JP5998675B2 - 酸性・アルカリ性環境下での防食性に優れた内面被覆鋼管 - Google Patents
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Description
例えば亜鉛は、鋼よりも卑な電位を示すので、亜鉛めっきが鉄鋼材料の防食に広く用いられている。この亜鉛めっきは、鋼の電位を腐食域から外すことができるため、配管の腐食に起因した割れなどを抑制できることが利点の一つである。
この点、亜鉛めっきは安価であることから、酸性環境やアルカリ性環境まで使用範囲を拡大できれば、材料を安価に供給することが可能となる。
この方法は、亜鉛に薄膜の有機処理を加えることにより耐食性は良好であるとしているが、酸性、アルカリなどの溶液に長期間晒される環境での性能は明らかでない。
その結果、亜鉛めっき層の上に、環境を遮断する有機樹脂層を設けることにより、亜鉛の腐食速度を低減できることが判明した。しかしながら、単なる有機被覆では、亜鉛の腐食を完全に遮断することは困難で、酸性環境下では水素イオンの透過が著しく、一方アルカリ性環境下では水酸化物イオンの透過が起きることが判明した。
これらの腐食反応は、結果的に被覆層のブリスター形成→有機樹脂層の機械的断裂を招き、ひいては亜鉛を激しく腐食させるに至る。そのため、有機被覆層内部を透過する水素イオン、水酸化物イオンに対する緩衝機能を持たせる必要がある。
そこで、これを実現すべく種々検討した結果、酸性、アルカリ性いずれの環境中でも比較的安定な酸化物によるpH調節機能を付与することが有効であるとの知見を得た。
本発明は、上記の知見に立脚するものである。
1.鋼管の内面に、2.5〜85μmの厚みで亜鉛めっき層を有し、その上に10〜500μmの厚みで有機樹脂層をそなえる内面被覆鋼管であって、
上記有機樹脂層中に、下記のA群のうちから選んだ少なくとも一種および/または下記のB群のうちから選んだ少なくとも一種の酸化物粒子を、A群粒子またはB群粒子単独添加の場合は1〜40質量%の範囲で、一方A群粒子およびB群粒子複合添加の場合はそれぞれ1〜20質量%の範囲で、添加配合したことを特徴とする酸性・アルカリ性環境下での防食性に優れた内面被覆鋼管。
記
A群(アルカリ性環境用):WO3,V2O5,SiO2,Ta2O3,MnO2
B群(酸性環境用) :NiO,ZnO,ZrO2,La2O3,MgO
上記有機樹脂層が、下記のA群のうちから選んだ少なくとも一種の酸化物粒子を1〜40質量%の範囲で添加配合した樹脂層と、下記のB群のうちから選んだ少なくとも一種の酸化物粒子を1〜40質量%の範囲で添加配合した樹脂層との2層構造からなることを特徴とする酸性・アルカリ性環境下での防食性に優れた内面被覆鋼管。
記
A群(アルカリ性環境用):WO3,V2O5,SiO2,Ta2O3,MnO2
B群(酸性環境用) :NiO,ZnO,ZrO2,La2O3,MgO
まず、鋼管の内面に被覆する亜鉛めっき層について詳述する。
この亜鉛めっき層は、通常行われる溶融亜鉛めっき、電気亜鉛めっきのいずれでも良く、また亜鉛が付着していれば良いので溶射層でも良い。ただし、亜鉛めっきの目付け量が2.5μm未満では、亜鉛による防食効果が短時間しか持続しないか、あるいはめっきによっては亜鉛の表面被覆ができないという問題が生じる。一方、亜鉛めっきの目付け量が85μmを超えると、めっき層を付着させることが困難になり、また製造コストの増加を招く。
従って、本発明では、鋼管の内面に被覆する亜鉛めっき層の厚みは2.5〜85μmの範囲とした。好ましく5〜50μmの範囲である。
なお、亜鉛めっきを行う前には、鋼管の内面を清浄化する処理を行った方が良く、清浄化手段としては、酸洗、ブラスト処理、機械的研磨処理などのいずれでも良い。但し、表面に付着した汚れやスケール層は完全に除去することが好ましい。
金属酸化物の表面には、等電点(表面電荷が0となるpH)付近にpHを保持する機能があり、酸化物の種類によってその等電点の値は異なる。例えば、前記したA群の3酸化タングステン(WO3)、5酸化バナジウム(V2O5)、シリカ(SiO2)、3酸化タンタル(Ta2O3)および2酸化マンガン(MnO2)は、等電点が酸性側(pH:2〜4程度)の範囲に存在し、アルカリ性環境中では水酸化物イオンを表面に保持する機能がある。一方、前記したB群の酸化ニッケル(NiO)、酸化亜鉛(ZnO)、2酸化ジルコニウム(ZrO2)、3酸化ランタン(La2O3)および酸化マグネシウム(MgO)の等電点は、アルカリ性側(pH:9〜11程度)の範囲にあり、酸性環境中では水素イオンを表面に保持する機能がある。
