JP6176648B2 - ポリウレタン樹脂水分散体、該組成物を用いた硬化物 - Google Patents
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Description
本発明者らは、これらの課題を解決すべくポリオレフィン基材に対する密着性、耐摩耗性、ブロッキング性に優れた水性樹脂組成物を開示した(特許文献1)。
一方で近年、より耐水性、耐薬品性(耐酸性、耐アルカリ性)、引張特性にも優れた水系ウレタンが強く要望されるようになってきた。
少なくとも、下記(A)および(B)を反応して得られるポリエーテルポリエステル化合
物を用いて得られるポリウレタン樹脂水分散体。
(A)ポリオキシアルキレン誘導体
(B)ビフェニルテトラカルボン酸、ピロメリット酸、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸、その塩、およびビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸二無水物から選ばれる1以上の化合物及び該ポリウレタン樹脂水分散体を硬化させてなる硬化物である。
(A)ポリオキシアルキレン誘導体
(B)4価のカルボン酸、その塩および4価のカルボン酸無水物から選ばれる1以上の化合物
前記(A)ポリオキシアルキレン誘導体としては、例えばポリオキシアルキレン誘導体としては脂肪族ジオールのアルキレンオキサイド付加物及び芳香族含有ジオールのアルキレンオキサイド付加物が挙げられる。中でも耐溶剤性の観点から、芳香族含有ジオールのアルキレンオキサイド付加物が好ましい。
特に限定されるものではないが、4価のカルボン酸、その塩および4価のカルボン酸無水物のうち、取り扱いのし易さから4価のカルボン酸無水物が好ましい。
前記炭化水素系ポリオールとしては例えば、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール、水添ポリブタジエンポリオール、又は水添ポリイソプレンポリオールなどが挙げられる。
さらに、本発明の水性樹脂組成物には、必要に応じて一般的に使用される各種添加剤を使用することができる。このような添加剤としては、例えば、耐候剤、抗菌剤、抗カビ剤、顔料、充填材、防錆剤、顔料、染料、造膜助剤、無機架橋剤、有機架橋剤( 例えばブロックドイソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、カルボジイミド系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、メラミン系架橋剤) 、シランカップリング剤、ブロッキング防止剤、粘度調整剤、レベリング剤、消泡剤、分散安定剤、光安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、無機、有機充填剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤等が挙げられる。
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ニューポールBP−5P(三洋化成社製 水酸基価=209 mgKOH/g)541重量部、ピロメリット酸二無水物109重量部を仕込み、テトラブチルチタネート3.4重量部を添加し、110℃にて2時間反応させ、ポリエーテルエステル化合物 (酸価=85.8mgKOH/g、水酸基価=94.0 mgKOH/g)を得た。得られたポリエステルエーテル化合物をメチルエチルケトン(MEK)に溶解し、不揮発分70重量%のポリエーテルエステル化合物1を得た。
<合成例2>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、アデカポリエーテルBPX−11(ADEKA社製 水酸基価=312mgKOH/g)538重量部、ピロメリット酸二無水物69重量部を仕込み、テトラブチルチタネート5.0重量部を添加し、110℃にて2時間反応させ、ポリエーテルエステル化合物 (酸価=109.5mgKOH/g、水酸基価=120.5 mgKOH/g)を得た。得られたポリエステルエーテル化合物をメチルエチルケトン(MEK)に溶解し、不揮発分70重量%のポリエーテルエステル化合物2を得た。
<合成例3>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ポリプロピレングリコール1000(水酸基価=112mgKOH/g)631重量部、ピロメリット酸二無水物163重量部を仕込み、テトラブチルチタネート2.1重量部を添加し、110℃にて2時間反応させ、ポリエーテルエステル化合物 (酸価=50.4mgKOH/g、水酸基価=50.9 mgKOH/g)を得た。得られたポリエステルエーテル化合物をメチルエチルケトン(MEK)に溶解し、不揮発分70重量%のポリエーテルエステル化合物3を得た。
<合成例4>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ニューポールBP−5P(三洋化成社製 水酸基価=209 mgKOH/g)550重量部、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物150重量部を仕込み、テトラブチルチタネート3.5重量部を添加し、110℃にて2時間反応させ、ポリエーテルエステル化合物 (酸価=71.7mgKOH/g、水酸基価=84.1 mgKOH/g)を得た。得られたポリエステルエーテル化合物をメチルエチルケトン(MEK)に溶解し、不揮発分70重量%のポリエーテルエステル化合物4を得た。
