を組み合わせて用いることが好ましい。
酵素の添加量は、ボタン科ボタン属に属する植物の花部の固形分に対して、合計で0.01〜10重量%の範囲とすることが好ましく、より好ましくは0.1〜2.0重量%の範囲である。
上述のように調製した抽出物は、一般にはpHを4〜8に調製した上で、これをそのままの状態で化粧料配合剤として使用しても良く、又減圧濃縮等により所望の濃度として使用しても良い。また、抽出物はスプレードライ法等の常法により乾燥物としても良い。
また、上述のように調製した抽出物は、保存安定性等を高めるために、一定時間冷蔵保存した上で、化粧料配合剤として使用しても良い。
以上のように調製される本発明の抽出物は、後述の試験例に示す通り、顕著なチロシナーゼ活性抑制作用、抗酸化作用及びMMP活性抑制作用を有すると共に、皮膚に対する刺激性が少なく生体安全性にもすぐれているので、当該抽出物を配合した化粧料は、シワ、たるみ、シミ、ソバカスの発生を予防し又はそれらの症状を改善して、肌を若々しく健全な状態に維持することができる。
本発明のボタン科ボタン属に属する植物の花部の抽出物を含む化粧料としては、例えば乳液、クリーム、ローション、エッセンス、パックなどの基礎化粧料、口紅、ファンデーション、リクイドファンデーション、メイクアッププレスパウダー、ほほ紅、白粉などのメイクアップ化粧料、洗顔料、ボディシャンプー、石けんなどの清浄用化粧料、さらには浴剤等が挙げられるが、勿論これらに限定されるものではない。
本発明の化粧料におけるボタン科ボタン属に属する植物の花部の抽出物の配合量は、抽出物の固形分として、基礎化粧料の場合は、一般に0.002〜1.0重量%、好ましくは0.02〜0.2重量%の範囲、メイクアップ化粧料の場合は、一般に0.002〜1.0重量%、好ましくは0.02〜0.2重量%の範囲、又清浄用化粧料の場合は、一般に0.002〜10.0重量%、好ましくは0.02〜7.0重量%の範囲である。
本発明の化粧料には、必須成分のボタン科ボタン属に属する植物の花部の抽出物のほかに、通常化粧料に用いられる成分、例えば油性成分、界面活性剤(合成系、天然物系)、保湿剤、増粘剤、防腐・殺菌剤、粉体成分、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。また、本発明のボタン科ボタン属に属する植物の花部の抽出物の有効性、特長を損なわない限り、他の生理活性成分と組み合わせて化粧料に配合することも何ら差し支えない。
ここで、油性成分としては、例えばオリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、米油、米胚芽油、ヤシ油、パーム油、カカオ油、メドウフォーム油、シアーバター、ティーツリー油、アボガド油、マカデミアナッツ油、植物由来スクワランなどの植物由来の油脂類;ミンク油、タートル油などの動物由来の油脂類;ミツロウ、カルナウバロウ、ライスワックス、ラノリンなどのロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワランなどの炭化水素類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、cis−11−エイコセン酸などの脂肪酸類;ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコールなどの高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、2−エチルヘキシルグリセライド、高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシル等)などの合成エステル類及び合成トリグリセライド類等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルなどの非イオン界面活性剤;脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α−スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩などのアニオン界面活性剤;第四級アンモニウム塩、第一級〜第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2−アルキル−1−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N,N−ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩などのカチオン界面活性剤;N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニオベタイン、N,N,N−トリアルキル−N−アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N−アシルアミドプロピル−N′,N′−ジメチル−N′−β−ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタインなどの両性界面活性剤等を使用することができる。
また、乳化剤乃至乳化助剤として、酵素処理ステビアなどのステビア誘導体、レシチン及びその誘導体、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀など)、ジュアゼイロ(Rhamnaceae zizyphus joazeiro)抽出物等を配合することもできる。