従って、これらの酸化物を有機樹脂層中に混合することで、流体中の溶液が有機樹脂層中を拡散する間に、水素イオンおよび水酸化物イオンがトラップされ、亜鉛/有機樹脂層界面に到達する前にpHの程度が緩和される。
各種酸化物を混合するに際し、前記したA群粒子またはB群粒子を単独で添加する場合は1〜40質量%の範囲とする必要がある。酸化物の量が1質量%未満では、上記のpH緩衝効果が小さくて効果の発現がない。一方、酸化物の量が40質量%を超えると、樹脂層にミクロな欠陥を生じやすく、かえって溶液の浸透を招くことになる。より好ましくは1〜30質量%の範囲である。また、上記したA群粒子とB群粒子を複合して添加する場合は、それぞれ1〜20質量%の範囲で配合する必要があり、これにより、溶液がアルカリ性または酸性いずれの場合であっても、水酸化物イオンおよび水素イオンの浸透を阻止することができる。
これらの下地処理は、水または水−アルコール混合溶液にカップリング剤を0.1〜1質量%程度を溶解し、亜鉛めっき層表面に塗布したのち、100℃程度に加熱することで容易に実施することができる。
また、エポキシシランとしては、2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランおよび3-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
さらに、メルカプトシランとしては、3-メルカプトプロピルメチルジメトキシシランおよび3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
またさらに、イソシアネートシランとしては、3-イソシアネートプロピルトリエトキシシランおよび3-イソシアネートプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
この内、より好ましいのは、アミノシランでは3-アミノプロピルトリエトキシシラン、エポキシシランでは3-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、メルカプトシランでは3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、イソシアネートシランでは3-イソシアネートトリエトキシシランである。
ただし、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂中の含有率が0.1質量%に満たないとその添加効果がなく、一方5質量%を超えると樹脂中で安定的に存在し得なくなり、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂の粘度上昇を招くので、シランカップリング剤の配合量は0.1〜5質量%とするのが好ましい。なお、2層構造とした場合には、下層に該当する樹脂層のみにシランカップリング剤を配合させるのが良く、上層に混合しても効果的な場合もあるが、下地亜鉛めっきとの相互作用の観点より下層のみに配合させるのが良い。
C:0.03〜0.3%
Cは、鋼の強度確保に必要な元素であり、本発明で目標とする強度(400MPa以上)を確保するため少なくとも0.03%を含有するものとし、一方0.3%を超えると溶接性が低下し、溶接の際に制限が加わるため、0.3%を上限とした。
Siは、脱酸のため添加するが、含有量が0.01%未満では脱酸効果に乏しく、一方1.0%を超えると靭性や溶接性を劣化させるため、Si含有量は0.01〜1.0%とする。
Mnは、強度、靭性を改善するために添加するが、0.1%未満ではその効果が十分でなく、一方2.0%を超えると溶接性が劣化するため、Mn含有量は0.1〜2.0%とする。
Pは、不可避不純物として含有されるが、靭性及び溶接性を劣化させるため、P含有量は0.03%以下に抑制するものとした。
Sも、不可避的不純物として含有されるが、含有量が多くなると耐食性が低下するだけでなく、MnSなどの介在物が増加してSCC(応力腐食割れ)の起点になり耐食性を低下させるので、極力低減することが望ましいが、0.005%以下であれば許容できる。
