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JP6019891B2 - 光源装置及びプロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、複数の光源を有する光源装置及び当該光源装置を用いたプロジェクターに関する。
投写型映像表示装置等に適用可能な照明装置として、複数の光源を使用し、1つの光束に集めることにより、大型化させることなく高効率に照明光を形成させるものが知られている(特許文献1)。特許文献1では、互いに異なる偏光方向に偏光度の偏った光を射出する一対の光源を用いている。これらの光源のうち一の光源からの直線偏光を透過させ、他の光源からの直線偏光を反射させる偏光子によって、当該複数の光源からの光が集光される。
しかし、特許文献1において、例えば光源から射出される光の波長帯域によっては、偏光子において、例えばP偏光の透過率50%における波長とS偏光の透過率50%における波長との間隔に相当する偏光分離帯域が狭くなり、偏光合成が効果的に行えない可能性がある。
特開2011−158502号公報
そこで、本発明は、偏光依存性を有する光源からの光を高効率に合成できる光源装置及び当該光源装置を用いて光源の大型化を抑制しつつ高輝度な画像光を形成できるプロジェクターを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る光源装置は、(a)第1の光を射出する第1光源部と、(b)第2の光を射出する第2光源部と、(c)第1光源部から射出された第1の光と第2光源部から射出された第2の光とを合成し、合成光として射出する光合成部と、を備える光源装置であって、(d)光合成部が、第1の方向に偏光している光を透過させ、かつ、該第1の方向に直交する第2の方向に偏光している光を反射する偏光分離膜を有し、(e)第1の光は第1の方向に偏光しており、(f)第2の光は第2の方向に偏光しており、(g)第1の光の偏光分離膜への入射角度θ1及び第2の光の偏光分離膜への入射角度θ2が、45°より大きいことを特徴とする。
上記光源装置によれば、第1の光及び第2の光について、偏光分離膜への入射角度θ1及び入射角度θ2が、45°より大きいので、偏光分離帯域が大きくなり、第1の光と第2の光とが高効率に合成される。
本発明の具体的な態様又は観点では、第1の光の偏光分離膜への入射角度θ1が第2の光の偏光分離膜への入射角度θ2と等しいことを特徴とする。この場合、第1の光の光軸と第2の光の光軸とが合成後に互いに平行であるため、合成光を照明光として利用しやすい。
本発明の別の観点では、第1光源部の光軸と第2光源部の光軸とのなす角が、90°より小さいことを特徴とする。この場合、θ1とθ2とをともに45°より大きな値とすることが可能になる。
本発明のさらに別の観点では、第1の光の入射角度θ1が、第1の光の波長帯域において、第1の光に対する偏光分離膜の透過率が所定の値以上であり、かつ、第1の光に対する光合成部の反射率が所定の値以下となる角度であり、第2の光の入射角度θ2が、第2の光の波長帯域における第2の光に対する偏光分離膜の反射率が所定の値以上であることを特徴とする。この場合、第1の光の波長帯域及び第2の光の波長帯域のうちカバーできない範囲があることによる利用効率の低下を低減し、かつ、透過光が反射することによる利用効率の低下を低減できる。
本発明のさらに別の観点では、第1の光の波長帯域及び第2の光の波長帯域に応じて定まる最も偏光合成の効率を高める偏光分離膜への入射角度を最大効率角度αとし、βを(45°+α)/2としたとき、式(1)、式(2)及び式(3)を満足することを特徴とする。
45°<α (1)
β≦θ1≦2α−β (2)
β≦θ2≦2α−β (3)
この場合、θ1及びθ2が45°である場合に比べて、高い利用効率を確保することができる。
本発明のさらに別の観点では、光合成部が、偏光分離膜を支持する基材をさらに備え、第1の光の入射角度θ1は、基材に対するブリュースター角を含む範囲内にあることを特徴とする。この場合、当該入射角度θ1をブリュースター角或いはこれに近い角度とすることで、第1の光の透過率を高めることができる。
本発明のさらに別の観点では、光合成部から射出された合成光を集光する集光光学系と、集光光学系で集光された合成光が照射される対象物と、をさらに備えることを特徴とする。この場合、合成光を高い効率で対象物に照射することができる。
本発明のさらに別の観点では、光合成部から射出された合成光のビーム断面を調整するアフォーカル系と、アフォーカル系の後段に配置され、入射した光を分割して所定位置において重畳させるように射出させるレンズアレイインテグレーターと、所定位置に配置され、レンズアレイインテグレーターから射出された光が照射される対象物と、をさらに備えることを特徴とする。この場合、合成光を高い効率で、かつ高い均一性にて対象物に照射することができる。
本発明のさらに別の観点では、対象物が、光を拡散させる拡散板又は蛍光を発生させる蛍光体のうち少なくとも一方であることを特徴とする。この場合、必要に応じて適した発散性の光や適した波長帯域の光を発生させることができる。
本発明のさらに別の観点では、対象物を回転可能に保持する回転板をさらに備えることを特徴とする。この場合、突出して大きい光強度を有する部位が発生することを抑制し、励起用光源装置の出力を高くした時に起こる発光効率の低下を回避して、明るい照明が可能となる。
