[go: up one dir, main page]

JP6056422B2 - 画像読取ユニットおよび画像読取装置 - Google Patents

画像読取ユニットおよび画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6056422B2
JP6056422B2 JP2012260651A JP2012260651A JP6056422B2 JP 6056422 B2 JP6056422 B2 JP 6056422B2 JP 2012260651 A JP2012260651 A JP 2012260651A JP 2012260651 A JP2012260651 A JP 2012260651A JP 6056422 B2 JP6056422 B2 JP 6056422B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
sensor module
image sensor
sheet
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012260651A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013138415A (ja
Inventor
真由 宇野
真由 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2012260651A priority Critical patent/JP6056422B2/ja
Publication of JP2013138415A publication Critical patent/JP2013138415A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6056422B2 publication Critical patent/JP6056422B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00567Handling of original or reproduction media, e.g. cutting, separating, stacking
    • H04N1/0057Conveying sheets before or after scanning
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/203Simultaneous scanning of two or more separate pictures, e.g. two sides of the same sheet
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/12Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using the sheet-feed movement or the medium-advance or the drum-rotation movement as the slow scanning component, e.g. arrangements for the main-scanning

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本発明は、画像読取ユニットおよびそれを備える画像読取装置に関する。
密着イメージセンサモジュールを備えるイメージスキャナでは、被写界深度が浅いので、密着イメージセンサモジュールが高精度に位置決めされる必要がある。
たとえば、特許文献1には、密着イメージセンサモジュールの位置決めのための構成の一例が開示されている。この構成では、2本の軸が、密着イメージセンサモジュールのハウジングの長手方向に互いに間隔を空けて、それぞれハウジングの長手方向に延びて形成されている。また、溝部が、ハウジングに、形成されている。一方、密着イメージセンサモジュールを保持する保持部材には、2個の回動穴と突起部とが形成されている。そして、各軸が各回動穴に挿通されることにより、密着イメージセンサモジュールが長手方向と直交する方向に位置決めされ、溝部に突起部が嵌合されることにより、密着イメージセンサモジュールが長手方向に位置決めされる。
特開平11−168592号公報
ところが、前述の構成では、軸の径と回動穴の径との寸法差および溝部の幅と突起部の幅との寸法差により、密着イメージセンサモジュールが保持部材に対してがたつき、密着イメージセンサモジュールを高精度に位置決めすることができない。
本発明の目的は、密着イメージセンサモジュールを高精度に位置決めすることができる、画像読取ユニットおよびそれを備える画像読取装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る画像読取ユニットは、第1方向に延びるコンタクトガラスと、前記コンタクトガラスに対向して配置され、前記第1方向に延びる密着イメージセンサモジュールと、前記密着イメージセンサモジュールに設けられ、前記第1方向に延びる位置決め軸と、前記密着イメージセンサモジュールに設けられ、前記密着イメージセンサモジュールから前記第1方向と直交する第2方向に突出する突出部と、前記コンタクトガラスを保持するとともに、前記密着イメージセンサモジュールを収容するホ
ルダと、前記ホルダに形成され、前記位置決め軸の先端部が挿入される被挿入部と、前記ホルダに形成され、前記突出部に対して前記第1方向の一方側から当接する当接部と、前記密着イメージセンサモジュールと前記ホルダとの間に介在され、前記密着イメージセンサモジュールを前記第1方向の前記一方側に向けて付勢する第1付勢部材とを含む。
コンタクトガラスは、ホルダに保持されている。密着イメージセンサモジュールは、ホルダに収容されている。コンタクトガラスおよび密着イメージセンサモジュールは、第1方向に延び、互いに対向している。密着イメージセンサモジュールには、第1方向に延びる位置決め軸と、密着イメージセンサモジュールから第1方向と直交する第2方向に突出する突出部とが設けられている。ホルダには、位置決め軸の先端部が挿入される被挿入部と、突出部に対して第1方向の一方側から当接する当接部とが設けられている。密着イメージセンサモジュールとホルダとの間には、第1付勢部材が介在されている。
位置決め軸の先端部が被挿入部に挿入されることにより、密着イメージセンサモジュールがホルダに対して第2方向に位置決めされる。また、突出部が当接部に当接することにより、密着イメージセンサモジュールがホルダに対して第1方向に位置決めされる。
そして、第1付勢部材により、密着イメージセンサモジュールが第1方向の一方側に向けて、すなわち突出部が当接部に当接する方向に付勢されている。そのため、突出部と当接部とが当接した状態を維持することができ、密着イメージセンサモジュールがホルダに対して第1方向にがたつくことを抑制できる。その結果、密着イメージセンサモジュールを高精度に位置決めすることができる。
密着イメージセンサモジュールに作用するコンタクトガラスと密着イメージセンサモジュールとの対向方向の力をF1とし、第1付勢部材の付勢力をF2とし、突出部と当接部との静止摩擦係数をμ1とし、密着イメージセンサモジュールと第1付勢部材との静止摩擦係数をμ2とし、密着イメージセンサモジュールとホルダとの静止摩擦係数をμ3とした場合に、第1付勢部材の付勢力F2は、μ3・F1<F2<F1/(μ1+μ2)の不等式が満たされるように設定されていることが好ましい。
第1付勢部材の付勢力F2が密着イメージセンサモジュールとホルダとの間に生じる静止摩擦力μ3・F1よりも大きければ、第1付勢部材の付勢力F2により、その静止摩擦力μ3・F1に抗して、密着イメージセンサモジュールを第1方向の一方側に向けて移動させることができる。その結果、突出部を当接部に確実に当接させることができる。
第1付勢部材の付勢力F2が突出部と当接部との間に生じる静止摩擦力μ1・F1および密着イメージセンサモジュールと第1付勢部材との間に生じる静止摩擦力μ2・F1の合力よりも小さければ、密着イメージセンサモジュールとコンタクトガラスとの対向方向における密着イメージセンサモジュールの移動が第1付勢部材の付勢力F2によって阻害される可能性が低減される。よって、コンタクトガラスと密着イメージセンサモジュールとの対向方向の位置関係を一定に保つことができる。
第1付勢部材は、板ばねであってもよい。
第1付勢部材が板ばねであれば、簡素な構成により、密着イメージセンサモジュールを第1方向の一方側に向けて付勢することができる。
