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JP6047519B2 - ポリマークラッド光ファイバ - Google Patents

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JP6047519B2
JP6047519B2 JP2014079423A JP2014079423A JP6047519B2 JP 6047519 B2 JP6047519 B2 JP 6047519B2 JP 2014079423 A JP2014079423 A JP 2014079423A JP 2014079423 A JP2014079423 A JP 2014079423A JP 6047519 B2 JP6047519 B2 JP 6047519B2
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Description

この発明は、光ファイバのうち特にファイバレーザ等に使用されるポリマークラッド光ファイバに関する。
高い開口数(以下「高NA」という。)が要求される光ファイバの用途の中で、ファイバレーザに使用される光ファイバ(以下「レーザ用ファイバ」という。)は高密度な光を伝送する必要がある。ファイバレーザは、近年高出力化が押し進められ、金属の切断や溶接などに使用されるようなkW級の光出力を持つファイバレーザが製品化されており、さらなる高出力化が行われている。ファイバレーザの高出力化を実現するためには、より多くの励起光を光ファイバ内に入射させる必要があり、NAが0.5以上の高NA(以下、本発明で言う高NAとは0.5以上のNAを示すものとする)を実現できる光ファイバの開発が望まれている。
レーザ用ファイバに使用されるポリマークラッド材には、主に紫外線硬化型フッ化アクリレート系樹脂が使用されている。紫外線硬化型フッ化アクリレート系樹脂は、ガラスとの密着性がもともと悪いが、高NAを実現するために樹脂中により多くのフッ素を添加すると、ガラスとの密着性がさらに悪化してしまう。そのため、紫外線硬化型樹脂を使用して高NAを実現できても、高湿環境下において伝送損失が急激に悪化してしまう問題があった。そこで、特許文献1では、ヒドロシリル化反応による架橋によって硬化するパーフルオロエーテルポリマーを含むクラッド材料をポリマークラッド材に使用することで、高NAを実現し、かつ、クラッド材料に疎水性を持たせるとともに、クラッド中のケイ素原子に結合したアルコキシ基を導入することで、耐湿性を向上させることが開示されている。
特開2013−41060号公報
従来技術では、ポリマークラッド材の破断強度(引張強さ)を10MPa以上とすることが望ましいとされている。しかし、高NAを実現するためにポリマークラッド材中に添加されるフッ素量を増やした場合、樹脂の破断強度を十分に強くすることができず、例えば破断強度が1MPa以下となってしまう。レーザ用ファイバにおいても機械的信頼性を確保するために、低強度部をあらかじめ除去するスクリーニング試験が実施されるが、破断強度が低いポリマークラッド材の場合、スクリーニング試験により加わるしごきなどの外力によって、ポリマークラッド材が破壊されたりガラスから剥離してしまい、ガラス中を導波する励起光を閉じ込められなくなる、励起光漏れが発生してしまう問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、耐しごき性に優れ、励起ロス(損失)を抑制可能なポリマークラッド光ファイバを提供することを課題とする。
本発明の第1態様は、石英系ガラスからなる光ファイバの周囲に前記石英系ガラスの屈折率よりも低い屈折率を有するポリマークラッド層が形成され、さらに前記ポリマークラッド層の周囲に保護被覆層が形成されたポリマークラッド光ファイバであって、前記保護被覆層に使用される樹脂が熱硬化型樹脂であり、前記ポリマークラッド層の膜厚が前記保護被覆層の膜厚に対し、3.0倍以上あることを特徴とするポリマークラッド光ファイバである。
第1態様において、前記保護被覆層の硬度が、デュロメータ硬さのタイプDで20以上であることが好ましい
第1態様において、前記ポリマークラッド層に使用される樹脂が熱硬化型樹脂であることが好ましい。
第1態様において、前記保護被覆層の膜厚が10μm以上であることが好ましい。
本発明の第2態様は、石英系ガラスからなる光ファイバの周囲に前記石英系ガラスの屈折率よりも低い屈折率を有するポリマークラッド層が形成され、さらに前記ポリマークラッド層の周囲に少なくとも1つ以上の緩衝層が形成され、さらに前記緩衝層の周囲に保護被覆層が形成されたポリマークラッド光ファイバであって、前記保護被覆層に使用される樹脂が熱硬化型樹脂であり、前記ポリマークラッド層と前記緩衝層との合計膜厚が前記保護被覆層の膜厚に対し、1.5倍以上あることを特徴とするポリマークラッド光ファイバである。
