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JP6057178B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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JP6057178B2
JP6057178B2 JP2013214087A JP2013214087A JP6057178B2 JP 6057178 B2 JP6057178 B2 JP 6057178B2 JP 2013214087 A JP2013214087 A JP 2013214087A JP 2013214087 A JP2013214087 A JP 2013214087A JP 6057178 B2 JP6057178 B2 JP 6057178B2
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Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に係り、特に、第一ケースと第二ケースが、互いの開口部を嵌め合わせてロック機構で相互に組み付けられる電気接続箱に関するものである。
従来から、自動車等において、ジャンクションボックスやリレーボックス等の電気接続箱が用いられている。例えば、特開2008−92766号公報(特許文献1)に記載のものが、それである。特許文献1に記載の電気接続箱は、第一ケースとしてのロアカバーと、第二ケースとしての本体ケースが、互いの開口部を嵌め合わせて相互に組み付けられる構造とされている。
ところで、電気接続箱のロアカバーと本体ケースのように、一方の第一ケースと、他方の第二ケースは、ロック機構を介して相互に組み付けられる。このようなロック機構として、従来から、特許文献1にも記載されているように、第一ケースの周壁の外面に突設された枠形状のロック枠が、第二ケースの周壁の外面に突設された係止突起と係合される構造のものが、広く採用されている。
ところが、特許文献1に記載の如き電気接続箱においては、第一ケースと第二ケースを組み付けるに際して、ロック機構をロックするよりも前に、予め互いの開口部を全周に亘って嵌め合わせなければならなかった。それ故、組み付けに手間を要する場合があった。
一方、第一ケースと第二ケースの組み付け状態において、ロック機構は、ロック枠と第一ケースの周壁との間で第二ケースの周壁を挟み込んで、ロック枠が第二ケースの周壁に外面から被さる形でロックされている。従って、ロックを解除する場合には、ロック枠を外側に広げる必要があるが、ロック枠と第二ケースの周壁との間に殆ど隙間が無いことから、ロック枠をこじ開けるために工具等が必要になる場合があり、解除にも手間が掛かるという問題があった。
特開2008−92766号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、第一ケースと第二ケースを、互いの開口部を嵌め合わせてロック機構で組み付ける電気接続箱において、第一ケースと第二ケースの相互の組み付けとその解除をより容易に行なうことのできる、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、第一ケースと第二ケースが、互いの開口部を嵌め合わせてロック機構で相互に組み付けられる電気接続箱において、前記第一ケースの周壁には、前記開口部よりも前記第二ケース側に突出して、前記第一ケースの内側に弾性撓み変形可能な前記ロック機構を構成する複数のロック片が設けられていると共に、該ロック片の外面に係合突起が設けられている一方、前記第二ケースの周壁には、外面に開口して該第二ケースの内側に窪まされ、前記第一ケース側の端部が該第一ケース側に開放された前記ロック機構を構成する複数のロック凹所が設けられていると共に、該ロック凹所における前記第一ケース側の端部には、前記外面への開口を塞ぐように橋架された係合部が設けられており、前記第一ケースの前記ロック片が前記第二ケースの前記ロック凹所と前記係合部との間から前記ロック凹所内に差し込まれて、前記ロック片の前記係合突起が前記係合部と係合されることにより前記第一ケースと前記第二ケースが相互に組み付けられる一方、前記ロック凹所内で前記ロック片が前記第一ケースの内側に撓み変形されることにより、前記係合突起と前記係合部との係合が解除可能とされており、前記第一ケースにおける前記ロック片を挟む両側に、前記第一ケースの内側に突出して、前記ロック片と共に前記ロック凹所に差し込まれるスペーサ部が形成されていることを、特徴とする。
