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JP6134365B2 - 光ファイバケーブル - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバケーブルに関する。
光ファイバケーブルの使用増加に伴い、ネズミ、リス等の動物に光ファイバケーブルが噛まれてケーブル内部の光ファイバが損傷する事例が発生している。これに対して、光ファイバを包囲する金属テープ等の保護構造を設けるなどの対策がとられている(例えば、特許文献1,2を参照)。
特開平6−174985号公報 特開2013−228567号公報
しかしながら、前記光ファイバケーブルは、リップコードによって外部シースを切り裂いて光ファイバを取り出す作業において、前記保護構造を原因として外部シースの切り裂きが難しくなることがあった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、動物による噛害により光ファイバが損傷するのを防ぐことができ、かつ光ファイバを取り出す作業における作業性が良好である光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、断面が円形のケーブル本体と、前記ケーブル本体を収容する筒状の外部シースと、前記ケーブル本体と前記外部シースとの間に設けられた金属製の補強シートと、前記補強シートと前記ケーブル本体との間に設けられたリップコードと、を備え、前記ケーブル本体は、光ファイバを有するコアと、前記コアを挟んで対向して配置された少なくとも一対の抗張力体と、前記コアおよび前記抗張力体を被覆する内部シースと、を有し、前記補強シートは、前記ケーブル本体を全周にわたって包囲するとともに、前記ケーブル本体の周方向の一部で互いに重ねられ、前記補強シートが重ねられた部分と、前記リップコードとは、前記ケーブル本体の周方向の位置が異なり、前記補強シートと前記ケーブル本体との間には、前記ケーブル本体の外径と、前記補強シートの内径との差異からなる隙間を有する、光ファイバケーブルを提供する。
前記補強シートが重ねられた部分における外周側の前記補強シートの側縁と、前記抗張力体とは、前記ケーブル本体の周方向の位置が異なることが好ましい。
前記補強シートが重ねられた部分と、前記抗張力体とは、前記ケーブル本体の周方向の位置が異なることが好ましい。
前記リップコードと、前記抗張力体とは、前記ケーブル本体の周方向の位置の差異が30°以下であることが好ましい。
本発明の一態様は、前記リップコードは少なくとも一対設けられ、前記一対のリップコードの、前記ケーブル本体の周方向の位置の差異は120°以上であることが好ましい。
前記ケーブル本体の外径と、前記補強シートの内径との差異は、前記リップコードの外径の2倍より小さいことが好ましい。
前記リップコードの引き抜き力は、2.94N以上であることが好ましい。
前記外部シースは、コルゲート状に形成されていることが好ましい。
本発明の一態様によれば、リップコードと、補強シートの重なり部とのケーブル周方向の位置が異なるため、リップコードは、補強シートが単層である箇所に配置される。そのため、リップコードによって補強シートを確実に切り裂くことができる。よって、中間後分岐などのために光ファイバを取り出す作業の作業性は良好となる。
本発明の一態様によれば、ケーブル本体を包囲する補強シートを有するため、動物の食害により光ファイバが損傷を受けるのを防ぐことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る光ファイバケーブルを示す断面図である。 図1に示す光ファイバケーブルの構造を示す斜視図である。 図1に示す光ファイバケーブルに用いられるコアの一例を示す斜視図である。 光ファイバケーブルの一例を示す断面図である。 光ファイバケーブルの他の例を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光ファイバケーブルを示す断面図である。 曲げ試験装置を示す概略構成図である。
以下、好適な実施形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光ファイバケーブル10を示す断面図である。図1は光ファイバケーブル10の長さ方向に垂直な断面図である。図2は、光ファイバケーブル10の構造を示す斜視図である。図3は、光ファイバケーブル10に用いられるコア5の一例を示す斜視図である。
なお、光ファイバケーブル10の長さ方向を「ケーブル長さ方向」ということがある。図1ではケーブル長さ方向は紙面に垂直な方向である。また、ケーブル本体1の周方向(ケーブル長さ方向に垂直な面内における周方向)を「ケーブル周方向」ということがある。