第2態様において、前記保護被覆層の硬度が、デュロメータ硬さのタイプDで20以上であることが好ましい
第2態様において、前記緩衝層に使用される樹脂の硬度が、デュロメータ硬さのタイプAで20以上80以下であることが好ましい。
第2態様において、前記保護被覆層の膜厚が10μm以上であることが好ましい。
本発明によれば、耐しごき性に優れ、励起ロスを抑制可能なポリマークラッド光ファイバを提供することができる。
第1態様のポリマークラッド光ファイバの一例を示す断面図である。 (a)は保護樹脂層が柔らかい光ファイバに外力が加わった場合を示す断面図である。(b)は保護樹脂層が硬い光ファイバに外力が加わった場合を示す断面図である。 第2態様のポリマークラッド光ファイバの一例を示す断面図である。 第1態様における膜厚比と励起ロスの関係の一例を示すグラフである。 第2態様における膜厚比と励起ロスの関係の一例を示すグラフである。
以下、好適な実施形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1に、第1態様に係るポリマークラッド光ファイバ10の模式的な断面図を示す。このポリマークラッド光ファイバ10は、石英系ガラスからなる光ファイバ11の周囲に、ポリマークラッド層12が形成され、さらにポリマークラッド層12の周囲に保護被覆層13が形成された断面構造を有する。ポリマークラッド層12は、光ファイバ11を構成する石英系ガラスの屈折率よりも低い屈折率を有する。
図2に、ポリマークラッド光ファイバ10に外力が加わった時の模式図を示す。図2(a)は保護被覆層13の樹脂が柔らかい場合、図2(b)は保護被覆層13が硬い場合を示している。保護被覆層13が柔らかい場合には、ポリマークラッド光ファイバ10に加わる外力によって保護被覆層13が変形するとともにポリマークラッド層12も変形し、ポリマークラッド層12が破壊されてしまう。例えば、一対の板状部材14,14の間にポリマークラッド光ファイバ10を挟み込んで外力15を加えると、硬いガラスの光ファイバ11から受ける反作用16と板状部材14から受ける外力15との間で、ポリマークラッド層12に破壊17が生じる。一方、保護被覆層13が硬い場合には、外力がポリマークラッド光ファイバ10に加わっても保護被覆層13がほとんど変形しないため、ポリマークラッド層12も変形せず、ポリマークラッド層12が破壊されることはない。
十分な耐しごき性を確保するためにはJIS K 6253で規定されているデュロメータ硬さ測定に基づき、タイプDで20以上(硬度がD20以上)の樹脂を保護被覆層13に使用することが望ましい。より好適にはタイプDで70以上となるような硬い樹脂を保護被覆層13に使用することで耐しごき性を向上させることが可能である(以下、本発明でいう硬度とはデュロメータ硬さ測定で測定されるものを言い、タイプAやタイプDは単にAやDと称する)。
しかし、耐しごき性を改善するために保護被覆層13に硬い樹脂を使用した場合、耐しごき性は改善するものの、励起ロスが悪化してしまうことがあった。特にポリマークラッド光ファイバ10の耐熱性を向上させるために、シリコーン樹脂やポリイミド等の熱硬化型樹脂を保護被覆層13として使用する場合に励起ロスの悪化が顕著となる。高硬度な熱硬化型樹脂を保護被覆層13に使用することで励起ロスの悪化が顕著となる理由は以下のように考えられる。
熱硬化型樹脂をファイバに被覆する場合、樹脂の種類によって硬化反応メカニズムはさまざまであるが、いずれもファイバ周囲に樹脂を塗布した後、電熱炉などの架橋装置により高温状態に加熱されることで硬化が促進され、流動性のある状態から固形状態に変化する。この時、樹脂は高温状態で構造が凍結されることになるため、架橋装置から出た後、室温まで温度が下がる際に熱収縮を起こすことになる。高硬度な樹脂の場合、保護被覆層13の熱収縮により保護被覆層13の内側のポリマークラッド層12に印加される側圧が過大となり、励起ロスが悪化するものと考えられる。
そこで、本発明では、保護被覆層13がポリマークラッド層12に与える側圧の影響を小さくするため、鋭意努力をした結果、ポリマークラッド層12と保護被覆層13の比と励起ロスに相関があることを見出し、ポリマークラッド層12の膜厚を保護被覆層13の膜厚の3.0倍以上とすることで、耐熱性を有しながら、耐しごき性と低励起ロスを両立するポリマークラッド光ファイバ10が作製できることを明らかにした。
ポリマークラッド層12に使用される樹脂(ポリマークラッド材)としては、フッ素樹脂、フッ化アクリレート樹脂等が挙げられる。ポリマークラッド材は、紫外線硬化型樹脂、熱硬化型樹脂等であり、耐熱性の観点からは、熱硬化型樹脂が好ましい。
