[go: up one dir, main page]

JP5972028B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5972028B2
JP5972028B2 JP2012102471A JP2012102471A JP5972028B2 JP 5972028 B2 JP5972028 B2 JP 5972028B2 JP 2012102471 A JP2012102471 A JP 2012102471A JP 2012102471 A JP2012102471 A JP 2012102471A JP 5972028 B2 JP5972028 B2 JP 5972028B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
output
image forming
unit
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012102471A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013231763A (ja
JP2013231763A5 (ja
Inventor
弘基 佐藤
弘基 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012102471A priority Critical patent/JP5972028B2/ja
Priority to US13/867,336 priority patent/US8995892B2/en
Publication of JP2013231763A publication Critical patent/JP2013231763A/ja
Priority to US14/613,217 priority patent/US9229404B2/en
Publication of JP2013231763A5 publication Critical patent/JP2013231763A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5972028B2 publication Critical patent/JP5972028B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5054Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt
    • G03G15/5058Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt using a test patch
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0142Structure of complete machines
    • G03G15/0178Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image
    • G03G15/0189Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image primary transfer to an intermediate transfer belt
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0151Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies characterised by the technical problem
    • G03G2215/0158Colour registration

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、複数の色成分の画像を重ねて形成したときの色ずれを抑制する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、異なる色のトナーで画像を形成する画像形成部を色成分毎に有している。この色成分毎の画像形成部によって形成されるトナー像は、中間転写体に重なるように転写される。画像形成装置は、中間転写体上で重ねられたトナー像は記録材に転写した後、定着器の熱と圧力によってトナー像を記録材に定着して、フルカラーの印刷物を生成する。
このような画像形成装置では、色成分毎の画像を中間転写体上に転写したときに各色成分の画像間に位置ずれがあると、記録材上の画像に色ずれが生じてしまう。そこで、画像形成装置は、中間転写体上に色ずれ検出用の画像を形成し、この色ずれ検出用の画像を検出した結果に基づき、画像形成部毎に画像を形成する位置やタイミングを調整するものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1は、第1の画像形成部が中間転写体上に第1色の色ずれ検出用の画像を形成し、この第1色の色ずれ検出用の画像から目標距離だけ離れた中間転写体上の位置に、第2の画像形成部が第2色の色ずれ検出用の画像を形成する。中間転写体上の第1色の色ずれ検出用の画像と第2色の色ずれ検出用の画像とが測定位置を通過することで、第1色の色ずれ検出用の画像と第2色の色ずれ検出用の画像との位置差が検知される。なお、測定位置は、光学式センサが光を照射する中間転写体上の位置である。特許文献1では、この位置差に基づいて第2の画像形成部が第2色の画像を形成する位置が調整されることで、第1色の画像に第2色の画像を重ねて転写して形成される画像の色ずれを抑制している。
なお、ここで、光学式センサは中間転写体、又は、色ずれ検出用の画像で反射された光を受光することで、受光量に応じた信号を出力する。位置差は、光学式センサが第1色の色ずれ検出用の画像からの反射光を受光したときの出力値がしきい値を超えている期間と、この光学式センサが第2色の色ずれ検出用の画像からの反射光を受光したときの出力値がしきい値を超えている期間との時間差に応じて決定される。特許文献1では、位置差に基づいて第2の画像形成部が第2色の画像を形成する位置が調整されることで、第1色の画像に第2色の画像を重ねて転写して形成される画像の色ずれを抑制している。
光学式センサでは、中間転写体よりも反射率の低い無彩色のトナーで形成される画像を検出できない。そこで、特許文献1では、複合パターンを用いて無彩色のトナーで形成される画像の位置を検出する。複合パターンとは、有彩色のトナーで形成された画像の上に、無彩色のトナーで形成される複数の画像を所定距離だけ離して転写し、無彩色のトナーで形成された複数の画像の間の領域から有彩色のトナーで形成された画像領域が露出したパターンである。これにより、光学式センサは、無彩色のトナーで形成された複数の画像の間の領域から露出している有彩色のトナーで形成された画像領域からの反射光を検出することができる。
図11は、位置ずれが生じていない場合に中間転写体上に形成される基準パターンおよび複合パターンと、位置ずれが生じている場合に中間転写体上に形成される基準パターンおよび複合パターンの概略図である。第1色の色ずれ検出用画像としての基準パターンはマゼンタのトナーで形成される。第2色の色ずれ検出用画像としての複合パターンはマゼンタのトナーで形成された画像の上にブラックのトナーで形成された画像が重ねられて形成される。また、基準パターンと複合パターンを構成するマゼンタの画像との距離Loは、同じマゼンタの画像形成部によって形成されるので、一定の距離となっている。
ブラックのトナーで形成される画像が位置ずれを生じていない場合、基準パターンからブラックのトナーで形成される複数の画像の間の領域から露出したマゼンタの画像領域までの位置差がLma(目標距離)となる。一方、ブラックのトナーで形成される画像が位置ずれを生じている場合、基準パターンからブラックのトナーで形成される複数の画像の間の領域から露出したマゼンタの画像領域までの位置差がLmbとなる。つまり、ブラックのトナーで形成される画像が位置ずれを生じている場合、基準パターンからブラックのトナーで形成される複数の画像の間の領域から露出したマゼンタの画像領域までの位置差Lmbが目標距離Lmaに対して位置ずれ量ΔLだけ異なっている。画像形成装置は、この位置ずれ量ΔLに基づいてブラックの画像を形成する位置を調整することで、マゼンタの画像にブラックの画像を重ねて転写して形成する画像の色ずれを抑制することができる。
特開2012−3234号公報
しかしながら、有彩色のトナーと無彩色のトナーとで構成される複合パターンは、温度や湿度などの影響で無彩色のトナーが劣化してしまうと、有彩色のトナーで形成される領域の上に重ねられる無彩色のトナーの量が減少してしまう。有彩色のトナーで形成される領域に重ねられる無彩色のトナーの量が減少すると、光学式センサから照射される光が、本来無彩色のトナーで覆われている有彩色のトナーの領域で反射されてしまい、光学式センサに受光される受光量を増加させてしまう。
その結果、光学式センサが無彩色のトナーで覆われている有彩色のトナーからの反射光を受光することで、この光学式センサから出力される出力値がしきい値以上となってしまうと、基準パターンと複合パターンとの位置差を誤検知してしまうという問題がある。そのため、中間転写体上に形成される基準パターンと複合パターンとの位置差に基づいて画像を形成する位置を調整しても、有彩色のトナーで形成される画像に無彩色のトナーで形成される画像を重ねた画像の色ずれを抑制することができなくないという問題があった。