この場合、板ばねの一端部は、第2方向において、密着イメージセンサモジュールに対して前記突出部が設けられている突出部側と反対側に配置されて、前記ホルダに取り付けられており、板ばねの他端部は、密着イメージセンサモジュールの第1方向の他方側の端
面における突出部側に片寄った位置に弾性的に当接していることが好ましい。
この構成により、密着イメージセンサモジュールに第1付勢部材の付勢による回転モーメントが生じることを抑制できる。その結果、コンタクトガラスと密着イメージセンサモジュールとの間の間隔を第1方向にわたって均一にすることができる。
密着イメージセンサモジュールがコンタクトガラスの下方に配置されている場合、密着イメージセンサモジュールをコンタクトガラスに向けて上方に付勢する第2付勢部材が備えられていることが好ましい。
この構成により、密着イメージセンサモジュールがコンタクトガラスとの対向方向にがたつくことを抑制できる。その結果、密着イメージセンサモジュールをより高精度に位置決めすることができる。
第2付勢部材は、コイルばねであってもよい。
密着イメージセンサモジュールがコンタクトガラスの上方に配置されている場合、第1付勢部材は、スポンジであってもよい。
密着イメージセンサモジュールに作用する重力により、密着イメージセンサモジュールがコンタクトガラスまたはホルダに押しつけられるので、第1方向への付勢は、ホルダと密着イメージセンサモジュールとの間のガタ寄せができればよい。そのため、第1付勢部材は、板ばねである必要性は低く、板ばねよりも安価なスポンジで十分である。
また、密着イメージセンサモジュールの自重により、密着イメージセンサモジュールにコンタクトガラスに向かう力、すなわち重力が作用するので、密着イメージセンサモジュールをコンタクトガラスに向けて積極的に付勢する必要性が低い。そのため、密着イメージセンサモジュールがコンタクトガラスの上方に配置されている場合には、密着イメージセンサモジュールをコンタクトガラスに向けて付勢する付勢部材が不要となり得る。
また、本発明に係る画像読取装置は、シートを搬送するシート搬送部と、前記シート搬送部によって搬送される前記シートの一方面に形成された画像を読み取るための第1画像読取部と、前記シート搬送部によって搬送される前記シートの他方面に形成された画像を読み取るための第2画像読取部とを含み、前記第1画像読取部又は前記第2画像読取部として、前述の画像読取ユニットが採用されている。
第1画像読取部又は第2画像読取部において、密着イメージセンサモジュールが高精度に位置決めされているので、シートの一方面又は他方面に形成されている画像を高精度に読み取ることができる。
前記の目的を達成するため、本発明に係る画像読取装置は、第1方向に延びるケーシングと、前記第1方向に延びる軸と、前記ケーシングから前記第1方向に直交する第2方向に突出した突出部と、を有する密着イメージセンサモジュールと、前記軸が挿入される被挿入部と、前記第1方向の一方側から前記突出部に当接する当接部と、を有し、前記密着イメージセンサモジュールを収容するホルダと、前記密着イメージセンサモジュールとホルダとの間に設けられ、前記第1方向における前記一方側に向けて前記密着イメージセンサモジュールを付勢する、付勢部材と、を備える。
この構成によれば、突出部と当接部とが当接した状態を維持することができ、密着イメージセンサモジュールがホルダに対して第1方向にがたつくことを抑制できる。その結果、密着イメージセンサモジュールを高精度に位置決めすることができる。
密着イメージセンサモジュールに作用するコンタクトガラスと密着イメージセンサモジュールとの対向方向の力をF1とし、付勢部材の付勢力をF2とし、突出部と当接部との静止摩擦係数をμ1とし、密着イメージセンサモジュールと付勢部材との静止摩擦係数をμ2とし、密着イメージセンサモジュールとホルダとの静止摩擦係数をμ3とした場合に、付勢部材の付勢力F2は、μ3・F1<F2<F1/(μ1+μ2)の不等式が満たされるように設定されていることが好ましい。
付勢部材の付勢力F2が密着イメージセンサモジュールとホルダとの間に生じる静止摩擦力μ3・F1よりも大きければ、付勢部材の付勢力F2により、その静止摩擦力μ3・F1に抗して、密着イメージセンサモジュールを第1方向の一方側に向けて移動させることができる。その結果、突出部を当接部に確実に当接させることができる。
付勢部材の付勢力F2が突出部と当接部との間に生じる静止摩擦力μ1・F1および密着イメージセンサモジュールと付勢部材との間に生じる静止摩擦力μ2・F1の合力よりも小さければ、密着イメージセンサモジュールとコンタクトガラスとの対向方向における密着イメージセンサモジュールの移動が付勢部材の付勢力F2によって阻害される可能性が低減される。よって、コンタクトガラスと密着イメージセンサモジュールとの対向方向の位置関係を一定に保つことができる。
付勢部材は、板ばねであってもよい。
付勢部材が板ばねであれば、簡素な構成により、密着イメージセンサモジュールを第1方向の一方側に向けて付勢することができる。
この場合、板ばねの一端部は、第2方向において、密着イメージセンサモジュールに対して前記突出部が設けられている突出部側と反対側に配置されて、前記ホルダに取り付けられており、板ばねの他端部は、密着イメージセンサモジュールの第1方向の他方側の端
面における突出部側に片寄った位置に弾性的に当接していることが好ましい。
この構成により、密着イメージセンサモジュールに付勢部材の付勢による回転モーメントが生じることを抑制できる。その結果、コンタクトガラスと密着イメージセンサモジュールとの間の間隔を第1方向にわたって均一にすることができる。
密着イメージセンサモジュールがコンタクトガラスの下方に配置されている場合、密着イメージセンサモジュールをコンタクトガラスに向けて上方に付勢する第2付勢部材が備えられていることが好ましい。
この構成により、密着イメージセンサモジュールがコンタクトガラスとの対向方向にがたつくことを抑制できる。その結果、密着イメージセンサモジュールをより高精度に位置決めすることができる。
第2付勢部材は、コイルばねであってもよい。
密着イメージセンサモジュールがコンタクトガラスの上方に配置されている場合、付勢部材は、スポンジであってもよい。
密着イメージセンサモジュールに作用する重力により、密着イメージセンサモジュールがコンタクトガラスまたはホルダに押しつけられるので、第1方向への付勢は、ホルダと密着イメージセンサモジュールとの間のガタ寄せができればよい。そのため、付勢部材は、板ばねである必要性は低く、板ばねよりも安価なスポンジで十分である。
また、密着イメージセンサモジュールの自重により、密着イメージセンサモジュールにコンタクトガラスに向かう力、すなわち重力が作用するので、密着イメージセンサモジュールをコンタクトガラスに向けて積極的に付勢する必要性が低い。そのため、密着イメージセンサモジュールがコンタクトガラスの上方に配置されている場合には、密着イメージセンサモジュールをコンタクトガラスに向けて付勢する付勢部材が不要となり得る。
また、本発明に係る画像読取装置は、シートを搬送するシート搬送部と、前記シート搬送部によって搬送される前記シートの一方面に形成された画像を読み取るための第1画像読取部と、前記シート搬送部によって搬送される前記シートの他方面に形成された画像を読み取るための第2画像読取部とを含み、前記第1画像読取部又は前記第2画像読取部として、前述の画像読取ユニットが採用されている。
第1画像読取部又は第2画像読取部において、密着イメージセンサモジュールが高精度に位置決めされているので、シートの一方面又は他方面に形成されている画像を高精度に読み取ることができる。
本発明によれば、画像読取ユニットにおいて、密着イメージセンサモジュールを高精度に位置決めすることができる。そして、その画像読取ユニットを備える画像読取装置では、シートの一方面および他方面に形成されている画像を高精度に読み取ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るイメージスキャナ1の外観斜視図であり、前記イメージスキャナ1の非使用時の状態を示す。 図2は、前記イメージスキャナ1の外観斜視図であり、前記イメージスキャナ1の使用時の状態を示す。 図3は、前記イメージスキャナ1の断面図である。 図4は、前記イメージスキャナ1の上CISユニット37および下CISユニット44の近傍の断面図である。 図5は、前記上CISユニット37の斜視図である。 図6は、前記イメージスキャナ1の閉塞板81が取り外された状態の前記上CISユニット37を前上方から見た図である。 図7は、図6に示される切断面線A−Aにおける前記上CISユニット37の断面図である。 図8は、前記下CISユニット44の斜視図である。 図9は、前記閉塞板81が取り外された状態の前記下CISユニット44を後下方から見た図である。 図10は、図9に示される切断面線B−Bにおける前記下CISユニット44の断面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<イメージスキャナの外観構成>