図3に、第2態様に係るポリマークラッド光ファイバ20の模式的な断面図を示す。このポリマークラッド光ファイバ20は、石英系ガラスからなる光ファイバ21の周囲に、ポリマークラッド層22が形成され、さらにポリマークラッド層22の周囲に少なくとも1つ以上の緩衝層23が形成され、さらに緩衝層23の周囲に保護被覆層24が形成された断面構造を有する。ポリマークラッド層22は、光ファイバ21を構成する石英系ガラスの屈折率よりも低い屈折率を有する。
ポリマークラッド層22に使用される樹脂(ポリマークラッド材)は第1態様と同様でよい。ポリマークラッド材は、通常の樹脂に比べて高価であるため、ポリマークラッド層22を厚くするのはコスト増加になるため好ましくない。そこで、第2態様では、ポリマークラッド層22と保護被覆層24の間に緩衝層23を入れた3層構造とすることで、ポリマークラッド層22の厚さを薄くしながらも、耐しごき性と低励起ロスが両立できるファイバ構造を検討した結果、ポリマークラッド層22と緩衝層23との合計膜厚を保護被覆層24の膜厚の1.5倍以上とすることで、耐しごき性と低励起ロスを両立するポリマークラッド光ファイバ20を作製できることを明らかにした。
なお、緩衝層23に使用される樹脂の硬度は、A20からA80程度のものが望ましく、好ましくはA20以上A80以下、より好適にはA30以下が好ましい。硬度がA20よりも低く針入度で測定されるような、いわゆるゲルやグリースのような樹脂を緩衝層23に使用した場合には、しごきによって保護被覆層24が変形してしまうため、素線外観が保てず、耐しごき性も発現されない。逆にA80よりも硬度が高く、タイプDで測定されるような樹脂を緩衝層23に使用した場合には、緩衝層23としての効果が十分に得られず、3層構造にする意味がなくなる。なお、3層構造の被覆構造をとる場合には、ポリマークラッド層22と緩衝層23の膜厚比は特に限定されないし、緩衝層23は2つ以上あってもよい。ポリマークラッド層22の膜厚が3μm以上であることが好ましい。
第2態様において保護被覆層24に使用される樹脂は第1態様と同様でよい。保護被覆層24に使用される樹脂の硬度がD20以上であることが好ましい。また、保護被覆層24に使用される樹脂が熱硬化型樹脂であることが好ましい。
以上、本発明を好適な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
光ファイバ11,21は、ポリマークラッド層12,22に対するガラスコアであってもよく、光ファイバ11,21がコア及びクラッドを有してもよい。光ファイバ11,21を構成する石英系ガラスは、純石英ガラスでもよく、フッ素(F)やゲルマニウム(Ge)等が添加された石英ガラスであってもよい。信号光用の光ファイバは、ガラスコアの周囲に1層のガラスクラッドを設け、さらにガラスクラッドの周囲にポリマークラッド層を有することが好適である。励起光用の光ファイバは、ガラスコアの周囲に直接ポリマークラッド層を有することが好適である。レーザダイオード(LD)等の光源への反射を抑制する場合、ガラスコアの周囲に2層のガラスクラッド(インナークラッドおよびアウタークラッド)を設け、さらにガラスクラッドの周囲にポリマークラッド層を設けてもよい。
光ファイバ11,21の外径(ファイバ径、ガラス径)は、代表的には125μmであるが、その他のファイバ径においても本発明を適用できることは自明である。通常、ガラス径が細いほど、ポリマークラッド層とガラスとの界面での反射回数が増えるため、同一ポリマークラッド材を使用した場合に到達できる励起ロスの値は大きくなるが、本発明で示すような被覆材に起因する励起ロスの挙動はファイバ径には依存しない。
以下、実施例をもって本発明を具体的に説明する。
(第1態様の試験例)
第1態様では、保護被覆層13にD20以上の硬度を持つ樹脂を使用し、かつ、ポリマークラッド層12の膜厚を保護被覆層13の膜厚の3.0倍以上とすることにより、耐しごき性と低励起ロスを両立したポリマークラッド光ファイバ10を作製できるようにした。
作製した各ポリマークラッド光ファイバ10のうち番号が「C」で始まるものは、比較例を表す。表1〜6では共通する単位を省略するが、「ファイバ径」、「クラッド径」、「保護被覆径」、「クラッド膜厚」、「保護被覆層膜厚」の単位はμmであり、「励起ロス」および「励起ロス増分」の単位はdB/kmである。「ファイバ径」は光ファイバ11のガラス径、「クラッド径」および「クラッド膜厚」はそれぞれポリマークラッド層12の外径および膜厚、「保護被覆径」および「保護被覆層膜厚」はそれぞれ保護被覆層13の外径および膜厚である。「膜厚比」は、「クラッド膜厚」と「保護被覆層膜厚」との比である。
(試験例1:番号1A〜2A、C1A〜C3A)