そこで、本願発明では、トナーが劣化している場合であっても、色ずれを抑制することができる画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本願発明の画像形成装置は、回転駆動される像担持体と、前記像担持体上に第1色のトナーを用いて第1画像を形成する第1の画像形成部と、前記像担持体上に前記第1色のトナーよりも反射率が低い第2色のトナーを用いて第2画像を形成する第2の画像形成部と、前記第1の画像形成部および前記第2の画像形成部を制御して、第1色のパターン画像の上に第2色のパターン画像を所定の間隔だけ離して重ねた測定用画像を前記像担持体上に形成させる制御手段と、前記像担持体に向けて光を照射する照射手段と、前記測定用画像からの反射光を受光する受光部を有し、前記受光部に受光された光量に基づく信号値を出力する出力手段と、前記出力手段から出力された前記信号値と閾値とを比較し、前記比較結果に基づいて前記第1画像と前記第2画像との位置に関する情報を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記情報に基づいて前記第1画像と前記第2画像との色ずれを補正する補正手段と、前記出力手段から出力された前記測定用画像に対応する前記信号値と前記閾値とを比較し、前記閾値を調整する調整手段と、を有し、前記出力手段から出力される前記信号値は、前記受光部に受光された光量が大きいほど増加し、前記調整手段は、前記測定用画像の前記第2色のパターン画像からの反射光を前記受光部が受光した場合に前記出力手段から出力される信号値が前記閾値よりも小さくなるように、前記閾値を増加することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本願発明の他の画像形成装置は、回転駆動される像担持体と、前記像担持体上に第1色のトナーを用いて第1画像を形成する第1の画像形成部と、前記像担持体上に前記第1色のトナーよりも反射率が低い第2色のトナーを用いて第2画像を形成する第2の画像形成部と、前記第1の画像形成部および前記第2の画像形成部を制御して、第1色のパターン画像の上に第2色のパターン画像を所定の間隔だけ離して重ねた測定用画像を前記像担持体上に形成させる制御手段と、前記像担持体に向けて光を照射する照射手段と、前記測定用画像からの反射光を受光する受光部を有し、前記受光部に受光された光量に基づく信号値を出力する出力手段と、前記出力手段から出力された前記信号値と閾値とを比較し、前記比較結果に基づいて前記第1画像と前記第2画像との位置に関する情報を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記情報に基づいて前記第1画像と前記第2画像との色ずれを補正する補正手段と、前記出力手段から出力された前記測定用画像に対応する前記信号値と前記閾値とを比較し、前記閾値を調整する調整手段と、を有し、前記出力手段から出力される前記信号値は、前記受光部に受光された光量が大きいほど増加し、前記調整手段は、前記出力手段から出力された前記信号値が前記閾値よりも高い時間が所定時間よりも長い場合には前記閾値を増加することを特徴とする。
本発明によれば、トナーが劣化している場合であっても、色ずれを抑制することができる。
画像形成装置の概略断面図 光学式センサの概略構成図 画像形成装置の制御ブロック図 中間転写ベルト上に形成された色ずれ検出用画像の図 光学式センサによって色ずれ検出用画像が検知されたときの出力結果を示す図 光学式センサによって色ずれ検出用複合画像が検知されたときの出力結果を示す 画像形成装置が画像を形成する処理を表すフローチャート図 しきい値補正シーケンスを表すフローチャート図 しきい値の異なるコンパレータから出力されるデジタル信号を比較した図 位置ずれ補正シーケンスを表すフローチャート図 基準パターンと複合パターンの概略図
(第1の実施形態)
図1は本実施形態の画像形成装置100の概略断面図である。本実施形態では、各色成分のトナー像を形成する4つの像形成部StY、StM、StC、StKが1列に配列された画像形成装置を用いる。
各像形成部は、StYがイエローのトナー像を形成し、StMがマゼンタのトナー像を形成し、StCがシアンのトナー像を形成し、StKがブラックのトナー像を形成する。
各像形成部StY、StM、StC、StKは同様の構成であるため、以下ではイエローのトナー像を形成する像形成部StYについて説明し、他の像形成部StM、StC、StKについての説明を省略する。
像形成部StYは、イエローの色成分のトナー像を担持する感光ドラム1Yと、この感光ドラム1Yを帯電する帯電器2Yと、感光ドラム1Yにイエローの色成分に対応した静電潜像を形成するため、感光ドラム1Yを露光する露光装置3Yを有している。さらに、像形成部StYは、感光ドラム1Y上に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像器4Yと、感光ドラム1Y上のトナー像を後述の中間転写ベルト6に転写する一次転写ローラ7Yを有している。また、像形成部StYは、トナー像を転写した後に感光ドラム1Y上に残留したトナーを除去するドラムクリーナ8Yも有している。
前述の中間転写ベルト6は、各像形成部StY、StM、StC、StKで形成された各色成分のトナー像が重ねて転写されることでフルカラーのトナー像を担持する像担持体である。また、中間転写ベルト6は、この中間転写ベルト6を回転駆動させる駆動ローラ13、駆動ローラ13によって中間転写ベルト6が搬送方向Rbへ移動されることで従動回転する従動ローラ14、二次転写対向ローラ12に掛け回されている。中間転写ベルト6の周囲には、この中間転写ベルト6上のトナー像を紙などの記録材Pへ転写するための二次転写ローラ9が、中間転写ベルト6を介して二次転写対向ローラ12と対向する位置に配設されている。さらに、中間転写ベルト6から記録材Pへと転写されずに残留したトナーを除去するベルトクリーナ11が配設されている。
また、光学式センサ113は中間転写ベルト6を介して駆動ローラ13と対向する位置に配設されている。この光学式センサ113は、中間転写ベルト6に形成されるトナー像からの反射光量に応じた信号を出力する。なお、この光学式センサ113の詳細については後述する。画像形成装置100には、トナー像を担持した記録材Pに、このトナー像を定着させるための定着器10が設けられている。
次に、本実施形態の画像形成装置100が、不図示の読取装置によって原稿を読み取ることにより入力される画像データや、PC等から転送される画像データに応じた画像を形成する画像形成動作について説明する。
各像形成部StY、StM、StC、StKにおいて、先ず、帯電器2Y、2M、2C、2Kが感光ドラム1Y、1M、1C、1Kを一様に帯電する。次いで、露光装置3Y、3M、3C、3Kが各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに画像データの各色成分の濃度の値に応じた露光光を照射することで、この画像データの静電潜像が色成分毎に形成される。その後、感光ドラム1Y、1M、1C、1K上の静電潜像は現像器4Y、4M、4C、4Kによって各色成分のトナー像として顕像化される。
感光ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色成分のトナー像は、この感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの回転に伴い一次転写ローラ7Y、7M、7C、7Kが中間転写ベルト6を介して感光ドラム1Y、1M、1C、1Kを押圧する一次転写ニップ部へ搬送される。この一次転写ニップ部において、感光ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色成分のトナー像は一次転写ローラ7Y、7M、7C、7Kから一次転写電圧が印加され、中間転写ベルト6上に順次重ねて転写される。これにより、中間転写ベルト6上にはフルカラーのトナー像が形成される。また、感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに残留したトナーは、ドラムクリーナ8Y、8M、8C、8Kによって除去される。
中間転写ベルト6に転写されたフルカラーのトナー像は、二次転写ローラ9が中間転写ベルト6を介して二次転写対向ローラ12を押圧する二次転写ニップ部に搬送される。一方、記録材Pはタイミングを調整されて、中間転写ベルト6上のフルカラーのトナー像と接触するように二次転写ニップ部に搬送されると、二次転写電圧が印加された二次転写ローラ9により、中間転写ベルト6上のトナー像が記録材P上に転写される。また、二次転写ニップ部で記録材Pに転写されずに中間転写ベルト6に残留したトナーは、ベルトクリーナ11によって除去される。
トナー像を担持した記録材Pは定着器10へと搬送されると、定着器10が未定着のトナー像を担持した記録材に熱と圧力を加えることより、この未定着のトナー像を溶融定着する。
ここで、各像形成部StY、StM、StC、StKによって中間転写ベルト6に転写される各色のトナー像間に生じする相対的な位置ズレ(色ずれ)について説明する。像形成部StY、StM、StC、StKは、原稿を読み取った結果に基づき、感光ドラム1Y、1M、1C、1K上に各色成分の画像を形成し、これら各色成分の画像を一旦中間転写ベルト6上に重ねて転写してフルカラーの画像を形成する。中間転写ベルト6上に形成されたフルカラーの画像は、記録材Pに転写され、定着器10によって記録材Pに定着される。このとき、中間転写ベルト6上に重ねて転写される画像に、相対的な位置のズレが生じると、原稿と記録材上に形成される画像との色みが異なってしまう。
そこで、画像形成装置100では、電源がONされた後、又は、所定ページ分の画像を形成した後に、中間転写ベルト6上に形成される画像の相対的な位置ズレを補正する色ずれ補正制御が実行される。
色ずれ補正制御が実施されると、画像形成装置100は、露光装置3Y、3M、3C、3Kが感光ドラム1Y、1M、1C、1Kを露光することで、各色成分の画像が転写される位置を測定するためのトナー像(以降、色ずれ検出用画像。)に対応した潜像を形成する。この静電潜像が現像器4Y、4M、4C、4Kによって顕像化されると、この顕像化された色ずれ検出用画像が一次転写ローラ7Y、7M、7C、7Kにより中間転写ベルト6上に転写される。中間転写ベルト6上に形成された色ずれ検出用画像は、前述の光学式センサ113によって検知される。
