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JP6187393B2 - 車両用バンパ - Google Patents

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Description

本発明は、車両用バンパに関する。
例えば、特許文献1には、フロントサイドメンバとフロントバンパリインフォースメントとの間にクラッシュボックス(衝撃吸収部)を設けた技術が開示されている。具体的には、フロントサイドメンバの前端部に接続フランジが固定され、当該接続フランジにクラッシュボックスの後端部に設けられた接続フランジが固定されている。また、クラッシュボックスの前端部に形成された接続フランジには、フロントバンパリインフォースメントの接続台部が固定(結合)されている。
また、クラッシュボックスにはフロントバンパサポートが外装され、当該フロントバンパサポートはフロントバンパリインフォースメントの上面及び下面に溶接(結合)されている。このため、車両の前面衝突時においてフロントバンパリインフォースメントに衝撃荷重が入力されると、当該衝撃荷重の一部はフロントバンパリインフォースメントからフロントバンパサポートを介してクラッシュボックスへ衝突荷重が伝達されるようになっている。
特開2009−101731号公報
上記のように、この先行技術では、結合箇所が多いため、フロントバンパリインフォースメントに入力された衝突荷重をクラッシュボックスへ伝達させるに当って当該結合箇所において応力集中が発生する可能性がある。この場合、当該結合箇所において破断する可能性もあり、この点においてさらなる改善の余地がある。
本発明は、バンパリインフォースメントに入力された衝突荷重を効率良く衝撃吸収部へ伝達させることができる車両用バンパを得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る車両用バンパは、車両幅方向を長手方向として配置されると共に長手方向と直交する車両前後方向に沿って切断されたときの断面形状が閉断面構造とされたバンパリインフォースメントと、前記バンパリインフォースメントから車室内側へ向かって延出され、前記バンパリインフォースメントに対して結合部が設けられることなく一体成形され、かつ当該バンパリインフォースメントよりも低い剛性となるように形成されると共に、車両上下方向に沿って形成された溝部が複数設けられた衝撃吸収部と、を有している。
請求項1記載の発明に係る車両用バンパでは、車両幅方向を長手方向として配置されたバンパリインフォースメントは、その長手方向と直交する車両前後方向に沿って切断されたときの断面形状が閉断面構造とされている。そして、当該バンパリインフォースメントからは、車室内側へ向かって衝撃吸収部が延出されている。この衝撃吸収部は、バンパリインフォースメントに対して結合部が設けられることなく一体成形されており、バンパリインフォースメントよりも低い剛性となるように形成されると共に、車両上下方向に沿って形成された溝部が複数設けられている。
このように、衝撃吸収部がバンパリインフォースメントに対して結合部が設けられることなく一体成形されることによって、衝撃吸収部とバンパリインフォースメントとを接続する部材は介在しない。
例えば、バンパリインフォースメントと衝撃吸収部との間に別部材が介在するとする。この場合、車両の前突時にバンパリインフォースメントへ衝撃荷重が入力された場合において、部材同士を連結するための連結部で応力集中が発生する可能性があり、場合によっては、当該連結部において破断する可能性がある。
しかし、バンパリインフォースメントに対して衝撃吸収部が結合部が設けられることなく一体成形されることによって、両者を接続するための介在部材が不要なため、当該応力集中の発生を抑制することができる。これにより、バンパリインフォースメントから衝撃吸収部へ伝達される荷重伝達効率を向上させることができ、衝撃吸収部で衝撃エネルギを吸収することができる。
請求項2記載の発明に係る車両用バンパは、請求項1記載の発明に係る車両用バンパにおいて、前記衝撃吸収部は、前記バンパリインフォースメント側において車両幅方向の少なくとも一方に拡幅する拡幅部が設けられている。
