JP6019952B2 - カラーフィルタ形成基板と表示装置、およびカラーフィルタ形成基板の作製方法 - Google Patents
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Description
例えば、液晶表示装置は、一般に、透明基板の一面に、遮光性の着色層からなるブラックマトリックス層と各色の着色層とを配設しているカラーフィルタ形成基板と、対向電極基板(TFT基板とも言う)とを所定の間隙をもたせて向かい合わせて配し、該隙部に液晶を封止した構造で、各色の着色層の画素の光透過率の制御を液晶の配向を電気的に制御することによりカラー画像を表示している。
このような表示装置においては、高い表示品質が求められている。
最近普及しているモバイル電子機器においては、これまで、高付加価値化として高精細化、省エネ化や小型化( 軽量化) などの取り組みが行われている。
モバイル電子機器の使用される環境は屋内にとどまらず、屋外での使用頻度も格段に多いため、太陽光下での視認性改善(コントラストアップ)は実施されていた。
しかしながら、意匠性の観点での改善のための取り組みはほとんどなされていない。
また、カバーガラスを用いるモバイル電子機器の表示装置の場合は、簡略化して断面構成を示すと、図9(b)に示すように、カバーガラス130を外側(観察者側)にして、カバーガラス130、カラーフィルタ形成基板110、TFT基板150の順の位置関係となっている。
また、カバーガラスを用いないイン・セル・タッチパネル型のモバイル電子機器の表示装置の場合は、例えば、簡略化して断面構成を示すと、図10(a)に示すように、カラーフィルタ形成基板110の基材側111を外側(観察者側)にして、カラーフィルタ形成基板110とタッチパネル140とを一体化した部材、TFT基板150の順の位置関係となっている。
一方、カバーガラスを用いるタッチパネル型のモバイル電子機器の表示装置の場合は、簡略化して断面構成を示すと、図10(b)に示すように、カバーガラスを外側(観察者側)にして、カバーガラス130とタッチパネル140とを一体化した部材、カラーフィルタ形成基板110、TFT基板150の順の位置関係となっている。
尚、図9(a)、図9(b)、図10(a)、図10(b)は、簡略化して、上記各部の位置関係だけを離間して示している。
尚、図11(a)は、カラーフィルタ形成基板の平面図で、図11(b)、図11(c)は、それぞれ、図11(a)のE1−E2、E3−E4において矢印の方向に見た図で、図11(d)は、図11(a)のE5部の拡大図で、図11(e)は図11(a)のE6部の拡大図である。
通常、カラーフィルタ用の各色の着色層113R、113G、113B、画素区分用遮光部(ブラックマトリクスとも言う)113M用の着色層、額縁用の着色層の形成は、フォトリソ工程により形成されており、表示用領域の周辺全周に渡り非表示用領域として遮光性の額縁部112も、同様に所定の着色層の形成をフォトリソ工程により行っていた。 通常、額縁部112と画素区分用遮光部(ブラックマトリクスとも言う)113Mとは、同じフォトリソ工程にて一緒に形成するが、場合によっては、額縁部112と画素区分用遮光部とは、同じフォトリソ工程にて一緒に形成しなくても良い。
このような中、モバイル電子機器において、図9(a)、図10(a)に示すような、カバーガラスを用いずに、透明基板からなる基材の一面側に、カラーフィルタ用の各色の着色層を表示用領域に配し、且つ、該表示用領域の周辺全周に渡り非表示用領域を形成するため遮光性の黒色の額縁部を配したカラーフィルタ形成基板を用い、前記基材の一面側ではない他面側を最も外側(観察者側)に配して非表示用領域を形成する形態の場合において、非表示用領域としての額縁部や表示用領域における外光による反射の見栄えが良くなく、特に、屋内外、室内光下、太陽光下で、遮光性の額縁部の黒色の締りがよくなく、製品に高級感がでないという不具合があり、この対応が求められていた。
本発明は、これに対応するもので、カバーガラスを用いずに、透明基板からなる基材の一面側に、カラーフィルタ用の各色の着色層を表示用領域に配し、且つ、該表示用領域の周辺全周に渡り非表示用領域を形成するため遮光性の黒色の額縁部を配したカラーフィルタ形成基板を用い、前記基材の一面側ではない他面側を最も外側(観察者側)に配して非表示用領域を形成する形態のモバイル電子機器の表示装置において、非表示用領域としての額縁部や表示用領域における外光による反射の見栄えを良くして、特に、屋内外、室内光下、太陽光下でも、遮光性の額縁部の黒色の締りを良くして、製品に高級感を持たせることができるカラーフィルタ形成基板を提供しようとするものである。
同時に、このようなカラーフィルタ形成基板を用いた表示装置を提供しようとするものである。
そして、上記のカラーフィルタ形成基板であって、前記黒色の樹脂遮光膜は、樹脂中に、カーボンブラックを分散して含有するものであることを特徴とするものである。
そしてまた、上記いずれかのカラーフィルタ形成基板であって、前記積層構造の前記黒色の樹脂遮光膜の幅が、前記低反射膜の幅よりも大きいことを特徴とするものである。
また、上記いずれかのカラーフィルタ形成基板であって、前記額縁部は、前記基材側から、順に、前記低反射膜、前記黒色の樹脂遮光膜、前記カラーフィルタ用の着色層、前記黒色の樹脂遮光膜を積層した積層構造であることを特徴とするものである。
あるいはまた、上記いずれかのカラーフィルタ形成基板であって、前記額縁部は、前記基材側から、順に、前記カラーフィルタ用の着色層、前記低反射膜、前記黒色の樹脂遮光膜を積層した積層構造であることを特徴とするものであり、前記表示用領域の画素区分用遮光部も、前記基材側から、順に、前記前記カラーフィルタ用の着色層、前記低反射膜、前記黒色の樹脂遮光膜を積層した積層構造であることを特徴とするものである。
尚、ここでは、表示装置に用いられた際に、表示領域となる領域を表示用領域とし、また、表示領域とはならない領域を非表示用領域としている。
あるいは、本発明のカラーフィルタ形成基板は、透明基板からなる基材の一面側において、画素区分用遮光部(ブラックマトリクスとも言う)により区分けされた領域にカラーフィルタ用の各色の着色層を配して表示用領域を形成し、該表示用領域の外側に、非表示用領域として遮光性の額縁部を備えているカラーフィルタ形成基板で、且つ、前記基材の一面側ではない他面側を、最も外側(観察者側)として、モバイル電子機器の表示部に用いられるカラーフィルタ形成基板であって、前記画素区分用遮光部あるいは前記額縁部は、基材側から、順に、クロムを主成分とする1層以上の低反射性の層、ピュアクロムの層、クロムを主成分とする1層以上の低反射性の層とを積層した積層構造をしており、且つ、前記積層構造のピュアクロムの層は、光学濃度を確保できる膜厚であることを特徴とするものである。
