JP6136111B2 - 血圧測定装置 - Google Patents
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Description
圧力センサ21は、カフ圧に応じた信号を増幅器22に出力する。増幅器22は、圧力センサ21から入力した信号を増幅し、増幅後の信号をA/D変換器23に出力する。A/D変換器23は、増幅器22から入力した増幅後の信号(アナログ信号)を、デジタル信号に変換し、変換後のデジタル信号をCPU10に出力する。これにより、CPU10は、カフ圧を検出する。CPU10は、A/D変換器23から得られる信号を圧力に変換することによってカフ圧を検知する。
図3は、本実施の形態に係る血圧測定装置1の機能構成を示す機能ブロック図である。図3の機能構成は、CPU10が有する機能と、その周辺部を用いて示される。
カフ40は、図1のように略長方形の形状を有した帯状の袋であり、袋内に空気袋20が内蔵される。測定部位に巻付ける場合には、カフ40の長手方向に延びる辺を測定部位の周囲(腕周)に沿わせるようにして巻付ける。巻付けが完了した状態では、カフ40は測定部位の周囲に沿った円筒状の形状を取る。この状態でカフ40が測定部位に適度に巻付けられている場合には、腕周長とこの円筒の断面の円周の長さはほぼ等しくなり、測定部位に対する与圧は血圧測定のための適正レベルである‘ぴったり’巻きの状態となる。一方、腕周長に対して円周の長さが短い場合にはカフ40が測定部位にきつめに巻かれて測定部位に対する与圧は適性レベルよりも高めである‘きつ’巻きの状態となる。逆に、長い場合にはカフ40が測定部位にゆるく巻かれて測定部位に対する与圧は適性レベルよりも低い‘ゆる’巻きの状態となる。
本実施の形態では、出願人による特許文献2に記載の方法を用いて巻付強度が検出される。つまり、測定部位に被測定者が手動で巻付けたカフ40のカフ圧と、カフ40の空気袋20内へ供給する流体(本実施の形態では、空気)の容積変化に基づきi)カフ圧が、大気圧P11から圧力P22になるまでに必要な流体容積ΔV12と、ii)カフ圧が、圧力P22から圧力P33になるまでに必要な流体容積ΔV23とを検出し、iii)流体容積ΔV12とΔV23の変化率を算出する、ことによって、カフ40の測定部位に対する巻付強度を検出する。
オシロメトリック式に従って血圧測定する場合には、測定精度を得るために、カフ圧を一定の加圧速度目標で加圧しなければならない。つまり、血圧測定開始時に駆動制御部33は、加圧目標値に基づいた電圧を示す制御信号を生成しポンプ駆動回路27に出力する。これにより、ポンプ駆動回路27は、加圧目標値に従ってポンプ26を駆動するための駆動電圧信号273を生成しポンプ26に出力する。
図5は、本発明の実施の形態に係る血圧測定時のカフ圧変化を模式的に示す図である。図6は、図5に関連してカフ圧Pcの変化に従うポンプ電圧の変化を模式的に示す図である。
(C)急速排気区間は、血圧算出終了〜排気完了までの間。
本実施の形態では、カフ圧に依存するカフ容量よりもポンプ電圧の方の変化が顕著であることに着目し、周囲長検出のためにポンプ電圧を参照する。
検出されるポンプ電圧は、ポンプ26の、より特定的にはポンプ26の構成要素の温度特性に基づき補正する、すなわち可変に変更するようにしてもよい。
カフ圧が同じ値を示す場合であっても、ポンプ電圧はポンプ26の、より特定的にはポンプ26の構成要素が有する個体差に依る特性によってばらつくことから、本実施の形態では、検出されたポンプ電圧を当該個体差に従って可変に変更する。
図8には、本実施の形態に係る血圧測定のための処理フローチャートが示される。このフローチャートに従う処理は、予めプログラムとして、メモリ11の所定記憶領域に格納されており、CPU10がプログラムをメモリ11から読出し実行することにより、血圧測定処理が実現される。
図8のフローチャートは、ステップ204において検出された巻付強度によらず血圧測定(ステップ214)を実行するものであるが、“ぴったり巻き”と検出されたときにのみ血圧測定を実行するように変更してもよい。図9には、このように変更する場合に図8のフローチャートに追加されるべき処理が示される。
上述では加圧過程で周囲長を検出したが、カフ圧の減圧過程で周囲長を検出するようにしてもよい。図10は、本実施の形態における減圧過程で周囲長を検出する手順を説明するための図である。まず、排気弁24の駆動方法について説明する。
排気弁駆動回路25は、駆動制御部33からの制御信号に基づいて排気弁24の開閉動作を電磁誘導により制御する。排気弁24は樹脂材料からなる弁体を有する。弁体は、チューブ300に連通する排気弁24側の開口部に位置する。排気弁駆動回路25は、駆動制御部33からの制御信号が示す電圧(以下、バルブ制御電圧という)に従って、排気弁24を電磁力により自在に移動させる。排気弁24の移動に連動して弁体が移動することにより、開口部から排気される空気量が調節される。