ファイバ径が125μmである光ファイバ11に対し、ポリマークラッド層12に屈折率1.35以下となる熱硬化型樹脂を、保護被覆層13に硬度D75の熱硬化型樹脂を使用して高NAのポリマークラッド光ファイバ10を作製した。ポリマークラッド層12の膜厚と保護被覆層13の膜厚を変化させたポリマークラッド光ファイバ10を作製し、それぞれの励起ロスを測定したところ、表1に示すように、ポリマークラッド層12の膜厚が保護被覆層13の膜厚の3倍以上となるポリマークラッド光ファイバ10では、励起ロスの値が約3dB/kmに収束した。次に、作製したポリマークラッド光ファイバ10のしごき特性を確認するため、番号1Aおよび2Aのポリマークラッド光ファイバ10(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ11内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、励起光漏れ(輝点発生)は確認されず、また、励起ロスも変化せず、良好なしごき特性を有することが確認された。
Figure 0006047519
(試験例2:番号3A〜5A、C7A〜C12A)
ファイバ径を80μmとした以外は試験例1と同様にして、高NAのポリマークラッド光ファイバ10を作製した。それぞれの励起ロスを測定したところ、表2に示すように、ポリマークラッド層12の膜厚が保護被覆層13の膜厚の3倍以上となるポリマークラッド光ファイバ10では、励起ロスの値が約10dB/kmに収束した。次に、作製したポリマークラッド光ファイバ10のしごき特性を確認するため、番号3A〜5Aのポリマークラッド光ファイバ10(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ11内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、励起光漏れ(輝点発生)は確認されず、また、励起ロスも変化せず、良好なしごき特性を有することが確認された。
Figure 0006047519
(試験例3:番号6A〜7A、C13A〜C18A)
ファイバ径を400μmとした以外は試験例1と同様にして、高NAのポリマークラッド光ファイバ10を作製した。それぞれの励起ロスを測定したところ、表3に示すように、ポリマークラッド層12の膜厚が保護被覆層13の膜厚の3倍以上となるポリマークラッド光ファイバ10では、励起ロスの値が約3dB/kmに収束した。次に、作製したポリマークラッド光ファイバ10のしごき特性を確認するため、番号6Aおよび7Aのポリマークラッド光ファイバ10(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ11内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、励起光漏れ(輝点発生)は確認されず、また、励起ロスも変化せず、良好なしごき特性を有することが確認された。
Figure 0006047519
(試験例4:番号8A〜9A、C19A〜C24A)
保護被覆層13に硬度D50の熱硬化型樹脂を使用した以外は試験例1と同様にして、高NAのポリマークラッド光ファイバ10を作製した。それぞれの励起ロスを測定したところ、表4に示すように、ポリマークラッド層12の膜厚が保護被覆層13の膜厚の3倍以上となるポリマークラッド光ファイバ10では、励起ロスの値が約3dB/kmに収束した。次に、作製したポリマークラッド光ファイバ10のしごき特性を確認するため、番号8Aおよび9Aのポリマークラッド光ファイバ10(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ11内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、励起光漏れ(輝点発生)は確認されず、また、励起ロスも変化せず、良好なしごき特性を有することが確認された。
Figure 0006047519
(試験例5:番号10A〜11A、C25A〜C31A)
保護被覆層13に硬度D20の熱硬化型樹脂を使用した以外は試験例1と同様にして、高NAのポリマークラッド光ファイバ10を作製した。それぞれの励起ロスを測定したところ、表5に示すように、ポリマークラッド層12の膜厚が保護被覆層13の膜厚の3倍以上となるポリマークラッド光ファイバ10では、励起ロスの値が約3dB/kmに収束した。次に、作製したポリマークラッド光ファイバ10のしごき特性を確認するため、番号10Aおよび11Aのポリマークラッド光ファイバ10(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ11内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、5か所の励起光漏れ(輝点発生)が確認されたが、励起ロスに変化はなく、試験例1(D75)や試験例4(D50)には劣るものの、良好なしごき特性を有することが確認された。