図1に示されるように、画像読取装置の一例としてのイメージスキャナ1は、スキャナ本体2、供給トレイ3および排出トレイ4を備えている。
スキャナ本体2には、上ユニット5および下ユニット6が含まれる。スキャナ本体2の正面には、シート排出口7が上ユニット5および下ユニット6に跨がって形成されている。
なお、イメージスキャナ1を平面上に載置した状態で、そのイメージスキャナ1を正面側から見て、前後、左右および上下を規定する。そして、図1以降の各図では、図面の理解を助けるために、必要に応じて、その規定された方向を矢印で示す。
上ユニット5は、下ユニット6に対して、下ユニット6の前上端縁に沿って第1方向の一例である左右方向に延びる軸線を中心に揺動可能に結合されている。そして、上ユニット5は、揺動により、前方に下り傾斜した通常位置、すなわち図2に示される位置と、その通常位置から後端部が上方に持ち上がった非図示のメンテナンス位置とに変位可能である。上ユニット5がメンテナンス位置をなす状態では、上ユニット5と下ユニット6との間が開放され、シートのジャム処理やメンテナンスを行うことができる。
上ユニット5の上面には、図2に示されるように、操作表示部8が設けられている。操作表示部8には、複数の操作ボタン9およびパイロットランプ10などが配置されている。
下ユニット6は、左端部および右端部に、それぞれ側面視台形状のサイドパネル11を備えている。この1対のサイドパネル11により、イメージスキャナ1の左右の側面が形成されている。上ユニット5が通常位置をなす状態で、1対のサイドパネル11により、上ユニット5が左右から挟まれて、上ユニット5の左右の側面が覆われる。また、その状態で、上ユニット5の上面は、各サイドパネル11の上端縁とほぼ同一の面内に配置される。
下ユニット6の後上端部において、左右方向の中央部12Cの上面は、前下がりに傾斜している。中央部12C上には、左右方向の中央に、略矩形板状の本体側案内部材13が固定的に配置されている。
中央部12Cの左方の左端部12Lおよび右方の右端部12Rは、中央部12Cよりも上方に突出し、略直方体形状をなしている。上ユニット5が通常位置をなす状態で、左端部12Lおよび右端部12Rの上面は、上ユニット5の上面とほぼ面一をなす。左端部12Lの右側面および右端部12Rの左端面には、それぞれ左右方向に延びる同一直線上を左右方向の内側に向けて延びる非図示のトレイ支持軸が形成されている。
供給トレイ3は、2本のトレイ支持軸により、トレイ支持軸を支点に揺動可能に支持されている。供給トレイ3は、揺動により、スキャナ本体2の上面に上方から対向する収納位置、すなわち図1に示される位置と、下ユニット6の後上端部の中央部12Cの傾斜角度とほぼ同じ傾斜角度でスキャナ本体2の後上端部から後上方に延びる使用位置、すなわち図2に示される位置とに変位可能である。また、供給トレイ3は、スキャナ本体2の平面形状とほぼ同形状の板状に形成されている。そのため、供給トレイ3が収納位置をなす状態で、スキャナ本体2の上面は、供給トレイ3によって覆い隠される。
供給トレイ3の内面、すなわち使用位置をなす状態で前上方に向く面には、略矩形板状のトレイ側案内部材14が設けられている。トレイ側案内部材14は、供給トレイ3が使用位置をなす状態で、供給トレイ3の前端部であって、本体側案内部材13の後方に固定的に配置されている。
供給トレイ3が使用位置をなす状態で、下ユニット6の後上端部の中央部12Cの前方に、左右方向に延びる略矩形状のシート供給口15が開放される。
供給トレイ3が使用位置をなす状態で、下ユニット6の後上端部の中央部12Cおよび供給トレイ3上に跨がって、左右1対のシート幅ガイド部材16が形成される。
各シート幅ガイド部材16は、本体側ガイド部材17とトレイ側ガイド部材18とに分割されている。
本体側ガイド部材17は、載置部19および幅規制部20を一体的に有している。載置部19は、中央部12Cの上面に沿って配置される。載置部19は、略矩形板状である。載置部19は、本体側案内部材13とほぼ同一形状に形成されている。幅規制部20は、載置部19の左右方向の外側端縁から載置部19に直交して起立する。
なお、「直交」の概念には、90°での交差はもちろん、90°に多少の誤差を含む角度で交差する場合も含まれる。
トレイ側ガイド部材18は、載置部21および幅規制部22を一体的に有している。載置部21は、中央部12Cの上面に沿って配置される。載置部21は、略矩形板状である。載置部21は、トレイ側案内部材14とほぼ同一形状に形成されている。幅規制部22は、載置部21の左右方向の外側端縁から載置部21に直交して起立する。
本体側ガイド部材17の幅規制部20の後端部には、左右方向に延びる連結軸23が突出して設けられている。連結軸23の軸線は、供給トレイ3の揺動支点であるトレイ支持軸の軸線と一致している。トレイ側ガイド部材18の幅規制部22には、本体側ガイド部材17の幅規制部20の後端部と左右方向に重なる部分が形成されている。この重なる部分に、連結軸23の先端部が挿通されている。これにより、供給トレイ3の揺動に伴って、トレイ側ガイド部材18は、連結軸23を中心に揺動する。そして、供給トレイ3が使用位置をなす状態で、本体側ガイド部材17およびトレイ側ガイド部材18が前後に並び、幅規制部20,22は、前後方向に延びるリブ状をなす。
1対のシート幅ガイド部材16は、それらの間の中央をセンタ基準として、互いに同じ移動量で近接/離間可能に設けられている。
1対のシート幅ガイド部材16が互いに最も近接した状態では、左右の幅規制部20,22の間の間隔が欧米名刺サイズの短辺の長さとほぼ同じ最小幅となる。そして、1対のシート幅ガイド部材16の間において、本体側案内部材13、トレイ側案内部材14およびシート幅ガイド部材16の載置部19,21上に跨がって、欧米名刺サイズのシートを載置することができる。
また、1対のシート幅ガイド部材16が互いに最も離間した状態で、左右の幅規制部20,22の間の間隔がリーガルサイズの紙の短辺の長さとほぼ同じ最小幅となる。そして、1対のシート幅ガイド部材16の間において、本体側案内部材13、トレイ側案内部材14およびシート幅ガイド部材16の載置部19,21上に跨がって、リーガルサイズのシートの先端部、すなわち前端部を載置することができる。
欧米名刺サイズよりも大きく、リーガルサイズよりも小さいサイズのシートについては、1対のシート幅ガイド部材16を移動させて、左右の幅規制部20,22の間の間隔をシートの左右方向の幅に一致させることにより、本体側案内部材13、トレイ側案内部材14およびシート幅ガイド部材16の載置部19,21上に載置することができる。
こうして、シートは、スキャナ本体2の下ユニット6の後上端部および供給トレイ3上に、左右方向の中央が1対のシート幅ガイド部材16の間の中央、すなわちシート供給口15の左右方向の中央と一致した状態にセットされる。
排出トレイ4は、略矩形板状に形成されている。排出トレイ4は、下ユニット6の最下部に収納された状態、すなわち図1に示される状態と、シート排出口7からスキャナ本体2の前方に引き出された状態、すなわち図2に示される状態とに変位可能に設けられている。排出トレイ4がスキャナ本体2の最下部に収納された状態では、図1に示されるように、排出トレイ4の前面24がスキャナ本体2の前面25とほぼ面一をなす。一方、排出トレイ4がスキャナ本体2の前方に引き出された状態では、図2に示されるように、排出トレイ4の上面26がシート受け面として上方に開放される。
また、排出トレイ4の上面26には、補助板27が排出トレイ4の前端縁に沿った軸線まわりに揺動可能に設けられている。補助板27は、揺動により、上面26に対して倒伏した位置と、排出トレイ4がスキャナ本体2の前方に引き出された状態で、上面26の前端部から前上方に延びる位置とに変位可能である。
<イメージスキャナの内部構成>
上ユニット5および下ユニット6は、図3に示されるように、それぞれ上フレーム31および下フレーム32を備えている。上フレーム31の後端縁および下フレーム32の後端縁により、シート供給口15が形成されている。
上フレーム31には、第1上ガイド部33、上密着イメージセンサ(contact image sensor、以後「CIS」と記す)保持部34および最終ガイド部35が後側からこの順に連続して形成されている。
第1上ガイド部33の下フレーム32に対向する面、すなわち下面は、シートの搬送をガイドするガイド面36である。ガイド面36は、前下方に相対的に急な勾配で傾斜して延び、途中部で後下方に凸となるように湾曲し、前下方に相対的に緩やかな勾配で傾斜して延びている。