上記課題を解決するため、本発明に係るプロジェクターは、上記いずれかに記載の光源装置と、光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置からの変調光を画像として投射する投射光学系と、を備える。この場合、上記光源装置を用いることで、光源の大型化を抑制しつつ高輝度な画像光を形成できる。
(A)は、第1実施形態の光源装置の光学系を説明する図であり、(B)は、回転蛍光板を説明するための図である。 光合成部の基材の、偏光の入射角に対する表面反射率を示すグラフである。 入射角に対する光合成部の光の利用効率の一例を示すグラフである。 第2実施形態の光源装置の光学系を説明する図である。 第3実施形態のプロジェクターの一例を説明する図である。 第4実施形態の光源装置の光学系を説明する図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る光源装置について詳細に説明する。
図1(A)に示す光源装置100は、第1光源部10aから発した第1の光であるレーザー光Laと、第2光源部10bから発した第2の光であるレーザー光Lbとを光合成部80において合成して光源光となるべき光を形成する光源装置である。光源装置100は、励起用の光源10、光源10からの光を合成する光合成部80、集光光学系である集光レンズ20、波長変換素子を回転可能に保持する回転板である回転蛍光板30及びモーター50を備えている。光源10は、第1光源部10aと、第2光源部10bと、第1光源部10aからの光を平行化するコリメートレンズアレイ12aと、第2光源部10bからの光を平行化するコリメートレンズアレイ12bとを有する。なお、図1(B)に示すように、回転蛍光板30は、円板形状になっている。
光源10のうち、第1光源部10aは、第1の光である青色のレーザー光Laを射出するレーザー光源である。AXaは第1光源部10aの光軸である。レーザー光Laは、直線偏光であり、例えば波長約445nmを発光強度のピークとし、波長帯域430〜450nmの範囲を主たる成分としている。第1光源部10aは、基板SBaの上にマウントされてレーザー光をそれぞれ射出可能な複数の固体光源素子11aを、マトリクス状に配置したものである。
光源10のうち、第2光源部10bは、第2の光である青色のレーザー光Lbを射出するレーザー光源である。AXbは第2光源部10bの光軸である。レーザー光Lbは、直線偏光であり、例えば波長約445nmを発光強度のピークとし、波長帯域430〜450nmの範囲を主たる成分としている。第2光源部10bは、基板SBbの上にマウントされてレーザー光をそれぞれ射出可能な複数の固体光源素子11bを、マトリクス状に配置したものである。
コリメートレンズアレイ12aは、第1光源部10aを構成する各固体光源素子11aに対応した複数のレンズ群LLaからなり、各固体光源素子11aからの光をそれぞれ略平行化して光合成部80に向けて射出する。
同様に、コリメートレンズアレイ12bは、第2光源部10bを構成する各固体光源素子11bに対応した複数のレンズ群LLbからなり、各固体光源素子11bからの光をそれぞれ略平行化して光合成部80に向けて射出する。
図1に一部拡大して示すように、光合成部80の基材80aの一方の面に反射防止膜ARが設けられ、光合成部80の基材80aの他方の面に偏光分離膜PMが設けられている。反射防止膜ARが設けられた一方の面は、第1光源部10aからのレーザー光Laが入射する光入射面ISaである。偏光分離膜PMが設けられた他方の面は、第2光源部10bからのレーザー光Lbが入射する光反射面ISbである。なお、基材80aは、例えばホワイトガラス(白板)で構成される。また、偏光分離膜PMは、誘電体多層膜であり、光合成部80に入射する光のうちP偏光を透過させる一方、S偏光を反射させる。
光合成部80は、図1の全体図で示すように、光源10から集光レンズ20までの光路中に配置されている。第1の光であるレーザー光Laの偏光分離膜PMへの入射角度をθ1とし、第2の光であるレーザー光Lbの偏光分離膜PMへの入射角度をθ2とすれば、θ1とθ2は互いに等しい。ここで、θ1及びθ2をθとする。光合成部80は、光軸AXaと光軸AXbとの双方に対して45°より大きい55°としてそれぞれ交わるように配置される。すなわち、本実施形態において、θは55°である。光合成部80は、一部拡大して示すように、第1光源部10aからのレーザー光Laを透過させる一方、第2光源部10bからのレーザー光Lbを反射することにより、これらを合成し、合成光である合成レーザー光Lcとして射出するものとなっている。また、レーザー光Laの入射角度θ1とレーザー光Lbの入射角度θ2とが互いに等しい角度θであることで、合成後のレーザー光Laの光軸AXaとレーザー光Lbの光軸AXbとが互いに平行になる。本実施形態では、合成後のレーザー光Laの光軸AXaがレーザー光Lbの光軸AXbと一致するように構成しており、合成光である合成レーザー光Lcの光軸をAXとする。
また、以上の第1光源部10a及び第2光源部10bに対する光合成部80の配置について別の見方をすると、第1光源部10aの光軸AXaと第2光源部10bの光軸AXbとのなす角φが、90°より小さくなっていることで、レーザー光La,レーザー光Lbの偏光分離膜PMへの入射角度である角度θが45°より大きな角度となるようにしている。