請求項2記載の発明に係る車両用バンパでは、例えば、拡幅部がバンパリインフォースメント側において車両幅方向の中央側に設けられた場合、電柱等のポールからバンパリインフォースメントにおける車両幅方向の中央部に衝撃荷重が入力される形態の前面衝突(ポール前突)時において、当該拡幅部へ衝撃荷重を伝達することができる。
また、拡幅部がバンパリインフォースメント側において車両幅方向の外側に設けられた場合、バンパリインフォースメントにおける車両幅方向の外側に衝突体により衝撃荷重が入力される形態の前面衝突(微小ラップ衝突)や斜め衝突(オブリーク衝突)時において、当該拡幅部へ衝撃荷重を伝達することができる。
請求項3記載の発明に係る車両用バンパは、請求項1又は請求項2記載の発明に係る車両用バンパにおいて、前記バンパリインフォースメントにおいて、長手方向の中央部は長手方向の端部よりも肉厚が厚くなるように形成されている。
請求項3記載の発明に係る車両用バンパでは、バンパリインフォースメントの長手方向の中央部は、長手方向の端部よりも肉厚が厚いため、その分長手方向の端部よりも剛性が高くなっている。このため、例えば、ポール前突時において、バンパリインフォースメントの(長手方向の)中央部の剛性が端部側の剛性よりも高くなっているため、バンパリインフォースメントの中央部の変形を抑制することができる。
請求項4記載の発明に係る車両用バンパは、請求項3記載の発明に係る車両用バンパにおいて、前記バンパリインフォースメントは、長手方向の中央部から長手方向の端部へ向かって肉厚が連続的に薄くなるように形成されている。
例えば、バンパリインフォースメントにおいて長手方向に沿って当該バンパリインフォースメントの肉厚が段階的に薄くなっている場合、剛性が急変することで前面衝突時において急変部を起点として折れやすくなってしまう可能性がある。
このため、請求項4記載の発明に係る車両用バンパでは、バンパリインフォースメントは、長手方向の中央部から長手方向の端部へ向かって肉厚が連続的に薄くなるように形成されている。このように、バンパリインフォースメントの長手方向に対して当該バンパリインフォースメントの肉厚の変化を連続的にすることで、前面衝突時において、バンパリインフォースメントの折れを抑制することができる。
以上、説明したように、請求項1に係る車両用バンパは、バンパリインフォースメントに入力された衝突荷重を効率良く衝撃吸収部へ伝達させることができる、という優れた効果を有する。
請求項2に係る車両用バンパは、バンパリインフォースメントに対する衝突体のラップ量が小さい衝突形態に対する衝突安全性能を向上させることができる、という優れた効果を有する。
請求項3に係る車両用バンパは、バンパリインフォースメントの長手方向の中央部に衝突体が衝突する衝突形態に対する衝突安全性能を向上させることができる、という優れた効果を有する。
請求項4に係る車両用バンパは、前面衝突時において、バンパリインフォースメントの折れを抑制することができる、という優れた効果を有する。
本実施の形態に係る車両用バンパを示す概略斜視図である。 図1の2−2線に沿って切断したときの部分断面図である。 図2の変形例である。 (A)、(B)は、それぞれ比較例を示す平面図である。
本発明の実施形態に係る車両用バンパについて図面に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、及び矢印RHは、それぞれ車両用バンパ10が適用された車両の前方向、上方向、及び右方向を示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、前方向を向いた場合の左右を示すものとする。
(車両用バンパの概略構成)
図1には、車両用バンパ10の概略構成が斜視図にて示されており、図2には図1の2−2線に沿って切断したときの部分断面図が示されている。図1及び図2に示されるように、車両用バンパ10は、車両前後方向に長手とされる一対のフロントサイドメンバ12の前方側に設けられている。各フロントサイドメンバ12は、長手方向と直交する車両幅方向に沿って切断されたときの断面形状が略矩形状を成す閉断面構造となっており、フロントサイドメンバ12の前端部には、略矩形状のフランジ部14がそれぞれ設けられている。