Figure 0006047519
(試験例6:番号C32A〜C39A)
保護被覆層13に硬度A80の熱硬化型樹脂を使用した以外は試験例1と同様にして、高NAのポリマークラッド光ファイバ10を作製した。それぞれの励起ロスを測定したところ、表6に示すように、ポリマークラッド層12の膜厚が保護被覆層13の1.5倍以上の領域で励起ロスの増加は認められず約3dB/kmであった。しかし、作製したポリマークラッド光ファイバ10のしごき特性を確認するため、番号C37A〜C39Aのポリマークラッド光ファイバ10(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ11内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、しごきによる励起光漏れ(輝点発生)がいくつか確認され、励起ロスは、しごき前に比べて1.5〜3.2dB/km程度増加していた。
Figure 0006047519
図4に、第1態様における膜厚比と励起ロス[dB/km]との関係をグラフにまとめて示す。「125μm(D75)」は試験例1、「125μm(D50)」は試験例4、「125μm(D20)」は試験例5、「125μm(A80)」は試験例6、「80μm(D75)」は試験例2、「400μm(D75)」は試験例3である。
(第2態様の試験例)
第2態様では、保護被覆層24にD20以上の硬度を持つ樹脂を使用し、かつ、ポリマークラッド層22と緩衝層23との合計膜厚を、保護被覆層24の膜厚の3.0倍以上とすることにより、耐しごき性と低励起ロスを両立したポリマークラッド光ファイバ20を作製できるようにした。
作製した各ポリマークラッド光ファイバ20のうち番号が「C」で始まるものは、比較例を表す。表7〜16では共通する単位を省略するが、「ファイバ径」、「クラッド径」、「緩衝層外径」、「保護被覆径」、「クラッド膜厚」、「緩衝層膜厚」、「クラッド+緩衝層膜厚」、「保護被覆層膜厚」の単位はμmであり、「励起ロス」および「励起ロス増分」の単位はdB/kmである。「ファイバ径」は光ファイバ21のガラス径、「クラッド径」および「クラッド膜厚」はそれぞれポリマークラッド層22の外径および膜厚、「緩衝層外径」および「緩衝層膜厚」はそれぞれ緩衝層23の外径および膜厚、「保護被覆径」および「保護被覆層膜厚」はそれぞれ保護被覆層24の外径および膜厚、「クラッド+緩衝層膜厚」は、「クラッド膜厚」と「緩衝層膜厚」との合計である。「膜厚比X」は、「クラッド膜厚」と「緩衝層膜厚」との比である。「膜厚比Y」は、「クラッド+緩衝層膜厚」と「保護被覆層膜厚」との比である。
(試験例7:番号1B〜3B、C1B〜C5B)
ファイバ径は125μmとし、ポリマークラッド層22に屈折率1.35以下となる熱硬化型樹脂を、緩衝層23に硬度A20の熱硬化型樹脂を、保護被覆層24に硬度D75の熱硬化型樹脂を使用して高NAのポリマークラッド光ファイバ20を作製した。ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚と保護被覆層24の膜厚を変化させたポリマークラッド光ファイバ20を作製し、それぞれの励起ロスを測定したところ、表7に示すように、ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚が保護被覆層24の膜厚の1.5倍以上となるポリマークラッド光ファイバ20では、励起ロスの値が約3dB/kmに収束した。次に、作製したポリマークラッド光ファイバ20のしごき特性を確認するため、番号1B〜3Bのポリマークラッド光ファイバ20(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ21内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、励起光漏れ(輝点発生)は確認されず、また、励起ロスも変化せず、良好なしごき特性を有することが確認された。
Figure 0006047519
(試験例8:番号4B〜8B、C6B〜C11B)