上CIS保持部34は、前上方に向かって凹む略長方形状の凹部として形成されている。上CIS保持部34には、第1画像読取部の一例としての上CISユニット37が嵌合されている。上CISユニット37は、コンタクトガラス38を備えている。上CISユニット37は、コンタクトガラス38を下フレーム32側に向けた状態に設けられている。上CIS保持部34の底面と上CISユニット37との間には、コイルばね39が介在されている。これにより、シートの厚さが大きい場合に、その厚さに応じて上CISユニット37が移動し、シートがコンタクトガラス38と良好に接触しつつ搬送される。
最終ガイド部35は、ガイド面36の前端部とほぼ同じ傾斜角度で前下方に延びている。
下フレーム32には、案内部40、第1下ガイド部41および下CIS保持部42が後側からこの順に連続して形成されている。
案内部40の上面は、シートが載置される載置面である本体側案内部材13、トレイ側案内部材14およびシート幅ガイド部材16の載置部19,21の各上面とほぼ同じ傾斜角度で前下方に傾斜する略平面に形成されている。
第1下ガイド部41の上フレーム31に対向する面、すなわち上面は、シートの搬送をガイドするガイド面43である。ガイド面43と第1上ガイド部33のガイド面36との間には、間隔が空けられている。ガイド面43は、ガイド面36の湾曲に対応して、後下方に凸となるように湾曲し、ガイド面36の前端部と平行をなして、前下方に延びている。
なお、「平行」の概念には、一方が他方に対して僅かに傾斜する場合や一方がごく緩やかに湾曲する場合も含まれる。
下CIS保持部42は、後下方に向かって凹む略長方形状の凹部として形成されている。下CIS保持部42には、第2画像読取部の一例としての下CISユニット44が嵌合されている。下CISユニット44は、コンタクトガラス45を備えている。下CISユニット44は、コンタクトガラス45を上フレーム31側に向けた状態に設けられている。
また、下フレーム32には、案内部40および第1下ガイド部41の左右方向の各中央部に跨がって、供給ローラ収容部46が後下方に凹む凹部として形成されている。
供給ローラ収容部46には、シート搬送部の一例としての供給ローラ51が回転可能に収容されている。供給ローラ51の周面の一部は、案内部40および第1下ガイド部41の各上面から前上方に突出している。供給ローラ51は、シートの搬送時に、右側から見て反時計回りに回転する。
案内部40の上面とその上面から突出した供給ローラ51の周面とに跨がるように、シート状ガイド52が設けられている。シート状ガイド52は、左右方向において、その中央が供給ローラ51の左右方向の中央と一致するように配置されている。シート状ガイド52は、フィルムからなる。シート状ガイド52は、基端部が案内部40の上面に固定され、遊端部が供給ローラ51の周面に接触している。
供給ローラ51の前上方には、規制部材53、シート押さえ部材54および分離片ユニット55が設けられている。規制部材53、シート押さえ部材54および分離片ユニット
55は、上フレーム31に取り付けられている。
規制部材53は、シート状ガイド52に対してシートの搬送方向の下流側に配置されている。規制部材53は、供給ローラ51側に尖った側面視略三角形状に形成されている。そして、規制部材53は、図3に示される断面において、案内部40の上面に沿って延びる直線と直交する供給ローラ51の半径と同一直線上を延びる規制面56を有している。
シート押さえ部材54は、板ばねからなる。シート押さえ部材54の基端部は、上フレーム31の後端部に取り付けられる。シート押さえ部材54の遊端部は、供給ローラ51の周面に前上方から当接している。
分離片ユニット55は、ゴムからなる分離片57を備えている。分離片57は、規制部材53に対して供給ローラ51の回転方向の下流側に配置されている。分離片57の表面は、ばね58の付勢力により、供給ローラ51の周面に弾性的に接触している。
第1上ガイド部33および第1下ガイド部41の各前端部には、それぞれシート搬送部の一例としてのLFローラ61,62が左右方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられている。LFローラ61の周面の一部は、第1上ガイド部33の前端部の下面から後下方に突出している。また、LFローラ62の周面の一部は、第1下ガイド部41の前端部の上面から前上方に突出している。そして、ばね63の付勢力により、LFローラ61の周面は、LFローラ62の周面に前上方から弾性的に接触している。
上フレーム31の最終ガイド部35および下フレーム32の前端部には、それぞれシート搬送部の一例としての排出ローラ64,65が左右方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられている。排出ローラ64の周面の一部は、最終ガイド部35の下面から後下方に突出している。また、排出ローラ65の周面の一部は、下フレーム32の前端部の上面から前上方に突出している。そして、ばね66の付勢力により、排出ローラ64の周面は、排出ローラ65の周面に前上方から弾性的に接触している。
<イメージスキャナにおける画像の読取り>
イメージスキャナ1では、シートの一方面および他方面に形成されている画像を選択的に読み取ることができる。また、イメージスキャナ1では、シートの両面に形成されている画像を並行して読み取ることができる。以下、シートの搬送および画像の読取りについて時系列的に説明する。
1対のシート幅ガイド部材16の間の間隔が読取対象のシートの幅に合わされる。その後、その読取対象のシートが1対のシート幅ガイド部材16の間に後上方から差し込まれる。これにより、シートが本体側案内部材13、トレイ側案内部材14およびシート幅ガイド部材16の載置部19,21上に載置される。このとき、シートの前端部は、本体側案内部材13、トレイ側案内部材14およびシート幅ガイド部材16の載置部19,21上を滑る。シートの前端部は、シート供給口15を通って、下フレーム32の案内部40上に移動する。さらに、シートの前端部は、案内部40上を供給ローラ51に向けて滑る。
複数枚のシートがセットされた場合、最下位置のシートの先端部における左右方向の中央部は、案内部40からシート状ガイド52上に移動する。シートの先端部における中央部は、シート状ガイド52上を滑って、供給ローラ51の周面上に導かれる。そして、最下位置のシートは、その先端部が分離片ユニット55に接触すると、分離片ユニット55との摩擦抵抗によって停止する。また、上側のシートは、その先端縁が規制部材53の規制面56に当接することによって停止する。これにより、シートのセットが完了する。
また、シートの進入により、シート押さえ部材54の遊端部が持ち上げられ、シートの上面にシート押さえ部材54が当接する。シート押さえ部材54の付勢力により、最下位置のシートが供給ローラ51の周面に押しつけられる。
供給ローラ51が右側から見て反時計回りに回転すると、最下位置のシートと供給ローラ51の周面との摩擦力により、最下位置のシートが供給ローラ51の周面とともに移動する。また、最下位置のシートとその直上のシートとの摩擦力により、最下位置のシートにその上方のシートがつられて移動する。そして、それらのシートの先端が分離片57の表面に当接すると、分離片57により、上方のシートの移動が規制されて、最下位置のシートのみが分離片57と供給ローラ51の周面とのニップ部分を通過する。
分離片57と供給ローラ51の周面とのニップ部分を通過したシートは、第1上ガイド部33のガイド面36と第1下ガイド部41のガイド面43とに挟まれる搬送路をガイド面36,42にガイドされつつ搬送される。
シートの先端がLFローラ61,62のニップ部分に当接すると、LFローラ61,62の回転により、シートの先端部がそのニップ部分に引き込まれる。そして、シートの上面および下面にそれぞれLFローラ61,62の周面が接触し、LFローラ61,62の周面からシートに搬送力が付与される。これにより、シートの搬送が続けられる。
その後、シートの搬送が進むと、シートの上面および下面がそれぞれ上CISユニット37のコンタクトガラス38および下CISユニット44のコンタクトガラス45と対向する。そして、コンタクトガラス38,45の光出射位置において、シートの上面および下面に光が照射される。シートの上面および下面での反射光がそれぞれ上CISユニット37および下CISユニット44に内蔵されたイメージセンサに受けられることにより、シートの上面および下面に形成されている画像の読取りが達成される。
シートの先端が排出ローラ64,65のニップ部分に当接すると、排出ローラ64,65の回転により、シートの先端部がそのニップ部分に引き込まれる。そして、シートの上面および下面にそれぞれ排出ローラ64,65の周面が接触し、排出ローラ64,65の周面からシートに搬送力が付与される。これにより、シートの搬送が続けられる。そして、シートの後端が排出ローラ64,65から離れると、シートは、排出トレイ4の上面26に排出される。
