[go: up one dir, main page]

JP6206344B2 - 自動二輪車のフレーム構造 - Google Patents

自動二輪車のフレーム構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6206344B2
JP6206344B2 JP2014132822A JP2014132822A JP6206344B2 JP 6206344 B2 JP6206344 B2 JP 6206344B2 JP 2014132822 A JP2014132822 A JP 2014132822A JP 2014132822 A JP2014132822 A JP 2014132822A JP 6206344 B2 JP6206344 B2 JP 6206344B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
frame structure
bridge tube
stand
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014132822A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016011017A (ja
Inventor
翔太 佐藤
翔太 佐藤
文彦 乃一
文彦 乃一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2014132822A priority Critical patent/JP6206344B2/ja
Priority to CN201580001086.2A priority patent/CN105392694A/zh
Priority to PCT/JP2015/066370 priority patent/WO2015198841A1/ja
Publication of JP2016011017A publication Critical patent/JP2016011017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6206344B2 publication Critical patent/JP6206344B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H1/00Supports or stands forming part of or attached to cycles
    • B62H1/02Articulated stands, e.g. in the shape of hinged arms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/04Frames characterised by the engine being between front and rear wheels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

本発明は、自動二輪車のフレーム構造に関し、特に、エンジンを取り囲むように上下にパイプが配設されるクレードルタイプの自動二輪車のフレーム構造に関する。
一般に、自動二輪車には、骨組みを構成する車体フレームが設けられており、車体フレームはエンジンやサスペンション等の主要な部品を支持する機能を有している。
車体フレームの構造にはいくつかの異なるタイプがあり、例えば、エンジンを取り囲むようにパイプやチューブ等を配置したクレードルタイプのものが知られている。
従来のクレードルタイプのフレーム構造としては、特許文献1に記載されているようなセミダブルクレードルタイプのものや、特許文献2に記載されているようなシングルクレードルタイプのものなどが存在する。
特許文献1のセミダブルクレードルタイプのフレーム構造は、ヘッドパイプからエンジンの前方及び下方を通って後方に延設されるダウンチューブが、1本のセンターチューブと、このセンターチューブの下端部から左右に分岐するように接合される2本のサイドチューブと、により構成されている。そして、各サイドチューブの後端部は、左右リヤアームブラケットの下端に架設されるロアクロスパイプに溶接接合されている。
一方、特許文献2のシングルクレードルタイプのフレーム構造は、1本のパイプが、ヘッドパイプからエンジンの前方及び下方を通って後方に延設され、このパイプの後端部は、センタパイプの下部に溶接接合されている。そして、このパイプとセンタパイプとの接合箇所は補強部材を溶接することで補強されている。
特開平5−178254号公報 特開平10−86875号公報
しかしながら、上記した従来のセミダブルクレードルタイプのフレーム構造では、ダウンチューブが、1本のセンターチューブとこのセンターチューブの下端部から左右に分岐するように接合される2本のサイドチューブとにより構成され、左右のサイドチューブがエンジンの下方において車体幅方向に拡がるように配設されている。そのため、サイドチューブの周囲に配置される排気管等の部品に対してレイアウト上の制約が生じ、該部品の配置や構造の変更が必要となるといった問題が生じている。
一方、上記した従来のシングルクレードルタイプのフレーム構造では、ヘッドパイプからエンジンの前方及び下方を通って後方に延設される1本のパイプの後端部がセンタパイプの下部に溶接接合され、さらに、この接合箇所は補強部材によって補強されている。そのため、両パイプの接合作業に手間が掛かると共に、手間が掛かる割に接合箇所の強度を十分に高めることができないという問題がある。
また、従来、自動二輪車の後輪を浮かせた状態で駐車させるため、センタースタンドを設ける場合には、センタースタンドを両パイプの接合箇所付近に支持させるのが一般的であるが、上記したシングルクレードルタイプのフレーム構造では、従来のセンタースタンドの取り付け方法やセンタースタンドの構造自体を変更する必要が生じるという問題もある。