一方、車両用バンパ10は車両前部に設けられており、車両用バンパ10の一部を構成するバンパリインフォースメント16は車両幅方向に沿って延在されている。なお、バンパリインフォースメント16の車両幅方向の両端部16Aには、車両幅方向の外側へ向かうにつれて後方側へ向かって湾曲する湾曲部16Bが設けられている。
また、図示はしないが、バンパリインフォースメント16における長手方向と直交する車両前後方向に沿って切断されたときの断面形状は、略矩形状を成す閉断面構造となっている。そして、図2に示されるように、バンパリインフォースメント16の長手方向の中央部16Cは、長手方向の端部16Aよりも肉厚が厚くなるように形成されており、バンパリインフォースメント16の長手方向の中央部16Cから長手方向の端部16A側へ向かって肉厚が連続的に薄くなるように形成されている。
また、バンパリインフォースメント16の長手方向の両端部16A側には、衝撃吸収部18がバンパリインフォースメント16と一体に形成されており、バンパリインフォースメント16の長手方向の両端部16A側からは、後方側(車室内側)へ向かって衝撃吸収部18がそれぞれ延出されている。
各衝撃吸収部18の長手方向と直交する車両幅方向に沿って切断されたときの断面形状は、略矩形状を成す閉断面構造となっている。衝撃吸収部18には、前後方向に沿った衝撃力に対して圧縮変形するように脆弱部19(図1参照)が形成されている。脆弱部19として、例えば、当該衝撃吸収部18の長手方向(車両前後方向)に対して略直交する方向に沿って複数の溝部19A(図1参照)が形成される。溝部19Aが形成されることによって、衝撃吸収部18に衝撃荷重が伝達されると、当該溝部19Aを起点として衝撃吸収部18が圧縮変形し、これにより衝撃エネルギが吸収されることになる。なお、図2〜図4では、脆弱部19の図示を省略している。
そして、図2に示されるように、本実施形態では、衝撃吸収部18は、バンパリインフォースメント16側において車両幅方向の外側に拡幅部18Aが設けられている。拡幅部18Aは、フロントサイドメンバ12の外壁12Aからバンパリインフォースメント16の長手方向の端部16Aへ向かってフロントサイドメンバ12の外壁12Aよりも外側へ張り出した状態で円弧状に拡幅されている。
また、衝撃吸収部18は、バンパリインフォースメント16側において車両幅方向の内側に拡幅部18Bが設けられている。拡幅部18Bは、フロントサイドメンバ12の内壁12Bからバンパリインフォースメント16の長手方向の中央側へ向かってフロントサイドメンバ12の内壁12Bよりも内側へ張り出した状態で円弧状に拡幅されている。
また、衝撃吸収部18の後端部には、略矩形状のフランジ部20がそれぞれ設けられており、フロントサイドメンバ12の前端部に設けられたフランジ部14に当接可能とされている。当該フランジ部14がフランジ部20に当接された状態で、ボルト22及びナット24によってフランジ部14及びフランジ部20を介して、フロントサイドメンバ12に衝撃吸収部18(衝撃吸収部18を介してバンパリインフォースメント16)が連結される。
ここで、バンパリインフォースメント16は、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の金属が用いられており、鋳型を用いない自由鋳造方法により形成されている。自由鋳造方法では、本出願人により既に出願された特開2013−193098号公報等に記載された製造装置が用いられる。
この製造装置では、図示はしないが、鋳造品の外形を形成するための外形規定部材と内形を形成するための内形規定部材とが設けられており、外形規定部材と内形規定部材との離間距離を変えることによって、鋳造品の肉厚が変化すると共に、鋳造品の形状を変えることができる。
(車両用バンパの作用・効果)
一般的に、バンパリインフォースメント16は衝撃荷重が入力されると、当該衝撃荷重を後方側、車両幅方向に沿って伝達させる必要があるため、所定の強度及び剛性が必要となる。つまり、変形を抑制する必要がある。これに対して、衝撃吸収部18では、衝撃荷重が入力されると、衝撃エネルギを吸収させるため変形させる必要がある。