ここで、光合成部80には、第1光源部10aからの光であり直線偏光の状態にあるレーザー光Laと、第2光源部10bからの光であり直線偏光の状態にあるレーザー光Lbとが、各々の偏光方向が互いに直交するように入射する。具体的には、レーザー光Laは、光合成部80の光入射面ISaに対してP偏光(第1の方向に偏光している偏光)となっているのに対して、レーザー光Lbは、光合成部80の光反射面ISbに対して、S偏光(第2の方向に偏光している偏光)となっている。P偏光としてのレーザー光Laは、光合成部80の光入射面ISaから入射して、反射防止膜AR、基材80a、及び偏光分離膜PMを経て光合成部80の光反射面ISbから射出される。一方、S偏光としてのレーザー光Lbは、光合成部80の光反射面ISbから入射して、偏光分離膜PMを経て光反射面ISbから射出される。以上により、光合成部80は、P偏光のレーザー光LaとS偏光のレーザー光Lbとが合成された合成レーザー光Lcを光反射面ISbから射出する。
集光レンズ20は、光合成部80の光路後段に配置され、光合成部80から射出された合成レーザー光Lcを略集光した状態で、照射される対象物である蛍光体42に入射させる。
回転蛍光板30はいわゆる透過型の回転蛍光板である。回転蛍光板30は、図1(A)及び図1(B)に示すように、モーター50により回転可能な板材40上に、蛍光体42が板材40の回転方向に沿って連続して形成されてなる。蛍光体42が形成されている領域は、励起光(青色光)である合成レーザー光Lcが入射する領域を含む。回転蛍光板30は、合成レーザー光Lcが入射する側と反対側に向けて赤色光と緑色光とを含む混合光CLを射出する。
回転蛍光板30は、使用時において7500rpmで回転する。回転蛍光板30の片面には、同心で輪帯状の蛍光体42が設けられている。詳しい説明は省略するが、回転蛍光板30の直径は例えば50mmであり、回転蛍光板30に入射する励起光の光軸が回転蛍光板30の回転中心から約22.5mm離れた場所において蛍光体42を透過するように構成されている。つまり、回転蛍光板30は、励起光の集光スポットが約18m/秒で蛍光体42上を移動するような回転速度で回転する。
蛍光体42は、例えば、光源10から射出された励起光としての合成レーザー光Lc(青色光)の一部を赤色光及び緑色光を含む光に変換する。つまり、蛍光体42は、合成レーザー光Lcを、他の波長範囲の成分を含む光に変換する波長変換素子である。具体的には、蛍光体42は、波長が445nmの励起光によって効率的に励起され、光源10が射出する励起光の一部を、赤色光及び緑色光を含む黄色の蛍光に変換して射出する。黄色の蛍光のうち、長波長側の成分は赤色光として利用され、黄色の蛍光のうち、短波長側の成分は緑色光として利用される。また、合成レーザー光Lcのうち、蛍光体42で変換されない成分は青色光として利用される。つまり、混合光CLは、赤色光及び緑色光のみならず青色光の成分を含む3色の光が混合されている。
蛍光体42は、例えば、YAG系蛍光体である(Y,Gd)(Al,Ga)12:Ceを含有する層からなる。蛍光体42として、励起光(青色光)を赤色光に変換する蛍光体と、励起光(青色光)を緑色光に変換する蛍光体との混合物を含有する層を用いてもよい。
蛍光体42を支持する板材40は、例えば、石英ガラス、水晶、サファイア、光学ガラス、透明樹脂等の励起光を透過する透明な材料からなる。また、例えば誘電体多層膜からなるダイクロイック膜を蛍光体42と板材40との間に設けて蛍光体42から放射された光のうち板材40側へ戻る成分を反射させ光の利用効率を向上させるものとしてもよい。
以上により、光源装置において、混合光CLが光源光GLとして形成される。なお、回転蛍光板30の蛍光体42から射出された混合光CLの拡がりを抑えて略平行化するコリメート光学系をさらに有する構造として、当該コリメート光学系により平行化された状態の光を光源光GLとして射出させてもよい。
本明細書においては、偏光分離膜PMによって高効率にP偏光を透過させ、かつ高効率にS偏光を反射させることができる波長範囲のことを、偏光分離帯域と呼ぶ。偏光分離帯域は、例えば偏光分離膜PMの膜設計や偏光分離膜PMへの光の入射角度に依存する。どのような波長帯域の光を入射させる場合であっても、あるいはどのような膜設計を行う場合であっても入射角度が大きいほど偏光分離帯域が広くなる。本実施形態では、レーザー光La,レーザー光Lbの入射角度θの値を、レーザー光La,レーザー光Lbの波長帯域が広いほど大きくすることで、広い偏光分離帯域を示す光合成部80を実現している。ただし、その前提として,光入射面ISa側から入射するレーザー光Laの損失が大きくなりすぎないことも重要である。
図2は、一例として、ホワイトガラス(屈折率n=1.52)における偏光の表面反射率を示すグラフであり、横軸を入射角度とし、縦軸を反射率としている。本実施形態において、ホワイトガラスを光合成部80の基材80aとして用いている。グラフにおいて、実線の曲線RpがP偏光の反射率であり、破線の曲線RsがS偏光の反射率である。ここでは、基材80aを透過するP偏光であるレーザー光Laに対する反射率が問題となる。グラフに示す通り、ブリュ―スター角度は、約55°であるため、光合成部80は、この角度或いはこの角度付近の角度でP偏光であるレーザー光Laを効率良く透過させることで、レーザー光Laの基材80aにおける透過性を高めることができる。このように、レーザー光Laの偏光分離膜PMへの入射に際して、基材80aにおけるレーザー光Laの透過率を十分に高く保つことができれば、光合成部80の反射防止膜ARを省略する、あるいは反射防止膜ARを簡易に構成できる単層膜の構成とすることができる。