<上CISユニット>
上CISユニット37は、図4に示されるように、コンタクトガラス38を保持するホルダ71と、ホルダ71内に収容される密着イメージセンサモジュールの一例としてのCISモジュール72とを備えている。
コンタクトガラス38は、左右方向に長い矩形薄板状に形成されている。
ホルダ71は、図5,6に示されるように、左側板73、右側板74、前側板75、後側板76および架設板77を一体的に備えている。右側板74は、左側板73と左右方向に間隔を空けて対向する。前側板75は、左側板73および右側板74の各前端部間を連結する。後側板76は、左側板73および右側板74の各後端部間を連結する。架設板77は、左側板73、右側板74、前側板75および後側板76の各下端部間に架設される。
架設板77は、後側板76の下端部を越えて、後上方に延びている。架設板77の下面
には、図4に示されるように、コンタクトガラス38よりも平面サイズが少し大きい矩形状の凹部78が形成されている。凹部78には、コンタクトガラス38が嵌められている。凹部78は、コンタクトガラス38の厚さよりも大きい深さを有しており、コンタクトガラス38の表面は、架設板77の下面よりも前上方に一段下がっている。
架設板77には、コンタクトガラス38の前端部と対向する位置に、左右方向に長いスリット状の光通過窓79が形成されている。
また、架設板77における凹部78よりも後方の部分は、シートの搬送をガイドするための第2上ガイド部80として形成されている。第2上ガイド部80は、第1上ガイド部33の前端縁の近傍まで延びている。また、第2上ガイド部80は、コンタクトガラス38の表面に対して後上方にやや傾斜している。これにより、第2上ガイド部80の下面は、第1上ガイド部33の下面、すなわちガイド面36よりも前上方に一段下がっている。
また、ホルダ71は、左側板73、右側板74、前側板75、後側板76および架設板77とは別体の閉塞板81を備えている。閉塞板81は、左側板73、右側板74、前側板75および後側板76の各上端縁に上方から当接して、左側板73、右側板74、前側板75および後側板76に囲まれる空間を閉塞している。閉塞板81は、複数の被係合部81Aを備える。閉塞板81は、前面にも図示しない複数の被係合部を備える。後側板76は、複数の係合部76Aを備える。前側板75は、複数の係合部75Aを備える。CISモジュール72が、左側板73、右側板74、前側板75及び後側板76により囲まれる空間に収容される。複数の被係合部81Aが、各々、複数の係合部76Aに係合する。閉塞板81の前面の複数の被係合部が、係合部75Aに係合部75Aに係合する。こうして、CISモジュール72がホルダ71に収容され、保持される。
CISモジュール72は、図6に示されるように、ホルダ71の内部に形成される空間に収容されている。CISモジュール72は、左右方向に長い略直方体形状のケーシング91を備えている。ケーシング91内には、たとえば、LED光源、レンズおよびイメージセンサが収容されている。
ケーシング91の後側面には、右端部および左端部に、それぞれ位置決めブロック92,93がコンタクトガラス38,45上でのシートの搬送方向(以下、単に「搬送方向」という。)の一方側である略後方に突出して形成されている。位置決めブロック92,93の右側面には、それぞれ円柱状の位置決め軸94,95が右方に突出して形成されている。また、右側の位置決めブロック92の上面には、図7に示されるように、下方に凹み、前方に開放される位置決め溝96が形成されている。
なお、イメージスキャナ1における左右方向は、第1方向の一例である。また、搬送方向は、第2方向の一例である。すなわち、第2方向は、左右方向と直交し、かつ、コンタクトガラス38,45の表面に沿う方向である。
ホルダ71の後側板76の右端部および左端部は、図6に示されるように、後方に突出している。そして、その突出した部分には、各々、被挿入ブロック97,98が形成されている。被挿入ブロック97,98は、それぞれ位置決めブロック92,93に対して右側から対向している。被挿入ブロック97,98には、図6,7に示されるように、それぞれ位置決め軸94,95の先端部が左方から挿入される被挿入部101,102が形成されている。被挿入部101,102は、たとえば、それぞれ位置決め軸94,95の外径よりもやや大きい内径の丸穴である。位置決め軸94,95がそれぞれ被挿入部101,102に挿入されることにより、CISモジュール72は、ホルダ71に対して、搬送方向に位置決めされている。
また、ホルダ71の閉塞板81には、図7に示されるように、位置決め溝96と対向する位置に、位置決め溝96内に向けて延びる当接部103が突出して形成されている。当接部103の先端部は、位置決め溝96内に挿入されている。
そして、図6に示されるように、ホルダ71の左側板73とCISモジュール72のケーシング91との間には、第1付勢部材の一例としてのスポンジ104が介在されている。スポンジ104の弾性力により、ケーシング91は、右方に押圧されている。この押圧により、位置決め溝96内に入り込んだ当接部103の先端部が位置決め溝96内の左側面105に当接している。これにより、CISモジュール72は、ホルダ71に対して、左右方向に位置決めされている。
CISモジュール72に作用するコンタクトガラス38とCISモジュール72との対向方向の力をF11とする。スポンジ104の付勢力をF12とする。位置決め溝96の左側面105と当接部103との静止摩擦係数をμ11とする。CISモジュール72のケーシング91とスポンジ104との静止摩擦係数をμ12とする。CISモジュール72のケーシング91と架設板77との静止摩擦係数をμ13とする。この場合に、スポンジ104は、次の不等式(1)が満たされるように構成されている。
μ13・F11<F12<F11/(μ11+μ12) ・・・(1)
力F11は、CISモジュール112に作用する重力のコンタクトガラス45とCISモジュール112との対向方向の力成分である。
なお、当接部103と架設板77との材質が同じであり、位置決め溝96が形成されている位置決めブロック92とケーシング91との材質が同じである場合には、静止摩擦係数μ11と静止摩擦係数μ13とが一致(μ11=μ13)する。
<下CISユニット>
下CISユニット44は、図4に示されるように、コンタクトガラス45を保持するホルダ111と、ホルダ111内に収容される密着イメージセンサモジュールの一例としてのCISモジュール112とを備えている。
コンタクトガラス45は、左右方向に長い矩形薄板状に形成されている。
ホルダ111は、図8,9に示されるように、左側板113、右側板114、前側板115、後側板116および架設板117を一体的に備えている。右側板114は、左側板113と左右方向に間隔を空けて対向する。前側板115は、左側板113および右側板114の各前端部間を連結する。後側板116は、左側板113および右側板114の各後端部間を連結する。架設板117は、左側板113、右側板114、前側板115および後側板116の各上端部間に架設される。
架設板117は、後側板116の上端部を越えて、前下方に延びている。架設板117の上面には、図4に示されるように、コンタクトガラス45よりも平面サイズが少し大きい矩形状の凹部118が形成されている。凹部118には、コンタクトガラス45が嵌められている。凹部118は、コンタクトガラス45の厚さよりも大きい深さを有しており、コンタクトガラス45の表面は、架設板117の上面よりも後下方に一段下がっている。
架設板117には、コンタクトガラス45の後端部と対向する位置に、左右方向に長いスリット状の光通過窓119が形成されている。光通過窓119は、上CISユニット37のCISモジュール72に形成された光通過窓79とシートの搬送方向の位置がずれている。これにより、CISモジュール72からの光が光通過窓119を通してCISモジュール112に入射することが抑制される。それとともに、CISモジュール112からの光が光通過窓79を通してCISモジュール72に入射することが抑制されている。
また、架設板117における凹部118よりも後方の部分は、シートの搬送をガイドす
るための第2下ガイド部120として形成されている。第2下ガイド部120の上面は、コンタクトガラス45の表面に対して後下方にやや傾斜している。これにより、第2下ガイド部120の上面は、第1下ガイド部41の上面、すなわちガイド面43よりも前下方に一段下がっている。