図2は、光学式センサ113の概略図である。光学式センサ113には、中間転写ベルト6、又は、色ずれ検出用画像に向けて光を照射する発光部601と、中間転写ベルト6、又は、色ずれ検出用画像からの反射光を受光する受光部602を備えている。受光部602は、発光部601から中間転写ベルト6へ照射した光の乱反射光が受光できるように入射角と反射角が等しくならない位置に配置されている。受光部602は、中間転写ベルト6で反射される光、又は、この中間転写ベルト6上に形成される色ずれ検出用画像で反射される光を受光すると、受光光量に応じたレベルの信号を出力する。
図3は本実施形態の画像形成装置100の制御ブロック図である。
図3において、CPU70は画像形成装置100を制御する制御回路である。ROM73には、CPU70で実行される画像形成装置100の動作を制御するための制御プログラムが格納されている。RAM72は、CPU70が色ずれ補正制御で使用されるシステムワークメモリである。
操作パネル71は、図1に示す画像形成装置100に配設された不図示のタッチパネルとテンキー等で構成されており、使用者が画像形成のための種々の条件を直接入力するために使用される。
インターフェース74は、PCなどの外部装置から入力される画像データをCPU70に転送する。
像形成部StY、StM、StC、StKは図1で説明したので、ここでの説明を省略する。また、モータ78は、駆動ローラ13を回転駆動させるモータであり、CPU70から中間転写ベルト6の回転駆動を開始する信号が入力されると、駆動ローラ13を所定の回転速度で回転させる。
発光部601は、CPU70からの信号に応じて中間転写ベルト6上に測定光を照射する。なお、発光部601は中間転写ベルト6に向けて光を照射する照射手段として機能する。受光部602は、受光光量に応じた電圧をCPU70とオフセット補正回路604とに夫々出力する。ここで、受光部602は出力手段として機能する。
オフセット補正回路604は、受光部602から出力される電圧と予め設定された設定電圧とを差分した電圧をコンパレータ603に出力する。なお、設定電圧はCPU70によって設定される。これにより、コンパレータ603に入力される電圧は、設定電圧分だけオフセットされる。
コンパレータ603は、入力される電圧がしきい値以上であればローレベルの信号をCPU70へ出力し、この入力される電圧がしきい値未満であればハイレベルの信号をCPU70へ出力する。すなわち、コンパレータ603は、オフセット補正回路を介して受光部602から出力されるアナログ信号(電圧)を2値のデジタル信号に変換する。
CPU70は、コンパレータ603からの出力信号に基づき色ずれ検出用画像の形成位置を検知することで、像形成部StY、StM、StC、StKが感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに形成する画像の位置を制御する。これにより、CPU70は、各色成分の画像が中間転写ベルト6上に重ねられた場合の色ずれを抑制する。また、CPU70は、しきい値設定シーケンス(図8)を実行することで、受光部602から出力される電圧値に基づきコンパレータ603のしきい値を設定する。
図4は、像形成部StY、StM、StC、StKが中間転写ベルト6上に形成する色ずれ検出用画像の概略図である。中間転写ベルト6には、イエローの色ずれ検出用画像301、マゼンタの色ずれ検出用画像302、シアンの色ずれ検出用画像303、マゼンタの画像PMとブラックの画像PK1、PK2とで構成される色ずれ検出用複合画像304の4種類が形成される。色ずれ検出用画像301、302、303、及び、色ずれ検出用複合画像304は、長手方向を中間転写ベルト6の搬送方向Rbに対して45[°]傾けたパターンと、長手方向を中間転写ベルト6の搬送方向Rbに対して135[°]傾けたパターンで構成される。
色ずれ検出用画像301、302、303は、中間転写ベルト6の搬送方向Rbの断面の幅が1.2[mm]であり、この搬送方向Rbに直交する方向における一方の端部から他方の端部までの幅が4.2[mm]で形成される。
また、色ずれ検出用複合画像304は、マゼンタのトナーで形成された画像PMの上に、ブラックのトナーで形成された画像PK1、PK2を1.2[mm]の間隔で重ねて転写することで形成される。なお、マゼンタのトナーで形成された画像PMは、搬送方向Rbの断面の幅が4.7[mm]であり、搬送方向Rbに直交する方向における一方の端部から他方の端部までの幅が4.2[mm]で形成される。ブラックのトナーで形成された画像PK1、PK2の各々は、搬送方向Rbに平行な方向の幅が3.5[mm]であり、搬送方向Rbに直交する方向に4.2[mm]の幅で形成される。なお、色ずれ検出用複合画像304は第1の測定用画像に相当する。
色ずれ補正制御では、CPU70が各色成分の画像の形成位置をマゼンタの画像が形成される位置を基準として調整する。すなわち、CPU70は、マゼンタの色ずれ検出用画像302に対する色ずれ検出用画像301、303、及び、色ずれ検出用複合画像304の相対的な位置関係を検知した結果に応じて、各色成分の画像が形成される位置を制御する。なお、像形成部StMは、第1色の画像に相当するマゼンタの画像を形成する第1の画像形成部として機能する。さらに、像形成部StKは、第2色の画像に相当するブラックの画像を形成する第2の画像形成部として機能する。
ここで、マゼンタの色ずれ検出用画像302の形成位置に対してイエローの色ずれ検出用画像301の形成位置の位置差(以下、位置ずれ量と称す。)を算出する方法を図5に基づいて説明する図である。
図5(a)は中間転写ベルト6上に形成されたマゼンタの色ずれ検出用画像302a、302b、302c、302dと、イエローの色ずれ検出用画像301A、301Bである。イエローの色ずれ検出用画像301Aは、マゼンタの色ずれ検出用画像302a、302bの間に形成され、イエローの色ずれ検出用画像301Bは、マゼンタの色ずれ検出用画像302a、302bの間に形成される。図5(a)の一点鎖線は、中間転写ベルト6上で、光学式センサ113の発光部601により光が照射された位置(照射位置)の軌跡を示している。なお、破線301At、301Btは、マゼンタの画像の形成位置に対してイエローの画像の形成位置がずれていない場合に、イエローの色ずれ検出用画像301A、301Bが形成される目標位置である。
図5(b)は、光学式センサ113の発光部601が中間転写ベルト6上に光を照射した状態で中間転写ベルト6が搬送方向Rbに駆動されることで、光学式センサ113の受光部602から出力される電圧の波形である。光学式センサ113の発光部601の照射位置に、色ずれ検出用画像302a、301A、302b、302c、301B、302dが到達していない場合、光学式センサ113の受光部602は、中間転写ベルト6からの乱反射光を受光する。このとき、受光部602は中間転写ベルト6からの反射光量に応じたA[V]の電圧を出力する。一方、色ずれ検出用画像302a、301A、302b、302c、301B、302dが照射位置を通過する場合、光学式センサ113の受光部602は、色ずれ検出用画像302a、301A、302b、302c、301B、302dからの乱反射光を受光する。このとき、受光部602から出力される電圧は、色ずれ検出用画像302a、301A、302b、302c、301B、302dからの反射光量に応じて増加する。これは色ずれ検出用画像302a、301A、302b、302c、301B、302dからの乱反射光量が、中間転写ベルト6からの乱反射光量よりも多いからである。受光部602から出力される電圧は最大でB[V]まで増加する。
図5(c)は、受光部602から出力される電圧に応じてコンパレータ603から出力される2値のデジタル信号を示した図である。コンパレータ603は、受光部602の出力電圧が図5(b)に示したしきい値C以上であればローレベルの信号を出力し、受光部602の出力電圧がしきい値C未満であればハイレベルの信号を出力する。CPU70は、コンパレータ603から出力されるデジタル信号がハイレベルからローレベルに切り替わるタイミングから、ローレベルからハイレベルに切り替わるタイミングまでの中心位置を、色ずれ検出用画像の形成位置として検出する。そのため、色ずれ検出用画像302a、301A、302b、302c、301B、302dの形成位置は、図5(c)に示すようにA1、A2、B1、B2となる。搬送方向Rbに直交する方向の位置ずれ量をΔV、搬送方向Rbの位置ずれ量をΔHとすれば、位置ずれ量ΔV、ΔHは以下の式で算出できる。
ΔV={(B2−B1)/2−(A2−A1)/2}/2・・・(式1)
ΔH={(B2−B1)/2+(A2−A1)/2}/2・・・(式2)
次に、光学式センサ113の受光部602が色ずれ検出用複合画像304からの乱反射光を受光した時の出力電圧と、この出力電圧に応じてコンパレータ603が出力するデジタル信号を図6に基づいて説明する。以下の説明では、マゼンタの画像形成位置に対してブラックの画像形成位置が搬送方向Rbの下流側にずれていると仮定する。
図6(a)は中間転写ベルト6上に形成された色ずれ検出用複合画像304である。色ずれ検出用複合画像304は、像形成部StMにより形成されたマゼンタの画像PMの上に、像形成部StKにより形成されたブラックの画像PK1、PK2を重ねて転写することで形成される。
図6(b)は、光学式センサ113の発光部601が中間転写ベルト6上に光を照射した状態で中間転写ベルト6が搬送方向Rbに駆動されたときに、光学式センサ113の受光部602から出力される電圧の波形である。
先ず、ブラックのトナーが劣化していない状態で形成された複合パターンを、光学式センサ113を用いて検知したときの出力値について説明する。破線Tは、ブラックのトナーが劣化していない状態で複合パターンが形成された場合の出力電圧の波形である。なお、目標値とは受光部602から出力される電圧がしきい値Cとなるときに受光部602が受光した光量に相当する。