本発明は上記した課題を解決すべくなされたものであり、排気管やセンタースタンド等の部品に対してレイアウト上の制約が生じることなく、該部品の配置や構造の変更を必要としない自動二輪車のフレーム構造を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明は、車体フレームの前部に設けられるヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後下方に傾斜して形成されるタンクレールと、該タンクレールの後部から下方に延設される左右のボディフレームと、該左右のボディフレームの下部に架設されるブリッジチューブと、前記ヘッドパイプからエンジンの前方及び下方を通って後方に延設される1本のダウンチューブと、を備えた自動二輪車のフレーム構造であって、前記ダウンチューブの後端部は前記ブリッジチューブの前方斜め下方に位置し、該ダウンチューブの後端部と該ブリッジチューブとは接続部材を介して連結されていることを特徴とする。
この構成によれば、エンジンの前方及び下方に延設されるダウンチューブが一本のチューブにより構成されているため、ダウンチューブの周囲に配置されるエンジン周辺部品に対してレイアウト上の制約が生じない。そのため、そのような部品の配置や構造の変更を必要とせず、部品を容易且つコンパクトに配置することができる。また、一本のダウンチューブとブリッジチューブとを接続部材を介して連結することで、接合作業の簡素化を図ると共に、十分な強度のフレーム構造を提供することができる。
また、本発明に係る自動二輪車のフレーム構造において、前記接続部材は、前記ダウンチューブの後端部から前記ブリッジチューブに向かって左右両側にそれぞれ拡がる傾斜部を有して二股状に形成されているのが好ましい。
この構成によれば、接続部材を容易に形成することができると共に、接続部材に十分な強度を持たせることができる。また、センタースタンドを設ける場合、接続部材のブリッジチューブとの左右の接合箇所の内側にセンタースタンドストッパー部を配置することができるため、スペースを有効に利用することができ、コンパクト化を図ることができる。
また、本発明に係る自動二輪車のフレーム構造において、前記接続部材の中心軸は前記ブリッジチューブの中心軸と一致するのが好ましい。
この構成によれば、ブリッジチューブに対して接続部材を取り付ける時に、組み付けの方向性がなくなるため、誤った方向への組み付けを防止することができ、接合作業の効率を高めることができる。
また、本発明に係る自動二輪車のフレーム構造において、前記ダウンチューブの後端部と前記接続部材との接合箇所は、前後方向において、前記エンジンの下方を通って後方に向かって延設される排気管の途中に配設される触媒体を収容するチャンバと前記ブリッジチューブとの間に位置しているのが好ましい。
この構成によれば、触媒体を収容しているため太径に形成されるチャンバを接続部材より前方に配置することで、より車体内側に排気管を通過させることができ、バンク角の確保及び外観の向上を図ることができる。
また、本発明に係る自動二輪車のフレーム構造において、前記排気管は、車体平面視及び車体側面視において、前記接続部材の傾斜部にオーバーラップさせて配置するのが好ましい。
この構成によれば、排気管を傾斜部の近傍に配置することができるため、排気管の地上高さを十分に確保することができ、バンク角の確保及び外観の向上をさらに図ることができる。
また、本発明に係る自動二輪車のフレーム構造において、前記ブリッジチューブには、センタースタンドを回動自在に支持する左右のセンタースタンドブラケットが固定され、前記センタースタンドは、スタンドストッパー部が前記ブリッジチューブに当接することで駐車位置に保持されるように設けられ、前記センタースタンドブラケット及び前記スタンドストッパー部は、左右方向において、前記接続部材と前記ブリッジチューブとの左右の接合箇所より内側に配置されているのが好ましい。
この構成によれば、従来と同様の構造のセンタースタンドを、取り付け方法を変更することなく、簡単に取り付けることができる。
本発明によれば、エンジンの周辺に配置される排気管やセンタースタンド等の部品に対してレイアウト上の制約が生じることなく、該部品の配置や構造の変更を必要としない等、種々の優れた効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車のフレーム構造を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る自動二輪車のフレーム構造を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る自動二輪車のフレーム構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る自動二輪車のフレーム構造を示す底面図である。 図4のA−A断面図である。 図5のB−B断面図である。 本発明の実施の形態に係る自動二輪車のフレーム構造におけるセンタースタンドを示す底面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る自動二輪車のフレーム構造について説明する。なお、以下の説明において、前後左右の方向は、自動二輪車に乗車したライダーから見た方向を基準とする。
図1に示されているように、この自動二輪車には、車体の骨組みを構成する鋼製或いはアルミニウム合金製の車体フレーム10が設けられている。この車体フレーム10は、エンジン11を取り囲むようにパイプやチューブ等が配置されたクレードルタイプのフレーム構造を有している。
