[go: up one dir, main page]

JP5956235B2 - 触媒抜出装置 - Google Patents

触媒抜出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5956235B2
JP5956235B2 JP2012101428A JP2012101428A JP5956235B2 JP 5956235 B2 JP5956235 B2 JP 5956235B2 JP 2012101428 A JP2012101428 A JP 2012101428A JP 2012101428 A JP2012101428 A JP 2012101428A JP 5956235 B2 JP5956235 B2 JP 5956235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
nozzle
extraction
suction hose
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012101428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013226520A (ja
Inventor
勝彦 川上
勝彦 川上
雅之 城所
雅之 城所
泰雄 内田
泰雄 内田
智一 矢野口
智一 矢野口
慶一 山口
慶一 山口
Original Assignee
ソフタード工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソフタード工業株式会社 filed Critical ソフタード工業株式会社
Priority to JP2012101428A priority Critical patent/JP5956235B2/ja
Publication of JP2013226520A publication Critical patent/JP2013226520A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5956235B2 publication Critical patent/JP5956235B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)

Description

本発明は、石油精製設備や化学工業設備等で使用される反応塔の内部で収納された触媒を外部へ取り出す触媒抜出装置に関する。
石油精製設備や化学工業設備等では、化学反応を促進させるために、各種触媒が利用されている。触媒は、原料流体を流通させる反応塔の内部に充填されて使用される。反応塔を長時間使用すると、触媒の表面に炭素等の汚れが付着する。この触媒は、原料流体と接触することがなく、化学反応の促進効果を失ってしまう。
このため、反応塔で使用できなくなった触媒が新しい触媒と定期的に交換されている。触媒を交換するには、まず、使用済みの触媒を反応塔から抜き出す必要がある。
触媒を抜き出すため、反応塔の運転を停止し、その後、完全に冷却した反応塔から重油等の滞留液を抜き取り、洗浄液で触媒を洗浄しておく。
触媒には固結した触媒や固結していない触媒等、種々の触媒があるが、固結していない触媒を抜き出すため、反応塔のマンホールを開き、このマンホールから反応塔の内部に作業員を送り込み、作業員が吸引ホースを用いて反応塔内の触媒を外部に排出する従来例がある(特許文献1)。
特開2009−195878号公報
特許文献1で示される従来例では、触媒を抜き出すために、作業員がマンホールから反応塔の内部に入り、吸引ホースを持って触媒抜き出し作業をしなければならない。反応塔の内部は作業環境が必ずしも良好とはいえず、場合によっては、作業員が防塵マスクや酸素マスク等を装着する必要がある。その上、作業員は吸引ホースを持って作業しなければならないから、抜出作業が重労働となる。
本発明の目的は安全かつ容易に抜出作業を行える触媒抜出装置を提供することにある。
本発明の触媒抜出装置は、反応塔の内部に収納された触媒を外部へ抜き出すための触媒抜出装置であって、前記触媒を吸引するノズルを先端部に有し吸引した触媒を外部に抜き出す抜出管部と、この抜出管部の少なくとも前記ノズルの近傍を撮像する撮像装置と、この撮像装置で撮像された画像を表示するモニタとを備え、前記抜出管部は、前記触媒を吸引する吸引ホースと、この吸引ホースの先端側と前記ノズルとの間に設けられ前記吸引ホースと前記ノズルとを連通する筒状弾性体と、前記ノズルに一端が係合され前記吸引ホースに対する角度を変更する牽引部材とを有し、前記撮像装置と前記モニタとはケーブルで接続され、前記ケーブルはケーブル保護パイプの内部に収納され、前記ケーブル保護パイプは前記吸引ホースに取り付けられていることを特徴とする。