このため、図4(A)に示されるように、バンパリインフォースメント100と衝撃吸収部102は別部材で形成され、バンパリインフォースメント100に衝撃吸収部102の前端部に設けられたフランジ部104とをボルト106及びナット(図示省略)により締結する(締結部108)ことによって、両者を一体化させている。しかし、締結部108は、形状が急変することで他の部分に比べて応力が集中しやすいため、バンパリインフォースメント100へ衝撃荷重が入力されると、当該締結部108へ応力が集中する可能性がある。このように、締結部108へ応力集中が発生した場合、当該締結部108において破断する可能性がある。
また、これ以外にも、図4(B)に示されるように、バンパリインフォースメント100に衝撃吸収部102を溶接結合(結合部110)させることによって、両者を一体化させる構成もある。しかし、この場合においても、結合部110は、形状が急変することで他の部分に比べて応力が集中しやすいため、バンパリインフォースメント100へ衝撃荷重が入力されると、当該結合部110へ応力が集中して当該結合部110において破断する可能性がある。
しかし、本実施形態では、図2に示されるように、バンパリインフォースメント16に対して衝撃吸収部18が一体成形されている。したがって、本実施形態では、衝撃吸収部18とバンパリインフォースメント16とを接続させるための介在部材が不要なため、当該応力集中の発生を抑制することができる。
これにより、バンパリインフォースメント16から衝撃吸収部18へ伝達される荷重伝達効率を向上させることができ、衝撃吸収部18で衝撃エネルギを吸収することができる。また、当該介在部材がない分、部品点数が削減される。これにより、作業工数が削減され、その結果、コストダウンを図ることができる。
さらに、本実施形態では、衝撃吸収部18は、バンパリインフォースメント16側において車両幅方向の外側に拡幅部18Aが設けられている。これにより、例えば、バンパリインフォースメント16における車両幅方向の外側に衝突体26により衝撃荷重が入力される形態の前面衝突(微小ラップ衝突)や斜め衝突(オブリーク衝突)時において、当該拡幅部18Aへ衝撃荷重を伝達することができる。したがって、本実施形態によれば、バンパリインフォースメント16に対する衝突体26のラップ量が小さい衝突形態に対する衝突安全性能を向上させることができる。
また、拡幅部18Aは、フロントサイドメンバ12の外壁12Aからバンパリインフォースメント16の長手方向の端部16Aへ向かってフロントサイドメンバ12の外壁12Aよりも外側へ張り出した状態で円弧状に拡幅されている。このように、拡幅部18Aを円弧状に形成することによって、衝撃吸収部18に衝撃荷重が伝達された際、当該拡幅部18Aにおける応力集中を抑制することができる。また、拡幅部18Aは前方側へ向かうにつれて車両幅方向外側へ向かって略傾斜しているため、特にオブリーク衝突時において、当該拡幅部18Aへ衝撃荷重を効果的に伝達することができる。
また、衝撃吸収部18は、バンパリインフォースメント16側において車両幅方向の内側に拡幅部18Bが設けられている。これにより、例えば、電柱等のポール28からバンパリインフォースメント16における車両幅方向の中央部に衝撃荷重が入力される形態の前面衝突(ポール前突)時において、当該拡幅部18Bへ衝撃荷重を伝達することができる。
また、拡幅部18Bは、フロントサイドメンバ12の内壁12Bからバンパリインフォースメント16の長手方向の中央側へ向かってフロントサイドメンバ12の内壁12Bよりも内側へ張り出した状態で円弧状に拡幅されている。このように、拡幅部18Bを円弧状に形成することによって、衝撃吸収部18に衝撃荷重が伝達された際、当該拡幅部18Bにおける応力集中を抑制することができる。
このように、衝撃吸収部18におけるバンパリインフォースメント16側において、拡幅部18A、18Bが設けられることによって、当該拡幅部18A、18Bが設けられていない場合と比較して、バンパリインフォースメント16に入力された衝撃荷重を効果的にフロントサイドメンバ12側へ伝達することができる。なお、拡幅部18A、18Bは何れか一方が設けられた構成であってもよいのは勿論のことである。