図3は、光合成部80における入射角度に対する光の利用効率の一例を示すグラフである。具体的に説明すると、図3の例では、光合成部80の偏光分離膜PMとして、Nbで形成される膜Hを下地として1層設け、その上にさらに、SiOで形成される膜LとNbで形成される膜Hとを1組とする積層体が9組重ねられている構造を有するものを使用している。また、レーザー光La,レーザー光Lbとして使用する波長帯域を450±15nmとしている。図3のグラフは、この入射角度θを変えた場合の合成による光の利用効率を示している。つまり、図3において、横軸は、入射角度θを示し、縦軸は、入射角度θに対する光の利用効率を示している。この場合、入射角度θが約60°あたりのときに効率が最も高くなっていることが分かる。つまり、光合成部80に対して、第1の光であるレーザー光Laを、45°より大きな角度で、より好ましくは60°近傍の角度で入射させて透過させ、第2の光であるレーザー光Lbを、45°より大きな角度で、より好ましくは60°近傍の角度で入射させて反射することで、高効率に光の合成を行うことができる。これにより、光源の大型化を抑制しつつ高輝度な光を形成できる。つまり、入射させる光の入射角度θを45°より大きくして、最大の効率が得られる60°に近づけることで、P偏光の透過率とS偏光の反射率とをより高くすることができる。さらに、より広い波長帯域の光に対してP偏光の透過率とS偏光の反射率とを高くすることができる。これにより、合成後における全体としての光の利用効率を上げることができる。一方、入射角度θを60°よりも大きくすると、光合成部80の光入射面ISa側において、ブリュースター角との関係でP偏光すなわち第1の光であるレーザー光Laの反射率が上昇し、レーザー光Laのうち光合成部80を透過できない成分が増加する。すなわち、レーザー光Laの反射によるロスが大きくなる。そのため、合成後における全体としての光の利用効率が下がっていくことになる。ここでは、光の利用効率が最も高くなる入射角度θ(本実施形態では約60°)を、最大効率角度と呼び、図示のように、角度αで示すものとする。以上のことから、例えば、レーザー光La,レーザー光Lbの入射角度θを、ブリュースター角以上であって最大効率角度α以下の範囲となるように設定することで、特に光の利用効率を上げられる。
また、入射角度θを下記のように設定してもよい。例えば、βを(45°+α)/2(>45°)とし、εをα−βとし、γをα+ε(=2α−β)としたとき、入射角度θをβ以上かつγ以下とすることが好ましい。このようにレーザー光Laの入射角度θ1とレーザー光Lbの入射角度θ2を設定すれば、レーザー光Laの入射角度θ1とレーザー光Lbの入射角度θ2が従来の45°である場合に比べて、十分に高い利用効率を確保することができる。例えば、図3の場合、入射角度が45°では、最大効率角度αのときに比べて相対的に10%以上効率が落ちるのに対して、上記範囲では、最大効率角度αのときに比べて相対的に効率の下がり具合を10%未満に抑えられ、比較的高い効率が得られる。
また、入射角度θを下記のように設定してもよい。例えば、P偏光の透過率を所望の値以上に維持し、かつ、S偏光の反射率を所望の値以上に維持できる入射角度θの下限をθaとする。θaは45°より大きい値である。また、ブリュースター角を基準にして、透過光(第1の光)の反射によるロスを所望の値以下に維持できる入射角度θの上限をθbとする。θbはブリュースター角よりも大きい値である。そして、入射角度θをθa以上かつθb以下の範囲に設定してもよい。このようにレーザー光Laの入射角度θ1とレーザー光Lbの入射角度θ2を設定すれば、第1の光の波長帯域及び第2の光の波長帯域のうち偏光分離帯域に含まれない帯域が生じて光の利用効率が下がることを回避することができる。このように、光合成部80を透過すべきレーザー光Laが反射することによって生じる光の利用効率が下がることを抑制できるものとしてもよい。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る光源装置について説明する。なお、本実施形態に係る光源装置は、第1実施形態に係る光源装置100の変形例であり、光合成部80より後段の構造を除いて、光源装置100と同様であるため、全体の説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態に係る光源装置102は、光源10、光合成部80、光合成部80からの光の強度分布を均一にするケーラー照明系22、集光レンズ20、回転蛍光板30及びモーター50を備える。光源10は、第1光源部10a及び第2光源部10bを有する。ケーラー照明系22は、光のビーム断面を調整するアフォーカル系22bと、入射した光を分割するレンズアレイインテグレーター22cとを有することにより、ケーラー照明にて蛍光体42を均一に照明する。この点において、クリティカル照明を行う第1実施形態の光源装置100と異なる。
ケーラー照明系22のうちアフォーカル系22bは、正のレンズL1と負のレンズL2を組み合わせたレンズ群で構成される。アフォーカル系22bは、平行化された入射光の平行性を維持しつつ、そのビーム断面即ち光束断面の大きさを調整する。アフォーカル系22bによってビーム断面を調整された励起光は、レンズアレイインテグレーター22cに入射する。なお、ここでは、光束断面を小さくするように調整している。