請求項1の発明のカラーフィルタ形成基板は、このような構成にすることにより、カバーガラスを用いずに、透明基板からなる基材の一面側に、カラーフィルタ用の各色の着色層を表示用領域に配し、且つ、該表示用領域の周辺全周に渡り非表示用領域を形成するため遮光性の黒色の額縁部を配したカラーフィルタ形成基板を用い、前記基材の一面側ではない他面側を最も外側(観察者側)に配して非表示用領域を形成する形態のモバイル電子機器の表示装置において、非表示用領域としての額縁部や表示用領域における外光による反射の見栄えを良くして、特に、屋内外、室内光下、太陽光下でも、遮光性の額縁部の黒色の締りを良くして、製品に高級感を持たせることができるカラーフィルタ形成基板の提供を可能としている。
特に、モバイル電子機器のように、屋内外で用いられもので、高品質、意匠性が求められる表示部には有効としている。
具体的には、画素区分用遮光部あるいは額縁部に、基材側から、順に、基材側を低反射性とするクロムを主成分とする低反射膜と、光学濃度を確保できる黒色の遮光性の樹脂遮光膜とを、積層した積層構造を有することにより、これを達成している。
基材側を低反射性としたクロムを主成分とする低反射膜としていることにより、外光の反射を抑制でき、非表示用領域としての額縁部や表示用領域における外光による反射の見栄えを良くしている。
低反射膜としては、正反射光の反射率を400nm〜700nmの範囲で10%以下のものが好ましく、且つ、400nm〜700nmの範囲で拡散反射率の極めて少ない、あるいは、拡散反射がほとんどないものが好ましい。
例えば、低反射性の酸化窒化クロム(CrOxNy)の層とピュアクロムの層を積層した2層構造のものが挙げられるが、これに限定はされない。
低反射性の層は、クロムの酸化度合や酸化窒化度合いや酸化炭化度合い等により調整でき、調整された層を複数層を基材側に配してピュアクロムの層と積層して、基材側が低反射性を有するようにした低反射膜でも良い。
尚、例えば、酸化窒化クロム(CrOxNy)の層の形成は、酸化窒化クロムをターゲットとしたアルゴンガスのスパッタリングや、アルゴンガスに酸素ガス、窒素ガスを混合したガスを用いたスパッタリングにより得ることができる。
また、黒色の樹脂遮光膜としては、樹脂中に、カーボンブラックを分散して含有するものが挙げられる。
黒色の樹脂遮光膜は、必要とされる光学濃度(通常は4以上)を確保でき、且つ、表示装置に用いられた際に、TFTの誤動作の原因ともなる内部反射の少ないものが好ましく、例えば、粒子径が小さいものを、あるいは、レアカーボンブラックに樹脂を被膜したものを、ピグメントとして樹脂中に分散させて含有するものが好ましい。
そして、光学濃度にあわせた厚さとする。
従来、画素区分用遮光膜や額縁部は、ピグメントとしてカーボンブラックを樹脂中に分散させて含有する黒色の樹脂遮光膜で形成されていたため、カーボンブラックからの反射による外光の拡散反射の影響で、表示装置に用いられた際の観察者側からの外光反射の見た目を良くなかった。
尚、図5に示すように、分光測色計では拡散反射成分を検出できる正反射光除去方式(Specular Components Exclude方式(以後はSCE方式と略す))による外光の反射光の反射率の分光特性の測定結果から計算により得られた、JISZ8701のXYZ表色系における明るさYの値の小さいほど良く、外光反射による見た目の評価方法として、SCE方式による測定による前記Y値の評価が目視評価に近いとものして用いられている。
本発明のカラーフィルタ形成基板を表示装置に用いた場合、図5に示すSCE方式の測定による前記Y値(D65光源)は、見た目が良いとされる0.01以下を確保することができる。
尚、図5においては、太線実線矢印は、光源62からの入射光62Lを示し、点線矢印は各点からの光の向きを示し、細線実線矢印は、検出器63へ入射する検出光63Lを示している。
また、分光測色計では正反射光と拡散反射光の合計を検出できる測定方式もあり、一般にはSCI方式(Specular Components Include方式の略)と呼ばれている。
SCI方式は物体色を測定する場合に広く用いられている。
あるいはまた、額縁部としては、基材側から、順に、カラーフィルタ用の着色層、低反射膜、黒色の樹脂遮光膜を積層した積層構造としたものや、これに加えて、表示用領域の画素区分用遮光部も、基材側から、順に、カラーフィルタ用の着色層、前記低反射膜(基材側を低反射層としたCrを主成分とするクロム膜)、前記黒色の樹脂遮光膜を積層した積層構造としたものが挙げられる。
特に、モバイル電子機器のように、屋内外で用いられもので、高品質、意匠性が求められる表示部には有効としている。
ここでの低反射性の層も、正反射光の反射率を400nm〜700nmの範囲で10%以下のものが好ましく、且つ、400nm〜700nmの範囲で拡散反射率の極めて少ない、あるいは、拡散反射がほとんどないものが好ましい。
低反射性の層としては、低反射性の酸化窒化クロム(CrOxNy)の層とピュアクロムの層を積層した2層構造のものが挙げられるが、これに限定はされない。
また、低反射性の層は、クロムの酸化度合や酸化窒化度合いや酸化炭化度合い等により調整でき、調整された層を複数層を基材側に配してピュアクロムの層と積層して、基材側が低反射性を有するようにした低反射膜でも良い。
同時に、このようなカラーフィルタ形成基板を用いて、該カラーフィルタ形成基板の基材側を最も外側(観察者側)に配して非表示用領域を形成する形態のモバイル電子機器の表示装置の提供を可能とした。
第1の例のカラーフィルタ形成基板は、モバイル機種のノートパソコンや多機能端末機器(高機能端末機器とも言う)等のモバイル電子機器の表示部(液晶表示装置)に用いられるカラーフィルタ形成基板であり、図1(a)に示すように、ガラス基板からなる透明基板を基材11として、該基材11の一面側において、表示用領域13Sにカラーフィルタ用の各色の着色層(13R、13G、13B)と画素区分用遮光部(ブラックマトリクスとも言う)13Mを配し、且つ、該表示用領域13Sの外側に非表示用領域として遮光性の額縁部12を設けており、図1(b)、図1(c)に示すように、表示用領域13Sの着色層13と、額縁部12とを覆うように平坦状に保護層(オーバーコート層、あるいはOC層とも言う)14を配している。