図1に示すように、光ファイバケーブル10は、ケーブル本体1と、外部シース2と、補強シート3と、一対のリップコード4(引き裂き紐)と、を備えている。
ケーブル本体1は、コア5と、抗張力体6と、内部シース7と、を有する。
図3に示すように、コア5は、複数本の光ファイバ8を集合して構成されている。コア5を構成する複数の光ファイバ8は、例えば、束ねられ、その周囲に結束材9(識別糸)が巻き付けられた構造とすることができる。
図1に示すように、コア5の断面形状は円形が好ましい。コア5の断面形状は必ずしも真円形でなくてもよく、楕円であってもよい。光ファイバ8は、光ファイバ心線が好ましいが、光ファイバ素線、光ファイバテープ心線等でもよい。
なお、コア5は、複数本の光ファイバ8からなるユニットを複数集合した構造であってもよい。
抗張力体6(テンションメンバ)は、例えば、金属線(鋼線等)、抗張力繊維(アラミド繊維等)、FRPなどからなる。
抗張力体6は、コア5を挟むように、少なくとも一対が設けられている。図1に示す光ファイバケーブル10では、ケーブル本体1は、ケーブル本体1の中心軸C1に対して回転対称となる位置に配置された第1の対の抗張力体6A,6Aと、ケーブル本体1の中心軸C1に対して回転対称となる位置に配置された第2の対の抗張力体6B,6Bとを有する。
第1の対の抗張力体6A,6Aのうち一方の抗張力体6A1と、第2の対の抗張力体6B,6Bのうち一方の抗張力体6B1とは互いに近接している。同様に、第1の対の他方の抗張力体6A2と第2の対の他方の抗張力体6B2とは互いに近接している。
抗張力体6A1,6B1は機械的特性(例えば曲げ剛性)が互いに等しいことが好ましい。同様に、抗張力体6A2,6B2は機械的特性(例えば曲げ剛性)が互いに等しいことが好ましい。
また、抗張力体6A,6Aについても機械的特性(例えば曲げ剛性)が互いに等しいことが好ましく、抗張力体6B,6Bについても機械的特性(例えば曲げ剛性)が互いに等しいことが好ましい。
抗張力体6A1と抗張力体6B1とは互いに近接しているため、これらをひとつの抗張力体とみなして第1抗張力体11という。同様に、抗張力体6A2と抗張力体6B2とをひとつの抗張力体とみなして第2抗張力体12という。
第1抗張力体11と第2抗張力体12とは、コア5を挟んで対向して配置されている。
抗張力体6A1の中心軸CA1と抗張力体6B1の中心軸CB1との、ケーブル周方向の位置の差異は、例えば20°以下とすることができる。同様に、抗張力体6A2の中心軸CA2と抗張力体6B2の中心軸CB2との、ケーブル周方向の位置の差異は、例えば20°以下とすることができる。
抗張力体6A1の中心軸CA1と抗張力体6B1の中心軸CB1とを結ぶ円弧A1の中央をC2とし、抗張力体6A2の中心軸CA2と抗張力体6B2の中心軸CB2とを結ぶ円弧A2の中央をC3とする。
中央C2と中央C3とを通る直線を中立線L1という。なお、円弧A1,A2は中心軸C1を中心とする円弧である。
中立線L1は、抗張力体6A1,6B2の中心軸CA1,CB2を結ぶ直線、および、抗張力体6B1,6A2の中心軸CB1,CA2を結ぶ直線と平行であってよい。
ケーブル本体1の長さ方向に垂直な断面(図1参照)において、中立線L1に対して垂直な方向(図1における上下方向)は、他の方向に比べて、ケーブル本体1を曲げた際に抗張力体6の伸縮が小さくなる方向であるため、ケーブル本体1はこの方向の曲げが比較的容易である。
内部シース7(内部外被)は、コア5および抗張力体6を一括して被覆する。内部シース7の材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)等の樹脂が使用可能である。
補強シート3は、ステンレス鋼、銅、銅合金などの金属からなる。特に、ステンレス鋼を使用することが好ましい。補強シート3は、例えばテープ状とされ、長さ方向をケーブル本体1の長さ方向に合わせて設けられることが望ましい。
補強シート3の厚さは、例えば0.1〜0.3mmとすることができる。補強シート3の厚さをこの範囲とすることによって、動物の食害により光ファイバ8が損傷を受けるのを防ぎ、かつ、リップコード4によって補強シート3を切り裂く操作を容易にすることができる。
補強シート3は、ケーブル本体1を全周にわたって包囲するとともに、ケーブル周方向の一部で互いに重ねられている。補強シート3が重ねられた部分を重なり部13という。
重なり部13は、補強シート3の一方の側縁3aを含む側部領域14aと、他方の側縁3bを含む側部領域14bとが重ねられた部分である。側部領域14aと側部領域14bとは、接着剤等により接着するのが好ましい。
重なり部13は、補強シート3の長さ方向に沿って一定の幅を有することが好ましい。重なり部13のケーブル周方向の位置は、ケーブル長さ方向に一定であることが好ましい。