<合成例5>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、アデカポリエーテルBPX−11(ADEKA社製 水酸基価=312mgKOH/g)498重量部、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物202重量部を仕込み、テトラブチルチタネート2.1重量部を添加し、110℃にて2時間反応させ、ポリエーテルエステル化合物 (酸価=100.2mgKOH/g、水酸基価=111.6 mgKOH/g)を得た。得られたポリエステルエーテル化合物をメチルエチルケトン(MEK)に溶解し、不揮発分70重量%のポリエーテルエステル化合物5を得た。
<合成例6>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに、ポリプロピレングリコール1000(水酸基価=112mgKOH/g)611重量部、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物89重量部を仕込み、テトラブチルチタネート2.1重量部を添加し、110℃にて2時間反応させ、ポリエーテルエステル化合物 (酸価=45.7mgKOH/g、水酸基価=49.2 mgKOH/g)を得た。得られたポリエステルエーテル化合物をメチルエチルケトン(MEK)に溶解し、不揮発分70重量%のポリエーテルエステル化合物6を得た。
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに<合成例1>で得られたポリエーテルエステル化合物1 を33.3部、ポリエステルポリオール(テスラック2477、日立化成ポリマー社製)41.5重量部、トリメチロールプロパン3.1重量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート32.0重量部およびメチルエチルケトン70重量部を加え、75℃で4時間反応させてイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液の不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量は3.6%であった。次に、この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミン3.6重量部を添加した後、水300重量部を徐々に加えながらホモジナイザーを使用して乳化分散を行った。得られた乳化分散体にエチレンジアミン2.3重量部を水10重量部に溶解した水溶液を添加して1時間反応させた後、反応溶媒であるメチルエチルケトンを減圧留去することにより、不揮発分濃度が30重量%であるポリウレタン樹脂水分散体1を得た。
<実施例2>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに<合成例1>で得られたポリエーテルエステル化合物1 を66.6部、ポリエステルポリオール(テスラック2477、日立化成ポリマー社製)16.8重量部、トリメチロールプロパン3.1重量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート33.5量部およびメチルエチルケトン70重量部を加え、75℃で4時間反応させてイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液の不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量は3.6%であった。次に、この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミン7.1重量部を添加した後、水300重量部を徐々に加えながらホモジナイザーを使用して乳化分散を行った。得られた乳化分散体にエチレンジアミン2.3重量部を水10重量部に溶解した水溶液を添加して1時間反応させた後、反応溶媒であるメチルエチルケトンを減圧留去することにより、不揮発分濃度が30重量%であるポリウレタン樹脂水分散体2を得た。
<実施例3>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに<合成例2>で得られたポリエーテルエステル化合物2 を26.1部、ポリエステルポリオール(テスラック2477、日立化成ポリマー社製)45.9重量部、トリメチロールプロパン3.1重量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート32.7重量部およびメチルエチルケトン70重量部を加え、75℃で4時間反応させてイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液の不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量は3.6%であった。次に、この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミン3.6重量部を添加した後、水300重量部を徐々に加えながらホモジナイザーを使用して乳化分散を行った。得られた乳化分散体にエチレンジアミン2.3重量部を水10重量部に溶解した水溶液を添加して1時間反応させた後、反応溶媒であるメチルエチルケトンを減圧留去することにより、不揮発分濃度が30重量%であるポリウレタン樹脂水分散体3を得た。