本発明に従う構造とされた電気接続箱においては、第一ケースのロック片が、第一ケースの開口部よりも突出されている。これにより、第一ケースを第二ケースに組み付ける際には、互いの開口部を嵌合する前に、第一ケースのロック片が第二ケースのロック凹所と係合部の間に差し込まれる。その結果、互いの開口部を位置合わせすることができ、開口部の嵌合を容易に行なうことができる。即ち、予めロック機構で第一ケースと第二ケースの周上の複数箇所を位置合わせすることにより、互いの開口部を周方向で位置合わせすることができ、開口部の嵌合を容易に行なうことができる。特に、第一ケースのロック片を、第二ケースのロック凹所と係合部の間に形成された孔に差し込むことにより、第一ケースと第二ケースの位置決めを安定的に行なうことができる。
また、第一ケースのロック片は、外面に係合突起が設けられており、外側で第二ケースの係合部と係合される。そして、ロック凹所によって、ロック片の内側にクリアランスが確保されており、ロック片の内側への撓み変形が許容されている。これにより、ロック片を外側から内側に押し込むことで係合部との係合を解除することができ、工具等を要することなく、手でも容易にロックを解除することができる。さらに、本態様では、スペーサ部がロック凹所に差し込まれることによって、ロック片の内側に、撓み変形のためのクリアランスを確実に形成することができ、ロック片の押し込みによるロックの解除をより確実に行なうことができる。
本発明の第の態様は、第一ケースと第二ケースが、互いの開口部を嵌め合わせてロック機構で相互に組み付けられる電気接続箱において、前記第一ケースの周壁には、前記開口部よりも前記第二ケース側に突出して、前記第一ケースの内側に弾性撓み変形可能な前記ロック機構を構成する複数のロック片が設けられていると共に、該ロック片の外面に係合突起が設けられている一方、前記第二ケースの周壁には、外面に開口して該第二ケースの内側に窪まされ、前記第一ケース側の端部が該第一ケース側に開放された前記ロック機構を構成する複数のロック凹所が設けられていると共に、該ロック凹所における前記第一ケース側の端部には、前記外面への開口を塞ぐように橋架された係合部が設けられており、前記第一ケースの前記ロック片が前記第二ケースの前記ロック凹所と前記係合部との間から前記ロック凹所内に差し込まれて、前記ロック片の前記係合突起が前記係合部と係合されることにより前記第一ケースと前記第二ケースが相互に組み付けられる一方、前記ロック凹所内で前記ロック片が前記第一ケースの内側に撓み変形されることにより、前記係合突起と前記係合部との係合が解除可能とされており、前記第一ケースの前記周壁における前記開口部側の端部には、前記第一ケースの外側に拡開する段差部が形成されており、前記周壁における前記段差部よりも前記開口部側に前記ロック片が設けられていると共に、前記段差部には、排水孔が貫設されていることを、特徴とする。
本態様においては、第一ケースの周壁に段差部を形成したことによって、ロック片の形成部位を外側に張り出させて、ロック片の内側への撓み変形のスペースを確保することができる。そして、段差部に排水孔を形成したことによって、第一ケース外側への張り出しスペースを有効に活用して、電気接続箱の防水性を向上することもできる。なお、本態様は、より好ましくは、前記第二の態様と組み合わせて用いられる。即ち、ロック片が突出される周壁の開口端面を外側に張り出させて形成することにより、ロック片の内側への撓み変形のスペースを確保しつつ、ロック片を第一ケースの外側に突出することなく形成することができる。
また、本発明の第三の態様は、前記第一または第二の態様に記載のものにおいて、前記第一ケースの前記ロック片が、前記周壁の開口端面から突出されているものである。
本態様によれば、ロック片を周壁から連続して延び出させることによって、外面に突出される係合突起を除いて、ロック片の略全体を周壁から第一ケースの外側に張り出させることなく形成することができる。これにより、第一ケースの周壁上の凹凸を少なくすることができ、電線等の引っ掛かりのおそれを低減できると共に、電気接続箱の美観を向上することができる。特に、第二ケースには凹状のロック凹所が形成されており、ロック片がロック凹所内に配設されることにより、第二ケースにおいても外側への出っ張りを少なくすることができ、電気接続箱の表面の凹凸を少なくすることができる。