レンズアレイインテグレーター22cは、一対のレンズアレイAR1,レンズアレイAR2で構成される。レンズアレイインテグレーター22cは、アフォーカル系22bから入射した光を分割して被照射面である蛍光体42上において重畳させるように射出させることで、ある程度の広がりを維持しつつ光の強度分布を均一化する。
以上のように、アフォーカル系22b、及びレンズアレイインテグレーター22cは、光合成部80からの合成光である合成レーザー光Lcを調整してケーラー照明を可能にする光調整光学系として機能する。
以上のような構成から、第1光源部10aからのレーザー光La及び第2光源部10bからのレーザー光Lbは、コリメートレンズアレイ12a及びコリメートレンズアレイ12bによってそれぞれ略平行化されるとともに光合成部80によって合成される。合成によって形成された合成レーザー光Lcは、ケーラー照明系22によって、均一化されて射出される。
本実施形態の場合、光源10、光合成部80及びケーラー照明系22を経た合成レーザー光Lc(励起光)は、その強度分布が均一化された状態で、集光レンズ20を経て回転蛍光板30の蛍光体42に入射するため、過度に強度が強い励起光が蛍光体42に局所的に照射されることを防止することができる。そのため、蛍光体42の発光効率の低下や、蛍光体42の劣化が起こりにくくなる。
本実施形態においても、光合成部80において、45°より大きな角度で、第1の光であるレーザー光Laを入射させて透過し、45°より大きな角度で、第2の光であるレーザー光Lbを入射させて反射することで、高効率に光の合成を行うことができ、光源の大型化を抑制しつつ高輝度な光を形成できる。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態として、光源装置を備えるプロジェクターについて説明する。図5は、上述した光源装置を備えるプロジェクターの一例を示す図である。ここでは、一例として図4の光源装置102を用いたプロジェクター800を示すが、光源装置102に代えて、図1の光源装置100を適用することも可能である。
図5のプロジェクター800は、照明光を形成する装置として、光源装置102を含む照明装置110を備える。照明装置110は、上述した光源装置102のほか、ピックアップレンズ60a,ピックアップレンズ60bで構成されるピックアップレンズ群60、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏光変換素子140、重畳レンズ150を備える。さらに、プロジェクター800は、色分離導光光学系200、光変調装置としての液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400B、クロスダイクロイックプリズム500及び投射光学系600を備えている。また、色分離導光光学系200と液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400Bとの間各々には、集光レンズ300R,集光レンズ300G,集光レンズ300Bが配置されている。
照明装置110は、光源装置102から射出される光源光を利用して、上記光変調装置400R,光変調装置400G,光変調装置400Bを照明するための照明光を形成する。
ピックアップレンズ群60は、ピックアップレンズ60a,ピックアップレンズ60bで構成され、光源装置102から発散しながら射出される光源光GLを略平行化するコリメート光学系として機能する。
第1レンズアレイ120は、光源装置102からの光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有する。第1レンズアレイ120は、ピックアップレンズ群60を経た光を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子として機能する。第1レンズアレイ120は、光源装置102の光軸AXの延長上の軸である照明装置110の照明光軸AX1と直交する面内に、複数の第1小レンズ122をマトリクス状に配列した構成を有する。図示による説明は省略するが、第1小レンズ122の外形形状は、液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400Bの画像形成領域の外形形状と略相似形である。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小レンズ132を有する。第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像を液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。第2レンズアレイ130は、複数の第2小レンズ132が照明光軸AX1に直交する面内にマトリクス状に配列された構成を有する。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光を偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する光学素子である。偏光変換素子140は、光源装置102からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸AX1に垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸AX1に平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板と、を有する。