保湿剤としては、例えばグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等があり、さらにトレハロース等の糖類、乳酸菌醗酵米、ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体など)、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、NMF関連物質、乳酸、尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、海藻抽出物、ビャッキュウ抽出物、魚介類由来コラーゲン及びその誘導体、各種アミノ酸及びそれらの誘導体が挙げられる。
増粘剤としては、例えばアルギン酸、寒天、カラギーナン、フコイダン等の褐藻、緑藻又は紅藻由来成分;ビャッキュウ抽出物;ペクチン、ローカストビーンガム、アロエ多糖体等の多糖類;キサンタンガム、トラガントガム、グアーガム等のガム類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の合成高分子類;ヒアルロン酸及びその誘導体;ポリグルタミン酸及びその誘導体等が挙げられる。
防腐・殺菌剤としては、例えば尿素;パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチルなどのパラオキシ安息香酸エステル類;フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、エタノール、ウンデシレン酸、フェノール類、ジャマール(イミダゾデイニールウレア)、1,2−ペンタンジオール、各種精油類、樹皮乾留物等がある。
粉体成分としては、例えばセリサイト、酸化チタン、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、無水ケイ酸、雲母、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロース系パウダー、穀類(米、麦、トウモロコシ、キビなど)のパウダー、豆類(大豆、小豆など)のパウダー等がある。
紫外線吸収剤としては、例えばパラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、サリチル酸アミル及びその誘導体、パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−ターシャリーブチル−4−メトキシベンゾイルメタン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、アロエ抽出物等がある。
抗酸化剤としては、例えばブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ビタミンE及びその誘導体、ビャッキュウ抽出物、イネ抽出物等がある。
生理活性成分としては、例えば美白成分として、t−シクロアミノ酸誘導体、コウジ酸及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキノン誘導体、エラグ酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体、トラネキサム酸及びその誘導体、4−メトキシサリチル酸カリウム塩、マグノリグナン(5,5'−ジプロピル−ビフェニル−2,2’−ジオール)、4−HPB(ロドデノール、4−(4−ヒドロキシフェニル)−4−ブタノール))、AMP(アデノシンモノホスフェイト、アデノシン1リン酸)、胎盤抽出液、ニコチン酸及びその誘導体、ソウハクヒ抽出物、ユキノシタ抽出物、米糠抽出物、米糠抽出物加水分解物、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀類)、白芥子抽出物、白芥子加水分解抽出物、ムラサキシキブ抽出物、ハス種子発酵物、党参抽出物、ハトムギ発酵物、ローヤルゼリー発酵物、酒粕発酵物、パンダヌス・アマリリフォリウス(Pandanus amaryllifolius Roxb.)抽出物、アルカンジェリシア・フラバ(Arcangelicia flava Merrilli)抽出物、カミツレ抽出物(商品名:カモミラET)、コンブ等の海藻の抽出物、アマモ等の海草の抽出物、リノール酸及びその誘導体もしくは加工物(例えばリポソーム化リノール酸など)、2,5−ジヒドロキシ安息香酸誘導体等が、又皮膚老化防止・美肌化成分として、動物又は魚由来のコラーゲン及びその誘導体、エラスチン及びその誘導体、ニコチン酸及びその誘導体、グリチルリチン酸及びその誘導体(ジカリウム塩等)、t−シクロアミノ酸誘導体、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、アラントイン、α−ヒドロキシ酸類、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸、ゲンチアナエキス、甘草エキス、ハトムギエキス、カミツレエキス、ニンジンエキス、アロエエキスなどの生薬抽出エキス、米抽出物加水分解物、米糠抽出物加水分解物、米醗酵エキス、ミツイシコンブ抽出物、アナアオサ抽出物、アマモ等の海草の抽出物、ソウハクヒエキス、ジョアゼイロ(Zizyphus joazeiro)抽出物等がある。