重なり部13における外周側の補強シート3(側部領域14a)の側縁3aと、抗張力体6とは、ケーブル周方向の位置が異なることが好ましい。
補強シート3の側縁3aと抗張力体6とのケーブル周方向の位置が異なるとは、補強シート3の側縁3aのケーブル周方向の位置と、第1抗張力体11の形成領域11aおよび第2抗張力体12の形成領域12aのケーブル周方向の位置とが異なることを意味する。
第1抗張力体11の形成領域11aは、抗張力体6A1,6B1の形成範囲15A1,15B1と、抗張力体6A1と抗張力体6B1との間に相当する中間範囲15C1とからなる。第2抗張力体12の形成領域12aは、抗張力体6A2,6B2の形成範囲15A2,15B2と、抗張力体6A2と抗張力体6B2との間に相当する中間範囲15C2とからなる。
上述のように、ケーブル本体1は、中立線L1に対して垂直な方向(図1における上下方向)の曲げが比較的容易である。
光ファイバケーブル10では、補強シート3の側縁3aと抗張力体6とのケーブル周方向の位置が異なるため、ケーブル本体1に曲げが生じても、側縁3aと外部シース2との相対位置が変動しにくい。よって、側縁3aによって外部シース2が傷つくのを回避できる。
重なり部13と抗張力体6とは、ケーブル周方向の位置が異なることが好ましい。これによって、ケーブル本体1に曲げが生じた場合でも、側縁3aによって外部シース2が傷つくのを確実に回避できる。
ケーブル本体1の外径A1と、補強シート3の内径A2との差異は、リップコード4の外径A3の2倍より小さいことが好ましい。すなわち、次の式(1)が成立することが好ましい。
A2−A1<2A3 ・・・(1)
ケーブル本体1の外径と補強シート3の内径との差異が大きいと、リップコード4の位置ずれが起きやすくなるが(図5参照)、この差異を前記範囲とすることによって、ケーブル本体1の外面および補強シート3の内面と、リップコード4との摩擦力を高めることができる。よって、リップコード4をケーブル本体1と補強シート3とによって確実に保持し、リップコード4のケーブル周方向の位置ずれを防止できる。
ケーブル本体1の外径A1と、補強シート3の内径A2との差異は、リップコード4の外径A3の1.5倍以上とすることができる。
リップコード4としては、ポリエステル、アラミド等の合成繊維からなる紐を用いることができる。リップコード4には、補強シート3および外部シース2を切り裂くことができる程度の機械的強度(例えば引張強度)が要求される。リップコード4の外径は、例えば0.2〜0.5mmとしてよい。
リップコード4は、重なり部13とはケーブル周方向の位置が異なる。
リップコード4と重なり部13とのケーブル周方向の位置が異なるため、リップコード4のケーブル周方向の位置は、補強シート3が単層である箇所となる。補強シート3が単層である箇所は、重なり部13に比べて機械的強度が低いため、リップコード4によって補強シート3を確実に切り裂くことができる。
これに対し、図4に示す光ファイバケーブル10Aのように、少なくとも1つのリップコード4と重なり部13とのケーブル周方向の位置が一致する場合には、リップコード4によって重なり部13を切り裂くのが容易でないため、作業性の点で劣る。
図1に示すように、リップコード4,4は、ケーブル本体1を挟んで対向する位置に設けられていることが好ましい。2つのリップコード4,4のケーブル周方向の位置の差異は、120°以上が好ましい。前記差異をこの範囲とすることによって、分割された外部シース2からケーブル本体1を取り出すのが容易となる。図1に示す光ファイバケーブル10では、リップコード4,4は、中心軸C1を中心とする回転対称位置にあるため、ケーブル周方向の位置の差異は180°である。
これに対し、図5に示す光ファイバケーブル10Bのように、2つのリップコード4,4のケーブル周方向の位置の差異D1が小さいと、分割された断面C字形の外部シース2の開放部の幅が小さくなるため、ケーブル本体1を取り出すのが容易でなくなる。
なお、2つのリップコード4,4のケーブル周方向の位置の差異とは、一方のリップコード4の中心軸と他方のリップコード4の中心軸とがなすケーブル周方向の角度のうち小さい方の角度をいう。
2つのリップコード4,4のケーブル周方向の位置の差異について、次の試験を行った。
リップコード4,4のケーブル周方向の位置の差異を表1に示す値とした光ファイバケーブル10を作製した。
リップコード4,4によって補強シート3および外部シース2を切り裂き、分割された外部シース2からケーブル本体1を取り出す作業を行った。