また、ホルダ111は、左側板113、右側板114、前側板115、後側板116および架設板117とは別体の閉塞板121を備えている。閉塞板121は、左側板113、右側板114、前側板115および後側板116の各下端縁に下方から当接して、左側板113、右側板114、前側板115および後側板116に囲まれる空間を閉塞している。閉塞板121は、複数の被係合部121Aを備える。閉塞板121は、後面にも図示しない複数の被係合部を備える。後側板116は、複数の係合部116Aを備える。前側板115は、複数の係合部115Aを備える。CISモジュール112が、左側板113、右側板114、前側板115及び後側板116によって囲まれる空間に収容される。被係合部121Aが係合部115Aに係合する。閉塞板121の後面の複数の被係合部が、各々、複数の係合部116Aに係合する。こうして、CISモジュール112は、ホルダ111に収容され、保持される。
CISモジュール112は、図9に示されるように、ホルダ111の内部に形成される空間に収容されている。CISモジュール112は、左右方向に長い略直方体形状のケーシング141を備えている。ケーシング141内には、たとえば、LED光源、レンズおよびイメージセンサが収容されている。
ケーシング141の後側面には、左端部および右端部に、それぞれ位置決めブロック122,123が搬送方向の他方側である略後方に突出して形成されている。位置決めブロック122,123の左側面には、それぞれ円柱状の位置決め軸124,125が左方に突出して形成されている。また、左側の位置決めブロック122の上面には、図10に示されるように、前上方に凹み、後下方に開放される位置決め溝126が形成されている。
ホルダ111の後側板116の左端部および右端部は、図9に示されるように、後方に突出している。そして、その突出した部分には、被挿入ブロック127,128が形成されている。被挿入ブロック127,128は、それぞれ位置決めブロック122,123に対して左側から対向している。被挿入ブロック127,128には、図9,10に示されるように、それぞれ位置決め軸124,125の先端部が右方から挿入される被挿入部131,132が形成されている。被挿入部131,132は、たとえば、それぞれ位置決め軸124,125の外径よりもやや大きい内径の丸穴である。位置決め軸124,125がそれぞれ被挿入部131,132に挿入されることにより、CISモジュール112は、ホルダ111に対して、搬送方向に位置決めされている。
また、ホルダ111の閉塞板121には、図10に示されるように、位置決め溝126と対向する位置に、位置決め溝126内に向けて延びる当接部133が突出して形成されている。当接部133の先端部は、位置決め溝126内に挿入されている。
そして、図9に示されるように、ホルダ111の右側板114とCISモジュール112のケーシング141との間には、第1付勢部材の一例としての板ばね134が介在されている。板ばね134は、基端部が前側板115の右端部に取り付けられ、前側板115に沿って右側板114の近傍まで延び、後側板116側に屈曲して、その遊端部がケーシング141の右側面における後側に片寄った位置に当接している。板ばね134の付勢力により、ケーシング141は、左方に押圧されている。この押圧により、位置決め溝126内に入り込んだ当接部133の先端部が位置決め溝126内の右側面135に当接している。これにより、CISモジュール112は、ホルダ111に対して、左右方向に位置決めされている。
また、ホルダ111の閉塞板121には、図4,8に示されるように、左右方向に離れた2つの位置に、それぞれ後下方に突出する中空のばね配置部136が形成されている。ばね配置部136内には、図4に示されるように、第2付勢部材の一例としてのコイルばね137が配置されている。コイルばね137は、CISモジュール112のケーシング141とばね配置部136との間に圧縮状態で介在されている。コイルばね137の付勢
力により、ケーシング141は、前上方に押圧されて、ホルダ111の架設板117に当接している。
CISモジュール112に作用するコンタクトガラス45とCISモジュール112との対向方向の力をF21とする。板ばね134の付勢力をF22とする。位置決め溝126の右側面135と当接部133との静止摩擦係数をμ21とする。CISモジュール112のケーシング141と板ばね134との静止摩擦係数をμ22とする。CISモジュール112のケーシング141と架設板117との静止摩擦係数をμ23とする。この場合に、板ばね134は、次の不等式(2)が満たされるように構成されている。
μ23・F21<F22<F21/(μ21+μ22) ・・・(2)
力F21は、コイルばね137の付勢力からCISモジュール112に作用する重力のコンタクトガラス45とCISモジュール112との対向方向の力成分を差し引いた力である。
なお、当接部133と架設板117との材質が同じであり、位置決め溝126が形成されている位置決めブロック122とケーシング141との材質が同じである場合には、静止摩擦係数μ21と静止摩擦係数μ23とが一致(μ21=μ23)となる。
<作用効果>
CISモジュール72は、ホルダ71に収容されている。コンタクトガラス38およびCISモジュール72は、左右方向に延び、互いに対向している。CISモジュール72には、左右方向に延びる位置決め軸94が設けられている。また、CISモジュール72のケーシング91の後側面には、位置決めブロック92が設けられている。位置決めブロック92には、ケーシング91の後側面から搬送方向の一方側に突出する突出部の一例としての左側面105が形成されている。ホルダ71には、位置決め軸94の先端部が挿入される被挿入部101と、左側面105に対して右側から当接する当接部103とが設けられている。ホルダ71の左側板73とCISモジュール72との間には、スポンジ104が介在されている。
位置決め軸94の先端部が被挿入部101に挿入されることにより、CISモジュール72がホルダ71に対して搬送方向に位置決めされる。また、左側面105が当接部103に当接することにより、CISモジュール72がホルダ71に対して左右方向に位置決めされる。
そして、スポンジ104により、CISモジュール72が右側に向けて、すなわち左側面105が当接部103に当接する方向に付勢されている。そのため、左側面105と当接部103とが当接した状態を維持することができる。よって、CISモジュール72がホルダ71に対して左右方向にがたつくことを抑制できる。その結果、CISモジュール72を高精度に位置決めすることができる。
また、スポンジ104の付勢力F12がCISモジュール72とホルダ71との間に生じる静止摩擦力μ13・F11よりも大きい。よって、スポンジ104の付勢力F12により、その静止摩擦力μ13・F11に抗して、CISモジュール72を右方に向けて移動させることができる。その結果、左側面105を当接部103に確実に当接させることができる。
スポンジ104の付勢力F12が左側面105と当接部103との間に生じる静止摩擦力μ11・F11およびCISモジュール72とスポンジ104との間に生じる静止摩擦力μ12・F11の合力よりも小さい。したがって、CISモジュール72とコンタクトガラス38との対向方向におけるCISモジュール72の移動がスポンジ104の付勢力F12によって阻害される可能性が低減される。よって、コンタクトガラス38とCISモジュール72との対向方向の位置関係を一定に保つことができる。
また、CISモジュール72の自重により、CISモジュール72にコンタクトガラス38に向かう力、すなわち重力が作用するので、CISモジュール72をコンタクトガラス38に向けて積極的に付勢する必要性が低い。そのため、上CISユニット37では、CISモジュール72をコンタクトガラス38に向けて付勢する付勢部材が不要となり得る。
CISモジュール112は、ホルダ111に収容されている。コンタクトガラス45およびCISモジュール112は、左右方向に延び、互いに対向している。CISモジュール112には、左右方向に延びる位置決め軸124が設けられている。また、CISモジュール112のケーシング141の後側面には、位置決めブロック122が設けられている。位置決めブロック122には、ケーシング141の後側面から搬送方向の他方側に突出する突出部の一例としての右側面135が形成されている。ホルダ111には、位置決め軸124の先端部が挿入される被挿入部131と、右側面135に対して左側から当接する当接部133とが設けられている。ホルダ111の右側板114とCISモジュール112との間には、板ばね134が介在されている。
位置決め軸124の先端部が被挿入部131に挿入されることにより、CISモジュール112がホルダ111に対して搬送方向に位置決めされる。また、右側面135が当接部133に当接することにより、CISモジュール112がホルダ111に対して左右方向に位置決めされる。