図1〜図3に示されているように、車体フレーム10は、前部に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後下方に傾斜して形成されるタンクレール13と、タンクレール12の後部から左右に分岐して下方に延設される左右のボディフレーム14L,14Rと、ヘッドパイプ12からエンジン11の前方及び下方を通って後方に延設されるダウンチューブ15と、各ボディフレーム14L,14Rの上部からそれぞれ後方に延設される左右のシートレール16L,16Rと、各シートレール16L,16Rの後方部分と各ボディフレーム14L,14Rの下部との間に傾斜姿勢で掛け渡される左右のクロスフレーム17L,17Rと、を備えて構成されている。
ヘッドパイプ12は、横断面が円形状のパイプ材で構成され、前方に下傾した姿勢で直線状に形成されている。ヘッドパイプ12には、特に図示しないが、下端に前輪を軸支するフロントフォークが回動自在に設けられると共に、上端にハンドルバーが設けられたステアリングシャフトが回動自在に嵌合し、ハンドルバーの操舵により前記前輪が左右に回動するようになっている。
タンクレール13は、横断面が円形状のパイプ材で構成され、後方に下傾した姿勢で直線状に形成されている。ヘッドパイプ12とタンクレール13の前端部とダウンチューブ15の上端部とは略三角形状の補強ガセット19により互いに固定されている。タンクレール13の上面には、ゴム製のタンクサポート等(図示省略)が設けられ、該タンクサポート等を介してタンクレール上に燃料タンク(図示省略)が支持される。タンクレール13の下面には、エンジン11の上部を懸架するエンジン懸架プレート20が取り付けられている。また、タンクレール13の後端部には、左右のボディフレーム14L,14Rの上端部と接合される接合部21が設けられている。
左右のボディフレーム14L,14Rの下部には、前側にピボットブラケット22L,22Rがそれぞれ取り付けられ、これらのピボットブラケット22L,22Rにスイングアーム(図示省略)が揺動可能に支持される。また、左右のボディフレーム14L,14Rの下部には、前方に向かって支持アーム23L,23Rがそれぞれ取り付けられ、これらの支持アーム23L,23Rを介してフットレスト(図示省略)が支持される。
左右のボディフレーム14L,14Rの上下方向略中央部には、左右のボディフレーム14L,14Rを相互に連結するように連結桿24が横架されている。また、左右のボディフレーム14L,14Rには、この連結桿24に近接して斜め上後方に向かってブラケット25が取り付けられている。さらに、左右のボディフレーム14L,14Rの各下端部には、ブリッジチューブ26が横架されている。
図4〜図7に示されているように、ブリッジチューブ26は、横断面が円形状のパイプ材で構成され、車体幅方向(左右方向)に直線状に形成されている。ブリッジチューブ26の周壁面には、車体中心線CL(図7参照)を挟んで左右対称な位置にそれぞれエンジン懸架プレート27L,27Rが斜め前上方に向かって取り付けられている。また、ブリッジチューブ26の周壁面には、車体幅方向(左右方向)に所定間隔を隔てて左右一対のセンタースタンドブラケット18L,18Rが後方に向かって突設されている。さらに、ブリッジチューブ26の周壁面には、左側のセンタースタンドブラケット18Lの左方外側に、U字状に湾曲したフック部28が後方に向かって取り付けられている。
再び、図1〜図3を参照すると、ダウンチューブ15は、横断面が円形状の1本のパイプ材で構成されている。ダウンチューブ15は、エンジン11の前方においてヘッドパイプ12から斜め下後方に延出するエンジン前方部分29と、エンジン前方部分29の下端から後方に湾曲してエンジン11の下方において後方水平に延出するエンジン下方部分30と、により構成されている。
ダウンチューブ15の後端部とブリッジチューブ26とは接続部材31を介して連結されている。接続部材31は、ブリッジチューブ26の斜め下前方においてブリッジチューブ26に平行に設けられる溶接部32と、溶接部32の左右両端部から斜め上後方に向かって左右両側にそれぞれ拡がるように二股状に形成される傾斜部33L,33Rと、により構成され、溶接部32の中央部にダウンチューブ15の後端部が溶接接合される。
図5に良く示されているように、左右の傾斜部33L,33Rは、その中心軸CA1がブリッジチューブ26の中心軸CA2と一致するようにブリッジチューブ26に溶接接合される。図7に良く示されているように、ブリッジチューブ26に対する左右の傾斜部33L,33Rの各接合箇所は、それぞれ、左右一対のセンタースタンドブラケット18L,18R及び左右のエンジン懸架プレート27L,27Rより車体幅方向外側に位置している。
図1に示されているように、このような構成を備えた、タンクレール13、ボディフレーム14L,14R、ダウンチューブ15、及び接続部材31により囲まれた空間に、エンジン11が配設されている。エンジン11は、例えば、4サイクル単気筒型のエンジンであり、エンジン懸架プレート20,27L,27Rにボルト締めにより固定される。エンジン11は、車体幅方向(左右方向)に延びるクランクシャフト(図示省略)を収容するクランクケース34と、クランクケース34の斜め前上方向に下から順に傾斜姿勢で配置されるシリンダブロック35及びシリンダヘッド36と、シリンダヘッド36を上方から覆うように設けられるシリンダヘッドカバー37と、を備えて構成されている。
シリンダヘッド36の前側面に配設された排気口には排気管38が接続されている。排気管38は、エンジン11の前方を垂下してエンジン11の下方且つダウンチューブ15の右側方を通ってさらに後方に向かって延出し、車体平面視及び車体側面視において、接続部材31の右側の傾斜部33Rにオーバーラップしている(図4参照)。