また、本発明の第四の態様は、前記第一〜第三の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記第一ケースにおける前記ロック片を挟む両側に、前記ロック片の幅方向の外側に突出して、前記ロック片と共に前記ロック凹所に差し込まれるガイド部が形成されているものである。
本態様によれば、ロック片の幅方向両側で、ロック凹所との間にガイド部が介在される。これにより、ロック片のロック凹所への差し込みや、ロック時や解除時の撓み変形に際して、ロック片のロック凹所との擦れを回避することができ、ロックおよびその解除を円滑に行なうことができる。なお、本態様において、より好適には、前記ガイド部に、前記ロック片と両側の前記ガイド部との全体で先細形状となるテーパ部が形成されている態様が採用され得る。このようにすれば、ロック片とガイド部を、ロック凹所と係合部の間により容易に差し込むことができる。
また、本発明の第五の態様は、前記第一〜第四の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記第一ケースに設けられた全ての前記ロック片の突出先端縁部が、前記ロック凹所への差込方向で互いに等しく位置されているものである。
本態様によれば、第一ケースの周上の各位置に設けられた全てのロック片が、第二ケースのロック凹所と係合部との間に同時に差し込まれる。これにより、第一ケースと第二ケースとの位置合わせをより容易に行なうことができる。
本発明においては、第一ケースに開口部よりも突出してロック片を設けると共に、第二ケースの周壁にロック片が差し込まれる凹状のロック凹所を形成し、ロック片を、ロック凹所に橋架された係合部と外面側で係合するようにした。これにより、第一ケースと第二ケースの開口部を嵌め合わせる前に、ロック片をロック凹所と係合部の間の孔に差し込むことにより、第一ケースと第二ケースを位置合わせすることができ、互いの開口部を容易に嵌合して組み付けを行なうことができる。そして、ロック片が外面で係合されて、ロック凹所内で内側に撓み変形可能とされることから、手でロック片を内側に押し込んで係合部との係合を解除することにより、工具等を要することなく、容易にロックを解除することができる。
本発明の一実施形態としての電気接続箱の分解斜視図。 図1に示した電気接続箱の斜視図。 ロアカバーの上面図。 ロアカバーの要部の側面図。 図3におけるV−V断面の要部拡大図。 本体ケースの要部の側面図。 本体ケースにおける図5に対応する断面の要部拡大図。 本体ケースとロアカバーの組付状態における、図5に対応する断面の要部拡大図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1および図2に、本発明の一実施形態としての電気接続箱10を示す。電気接続箱10は、第一ケースとしてのロアカバー12が、第二ケースとしての本体ケース14に組み付けられる構造とされている。なお、以下の説明において、上側とは本体ケース14側、下側とはロアカバー12側を言うものとする。
図3に、ロアカバー12を示す。ロアカバー12は、本体ケース14側に開口部16を有する、有底の箱体形状とされている。ロアカバー12の底壁18は、一箇所に向けて窄むように下方に突出して形成されており、その最下端位置には、水抜孔20が形成されている。
ロアカバー12の周壁22は、開口部16側の端部において、ロアカバー12の外側に拡開する段差部24が略全周に亘って形成された段付形状とされている。そして、周壁22において、段差部24よりも開口部16側で、ロアカバー12の外側に張り出された外側周壁部26には、複数(本実施形態においては、5つ)の差込突片28が形成されている。これら差込突片28は、互いに同様の形状とされている。
図4および図5に、差込突片28を示す。差込突片28は、外側周壁部26の開口端面30から本体ケース14側に突出する突片形状とされている。差込突片28には、開口端面30からの突出先端縁部29から開口端面30側に向かって並列して延びる一対のスリット32,32が形成されており、これらスリット32,32で差込突片28の先端部分が分割されることにより、スリット32,32の間にロック機構を構成するロック片34が形成されていると共に、ロック片34を挟む両側に、ガイド部36,36が形成されている。即ち、本実施形態のロック片34とガイド部36,36は、基端部分において一体的に連結されることで一つの差込突片28として形成されている。勿論、ロック片34とガイド部36,36は、基端部で連結されることなく個別に形成されていても良い。差込突片28が開口端面30から突出されていることから、ロック片34は、ロアカバー12の開口部16よりも本体ケース14側に突出されている。そして、ロアカバー12に設けられた全てのロック片34の突出先端縁部29が、後述するロック凹所56への差込方向(図5中、下方から上方)で、互いに等しく位置されている。