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140からの各部分光束を集光して液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400Bの画像形成領域近傍に重畳させるための光学素子である。重畳レンズ150の光軸と光源装置102の光軸とが略一致するように、重畳レンズ150が配置されている。重畳レンズ150は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130及び重畳レンズ150は、光源装置102からの光の面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成する。
なお、第1レンズアレイ120及び第2レンズアレイ130を用いたレンズインテグレーター光学系の代わりに、ロッドレンズを用いたロッドインテグレーター光学系を用いてもよい。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,ダイクロイックミラー220、反射ミラー230,反射ミラー240,反射ミラー250,リレーレンズ260及びリレーレンズ270を備えている。色分離導光光学系200は、照明装置110からの光を赤色光、緑色光及び青色光に分離し、赤色光、緑色光及び青色光のそれぞれの色光を照明対象となる液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400Bに導光する機能を有する。
ダイクロイックミラー210,ダイクロイックミラー220は、基板上に、所定の波長領域の光を反射して他の波長領域の光を通過させる波長選択透過膜が形成されたミラーである。ダイクロイックミラー210,ダイクロイックミラー220のうち、ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を反射し、緑色光成分及び青色光成分を通過させるダイクロイックミラーである。ダイクロイックミラー220は、緑色成分を反射して青色光成分を通過させるダイクロイックミラーである。反射ミラー230は、赤色光成分を反射するミラーである。反射ミラー240,反射ミラー250は、青色光成分を反射するミラーである。
ダイクロイックミラー210で反射された赤色光は、反射ミラー230で反射され、集光レンズ300Rを通過して赤色光用の液晶光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー210を通過した緑色光は、ダイクロイックミラー220で反射され、集光レンズ300Gを通過して緑色光用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー220を通過した青色光は、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、射出側の反射ミラー250、集光レンズ300Bを経て青色光用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。リレーレンズ260,リレーレンズ270,反射ミラー240及び反射ミラー250は、ダイクロイックミラー220を通過した青色光成分を液晶光変調装置400Bまで導くリレー光学系として機能する。
液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400Bは、入射した色光を画像情報に応じて変調しカラー画像を形成する。
液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400Bは、入射した色光を画像情報に応じて変調しカラー画像を形成する。液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400Bは、照明装置110の照明対象となる。図示を省略したが、各集光レンズ300R,集光レンズ300G,集光レンズ300Bと各液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が配置され、液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が配置されている。入射側偏光板、液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400B及び射出側偏光板によって、入射した各色光の光変調が行われる。
液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400Bは、一対の透明なガラス基板の間に電気光学物質である液晶を密閉封入した透過型の液晶光変調装置である。液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400Bは、例えばポリシリコンTFTをスイッチング素子として備え、与えられた画像信号に応じて、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。クロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形形状をなす。直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、緑色光及び青色光を通過させ赤色光を反射する誘電体多層膜であり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光及び緑色光を通過させ青色光を反射する誘電体多層膜である。略X字状の界面に形成された2種類の誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投射光学系600によって拡大投射され、スクリーン上で画像を形成する。