図4に示されているように、排気管38の途中には、エンジン11の排気を浄化する触媒体を収容するチャンバ39が介装されている。チャンバ39は、その前後の排気管部分より太径に形成され、ダウンチューブ15の後端部と接続部材31の溶接部32との接合箇所より前方に位置している。また、排気管38の後端部にはマフラー40が設けられている。
再び、図1〜図3を参照すると、左右のシートレール16L,16Rの前部及び後端部には、左右のシートレール16L,16Rを相互に連結するように連結桿41,42がそれぞれ横架されている。左右のシートレール16L,16R上にはシート(図示省略)が支持される。
左右のクロスフレーム17L,17Rには、斜め上前方に向かってブラケット43がそれぞれ取り付けられている。左右のクロスフレーム17L,17Rの下部と左右のボディフレーム14L,14Rの下部との間には、後方に向かって略V字状に延出するガイドフレーム44L,44Rがそれぞれ架設され、各ガイドフレーム44L,44Rの後端にピリオンステップガイドプレート45L,45Rがそれぞれ支持されている。
ボディフレーム14L,14Rとシートレール16L,16Rとクロスフレーム17L,17Rとにより囲まれた側面視で三角形状の空間には、エアクリーナ(図示省略)が配設される。左右のボディフレーム14L,14Rの各上端部と左右のシートレール16L,16Rの各前端部との間、左右のシートレール16L,16Rと左右のクロスフレーム17L,17Rとの間、及び左右のボディフレーム14L,14Rの各下端部と左右のクロスフレーム17L,17Rの下端部との間には、それぞれ補強プレート46,47,48が架設されている。
図4,5及び図7に示されているように、車体フレーム10の下部中央付近には、センタースタンド50が設けられている。センタースタンド50は、ブリッジチューブ26に接合された左右一対のセンタースタンドブラケット18L,18R間に架設されるスタンド回動軸51と、スタンド回動軸51に軸支されるピボットパイプ52と、ピボットパイプ52からハの字状に延出して左右一体に設けられるスタンドレバー53L,53Rと、を備えて構成されている。スタンドレバー53L,53Rは、その自由端部54L,54Rが下ろされた駐車位置(図5参照)と、自由端部54L,54Rが後方に跳ね上げられた走行位置(図7参照)との間で、スタンド回動軸51を中心に自由に回動可能となっている。
スタンドレバー53L,53Rのピボットパイプ52付近には、左右のセンタースタンドブラケット18L,18Rの間に収まる長さの板状のスタンドストッパー部54が固着されている。スタンドストッパー部54は、スタンドレバー53L,53Rが駐車位置に回動すると、接続部材31の左右の傾斜部33L,33Rとブリッジチューブ26との左右の接合箇所より内側の部分のブリッジチューブ26に当接することによって、スタンドレバー53L,53Rの駐車位置より前方への回動を規制するようになっている。
左側のスタンドレバー53Lの中央部外側には掛止部55が取り付けられ、この掛止部55とブリッジチューブ26のフック部28との間にコイルスプリング56が介装されている。このコイルスプリング56の付勢力により、スタンドレバー53L,53Rは駐車位置又は走行位置に安定性よく位置決めされる。
このように上記した実施の形態に係る自動二輪車のフレーム構造によれば、エンジン11の前方及び下方に延設されるダウンチューブ15が1本のチューブにより構成されているため、ダウンチューブ15の周囲に配置される排気管38やセンタースタンド50等のエンジン11の周辺部品に対してレイアウト上の制約が生じない。そのため、そのような部品の配置や構造の変更を必要とせず、部品を容易且つコンパクトに配置することができる。また、一本のダウンチューブ15とブリッジチューブ26とを接続部材31を介して連結することで、接合作業の簡素化を図ると共に、十分な強度のフレーム構造を提供することができる。
また、接続部材31を、ダウンチューブ15の後端部からブリッジチューブ26に向かって左右両側にそれぞれ拡がる二股状に形成することにより、接続部材31を容易に形成することができると共に、接続部材31に十分な強度を持たせることができる。また、センタースタンド50を設ける場合、接続部材31のブリッジチューブ26との左右の接合箇所の内側にセンタースタンドストッパー部54を配置することができるため、スペースを有効に利用することができ、コンパクト化を図ることができる。
また、接続部材31の中心軸をブリッジチューブ26の中心軸と一致させることにより、ブリッジチューブ26に対して接続部材31を取り付ける時に、組み付けの方向性がなくなるため、誤った方向への組み付けを防止することができ、接合作業の効率を高めることができる。
また、触媒体を収容しているため太径に形成されるチャンバ39を接続部材31より前方に配置すると共に、排気管38を傾斜部33L,33Rオーバーラップさせて配置することで、より車体内側に排気管を通過させることができ、排気管の地上高さを十分に確保することができ、バンク角の確保及び外観の向上を図ることができる。
また、ブリッジチューブ26に左右のセンタースタンドブラケット18L,18Rを固定し、センタースタンドブラケット18L,18R及びスタンドストッパー部54を、接続部材31とブリッジチューブ26との左右の接合箇所より内側に配置することで、従来と同様の構造のセンタースタンド50を、取り付け方法を変更することなく、簡単に取り付けることができる。
なお、上記した本発明の実施の形態の説明は、本発明に係る自動二輪車のフレーム構造における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
10 車体フレーム
11 エンジン
12 ヘッドパイプ
13 タンクレール
14L,14R ボディフレーム
15 ダウンチューブ
18L,18R センタースタンドブラケット
26 ブリッジチューブ
31 接続部材
33L,33R 傾斜部
38 排気管
39 チャンバ
50 センタースタンド
54 スタンドストッパー部