光学式センサ113の発光部601が中間転写ベルト6上に光を照射した状態で中間転写ベルト6が搬送方向Rbに駆動されると、先ず、色ずれ検出用複合画像304のブラックの画像PK1が照射位置に到達する。このとき、発光部601から照射された光の大半がブラックの画像PK1に吸収されるので、受光部602から出力される電圧は徐々に減少し、D[V]まで低下する。
次いで、色ずれ検出用複合画像304のブラックの画像PK1、PK2の間から露出しているマゼンタの画像PMが照射位置に到達すると、受光部602がマゼンタの画像PMからの乱反射光を受光し始める。マゼンタの画像PMで乱反射される光量が、ブラックの画像PK1、PK2で乱反射される光量よりも多いので、受光部602から出力される電圧は増加する。受光部602に受光される光が全てマゼンタの画像PMからの乱反射光となると、受光部602から出力される電圧はB[V]になる。
次いで、色ずれ検出用複合画像304のブラックの画像PK2が照射位置に到達すると、発光部601から照射された光の大半がブラックの画像PK1に吸収される。これにより、ブラックの画像PK2が照射位置を通過する間、受光部602から出力される電圧は徐々に減少し、D[V]まで低下する。その後、受光部602が中間転写ベルト6からの乱反射光を受光し始めると、受光部602から出力される電圧が徐々に増加し、受光部602に受光される光が全て中間転写ベルト6からの乱反射光となると、受光部602から出力される電圧はA[V]になる。
次に、ブラックのトナーが劣化している状態で形成された複合パターンを、光学式センサ113を用いて検知したときの出力値について説明する。実線Fは、ブラックのトナーが劣化している状態で複合パターンが形成された場合の出力電圧の波形である。ブラックのトナーが劣化してしまうと、ブラックのトナーの帯電量が目標とする帯電量よりも高くなってしまい、複合パターンを構成するブラックの画像PK1、PK2として形成される画像のトナーの載り量が減少してしまう。つまり、ブラックのトナーが劣化した状態で形成された複合パターンは、発光部601から照射される光がブラックの画像PK1、PK2によって吸収されず、このブラックの画像PK1、PK2の下に位置するマゼンタの画像PMで反射されてしまう。これにより、照射位置に複合パターンのブラックの画像PK1、PK2が位置しているにも拘わらず、受光部602に受光される光量が増加してしまい、受光部602から出力される電圧はしきい値C以上となってしまう。
光学式センサ113の発光部601が中間転写ベルト6上に光を照射した状態で中間転写ベルト6が搬送方向Rbに駆動されると、先ず、色ずれ検出用複合画像304のブラックの画像PK1が照射位置に到達する。受光部602により受光されるブラックの画像からの乱反射光量がしきい値C未満となっている場合、発光部601から照射された光がブラックの画像PK1を透過して中間転写ベルト6で反射される。このとき、受光部602から出力される電圧はA[V]のままである。
次いで、ブラックの画像PK1が重ねられたマゼンタの画像PMの領域が照射位置に到達すると、発光部601から照射された光の一部がブラックの画像PK1に吸収され、一部がブラックの画像PK1が重ねられたマゼンタの画像PMの領域で乱反射される。ブラックの画像PK1が重ねられたマゼンタの画像PMの領域で乱反射された光を受光部602が受光すると、この受光部602から出力される電圧はしきい値C[V]以上の値まで増加してしまう。
次いで、ブラックの画像PK1、PK2が重ねられていないマゼンタの画像PMの領域が照射位置に到達すると、受光部602がマゼンタの画像PMからの乱反射光を受光する。これにより、ブラックの画像PK1、PK2が重ねられていないマゼンタの画像PMの領域が照射位置を通過する間、受光部602から出力される電圧が増加し続けて最大でB[V]となる。
次いで、ブラックの画像PK2が重ねられたマゼンタの画像PMの領域が照射位置に到達すると、発光部601から照射された光の一部がブラックの画像PK2に吸収され、一部がブラックの画像PK2が重ねられたマゼンタの画像PMの領域で乱反射される。ブラックの画像PK2が重ねられたマゼンタの画像PMの領域で乱反射された光を受光部602が受光すると、この受光部602から出力される電圧は低下するが、しきい値C[V]未満の値とはならない。これは、受光部602がブラックの画像PK2が重ねられたマゼンタの画像PMの領域からの乱反射光を受光しているからである。その後、受光部602が中間転写ベルト6からの乱反射光を受光し始めると、受光部602から出力される電圧が徐々に低下し、受光部602から出力される電圧がA[V]になる。
図6(c)は、光学式センサ113の受光部602が出力する電圧に応じてコンパレータ603が出力するデジタル信号である。受光部602の出力電圧がしきい値C以上であればローレベルの信号を出力し、受光部602の出力電圧がしきい値C未満であればハイレベルの信号を出力する。破線Tsは、受光部602により受光されるブラックの画像PK1、PK2からの乱反射光量が目標値以上である場合にコンパレータ603から出力される信号である。また、実線Fsは、受光部602により受光されるブラックの画像PK1、PK2からの乱反射光量が目標値未満の場合にコンパレータ603から出力される信号である。
ブラックのトナーが劣化していない場合にコンパレータ603から出力される信号Tsがローレベルとなる期間の中心位置は、ブラックのトナーが劣化している場合にコンパレータ603から出力される信号Fsがローレベルとなる期間の中心位置と異なっている。これにより、ブラックのトナーが劣化している場合の出力信号Fsに応じて決定される複合パターンの形成位置と、ブラックのトナーが劣化していない場合の出力信号Tsに応じて決定される複合パターンの形成位置とに誤差が生じてしまう。そのため、CPU70は、ブラックの画像PK1、PK2からの乱反射光量が目標値未満の場合の出力信号(実線Fs)に応じて決定されるブラックの画像が形成される位置を誤検知してしまう。
そこで、本実施形態では、コンパレータ603が受光部602から出力される電圧をハイレベルの信号とローレベルの信号とに2値化して出力するためのしきい値Cを、受光部602から出力される電圧がしきい値C以上となる期間の長さに応じて変更する構成とする。
図7は本実施形態の画像形成装置が画像を形成する際のCPU70(図3)の動作を説明するフローチャートである。なお、図7のフローチャートの処理はCPU70(図3)がROM73(図3)に格納されたプログラムを読み出すことにより実行される。
先ず、CPU70は、画像形成装置の主電源がオンされると、しきい値設定シーケンスを実行し(S100)、位置ずれ補正シーケンスを実行した後(S101)第1枚数カウンタM、及び、第2枚数カウンタNを0にリセットする(S102)。なお、ステップS100のしきい値設定シーケンスは図8で後述し、また、ステップS101の位置ずれ補正シーケンスは図10で後述する。
次いで、CPU70は、コピーを開始する信号が入力されるまで待機し(S103)、PCなどの外部装置からインターフェース74を介して画像データが入力されると、この画像データに基づく画像を形成する(S104)。CPU70は、ステップS104で像形成部StY、StM、StC、StKにより1ページ分の画像を形成すると、第1枚数カウンタMを1増加し、(S104)、第2枚数カウンタNを1増加する(S106)。
次いで、CPU70は第1枚数カウンタMの値が4000未満であるか否かを判定する(S107)。ステップS107において、第1枚数カウンタMの値が4000未満であれば、CPU70は第2枚数カウンタNの値が2000未満であるか否かを判定する(S108)。ステップS108において、第2枚数カウンタNの値が2000未満であれば、CPU70は入力された画像データに対応する画像を全て形成したか否かを判定する(S109)。ステップS109において、入力された画像データに対応する画像を全て形成していない場合、CPU70はステップS104へ移行する。
一方、ステップS109において、入力された画像データに対応する画像を全て形成した場合、CPU70はステップS103へ移行し、コピーを開始する信号が入力されるまで待機する。
また、ステップS107において、第1枚数カウンタの値が4000以上である場合、CPU70はしきい値設定シーケンスを実行し(S110)、第1枚数カウンタMの値を0にリセットした後(S111)、ステップS108へ移行する。本実施形態において、CPU70が像形成部StY、StM、StC、StKによって4000ページ分の画像を形成する度にしきい値設定シーケンスを実行する構成としたが、しきい値設定シーケンスを実行するタイミングは、4000ページ毎に限定されない。例えば、複数枚の画像を形成することにより中間転写ベルト6の表面が荒れてしまうと、この中間転写ベルト6で乱反射される光量が増加してしまう。これにより、受光部602に受光される中間転写ベルト6からの乱反射光量が増加してしまい、受光部602から出力される電圧がしきい値C以上となってしまう虞がある。即ち、中間転写ベルト6の表面で乱反射される光量がしきい値を超えると予測される前にしきい値設定シーケンスが実行される構成とすればよく、しきい値設定シーケンスを自動的に実行させるためのページ数は適宜設定すればよい。また、しきい値設定シーケンスは、ユーザが操作パネル71を用いて所定の操作をすることで、この操作パネル71からしきい値設定シーケンスを実行する信号がCPU70に入力されることで実行される構成としてもよい。なお、ステップS110は、前述のステップS100と同じ処理であるため、後述の図8に示すしきい値補正シーケンスで詳細に説明する。