そして、板ばね134により、CISモジュール112が左側に向けて、すなわち右側面135が当接部133に当接する方向に付勢されている。そのため、右側面135と当接部133とが当接した状態を維持することができる。よって、CISモジュール112がホルダ111に対して左右方向にがたつくことを抑制できる。その結果、CISモジュール112を高精度に位置決めすることができる。
また、板ばね134の付勢力F22がCISモジュール112とホルダ111との間に生じる静止摩擦力μ23・F21よりも大きい。したがって、板ばね134の付勢力F22により、その静止摩擦力μ23・F21に抗して、CISモジュール112を左方に向けて移動させることができる。その結果、右側面135を当接部133に確実に当接させることができる。
板ばね134の付勢力F22が右側面135と当接部133との間に生じる静止摩擦力μ21・F21およびCISモジュール112と板ばね134との間に生じる静止摩擦力μ22・F21の合力よりも小さい。したがって、CISモジュール112とコンタクトガラス45との対向方向におけるCISモジュール112の移動が板ばね134の付勢力F22によって阻害される可能性が低減される。よって、コンタクトガラス45とCISモジュール112との対向方向の位置関係を一定に保つことができる。
板ばね134は、基端部が前側板115の右端部に取り付けられる。板ばね134は、前側板115に沿って右側板114の近傍まで延びる。板ばね134は、後側板116側に屈曲する。板ばね134の遊端部は、ケーシング141の右側面における後側に片寄った位置に当接している。
この構成により、CISモジュール112に板ばね134の付勢による回転モーメントが生じることを抑制できる。その結果、コンタクトガラス45とCISモジュール112との間の間隔を左右方向にわたって均一にすることができる。
また、CISモジュール112をコンタクトガラス45に向けて上方に付勢するコイルばね137が備えられている。
これにより、CISモジュール112がコンタクトガラス45との対向方向にがたつくことを抑制できる。その結果、CISモジュール112をより高精度に位置決めすることができる。
そして、イメージスキャナ1では、CISモジュール72,112がそれぞれホルダ71,111に対して高精度に位置決めされた上CISユニット37および下CISユニット44が採用されているので、シートの上面および下面に形成されている画像を高精度に読み取ることができる。
また、上CISユニット37においては、CISモジュール72に作用する重力により、CISモジュール72が架設板77に押しつけられる。そのため、CISモジュール72の右方への付勢は、ホルダ71とCISモジュール72との間のガタ寄せができればよい。よって、CISモジュール72を左方に付勢する部材としては、板ばねである必要性は低く、板ばねよりも安価なスポンジ104で十分である。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、イメージスキャナ1を取り上げたが、本発明に係る画像読取ユニットは、イメージスキャナ1以外に、レーザプリンタや複写機など、画像読取機能を有する画像形成装置に適用されてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 イメージスキャナ
37 上CISユニット
38 コンタクトガラス
44 下CISユニット
45 コンタクトガラス
51 供給ローラ
61 LFローラ
62 LFローラ
64 排出ローラ
65 排出ローラ
71 ホルダ
72 CISモジュール
94 位置決め軸
103 当接部
104 スポンジ
105 左側面
111 ホルダ
112 CISモジュール
124 位置決め軸
131 被挿入部
133 当接部
134 板ばね
135 右側面
137 コイルばね

Claims (12)

  1. 第1方向に延びるコンタクトガラスと、
    前記コンタクトガラスに対向して配置され、前記第1方向に延びる密着イメージセンサモジュールと、
    前記密着イメージセンサモジュールに設けられ、前記第1方向に延びる位置決め軸と、
    前記密着イメージセンサモジュールに設けられ、前記密着イメージセンサモジュールから前記第1方向と直交する第2方向に突出する突出部と、
    前記コンタクトガラスを保持するとともに、前記密着イメージセンサモジュールを収容するホルダと、
    前記ホルダに形成され、前記位置決め軸の先端部が挿入される被挿入部と、
    前記ホルダに形成され、前記突出部に対して前記第1方向の一方側から当接する当接部と、
    前記密着イメージセンサモジュールと前記ホルダとの間に介在され、前記密着イメージセンサモジュールを前記第1方向の前記一方側に向けて付勢する第1付勢部材とを含
    前記第1付勢部材は、板ばねであり、
    前記板ばねの一端部は、前記第2方向において、前記密着イメージセンサモジュールに対して前記突出部が設けられている突出部側と反対側に配置されて、前記ホルダに取り付けられており、
    前記板ばねの他端部は、前記密着イメージセンサモジュールの前記第1方向における前記一方側と反対側の他方側の端面における前記突出部側に片寄った位置に弾性的に当接している、画像読取ユニット。
  2. 前記密着イメージセンサモジュールに作用する前記コンタクトガラスと前記密着イメージセンサモジュールとの対向方向の力をF1とし、前記第1付勢部材の付勢力をF2とし、前記突出部と前記当接部との静止摩擦係数をμ1とし、前記密着イメージセンサモジュールと前記第1付勢部材との静止摩擦係数をμ2とし、前記密着イメージセンサモジュールと前記ホルダとの静止摩擦係数をμ3とした場合に、
    前記第1付勢部材の付勢力F2は、
    μ3・F1<F2<F1/(μ1+μ2)
    の不等式が満たされるように設定されている、請求項1に記載の画像読取ユニット。
  3. 前記密着イメージセンサモジュールは、前記コンタクトガラスの下方に配置されており、
    前記密着イメージセンサモジュールを前記コンタクトガラスに向けて上方に付勢する第2付勢部材をさらに含む、請求項1または2に記載の画像読取ユニット。
  4. 前記第2付勢部材は、コイルばねである、請求項に記載の画像読取ユニット。
  5. 前記密着イメージセンサモジュールは、前記コンタクトガラスの上方に配置されている、請求項1または2に記載の画像読取ユニット。
  6. シートを搬送するシート搬送部と、
    前記シート搬送部によって搬送される前記シートの一方面に形成された画像を読み取るための第1画像読取部と、
    前記シート搬送部によって搬送される前記シートの他方面に形成された画像を読み取るための第2画像読取部とを含み、
    前記第1画像読取部又は前記第2画像読取部として、請求項1〜のいずれか一項に記載の画像読取ユニットが採用された、画像読取装置。
  7. 第1方向に延びるケーシングと、前記第1方向に延びる軸と、前記ケーシングから前記第1方向に直交する第2方向に突出した突出部と、を有する密着イメージセンサモジュールと、
    前記軸が挿入される被挿入部と、前記第1方向の一方側から前記突出部に当接する当接部と、を有し、前記密着イメージセンサモジュールを収容するホルダと、
    前記密着イメージセンサモジュールとホルダとの間に設けられ、前記第1方向における前記一方側に向けて前記密着イメージセンサモジュールを付勢する、付勢部材と、を備え、
    前記付勢部材は、板ばねであり、
    前記板ばねの一端部は、前記第2方向において、前記密着イメージセンサモジュールに対して前記突出部が設けられている突出部側と反対側に配置されて、前記ホルダに取り付けられており、
    前記板ばねの他端部は、前記密着イメージセンサモジュールの前記第1方向における前記一方側と反対側の他方側の端面における前記突出部側に片寄った位置に弾性的に当接している、画像読取装置。
  8. コンタクトガラスを備え、
    前記密着イメージセンサモジュールに作用する前記コンタクトガラスと前記密着イメージセンサモジュールとの対向方向の力をF1とし、前記付勢部材の付勢力をF2とし、前記突出部と前記当接部との静止摩擦係数をμ1とし、前記密着イメージセンサモジュールと前記付勢部材との静止摩擦係数をμ2とし、前記密着イメージセンサモジュールと前記ホルダとの静止摩擦係数をμ3とした場合に、
    前記付勢部材の付勢力F2は、
    μ3・F1<F2<F1/(μ1+μ2)
    の不等式が満たされるように設定されている、請求項に記載の画像読取装置。
  9. コンタクトガラスを備え、
    前記密着イメージセンサモジュールは、前記コンタクトガラスの下方に配置されており、