上記のコウジ酸誘導体としては、例えばコウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸ジブチレートなどのコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル類、コウジ酸グルコシドなどのコウジ酸糖誘導体等が、アスコルビン酸誘導体としては、例えばL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルマグネシウムなどのアスコルビン酸エステル塩類、L−アスコルビン酸−2−グルコシド(2−O−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸)、L−アスコルビン酸−5−グルコシド(5−O−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸)などのアスコルビン酸糖誘導体、それらアスコルビン酸糖誘導体の6位アシル化物(アシル基は、ヘキサノイル基、オクタノイル基、デカノイル基など)、L−アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸テトララウリン酸エステルなどのL−アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル類、3−O−エチルアスコルビン酸、L−アスコルビン酸−2−リン酸−6−O−パルミテートナトリウム等が、ハイドロキノン誘導体としては、アルブチン(ハイドロキノン−β−D−グルコピラノシド)、α−アルブチン(ハイドロキノン−α−D−グルコピラノシド)等が、レゾルシノール誘導体としては、例えば4−n−ブチルレゾルシノール、4−イソアミルレゾルシノール等が、2,5−ジヒドロキシ安息香酸誘導体としては、例えば2,5−ジアセトキシ安息香酸、2−アセトキシ−5−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−5−プロピオニルオキシ安息香酸等が、ニコチン酸誘導体としては、例えばニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等が、ビタミンE誘導体としては、例えばビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレート等が、α−ヒドロキシ酸としては、例えば乳酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、α−ヒドロキシオクタン酸等がある。
次に、製造例、実施例(処方例)及び試験例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、以下において、部はすべて重量部を、また%はすべて重量%を意味する。
製造例1.シャクヤクの花部の抽出液の調製(1)
ボタン科ボタン属に属する植物のシャクヤク(Paeonia lactiflora)の花を乾燥、粉砕して得られる粉砕物30gを、30%1,3−ブチレングリコール溶液(精製水/1,3ブチレングリコール=70/30)300gに接触させ、80℃で2時間抽出を行った。次に、得られた抽出液を濾過して淡黄色〜褐色透明の花部の抽出液260gを得た(固形分濃度2.59%)。
製造例2.シャクヤクの花部の抽出液の調製(2)
抽出溶媒として、30%1,3−ブチレングリコール溶液に代えて、1,3−ブチレングリコールを使用すること以外は製造例1と同様の方法により、淡黄色〜褐色透明の花部の抽出液280gを得た(固形分濃度0.9%)。
製造例3.シャクヤクの花部の抽出液の調製(3)
抽出溶媒として、30%1,3−ブチレングリコールに代えて、精製水を使用すること以外は製造例1と同様の方法により、褐色透明の花部の抽出液260gを得た(固形分濃度1.37%)。
製造例4.ヤマシャクヤクの花部の抽出液の調製(1)
ボタン科ボタン属に属する植物として、シャクヤクに代えて、ヤマシャクヤク(Paeonia japonica)を使用すること以外は製造例1と同様の方法により、淡黄色〜褐色透明の花部の抽出液275gを得た(固形分濃度2.56%)。
製造例5.ベニヤマシャクヤクの花部の抽出液の調製(1)
ボタン科ボタン属に属する植物として、シャクヤクに代えて、ベニバナヤマシャクヤク(Paeonia obovata)を使用すること以外は製造例1と同様の方法により、淡黄色〜褐色透明の花部の抽出液278gを得た(固形分濃度2.51%)。
製造例6.ボタンの花部の抽出液の調製(1)
ボタン科ボタン属に属する植物として、シャクヤクに代えて、ボタン(Paeonia suffruticosa)の花部を使用すること以外は製造例1と同様の方法により、淡黄色〜褐色透明の花部の抽出液278gを得た(固形分濃度1.2%)。
製造例7.シャクヤクの花部の酵素分解液(1)
ボタン科ボタン属に属する植物のシャクヤク(Paeonia lactiflora)の花部を乾燥、粉砕して得られる粉砕物30gを、精製水300gに接触させ、かつ、この溶液に0.3gのペクチナーゼを添加し、40℃で1時間、酵素分解処理を行った後、80℃で1時間抽出を行った。得られた抽出液を濾過して淡黄色〜褐色透明の花部の抽出液260gを得た(固形分濃度1.8%)。
実施例1.クリーム
[A成分] 部
流動パラフィン 5.0
ヘキサラン (注1) 4.0
パラフィン 5.0
グリセリルモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 6.0
ブチルパラベン 0.1
(注1)株式会社テクノーブル製 トリオクタン酸グリセリル
[B成分]
製造例1の抽出液 5.0
グリセリン 5.0
カルボキシメチルモノステアレート 0.1
モイストン・C (注2) 1.0
精製水 全量が100部となる量
(注2)株式会社テクノーブル製 NMF成分
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合してクリームを得た。
実施例2.乳液
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
製造例1の抽出液 5.0
グリセリン 3.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
実施例3.乳液
実施例2のB成分中、製造例1の抽出液に代えて製造例6の抽出液5.0部を用いるほかは実施例2と同様にして乳液を得た。
実施例4.ローション
[A成分] 部
製造例1の抽出液 5.0
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
香料 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を混合してローションを得た。
実施例5.化粧水
[A成分] 部
オリーブ油 1.0
ポリオキシエチレン(5.5)セチルアルコール 5.0
ブチルパラベン 0.1
[B成分]
製造例1の抽出液 5.0
エタノール 5.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃以上に加温後、A成分にB成分を加えて攪拌し、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えて攪拌混合し、さらに30℃以下まで冷却して化粧水を得た。
実施例6.化粧水
実施例5のB成分中、製造例1の抽出液に代えて製造例6の抽出液5.0部を用いるほかは実施例5と同様にして乳液を得た。
実施例7.乳液
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
製造例1の抽出液 5.0
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
水酸化カリウム 0.5
グリセリン 3.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01

精製水 全量が100部となる量
[C成分]

香料
適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
実施例8.乳液
実施例5のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム2.0部を用いるほかは実施例と同様にして乳液を得た。
実施例9.乳液
実施例5のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム2.0部を用いるほかは実施例5と同様にして乳液を得た。
実施例10.乳液
実施例5のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてアルブチン2.0部を用いるほかは実施例5と同様にして乳液を得た。
実施例11.乳液
実施例5のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えて米糠抽出物加水分解物(株式会社テクノーブル製、商品名「グレイスノウ*雪*HP」、固形分濃度3.5%)5.0部を用いるほかは実施例5と同様にして乳液を得た。
実施例12.乳液
実施例5のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えて白芥子抽出物(株式会社テクノーブル製、商品名「シナブランカ−WH」、固形分濃度1.0%)5.0部を用いるほかは実施例5と同様にして乳液を得た。
実施例13.乳液
実施例5のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてγ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸1.0部を用いるほかは実施例5と同様にして乳液を得た。
実施例14.リクイドファンデーション
[A成分] 部
ステアリン酸 2.4
モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0
セトステアリルアルコール 0.2
液状ラノリン 2.0
流動パラフィン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.5
プロピルパラベン 0.05
[B成分]
製造例1の抽出液 5.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
ベントナイト 0.5
プロピレングリコール 4.0
トリエタノールアミン 1.1
メチルパラベン 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
酸化チタン 8.0
タルク 4.0