一方、ステップS108において、第2枚数カウンタの値が2000以上である場合、CPU70は位置ずれ補正シーケンスを実行し(S112)、第2枚数カウンタNの値を0にリセットした後(S113)、ステップS109へ移行する。なお、ステップS112の位置ずれ補正シーケンスは、ステップS101の位置ずれ補正シーケンスと同じである。本実施形態において、CPU70が像形成部StY、StM、StC、StKによって2000ページ分の画像を形成する度に位置ずれ補正シーケンスを実行する構成としたが、位置ずれ補正シーケンスを実行するタイミングは、2000ページ毎に限定されない。例えば、定着器10の熱によって像形成部StY、StM、StC、StK毎に中間転写ベルト6上に転写されたトナー像の相対的な位置関係がずれると考えられるページ分の画像が形成される度に位置ずれ補正シーケンスが自動的に実行される構成とすればよい。そのため、位置ずれ補正シーケンスを実行させるタイミングを規定するページ数は適宜設定すればよい。また、位置ずれ補正シーケンスは、画像形成装置の温度や湿度が所定値以上変化したことを不図示のセンサが検知したことに応じて実行される構成としてもよい。また、位置ずれ補正シーケンスは、ユーザが操作パネル71を用いて所定の操作をすることで、この操作パネル71から位置ずれ補正シーケンスを実行する信号がCPU70に入力されることで実行される構成としてもよい。なお、ステップS112は、前述のステップS101と同じ処理であるため、後述の図10に示す位置ずれ補正シーケンスで詳細に説明する。
次に、図7のステップS100とステップS110において実行されるしきい値設定シーケンスについて図8のフローチャートに基づき説明する。なお、ステップS110はステップS100と同様のシーケンスであるので、ここでの説明を省略する。また、このフローチャートの処理はCPU70がROM73に格納されたプログラムを読み出すことにより実行される。
しきい値設定シーケンスが開始されると、先ず、CPU70は、リトライカウンタRetryを0にリセットし(S200)、検出カウンタCを0にリセットし、モータ78を回転駆動させることで、中間転写ベルト6の回転を開始する(S201)。
次いで、CPU70は発光部601を点灯させ(S203)、中間転写ベルト6からの乱反射光量に応じた出力電圧を、この中間転写ベルト6の1周に亘って検知する(S204)。ここで、受光部602は中間転写ベルト6からの反射光量を検知する光量検知手段として機能する。ステップS204において、CPU70は中間転写ベルト6が1周する間、受光部602から出力される電圧値を一定間隔毎にRAM72に記憶させる。次いで、CPU70はステップS204で検知した中間転写ベルト6の1周に亘って検知された出力電圧の平均出力電圧Vaveを算出する(S205)。ステップS205において、CPU70はRAM72に記憶させた電圧値の平均値を算出する。
次いで、CPU70は像形成部StY、StM、StCを用いて色ずれ検出用画像301、302、303を中間転写ベルト6上に形成する(S206)。ステップS206において、イエローの色ずれ検出用画像301、マゼンタの色ずれ検出用画像302、シアンの色ずれ検出用画像303だけが中間転写ベルト6上に形成される。これは、イエローの色ずれ検出用画像301、マゼンタの色ずれ検出用画像302、シアンの色ずれ検出用画像303がそれぞれ照射位置を通過したことを識別できるしきい値を設定したいからである。
次いで、CPU70は、色ずれ検出用画像301、302、303が中間転写ベルト6上の照射位置を通過したか否かを判定する(S207)。CPU70は、中間転写ベルト6上に色ずれ検出用画像301、302、303を形成してから、これら色ずれ検出用画像301、302、303が照射位置を通過し終えるまでに要する時間が経過していれば、照射位置を通過したと判定する。このとき、CPU70は、色ずれ検出用画像301、302、303の各々が照射位置を通過すると予測される時間毎に、受光部602から出力される電圧の最大値を検知し、RAM72に記憶させる。ここで、受光部602は色ずれ検出用画像301、302、303からの反射光量を検知する光量検知手段として機能する。
ステップS207において、色ずれ検出用画像301、302、303が照射位置を通過し終えていない場合、CPU70は受光部602から出力される出力電圧が規定値以上であるか否かを判定する(S208)。CPU70は出力電圧が規定値以上でなければ、ステップS207へ移行する。ここで、規定値は最大濃度で形成されるマゼンタの色ずれ検出用画像302からの乱反射光量に応じて受光部602から出力される電圧の最大値の50[%]とする。
一方、ステップS208において出力電圧が規定値以上であれば、CPU70は前回の出力電圧が規定値未満であったか否かを判定する(S209)。なお、受光部602の出力電圧は毎回RAM72に記憶されている。CPU70は前回の出力電圧が規定値未満でなければ、ステップS207へ移行する。CPU70は、今回の出力電圧が規定値以上であり、且つ、前回の出力電圧も規定値以上であれば、色ずれ検出用画像301、302、303のいずれかが照射位置に到達していると判定する。
一方、ステップS209において前回の出力電圧が規定値未満であれば、CPU70は検出カウンタCを1増加させ(S210)、ステップS207へ移行する。CPU70は、今回の出力電圧が規定値以上であり、且つ、前回の出力電圧が規定値未満であれば、色ずれ検出用画像301、302、303のいずれかが照射位置に到達したと判定する。つまり、今回の出力電圧が規定値以上であり、且つ、前回の出力電圧が規定値未満となる回数は、色ずれ検出用画像301、302、303が照射位置に到達する回数に相当する。CPU70は、ステップS207からステップS210を繰り返すことにより、全ての色ずれ検出用画像301、302、303が照射位置に到達したか否かを判定する。
次いで、CPU70は、検出カウンタCの値が3で有るか否かを判定する(S211)。ステップS211において検出カウンタCの値が3であれば、CPU70は全ての色ずれ検出用画像301、302、303が照射位置を通過したと判定し、且つ、各色ずれ検出用画像301、302、303からの乱反射光を受光する受光部602からの出力電圧が規定値以上となると判定する。次いで、CPU70は、各色ずれ検出用画像301、302、303が照射位置を通過するときに受光部602から出力される電圧の最大値を用いて、後述の式3によりしきい値Cを算出し(S212)、発光部601を消灯させる。これにより、CPU70はしきい値設定シーケンスを終了させる。
一方、ステップS211において検出カウンタCの値が3でなければ、CPU70は、各色ずれ検出用画像301、302、303からの乱反射光を受光部602が受光することで出力される電圧の少なくとも1つが規定値以上とならなかったと判定する。これにより、CPU70は、色ずれ検出用画像301、302、303の濃度が低下していると判定し、リトライカウンタRetryの値が1であるか否かを判定する(S214)。ステップS214においてリトライカウンタRetryの値が1でなければ、CPU70はリトライカウンタRetryの値を1に設定し、検出カウンタCの値を0にリセットする(S215)。次いで、CPU70は規定値未満の色ずれ検出用画像を特定し、この特定された色ずれ検出用画像の濃度が増加するように画像形成条件を変更して(S216)、ステップS206へ移行する。
一方、ステップS214においてリトライカウンタRetryの値が1であれば、CPU70は色ずれ検出用画像の濃度を増加させても、目標とする濃度で形成することができないことを操作パネル71の液晶画面に表示してエラーを報知する(S217)。次いで、CPU70は画像形成動作の実行を禁止し(S218)、しきい値設定シーケンスを終了する。
以下、色ずれ検出用画像301、302、303毎の出力電圧の最大値に応じてしきい値Cを算出する方法について説明する。
C={(Vymax+Vmmax+Vcmax)/3−Vave}×0.05・・(式3)
Vymax;色ずれ検出用画像301の出力電圧の最大値
Vmmax;色ずれ検出用画像302の出力電圧の最大値
Vcmax;色ずれ検出用画像303の出力電圧の最大値
しきい値Cは、色ずれ検出用画像301、302、303からの乱反射光量に応じた出力電圧の最大値の平均から、中間転写ベルト6からの乱反射光量に応じた出力電圧の平均値を差し引いた値の5[%]とする。本実施形態では、オフセット補正回路604(図3)によって、受光部602から出力される電圧を平均出力電圧Vave分オフセットしている。
これにより、しきい値は、受光部602が中間転写ベルト6からの乱反射光を受光することで出力する電圧よりも高い値に設定されるので、中間転写ベルト6からの乱反射光に応じた受光部602の出力電圧がしきい値以上となることを抑制することができる。さらに、色ずれ検出用画像301、302、303からの乱反射光量に応じた出力電圧の最大値の平均から、中間転写ベルト6からの乱反射光量に応じた出力電圧の平均値を差し引いた値の5[%]をしきい値としているので、各色ずれ検出用画像301、302、303の濃度が低下した場合であっても、これら色ずれ検出用画像301、302、303の位置を高精度に検知することができる。さらに、しきい値は、色ずれ検出用画像301、302、303からの乱反射光量に応じた出力電圧の最大値の平均から、中間転写ベルト6からの乱反射光量に応じた出力電圧の平均値を差し引いた値の5[%]としているので、トナーの載り量が不均一となった場合の誤検知を抑制することができる。
ここで、現像剤の劣化や温度や湿度の影響により色ずれ検出用画像に付着するトナーの量が搬送方向Rbに不均一となることがわかっている。色ずれ検出用画像に付着するトナーの量が搬送方向Rbに不均一となると、この色ずれ検出用画像からの反射光を受光部602が受光したときに、この受光部602の出力電圧の波形が歪んでしまう。
図9は、しきい値を異なる値に設定した状態で、受光部602から出力される電圧の波形が歪んでしまった場合にコンパレータ603から出力される信号の波形を比較した図である。図9(a)のしきい値Cは、最大濃度で形成されるマゼンタの色ずれ検出用画像302からの乱反射光量に応じて受光部602から出力される電圧の最大値の50[%]とした。図9(b)のしきい値Cは、最大濃度で形成されるマゼンタの色ずれ検出用画像302からの乱反射光量に応じて受光部602から出力される電圧の最大値の5[%]とした。受光部602の出力電圧の波形が歪んだ場合、しきい値を出力電圧の最大値の50[%]とした場合に決定される色ずれ検出用画像の形成位置と、しきい値を出力電圧の最大値の5[%]とした場合に決定される色ずれ検出用画像の形成位置とに誤差が生じてしまう。そのため、しきい値Cは、受光部602の出力電圧の波形が歪んでしまうような色ずれ検出用画像の形成位置を誤検知しない値に設定する必要がある。そこで、本実施形態では、しきい値Cを出力電圧の最大値の5[%]とした。