Claims (4)

  1. 車体フレームの前部に設けられるヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後下方に傾斜して形成されるタンクレールと、該タンクレールの後部から下方に延設される左右のボディフレームと、該左右のボディフレームの下部に架設されるブリッジチューブと、前記ヘッドパイプからエンジンの前方及び下方を通って後方に延設される1本のダウンチューブと、を備えた自動二輪車のフレーム構造であって、
    前記ダウンチューブの後端部は前記ブリッジチューブの前方斜め下方に位置し、該ダウンチューブの後端部と該ブリッジチューブとは接続部材を介して連結され
    前記接続部材は、前記ダウンチューブの後端部から前記ブリッジチューブに向かって左右両側にそれぞれ拡がる傾斜部を有して二股状に形成されていることを特徴とする自動二輪車のフレーム構造。
  2. 前記ダウンチューブの後端部と前記接続部材との接合箇所は、前後方向において、前記エンジンの下方を通って後方に向かって延設される排気管の途中に配設される触媒体を収容するチャンバと前記ブリッジチューブとの間に位置していることを特徴とする請求項に記載の自動二輪車のフレーム構造。
  3. 前記排気管は、車体平面視及び車体側面視において、前記接続部材の傾斜部にオーバーラップさせて配置することを特徴とする請求項に記載の自動二輪車のフレーム構造。
  4. 前記ブリッジチューブには、センタースタンドを回動自在に支持する左右のセンタースタンドブラケットが固定され、前記センタースタンドは、スタンドストッパー部が前記ブリッジチューブに当接することで駐車位置に保持されるように設けられ、前記センタースタンドブラケット及び前記スタンドストッパー部は、左右方向において、前記接続部材と前記ブリッジチューブとの左右の接合箇所より内側に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの請求項に記載の自動二輪車のフレーム構造。
JP2014132822A 2014-06-27 2014-06-27 自動二輪車のフレーム構造 Active JP6206344B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014132822A JP6206344B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 自動二輪車のフレーム構造
CN201580001086.2A CN105392694A (zh) 2014-06-27 2015-06-05 摩托车的框架结构
PCT/JP2015/066370 WO2015198841A1 (ja) 2014-06-27 2015-06-05 自動二輪車のフレーム構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014132822A JP6206344B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 自動二輪車のフレーム構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016011017A JP2016011017A (ja) 2016-01-21
JP6206344B2 true JP6206344B2 (ja) 2017-10-04

