JP6038097B2 - 筆記具 - Google Patents
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Description
タッチパネルの原理には様々なものがある。たとえば、液晶パネル表面に加えられた圧力を感知する、いわゆる感圧式と称されるものがある。この方式の際、液晶パネル表面に直接触れないで済むように、いわゆるタッチペンという道具を用いることがある。このようなタッチペンは通常、筆記具様の軸及び先端を有するものの、液晶パネルの破損を防ぐため、プラスチック等の比較的柔らかい材質で先端を丸めて形成されているものである。
さらに、特許文献3記載の先行技術は、タッチペンとボールペンとを組み合せたノック式ボールペンであり、ノック機構を前後方向にスライドしてどちらか一方のみを繰り出す機構である。しかし、切り替えする際は繰り出し動作が必要であることと、タッチペンもボールペンもいずれも使用しない際には収納のための切り替えレバーを正確に中心にセットしない限りいずれか一方が外に出たままの状態となり収納効果が十分に発揮できない場合がある。
なお、本発明においては、筆記具の長軸方向に対し、筆記先端12側を先端とし、その反対側を後端とする。また、この先端に向かう方向を前方とし、後端に向かう方向を後方とする。
筆記先端12とは、筆記具において筆記面、たとえば紙面に直接接触する部分をいう。この筆記先端12としては、ボールペン、シャープペンシル、フェルトペン、マーカーペン等、様々な筆記具のものが想定される。
タッチペン30とは、ゴム弾性を有する材質で筆記先端のような形状に成形されたものをいう。
ここでこの一体の機構としては、公知のノック機構、あるいは軸筒20を捻ることによる繰り出し機構等、様々なものが可能である。いずれの場合にも、一体の機構を操作することによって、筆記先端12とタッチペン30とが同時に突出して両方とも使用可能となり、また使用後はその一体の機構を逆方向に操作することによって両方とも収納されることとなっている。
このように形成することで、ノック機構による前後方向の移動による操作をこの両者の接触と干渉することなく実行することが可能となっている。
すなわち、本発明によると、筆記先端とタッチペンとの出没を容易に行うことのできる筆記具を提供することが可能となり、また、未使用時ではタッチペンは被覆部材で覆われているので、タッチペン部分の無用な汚損及び破損を防ぐことができる。
本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態に係る、タッチペン30を搭載した筆記具10は、未使用状態では図1に示すような外観を呈している。軸筒20は、ポリカーボネート製であり、その先端側部分21はポリカーボネートの材質が露出している。またその後端側部分22には、ステンレス鋼製のスリーブ23が接合されている。軸筒20の先端側部分21の先端には先軸25が螺合されている。スリーブ23の後端部分には前後方向に切り欠かれたスリットであるガイドスリット24が形成されている。また、スリーブ23の後端部分を覆うようにして、被覆部材40が設けられている。被覆部材40の側面には外方へ突出するノック用突起41が形成されている。このノック用突起41は、ガイドスリット24内に前後方向へ移動可能に挿入されている。これらスリーブ23及び被覆部材40の詳細については後述する。この図1に示す未使用状態においては、ボールペンとしての筆記先端12は軸筒20の先端側部分21内に収納されているとともに、タッチペン30は被覆部材40により被覆されており、いずれも外部からは視認できない。
スリーブ23は、図3(A)〜(E)に示すように、中空円筒形のステンレス鋼であり、後述の図5に示すように、軸筒20の後端側部分22を被覆することとなっている。スリーブ23には上述の通りガイドスリット24(図3(A)、(C)参照)が形成されている。スリーブ23の後端部分、すなわち、このガイドスリット24を有する部分の断面は、図3(F)に示すように、ガイドスリット24部分を欠いた円弧状を呈している。
本発明に係る、タッチペン30を搭載した筆記具10は、図5(A)の側面断面図に示すように、軸筒20内に、筆記先端12が先端に装着されたボールペンリフィル11が収容されている。また、軸筒20内の先端側には、スプリング止め26が挿入されている。ボールペンリフィル11の後端部分は回転子50によって保持されている。回転子50の後端にはノック棒51が接続され、この後端には前記した被覆部材40の接続突起44(図4参照)が圧入され接続されている。回転子50の先端側にはスプリング52が挿入されている。このスプリング52の先端は、前記スプリング止め26に当接し支持されている。これら、回転子50、ノック棒51、スプリング52及び図示を省略した軸筒20内周面のカム溝によって従来公知のカーンノック機構が構成されている。
一方、タッチペン30を下向きに、スリーブ23側を手指にて保持すれば、タッチパネルの操作が可能となる。
(2)その他
上記の実施の形態の他、本発明には、以下に示すような変形例も可能である。
スリーブ23と軸筒20は一体に形成することも可能である。
また、先軸25は軸筒20とは別体の部品として形成されているが、軸筒20と一体に形成されることとしてもよい。
なお、ボールペンリフィル11に収容されるインクを、公知である熱変色性インク又は消しゴム消去性インクとしてもよい。このとき、後端に装着されるタッチペン部分を、上記のインクに応じて熱可塑性エラストマー又は消しゴムで形成されたゴム弾性を有する材料とすることによって感圧式タッチペンや消せるノック式ボールペンとして形成することとしてもよい。
20 軸筒 21 先端側部分 22 後端側部分
23 スリーブ 24 ガイドスリット 25 先軸
26 スプリング止め
30 タッチペン 31 口金
40 被覆部材 41 ノック用突起 42 底面
43 挿通スリット 44 接続突起
50 回転子 51 ノック棒 52 スプリング
Claims (3)
- 軸筒の先端側に筆記先端が設けられ、かつ、後端側にゴム弾性を有する材料で形成されたタッチペンを搭載した筆記具であって、
前記軸筒内には、前記筆記先端が先端に装着されたボールペンリフィルが収容されており、
前記軸筒の表面のうち、少なくとも前記軸筒の後端側はスリーブとして形成され、前記タッチペンは前記スリーブと接続され、
前記タッチペンと前記筆記先端とは一体の機構により同時に出没可能に形成され、前記一体の機構はノック機構であって、前記筆記先端は、該ノック機構の前後方向への移動を伴う操作により前記軸筒の前記先端より出没可能に形成されているとともに、
前記ノック機構の後端には前記筆記先端が軸筒内に没入している状態において前記タッチペンを被覆するとともに前記スリーブに対して前後移動可能に形成されている被覆部材が連接されており、
前記ノック機構の前方への移動により前記筆記先端が前記軸筒の前記先端より突出する際に、前記被覆部材も該ノック機構と連動して前方へ移動することで前記タッチペンが該被覆部材から露出するように形成されていることを特徴とする筆記具。 - 前記ボールペンリフィルに収容されるインクは熱変色性インクであり、前記ゴム弾性を有する材料は熱可塑性エラストマーであることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
- 前記ボールペンリフィルに収容されるインクは消しゴム消去性インクであり、前記ゴム弾性を有する材料は消しゴムであることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
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