次に、図7のステップS101とステップS112において実行される位置ずれ補正シーケンスについて図10のフローチャートに基づき説明する。なお、ステップS112はステップS101と同様のシーケンスであるので、ここでの説明を省略する。また、このフローチャートの処理はCPU70がROM73に格納されたプログラムを読み出すことにより実行される。
位置ずれ補正シーケンスが実行されると、先ず、CPU70はオフセット補正回路の設定電圧を前述のしきい値設定シーケンスにおいて算出された平均出力電圧Vaveに設定する(S300)。ステップS300において設定電圧が設定されることにより、受光部602から出力される電圧と平均出力電圧Vaveとの差分の電圧がコンパレータ603に入力される。
次いで、CPU70は、コンパレータ603のしきい値をしきい値設定シーケンスにおいて算出されたしきい値Cに設定し(S301)、モータ78を回転駆動させることで、中間転写ベルト6の回転を開始する(S302)。次いで、CPU70は発光部601を点灯させ(S303)、像形成部StY、StM、StC、StKを用いて図4に示した色ずれ検出用画像301、302、303、及び、色ずれ検出用複合画像304を中間転写ベルト6上に形成する(S304)。ここで、色ずれ検出用画像302が第2の測定用画像に相当し、色ずれ検出用複合画像304が第1の測定用画像に相当する。
ここで、イエロー、マゼンタ、シアンの位置ずれ補正が従来公知の方法を用いて行われるので、以下の説明(S305−S313)では、ブラックの位置ずれ補正についてのみ述べる。
CPU70は、コンパレータ603から出力されるローレベルの信号の期間が規定期間以下であるか否かを判定する(S305)。ここで、規定期間は、色ずれ検出用複合画像304のブラックの画像PK1、PK2の間隔が発光部601の照射位置を通過し終えるまでの時間によって決定される。
コンパレータ603から出力されるローレベルの信号の期間が規定期間以下であれば、CPU70は中間転写ベルト6上のブラックの画像の形成位置を検知することができると判定する。ステップS305において、ローレベルの信号の期間が規定期間以下であれば、CPU70は前述の式1、式2を用いて、色ずれ検出用画像302に対する色ずれ検出用複合画像304の位置ずれ量ΔV、ΔHを夫々算出する(S306)。次いで、CPU70はステップS306において算出された色ずれ検出用複合画像304の位置ずれ量ΔV、ΔHに基づき、ブラックの像形成部StKが画像を形成する位置を調整し(S307)、発光部601を消灯させる(S308)。
また、前述のローレベルの信号の期間が規定期間より長い場合、ブラックの画像PK1、PK2で覆われたマゼンタの画像PMの領域からの乱反射光が受光部602に受光されることで、この受光部602から出力される電圧がしきい値以上となったことを意味する。これにより、CPU70は、ローレベルの信号の期間が規定期間よりも長ければ、中間転写ベルト6上のブラックの画像の形成位置を検知することができないと判定する。
ステップS305において、コンパレータ603から出力されるローレベルの信号の期間が規定期間より長ければ、CPU70は現在設定されたしきい値が設定可能なしきい値の上限値であるか否かを判定する(S309)。ここで、本実施形態ではしきい値CをステップS301で設定されたしきい値の2倍、3倍、4倍、5倍の4段階まで上げることができる。ステップS309において、現在設定されているしきい値が設定可能なしきい値の上限値(5倍)でなければ、CPU70はしきい値を1段階上げる(S310)。次いで、CPU70は、像形成部StM、StKを用いて色ずれ検出用複合画像304を形成し(S311)、ステップS305へ移行する。ステップS305からステップS311を繰り返すことにより、CPU70は色ずれ検出用複合画像304の形成位置を検知するためのしきい値を特定することができる。
一方、ステップS309において、現在設定されているしきい値が設定可能なしきい値の上限値であれば、CPU70は操作パネル71のタッチパネルの液晶画面に位置ずれを補正できない旨のメッセージを表示してエラーを報知する(S312)。ステップS312において操作パネル71はユーザにエラーを報知する報知手段として機能する。なお、受光部602からの反射光量がしきい値の上限値以上となる期間が規定期間よりも長ければ、ブラックのトナーが著しく劣化しているか、測定光が照射される位置を色ずれ検出用複合画像304が通過できない異常が生じていることを意味している。
次いで、CPU70は画像形成動作の実行を禁止し(S313)、位置ずれ補正シーケンスを終了する。ステップS313においてCPU70は画像形成動作の実行を禁止する禁止手段として機能する。
また、本実施形態では、マゼンタの画像の上にブラックの画像を形成することでブラックの画像が形成される位置を検知するための色ずれ検出用複合画像304を形成する構成としたが、マゼンタの代わりにイエローやシアンの画像を形成してもよい。つまり、色ずれ検出用複合画像304は、有彩色のトナーを用いて形成された画像の上に、無彩色のトナーを用いて形成された画像を重ねて形成すればよい。
また、ブラック以外の画像が形成される位置を検知するために、ブラック以外のトナーと、該トナーよりも反射率が高いトナーとを用いて色ずれ検出用複合画像を形成する構成としてもよい。具体的には、シアンの画像が形成される位置を検知するために、イエローのトナーを用いて形成された画像の上に、イエローのトナーよりも反射率の低いシアンのトナーを用いて形成された画像を重ねて色ずれ検出用複合画像304を形成する構成としてもよい。
なお、本実施形態では中間転写ベルト6上にマゼンタの画像が形成される位置を基準として、イエロー、シアン、ブラックの画像が形成される位置を調整する構成としたが、マゼンタ以外の色の画像が形成される位置を基準としてもよい。例えば、中間転写ベルト6上にイエローの画像が形成される位置を基準として、マゼンタ、シアン、ブラックの画像が形成される位置を調整する構成としてもよい。この構成とする場合、色ずれ検出用画像301、302、303、及び、色ずれ検出用複合画像304の形成位置を検知した結果に基づき、マゼンタ、シアン、ブラックの画像が形成される位置を調整すればよい。
6 中間転写ベルト
70 CPU
601 発光部
602 受光部
603 コンパレータ
StM マゼンタの像形成部
StK ブラックの像形成部

Claims (19)

  1. 回転駆動される像担持体と、
    前記像担持体上に第1色のトナーを用いて第1画像を形成する第1の画像形成部と、前記像担持体上に前記第1色のトナーよりも反射率が低い第2色のトナーを用いて第2画像を形成する第2の画像形成部と、
    前記第1の画像形成部および前記第2の画像形成部を制御して、第1色のパターン画像の上に第2色のパターン画像を所定の間隔だけ離して重ねた測定用画像を前記像担持体上に形成させる制御手段と、
    前記像担持体に向けて光を照射する照射手段と、
    前記測定用画像からの反射光を受光する受光部を有し、前記受光部に受光された光量に基づく信号値を出力する出力手段と、
    前記出力手段から出力された前記信号値と閾値とを比較し、前記比較結果に基づいて前記第1画像と前記第2画像との位置に関する情報を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記情報に基づいて前記第1画像と前記第2画像との色ずれを補正する補正手段と、
    前記出力手段から出力された前記測定用画像に対応する前記信号値と前記閾値とを比較し、前記閾値を調整する調整手段と、を有し、
    前記出力手段から出力される前記信号値は、前記受光部に受光された光量が大きいほど増加し、
    前記調整手段は、前記測定用画像の前記第2色のパターン画像からの反射光を前記受光部が受光した場合に前記出力手段から出力される信号値が前記閾値よりも小さくなるように、前記閾値を増加することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記調整手段が前記閾値を調整した場合には、前記第1の画像形成部および前記第2の画像形成部を制御して、前記測定用画像を新たに形成させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記調整手段が前記閾値を調整した後に、前記測定用画像の前記第2色のパターン画像からの反射光に基づき前記出力手段から出力された信号値が前記閾値よりも小さくならない場合には、前記第1画像と前記第2画像との色ずれが補正できないことを報知する報知手段を更に有することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記調整手段が前記閾値を調整した後に、前記測定用画像の前記第2色のパターン画像からの反射光に基づき前記出力手段から出力された信号値が前記閾値よりも小さくならない場合には、前記第2の画像形成部の異常を報知する報知手段を更に有することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置
  5. 前記調整手段が前記閾値を調整した後に、前記測定用画像の前記第2色のパターン画像からの反射光に基づき前記出力手段から出力された信号値が前記閾値よりも小さくならない場合には、前記第2の画像形成部による前記第2画像の形成を禁止する禁止手段を更に有することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 回転駆動される像担持体と、
    前記像担持体上に第1色のトナーを用いて第1画像を形成する第1の画像形成部と、前記像担持体上に前記第1色のトナーよりも反射率が低い第2色のトナーを用いて第2画像を形成する第2の画像形成部と、