そして、基材11の前記一面ではない他面側を最も外側(観察者側)として、図9(a)に示す形態、あるいは、図10(a)に示す形態のモバイル電子機器の表示部(表示装置)に用いられる。
そして、特に、図1(e)、図1(f)に示されるように、画素区分用遮光部13Mおよび額縁部12は、基材11側から、順に、基材11側を低反射性としたクロムを主成分とする低反射膜13Mbと、光学濃度を確保できる黒色の遮光性の樹脂遮光膜13Maとを、積層した積層構造をしている。
ここでは、低反射膜13Mbは、基材11側をクロムの酸化窒化膜の層(低反射性の層とも言う)13MC1とピュアなクロム層13MC2とを積層した構造である。
ここでの低反射膜13Mbは、基材11側の正反射光の反射率を400nm〜700nmの範囲で10%以下のものが好ましく、且つ、400nm〜700nmの範囲で基材11側の拡散反射率の極めて少ない、あるいは、拡散反射がほとんどないものが好ましい。 尚、本例では、画素区分用遮光部13Mにおける低反射膜13Mbと遮光性の樹脂遮光膜13Maとは、同じサイズで形成されている。
ここでは、酸化窒化クロム膜(CrOxNy)の層13C1とピュアなクロム層13C2の厚さは、それぞれ、810Å、800Åとしており、図5に示すSCE方式の測定から得られた反射光の分光反射率特性から計算されるJIS Z8701のXYZ表色系における明るさYを、0.01以下としている。
また、D65光源下でのJIS Z8701のXYZ表色系での色度座標(x、y)は(0.313、0.329)となる。
黒色の遮光性の樹脂遮光膜13Maは、樹脂成分にピグメントとしてカーボンブラック粒子を分散させた遮光性の樹脂層からなり、必要とされる光学濃度(通常は4以上)を確保できる光学濃度にあわせた膜厚としている。
ここでは、表示装置に用いられた際に、TFTの誤動作の原因ともなる内部反射を少なくするために、TFT側となる側を樹脂遮光膜としている。
特に、屋内外で用いられもので、高品質、意匠性が求められる表示部には有効としている。
以下の説明は、JIS Z 8722での表記(照射角/受光角度)でいうd/8°(dは拡散光)なる光学系に基づいて行うが、他の光学系を用いても差し支えない。
図5における角度θは、ここでは、8°である。
そして、これらの測定で得られた結果をもとに、D65光源を用いて測定したJIS
Z8701のXYZ表色系における色度座標(x、y)、明るさYにて表した。
また、表示領域とはならない額縁部12の領域を非表示用領域としている。
また、着色部13は、カラーフィルタ用の赤色、緑色、青色の各色の着色層13R、13G、13Bと画素区分用遮光部13Mとを総称している。
また、表示用領域には、図1(d)に示すように、カラーフィルタ用の赤色、緑色、青色の各色の着色層13R、13G、13Bは、画素区分用遮光部13Mにより分離されるように所定の配列に形成されている。
画素区分用遮光部13Mの開口パターン形状や各色の着色層の配列は、図1(d)に示す形態に限定はされない。
画素区分用遮光部13Mの開口パターン形状がストライプ状の形状ものや、くの字形状や、デルタ配列などの様に着色層の配列を変えたものも挙げられる。
<基板11>
第1の例に用いられる透明基板からなる基材11としては、従来よりカラーフィルタに用いられているものを用いることができ、石英ガラス、パイレックス(登録商標)ガラス、合成石英板等の可撓性のない透明な無機基板、および、透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明な樹脂基板等を挙げることができるが、特に、無機基板を用いることが好ましく、無機基板のなかでもガラス基板を用いることが好ましい。
さらには、上記ガラス基板のなかでも無アルカリタイプのガラス基板を用いることが好ましい。
無アルカリタイプのガラス基板は寸度安定性および高温加熱処理における作業性に優れ、かつ、ガラス中にアルカリ成分を含まないことから、アクティブマトリックス方式によるカラー液晶表示装置用のカラーフィルタに好適に用いることができるからである。
上記基板は、通常、透明な透明基板が用いられている。
(遮光性の樹脂遮光膜13Ma)
遮光性の樹脂遮光膜13Maとしては、例えば、ここでは、エポキシ樹脂等の樹脂で被覆したカーボンブラックをピグメント(顔料)としてバインダ樹脂中に分散させたものが用いられている。
カーボンブラックをピグメント(顔料)としてバインダ樹脂中に分散させたものは、膜厚を比較的薄くして遮光性の樹脂層を形成することができる。
ここでは、光学濃度(通常4.0以上)を確保できる膜厚とする。
ここでは、画素区分用遮光部13Mおよび額縁部12における遮光性の樹脂遮光膜13Maの形成をフォトリソグラフィー法を用いているが、この場合、バインダ樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が用いられる。
この場合、黒色着色剤および感光性樹脂を含有するブラックマトリクス形成用感光性樹脂組成物に、光重合開始剤を添加してもよく、さらには必要に応じて増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等を添加してもよい。
尚、ブラックマトリクスおよび額縁部の遮光性の着色層の両方を、あるいは、一方のみを印刷法やインクジェット法を用いて形成する場合もあるが、この場合には、バインダ樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ヒドロキシエチルセルロース樹脂、カルボキシメチルセルロース樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、マレイン酸樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。
(低反射膜13Mb)
基材側を低反射性としたクロムを主成分とする低反射膜13Mbとしては、図6(a)に示す、基材11側から、順に、低反射性の酸化窒化クロム(CrOxNy)13MC1の層とピュアクロム13MC2の層を積層した2層構造のものを、第1の例の積層構造として挙げているが、これに限定はされない。
低反射性は、クロムの酸化度合や酸化窒化度合いや酸化炭化度合い等により調整でき、調整された層を複数層、積層しても良い。