この試験において、ケーブル本体1の取り出し作業性を○、△、×のいずれかに評価した。「○」は作業性が良好であることを意味する。「△」はケーブル本体1の取り出しは可能であったが作業性が良好とはいえないことを意味する。「×」はケーブル本体1の取り出しができなかったことを意味する。結果を表1に示す。
Figure 0006134365
表1より、2つのリップコード4,4のケーブル周方向の位置の差異を120°以上とすることによって、取り出し作業性が良好になることがわかる。
リップコード4の引き抜き力(光ファイバケーブル10の長さ1mあたりの引き抜き力)は、300gf以上(2.94N以上)が好ましい。なお、1gfは約9.81×10−3Nである。
リップコード4の引き抜き力について、次の試験を行った。
ケーブル本体1の外径、または外部シース2の内径を調整することによって、リップコード4の引き抜き力(光ファイバケーブル10の長さ1mあたりの引き抜き力)を表2に示す値とした光ファイバケーブル10を作製し、この光ファイバケーブル10について曲げ試験および捻回試験を行った。リップコード4の引き抜き力は、引き抜き試験(引き抜き速度200mm/min)によって調べた。
曲げ試験には、図7に示す曲げ試験装置30を用いた。曲げ試験装置30は、並置された2つのローラ21,22を有する。
光ファイバケーブル10を、第1ローラ21に沿わせて+90°の曲げを加えた状態(実線)とし、次いで、第2ローラ22に沿わせて−90°の曲げを加えた状態(仮想線)とした。このように、±90°の曲げを加える操作を25サイクル繰り返した。
捻回試験では、光ファイバケーブル10に長さ1mあたり+180°の捻りを加え、次いで、捻りを−180°とした。このように、±180°の捻りを加える操作を10サイクル繰り返した。
曲げ試験および捻回試験を経た光ファイバケーブル10について、リップコード4の位置ずれの有無を調べた。結果を表2に示す。
Figure 0006134365
表2に示すように、リップコード4の引き抜き力を300gf以上(2.94N以上)とすることによって、リップコード4の位置ずれを防ぐことができた。
リップコード4と、抗張力体6とは、ケーブル周方向の位置が互いに近いことが望ましい。
図1では、一対のリップコード4,4のうち一方のリップコード4Aの中心軸C4Aは、ケーブル周方向の位置が、抗張力体6の形成領域11a内にある。同様に、他方のリップコード4Bの中心軸C4Bは、ケーブル周方向の位置が、抗張力体6の形成領域12a内にある。そのため、リップコード4と抗張力体6とは、ケーブル周方向の位置が互いに近いといえる。
リップコード4の中心軸と抗張力体6とは、ケーブル周方向の位置が異なっていてもよいが、その差異は30°以下であることが好ましい。図1に示す光ファイバケーブル10を例とすれば、リップコード4Aの中心軸C4Aと形成領域11aとのケーブル周方向の位置の差異は、30°以下であることが好ましい。同様に、リップコード4Bの中心軸C4Bと形成領域12aとのケーブル周方向の位置の差異は、30°以下であることが好ましい。
リップコード4と抗張力体6とのケーブル周方向の位置を互いに近くすることによって、リップコード4により分割された半筒状の外部シース2からケーブル本体1を取り出す際に、半筒状の外部シース2の開放方向と、ケーブル本体1の曲がりやすい方向とを合わせることができる。
よって、ケーブル本体1を外部シース2から取り出す操作が容易となる。
外部シース2(外部外被)は、ケーブル本体1を収容する筒状体とされる。外部シース2の材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)等の樹脂が使用可能である。
外部シース2の内径は、ケーブル本体1の外径より大きくされている。図1では、外部シース2の断面は、ケーブル本体1の断面と同心の円形とされている。
図2に示すように、外部シース2は、周方向に延在する突条2aと周方向に延在する溝2bとがケーブル長さ方向に交互に形成された形状、すなわちコルゲート状に形成されていることが望ましい。
外部シース2をコルゲート状とすることによって、外部シース2の強度を高め、ケーブル本体1を保護する機能を高めることができる。
なお、突条2aおよび溝2bの延在方向は、厳密に外部シース2の周方向でなくてもよく、前記周方向に対して傾いていてもよい。
光ファイバケーブル10に中間後分岐作業を行う際には、リップコード4により補強シート3および外部シース2を切り裂く。これによって、外部シース2は2つに分割されて半筒状となる。
ケーブル本体1を外部シース2から取り出すとともに、ケーブル本体1の内部シース7に設けられたリップコード(図示略)を用いて内部シース7を切り裂いてコア5を露出させる。
光ファイバ8の一部を切断し、その光ファイバ8を分岐先の光ファイバと接続する。