以上のように、上記構成のプロジェクター800によれば、照明装置110に用いる光源装置102において効率的に光の合成を行うことができ、光源の大型化を抑制しつつ高輝度な光を形成できる。従って、プロジェクター800は、光源の大型化を抑制しつつ、高輝度で明るい画像を形成することができる。
〔第4実施形態〕
以下、第4実施形態に係る光源装置について説明する。なお、本実施形態に係る光源装置は、第2実施形態に係る光源装置102等の変形例であり、光反射型の波長変換素子の構造を有することを除いて、光源装置102等と同様であるため、全体の説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態に係る光源装置104は、光源10、光合成部80、光合成部80からの光を均一照明可能にするケーラー照明系22、回転蛍光板34、モーター50、集光光学系であるとともにコリメート光学系としても機能するピックアップレンズ70及び波長分離素子90を備え、光源10は、第1光源部10a及び第2光源部10bを有する。ケーラー照明系22は、光のビーム断面を調整するアフォーカル系22bと、入射した光を分割するレンズアレイインテグレーター22cとを有することにより、ケーラー照明にて蛍光体42を均一に照明する。
波長分離素子90は、図示のように、ケーラー照明系22から回転蛍光板34までの光路中に、光源10及び光合成部80の光軸AXとこれに直交する回転蛍光板34の光軸AXcに対して45°の角度でそれぞれ交わるように配置され、光合成部80を経た合成光である合成レーザー光Lcを、回転蛍光板34に向けて反射する。波長分離素子90は、合成レーザー光Lcの波長範囲である430〜450nmの範囲の光の成分についてはそのほとんどを反射する。つまり、合成レーザー光Lcのうち主たる成分のほとんどが波長分離素子90で反射され、回転蛍光板34に向かう。
ピックアップレンズ70は、回転蛍光板34と波長分離素子90との間の光路中に配置されており、波長分離素子90で反射された合成レーザー光Lcを略集光した状態で蛍光体42に入射させる。つまり、ピックアップレンズ70は、合成レーザー光Lcを集光させる集光光学系として機能するが、後述するように蛍光体42を経た混合光CLに対するコリメート光学系としても機能する。
回転蛍光板34はいわゆる反射型の回転蛍光板である。回転蛍光板34は、モーター50により回転可能な板材44の一部に、蛍光体42が板材44の回転方向に沿って連続して形成されてなる。
回転蛍光板34は、使用時において7500rpmで回転する。回転蛍光板34の片面には、同心で輪帯状の蛍光体42が設けられている。詳しい説明は省略するが、回転蛍光板34の直径は例えば50mmであり、回転蛍光板34に入射する励起光の光軸が回転蛍光板34の回転中心から約22.5mm離れた場所において蛍光体42を透過するよう構成されている。つまり、回転蛍光板34は、励起光の集光スポットが約18m/秒で蛍光体42上を移動するような回転速度で回転する。
蛍光体42を支持する板材44は、石英ガラス、水晶、サファイア、光学ガラス、透明樹脂等の励起光を透過する透明な材料からなるものでもよく、金属等の励起光を透過しない不透明な材料からなるものでもよい。また、例えば誘電体多層膜からなるダイクロイック膜を蛍光体42と板材44との間に設けて蛍光体42から放射された光のうち板材44側へ向かう成分を波長分離素子90側へ反射させ光の利用効率を向上させるものとしてもよい。
ピックアップレンズ70は、回転蛍光板34の蛍光体42から射出された混合光CLの拡がりを抑えて略平行化する。つまり、ピックアップレンズ70は、回転蛍光板34からの光である混合光CLに対してこれを平行化するコリメート光学系として機能する。
ここで、波長分離素子90は、ピックアップレンズ70を経た混合光CLの成分のうちの一部をカットして光源光GLとして射出する。つまり、波長分離素子90は、蛍光体42を経た成分のうち、青色光の波長帯域の光を反射する。これにより、緑色光と赤色光とを含む黄色光が光源光GLとして射出される。
なお、図示等を省略するが、例えば、光源装置104からの光源光GLと、別光源からの青色レーザー光とを合成させることで、カラー画像を形成可能にする白色光を形成する光源装置とすることができる。
本実施形態においても、光合成部80において、45°より大きな角度で、第1の光であるレーザー光Laを入射させて透過し、45°より大きな角度で、第2の光であるレーザー光Lbを入射させて反射することで、高効率に光の合成を行うことができ、光源の大型化を抑制しつつ高輝度な光を形成できる。
〔その他〕
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記では、蛍光体42は、モーター50により回転される板材40上に形成され、励起光の照射により生じた蛍光体42の熱は板材40の回転方向に沿った広い領域において放散し、蛍光体42の発熱による発光効率の低下を抑制しているが、発光効率の低下の恐れがない場合には、回転機構を設けずに蛍光体42を設置してもよい。