<実施例4>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに<合成例3>で得られたポリエーテルエステル化合物3 を56.7部、ポリエステルポリオール(テスラック2477、日立化成ポリマー社製)27.6重量部、トリメチロールプロパン3.1重量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート29.6重量部およびメチルエチルケトン70重量部を加え、75℃で4時間反応させてイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液の不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量は3.6%であった。次に、この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミン3.6重量部を添加した後、水300重量部を徐々に加えながらホモジナイザーを使用して乳化分散を行った。得られた乳化分散体にエチレンジアミン2.3重量部を水10重量部に溶解した水溶液を添加して1時間反応させた後、反応溶媒であるメチルエチルケトンを減圧留去することにより、不揮発分濃度が30重量%であるポリウレタン樹脂水分散体4を得た。
<実施例5>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに<合成例4>で得られたポリエーテルエステル化合物4 39.8部、ポリエステルポリオール(テスラック2477、日立化成ポリマー社製)37.2重量部、トリメチロールプロパン3.1重量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート31.8重量部およびメチルエチルケトン70重量部を加え、75℃で4時間反応させてイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液の不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量は3.6%であった。次に、この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミン3.6重量部を添加した後、水300重量部を徐々に加えながらホモジナイザーを使用して乳化分散を行った。得られた乳化分散体にエチレンジアミン2.3重量部を水10重量部に溶解した水溶液を添加して1時間反応させた後、反応溶媒であるメチルエチルケトンを減圧留去することにより、不揮発分濃度が30重量%であるポリウレタン樹脂水分散体5を得た。
<実施例6>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに<合成例5>で得られたポリエーテルエステル化合物5 28.5部、ポリエステルポリオール(テスラック2477、日立化成ポリマー社製)44.4重量部、トリメチロールプロパン3.8重量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート32.5重量部およびメチルエチルケトン70重量部を加え、75℃で4時間反応させてイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液の不揮発分3.6重量部を添加した後、水300重量部を徐々に加えながらホモジナイザーを使用して乳化分散を行った。得られた乳化分散体にエチレンジアミン2.3重量部を水10重量部に溶解した水溶液を添加して1時間反応させた後、反応溶媒であるメチルエチルケトンを減圧留去することにより、不揮発分濃度が30重量%であるポリウレタン樹脂水分散体6を得た。
<実施例7>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコに<合成例6>で得られたポリエーテルエステル化合物6 62.5部、ポリエステルポリオール(テスラック2477、日立化成ポリマー社製)23.8重量部、トリメチロールプロパン3.1重量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート29.4重量部およびメチルエチルケトン70重量部を加え、75℃で4時間反応させてイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液の不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量は3.6%であった。次に、この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミン3.6重量部を添加した後、水300重量部を徐々に加えながらホモジナイザーを使用して乳化分散を行った。得られた乳化分散体にエチレンジアミン2.3重量部を水10重量部に溶解した水溶液を添加して1時間反応させた後、反応溶媒であるメチルエチルケトンを減圧留去することにより、不揮発分濃度が30重量%であるポリウレタン樹脂水分散体7を得た。
<比較例1>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにポリエステルポリオール(テスラック2477、日立化成ポリマー社製)38.9重量部、ポリエーテルポリオール(アデカポリエーテルBPX−11、ADEKA社製)9.7重量部、トリメチロールプロパン3.1重量部、ジメチロールプロピオン酸5.0重量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート43.3重量部およびメチルエチルケトン70重量部を加え、75℃で4時間反応させてイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液の不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量は3.6%であった。次に、この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミン3.8重量部を添加した後、水300重量部を徐々に加えながらホモジナイザーを使用して乳化分散を行った。得られた乳化分散体にエチレンジアミン2.3重量部を水10重量部に溶解した水溶液を添加して1時間反応させた後、反応溶媒であるメチルエチルケトンを減圧留去することにより、不揮発分濃度が30重量%であるポリウレタン樹脂水分散体8を得た。