光ファイバケーブル10は、リップコード4と、重なり部13とのケーブル周方向の位置が異なるため、リップコード4のケーブル周方向の位置は、補強シート3が単層である箇所となる。そのため、リップコード4によって補強シート3を確実に切り裂くことができる。よって、中間後分岐などのために光ファイバ8を取り出す作業の作業性は良好となる。
また、リップコード4によって補強シート3を確実に切り裂くことができるため、リップコード4の強度(例えば引張強度)を高く設定する必要がない。よって、コスト低減を図ることもできる。
光ファイバケーブル10は、ケーブル本体1を包囲する補強シート3を有するため、動物の食害により光ファイバ8が損傷を受けるのを防ぐことができる。
本発明は前記実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、図1等に示す光ファイバケーブル10では、4本の抗張力体6が用いられているが、抗張力体の本数は、特に限定されず、当業者が一般的に想到し得る範囲で適用可能である。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る光ファイバケーブル20を示す断面図である。光ファイバケーブル20は、抗張力体6に代えて、コア5を挟んで対向する2本の抗張力体16(16A,16B)が用いられていること以外は、図1に示す光ファイバケーブル10と同じ構造である。なお、抗張力体の数は、二対または三対以上であってもよい。
図1等に示す光ファイバケーブル10では、コア5は光ファイバ8の集合体であるが、コアは、単独の光ファイバ(光ファイバ心線等)で構成されていてもよい。
1・・・ケーブル本体、2・・・外部シース、3・・・補強シート、3a・・・側縁(外周側の補強シートの側縁)、4・・・リップコード、5・・・コア、6・・・抗張力体、7・・・内部シース、8・・・光ファイバ、10,20・・・光ファイバケーブル、11・・・第1抗張力体、12・・・第2抗張力体、13・・・重なり部(補強シートが重ねられた部分)。

Claims (8)

  1. 断面が円形のケーブル本体と、前記ケーブル本体を収容する筒状の外部シースと、前記ケーブル本体と前記外部シースとの間に設けられた金属製の補強シートと、前記補強シートと前記ケーブル本体との間に設けられたリップコードと、を備え、
    前記ケーブル本体は、光ファイバを有するコアと、
    前記コアを挟んで対向して配置された少なくとも一対の抗張力体と、
    前記コアおよび前記抗張力体を被覆する内部シースと、を有し、
    前記補強シートは、前記ケーブル本体を全周にわたって包囲するとともに、前記ケーブル本体の周方向の一部で互いに重ねられ、
    前記補強シートが重ねられた部分と、前記リップコードとは、前記ケーブル本体の周方向の位置が異なり、
    前記補強シートと前記ケーブル本体との間には、前記ケーブル本体の外径と、前記補強シートの内径との差異からなる隙間を有する、光ファイバケーブル。
  2. 前記補強シートが重ねられた部分における外周側の前記補強シートの側縁と、前記抗張力体とは、前記ケーブル本体の周方向の位置が異なる、請求項1に記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記補強シートが重ねられた部分と、前記抗張力体とは、前記ケーブル本体の周方向の位置が異なる、請求項1または2に記載の光ファイバケーブル。
  4. 前記リップコードと、前記抗張力体とは、前記ケーブル本体の周方向の位置の差異が30°以下である、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の光ファイバケーブル。
  5. 前記リップコードは少なくとも一対設けられ、
    前記一対のリップコードの、前記ケーブル本体の周方向の位置の差異は120°以上である、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の光ファイバケーブル。
  6. 前記ケーブル本体の外径と、前記補強シートの内径との差異は、前記リップコードの外径の2倍より小さい、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の光ファイバケーブル。
  7. 前記リップコードの引き抜き力は、2.94N以上である、請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の光ファイバケーブル。
  8. 前記外部シースは、コルゲート状に形成されている、請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の光ファイバケーブル。
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