Crは、全面腐食量を低減する有用元素であるが、含有量が0.01%に満たないと十分な効果が発現せず、一方1.0%超の添加では局部腐食発生の可能性が高くなるので、Cr含有量は0.01〜1.0%とする。
Cuは、酸性環境下での耐食性を改善するのに有効な元素である。しかしながら、含有量が0.05%未満ではその効果がなく、一方1.0%を超えると鋼材製造上の面から制約が生じるので、Cu含有量は0.05〜1.0%の範囲とする。
Snも、Cuと同様、酸性環境での耐食性を改善するが、0.01%未満では添加効果に乏しく、一方0.2%を超えると耐食性が飽和するだけでなく、製造上の制約が生じるので、Sn含有量は0.01〜0.2%の範囲とする。
Mo:0.01〜0.5%、W:0.01〜0.5%
Nb:0.005〜0.1%、V:0.005〜0.1%、Ti:0.005〜0.1%
なお、上記以外の成分は、Feおよび不可避的不純物である。
上記した好適成分組成になる溶鋼を、転炉や電気炉等の公知の炉で溶製し、連続鋳造法や造塊法等の公知の方法でスラブやビレット等の鋼素材とする。なお、溶製に際して、真空脱ガス精錬等を実施しても良い。
溶鋼の成分調整方法は、公知の鋼製錬方法に従えばよい。
これらの鋼板を使用して鋼管に成型するには、U形に鋼板を曲げ形成後、円管に成型し、継ぎ目を,アーク溶接などで溶接することで鋼管に成型する溶接鋼管が挙げられる。また、ビレット状の素材を用いて、1000〜1350℃の温度に加熱した後、ピアサーなどを用いて鋼管状に中空成形するシームレス鋼管が挙げられる。
鋼管に成型後は、亜鉛めっきは鋼管内面および外面に以下の方法でめっきを行う。そのひとつが溶融亜鉛めっき方法であり、鋼管素材の表面処理(酸洗やブラスト処理)により黒皮を除去し、清浄な鋼材表面を形成する。その後、鋼管を加熱(100〜300℃)し、430〜500℃に加熱した溶融亜鉛浴に30秒〜5分程度浸漬する。その後鋼管を引き上げ、エアブローなどで鋼管表面に付着した亜鉛量を調整し、冷却することで亜鉛めっき鋼管が製造できる。もう一つは、電気亜鉛めっき方法であり、同様に鋼管素材の清浄な表面を形成後、温度:30〜50℃、濃度:2〜30M程度に調整された硫酸亜鉛などの電気亜鉛めっき浴に
浸漬し、鋼管を陰極とし、例えばインジウムなどの対極との間に電流(0.1〜10A/dm2)を流すことによって鋼管表面に電気亜鉛めっきを施すことができる。
溶融亜鉛めっきは,100g/m2以上のめっき付着量が好適で、電気亜鉛めっきは、200g/m2以下のめっき付着量が好適である。
有機被覆を行うに際して、樹脂と顔料の混合は、塗料ミキサーやボールミルなどにより調合することができる。
有機被覆方法は、外面、内面ともエアスプレー、エアレススプレーによるスプレー法、刷毛塗り、ローラー塗り、ロールコーター、塗料浴中への浸漬などの方法が採用できる。内面のみの場合は、内面に塗料を注入し、鋼管を高速で回転(20〜200rpm)することで、塗布することが可能である。膜厚の管理は、ウェットゲージなどで行う。有機被覆塗布後は、エポキシ系、ウレタン系いすれの樹脂系についても加熱処理を行っても良い。その方が樹脂の硬化が早く工業的にはより好ましい。加熱温度は、40〜150℃が好ましい。
実施例1
表1−1〜表1−4に示す構成になる内面被覆鋼材を作製し、下記の防食性試験を実施した。
直径(外径):6cm、長さ:15cm、厚み:6mmの鋼管を切り出し、酸洗後、表面スケールを取り除いた。ついで、鋼管の内面に溶融亜鉛めっきと電気亜鉛めっきを施した。電気亜鉛めっきは、1Lのめっき浴中に、硫酸亜鉛7水和物を250g溶解し、pHを3.0±0.2になるように調整した。そして、液温:50℃、電流密度:40 A/dm2、平均流速:1m/sの条件で電気めっきを行った。付着量は通電時間を変えることで調整した。また、溶融亜鉛めっきは、電解亜鉛を坩堝中にて450℃で溶解し、上記試験材を浸漬することにより実施した。めっき層の厚みは、浸漬時間および引き出し後のワイピングで調節した。
エポキシ系樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(Japan epoxy resin製 エピコート828)を用い、アミン系硬化剤(Japan epoxy resin製 B002)を2:1の割合で混合して使用した。