例えば、図6(b)に示すように、低反射性の層13MD1、13MD2を2層とピュアクロムの層13MD3を積層した構造で、基材11の屈折率をns、低反射性の層13MD1、13MD2、ピュアクロムの層13MD3の複素屈折率の実数部を、それぞれ、n1、n2、n3とした場合、ns<n1<n2<n3なる関係を満たすようにしても良い。
低反射膜としては、微量に酸素窒素以外の成分を含むものでも、基材側が低反射性としての機能を満たせば適用できる。
尚、例えば、酸化窒化クロム(CrOxNy)の層の形成は、酸化窒化クロムをターゲットとしたアルゴンガスのスパッタリングや、アルゴンガスに酸素ガス、窒素ガスを混合したガスを用いたスパッタリングにより得ることができる。
基材11側を低反射性としたクロムを主成分とする低反射膜としていることにより、外光の反射を抑制でき、非表示用領域としての額縁部や表示用領域における外光による反射の見栄えを良くしている。
本例では、カラーフィルタ形成用の各色の着色層は、赤色の着色層13R、緑色の着色層13G、青色の着色層13Bの3色の着色層である。
各色の着色層は、各色の顔料や染料等の着色剤をバインダ樹脂中に分散または溶解させたものであり、フォトリソ法(フォトリソグラフィー法とも言う)により形成されるものである。
上記着色層に用いられるバインダ樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が用いられる。
この場合、着色剤および感光性樹脂を含有する着色部形成用感光性樹脂組成物に、光重合開始剤を添加してもよく、さらには必要に応じて増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等を添加してもよい。
上記各色の着色層の膜厚は、通常、1μm〜5μm程度で設定される。
着色層の色としては、赤色、緑色、青色の3色を少なくとも含むものであれば特に限定されるものではなく、例えば、赤色、緑色、青色の3色、または、赤色、緑色、青色、黄色の4色、または、赤色、緑色、青色、黄色、シアンの5色等とすることもできる。
尚、赤色(Rとも記載)の着色層に用いられる着色剤としては、例えば、ペリレン系顔料、レーキ顔料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、アントラキノン系顔料、アントラセン系顔料、イソインドリン系顔料等が挙げられる。
これらの顔料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
緑色(Gとも記載)の着色層に用いられる着色剤としては、例えば、ハロゲン多置換フタロシアニン系顔料もしくはハロゲン多置換銅フタロシアニン系顔料等のフタロシアニン系顔料、トリフェニルメタン系塩基性染料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料等が挙げられる。
これらの顔料もしくは染料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
青色(Bとも記載)の着色層に用いられる着色剤としては、例えば、銅フタロシアニン系顔料、アントラキノン系顔料、インダンスレン系顔料、インドフェノール系顔料、シアニン系顔料、ジオキサジン系顔料等が挙げられる。
これらの顔料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
保護層用の材料としては、熱硬化性樹脂組成物と光硬化性樹脂組成物が挙げられる。
光硬化性樹脂組成物は、カラーフィルタ形成基板を面付けして作製後に、個片化する切断をするのに好ましい。
保護層用の光硬化性樹脂組成物としては、上記カラーフィルタ形成用の各色の着色層に用いられるバインダ樹脂と同様のもの、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が用いられる。
この場合も、感光性樹脂を含有する着色部形成用感光性樹脂組成物に、光重合開始剤を添加してもよく、さらには必要に応じて増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等を添加してもよい。
尚、第1の例では、カラーフィルタ形成基板は面付けして赤色、緑色、青色の各着色層13R、13G、13B、及び、画素区分用遮光部13Mおよび、額縁部12を形成した後に、樹脂組成物をスピンコーテインング法により塗布するが、各カラーフィルタ基板間に保護層の切れ目を設けておき、該切れ目において分離して個片化するため、保護層用の樹脂組成物を光硬化性樹脂組成物として、塗布後、乾燥し、所定領域のみ選択的に光照射して、現像して形成しているが、保護層の形成方法はこれに限定はされない。
保護層用の熱硬化性樹脂組成物としては、エポキシ化合物を用いたもの、熱ラジカル発生剤をもちいたものがあげられる。
エポキシ化合物としては、カルボン酸やアミン系化合物などにより硬化しうる公知の多価エポキシ化合物を挙げることができ、このようなエポキシ化合物は、例えば、新保正樹編「エポキシ樹脂ハンドブック」日刊工業新聞社刊(昭和62年)等に広く開示されており、これらを用いることが可能である。
熱ラジカル発生剤としては過硫酸塩、ヨウ素等のハロゲン、アゾ化合物、および有機過酸化物からなる群から選択される少なくとも一種であり、より好ましくは、アゾ化合物または有機過酸化物である。
アゾ化合物としては、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル、1−[(1−シアノ−1−メチルエチル)アゾ]ホルムアミド、2,2’−アゾビス−[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)、および2,2’−アゾビス(N−シクロヘキシル−2−メチルプロピオンアミド)などが挙げられ、有機過酸化物としては、ジ(4−メチルゼンゾイル)ペーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルエキサネート、1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカルボネート、t−ブチル−4,4−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ブタネート、およびジクミルパーオキサイドなどが挙げられる。