また、本実施形態では、バンパリインフォースメント16の長手方向の中央部16Cは、長手方向の端部16A側よりも肉厚が厚くなるように形成されている。このため、バンパリインフォースメント16の長手方向の中央部16Cでは、長手方向の端部16A側よりも剛性が高くなっている。このため、例えば、いわゆるポール前突時において、バンパリインフォースメント16の中央部16Cの変形を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、バンパリインフォースメント16の長手方向の中央部16Cから長手方向の端部16A側へ向かって肉厚が連続的に薄くなるように形成されている。例えば、図示はしないが、バンパリインフォースメント16において長手方向に沿って当該バンパリインフォースメント16の肉厚が段階的に薄くなっている場合、剛性が急変することで前面衝突時において急変部を起点として折れやすくなってしまう可能性がある。
しかし、本実施形態では、上記のように、バンパリインフォースメント16は、長手方向の中央部16Cから長手方向の端部16A側へ向かって肉厚が連続的に薄くなるように設定されている。このように、バンパリインフォースメント16の長手方向に対して当該バンパリインフォースメント16の肉厚の変化を連続的にすることで、前面衝突時において、バンパリインフォースメント16の折れを抑制することができる。
ところで、前述したように、図1に示す衝撃吸収部18には、脆弱部19として、例えば、当該衝撃吸収部18の長手方向に対して略直交する方向に沿って複数の溝部19Aが形成される。この衝撃吸収部18を例えばダイキャストで鋳造する場合、溝部19Aを形成するに当って、スライド型が必要となり、その分ダイキャスト自体が大きくなってしまう。このため、バンパリインフォースメント16に対して衝撃吸収部18を一体成形するとなると、さらにダイキャストが大きくなってしまう。
しかし、本実施形態では、いわゆる自由鋳造方法によりバンパリインフォースメント16を形成するため、上記のような問題は生じない。そして、衝撃吸収部18では図示しない外形規定部材を内形規定部材に対して接近させるだけで、溝部19Aが容易に形成される。つまり、自由鋳造方法による鋳造方法を用いることにより、バンパリインフォースメント16に対して衝撃吸収部18を一体成形することができる。
なお、本実施形態では、フロント側のバンパリインフォースメント16について説明したが、リヤ側のバンパリインフォースメントにおいても本実施形態における構成は適用可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車両用バンパ
12 フロントサイドメンバ
16 バンパリインフォースメント
16A 端部(バンパリインフォースメントの長手方向の端部)
16C 中央部(バンパリインフォースメントの長手方向の中央部)
18 衝撃吸収部
18A 拡幅部

Claims (4)

  1. 車両幅方向を長手方向として配置されると共に長手方向と直交する車両前後方向に沿って切断されたときの断面形状が閉断面構造とされたバンパリインフォースメントと、
    前記バンパリインフォースメントから車室内側へ向かって延出され、前記バンパリインフォースメントに対して結合部が設けられることなく一体成形され、かつ当該バンパリインフォースメントよりも低い剛性となるように形成されると共に、車両上下方向に沿って形成された溝部が複数設けられた衝撃吸収部と、
    を有する車両用バンパ。
  2. 前記衝撃吸収部は、前記バンパリインフォースメント側において車両幅方向の少なくとも一方に拡幅する拡幅部が設けられている請求項1に記載の車両用バンパ。
  3. 前記バンパリインフォースメントにおいて、長手方向の中央部は長手方向の端部よりも肉厚が厚くなるように形成されている請求項1又は請求項2に記載の車両用バンパ。
  4. 前記バンパリインフォースメントにおいて、長手方向の中央部から長手方向の端部へ向かって肉厚が連続的に薄くなるように形成されている請求項3に記載の車両用バンパ。
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