    前記第1の画像形成部および前記第2の画像形成部を制御して、第1色のパターン画像の上に第2色のパターン画像を所定の間隔だけ離して重ねた測定用画像を前記像担持体上に形成させる制御手段と、
    前記像担持体に向けて光を照射する照射手段と、
    前記測定用画像からの反射光を受光する受光部を有し、前記受光部に受光された光量に基づく信号値を出力する出力手段と、
    前記出力手段から出力された前記信号値と閾値とを比較し、前記比較結果に基づいて前記第1画像と前記第2画像との位置に関する情報を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記情報に基づいて前記第1画像と前記第2画像との色ずれを補正する補正手段と、
    前記出力手段から出力された前記測定用画像に対応する前記信号値と前記閾値とを比較し、前記閾値を調整する調整手段と、を有し、
    前記出力手段から出力される前記信号値は、前記受光部に受光された光量が大きいほど増加し、
    前記調整手段は、前記出力手段から出力された前記信号値が前記閾値よりも高い時間が所定時間よりも長い場合には前記閾値を増加することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記調整手段は、前記信号値が前記閾値よりも高い前記時間が前記所定時間以下となるように前記閾値を増加することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記測定用画像は、前記第2色のパターン画像が前記第1色のパターン画像に重ねられていない領域を有し、
    前記測定用画像の前記第1色のパターン画像は前記領域から露出しており、
    前記所定時間は、前記像担持体の回転方向において前記領域の長さに対応した時間であることを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  9. 前記調整手段が前記閾値を調整した後に、前記信号値が前記閾値よりも高い前記時間が前記所定時間よりも長い場合には、前記第1画像と前記第2画像との色ずれが補正できないことを報知する報知手段を更に有することを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記調整手段が前記閾値を調整した後に、前記信号値が前記閾値よりも高い前記時間が前記所定時間よりも長い場合には、前記第2の画像形成部の異常を報知する報知手段を更に有することを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記調整手段が前記閾値を調整した後に、前記信号値が前記閾値よりも高い前記時間が前記所定時間よりも長い場合には、前記第2の画像形成部による前記第2画像の形成を禁止する禁止手段を更に有することを特徴とする請求項乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記比較結果は、前記信号値が前記閾値よりも低い第1の値から前記信号値が前記閾値よりも高い第2の値へ変化した第1のタイミングと、前記信号値が前記第2の値から前記第1の値へ変化した第2のタイミングとを示し、
    前記決定手段は、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとに基づいて前記情報を決定することを特徴とする請求項乃至11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記受光部が前記像担持体上の前記測定用画像が形成されていない領域からの反射光を受光した場合に前記出力手段から出力される信号値に基づいて、前記閾値を設定する設定手段を更に有し、
    前記調整手段は、前記出力手段から出力された前記測定用画像の前記信号値と前記設定手段により設定された前記閾値とを比較し、前記設定された前記閾値を調整することを特徴とする請求項乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記領域は、前記像担持体の複数の位置を含み、
    前記設定手段は、前記受光部が前記複数の領域から反射光を受光した場合に前記出力手段から出力された複数の信号値に基づいて前記閾値を設定することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記設定手段は、前記複数の信号値の平均に基づいて前記閾値を設定することを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御手段は、前記第1の画像形成部に、前記像担持体上に他の測定用画像を形成させ、
    前記出力手段は、前記照射手段から発せられ、前記他の測定用画像から反射された光を前記受光部が受光した場合に、前記他の測定用画像からの反射光の光量に基づき他の信号値を出力し、
    前記決定手段は、前記出力手段から出力された前記信号値、前記出力手段から出力された前記他の信号値、及び、前記閾値を比較し、前記比較結果に基づいて前記情報を決定することを特徴とする請求項乃至15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  17. 前記補正手段は、前記像担持体上において前記第1の画像形成部により形成される前記第1画像の位置と、前記像担持体上において前記第2の画像形成部により形成される前記第2画像の位置との少なくとも一方を補正することを特徴とする請求項乃至16のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  18. 前記受光部は、前記測定用画像からの乱反射光を受光することを特徴とする請求項乃至17のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  19. 前記第1色は有彩色であり、前記第2色は無彩色であることを特徴とする請求項乃至18のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2012102471A 2012-04-27 2012-04-27 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5972028B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012102471A JP5972028B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 画像形成装置
US13/867,336 US8995892B2 (en) 2012-04-27 2013-04-22 Image forming apparatus with threshold adjustment for superposed measurement images
US14/613,217 US9229404B2 (en) 2012-04-27 2015-02-03 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012102471A JP5972028B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013231763A JP2013231763A (ja) 2013-11-14
JP2013231763A5 JP2013231763A5 (ja) 2015-06-18
JP5972028B2 true JP5972028B2 (ja) 2016-08-17

Family

ID=49477405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012102471A Expired - Fee Related JP5972028B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US8995892B2 (ja)
JP (1) JP5972028B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6238787B2 (ja) * 2014-02-25 2017-11-29 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6366331B2 (ja) * 2014-04-16 2018-08-01 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6335013B2 (ja) * 2014-04-30 2018-05-30 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6452319B2 (ja) * 2014-05-23 2019-01-16 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6624772B2 (ja) * 2014-06-13 2019-12-25 キヤノン株式会社 画像形成装置、光量制御方法及び画像形成装置の制御方法
JP2016148706A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および温度測定装置
JP6523085B2 (ja) * 2015-07-21 2019-05-29 株式会社沖データ 画像形成装置および情報処理装置