基材11(図7(a)の一面上全面に、低反射膜13Mbをスパッタリング形成した後に、該低反射膜13Mb上に遮光性の樹脂遮光膜13Ma形成用の感光性の硬化型樹脂組成物13Ma1を塗布形成して(図7(b))、フォトリソ法により、樹脂遮光膜13Maを、形成する画素区分用遮光膜13Mの形状に合わせてパターン形成し、更に、パターン形成された樹脂遮光膜13Maを耐エッチングレジストとして、露出している低反射膜13Mbをエッチングして、画素区分用遮光膜13Mを形成する。(図7(c))
次いで、カラーフィルタ用の赤色、緑色、青色の各着色層13R、13G、13Bを、それぞれ、感光性の硬化型樹脂組成物を用いて、フォトリソ法により形成する。(図7(d))
ここでは、表示用領域13Sにおける各部の形成を図7に示しているが、非表示用領域の額縁部12の形成も、基本的に図7(a)〜図7(c)と同じで、画素区分用遮光部13Mの形成と同時に行う。
第2の例は、第1の例において、画素区分用遮光部13Mにおける遮光性の樹脂遮光膜13Maの幅を低反射膜13Mbよりも大きくして、遮光性の樹脂遮光膜13Maで低反射膜13Mbを覆った形態としたものである。
それ以外は、第1の例と同じである
第2の例の場合も、非表示用領域としての額縁部や表示用領域における外光による反射を抑制して見栄えを良くでき、特に、屋内外、室内光下、太陽光下でも、遮光性の額縁部の黒色の締りを良くして、製品に高級感を持たせることができるものとしている。
特に、屋内外で用いられもので、高品質、意匠性が求められる表示部には有効としている。
尚、第2の例の画素区分用遮光部13Mの形成は、第1の例の場合と異なり、先ず、基材11(図7(a))の一面上全面に低反射膜13Mbをスパッタリング形成した後(図7(e))、形成された低反射膜13Mb上の感光性レジストを塗布形成して、フォトリソ法により所定形状に耐エッチング性のレジストを形成し、エッチングして、低反射膜13Mbを、形成する画素区分用遮光膜13Mの形状に合わせて形成する。(図7(f)) 次いで、低反射膜13Mb上全面に、遮光性の樹脂遮光膜13Ma形成用の感光性の硬化型樹脂組成物13Ma1を塗布形成して、フォトリソ法により、樹脂遮光膜13Maを、形成する画素区分用遮光膜13Mの形状に合わせてパターン形成する。(図7(g)) 次いで、カラーフィルタ用の赤色、緑色、青色の各着色層13R、13G、13Bを、それぞれ、感光性の硬化型樹脂組成物を用いて、フォトリソ法により形成する。(図7(h))
第2の例の作製は、第1の例の作製に比べて手間がかかるものとなる。
第3の例は、表示用領域13Sは、第1の例と同じ構造で、額縁部12の積層構造を変えたもので、それ以外は、第1の例と同じである。
第3の例の額縁部12は、額縁部領域全体に、表示用領域13Sと同じ構造の上に遮光性の樹脂遮光膜13Maを配したものである。
第3の例の場合も、非表示用領域としての額縁部や表示用領域における外光による反射を抑制して見栄えを良くでき、特に、屋内外、室内光下、太陽光下でも、遮光性の額縁部の黒色の締りを良くして、製品に高級感を持たせることができるものとしている。
特に、屋内外で用いられもので、高品質、意匠性が求められる表示部には有効としている。
尚、第3の例の場合は、額縁部領域まで表示用領域と同様に、画素区分用遮光膜13M、各色の着色層13R、13G、13Bを形成した後、更に、遮光性の樹脂遮光膜13Ma形成用の感光性の硬化型組成物を用いて、全面塗布し、フォトリソ法により、額縁部領域のみに、遮光性の樹脂遮光膜13Maを形成して得ることができる。
第4の例は、第1の例において、画素区分用遮光部13Mおよび額縁部12の積層構造を変え、各色の着色層で全体を覆うようにしたもので、それ以外は、第1の例と同じである。
画素区分用遮光部13M、額縁部12の断面を、それぞれ、図4(a)、図4(b)に示すように、基材11側から、順に、カラーフィルタ用の各色の着色層(13R、13G、13B)、低反射膜13Mb、黒色の樹脂遮光膜13Maを積層した積層構造としている。
第4の例の場合も、非表示用領域としての額縁部や表示用領域における外光による反射を抑制して見栄えを良くでき、特に、屋内外、室内光下、太陽光下でも、遮光性の額縁部の黒色の締りを良くして、製品に高級感を持たせることができるものとしている。
特に、屋内外で用いられもので、高品質、意匠性が求められる表示部には有効としている。
変形例としては、図4(a1)に示すように、第4の例において、その画素区分用遮光部(図4(a))において、低反射膜13Mb、黒色の樹脂遮光膜13Maの幅を変えて、黒色の樹脂遮光膜13Maの幅を低反射膜13Mbの幅より大とした形態も挙げられる。
例えば、上記第1の例〜第4の例の各例や変形例において、保護層14上の表示用領域に更に所定高さのスペーサを複数配した形態のものも挙げられる。
尚、液晶表示装置は、透明基板の一面に、遮光性の着色層からなるブラックマトリックス層と各色の着色層とを配設しているカラーフィルタ形成基板と、対向電極基板(TFT基板とも言う)とを所定の間隙をもたせて向かい合わせて配し、該隙部に液晶を封止した構造で、各色の着色層の画素の光透過率の制御を液晶の配向を電気的に制御するが、カラーフィルタ形成基板と、対向電極基板(TFT基板とも言う)とを所定の間隙に制御するために、カラーフィルタ形成基板の保護層14上に所定高さのスペーサを複数配した形態としている。
各例において、基材側を低反射性としたクロムを主成分とする低反射膜をクロム系の層で3層以上とした形態も挙げられる。
第1の例〜第4の例の各例や変形例は、液晶表示装置用であるが、これに限定はされない。
例えば、有機EL表示装置用も挙げられる。
また、第1の例〜第4の例の各例や変形例では、四角形状であるが、場合によっては、コーナー部を丸くした形状としても良い。
また、第1の例において、画素区分用遮光部13Mあるいは額縁部12が、基材11側から、順に、クロムを主成分とする1層以上の低反射性の層、ピュアクロムの層、クロムを主成分とする1層以上の低反射性の層とを積層した積層構造をしており、且つ、前記積層構造のピュアクロムの層は、光学濃度を確保できる膜厚である形態も挙げることができる。
実施例を挙げて、本発明を更に説明する。
(実施例1)
実施例1は、図1に示す第1の例のカラ−フィルタ形成基板を作製したもので、以下のように、光硬化性の硬化性樹脂組成物Aを調製して作製し、作製された硬化性樹脂組成物Aを用いて、カラーフィルタ形成用の赤色硬化性樹脂組成物、緑色硬化性樹脂組成物、青色硬化性樹脂組成物、画素区分用遮光部および額縁部における遮光性の樹脂遮光膜形成用の硬化性樹脂組成物を作製し、これらを用いて、各硬化性樹脂組成物毎にフォトリソ法を行い、カラーフィルタ用の各着色層、画素区分用遮光部および額縁部を形成したものです。