着色顔料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ加温した後混合攪拌した。これを再加温し、上記のC成分を添加して型に流し込み、室温になるまで攪拌してリクイドファンデーションを得た。
実施例15.クリームファンデーション
[A成分] 部
ステアリン酸 5.0
セタノール 2.0
モノステアリン酸グリセリル 3.0
流動パラフィン 5.0
スクワラン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.0
ポリオキシエチレン(20)モノステアリン酸グリセリル 2.0
プロピルパラベン 0.1
[B成分]
製造例1の抽出液 5.0
ソルビトール 3.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
トリエタノールアミン 1.5
メチルパラベン 0.1
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
酸化チタン 8.0
タルク 2.0
カオリン 5.0
ベントナイト 1.0
着色顔料 適 量
[D成分]
香料 0.3
C成分を混合し、粉砕機で粉砕した。B成分を混合し、これに粉砕したC成分を加え、コロイドミルで均一分散させた。A成分及び均一分散させたB、C成分をそれぞれ80℃に加温後、B、C成分にA成分を攪拌しながら加え、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。これを50℃まで冷却した後、D成分を加えて攪拌混合し、さらに攪拌しながら30℃以下まで冷却してクリームファンデーションを得た。
実施例16.ボディシャンプー
[A成分] 部
N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム 25.0
ヤシ油脂肪酸カリウム液(40%) 26.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
メチルパラベン 0.1
[B成分]
製造例1の抽出液 5.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解した後、A成分にB成分を加え、攪拌を続けて室温まで冷却してボディシャンプーを得た。
試験例1.チロシナーゼ活性抑制作用(チロシン−チロシナーゼ反応法)

まず、マックイルベイン緩衝液(pH6.8)を用いて125U/mLのチロシナーゼ酵素液を調製した。次に、精製水を用いて製造例1のシャクヤクの花部の抽出液をその終濃度が0.5%及び1.0%になるように調製した後、当該液を96ウェルマイクロプレートに100μL/ウェルずつ添加した。これに、0.03%L−チロシン溶液を同じく100μL/ウェルずつ添加し、十分に混合した。これに前記チロシナーゼ酵素液を100μL/ウェルずつ添加して十分に混合し、この溶液の波長490nmにおける吸光度を直ちに測定した後に、室温で反応させ、10分経過後、再び波長490nmにおける吸光度を測定し、下式からチロシナーゼ活性指数を求めた。また、処理物の代わりに30%1,3−ブチレングリコール溶液(精製水/1,3−ブチレングリコール=70/30)を用いて同様に操作したものをブランクとした。
チロシナーゼ活性指数=[(T10−T)/(B10−B)]×100(%)
(式中、T10は試験開始から10分間経過後の試料が添加された溶液の吸光度、B10は試験開始から10分間経過後の試料の代わりに30%1,3−ブチレングルコール溶液が添加された溶液の吸光度、Tは試験開始直後の試料が添加された溶液の吸光度、Bは試験開始直後の試料のかわりに30%1,3−ブチレングルコール溶液が添加された溶液の吸光度を示す)。
試験例1の結果を表1に示す。
[表1]
表1に示すように、製造例1のシャクヤクの花部の抽出液は、濃度依存的に格段にすぐれたチロシナーゼ活性抑制作用を有することが明らかとなった。なお、陽性対照のアルブチンも同様にチロシナーゼ活性抑制作用が認められたことから、本実験系が正常であることも確認された。
試験例2.細胞内チロシナーゼ活性抑制作用
[試験方法]
培養B16−F10マウスメラノーマ細胞を、96穴マイクロプレートに8×10個/穴播種し、10%仔牛血清(FBS)含有RPMI培地中、37℃、5%COの条件下に1日間プレ培養した後、10%FBS含有RPMI培地で製造例1のシャクヤクの花部の抽出液をその終濃度が0.1%及び0.5%となるように希釈した液に置換し、同条件で2日間培養した。次に培養液を除去し、0.3mg/mLのMTT溶液を添加するか、又は、界面活性剤(Triton X-100)と5mMのLドーパ溶液を添加して37℃で反応を行った後、マイクロプレートリーダー(Model 450、バイオラッド社製)を用い、波長570−630nmでMTT値を、波長490nmでドーパ値をそれぞれ測定した。
なお、比較のため、PBS(−)の添加の場合及びコウジ酸の添加の場合(陽性対照)についても同様の試験を行った。
結果を表2に示す。
[表2]
表2に示すように、製造例1のシャクヤクの花部の抽出液は、細胞にダメージを与えることなく、濃度依存的に格段にすぐれたチロシナーゼ活性抑制作用を有することが明らかとなった。なお、陽性対照のコウジ酸も同様にチロシナーゼ活性抑制作用が認められたことから、本実験系が正常であることも確認された。
試験例3.DPPHラジカル消去試験