ロック片34は板形状とされており、その外面38には、係合突起40が形成されている。ロック片34は、ロアカバー12の内側(図5中、右側)に向けて弾性撓み変形可能とされている。一方、ガイド部36,36は、ロック片34と隙間(本実施形態においては、スリット32)を隔てて並列されることにより、ロック片34の幅方向(図4中、左右方向)の外側に突出する板形状とされている。ガイド部36,36の先端部にはテーパ部42,42が形成されており、これにより、差込突片28が先細形状とされて、後述するロック凹所56への差し込みが容易とされている。なお、図3に示したように、差込突片28が外側周壁部26から連続して形成されていることにより、ロック片34およびガイド部36,36は、外側周壁部26から外側に突出することなく形成されており、ロック片34の係合突起40のみが外側周壁部26の外側に突出されている。
また、ガイド部36,36の内面には、スペーサ部44,44が形成されている。スペーサ部44,44は、ガイド部36,36の内面からロアカバー12の内側(図5中、右側)に突出して、ガイド部36,36の全長に亘って延びるリブ形状とされている。なお、スペーサ部44,44は、段差部24から延び出されている。また、スペーサ部44,44の先端部には、先端縁部に行くに連れてガイド部36,36からの突出寸法が小さくなるテーパ部46,46が形成されており、差込突片28の後述するロック凹所56への差し込みが容易とされている。このようなスペーサ部44,44が、ガイド部36,36におけるスリット32,32側に形成されることにより、ロック片34を挟む両側に、スペーサ部44,44が形成されている。
さらに、段差部24には、排水孔48が形成されている。排水孔48は、段差部24を貫通して形成されている。図5に示すように、排水孔48は、段差部24において、ロアカバー12の外側に張り出された外側周壁部26を支持するために周上の複数箇所に形成された梁部50を除く段差部24の略全長に亘って形成されている。これにより、排水孔48は、梁部50の形成箇所と、ロアカバー12の角部において、電線取出口52が形成されて段差部24が断続された部分を除いて、可及的にロアカバー12の全周に亘って形成されている。
一方、本体ケース14は、図1および図2に示したように、上下両側に開口された、略長手矩形の箱体形状とされている。本体ケース14の上側の開口部は、アッパカバーが組み付けられて覆蓋されるようになっている。
本体ケース14の周壁54には、ロック機構を構成するロック凹所56が、ロアカバー12のロック片34と対応する周上の複数箇所(本実施形態においては、5箇所)に形成されている。図6および図7に示すように、ロック凹所56は、周壁54の外面58に開口して本体ケース14の内側に窪まされると共に、周壁54の上下方向に延びる凹所形状とされている。ロック凹所56は、中央部分が深くされた段付形状とされており、幅方向の両外側に、外面58からの深さ寸法:D1を有する第一凹所60,60が形成されていると共に、第一凹所60,60で挟まれた中央部分に、第一凹所60,60よりも大きな深さ寸法:D2を有する第二凹所62が形成されている。なお、第一凹所60,60の深さ寸法:D1が、ガイド部36,36の板厚寸法:T(図5参照)と略等しくされていると共に、第二凹所62における第一凹所60,60からの深さの増加分:D2が、スペーサ部44の高さ寸法:H(図5参照)と略等しくされている。
周壁54の下端部は本体ケース14の内側に窪む段付形状とされており、下側の開口部66の外面である開口部外面68が、ロック凹所56の第二凹所62の底面と同一平面とされている。これにより、ロック凹所56の下端部は、ロアカバー12側となる周壁54の下方に開放されている。また、ロック凹所56の下端部は、周壁54の外面58から突出して形成された係合部70が橋架されて、係合部70で覆われている。係合部70は、略矩形の板形状をもってロック凹所56を跨いで形成されている。係合部70における外面58との連結部72はテーパ形状とされることにより、外面58の凹凸が少なくされて、電線等の引っ掛かりが低減されている。これにより、ロック凹所56の下端部は、ロック凹所56の内壁と係合部70で形成された通孔形状とされている。そして、ロック凹所56は、係合部70よりも上方の部分が、周壁54の外面58上に開放されている。
