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JP6092558B2 - 負極活物質の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、負極活物質の製造方法に関するものである。
SiOで表わされるシリコン酸化物は、比容量が高く、充電時にリチウムを吸収した際の体積膨張率もSiに比べて小さいことから、黒鉛と混合して負極活物質として用いることが検討されている(特許文献1参照)。
しかしながら、SiOで表わされるシリコン酸化物を負極活物質として用いた非水電解質二次電池は、黒鉛のみを負極活物質として使用した場合に比べ、初回充放電効率、及びサイクル初期における容量が著しく低下するという課題がある。
初回充放電効率の向上を図るべく、炭素活物質中にシリコン酸化物が分散され、該シリコン酸化物中にシリコンとリチウムシリケート相とを有する構造の複合体粒子が提案されている(特許文献2参照)。
特開2011−233245号公報 特開2007−59213号公報
しかしながら、特許文献2に記載の提案では、炭素活物質中に分散されたシリコン酸化物は、炭素マトリクス内にシリコン酸化物が点在した構造を有するため、充放電時に炭素マトリクスがリチウム拡散を阻害する。このため、リチウムがシリコン酸化物に十分届かない場合があり、実際の電池容量が理論容量よりも著しく小さくなって、初回充放電効率が低下する等の課題を有していた。
本発明は、SiO(0.8≦X≦1.2)とリチウム化合物とを混合して、SiOの表面にリチウム化合物を付着させる第1ステップと、上記表面にリチウム化合物が付着したSiOを熱処理して、上記SiO中にリチウムシリケート相を形成する第2ステップと、を備える。
本発明の実施例に記載した方法で製造した負極活物質を用いた非水電解質二次電池では、初回充放電効率とサイクル特性とが飛躍的に向上する。
電池A1、ZにおけるSiOのXRD測定結果を表すグラフである。
本発明は、SiO(0.8≦X≦1.2)とリチウム化合物とを混合して、SiOの表面にリチウム化合物を付着させる第1ステップと、上記表面にリチウム化合物が付着したSiOを熱処理して、上記SiO中にリチウムシリケート相を形成する第2ステップと、を備える。
上記方法で製造した負極活物質を用いた非水電解質二次電池では、初回充放電効率とサイクル特性とが向上する。この理由を以下に示す。
SiOは、SiとSiOとの微細混合体であり、負極活物質として用いた場合の初回充電反応は、一般的に下記(1)式で表すことができる。
4SiO(2Si+2SiO)+16Li+16e→3LiSi+LiSiO・・・(1)
上記(1)式の如く、初回充電時にLiSiOが生成されるが、このLiSiOは不可逆反応物である。したがって、SiO中の全てのSiが可逆反応するものではなく、理論効率が低くなる。具体的には、上記(1)式のように不可逆反応物としてLiSiOが生成される場合には、16個のリチウムイオンのうち4個が不可逆となるため、理論効率は75%となる。
そこで、上記構成の如く、電池作製時(初回充電前)のSiOに、LiSiO等のリチウムシリケート相が形成されたSiOを用いる。このような構成であれば、初回充電時において、不可逆反応物に奪われるリチウムが少なくなるので、初回充放電効率を飛躍的に改善することが可能となる。また、SiO粒子は、リチウムシリケート相を形成することにより、体積が大きくなる。そのため、SiOを負極活物質として用いた場合、リチウムシリケート相を有するSiOは、リチウムシリケート相を有しないSiOよりも充放電時における膨張、収縮時の変位が小さい。したがって、リチウムシリケート相を有するSiOを用いれば、負極合剤層内での剥離や、負極合剤層と負極集電体との剥離を抑制することができるので、サイクル特性が向上する。加えて、SiOの回りには炭素マトリクスが存在しないので、リチウム拡散が円滑に行われる。したがって、実際の電池容量が大きくなる。