ここでは、画素区分用遮光部13Mおよび額縁部12を形成した後、表示用領域13Sのカラーフィルタ用の赤色の着色層13R、緑色の着色層13G、青色の着色層13Bを、それぞれフォトリソ工程で形成した。
尚、表示領域13Sの画素区分用遮光部の低反射膜13Mbの幅は22μmで、樹脂遮光膜13Maの幅は22μmで、開口率は、60%とした。
重合槽中にメタクリル酸メチル(MMA)を63重量部、アクリル酸(AA)を12重量部、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)を6重量部、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)を88重量部仕込み、攪拌し溶解させた後、2、2’ーアゾビス(2−メチルブチロニトリル)を7重量部添加し、均一に溶解させた。
その後、窒素気流下、85℃で2時間攪拌し、更に100℃で1時間反応させた。
得られた溶液に、更にメタクリル酸グリシジル(GMA)を7重量部、トリエチルアミンを0.4重量部、及びハイドロキノンを0.2重量部添加し、100℃で5時間攪拌し、共重合樹脂溶液(固形分50%)を得た。
次に下記の材料を室温で攪拌、混合して硬化性樹脂組成物とした。
・ 上記共重合樹脂溶液(固形分50%) :16重量部
・ ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(サートマー社 SR399)
:24重量部
・ オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社 エピコート180S70) :4重量部
・ 2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン :4重量部
・ ジエチレングリコールジメチルエーテル :52重量部
先ず、予め、スパッタリングによりガラス基板(旭硝子社製、AN材)上に、基材11側から、順に、低反射性の酸化窒化クロム(CrOxNy)層13MC1、ピュアクロムの層13MC2を積層形成した構造の低反射膜13Mbを準備しておく。
クロムターゲットを用い、アルゴンガスに酸素ガス、窒素ガスを混合したガスを用いたスパッタリングにより,低反射性の酸化窒化クロム(CrOxNy)層13MC1を形成し、更に、アルゴンガス雰囲気下でのスパッタリングにより、ピュアクロムの層13MC2を形成して、低反射膜13Mbを得た。
低反射の酸化窒化クロム層13MC1は、以下の工程より作製される。
第一にアルゴンガスと窒素ガスとの混合ガスを用いて反応性直流スパッタリング法により成膜したもので、原子百分率としてクロムが約45%、酸素が55%の膜であり、波長550nmで、複素屈折率の実数部n1=2.2、虚数部である消衰係数k1=0.1を示す半透明膜を形成し、膜厚は430Åである。
第二に、アルゴンガスと窒素ガスとの混合ガスを用いて反応性直流スパッタリング法により成膜したもので、原子百分率としてクロムが約60%、窒素が約40の膜であり、波長550nmで、複素屈折率の実数部n2=2.8、消衰係数k2=1.1を示す半遮光性膜を形成する。膜厚は380Åである。
低反射の酸化窒化クロム層13MC1の膜厚は810Åとなる。
続いてピュアクロムの層13MC2は、アルゴンガスを用いて成膜し、波長550nmで、複素屈折率の実数部n1=3.3、消衰係数k3=2.5を示す遮光性膜である。膜厚は800Åである。
ここで、組成分析は通常よく行われるオージエ電子分析法により行った。分光屈折率は、各膜を上記と同様の方法でシリコンウエハ基板上に成膜し、それらをSOPRA社(仏国)製の分光エリプソメータMOSSES−4Gを用いて測定した。
またSCE方式の測定から得られた反射光の分光反射率特性から計算されるJIS Z8701のXYZ表色系における明るさYは、0.01となった。
次に、下記分量の成分を混合し、ビーズミルにて十分に分散し、黒色顔料分散液を調整した。
・ 樹脂被覆カーボンブラック(三菱化学社製MS18E) :20重量部
・ 高分子分散材(ビックケミー・ジャパン株式会社 Disperbyk 163) :5重量部
・ 溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) :75重量部
次に、下記分量の成分を十分混合して、遮光性の樹脂遮光膜形成用の組成物を得た。
・ 上記黒色顔料分散液 :43重量部
・ 硬化性樹脂組成物A :19重量部
・ ジエチレングリコールジメチルエーテル :38重量部
基材11上に形成された低反射膜13Mb上に、上記遮光性の樹脂遮光膜形成用の組成物13Ma1をスピンコーターで塗布し、100℃で3分間乾燥させ、遮光性の着色樹脂層を形成した。
当該遮光性の着色樹脂層を塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより、2.0kWの超高圧水銀ランプで遮光パターンに露光した後、0.05wt%水酸化カリウム水溶液で現像し、その後、基板を230℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施し、更に、露出した低反射膜13Mbをエッチングして、画素区分用遮光部13Mと額縁部12を形成した。
画素区分用遮光部13Mと額縁部12における樹脂遮光膜の膜厚は1.3μmとなった。
尚、上記の樹脂被覆カーボンブラック(三菱化学社製MS18E)は、平均粒径25nmである。
粒径は、例えば、日機装社製のレーザードップラー散乱光解析粒度分析計(商品名「Microtrac934UPA」)を用い、通常は、着色組成物に含まれる溶剤(希釈溶剤と呼ぶ)で希釈し、着色組成物の顔料粒径の累積が50%を占める粒径を50%平均粒径とし、その値を測定して求める。
ブラックマトリックス上に、下記組成の赤色硬化性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布し、その後、70℃のオーブン中で3分間乾燥した。
次いで、赤色硬化性樹脂組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kwの超高圧水銀ランプを用いて着色層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。
次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、赤色硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。