ファイバ径は125μmとし、ポリマークラッド層22に屈折率1.35以下となる熱硬化型樹脂を、緩衝層23に硬度A25の熱硬化型樹脂を、保護被覆層24に硬度D75の熱硬化型樹脂を使用して高NAのポリマークラッド光ファイバ20を作製した。ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚と保護被覆層24の膜厚を変化させたポリマークラッド光ファイバ20を作製し、それぞれの励起ロスを測定したところ、表8に示すように、ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚が保護被覆層24の膜厚の1.5倍以上となるポリマークラッド光ファイバ20では、励起ロスの値が約3dB/kmに収束した。次に、作製したポリマークラッド光ファイバ20のしごき特性を確認するため、番号4B〜8Bのポリマークラッド光ファイバ20(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ21内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、励起光漏れ(輝点発生)は確認されず、また、励起ロスも変化せず、良好なしごき特性を有することが確認された。
Figure 0006047519
(試験例9:番号9B〜12B、C12B〜C17B)
ファイバ径は80μmとし、ポリマークラッド層22に屈折率1.35以下となる熱硬化型樹脂を、緩衝層23に硬度A25の熱硬化型樹脂を、保護被覆層24に硬度D75の熱硬化型樹脂を使用して高NAのポリマークラッド光ファイバ20を作製した。ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚と保護被覆層24の膜厚を変化させたポリマークラッド光ファイバ20を作製し、それぞれの励起ロスを測定したところ、表9に示すように、ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚が保護被覆層24の膜厚の1.5倍以上となるポリマークラッド光ファイバ20では、励起ロスの値が約10dB/kmに収束した。次に、作製したポリマークラッド光ファイバ20のしごき特性を確認するため、番号9B〜12Bのポリマークラッド光ファイバ20(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ21内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、励起光漏れ(輝点発生)は確認されず、また、励起ロスも変化せず、良好なしごき特性を有することが確認された。
Figure 0006047519
(試験例10:番号13B〜16B、C18B〜C22B)
ファイバ径は400μmとし、ポリマークラッド層22に屈折率1.35以下となる熱硬化型樹脂を、緩衝層23に硬度A25の熱硬化型樹脂を、保護被覆層24に硬度D75の熱硬化型樹脂を使用して高NAのポリマークラッド光ファイバ20を作製した。ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚と保護被覆層24の膜厚を変化させたポリマークラッド光ファイバ20を作製し、それぞれの励起ロスを測定したところ、表10に示すように、ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚が保護被覆層24の膜厚の1.5倍以上となるポリマークラッド光ファイバ20では、励起ロスの値が約3dB/kmに収束した。次に、作製したポリマークラッド光ファイバ20のしごき特性を確認するため、番号13B〜16Bのポリマークラッド光ファイバ20(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ21内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、励起光漏れ(輝点発生)は確認されず、また、励起ロスも変化せず、良好なしごき特性を有することが確認された。
Figure 0006047519
(試験例11:番号17B〜20B、C23B〜C26B)
ファイバ径は125μmとし、ポリマークラッド層22に屈折率1.35以下となる熱硬化型樹脂を、緩衝層23に硬度A50の熱硬化型樹脂を、保護被覆層24に硬度D75の熱硬化型樹脂を使用して高NAのポリマークラッド光ファイバ20を作製した。ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚と保護被覆層24の膜厚を変化させたポリマークラッド光ファイバ20を作製し、それぞれの励起ロスを測定したところ、表11に示すように、ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚が保護被覆層24の膜厚の1.5倍以上となるポリマークラッド光ファイバ20では、励起ロスの値が約3dB/kmに収束した。次に、作製したポリマークラッド光ファイバ20のしごき特性を確認するため、番号17B〜20Bのポリマークラッド光ファイバ20(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ21内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、励起光漏れ(輝点発生)は確認されず、また、励起ロスも変化せず、良好なしごき特性を有することが確認された。