SiO中にリチウムシリケート相を形成するには、上記負極活物質の製造方法における第2ステップで示したように、表面にリチウム化合物が付着したSiOを熱処理すれば良い。リチウム化合物としてLiOHを用いたときの反応式を、下記(2)式に示す。(2)式から明らかなように、SiO中に存在するSiOとLiOHとが反応して、LiSiOが生成することがわかる。
SiO+4LiOH→LiSiO+2HO・・・(2)
尚、リチウムシリケート相は、LiとSi、Oとの化合物であり、上記LiSiO以外にも、LiSiOやLiSiがあり、リチウム化合物の添加量や処理方法によって生成物が異なる場合がある。また、リチウム化合物としては、上記LiOHの他、LiCO、LiF、又はLiCl等がある。
リチウムシリケート相を形成する場合の熱処理温度は、リチウム化合物の融点以上で処理することが好ましい。リチウム化合物の種類にもよるが、リチウム化合物の融点以下で熱処理した場合、リチウムシリケート相が十分に形成されず、リチウム化合物のまま残ることがある。但し、熱処理温度の上限は、1400℃以下であることが好ましく、特に、1100℃以下であることが好ましい。1100℃より高い温度で熱処理した場合、SiO中のSiやSiOの結晶化が起こり、SiO内のリチウム拡散パスの減少や粒子抵抗の増大により、充放電容量が大きく低下する。特に、1400℃よりも高い温度で熱処理した場合は、このような課題が顕著となる上、SiO表面を炭素被覆している場合には、SiCが形成されて、更に充放電容量が低下する。
SiO中にリチウムシリケート相を形成する際、SiO中に均一にリチウムシリケート相を形成することが好ましい。そのためには、熱処理を行う前に、SiO表面にリチウム化合物を均一に分散、付着させる必要がある。その方法として、SiOとリチウム化合物とを粉状態で均一に混練した後、熱処理する方法がある(以下、この方法を乾式処理と称することがある)。また、リチウム化合物とSiOとを水等の溶媒に分散し、乾燥することでSiO表面にリチウム化合物を析出した後、熱処理を行う方法もある(以下、この方法を湿式処理と称することがある)。一般的には、乾式処理よりも湿式処理の方が、SiOの表面にリチウム化合物を均一に分散、付着させ易いので、湿式処理を用いるのが好ましい。尚、湿式処理を行う場合には、SiOとリチウム化合物とが溶媒を通じて良く分散するように、分散剤や界面活性剤を加えて分散しても良い。この場合、分散剤や界面活性剤は、その後の熱処理工程で蒸発するため、電池特性への影響はほとんどない。
上記界面活性剤としては、電池性能への影響がないことが好ましく、具体的には、イオン伝導を妨げないポリオキシエチレンアルキルエーテルや、ポリオキシエチレンアルキルエステル等の非イオン性界面活性剤が好ましい。上記分散剤としては、CMC(カルボキシメチルセルロース)、ポリアクリル酸ナトリウム等が例示できる。
また、リチウム化合物との熱処理後に、未反応リチウム化合物を除去する工程を含むことが好ましい。充放電反応に寄与しないリチウム化合物を除去することにより、重量あたりの容量を高めることが可能となる。また、リチウム化合物は水溶媒中でアルカリ性を示すことが多い。このため、負極スラリー調製時に、分散剤(増粘剤)としてのCMCを用いた場合には、CMCが開環して増粘効果が著しく低下するといった問題も生じる。
尚、未反応リチウム化合物を除去する方法としては、熱(化成)処理後のSiOを水洗しても良いし、超音波洗浄や酸/アルカリを用いて中和しても良い。
本発明において用いるSiOは、その表面が炭素で被覆されたものであってもよい。SiOは電子伝導性が低いので、その表面を炭素で被覆することにより、電子伝導性を高めることができる。
SiO表面を炭素被覆する場合、SiO中にリチウムシリケート相を形成した後に、炭素被覆を行う方が好ましい。炭素被覆は、リチウム化合物の拡散を妨げるため、熱処理前に炭素被膜が存在すると、SiO中にリチウム化合物が均一に拡散しないことがある。したがって、リチウムシリケート相が偏在することになる。また、SiO中へのリチウムの拡散量が減少するため、形成されるリチウムシリケート相が少なくなるといった問題を生じることもある。更に、SiO中へのリチウムの拡散量が減少することに起因して、未反応リチウム化合物が炭素被覆表面に残存し、これが炭素被覆表面に付着するため、導電性が低下するといった不具合もある。
炭素で被覆する場合、炭素被覆の厚みは、1nm以上200nm以下であることが好ましい。1nm未満では、導電性が低く、また均一に被覆するのが難しい。一方、200nmを超えると、炭素被覆がリチウム拡散を阻害して、SiOに十分リチウムが届かず、大きく容量が低下する。
SiO(0.8≦X≦1.2)の単独粒子の総モル数に対する上記リチウムシリケート相のモル数の割合が、0.5モル%以上25モル%以下であることが好ましい。リチウムシリケート相の割合が0.5モル%未満の場合には、初回充放電効率の改善効果が小さい。一方、リチウムシリケート相の割合が25モル%を超える場合には、可逆反応するSiが少なくなって、充放電容量が低下する。
本発明で用いるSiOは、負極活物質として単独で用いても良く、黒鉛やハードカーボンといった炭素系活物質と混合して用いても良い。SiOは、炭素系活物質よりも比容量が高いため、添加量が多いほど高容量化が可能となる。しかし、SiOは、炭素系活物質よりも、充放電時の膨張、収縮率が大きく、その割合が多過ぎると、負極合剤層と負極集電体との界面における剥離や、負極活物質粒子間の導電接触が低下するため、サイクル特性が大幅に低下することがある。したがって、SiOと炭素系活物質とを混合して用いる場合、負極活物質の総量に対するSiOの割合は、20質量%以下であることが好ましい。一方、SiOの割合が少な過ぎると、SiOを添加して高容量化するメリットが小さくなるので、負極活物質の総量に対するSiOの割合は1質量%以上であることが好ましい。
本発明に用いるSiOの平均一次粒子径は、1μm以上15μm以下であることが好ましい。SiOの平均一次粒子径が1μm未満の場合は、粒子表面積が大きくなり過ぎて、電解液との反応量が大きくなり、容量低下することがある。また、SiOの膨張収縮量が小さく、負極合剤層へ与える影響は小さい。そのため、SiO中に予めリチウムシリケート相を形成しなくても、負極合剤層と負極集電体との間で剥離が生じ難く、サイクル特性がさほど低下しない。一方、SiOの平均一次粒子径が15μmを超えている場合は、リチウムシリケート相の形成時に、SiO内部までリチウムが拡散せず、SiO表面にのみリチウムシリケート相が形成されることがある。リチウムシリケート相は絶縁性であるため、このような構造になると、リチウム拡散が阻害されて、充放電時にリチウムがSiOの中心付近まで拡散できないため、容量低下や負荷特性が低下することがある。したがって、SiOの平均一次粒子径は、1μm以上15μm以下であることが好ましく、特に4μm以上10μm以下であることが好ましい。
なお、SiOの平均一次粒子径(D50)とは、レーザー回折散乱法で測定された粒度分布における累積50体積%径のことである。
正極及び非水電解質は、非水電解質二次電池に用いるものであれば、特に限定されることなく用いることができる。
正極活物質としては、例えば、コバルト酸リチウム、ニッケルあるいはマンガンを含むリチウム複合酸化物、リン酸鉄リチウム(LiFePO)に代表されるオリビン型リン酸リチウム等などが挙げられる。ニッケルあるいはマンガンを含むリチウム複合酸化物としては、Ni−Co−Mn、Ni−Mn−Al、及びNi−Co−Alなどのリチウム複合酸化物などが挙げられる。正極活物質はこれらを単独で用いても良いし、混合して用いてもよい。
非水電解液の溶媒、溶質については、非水電解質二次電池に用いることができるものであれば特に限定されるものではない。
上記非水電解液の溶質としては、LiBF,LiPF,LiN(SOCF,LiN(SO,LiPF6−x(C2n+1[但し、1<x<6,n=1または2]、或いは、オキサラト錯体をアニオンとするリチウム塩を用いることもできる。このオキサラト錯体をアニオンとするリチウム塩としては、LiBOB〔リチウム−ビスオキサレートボレート〕の他、中心原子にC 2−が配位したアニオンを有するリチウム塩、例えば、Li[M(C](式中、Mは遷移金属,周期律表のIIIb族,IVb族,Vb族から選択される元素、Rはハロゲン、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基から選択される基、xは正の整数、yは0又は正の整数である。)で表わされるものを用いることができる。具体的には、Li[B(C)F]、Li[P(C)F]、Li[P(C]等がある。但し、高温環境下においても負極の表面に安定な被膜を形成するためには、LiBOBを用いることが最も好ましい。
尚、上記溶質は、単独で用いるのみならず、2種以上を混合して用いても良い。また、溶質の濃度は特に限定されないが、電解液1リットル当り0.8〜1.8モルであることが望ましい。更に、大電流での放電を必要とする用途では、上記溶質の濃度が電解液1リットル当たり1.0〜1.6モルであることが望ましい。
一方、上記非水電解液の溶媒としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチルラクトン、ジエチレンカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジメチルカーボネートなどのカーボネート系溶媒や、これらの溶媒の水素の一部がFにより置換されているカーボネート系溶媒が好ましく用いられる。溶媒としては、環状カーボネートと鎖状カーボネートを組み合わせて用いることが好ましい。
以下、本発明を具体的な実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能なものである。
〈第1実施例〉
(実施例1)
〔負極の作製〕
表面を炭素で被覆したSiO(X=0.93、平均一次粒子径:5.0μm)を準備した。尚、被覆はCVD法を用いて行い、また、SiOに対する炭素の割合は10質量%とした。上記SiO1モルとLiOH0.2モルとを粉状態で混合して(SiOに対するLiOHの割合は20モル%となっている)、SiOの表面にLiOHを付着させた。次に、Ar雰囲気中、800℃で10時間熱処理することにより、内部にリチウムシリケート相が形成されたSiOを作製した。この熱処理後のSiOをXRD(線源はCuKαである)で解析したところ、図1に示すように、リチウムシリケートであるLiSiOとLiSiOとのピークが確認された。また、SiOの総モル数に対するリチウムシリケート相のモル数(以下、SiO中のリチウムシリケート相の割合、と称することがある)は5モル%であった。
上記リチウムシリケート相が形成されたSiOと、バインダーであるPAN(ポリアクリロニトリル)とを、質量比で95:5となるように混合し、更に希釈溶媒としてのNMP(N−メチル−2−ピロリドン)を添加した。これを、混合機(プライミクス社製、ロボミックス)を用いて攪拌し、負極合剤スラリーを調製した。
上記負極合剤スラリーを、銅箔の片面上に負極合剤層の1m当りの質量が、25g/mとなるように塗布した。次に、これを大気中105℃で乾燥し、圧延することにより負極を作製した。尚、負極合剤層の充填密度は、1.50g/mlとした。
〔非水電解液の調製〕
エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)とを、体積比が3:7の割合となるように混合した混合溶媒に、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を、1.0モル/リットル添加して非水電解液を調製した。
〔電池の組み立て〕
不活性雰囲気中で、外周にNiタブを取り付けた上記負極と、リチウム金属箔と、負極とリチウム金属箔との間に配置させたポリエチレン製セパレータとを用いて電極体を作製した。この電極体を、アルミニウムラミネートからなる電池外装体内に入れ、更に、非水電解液を電池外装体内に注入し、その後電池外装体を封止して電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下、電池A1と称する。
(実施例2)
リチウム源とSiOとを混合して熱処理する際、リチウム源として、LiOHの代わりにLiCOを用いた(SiOに対するLiCOの割合は10モル%とした)こと以外は、上記第1実施例の実施例1と同様にして電池を作製した。尚、熱処理後のSiOを、XRDで解析したところ、リチウムシリケートであるLiSiOとLiSiOとのピークが確認された。また、熱処理後のSiO中のリチウムシリケート相の割合は5モル%であった。
このようにして作製した電池を、以下、電池A2と称する。
(実施例3)
リチウム源とSiOとを混合して熱処理する際、リチウム源として、LiOHの代わりにLiClを用いた(SiOに対するLiClの割合は20モル%とした)こと以外は、上記第1実施例の実施例1と同様にして電池を作製した。尚、熱処理後のSiOを、XRDで解析したところ、リチウムシリケートであるLiSiOとLiSiOとのピークが確認された。また、熱処理後のSiO中のリチウムシリケート相の割合は5モル%であった。
このようにして作製した電池を、以下、電池A3と称する。
(実施例4)
リチウム源とSiOとを混合して熱処理する際、リチウム源として、LiOHの代わりにLiFを用いた(SiOに対するLiFの割合は20モル%とした)こと以外は、上記第1実施例の実施例1と同様にして電池を作製した。尚、熱処理後のSiOを、XRDで解析したところ、リチウムシリケートであるLiSiOとLiSiOとのピークが確認された。また、熱処理後のSiO中のリチウムシリケート相の割合は5モル%であった。
このようにして作製した電池を、以下、電池A4と称する。
(比較例)
LiOHとSiOとを混合せず、且つ、熱処理を行わなかった(即ち、負極活物質としてのSiOとして、未処理のSiOを用いた)こと以外は、上記第1実施例の実施例1と同様に電池を作製した。このSiOをXRDで解析したところ、図1に示すように、リチウムシリケート相は確認されなかった。
このようにして作製した電池を、以下、電池Zと称する。
(実験)
上記電池A1〜A4、Zを、以下の条件で充放電し、下記(3)式で示す初回充放電効率と下記(4)式で示す10サイクル目の容量維持率とを調べたので、その結果を表1に示す。
〔充放電条件〕
0.2It(4mA)の電流で電圧が0Vになるまで定電流充電を行った後、0.05It(1mA)の電流で電圧が0Vになるまで定電流充電を行った。次に、10分間休止した後、0.2It(4mA)の電流で電圧が1.0Vになるまで定電流放電を行った。
〔初回充放電効率の算出式〕
初回充放電効率(%)=(1サイクル目の放電容量/1サイクル目の充電容量)×100・・・(3)
〔10サイクル目の容量維持率の算出式〕
10サイクル目の容量維持率(%)=(10サイクル目の放電容量/1サイクル目の放電容量)×100・・・(4)
Figure 0006092558
内部にリチウムシリケート相を有するSiOを用いた電池A1〜A4は、内部にリチウムシリケート相を有していないSiOを用いた電池Zに比べて、初回充放電効率及びサイクル特性が向上することがわかる。これは、充放電前のSiOにおいて、予めリチウムシリケート相を有していれば、初回充電時に生成するLiSiOに奪われるリチウム量が少量で済み、充放電に関与できるリチウム量が増加するからである。また、内部にリチウムシリケート相を有するSiOは、内部にリチウムシリケート相を有していないSiOに比べた場合、充電量は同一であるにも関わらず、充電時の膨張度合いが小さくなる。したがって、充放電時の膨張収縮量の差が小さくなり、負極合剤層での剥離等が抑制されるからと考えられる。
尚、熱処理時に用いるリチウム化合物としては、LiOHに限らず、LiCO、LiCl、又はLiFでも同様の効果を発現することが確認できた。また、これら以外のリチウム化合物であっても、同様の効果を発現すると推測できる。
〈第2実施例〉
(実施例1)
LiOHとSiOとを混合して熱処理する際、SiOに対してLiOHを2モル%添加したこと以外は、上記第1実施例の実施例1と同様にして電池を作製した。尚、熱処理後のSiOをXRDで解析したところ、リチウムシリケートであるLiSiOのピークが確認された。また、熱処理後のSiO中のリチウムシリケート相の割合は0.5モル%であった。
このようにして作製した電池を、以下、電池B1と称する。
(実施例2)
LiOHとSiOとを混合して熱処理する際、SiOに対してLiOHを50モル%添加したこと以外は、上記第1実施例の実施例1と同様にして電池を作製した。尚、熱処理後のSiOをXRDで解析したところ、リチウムシリケートであるLiSiOとLiSiOとのピークが確認された。また、熱処理後のSiO中のリチウムシリケート相の割合は12.5モル%であった。
このようにして作製した電池を、以下、電池B2と称する。
(実施例3)
LiOHとSiOとを混合して熱処理する際、SiOに対してLiOHを80モル%添加したこと以外は、上記第1実施例の実施例1と同様にして電池を作製した。尚、熱処理後のSiOをXRDで解析したところ、リチウムシリケートであるLiSiOとLiSiOとのピークが確認された。また、熱処理後のSiO中のリチウムシリケート相の割合は20モル%であった。
このようにして作製した電池を、以下、電池B3と称する。
(実施例4)
LiOHとSiOとを混合して熱処理する際、SiOに対してLiOHを100モル%添加したこと以外は、上記第1実施例の実施例1と同様にして電池を作製した。尚、熱処理後のSiOをXRDで解析したところ、リチウムシリケートであるLiSiOとLiSiOとのピークが確認された。また、熱処理後のSiO中のリチウムシリケート相の割合は25モル%であった。
このようにして作製した電池を、以下、電池B4と称する。
(実験)
上記電池B1〜B4を、上記第1実施例の実験で示した条件と同様の条件で充放電し、上記(3)式で示した初回充放電効率と、上記(4)式で示した10サイクル目の容量維持率とを調べたので、その結果を表2に示す。尚、表2には電池A1、Zの結果についても記載している。
Figure 0006092558
内部にリチウムシリケート相を有するSiOを用いた電池A1、B1〜B4は、内部にリチウムシリケート相を有していないSiOを用いた電池Zに比べて、初回充放電効率が高く、サイクル特性も良好であることがわかった。また、電池A1、B1〜B4を比較した場合、SiO中のリチウムシリケート相の割合が高いほど、初回充放電効率が高く、サイクル特性も良好であることがわかった。更に、SiO中のリチウムシリケート相の割合が12.5モル%以上の電池B2〜B4では、負極活物質としてSiOを用いた場合の理論充放電効率(75%)を越える初回充放電効率を示すことが確認できた。
以上より、SiO中のリチウムシリケート相の割合は0.5モル%以上25モル%以下であることが望ましい。SiO中のリチウムシリケート相の割合が0.5モル%未満の場合には、リチウムシリケート相を形成した効果が低くなり、当該割合が25モル%を超えると、充放電容量が低下する。
〈第3実施例〉
(実施例1)
原料としてのSiO(熱処理前のSiO)として、平均一次粒子径が1.0μmであるSiO(x=0.93、炭素被覆量10質量%)を用いたこと以外は、上記第1実施例の実施例1と同様にして電池を作製した。尚、熱処理後のSiOをXRDで解析したところ、リチウムシリケートであるLiSiOとLiSiOとのピークが確認された。また、熱処理後のSiO中のリチウムシリケート相の割合は5モル%であった。
このようにして作製した電池を、以下、電池C1と称する。
(実施例2)
原料としてのSiO(熱処理前のSiO)として、平均一次粒子径が15.0μmであるSiO(x=0.93、炭素被覆量10質量%)を用いたこと以外は、上記第1実施例の実施例1と同様にして電池を作製した。尚、熱処理後のSiOをXRDで解析したところ、リチウムシリケートであるLiSiOとLiSiOとのピークが確認された。また、熱処理後のSiO中のリチウムシリケート相の割合は5モル%であった。
このようにして作製した電池を、以下、電池C2と称する。
(実験)
上記電池C1、C2を、上記第1実施例の実験で示した条件と同様の条件で充放電し、上記(3)式で示した初回充放電効率と、上記(4)式で示した10サイクル目の容量維持率とを調べたので、その結果を表3に示す。尚、表3には電池A1、Zの結果についても記載している。
Figure 0006092558
内部にリチウムシリケート相を有するSiOを用いた電池A1、C1、C2は、内部にリチウムシリケート相を有していないSiOを用いた電池Zに比べて、初回充放電効率が高く、サイクル特性も良好であることがわかった。したがって、SiOの平均一次粒子径は、1μm以上15μm以下であることが好ましい。尚、SiOの平均一次粒子径が1μm未満の場合には、粒子表面積が大きいため、電解液の副反応が起こり易くなる。一方、SiOの平均一次粒子径が15μmを超える場合は、化成処理時にリチウムがSiO内部まで拡散せず、多くのリチウムシリケート相がSiO表面に形成されるため、容量低下や負荷特性の低下を招くことがある。
〈第4実施例〉
(実施例1)
熱処理後のSiOを、ろ液のpHが8.0になるまで純水で水洗、濾過して、熱処理後のSiOの表面から未反応のリチウム化合物を除去したこと以外は、上記第1実施例の実施例1と同様にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下、電池D1と称する。
(実施例2)
以下のような処理を、熱処理前に施したこと以外は、上記第1実施例の実施例1と同様にして電池を作製した。
SiOとLiOHとを混合する際、LiOHを予め水に溶解させた液に、所定量のSiOと、非イオン性界面活性剤(商品名:SNウエット980、サンノプコ社製ポリエーテル系界面活性剤)とを添加して、分散させた。尚、非イオン性界面活性剤の添加量は、固形分の総量に対して1質量%とした。次いで、上記分散液を温度110℃に設定した恒温槽で乾燥し、溶媒である水を除去した後、熱処理を行った。
このようにして作製した電池を、以下、電池D2と称する。
(実施例3)
熱処理後のSiOを、ろ液のpHが8.0になるまで純水で水洗、濾過して、熱処理後のSiOの表面から未反応リチウム化合物を除去したこと以外は、上記第4実施例の実施例2と同様にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下、電池D3と称する。
(実験)
上記電池D1〜D3を、上記第1実施例の実験で示した条件と同様の条件で充放電し、上記(3)式で示した初回充放電効率と、上記(4)式で示した10サイクル目の容量維持率とを調べたので、その結果を表4に示す。尚、表4には電池A1の結果についても記載している。
Figure 0006092558
熱処理後の水洗を行った電池D1は、水洗を行わなかった電池A1よりも、初回充放電効率及びサイクル特性が向上したことがわかる。電池D1の如く水洗を行えば、熱処理時の未反応物であるリチウム化合物を除去することができるので、負極活物質粒子の表面抵抗が低下する。したがって、放電時に負極活物質粒子間の導電パスが十分に形成されるからと考えられる。
また、熱処理前のSiOとリチウム化合物とを混合する際、予め界面活性剤を用いて湿式処理を行った電池D2は、熱処理前のSiOとリチウム化合物とを単に乾式混合した電池A1よりも、初回充放電効率及びサイクル特性が向上したことがわかる。電池D1の如く界面活性剤を添加して湿式で混練すれば、SiO表面により微細なLiOHが均一に析出する。このため、熱処理時に、より均一なリチウムシリケート相が形成されたことによると考えられる。