また、例えば図1(B)では、板材40を円板としているが、板材40は円板に限られない。
回転蛍光板に形成する蛍光体として、青色の励起光によって赤色光と緑色光を放射する例を説明したが、蛍光体はこのようなものに限定されない。例えば、紫色光又は紫外光を励起光として用い、該励起光によって赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光を放射する蛍光体を用いてもよい。
蛍光体として、1種類の蛍光体が板材の回転方向に沿って連続して形成される例を説明したが、蛍光体の構成はこれに限定されない。特許文献1の回転蛍光板のように、板材の回転方向に沿って複数種類の蛍光体を形成し、複数の色光を順次発光可能な構成としてもよい。回転蛍光板から順次発光された複数の色光は1つの光変調装置によって変調され、カラー画像を形成する。
また、上記では、蛍光を発生させる蛍光体42が、合成光である合成レーザー光Lcを照射される対象物としているが、対象物は、蛍光体に限らず、例えば光を拡散させる拡散板であってもよい。
また、上記では、第1光源部10a及び第2光源部10bとして、レーザー光を射出させるレーザー光源としているが、光源は他の固体光源であってもよく、さらに、キセノンランプや水銀ランプであってもよい。たとえば、非偏光を射出するキセノンランプを第1光源部10aとして用いる場合、第1光源部10aは、第1光源部10aから射出される光をP偏光に変換するための偏光変換素子をさらに備える。また、非偏光を射出するキセノンランプを第2光源部10bとして用いる場合、第2光源部10bは、第2光源部10bから射出される光をS偏光に変換するための偏光変換素子をさらに備える。これにより、第1光源部10aから射出される光と第2光源部10bから射出される光とを高い効率で合成することができる。
100,102,104…光源装置、10…光源、10a…第1光源部、10b…第2光源部、20…集光レンズ、30…回転蛍光板(回転板)、40…板材、42…蛍光体(波長変換素子)、50…モーター、60…ピックアップレンズ、80…光合成部、90…波長分離素子、110…照明装置、400R,400G,400B…光変調装置、600…投射光学系、800…プロジェクター、La,Lb…レーザー光、Lc…合成レーザー光、CL…混合光

Claims (8)

  1. 第1の光を射出する第1光源部と、
    第2の光を射出する第2光源部と、
    前記第1光源部から射出された前記第1の光と前記第2光源部から射出された前記第2の光とを合成し、合成光として射出する光合成部と、
    を備える光源装置であって、
    前記光合成部は、第1の方向に偏光している光を透過させ、かつ、該第1の方向に直交する第2の方向に偏光している光を反射する偏光分離膜を有し、
    前記第1の光は前記第1の方向に偏光しており、
    前記第2の光は前記第2の方向に偏光しており、
    前記第1の光の前記偏光分離膜への入射角度θ1及び前記第2の光の前記偏光分離膜への入射角度θ2は、45°より大きく、
    前記第1の光の波長帯域及び前記第2の光の波長帯域に応じて定まる最も偏光合成の効率を高める前記偏光分離膜への入射角度を最大効率角度αとし、βを( 45°+α)/2としたとき、式(1)、式(2)及び式(3)を満足することを特徴とする光源装置。
    45°<α (1)
    β≦θ1≦2α−β (2)
    β≦θ2≦2α−β (3)
  2. 前記第1の光の前記偏光分離膜への入射角度θ1は前記第2の光の前記偏光分離膜への入射角度θ2と等しいことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第1光源部の光軸と前記第2光源部の光軸とのなす角は、90°より小さいことを特徴とする請求項1及び2のいずれか一項に記載の光源装置。
  4. 前記光合成部から射出された前記合成光を集光する集光光学系と、
    前記集光光学系で集光された前記合成光が照射される対象物と、をさらに備えることを特徴とする請求項1からまでのいずれか一項に記載の光源装置。
  5. 前記光合成部から射出された前記合成光のビーム断面を調整するアフォーカル系と、
    前記アフォーカル系の後段に配置され、入射した光を分割して所定位置において重畳させるように射出させるレンズアレイインテグレーターと、
    前記所定位置に配置され、前記レンズアレイインテグレーターから射出された光が照射される対象物と、をさらに備えることを特徴とする請求項1からまでのいずれか一項に記載の光源装置。
  6. 前記対象物は、光を拡散させる拡散板又は蛍光を発生させる蛍光体のうち少なくとも一方であることを特徴とする請求項4または5に記載の光源装置。
  7. 前記対象物を回転可能に保持する回転板をさらに備えることを特徴とする請求項4から6までのいずれか一項に記載の光源装置。
  8. 請求項1からまでのいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置からの変調光を画像として投射する投射光学系と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
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