JP6661300B2 (ja) * 2015-08-17 2020-03-11 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6685753B2 (ja) * 2016-02-16 2020-04-22 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2018092157A (ja) * 2016-11-29 2018-06-14 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2019015786A (ja) * 2017-07-04 2019-01-31 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5909235A (en) * 1995-05-26 1999-06-01 Xerox Corporation Wide area beam sensor method and apparatus for image registration calibration in a color printer
JP2002229280A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Sharp Corp トナー位置ずれ検出センサおよびそれを用いたカラー画像形成装置ならびにトナー位置ずれ検出方法
JP4172202B2 (ja) * 2002-04-30 2008-10-29 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置、および色ずれ制御方法
US6871026B2 (en) * 2002-08-22 2005-03-22 Seiko Epson Corporation Apparatus for and method of forming image under controlled image forming condition
JP4301788B2 (ja) * 2002-09-25 2009-07-22 シャープ株式会社 画像調整方法及び画像形成装置
JP2004287403A (ja) * 2003-02-26 2004-10-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像位置ずれ補正方法および記憶媒体
JP4817788B2 (ja) * 2005-10-05 2011-11-16 キヤノン株式会社 調整モードの制御方法及びそれを実現する装置
JP4945111B2 (ja) * 2005-10-21 2012-06-06 京セラミタ株式会社 多色画像形成装置及び同装置用光センサ
JP2007121414A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Canon Inc 画像形成装置
JP2007148080A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Kyocera Mita Corp カラー画像形成装置
JP2008076422A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、制御方法およびプログラム
US8044986B2 (en) * 2007-03-12 2011-10-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method for controlling the same
JP5137451B2 (ja) * 2007-04-19 2013-02-06 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5105976B2 (ja) * 2007-07-09 2012-12-26 キヤノン株式会社 画像形成装置
US8036552B2 (en) * 2007-09-21 2011-10-11 Canon Kabushiki Kaisha Method for correcting registration errors by superimposing a black developer on a background of a color
EP2076015B1 (en) * 2007-12-25 2016-06-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP4497223B2 (ja) * 2008-03-31 2010-07-07 ブラザー工業株式会社 レジストレーションマーク及び画像形成装置
JP5254815B2 (ja) * 2009-01-08 2013-08-07 スタンレー電気株式会社 多色画像形成装置及び位置検出用色画像パターン検出プログラム
JP4831198B2 (ja) * 2009-03-19 2011-12-07 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP4905517B2 (ja) * 2009-07-31 2012-03-28 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP5310388B2 (ja) * 2009-08-27 2013-10-09 株式会社リコー 画像形成装置及び画質調整にかかるパターン画像の検出方法
JP5495821B2 (ja) * 2010-01-29 2014-05-21 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法
JP5822507B2 (ja) * 2010-05-17 2015-11-24 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5725759B2 (ja) * 2010-08-18 2015-05-27 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5839833B2 (ja) * 2011-05-11 2016-01-06 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2013057891A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Fuji Xerox Co Ltd レジストレーションマークおよび画像形成装置
JP5825010B2 (ja) * 2011-09-26 2015-12-02 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5419957B2 (ja) * 2011-12-27 2014-02-19 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5520282B2 (ja) * 2011-12-27 2014-06-11 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20130287457A1 (en) 2013-10-31
US8995892B2 (en) 2015-03-31
JP2013231763A (ja) 2013-11-14
US9229404B2 (en) 2016-01-05
US20150147078A1 (en) 2015-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5972028B2 (ja) 画像形成装置
JP2014119713A (ja) 画像形成装置
EP2685315B1 (en) Image forming apparatus for performing registration and density correction control
JP2013238674A (ja) 画像形成装置
JP5055807B2 (ja) 画像形成装置
JP5258850B2 (ja) 画像形成装置
JP5060376B2 (ja) 画像形成装置
JP5297001B2 (ja) 画像形成装置
JP2003162123A (ja) 画像形成装置
JP2013117633A (ja) 画像形成装置
JP2018066901A (ja) 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP2011059633A (ja) 画像形成装置、位置検出制御方法及び位置検出制御プログラム
JP2006126643A (ja) 画像形成装置
JP2017032823A (ja) 画像形成装置
JP2013125108A (ja) 画像形成装置及び色ズレ調整方法
US12001152B2 (en) Toner charging state determination method and image forming apparatus
JP2013195829A (ja) 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP2008262142A (ja) 画像形成装置および補正パターン幅制御方法
US10459378B2 (en) Image forming apparatus and program compensating for eccentric components
JP2018040924A (ja) 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP6722057B2 (ja) 画像形成装置
JP6789702B2 (ja) 画像形成装置
JP2023110986A (ja) 画像濃度測定方法、画像形成装置
JP6390362B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び画像形成装置の制御プログラム
JP2010008671A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150427

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160712

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5972028

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees