JP6066451B2 - 生体情報検出装置及び生体情報検出方法、生体情報検出プログラム - Google Patents
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Description
利用者の互いに異なる複数の観測部位の各々の脈波に基づいて検出される観測信号を出力する検出部と、
情報が記録される記録部と、
前記記録部に記録されている前記情報と前記観測信号とに基づいて前記利用者の脈拍数を算出する信号処理部と、
を備え、
前記信号処理部は、
前記利用者の前記脈拍数の算出を行う前に、前記利用者が予め設定した複数の動作状態の各々にあるときに、前記検出部が出力する前記観測信号を取得し、前記複数の動作状態の各々において、前記複数の観測部位に対する複数の前記観測信号の信号波形を、脈波が前記観測信号に反映されている度合いを表していると推定される特定の指標で相対的に評価し、前記各観測部位に関連付けた、前記複数の動作状態の各々における前記評価の結果を前記情報として前記記録部に記録させ、
前記利用者の前記脈拍数の算出を行うときに、前記複数の観測部位の何れかに対する前記観測信号に基づいて、前記利用者の状態が前記複数の動作状態の何れに対応するかを判別し、前記利用者の状態が前記複数の動作状態のうちの特定の動作状態に対応すると判別したとき、前記記録部に記録されている前記情報における前記特定の動作状態での前記評価の結果と前記各観測部位との関係に基づき、前記複数の観測部位のなかで、前記特定の動作状態において、前記観測信号に前記脈波が相対的に良好に反映されると推定される1つの前記観測部位を特定の観測部位として選択し、
前記検出部が前記特定の観測部位に対して出力する前記観測信号を特定の観測信号として取得し、該特定の観測信号に基づいて前記脈拍数を算出する、
ことを特徴とする。
利用者の脈拍数の算出を行う前に、前記利用者が予め設定した複数の動作状態の各々にあるときに、当該利用者の互いに異なる複数の観測部位の各々で脈波に基づく観測信号を取得し、
前記複数の動作状態の各々において、前記複数の観測部位に対する複数の前記観測信号の信号波形を、脈波が前記観測信号に反映されている度合いを表していると推定される特定の指標で相対的に評価し、前記各観測部位に関連付けた、前記複数の動作状態の各々における前記評価の結果を情報として記録部に記録し、
前記利用者の前記脈拍数の算出を行うときに、前記複数の観測部位の何れかに対する前記観測信号に基づいて前記利用者の状態が前記複数の動作状態の何れに対応するかを判別し、
当該利用者の状態が特定の動作状態に対応すると判別したとき、前記記録部に記録された前記情報における前記特定の動作状態での前記評価の結果と前記各観測部位との関係に基づき、前記複数の観測部位のなかで、前記特定の動作状態において、前記観測信号に前記脈波が相対的に良好に反映されると推定される1つの前記観測部位を特定の観測部位として選択し、
前記特定の観測部位に対する前記観測信号を特定の観測信号として取得し、該特定の観測信号に基づいて前記脈拍数を計算する、
ことを特徴とする。
コンピュータに、
利用者の脈拍数の算出を行う前に、前記利用者が予め設定した複数の動作状態の各々にあるときに、当該利用者の互いに異なる複数の観測部位の各々で脈波に基づく観測信号を取得させ、
前記複数の動作状態の各々において、前記複数の観測部位に対する複数の前記観測信号の信号波形を、脈波が前記観測信号に反映されている度合いを表していると推定される特定の指標で相対的に評価させ、前記各観測部位に関連付けた、前記複数の動作状態の各々における前記評価の結果を情報として記録部に記録させ、
前記利用者の前記脈拍数の算出を行うときに、前記複数の観測部位の何れかに対する前記観測信号に基づいて前記利用者の状態が前記複数の動作状態の何れに対応するかを判別させ、
当該利用者の状態が特定の動作状態に対応すると判別したとき、前記記録部に記録させた前記情報における前記特定の動作状態での前記評価の結果と前記各観測部位との関係に基づき、前記複数の観測部位のなかで、前記特定の動作状態において、前記観測信号に前記脈波が相対的に良好に反映されると推定される1つの前記観測部位を特定の観測部位として選択させ、
前記特定の観測部位に対する前記観測信号を特定の観測信号として取得させ、該特定の観測信号に基づいて前記脈拍数を計算させる、
ことを特徴とする。
<第1の実施形態>
(生体情報検出装置)
図1は、本発明に係る生体情報検出装置の装着例及び外観構成例を示す概略図である。ここで、図1(a)は、本発明に係る生体情報検出装置を人体に装着した状態を示す概略図であり、図1(b)は、本発明に係る生体情報検出装置の正面及び側面を示す概略構成図である。また、図2は、本発明に係る生体情報検出装置の計測面の構成例を示す概略図である。
生体情報検出装置100は、具体的には、例えば図3に示すように、大別して、発光部(検出部)10と、発光制御部15と、受光部(検出部)20と、加速度計測部30と、信号増幅部40と、フィルタ部50と、メモリ部60と、脈波評価記録部(記録部)65と、信号処理部(観測信号評価部、動作状態判別部、観測部位選択部、脈拍数算出部)70と、表示部80と、操作部90と、を備えている。
次に、上述した生体情報検出装置における生体情報検出方法について説明する。
図4は、本実施形態に係る生体情報検出装置の生体情報検出方法において実行される動作モードを示す概略フローチャートである。
図5は、本実施形態に係る生体情報検出方法において実行される予備測定動作を示すフローチャートである。図6は、本実施形態に係る予備測定動作において実行される脈波の多点観測の一例を示す概念図である。図7は、本実施形態に係る予備測定動作において取得される観測信号の信号波形の評価値の一例を示す図である。
図8は、本実施形態に係る生体情報検出装置の生体情報検出方法において実行される通常測定動作を示すフローチャートである。図9は、本実施形態に係る通常測定動作において計測される極値間隔を説明するための概念図である。
次に、本発明に係る生体情報検出方法の第2の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態に示した生体情報検出方法においては、通常測定動作により取得された脈波の観測信号の信号波形における極値間隔の変化が所定の閾値を超えている場合には、加速度信号に基づいてユーザの動作が体組織運動状態か体動状態かを判別して、その結果に応じて脈波が最も良好に反映されていると推定される最適な信号波形を有する観測信号を取得することができる観測部位を選択し、当該観測部位における観測信号に基づいて脈拍数を算出する手法を示した。第2の実施形態においては、第1の実施形態に加えて、体動時の観測信号の評価値が最高の観測部位を選択し、当該観測部位で観測信号を取得しているときに、取得した観測信号に体組織運動と体動との両方に起因するノイズ成分が含まれているか否かを判定して、その結果に応じて最適な信号波形を有する観測信号を取得することができる観測部位を再度選択し、当該観測部位において取得した観測信号を、脈拍数の計算に用いる手法を有している。
次に、本発明に係る生体情報検出方法の第2の実施形態について説明する。
上述した第1及び第2の実施形態に示した生体情報検出方法においては、加速度信号に基づいてユーザの動作が体組織運動状態か体動状態かを判別し、また、S/N比に基づいて体組織運動と体動との両方に起因するノイズ成分が観測信号に含まれているか否かを判定して、その結果に応じて最適な観測部位を選択し、再度脈波の観測信号を取得して脈拍数を計算する手法を示した。第3の実施形態においては、第1及び第2の実施形態において、現在の観測信号の信号波形が静止状態の信号波形に類似するか否かを随時監視して、その結果に応じて最適な観測部位を再度選択し、当該観測部位において取得した観測信号を、脈拍数の計算に用いる手法を有している。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
利用者の互いに異なる観測部位の各々の脈波に基づいて検出される観測信号を出力する検出部と、
前記利用者の予め設定した複数の動作状態の各々において、前記検出部が出力する前記観測信号を取得し、前記各観測部位に対する前記観測信号の信号波形に対して、脈波が前記観測信号に反映されている度合いを表していると推定される特定の指標で、前記各観測部位の間で相対的に評価し、該評価した結果を前記各観測部位と前記各動作状態とに関連付けて記録部に記録する観測信号評価部と、
前記観測信号に基づいて、前記利用者の状態が前記複数の動作状態の何れに対応するかを判別する動作状態判別部と、
前記動作状態判別部が、前記利用者の状態が前記複数の動作状態のうちの特定の動作状態に対応すると判別したとき、前記記録部に記録されている前記評価の結果と前記各観測部位と前記各動作状態との関係に基づき、前記特定の動作状態で脈波が、前記複数の観測部位のなかで相対的に良好に反映されていると推定される1つの前記観測部位を特定の観測部位として選択する観測部位選択部と、
前記検出部が前記特定の観測部位に対して出力する前記観測信号を特定の観測信号として取得し、該特定の観測信号に基づいて脈拍数を算出する脈拍数算出部と、
を備えることを特徴とする生体情報検出装置である。
前記観測信号評価部は、前記信号波形を、安静時の人体の脈拍に対応する周波数範囲の脈波信号成分と、該脈波信号成分以外のノイズ信号成分とに分け、前記特定の指標として、前記脈波信号成分の最大振幅と、前記脈波信号成分と前記ノイズ信号成分の比と、を用い、前記各観測部位の間で、前記最大振幅の値が相対的に大きいほど脈波が前記観測信号に良好に反映されていると推定し、前記脈波信号成分の前記ノイズ信号成分に対する比が相対的に大きいほど脈波が前記観測信号に良好に反映されていると推定すると評価することを特徴とする[1]に記載の生体情報検出装置である。
前記観測部位選択部は、前記記録部に記録されている前記評価の結果と前記各観測部位と前記各動作状態との関係に基づき、前記複数の観測部のなかで、前記特定の動作状態で脈波が前記観測信号に最も良好に反映されていると推定される1つの前記観測部位を、前記特定の観測部位として選択することを特徴とする[1]又は[2]に記載の生体情報検出装置である。
前記複数の動作状態を、前記利用者が実質的に動作を行っていない静止状態と、前記利用者が動作を行っている運動状態とし、
前記動作状態判別部は、前記観測信号の信号波形の一波毎の極値間の時間の変化に基づいて、前記利用者の状態が、前記静止状態に対応するか前記運動状態に対応するかを判別することを特徴とする[1]乃至[3]のいずれかに記載の生体情報検出装置である。
前記利用者の動作に伴って計測される加速度信号を出力する加速度計測部を備え、
前記運動状態を、更に、手足の指の一部だけを動かしている程度の体組織運動状態と、人体の四肢の少なくとも一部を動かしている程度の体動状態とし、
前記動作状態判別部は、前記極値間の時間の変化が所定値より大きいとき、前記加速度信号に基づいて、前記利用者の状態が、前記体組織運動状態に対応するか前記体動状態に対応するかを判別することを特徴とする[4]に記載の生体情報検出装置である。
前記観測部位選択部は、前記動作状態判別部が、前記利用者の状態が前記体動状態に対応すると判別し、これに対応した前記特定の観測部位を選択したとき、更に、当該特定の観測部位に対して前記検出部が出力する前記観測信号を取得し、該観測信号の信号波形を、安静時の人体の脈拍に対応する周波数範囲の脈波信号成分と、該脈波信号成分以外のノイズ信号成分とに分け、前記脈波信号成分の前記ノイズ信号成分に対する比の値を取得し、該比の値が所定値より小さいとき、前記評価において、前記体組織運動状態と前記体動状態とを総合した状態で脈波が最も正確に測定できていると評価された前記観測部位を前記特定の観測部位として選択し直すことを特徴とする[5]に記載の生体情報検出装置である。
前記観測部位選択部は、前記特定の観測部位で取得した前記特定の観測信号の信号波形の、前記利用者が前記静止状態であるときに前記観測信号評価部が取得した前記観測信号の信号波形に対する類似度が所定値より大きいとき、前記静止状態で脈波が最も正確に測定できていると評価された前記観測部位を前記特定の観測部位として選択し直すことを特徴とする[5]に記載の生体情報検出装置である。
前記観測信号評価部による前記観測信号の取得、前記観測信号の評価及び前記記録部への記録とは、前記動作状態判別部による前記動作状態の判別及び前記観測部位選択部による前記特定の観測部位の選択に先立って実行されることを特徴とする[1]乃至[7]のいずれかに記載の生体情報検出装置である。
前記検出部は、前記利用者の前記複数の観測部位の各々に対して光を照射する1乃至複数の発光素子を備える発光部と、該発光部から照射され前記各観測部位で反射された光を受光する1乃至複数の受光素子を備えて前記観測信号を出力する受光部と、を有し、該発光部及び該受光部は、少なくとも前記発光素子又は前記受光素子のいずれか一方を複数備え、
前記検出部は、前記発光部から照射され、前記利用者の前記複数の観測部位で反射された光を前記受光部で受光して、該複数の観測部位の各々に対応して前記観測信号を出力することを特徴とする[1]乃至[8]のいずれかに記載の生体情報検出装置である。
前記観測信号評価部が前記利用者の前記各動作状態での前記観測信号を取得する際に、前記利用者を対応する動作状態に誘導する表示を行う表示部を備えることを特徴とする[1]乃至[9]のいずれかに記載の生体情報検出装置である。
利用者の予め設定した複数の動作状態の各々において、当該利用者の互いに異なる複数の観測部位の各々で脈波に基づく観測信号を取得し、
前記各観測部位の前記各動作状態における複数の前記観測信号の信号波形を、脈波が前記観測信号に反映されている度合いを表していると推定される特定の指標で、前記各観測部位に対応する複数の前記観測信号の間で相対的に評価した結果を、前記各観測部位と前記各動作状態とに関連付けて記録部に記録し、
前記観測信号に基づいて前記利用者の状態が前記複数の動作状態の何れに対応するかを判別し、
当該利用者の状態が特定の動作状態に対応すると判別したとき、前記記録部に記録された前記評価の結果と前記各観測部位と前記各動作状態との関係に基づき、前記特定の動作状態で脈波が、前記複数の観測部のなかで相対的に良好に反映されていると推定される1つの前記観測部位を特定の観測部位として選択し、
前記特定の観測部位に対する前記観測信号を特定の観測信号として取得し、該特定の観測信号に基づいて脈拍数を計算する、
ことを特徴とする生体情報検出方法である。
前記評価を行う処理において、前記信号波形を、安静時の人体の脈拍に対応する周波数範囲の脈波信号成分と、該脈波信号成分以外のノイズ信号成分とに分け、前記特定の指標として、前記脈波信号成分の最大振幅と、前記脈波信号成分に対する前記ノイズ信号成分の比と、を用い、前記各観測部位の間で、前記最大振幅の値が相対的に大きいほど脈波が前記観測信号に良好に反映されていると推定し、前記脈波信号成分の前記ノイズ信号成分に対する比が相対的に大きいほど脈波が前記観測信号に良好に反映されていると推定すると評価することを特徴とする[11]に記載の生体情報検出方法である。
前記複数の動作状態を、前記利用者が実質的に動作を行っていない静止状態と、前記利用者が動作を行っている運動状態とし、
前記利用者の状態を判別する処理は、前記観測信号の信号波形の一波毎の極値間の時間の変化に基づいて、前記利用者の状態が、前記静止状態に対応するか前記運動状態に対応するかを判別することを特徴とする[11]又は[12]に記載の生体情報検出方法である。
前記運動状態を、更に、手足の指の一部だけを動かしている程度の体組織運動状態と、人体の四肢の少なくとも一部を動かしている程度の体動状態とし、
前記利用者の動作に伴う加速度信号を取得し、
前記利用者の状態を判別する処理は、前記極値間の時間の変化が所定値より大きいとき、前記加速度信号に基づいて、前記利用者の状態が、前記体組織運動状態に対応するか前記体動状態に対応するかを判別することを特徴とする[13]に記載の生体情報検出方法である。
コンピュータに、
利用者の予め設定した複数の動作状態の各々において、当該利用者の互いに異なる複数の観測部位の各々で脈波に基づく観測信号を取得させ、
前記各観測部位の前記各動作状態における複数の前記観測信号の信号波形を、脈波が前記観測信号に反映されている度合いを表していると推定される特定の指標で、前記各観測部位に対応する複数の前記観測信号の間で相対的に評価した結果を、前記各観測部位と前記各動作状態とに関連付けて記録部に記録させ、
前記観測信号に基づいて前記利用者の状態が前記複数の動作状態の何れに対応するかを判別させ、
当該利用者の状態が特定の動作状態に対応すると判別したとき、前記記録部に記録させた前記評価の結果と前記各観測部位と前記各動作状態との関係に基づき、前記特定の動作状態で脈波が、前記複数の観測部のなかで相対的に良好に反映されていると推定される1つの前記観測部位を特定の観測部位として選択させ、
前記特定の観測部位に対する前記観測信号を特定の観測信号として取得させ、該特定の観測信号に基づいて脈拍数を計算させる、
ことを特徴とする生体情報検出プログラムである。
前記コンピュータに、
前記評価において、前記信号波形を、安静時の人体の脈拍に対応する周波数範囲の脈波信号成分と、該脈波信号成分以外のノイズ信号成分とに分け、前記特定の指標として、前記脈波信号成分の最大振幅と、前記脈波信号成分に対する前記ノイズ信号成分の比と、を用い、前記各観測部位の間で、前記最大振幅の値が相対的に大きいほど脈波が前記観測信号に良好に反映されていると推定し、前記脈波信号成分の前記ノイズ信号成分に対する比が相対的に大きいほど脈波が前記観測信号に良好に反映されていると推定すると評価させることを特徴とする[15]に記載の生体情報検出プログラムである。
前記コンピュータに、
前記複数の動作状態を、前記利用者が実質的に動作を行っていない静止状態と、前記利用者が動作を行っている運動状態とさせ、
前記利用者の状態を判別する処理において、前記観測信号の信号波形の一波毎の極値間の時間の変化に基づいて、前記利用者の状態が、前記静止状態に対応するか前記運動状態に対応するかを判別させることを特徴とする[15]又は[16]に記載の生体情報検出プログラムである。
前記コンピュータに、
前記運動状態を、更に、手足の指の一部だけを動かしている程度の体組織運動状態と、人体の四肢の少なくとも一部を動かしている程度の体動状態とさせ、
前記利用者の動作に伴う加速度信号を取得させ、
前記利用者の状態を判別する処理において、前記極値間の時間の変化が所定値より大きいとき、前記加速度信号に基づいて、前記利用者の状態が、前記体組織運動状態に対応するか前記体動状態に対応するかを判別させることを特徴とする[17]に記載の生体情報検出プログラムである。
15 発光制御部
20 受光部(検出部)
30 加速度計測部
40 信号増幅部
60 メモリ部
65 脈波評価記録部(記録部)
70 信号処理部(観測信号評価部、動作状態判別部、観測部位選択部、脈拍数算出部)
80 表示部
100 生体情報検出装置
101 機器本体
USh 手首
SF 皮膚面
MS 計測領域
E1〜E9 発光素子
R1〜R4 受光素子
Pm 観測部位
Claims (10)
- 利用者の互いに異なる複数の観測部位の各々の脈波に基づいて検出される観測信号を出力する検出部と、
情報が記録される記録部と、
前記記録部に記録されている前記情報と前記観測信号とに基づいて前記利用者の脈拍数を算出する信号処理部と、
を備え、
前記信号処理部は、
前記利用者の前記脈拍数の算出を行う前に、前記利用者が予め設定した複数の動作状態の各々にあるときに、前記検出部が出力する前記観測信号を取得し、前記複数の動作状態の各々において、前記複数の観測部位に対する複数の前記観測信号の信号波形を、脈波が前記観測信号に反映されている度合いを表していると推定される特定の指標で相対的に評価し、前記各観測部位に関連付けた、前記複数の動作状態の各々における前記評価の結果を前記情報として前記記録部に記録させ、
前記利用者の前記脈拍数の算出を行うときに、前記複数の観測部位の何れかに対する前記観測信号に基づいて、前記利用者の状態が前記複数の動作状態の何れに対応するかを判別し、前記利用者の状態が前記複数の動作状態のうちの特定の動作状態に対応すると判別したとき、前記記録部に記録されている前記情報における前記特定の動作状態での前記評価の結果と前記各観測部位との関係に基づき、前記複数の観測部位のなかで、前記特定の動作状態において、前記観測信号に前記脈波が相対的に良好に反映されると推定される1つの前記観測部位を特定の観測部位として選択し、
前記検出部が前記特定の観測部位に対して出力する前記観測信号を特定の観測信号として取得し、該特定の観測信号に基づいて前記脈拍数を算出する、
ことを特徴とする生体情報検出装置。 - 前記信号処理部は、前記信号波形を、安静時の人体の脈拍に対応する周波数範囲の脈波信号成分と、該脈波信号成分以外のノイズ信号成分とに分け、前記特定の指標として、前記脈波信号成分の最大振幅と、前記脈波信号成分と前記ノイズ信号成分の比と、を用い、前記各観測部位の間で、前記最大振幅の値が相対的に大きいほど脈波が前記観測信号に良好に反映されていると推定し、前記脈波信号成分の前記ノイズ信号成分に対する比が相対的に大きいほど脈波が前記観測信号に良好に反映されていると推定すると評価することを特徴とする請求項1に記載の生体情報検出装置。
- 前記信号処理部は、前記記録部に記録されている前記評価の結果と前記各観測部位と前記各動作状態との関係に基づき、前記複数の観測部位のなかで、前記特定の動作状態で脈波が前記観測信号に最も良好に反映されていると推定される1つの前記観測部位を、前記特定の観測部位として選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の生体情報検出装置。
- 前記信号処理部は、
前記複数の動作状態を、前記利用者が実質的に動作を行っていない静止状態と、前記利用者が動作を行っている運動状態とし、
前記観測信号の信号波形の一波毎の極値間の時間の変化に基づいて、前記利用者の状態が、前記静止状態に対応するか前記運動状態に対応するかを判別することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の生体情報検出装置。 - 利用者の脈拍数の算出を行う前に、前記利用者が予め設定した複数の動作状態の各々にあるときに、当該利用者の互いに異なる複数の観測部位の各々で脈波に基づく観測信号を取得し、
前記複数の動作状態の各々において、前記複数の観測部位に対する複数の前記観測信号の信号波形を、脈波が前記観測信号に反映されている度合いを表していると推定される特定の指標で相対的に評価し、前記各観測部位に関連付けた、前記複数の動作状態の各々における前記評価の結果を情報として記録部に記録し、
前記利用者の前記脈拍数の算出を行うときに、前記複数の観測部位の何れかに対する前記観測信号に基づいて前記利用者の状態が前記複数の動作状態の何れに対応するかを判別し、
当該利用者の状態が特定の動作状態に対応すると判別したとき、前記記録部に記録された前記情報における前記特定の動作状態での前記評価の結果と前記各観測部位との関係に基づき、前記複数の観測部位のなかで、前記特定の動作状態において、前記観測信号に前記脈波が相対的に良好に反映されると推定される1つの前記観測部位を特定の観測部位として選択し、
前記特定の観測部位に対する前記観測信号を特定の観測信号として取得し、該特定の観測信号に基づいて前記脈拍数を計算する、
ことを特徴とする生体情報検出方法。 - 前記評価を行う処理において、前記信号波形を、安静時の人体の脈拍に対応する周波数範囲の脈波信号成分と、該脈波信号成分以外のノイズ信号成分とに分け、前記特定の指標として、前記脈波信号成分の最大振幅と、前記脈波信号成分に対する前記ノイズ信号成分の比と、を用い、前記各観測部位の間で、前記最大振幅の値が相対的に大きいほど脈波が前記観測信号に良好に反映されていると推定し、前記脈波信号成分の前記ノイズ信号成分に対する比が相対的に大きいほど脈波が前記観測信号に良好に反映されていると推定すると評価することを特徴とする請求項5に記載の生体情報検出方法。
- 前記複数の動作状態を、前記利用者が実質的に動作を行っていない静止状態と、前記利用者が動作を行っている運動状態とし、
前記利用者の状態を判別する処理は、前記観測信号の信号波形の一波毎の極値間の時間の変化に基づいて、前記利用者の状態が、前記静止状態に対応するか前記運動状態に対応するかを判別することを特徴とする請求項5又は6に記載の生体情報検出方法。 - コンピュータに、
利用者の脈拍数の算出を行う前に、前記利用者が予め設定した複数の動作状態の各々にあるときに、当該利用者の互いに異なる複数の観測部位の各々で脈波に基づく観測信号を取得させ、
前記複数の動作状態の各々において、前記複数の観測部位に対する複数の前記観測信号の信号波形を、脈波が前記観測信号に反映されている度合いを表していると推定される特定の指標で相対的に評価させ、前記各観測部位に関連付けた、前記複数の動作状態の各々における前記評価の結果を情報として記録部に記録させ、
前記利用者の前記脈拍数の算出を行うときに、前記複数の観測部位の何れかに対する前記観測信号に基づいて前記利用者の状態が前記複数の動作状態の何れに対応するかを判別させ、
当該利用者の状態が特定の動作状態に対応すると判別したとき、前記記録部に記録させた前記情報における前記特定の動作状態での前記評価の結果と前記各観測部位との関係に基づき、前記複数の観測部位のなかで、前記特定の動作状態において、前記観測信号に前記脈波が相対的に良好に反映されると推定される1つの前記観測部位を特定の観測部位として選択させ、
前記特定の観測部位に対する前記観測信号を特定の観測信号として取得させ、該特定の観測信号に基づいて前記脈拍数を計算させる、
ことを特徴とする生体情報検出プログラム。 - 前記コンピュータに、
前記評価において、前記信号波形を、安静時の人体の脈拍に対応する周波数範囲の脈波信号成分と、該脈波信号成分以外のノイズ信号成分とに分け、前記特定の指標として、前記脈波信号成分の最大振幅と、前記脈波信号成分に対する前記ノイズ信号成分の比と、を用い、前記各観測部位の間で、前記最大振幅の値が相対的に大きいほど脈波が前記観測信号に良好に反映されていると推定し、前記脈波信号成分の前記ノイズ信号成分に対する比が相対的に大きいほど脈波が前記観測信号に良好に反映されていると推定すると評価させることを特徴とする請求項8に記載の生体情報検出プログラム。 - 前記コンピュータに、
前記複数の動作状態を、前記利用者が実質的に動作を行っていない静止状態と、前記利用者が動作を行っている運動状態とさせ、
前記利用者の状態を判別する処理において、前記観測信号の信号波形の一波毎の極値間の時間の変化に基づいて、前記利用者の状態が、前記静止状態に対応するか前記運動状態に対応するかを判別させることを特徴とする請求項8又は9に記載の生体情報検出プログラム。
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