図11は、本実施の形態に係る血圧測定に関するデータを記録するためのメモリ11のテーブル394を示す図である、図11を参照して、テーブル394は、血圧測定のデータをレコード単位で格納する。各レコードは、当該レコードを一意に識別するためのID(identification)のデータ39E、被測定者(使用者)を識別するデータ39F、測定の日時のデータ39G、血圧値(収縮期血圧データSBPと拡張期血圧データDBP)および脈拍数データPLSを含むデータ39H、測定部位におけるカフ40の装着状態、すなわち巻付強度を示すデータ39Iおよび測定条件のデータ39Jを含む。データ39Jが示す測定条件は、対応のデータ39Hの血圧測定時にカフ40が巻付けられた測定部位の周囲長を示す。周囲長は“L”と“M”のいずれかで指示される。“L”は周囲長が比較的長いことを指す。ここでは、M<Lの関係を有する。
図12は、本実施の形態に係る血圧測定結果の表示例を示す図である。図12を参照して、表示部12には出力部37によって、測定結果として、巻付強度のデータ40Bと、収縮期血圧、拡張期血圧および脈拍数を含むデータ40Cと、周囲長のデータ40Dと、測定日時のデータ、などが同一画面に表示される。図12ではデータ40Bにより、巻付け強度が適切(“ぴったり”巻き)であったことが「GOOD」の文字によって表示される。また、データ40Dによって、検出された周囲長(サイズM、L)の別が表示される。
Claims (9)
- 被測定者の測定部位の周囲に巻付けられるカフのカフ圧から血圧値を決定する血圧測定装置であって、
電圧が印加されることによりカフ内の流体量を可変に調整するための調整手段と、
前記カフ圧を検出するための圧力検出手段と、
前記調整手段に印加される電圧を可変に制御するための制御手段と、
前記調整手段に印加される電圧値を検出するための電圧検出手段と、
カフ内の流体量を予め定められた一定の目標等速度で可変に調整する調整過程において、前記測定部位の周囲に巻付けられたカフから検出されるカフ圧の変化と、当該カフ圧の変化に伴って検出される電圧値変化とに従う圧力−電圧変化関係から、前記カフが巻付けられた測定部位の周囲長を検出するための周囲長検出手段と、を備える、血圧測定装置。 - 前記測定部位に対する前記カフの巻付強度を取得するための巻付強度取得手段を、さらに備え、
前記周囲長検出手段は、
取得された前記巻付強度と前記圧力−電圧変化とから、前記カフが巻付けられた測定部位の周囲長を検出する、請求項1に記載の血圧測定装置。 - 前記巻付強度取得手段は、
前記カフの容積を検出するための手段と、
前記調整過程において、前記周囲長の検出に先だって、前記測定部位の周囲に巻付けられたカフから検出されるカフ圧の変化と、当該カフ圧の変化に伴って検出されるカフの容積変化とから、前記カフの巻付強度を検出する巻付強度検出手段と、を含む、請求項2に記載の血圧測定装置。 - 前記周囲長検出手段は、カフ内の流体量を可変に調整する調整過程において、前記測定部位の周囲に巻付けられたカフから検出されるカフ圧が予め定めた圧力を示すときに検出される電圧値から、前記カフが巻付けられた測定部位の周囲長を検出する、請求項1または2に記載の血圧測定装置。
- 前記電圧検出手段が検出する電圧値を、予め定めた条件を用いて可変に変更するための手段をさらに、備え、
前記圧力−電圧変化関係は、前記変更後の電圧値により示される、請求項1または2に記載の血圧測定装置。 - 前記予め定めた条件は、前記血圧測定装置の周囲の環境温度を示す、請求項5に記載の血圧測定装置。
- 前記予め定めた条件は、前記調整手段の個体差による特性値を示す、請求項5に記載の血圧測定装置。
- 被測定者の測定部位の周囲に巻付けられるカフのカフ圧から血圧値を決定する血圧測定装置であって、
電圧が印加されることによりカフ内の流体量を可変に調整するための調整手段と、
前記カフ圧を検出するための圧力検出手段と、
前記調整手段に印加される電圧を可変に制御するための制御手段と、
前記調整手段に印加される電圧値を検出するための電圧検出手段と、
前記調整手段によりカフ内の流体量を予め定められた一定の目標等速度で可変に調整する調整過程において、前記測定部位の周囲に巻付けられたカフから検出されるカフ圧が予め定めた圧力を示すときに検出される電圧値から、前記カフが巻付けられた測定部位の周囲長を検出するための周囲長検出手段と、を備える、血圧測定装置。 - 前記調整手段は、カフ圧を加圧するためにカフ内に流体を供給する手段を有し、
前記調整過程は、前記流体を供給する手段により、前記予め定められた一定の目標等速度でカフ内に流体を供給する過程を含む、請求項8に記載の血圧測定装置。
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