まず、DPPH 2.4部をエタノール20部に溶解後、精製水20部を加えてDPPH溶液を調製した。このDPPH溶液24部に対して、18v/v%エタノール溶液を19.2部、2M酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.5)を4.8部加えて、DPPH添加溶液として調製した。また、抽出液そのものの色調が試験に及ぼす影響を差し引くため、DPPH溶液の代わりに50v/v%エタノール溶液を用いて、18v/v%エタノール溶液と2M酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液を混合した液を対照液とした。
製造例1のシャクヤクの花部の抽出液を精製水で希釈してその終濃度が0.1%、1.0%及び10.0%になるように調製した液を試験溶液とし、この試験溶液とDPPH添加溶液又は対照液とを1:3の割合で混合し、室温で10分静置後、各試験溶液をDPPH添加溶液と混合した場合の550nmにおける吸光度と、同じく各試験溶液を対照液と混合した場合の550nmにおける吸光度との差を測定し、DPPHラジカルの残存量を確認した。
また、同時にコントロールとして製造例1のシャクヤクの花部の抽出液の代わりに、30%1,3−ブチレングリコール溶液を用いて上記と同様の操作を行い、ここに得られるDPPHラジカル残存率に対する各試料添加時のDPPHラジカル残存率の相対値を求め、DPPHラジカル残存率とした。また、試験系が正常に機能しているかを確認するために、試料溶液の代わりに陽性対照としてビタミンE(終濃度5μM)を添加した場合についても、同様の試験を行った。
結果を表3に示す。
[表3]
表3に示すように、製造例1のシャクヤクの花部の抽出液は、濃度依存的に、格段にすぐれたDPPHラジカル消去作用を有することが明らかとなった。なお、陽性対照のビタミンEも同様にDPPHラジカル消去作用を示したことから、本実験系が正常であることも確認された。
試験例4.活性酸素消去能(SOD様活性)
[試験方法]
0.2Mトリス塩酸緩衝液50μL、1mMエチレンジアミン四酢酸(EDTA)二ナトリウム溶液20μL、0.75mMニトロブルーテトラゾリウムクロリド(NBT)溶液10μL、1mMキサンチン溶液20μL、0.06U/mLキサンチンオキシターゼ溶液50μL、製造例1のシャクヤクの花部の抽出液50μL(その終濃度が1.0%及び2.0%になるように調製した抽出液)を混合して試料溶液を調製した。この試料溶液を37℃、5分間インキュベートし、スーパーオキシドを発生させた。そして、NBTがスーパーオキシドによって還元されて生成するホルマザン量を560nmにおける吸光度を測定した。
また、コントロールとして製造例1のシャクヤクの花部の抽出液の代わりに、30%1,3−ブチレングリコール溶液を用いて上記と同様の操作を行い、ここに得られる吸光度に対する各試料添加時の吸光度の相対値を求め、スーパーオキシド残存率(%)とした。また、試験系が正常に機能しているかを確認するために、試料溶液の代わりに陽性対照として、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)8.75units/mLを添加した場合についても、同様の試験を行った。
[表4]
表5に示すように、製造例1のシャクヤクの花部の抽出液は、濃度依存的に格段にすぐれたSOD様作用を有することが明らかとなった。なお、陽性対照のSODも同様の効果を示したことから、本実験系が正常であることも確認された。
試験例5.エラスターゼ活性抑制試験
[試験方法]
<調製溶液>
(1)10容量%NCS含有イーグルMEM
(2)細胞溶解液
(3)基質溶液
<調製方法>
(1)イーグルMEM培地(日水製薬(株)製)9.4gに蒸留水1Lを加え、それぞれ終濃度10容量%NCS(仔牛血清)、1.4重量%炭酸水素ナトリウム、0.03重量%グルタミン酸を添加して調製する。
(2)1mM PMSF、1% TritonX−100を100mM
Tris−HCl(pH 8.0)に溶解した。
(3)スクシニル-L-アラニル-L-アラニル-L-アラニン-p-ニトロアニリド(Suc-Ala-Ala-Ala-pNA)を100mM
Tris−HCl(pH 8.0)に溶解した。
<測定方法>
製造例1のシャクヤクの花部の抽出液を5.0%の濃度(溶液として)となるよう希釈して試料溶液に調製した。なお、試料無添加(コントロール)として、5%PBS(−)溶液を使用した。
正常ヒト皮膚由来線維芽細胞(NB1RGB)を10容量%NCS含有イーグルMEMにて1×10個/mLに調製し、96穴マイクロプレートに100μLずつ播種して、5%炭酸ガス、飽和水蒸気下、37℃で培養した。48時間後、培養液を除去し、PBS(−)で細胞を1回洗浄した後、細胞溶解液を50μL添加し室温で10分間静置することにより細胞を溶解し、これを酵素液として用いた。96穴マイクロプレートに、酵素液50μLに対して製造例1のシャクヤクの花部の抽出液を精製水で希釈してその終濃度が5.0%になるように調製した試料溶液を50μL添加し、さらに、基質溶液を100μLずつ添加後、37℃で、暗所で2時間反応させた。ブランクとしては酵素液の代わりに細胞溶解液を試験に供した。その後、プレートリーダーで、405nmにおける反応後の吸光度を測定した。各吸光度の測定値から以下の式(1)を用いて、エラスターゼ活性率を算出した。なお、陽性対照として、0.037%のEDTAを試料溶液として用いて同様の試験を行った。