なお、2層構造とする場合には、上記と同様の手法により、まず第一層を形成した後、24時間経過後に、再度所定の樹脂を塗り重ねて2層構造とした。
すなわち、0.01Nの硫酸溶液に、0.3質量%のNaClを添加した溶液を酸性模擬溶液とし、0.01Nの水酸化ナトリウム溶液に、0.3質量%のNaClを添加した溶液をアルカリ性模擬溶液とした。かかる用液をビーカーに入れ、35℃と一定温度・大気圧下の平衡状態にて試験鋼材を浸漬した。100日間浸漬を行った後に、試験材を取り出し、その付着性を碁盤目剥離試験を行って評価した。なお、アルカリ性および酸性の両者に対する試験の場合には、アルカリ性模擬溶液に50日間浸漬した後、酸性模擬溶液に50日間浸漬する工程とした。
碁盤目剥離試験は、鋼管を長さ方向に半分に切断し、試験材の長手方向の中央部の20mm×20mmの領域に、1mm角のめっき鋼材に達する切込みを入れ、その後セロテープ(登録商標)にて、該当部分を接着し、強制的に剥離した。その後領域内の有機樹脂被覆層が剥離した1mm角の個数を数え、健全であった部分の割合(%)で示した。同様に各試験材の試験前の碁盤目剥離性についても調査した。
また、剥離した部分の亜鉛めっき表面の腐食状態を観察し、腐食生成物が認められるか否かで、次のように評価した。
◎:腐食生成物なし
○:腐食生成物10%未満
△:腐食生成物10〜50%
×:腐食生成物50%超
得られた結果を表1−1〜表1−4に併記する。
これに対し、本発明の適正範囲から外れた比較例では、有機樹脂層と亜鉛めっき間の付着性の低下が大きく、また亜鉛めっきの腐食の程度も大きかった。この結果からも、本発明による防食性の改善効果は明らかである。
Claims (5)
- 鋼管の内面に、2.5〜85μmの厚みで亜鉛めっき層を有し、その上に10〜500μmの厚みで有機樹脂層をそなえる内面被覆鋼管であって、
上記有機樹脂層中に、下記のA群のうちから選んだ少なくとも一種および/または下記のB群のうちから選んだ少なくとも一種の酸化物粒子を、A群粒子またはB群粒子単独添加の場合は1〜40質量%の範囲で、一方A群粒子およびB群粒子複合添加の場合はそれぞれ1〜20質量%の範囲で、添加配合したことを特徴とする酸性・アルカリ性環境下での防食性に優れた内面被覆鋼管。
記
A群(アルカリ性環境用):WO3,V2O5,SiO2,Ta2O3,MnO2
B群(酸性環境用) :NiO,ZnO,ZrO2,La2O3,MgO - 鋼管の内面に、2.5〜85μmの厚みで亜鉛めっき層を有し、その上に10〜500μmの厚みで有機樹脂層をそなえる内面被覆鋼管であって、
上記有機樹脂層が、下記のA群のうちから選んだ少なくとも一種の酸化物粒子を1〜40質量%の範囲で添加配合した樹脂層と、下記のB群のうちから選んだ少なくとも一種の酸化物粒子を1〜40質量%の範囲で添加配合した樹脂層との2層構造からなることを特徴とする酸性・アルカリ性環境下での防食性に優れた内面被覆鋼管。
記
A群(アルカリ性環境用):WO3,V2O5,SiO2,Ta2O3,MnO2
B群(酸性環境用) :NiO,ZnO,ZrO2,La2O3,MgO - 前記亜鉛めっき層の表面に、接着強化層として、アミノシラン、エポキシシラン、メルカプトシランおよびイソシアネートシランのうちから選ばれる1種以上のシランカップリング処理層を有することを特徴とする請求項1または2に記載の酸性・アルカリ性環境下での防食性に優れた内面被覆鋼管。
- 前記有機樹脂が、エポキシ系樹脂またはポリウレタン系樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の酸性・アルカリ性環境下での防食性に優れた内面被覆鋼管。
- 前記有機樹脂中に、アミノシラン、エポキシシラン、メルカプトシランおよびイソシアネートシランのうちから選ばれる1種以上のシランカップリング剤を、0.1〜5質量%配合したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の酸性・アルカリ性環境下での防食性に優れた内面被覆鋼管。
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