この構成の本発明では、触媒の洗浄や冷却等の所定の工程が実施された後、反応塔に予め設けられている開口部、例えば、マンホールや触媒排出口を通じて反応塔内部に抜出管部及び撮像装置を投入する。撮像装置により抜出管部の先端部にあるノズルとその周辺と撮像し、この画像をモニタで表示する。作業員はモニタで画像を見ながらノズルの位置を触媒のある位置まで移動させ、ノズル先端を触媒に当てる。これにより、触媒はノズル、筒状弾性体及び吸引ホースを通って反応塔の外部に排出される。ノズルの先端側の周囲にある触媒が十分に抜き出されたら、牽引部材を反応塔の外部から牽引操作してノズルの吸引ホースに対する角度を変える。すると、吸引ホースの姿勢はそのままでノズルの向きが筒状弾性体の弾性力に抗して変わり、ノズルの先端が抜き出された触媒の周囲に残っている触媒に当接する。この状態で、触媒の抜出作業を続ける。なお、牽引部材による牽引操作を開放すると、筒状弾性体の弾性力により、ノズルは元の位置、例えば、その軸芯が吸引ホースの軸芯と一致するように角度が変わる。
さらに、吸引ホース自体の反応塔に対する挿入位置や周方向の角度を変えることで、ノズルが触媒に当接するようになり、触媒の抜出作業が継続される。
従って、本発明では、モニタを見ながら反応塔内で触媒の抜出作業を行えるので、作業員が直接反応塔の内部に入って作業をすることがなくなり、抜出作業を安全かつ容易に行うことができる。
ここで、本発明では、前記牽引部材を牽引操作するノズルコントローラを備えた構成が好ましい。
この構成の本発明では、牽引部材をノズルコントローラにより牽引するので、ノズルの角度を変える作業の効率化を図ることができる。
本発明では、前記吸引ホースの周面の基端側にはハンドルが設けられている構成が好ましい。
この構成の本発明では、反応塔の外部からハンドルを回動操作することで、吸引ホースの周方向の向きを容易に変えることができ、これにより、作業の効率化を図ることができる。
本発明の第1実施形態にかかる触媒抜出装置が反応塔に装着される状態を示す概略図。 触媒抜出装置の要部を示す正面図。 本発明の第2実施形態にかかる触媒抜出装置の概略図。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2には本発明の第1実施形態が示されている。図1は第1実施形態の触媒抜出装置が反応塔に装着された状態を示すものである。
図1において、反応塔1は、固結されていない触媒Sが収納された有底円筒状の本体2と、この本体2の頂部に設けられたマンホール3と、本体2の底部に設けられた触媒排出部4とを有する。
マンホール3は、その中心が本体2の軸芯と一致しており、周囲にはフランジ部30が形成されている。
触媒排出部4は本体2の底部から触媒Sをその自重により排出するものであり、図示しない排出口が設けられている。
第1実施形態の触媒抜出装置10は、本体2の内部に収納された触媒Sを抜き出すための抜出管部20と、この抜出管部20に接続された図示しないセパレータと、抜出管部20を吊り下げる吊下装置30と、抜出管部20に設けられた撮像装置40と、この撮像装置40で撮像された画像を表示するモニタ50とを備えた構成である。
抜出管部20は、先端部に配置され触媒Sを吸引するノズル21と、このノズル21の基端側に接続された筒状弾性体22と、この筒状弾性体22の基端側に接続された吸引ホース23と、この吸引ホース23の基端側に接続された外部ホース24と、ノズル21に係合されノズル21の吸引ホース23に対する角度を変更する牽引部材25とを有する。
吸引ホース23は、パイプ本体231と複数本の延長パイプ232とが直線状に接続された構成である。
パイプ本体231と延長パイプ232とは、それぞれ両端部にフランジ部230を備えており、隣合うパイプのフランジ部230同士がボルト等で互いに連結されている。
延長パイプ232は反応塔1の内部の深さに応じて適宜の数が接続されるものであり、触媒抜出作業が進むにつれて吸引ホース23の長さが足らなくなると、延長パイプ232が継ぎ足される。
複数の延長パイプ232のうち一部の延長パイプ232は反応塔1の上方に位置しており、この延長パイプ232の上端側にはハンドル233が設けられている。
ハンドル233は、延長パイプ232の周面に固定された円板部2331と、この円板部2331の円中心を挟んで互いに反対側の位置から突出して設けられた棒状部材2332とを備える。作業員は、棒状部材2332を把持して吸引ホース23をその周方向や軸方向に移動させる。なお、吸引ホース23が回動した際に、外部ホース24の捻れを防止するために、これらのホースを連結するフランジ部230は回動自在とされている。
ハンドル233が設けられた延長パイプ232の下側に配置される延長パイプ232は、仮止板2333に係止されている。この仮止板2333は、主に、延長パイプ232を継ぎ足す場合に利用されるものであり、延長パイプ232に係合される係合窓(図示せず)が形成されている。
外部ホース24の基端が図示しないセパレータと接続されており、このセパレータは吸引装置であるバキュームカー(図示せず)と接続されている。
セパレータは、バキュームカーにより内部空間に吸引された触媒と空気とを分離するものであり、その具体的な構造は限定されるものではない。例えば、反応塔1から吸引された触媒を内壁で衝突させて落下させるタンクからなる構造や、減圧下にある内部空間に流れ込んだ触媒を噴出手段で噴出される空気によって移動速度を弱めて内部空間に落下させる構造のものを例示できる。
牽引部材25はワイヤーであるが、第1実施形態では、ワイヤーに代えてチェーンを用いてもよい。
反応塔1の外部には牽引部材25を牽引操作するノズルコントローラ26が配置されている。