式(1):線維芽細胞エラスターゼ活性率(%)= (Es-Esb)/(Ec-Ecb)×100
Ec;コントロール(PBS(-))の試験区の吸光度
Ecb;コントロール(PBS(-))のブランク区の吸光度
Es;試料溶液を添加した試験区の吸光度
Esb;試料溶液を添加したブランク区の吸光度
[結果]
試験例5の結果を表5に示す。
[表5]
表5に示すように、製造例1のシャクヤクの花部の抽出液は、格段にすぐれたエラスターゼ活性阻害作用を有することが明らかとなった。なお、陽性対照であるEDTAも同様の効果を示したことから、本実験系が正常であることも確認された。
試験例6.コラゲナーゼ活性抑制効果
0.25ng/mLのIL−1αを用いて、MMP(マトリックスメタロプロテアーゼ)の合成誘導した線維芽細胞(NB1RGB)の培養上清をコラゲナーゼ酵素液として用いた。コラゲナーゼ酵素液に5μg/mLトリプシンを添加し30分間37℃で反応させ活性化処理を行い、50μg/mLトリプシンインヒビターで反応を停止後の液をコラゲナーゼ活性化酵素液とした。コラゲナーゼ活性の測定は、I型コラゲナーゼアッセイキット(株式会社プライマリーセル製品)を応用して測定を行った。マイクロチューブに上記コラゲナーゼ活性化酵素液を50μL、FITCラベルされたI型コラーゲン基質液50μL、その終濃度が5.0%になるように調製した製造例1のシャクヤクの花部の抽出液50μLを添加した。37℃で30分間反応度、反応停止液300μLを添加し、遠心分離により未反応のコラーゲン基質を沈殿させ、上清の蛍光強度(Ex=485,Em=520)を測定した。
上記シャクヤクの花部の抽出液の代わりに精製水を添加した区(対照)についても同様の操作を行い、この対照に対する蛍光強度の相対値をコラゲナーゼ活性率(%)とした。また、試験系が正常に機能しているかを確認するために、上記試料溶液の代わりに陽性対照として1mMのEDTAを添加した場合についても、同様の試験を行った。
[表6]
表6に示すように、製造例1のシャクヤクの花部の抽出液は、格段にすぐれたコラゲナーゼ活性抑制作用を有することが明らかとなった。なお、陽性対照であるEDTAも同様の効果を示したことから、本実験系が正常であることも確認された。
試験例7.ゼラチナーゼ活性阻害効果
0.25ng/mLIL−1αを用いて、MMP(マトリックスメタロプロテアーゼ)の合成誘導した線維芽細胞(NB1RGB)の培養上清をゼラチナーゼ酵素液として用いた。ゼラチナーゼ酵素液に5μg/mLトリプシンを添加し30分間37℃で反応させ活性化処理を行い、50μg/mLトリプシンインヒビターで反応を停止後の液をゼラチナーゼ活性化酵素液とした。96ウェルマイクロプレートにゼラチナーゼ活性化酵素液120μL、製造例1のシャクヤクの花部の抽出液をその終濃度が5.0%になるように調製した溶液10μL添加した後、1μg/mL
基質溶液(MOCAc-pro-leu-gly-leu-a2pr(DNP) -ala-arg-NH2,ペプチド研究所)を20μL添加し、初期の蛍光強度 (Ex=355nm、Em=460nm) を測定してから30分間室温で反応させた。30分後の蛍光強度から初期値を引いた増加量を求めた。上記シャクヤクの花部の抽出液の代わりに精製水を添加した区(対照)についても同様の操作を行い、この対照に対する蛍光強度の増加量の相対値をゼラチナーゼ活性率(%)とした。また、試験系が正常に機能しているかを確認するために、試料溶液の代わりに陽性対照として1mMのEDTAを添加した場合についても、同様の試験を行った。
[表7]
表7に示すように、製造例1のシャクヤクの花部の抽出液は、格段にすぐれたゼラチナーゼ活性抑制作用を有することが明らかとなった。なお、陽性対照であるEDTAも同様の効果を示したことから、本実験系が正常であることも確認された。
また、製造例6のボタンの花部の抽出液についても、試験例1〜7の評価試験を行ったところ、製造例1のシャクヤクの花部の抽出液と同様にすぐれたチロシナーゼ活性抑制効果、抗酸化効果、及びMMP(エラスターゼ、コラゲナーゼ及びゼラチナーゼ)活性抑制効果が認められた。

Claims (3)

  1. ボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)に属するシャクヤク又はボタンの花部から水と1,3−ブチレングリコールの混合溶媒により得られ、エラスターゼ活性抑制作用、コラゲナーゼ活性抑制作用及びゼラチナーゼ活性抑制作用を有する抽出物を有効成分とすることを特徴とする抗老化用化粧料。
  2. ボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)に属するシャクヤク又はボタンの花部から水と1,3−ブチレングリコールの混合溶媒により得られ、チロシナーゼ活性抑制作用を有する抽出物を有効成分とすることを特徴とする美白用化粧料。
  3. ボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)に属するシャクヤク又はボタンの花部から水と1,3−ブチレングリコールの混合溶媒により得られる溶媒により抽出する工程を含む化粧料の製造方法であって、混合溶媒の水と1,3−ブチレングリコールの比が、1:1〜20:1であることを特徴とする化粧料の製造方法。
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