このような本体ケース14にロアカバー12を組み付ける際には、ロアカバー12の各差込突片28を、本体ケース14の対応するロック凹所56と係合部70の間からロック凹所56内に差し込む。これにより、図2および図8に示すように、ロック片34とガイド部36,36およびスペーサ部44,44がロック凹所56に差し込まれて収容されると共に、ロック片34の係合突起40が係止部70を乗り越えて、係止部70の上側で係止される。これにより、本体ケース14とロアカバー12が相互に組み付けられる。本体ケース14とロアカバー12の組付状態において、ロアカバー12の開口部16が、本体ケース14の開口部66に外嵌される。
本実施形態に従う構造とされた電気接続箱10においては、ロアカバー12のロック片34が、ロアカバー12の開口部16よりも本体ケース14側に突出されている。これにより、本体ケース14の開口部66とロアカバー12の開口部16を嵌め合わせる前に、ロック片34を本体ケース14のロック凹所56と係合部70の間に差し込むことによって、互いの開口部16,66を位置合わせして容易に嵌め合わせることができる。特に本実施形態においては、全てのロック片34の突出先端縁部29が、ロック凹所56への差込方向で互いに等しく位置されていることから、全てのロック片34を各ロック凹所56に同じタイミングで差し込むことにより、ロアカバー12と本体ケース14との周方向の位置合わせを安定的に行なうことができる。
また、ロック片34の両側に設けられたガイド部36,36が、ロック片34と共にロック凹所56に差し込まれることにより、ロック片34とロック凹所56との擦れを回避して、ロック片34の差し込みを円滑に行なうことができる。更に、ロック凹所56の第一凹所60,60にガイド部36,36が差し込まれると共に、第二凹所62にスペーサ部44,44が差し込まれることにより、ロック凹所56内でのロック片34のガタつきを抑えて、安定的な差し込みを行なうことができる。
更にまた、ロック片34がロアカバー12の開口端面30から突出されており、ロアカバー12の外側に突出することなく形成されている。そして、ロック片34がロック凹所56に差し込まれることによって、本体ケース14の外面58と略同一平面に位置される。これにより、電気接続箱10の表面の凹凸を少なくすることができ、電線等が引っ掛かるおそれを低減することができると共に、電気接続箱10の美観を向上することができる。
そして、ロック片34と係合部70との係合を解除する場合には、図8に示すように、係合部70の上方で、外面58上に露呈されたロック片34の上端部を押圧して、ロック凹所56内でロアカバー12の内側(図8中、右側)に撓み変形させる。これにより、ロック片34の係合突起40と係合部70との係合を解除することができる。このように、本実施形態によれば、ロック片34をロアカバー12の内側に押し込むことでロックを解除することができ、特別な工具等を要することなく、容易にロックを解除することができる。特に、ロック片34とロック凹所56との間にガイド部36,36が介在されることから、ロック片34のロック凹所56との擦れが回避されて、ロック片34の押し込みがより容易とされている。更に、スペーサ部44,44がロック凹所56内に差し込まれることによって、ロック凹所56内において、ロック片34の押し込み方向(図8中、右方)のクリアランスが確実に確保されるようになっている。
また、ロック片34は、ロアカバー12の周壁22において、段差部24を介して外側に張り出された外側周壁部26に形成されており、段差部24には、排水孔48が貫設されている。これにより、本体ケース14とロアカバー12の間に浸入した水を、排水孔48を通じて電気接続箱10の外部に排出することができる。即ち、段差部24を形成することによって、ロック片34の撓み代を確保しつつ、段差部24を巧く利用して排水孔48を形成したことによって、防水性の向上を図ることもできる。特に本実施形態においては、排水孔48が、ロアカバー12の略全周に亘って形成されていることから、より優れた防水性を確保することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、第一ケースと、その下方に組み付けられる第二ケースは、ロアカバーと本体ケースに限定されるものではなく、本体ケースの上方に組み付けられるアッパケースを第一ケース、アッパケースの下方に組み付けられる本体ケースを第二ケースとして本発明を適用すること等も可能である。