Family

ID=54937936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014132822A Active JP6206344B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 自動二輪車のフレーム構造

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6206344B2 (ja)
CN (1) CN105392694A (ja)
WO (1) WO2015198841A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023026985A1 (ja) * 2021-08-23 2023-03-02 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のスタンドストッパ構造

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60169387A (ja) * 1984-02-14 1985-09-02 本田技研工業株式会社 自動二輪車
JPH043919Y2 (ja) * 1984-12-10 1992-02-05
JP4847233B2 (ja) * 2006-06-30 2011-12-28 本田技研工業株式会社 自動二輪車のフレーム構造
CN101537867A (zh) * 2009-04-10 2009-09-23 重庆隆鑫机车有限公司 摩托车摇篮式车架的发动机悬挂结构
JP5232752B2 (ja) * 2009-09-30 2013-07-10 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の蒸発燃料処理装置の配置構造
JP2014061855A (ja) * 2012-09-24 2014-04-10 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗型車両
CN202987417U (zh) * 2012-11-30 2013-06-12 力帆实业(集团)股份有限公司 摩托车车架焊接总成
CN203581255U (zh) * 2013-12-04 2014-05-07 俞宝金 一种摩托车发动机支架

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015198841A1 (ja) 2015-12-30
CN105392694A (zh) 2016-03-09
JP2016011017A (ja) 2016-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6642837B2 (ja) 鞍乗り型車両のabs配置構造
JP5014858B2 (ja) 車体フレーム構造
JP5478181B2 (ja) 鞍乗型車両の車体フレーム構造
JP6152670B2 (ja) 鞍乗型車両のフレーム構造
JP2008222078A (ja) 自動二輪車
JP6140664B2 (ja) 鞍乗り型車両の車体フレーム構造
AU2012211367B2 (en) Rear portion structure of saddle-type vehicle
JP6772862B2 (ja) 自動二輪車の車体フレーム構造
JP2012116316A (ja) 鞍乗型車両
JP2001278158A (ja) 自動2輪車用車体フレーム
JP5151765B2 (ja) 自動二輪車の車体フレーム構造
JP6206344B2 (ja) 自動二輪車のフレーム構造
JP5442132B2 (ja) 自動二輪車
JP2014198538A (ja) 鞍乗型車両のユニットスイングエンジンの懸架構造
JP6905546B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP5601883B2 (ja) 自動二輪車
JP6221525B2 (ja) 自動二輪車の車体フレーム
JPH05105159A (ja) 鞍乗型車両のフレーム構造
JP4152998B2 (ja) 自動2輪車用車体フレーム
JP2016068777A (ja) 鞍乗り型車両
JP5798207B2 (ja) 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造
JP4731926B2 (ja) 自動二輪車のフレーム
JP2014069597A (ja) 自動二輪車
JP2018165069A (ja) 鞍乗り型車両の車体フレーム構造
JP6828139B2 (ja) 鞍乗り型車両のアンダーカバー構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170821

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6206344

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151