<比較例2>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにポリエステルポリオール(テスラック2477、日立化成ポリマー社製)30.4重量部、ポリエーテルポリオール(アデカポリエーテルBPX−11、ADEKA社製)7.6重量部、トリメチロールプロパン3.1重量部、ジメチロールプロピオン酸5.0重量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート49.3重量部およびメチルエチルケトン70重量部を加え、75℃で4時間反応させてイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。この溶液の不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量は3.6%であった。次に、この溶液を45℃まで冷却し、トリエチルアミン7.2重量部を添加した後、水300重量部を徐々に加えながらホモジナイザーを使用して乳化分散を行った。得られた乳化分散体にエチレンジアミン2.3重量部を水10重量部に溶解した水溶液を添加して1時間反応させた後、反応溶媒であるメチルエチルケトンを減圧留去することにより、不揮発分濃度が30重量%であるポリウレタン樹脂水分散体9を得た。
<比較例3>
撹拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにポリエステルポリオール(テスラック2477、日立化成ポリマー社製)38.9重量部、トリメチロールプロパン3.1重量部、ジメチロールプロピオン酸5.0重量部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート43.3重量部およびメチルエチルケトン70重量部を加え、75℃で4時間反応させてイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーのメチルエチルケトン溶液を得た。更に、この溶液を45℃まで冷却し、メチルエチルケトンオキシム4.8重量部を加え50℃で不揮発分に対する遊離のイソシアネート基含有量は0%になるように反応させた。次にトリエチルアミン3.8重量部を添加した後、水300重量部を徐々に加えながらホモジナイザーを使用して乳化分散を行った。得られた乳化分散体から反応溶媒であるメチルエチルケトンを減圧留去することにより、不揮発分濃度が30重量%であるポリウレタン樹脂水分散体10を得た。
<試験板の作製>
上記のように得られたポリウレタン樹脂水分散体を、膜厚200μmとなるようにテフロン(登録商標)コーティングシャーレに投入し、80℃で6時間乾燥し、これを所定の大きさ(2cm×4cm)に切断することにより評価サンプルを作製した。
(1)耐水性
上記試験皮膜を所定の大きさ(2cm×4cm)に切断することにより評価サンプルを作製した。試験液として、蒸留水を使用した。試験片を40℃の試験液に24時間浸漬し、初期の面積(2×4cm2)に対する面積増加率を下記式により求めた。得られた面積増加率が低いほど耐水性が良好であると評価した。
面積増加率=(浸漬後の面積―初期の面積)/初期の面積×100
(2)耐溶媒性
上記試験皮膜を所定の大きさ(2cm×4cm)に切断することにより評価サンプルを作製した。試験液として、酢酸エチル/トルエン=1:1の混合溶液を使用した。試験片を40℃の試験液に24時間浸漬し、初期の面積(2×4cm2)に対する面積増加率を下記式により求めた。得られた面積増加率が低いほど耐溶剤性が良好であると評価した。
面積増加率=(浸漬後の面積―初期の面積)/初期の面積×100
(3)密着性
基材(PETフィルム(コロナ放電処理・未処理)及びOPPフィルム(コロナ放電処理・未処理))をイソプロピルアルコールを用いて脱脂した。次に、上記実施例及び比較例で得られたポリウレタン樹脂水分散体をバーコーターで、乾燥膜厚5μmになるように塗布し、雰囲気温度280℃の熱風乾燥炉を用いて10分間乾燥し試験片を作製し、1mm碁盤目試験を実施した。
評価=100区画中の残存率
(4)引張特性
上記皮膜を所定の大きさに切断することにより評価サンプルを作製した。
試験条件はJIS−K−6301に準じて、引張速度100mm/minで測定した。
Claims (3)
- 少なくとも、下記(A)および(B)を反応して得られるポリエーテルポリエステル化
合物を用いて得られるポリウレタン樹脂水分散体。
(A)芳香族含有ジオールのアルキレンオキサイド付加物
(B)ビフェニルテトラカルボン酸、ピロメリット酸、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸、その塩、およびビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸二無水物から選ばれる1以上の化合物 - 前記(A)芳香族含有ジオールのアルキレンオキサイド付加物が重量平均分子量200
〜4000である請求項1に記載のポリウレタン樹脂水分散体。 - 請求項1または2に記載のポリウレタン樹脂水分散体を硬化させてなる硬化物。
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JP6892022B2 (ja) | 有機重合体、それを含む組成物及びその製造方法 |
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