更に、界面活性剤を用いた湿式処理と化成処理後の水洗処理とを行った電池D3は、一方の処理しか行っていない電池D1、D2に比べて、初回充放電効率及びサイクル特性が向上していることがわかる。したがって、2つの処理を組み合わせることで、更に特性を改善できる。
尚、上記実験結果より、SiO表面にLiOHを均一に配置させるのが好ましいことがわかったが、このような状態とするには、上記湿式処理に限定するものではなく、乾式処理であっても達成できる。
〈第5実施例〉
(実施例)
原料としてのSiO(熱処理前のSiO)として、炭素被覆していないSiO(X=0.93、平均一次粒子径5.0μm)を用いると共に、熱処理後に、CVD法を用いて、SiOの表面に炭素を被覆(SiOに対する炭素の割合は10質量%)したこと以外は、上記第1実施例の実施例1と同様にして電池を作製した。尚、熱処理後のSiOをXRDで解析したところ、リチウムシリケートであるLiSiOのピークが確認された。また、熱処理後のSiO中のリチウムシリケート相の割合は5モル%であった。
このようにして作製した電池を、以下、電池Eと称する。
(実験)
上記電池Eを、上記第1実施例の実験で示した条件と同様の条件で充放電し、上記(3)式で示した初回充放電効率と、上記(4)式で示した10サイクル目の容量維持率とを調べたので、その結果を表5に示す。尚、表5には電池A1の結果についても記載している。
Figure 0006092558
熱処理後に炭素被覆を行った電池Eは、熱処理前に炭素被覆を行った電池A1よりも、初回充放電効率及びサイクル特性が向上していることがわかる。熱処理後には、未反応物であるリチウム化合物がSiOの粒子表面に付着しているため、粒子間の導電性が低下する。そのため、化成処理後に炭素被覆を行えば、粒子表面の抵抗が下がって、粒子間の導電パスが十分に形成されるからである。尚、化成処理後に水洗を行い、その後に炭素被覆を行えば、更に粒子表面抵抗が低減するので、初回充放電効率やサイクル特性が一層向上するものと考えられる。
本発明は、例えば携帯電話、ノートパソコン、PDA等の移動情報端末の駆動電源で、特に高容量が必要とされる用途に適用することができる。また、高温での連続駆動が要求される高出力用途で、電気自動車や電動工具といった電池の動作環境が厳しい用途にも展開が期待できる。

Claims (5)

  1. LiOH、Li CO 、LiF又はLiClを備えるリチウム化合物とSiO(0.8≦X≦1.2)とを溶媒に分散した後、乾燥して、SiO表面にリチウム化合物を析出させ、SiOの表面にリチウム化合物を付着させる第1ステップと、
    上記表面にリチウム化合物が付着したSiOを熱処理して、上記SiO中にリチウムシリケート相を形成した後、熱処理後の未反応リチウム化合物を除去する第2ステップと、
    を備える負極活物質の製造方法。
  2. 上記第2ステップにおいて、熱処理の温度が上記リチウム化合物の融点以上である、請求項1に記載の負極活物質の製造方法。
  3. 上記第1ステップにおいて、LiOH、Li CO 、LiF又はLiClを備えるリチウム化合物とSiOとを溶媒に分散する際、該溶媒に分散剤及び/又は界面活性剤を添加する、請求項1または請求項2に記載の負極活物質の製造方法。
  4. 上記第1ステップにおいて、SiOとして、表面に炭素被覆されたSiOを用いる、請求項1〜3の何れか1項に記載の負極活物質の製造方法。
  5. 上記第2ステップの後に、リチウムシリケート相が形成されたSiOの表面に炭素被覆する第3ステップを備える、請求項1〜3の何れか1項に記載の負極活物質の製造方法。
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