    前記密着イメージセンサモジュールを前記コンタクトガラスに向けて上方に付勢する第2付勢部材をさらに含む、請求項7または8に記載の画像読取装置
  10. 前記第2付勢部材は、コイルばねである、請求項に記載の画像読取装置。
  11. コンタクトガラスを備え、
    前記密着イメージセンサモジュールは、前記コンタクトガラスの上方に配置されている、請求項7または8に記載の画像読取装置。
  12. シートを搬送するシート搬送部と、
    前記シートの一方面に形成された画像を読み取るための第1画像読取部と、
    前記シートの他方面に形成された画像を読み取るための第2画像読取部と、を備え、
    前記第1画像読取部又は前記第2画像読取部として、請求項11のいずれか一項に記載の密着イメージセンサモジュール、ホルダ及び付勢部材が採用された、画像読取装置。
JP2012260651A 2011-11-30 2012-11-29 画像読取ユニットおよび画像読取装置 Active JP6056422B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012260651A JP6056422B2 (ja) 2011-11-30 2012-11-29 画像読取ユニットおよび画像読取装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011262886 2011-11-30
JP2011262886 2011-11-30
JP2012260651A JP6056422B2 (ja) 2011-11-30 2012-11-29 画像読取ユニットおよび画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013138415A JP2013138415A (ja) 2013-07-11
JP6056422B2 true JP6056422B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=48466638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012260651A Active JP6056422B2 (ja) 2011-11-30 2012-11-29 画像読取ユニットおよび画像読取装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9294641B2 (ja)
JP (1) JP6056422B2 (ja)
CN (1) CN103139431B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6155980B2 (ja) * 2013-08-30 2017-07-05 ブラザー工業株式会社 画像読取装置
US9185259B2 (en) * 2014-02-19 2015-11-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reading apparatus
JP6607518B2 (ja) * 2015-07-17 2019-11-20 富士ゼロックス株式会社 画像読取装置
JP6488935B2 (ja) * 2015-07-31 2019-03-27 ブラザー工業株式会社 画像読取装置
JP7402649B2 (ja) * 2019-09-30 2023-12-21 キヤノン株式会社 画像形成装置および画像読取装置
JP7631863B2 (ja) 2021-02-15 2025-02-19 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 サイドガイド、搬送装置、読取装置及び画像形成装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2578130Y2 (ja) 1992-02-20 1998-08-06 株式会社田村電機製作所 密着センサの保持構造
JPH09270896A (ja) 1996-03-28 1997-10-14 Canon Inc 画像読取装置及び画像形成装置
JP4011700B2 (ja) 1997-12-03 2007-11-21 キヤノン株式会社 イメージセンサーユニット及びこのユニットを取り付けた画像読取装置
JP2002320078A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Canon Inc 画像読取装置
JP4636699B2 (ja) 2001-01-19 2011-02-23 キヤノン株式会社 画像読取装置及び画像形成装置
CN100368207C (zh) 2002-08-20 2008-02-13 夏普株式会社 送纸装置以及具有该送纸装置的图像形成装置
JP3920780B2 (ja) 2003-01-17 2007-05-30 ローム株式会社 イメージセンサヘッド、およびこれを備えたイメージスキャナ
JP4057545B2 (ja) * 2004-03-10 2008-03-05 株式会社Pfu 画像処理装置及び方法
JP4137870B2 (ja) 2004-10-25 2008-08-20 株式会社セイコーアイ・インフォテック 原稿読取りユニット、画像形成装置、及びイメージスキャナ
JP4748769B2 (ja) * 2004-12-20 2011-08-17 グラフテック株式会社 画像読取装置
JP4890799B2 (ja) 2005-06-28 2012-03-07 ブラザー工業株式会社 走査装置及び画像読取装置
WO2007013309A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 Autoliv Development Ab 乗員拘束用エアバッグ
CN102006390A (zh) 2010-11-25 2011-04-06 威海华菱光电有限公司 一种图像读取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013138415A (ja) 2013-07-11
CN103139431A (zh) 2013-06-05
CN103139431B (zh) 2017-03-01
US9294641B2 (en) 2016-03-22
US20130135692A1 (en) 2013-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6056422B2 (ja) 画像読取ユニットおよび画像読取装置
US8757610B2 (en) Image reader and sheet feeding device
JP3626943B2 (ja) 自動原稿送り装置
US8844924B2 (en) Sheet feeding devices, image reading devices and image forming devices
JP6206014B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム
CN102730466B (zh) 片材输送装置
JP3111440B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2007161461A (ja) 給紙装置およびこの給紙装置が適用された画像形成装置
US8941877B2 (en) Image scanning device
CN108016903A (zh) 薄片体堆放装置和包括薄片体堆放装置的图像形成装置
JP5652422B2 (ja) シート搬送装置および画像読取装置
JP2887009B2 (ja) シート載置装置
JP5747800B2 (ja) シート搬送装置
JP4715740B2 (ja) シート搬送装置及び画像読取装置
JPH07115789B2 (ja) 原稿案内装置
JP5799779B2 (ja) シート搬送装置
JP5879979B2 (ja) 分離片ユニットおよびシート搬送装置
JP2018104139A (ja) シート搬送装置
JP5754406B2 (ja) シート搬送装置
JPH07115788B2 (ja) 原稿案内装置
JP2019172398A (ja) 媒体搬送装置
JP2015070479A (ja) 画像読取装置
JP2013112513A (ja) シート搬送装置
JP2014120849A (ja) 画像読取装置
JP2004032154A (ja) 自動原稿送り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6056422

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150