また、ロック片は、必ずしも第一ケースの周壁の開口端面から突出されるものに限定されず、例えば周壁の外面から開口部を越えて突出される等しても良い。また、ガイド部やスペーサ部は、必ずしも必要ではない。加えて、段差部についても、必ずしも必要ではない。
10:電気接続箱、12:ロアカバー(第一ケース)、14:本体ケース(第二ケース)、16:開口部(第一ケース)、22:周壁(第一ケース)、24:段差部、29:突出先端縁部(ロック片)、30:開口端面、34:ロック片、36:ガイド部、38:外面(ロック片)、40:係合突起、44:スペーサ部、48:排水孔、54:周壁(第二ケース)、56:ロック凹所、58:外面(第二ケース)、66:開口部(第二ケース)、70:係合部

Claims (5)

  1. 第一ケースと第二ケースが、互いの開口部を嵌め合わせてロック機構で相互に組み付けられる電気接続箱において、
    前記第一ケースの周壁には、前記開口部よりも前記第二ケース側に突出して、前記第一ケースの内側に弾性撓み変形可能な前記ロック機構を構成する複数のロック片が設けられていると共に、該ロック片の外面に係合突起が設けられている一方、
    前記第二ケースの周壁には、外面に開口して該第二ケースの内側に窪まされ、前記第一ケース側の端部が該第一ケース側に開放された前記ロック機構を構成する複数のロック凹所が設けられていると共に、該ロック凹所における前記第一ケース側の端部には、前記外面への開口を塞ぐように橋架された係合部が設けられており、
    前記第一ケースの前記ロック片が前記第二ケースの前記ロック凹所と前記係合部との間から前記ロック凹所内に差し込まれて、前記ロック片の前記係合突起が前記係合部と係合されることにより前記第一ケースと前記第二ケースが相互に組み付けられる一方、
    前記ロック凹所内で前記ロック片が前記第一ケースの内側に撓み変形されることにより、前記係合突起と前記係合部との係合が解除可能とされており、
    前記第一ケースにおける前記ロック片を挟む両側に、前記第一ケースの内側に突出して、前記ロック片と共に前記ロック凹所に差し込まれるスペーサ部が形成されている
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 第一ケースと第二ケースが、互いの開口部を嵌め合わせてロック機構で相互に組み付けられる電気接続箱において、
    前記第一ケースの周壁には、前記開口部よりも前記第二ケース側に突出して、前記第一ケースの内側に弾性撓み変形可能な前記ロック機構を構成する複数のロック片が設けられていると共に、該ロック片の外面に係合突起が設けられている一方、
    前記第二ケースの周壁には、外面に開口して該第二ケースの内側に窪まされ、前記第一ケース側の端部が該第一ケース側に開放された前記ロック機構を構成する複数のロック凹所が設けられていると共に、該ロック凹所における前記第一ケース側の端部には、前記外面への開口を塞ぐように橋架された係合部が設けられており、
    前記第一ケースの前記ロック片が前記第二ケースの前記ロック凹所と前記係合部との間から前記ロック凹所内に差し込まれて、前記ロック片の前記係合突起が前記係合部と係合されることにより前記第一ケースと前記第二ケースが相互に組み付けられる一方、
    前記ロック凹所内で前記ロック片が前記第一ケースの内側に撓み変形されることにより、前記係合突起と前記係合部との係合が解除可能とされており、
    前記第一ケースの前記周壁における前記開口部側の端部には、前記第一ケースの外側に拡開する段差部が形成されており、前記周壁における前記段差部よりも前記開口部側に前記ロック片が設けられていると共に、前記段差部には、排水孔が貫設されている
    ことを特徴とする電気接続箱。
  3. 前記第一ケースの前記ロック片が、前記周壁の開口端面から突出されている
    請求項1または2に記載の電気接続箱。
  4. 前記第一ケースにおける前記ロック片を挟む両側に、前記ロック片の幅方向の外側に突出して、前記ロック片と共に前記ロック凹所に差し込まれるガイド部が形成されている
    請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱。
  5. 前記第一ケースに設けられた全ての前記ロック片の突出先端縁部が、前記ロック凹所への差込方向で互いに等しく位置されている
    請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱。
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