Figure 0006047519
(試験例12:番号21B〜22B、C27B〜C32B)
ファイバ径は125μmとし、ポリマークラッド層22に屈折率1.35以下となる熱硬化型樹脂を、緩衝層23に硬度A75の熱硬化型樹脂を、保護被覆層24に硬度D75の熱硬化型樹脂を使用して高NAのポリマークラッド光ファイバ20を作製した。ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚と保護被覆層24の膜厚を変化させたポリマークラッド光ファイバ20を作製し、それぞれの励起ロスを測定したところ、表12に示すように、ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚が保護被覆層24の膜厚の1.5倍以上となるポリマークラッド光ファイバ20では、励起ロスの値が約3dB/kmに収束した。次に、作製したポリマークラッド光ファイバ20のしごき特性を確認するため、番号21B〜22Bのポリマークラッド光ファイバ20(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ21内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、励起光漏れ(輝点発生)は確認されず、また、励起ロスも変化せず、良好なしごき特性を有することが確認された。
Figure 0006047519
(試験例13:番号23B〜24B、C33B〜C37B)
ファイバ径は125μmとし、ポリマークラッド層22に屈折率1.35以下となる熱硬化型樹脂を、緩衝層23に硬度A80の熱硬化型樹脂を、保護被覆層24に硬度D75の熱硬化型樹脂を使用して高NAのポリマークラッド光ファイバ20を作製した。ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚と保護被覆層24の膜厚を変化させたポリマークラッド光ファイバ20を作製し、それぞれの励起ロスを測定したところ、表13に示すように、ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚が保護被覆層24の膜厚の1.5倍以上となるポリマークラッド光ファイバ20では、励起ロスの値が約3dB/kmに収束した。次に、作製したポリマークラッド光ファイバ20のしごき特性を確認するため、番号23B〜24Bのポリマークラッド光ファイバ20(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ21内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、励起光漏れ(輝点発生)は確認されず、また、励起ロスも変化せず、良好なしごき特性を有することが確認された。
Figure 0006047519
(試験例14:番号C38B〜C44B)
ファイバ径は125μmとし、ポリマークラッド層22に屈折率1.35以下となる熱硬化型樹脂を、緩衝層23に硬度D20の熱硬化型樹脂を、保護被覆層24に硬度D75の熱硬化型樹脂を使用して高NAのポリマークラッド光ファイバ20を作製した。ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚と保護被覆層24の膜厚を変化させたポリマークラッド光ファイバ20を作製し、それぞれの励起ロスを測定したところ、表14に示すように、ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚が保護被覆層24の膜厚の1.5倍以上となるポリマークラッド光ファイバ20であっても、励起ロスの値が10dB/km以上となった。緩衝層23の膜厚を特に薄くした場合(C44B)には、励起ロスの値が約3dB/kmに収束した。
Figure 0006047519
(試験例15:番号C45B〜C50B)
ファイバ径は125μmとし、ポリマークラッド層22に屈折率1.35以下となる熱硬化型樹脂を、緩衝層23に針入度45の熱硬化型樹脂を、保護被覆層24に硬度D75の熱硬化型樹脂を使用して高NAのポリマークラッド光ファイバ20を作製した。ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚と保護被覆層24の膜厚を変化させたポリマークラッド光ファイバ20を作製し、それぞれの励起ロスを測定したところ、表15に示すように、ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚が保護被覆層24の膜厚の1.5倍以上となるポリマークラッド光ファイバ20では、励起ロスの値が約3dB/kmに収束した。しかし、作製したポリマークラッド光ファイバ20のしごき特性を確認するため、番号C48B〜C50Bのポリマークラッド光ファイバ20(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施したところ、ポリマークラッド光ファイバ20の外観が変形している部分が確認され、さらに、光ファイバ21内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、ポリマークラッド光ファイバ20の外観が変形している部分では、励起光漏れ(輝点発生)が確認された。