その後、基板を230℃の雰囲気下に15分間放置することにより、加熱処理を施して赤色画素パターンを表示用領域13Sに形成した。
形成膜厚は2.0μmとなった。
<赤色硬化性樹脂組成物の組成>
・ C.I.ピグメントレッド177 :3重量部
・ C.I.ピグメントレッド254 :4重量部
・ ポリスルホン酸型高分子分散剤 :3重量部
・ 硬化性樹脂組成物A :23重量部
・ 酢酸−3−メトキシブチル :67重量部
次に、下記組成の緑色硬化性樹脂組成物を用いて、赤色のレリーフパターン形成と同様の工程で、塗布膜厚を変えて、形成膜厚が2.0μmとなるようにして、緑色画素を表示用領域に緑色の着色層からなるレリーフパターンを形成した。
<緑色硬化性樹脂組成物の組成>
・ C.I.ピグメントグリーン58 :7重量部
・ C.I.ピグメントイエロー138 :1重量部
・ ポリスルホン酸型高分子分散剤 :3重量部
・ 硬化性樹脂組成物A :22重量部
・ 酢酸ー3−メトキシブチル :67重量部
更に、下記組成の青色硬化性樹脂組成物を用いて、赤色のレリーフパターン形成と同様の工程で、塗布膜厚を変えて、形成膜厚が2.0μmとなるようにして、表示用領域に青色のレリーフパターンを形成した。
<青色硬化性樹脂組成物の組成>
・ C.I.ピグメントブルー15:6 :5重量部
・ ポリスルホン酸型高分子分散剤 :3重量部
・ 硬化性樹脂組成物A :25重量部
・ 酢酸−3−メトキシブチル :67重量部
上記のようにして着色層13を形成した基板上に、前述の硬化性樹脂組成物Aをスピンコーティング法により塗布、乾燥し、乾燥塗膜2μmの塗布膜を形成した。
硬化性樹脂組成物Aの塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いて保護層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。
次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液23℃)中に1 分間浸漬してアルカリ現像し、硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。
その後基板を230℃の雰囲気中に15分間放置することにより加熱処理を施して保護膜を形成した。
このようにして、図1に示す第1の例のカラーフィルタ形成基板10を作製した。
( スペーサの形成)
上記のようにして着色層及び保護層を形成したカラーフィルタ形成基板10の保護層14上に、硬化性樹脂組成物Aをスピンコーティング法により塗布、乾燥し塗布膜を形成した。
硬化性樹脂組成物Aの塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置して、プロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いてスペーサの形成領域のみに紫外線を10秒間照射した。
次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、硬化性樹脂組成物Aの塗布膜の未硬化部分のみを除去した。
その後基板を230℃の雰囲気中30分間放置することにより加熱処理を施して所定の個数密度となるように形成した。
(液晶表示装置の作成)
上記のようにして得られたカラーフィルタ形成基板の着色層形成側の表面に、配向膜(日産化学社製、SE−6210)を形成した。
次いでTFTを形成したガラス基板(TFT基板)上にIPS液晶を必要量滴下し、上記カラーフィルタを重ね合わせ、UV硬化性樹脂( スリーボンド社製、Three Bond 3025)をシール材として用い、常温で0.3kgf/cm2 の圧力をかけながら400mJ/cm2 の照射量で露光することにより接合してセル組みし、偏光板、バックライトユニット、カバーを設置し、液晶表示装置を得た。
実施例2は、図2に示す第2の例のカラーフィルタ形成基板を作製したもので、基本的に実施例1と同じ材料を用い、図7(a)、図7(e)〜図7(h)の工程にて作製した。
尚、低反射膜13Mbのパターニングには、市販のフォトレジスト(東京応化製 ip−3500)を用いた、それ以外は、実施例1と同じである。
表示領域13Sの画素区分用遮光部13Mの低反射膜13Mbの幅は22μmで、樹脂遮光膜13Maの幅は23μmで、開口率は、59%とした。
実施例3は、図3に示す第3の例のカラーフィルタ形成基板を作製したもので、基本的に実施例1と同じ材料、方法により作製した。
実施例1と同様に、表示領域13Sの画素区分用遮光部の幅(低反射膜13Mbの幅と同じ)を22μmとし、開口率は、60%とした。
実施例1において、黒色顔料分散液の材料を以下のように変更し、黒色顔料分散液を得た。
・ カーボンブラック(R−1060 コロンビヤン社製) :30重量部
・ 高分子分散材(ビックケミー・ジャパン株式会社 Disperbyk 163) :7重量部
・ 溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) :63重量部
そして、下記の成分を十分混合して、遮光性着色組成物を得た
得られた遮光性着色組成物を用いて、フォトリソ法により、画素区分用遮光部と額縁部を形成した。
それ以外は、実施例1と同様にしてカラーフィルタ形成基板を作製したものです。
・ 上記黒色顔料分散液 :39重量部
・ 硬化性樹脂組成物A :19重量部
・ ジエチレングリコールジメチルエーテル :42重量部
尚、上記のカーボンブラック(R−1060 コロンビヤン社製)は、平均粒径30nmである。
実施例1と同様に、表示領域13Sの画素区分用遮光部の幅(低反射膜13Mbの幅と同じ)を22μmとし、開口率は、60%とした。
実施例1と同じ遮光性の樹脂遮光膜形成用の組成物(遮光性着色組成物)を用いて、フォトリソ法により、画素区分用遮光部と額縁部を形成した。
それ以外は、実施例1と同様にしてカラーフィルタ形成基板を作製したものです。
実施例1と同様に、表示領域13Sの画素区分用遮光部の幅(低反射膜13Mbの幅と同じ)を22μmとし、開口率は、60%とした。
実施例1において、黒色顔料分散液の材料を以下のように変更して、黒色顔料分散液を得た。
・ チタンブラック(三菱化学社製) :60重量部
・ 高分子分散材(ビックケミー・ジャパン株式会社 Disperbyk 163) :7重量部
・ 溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) :33重量部