Figure 0006047519
(試験例16:番号25B〜29B)
ファイバ径は125μmとし、ポリマークラッド層22に屈折率1.35以下となる熱硬化型樹脂を、緩衝層23に硬度A25の熱硬化型樹脂を、保護被覆層24に硬度D20の熱硬化型樹脂を使用して高NAのポリマークラッド光ファイバ20を作製した。ポリマークラッド層22と緩衝層23の合計膜厚と保護被覆層24の膜厚の比を1.5に固定して、ポリマークラッド層22と緩衝層23の膜厚を振ってポリマークラッド光ファイバ20を作製し、それぞれの励起ロスを測定したところ、表16に示すように、ポリマークラッド層22の膜厚が2.5〜32.5μmの範囲で、励起ロスの値が約3dB/kmであった。次に、作製したポリマークラッド光ファイバ20のしごき特性を確認するため、番号25B〜29Bのポリマークラッド光ファイバ20(全長で20km)に2%伸びを加えながら巻き返しを実施した後、光ファイバ21内に可視光を入射して励起光漏れがないか確認したところ、励起光漏れ(輝点発生)は確認されず、また、励起ロスも変化せず、良好なしごき特性を有することが確認された。
Figure 0006047519
図5に、第2態様における膜厚比(表7〜16における膜厚比Y)と励起ロス[dB/km]との関係をグラフにまとめて示す。「125μm(A20)」は試験例7、「125μm(A25)」は試験例8、「80μm(A25)」は試験例9、「400μm(A25)」は試験例10、「125μm(A50)」は試験例11、「125μm(A75)」は試験例12、「125μm(A80)」は試験例13、「125μm(D20)」は試験例14、「125μm(針入度45)」は試験例15、「125μm(A25膜厚比1.5)」は試験例16である。
10,20…ポリマークラッド光ファイバ、11,21…光ファイバ、12,22…ポリマークラッド層、23…緩衝層、13,24…保護被覆層。

Claims (8)

  1. 石英系ガラスからなる光ファイバの周囲に前記石英系ガラスの屈折率よりも低い屈折率を有するポリマークラッド層が形成され、さらに前記ポリマークラッド層の周囲に保護被覆層が形成されたポリマークラッド光ファイバであって、前記保護被覆層に使用される樹脂が熱硬化型樹脂であり、前記ポリマークラッド層の膜厚が前記保護被覆層の膜厚に対し、3.0倍以上あることを特徴とするポリマークラッド光ファイバ。
  2. 前記保護被覆層の硬度が、デュロメータ硬さのタイプDで20以上であることを特徴とする請求項1に記載のポリマークラッド光ファイバ。
  3. 前記ポリマークラッド層に使用される樹脂が熱硬化型樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載のポリマークラッド光ファイバ。
  4. 前記保護被覆層の膜厚が10μm以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のポリマークラッド光ファイバ。
  5. 石英系ガラスからなる光ファイバの周囲に前記石英系ガラスの屈折率よりも低い屈折率を有するポリマークラッド層が形成され、さらに前記ポリマークラッド層の周囲に少なくとも1つ以上の緩衝層が形成され、さらに前記緩衝層の周囲に保護被覆層が形成されたポリマークラッド光ファイバであって、前記保護被覆層に使用される樹脂が熱硬化型樹脂であり、前記ポリマークラッド層と前記緩衝層との合計膜厚が前記保護被覆層の膜厚に対し、1.5倍以上あることを特徴とするポリマークラッド光ファイバ。
  6. 前記保護被覆層の硬度が、デュロメータ硬さのタイプDで20以上であることを特徴とする請求項5に記載のポリマークラッド光ファイバ。
  7. 前記緩衝層に使用される樹脂の硬度が、デュロメータ硬さのタイプAで20以上80以下であることを特徴とする請求項5または6に記載のポリマークラッド光ファイバ。
  8. 前記保護被覆層の膜厚が10μm以上であることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載のポリマークラッド光ファイバ。
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