そして、下記の成分を十分混合して、遮光性着色組成物を得た。
得られた遮光性着色組成物を用いて、フォトリソ法により、画素区分用遮光部と額縁部を形成した。
それ以外は、実施例1と同様にしてカラーフィルタ形成基板を作製したものです。
・ 上記黒色顔料分散液 :40重量部
・ 硬化性樹脂組成物A :22重量部
・ ジエチレングリコールジメチルエーテル :38重量部
実施例1と同様に、表示領域13Sの画素区分用遮光部の幅(低反射膜13Mbの幅と同じ)を22μmとし、開口率は、60とした。
尚、分光測色計としては、コニカミノルタ(株)製のCM−2500dを用いた。
<測定条件:顕微分光測光装置>
測定器 : OLYMPUS(株)製、顕微分光測光装置
照明範囲 : 直径60μmの円形
<測定条件:分光測色計>
測定器 : コニカミノルタ( 株) 製、分光測色計「CM−2500d」
照明の受光条件 : d/8°( JIS Z8722条件c)
第1の照射領域 : 測定径=直径11mmの円形
第2の照射領域 : 第1の照射領域と同じ測定径=直径11mmの円形
測定領域 : 照射領域中の8mmの円形(重心位置は照射領域、直径11mmの円形と同じ)
そして、上記実施例1〜実施例3、比較例1〜比較例3のようにして作製されたカラーフィルタ形成基板(S1〜S6)について、額縁部の黒色の締りについて視認性の合否判定を行った。
判定結果は、表1のようになった。
光源は上記のものに限定されるものではなく、太陽光下と同じ結果が得られるものであればよい。
前記遮光性の額縁部をガラス面側から分光測色計によりSCE方式(拡散反射測定方式)で測定して得られた反射率の分光特性から求めたXYZ表色系における明るさYが、0.01以下で、且つ、SCI方式で測定して得られた反射率の分光特性から求めたXYZ表色系における明るさYが、5.5以下であるものが、額縁部の黒色の締りが良いと判断される。
比較例2は、SCE方式にて測定して得られた反射率の分光特性から求めたXYZ表色系における明るさYの値が0.01となっているが、SCI方式で測定して得られた反射率の分光特性から求めたXYZ表色系における明るさYの値が5.5よりも大きいため、目視評価にて黒の締まりが悪い。
11 基材(透明基板)
12 額縁部
13 着色部
13R 赤色の着色層
13G 緑色の着色層
13B 青色の着色層
13M 画素区分用遮光部(ブラックマトリクスとも言う)
13Ma 樹脂遮光膜
13Mb 低反射膜
13MC1 酸化窒化クロム膜の層(低反射性の層ともいう)
13MC2 ピュアなクロムの層
13MD1 低反射性の層
13MD2 低反射性の層
13MD3 ピュアなクロムの層
13S 表示用領域
13A (測定用の)膜部
14 保護槽(オーバーコート層、あるいはOC層とも言う)
15 遮光層
15a クロム膜
15b クロムの酸化窒化膜
20 屈折率調整用オイル
30 黒色の板
40 検出器
45 検査光
61 積分球
62 光源
62L 入射光
63 検出器
63L 検出光
64 トラップ
θ 角度
110 カラーフィルタ形成基板
110a (カラーフィルタ形成基板の額縁部)
111 基材(透明基板)
112 額縁部
113 着色層
113R 赤色の着色層
113G 緑色の着色層
113B 青色の着色層
113M 画素区分用遮光部(ブラックマトリクスとも言う)
113S 表示用領域
114 保護槽(オーバーコート層、あるいはOC層とも言う)
130 カバーガラス
130a (カバーガラスの)額縁部
140 タッチパネル
150 TFT基板
Claims (7)
- 透明基板からなる基材の一面側において、画素区分用遮光部により区分けされた領域にカラーフィルタ用の各色の着色層を配して表示用領域を形成し、該表示用領域の外側に、非表示用領域として遮光性の額縁部を備えているカラーフィルタ形成基板で、且つ、前記基材の一面側ではない他面側を、最も外側(観察者側)として、モバイル電子機器の表示部に用いられるカラーフィルタ形成基板であって、前記画素区分用遮光部あるいは前記額縁部に、基材側から、順に、基材側を低反射性とするクロムを主成分とする低反射膜と、光学濃度を確保できる黒色の遮光性の樹脂遮光膜とを、積層した積層構造を有し、
前記積層構造の前記黒色の樹脂遮光膜の幅が、前記低反射膜の幅よりも大きいことを特徴とするカラーフィルタ形成基板。 - 請求項1に記載のカラーフィルタ形成基板であって、前記黒色の樹脂遮光膜は、樹脂中に、カーボンブラックを分散して含有するものであることを特徴とするカラーフィルタ形成基板。
- 請求項1ないし2のいずれか1項に記載のカラーフィルタ形成基板であって、前記額縁部は、前記基材側から、順に、前記低反射膜、前記黒色の樹脂遮光膜、前記カラーフィルタ用の着色層、前記黒色の樹脂遮光膜を積層した積層構造であることを特徴とするカラーフィルタ形成基板。
- 請求項1ないし2のいずれか1項に記載のカラーフィルタ形成基板であって、前記額縁部は、前記基材側から、順に、前記カラーフィルタ用の着色層、前記低反射膜、前記黒色の樹脂遮光膜を積層した積層構造であることを特徴とするカラーフィルタ形成基板。
- 請求項4に記載のカラーフィルタ形成基板であって、前記表示用領域の画素区分用遮光部も、前記基材側から、順に、前記カラーフィルタ用の着色層、前記低反射膜、前記黒色の樹脂遮光膜を積層した積層構造であることを特徴とするカラーフィルタ形成基板。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のカラーフィルタ形成基板を用いて、表示部を形成していることを特徴とする表示装置。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のカラーフィルタ形成基板の作製方法であって、順に、前記基材側を低反射層としたクロムを主成分とする低反射膜を全面に成膜する成膜工程と、前記成膜工程により成膜された低反射膜上に、前記黒色の遮光性の樹脂遮光膜形成用の感光性組成物を用いて、フォトリソ法により、パターニングして、前記黒色の遮光性の樹脂遮光膜をパターン形成する、樹脂遮光膜パターン形成工程と、露出した低反射膜をエッチング除去するエッチング工程とを行い、基材側から、順に、基材側を低反射性としたクロムを主成分とする低反射膜と、光学濃度を確保できる黒色の遮光性の樹脂遮光膜とを、積層した積層構造を得ることを特徴とするカラーフィルタ形成基板の作製方法。
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