ノズルコントローラ26は、牽引部材25を牽引するものであればその具体的な構造は限定されるものではなく、例えば、牽引部材25の端部が係止された回転体が歯車機構を介してモータで自動的に回転する装置や、牽引部材25の端部が係止された回転体が歯車機構を介してハンドルで回転する装置を例示することができる。
牽引部材25は、ノズルコントローラ26とノズル21との間の途中でローラ250に案内される。このローラ250はマンホール3の近傍において吸引ホース23の周面に取り付けられている。なお、ローラ250を反応塔1のマンホール3の近傍に設けるものとしてもよい。
吊下装置30はエアーホイスト等の巻上機やウィンチを例示することができ、外部ホース24を係止するフック30Aを有する。
撮像装置40は反応塔1の内部に配置されモニタ50は反応塔1の外部に配置されており、これらはケーブル400で接続されている。
図2には触媒抜出装置10の要部が示されている。
図2において、ノズル21は、筒状部210と、この筒状部210の外周面先端側に固定された係止片211とを有し、この係止片211には牽引部材25の一端を係止する係止部211Aが設けられている。
筒状弾性体22は、最も下側に位置する延長パイプ232と連結される連結管部220と、この連結管部220とノズル21の基端とを接続する蛇腹部221とを有する。
連結管部220は、その端部に延長パイプ232のフランジ部230と連結されるフランジ部230を備え、このフランジ部230には牽引部材25を案内するローラや係合軸部等からなる案内部222が設けられている。
蛇腹部221は、耐熱性や耐薬品性のある合成樹脂や金属からなるフレキシブルホースであり、その壁部にはスプリングが設けられている。
撮像装置40は照明機能付きビデオカメラであり、ケーシング41の内部にカメラ本体411とライト412とが設けられた構造である。撮像装置40は情報や駆動電力を供給するためのケーブル400の一端と接続されている。
ケーシング41の上部にはカメラ本体411やライト412を保護するための傘状の保護部材42が必要に応じて設けられている。
ケーブル400はケーブル保護パイプ43の内部に収納されており、このケーブル保護パイプ43は延長パイプ232の周面に設けられた支持部2320やフランジ部230に支持固定されている。
次に、第1実施形態の触媒抜出装置10を用いて、反応塔1の本体2の内部に収納された触媒Sを抜き出す方法を説明する。
まず、反応塔1の運転を停止し、触媒Sに洗浄液を供給して洗浄し、酸化防止液を供給して触媒Sに酸化防止膜を形成する。さらに、必要に応じて、触媒Sの酸化防止のために、窒素を本体2の内部に供給する。以上の前処理を実施した後に、触媒抜出作業を実施する。
触媒抜出のため、吊下装置30を操作して、抜出管部20を反応塔1のマンホール3の上方位置に吊り下げ、そのまま下降させる。この作業は、撮像装置40で撮像されてモニタ50で表示された画像を見ながら行う。抜出管部20の先端に位置するノズル21が触媒Sに当接したら抜出管部20の下降を停止する。
その後、図示しないバキュームカーを駆動して図示しないセパレータの内部空間を減圧する。すると、セパレータと接続されている抜出管部20の内部空間が負圧となり、ノズル21から触媒Sが吸引されてセパレータに送られる。セパレータでは空気と触媒Sとが分離される。触媒Sは適宜セパレータから外部に排出される。
作業員はモニタ50でノズル21及びその近傍の画像を見ながらノズル21の位置を移動させ、反応塔1の内部にある触媒Sに当てながら、触媒Sを抜き出す。つまり、ノズル21の先端側の周囲にある触媒Sが十分に抜き出されたら、作業員はノズルコントローラ26を操作して牽引部材25を牽引しノズル21の吸引ホース23に対する角度を変える。すると、吸引ホース23の姿勢はそのままでノズル21の向きが筒状弾性体22の弾性力に抗して変わる。また、作業員はハンドル233を持って抜出管部20の全体を周方向に回す。これにより、ノズル21の先端が触媒Sに当接することになり、触媒Sの抜出が継続される。
ノズル21の位置を深くする場合には、吊下装置30を操作して抜出管部20を下げるか、あるいは、延長パイプ232を継ぎ足して吸引ホース23の長さを長くする。
延長パイプ232を継ぎ足すため、吊下装置30で一度、抜出管部20を上昇させ、下方に位置する延長パイプ232を仮止板2333に係止して落下を防止する。その状態で、反応塔1の上部に露出している延長パイプ232とこの延長パイプ232と隣合う延長パイプ232やパイプ本体231との間の連結を解除し、この間に新しい延長パイプ232を接続する。そして、再度、吊下装置30によって抜出管部20を反応塔1の内部深く下降させ、触媒抜出作業を継続する。
従って、第1実施形態では、次の作用効果を奏することができる。
(1)触媒抜出装置10を、反応塔1の内部に収納された触媒Sを吸引してするノズル21を先端部に有し吸引した触媒Sを外部に抜き出す抜出管部20と、この抜出管部20の少なくともノズル21の近傍を撮像する撮像装置40と、この撮像装置40で撮像された画像を表示するモニタ50とを備えて構成し、抜出管部20を、ノズル21の他に、触媒Sを吸引する吸引ホース23と、この吸引ホース23の先端側とノズル21との間に設けられ吸引ホース23とノズル21とを連通する筒状弾性体22と、ノズル21に一端が係合され吸引ホース23に対する角度を変更する牽引部材25と、を有する構成としたので、作業員はモニタ50を見ながら反応塔1の内部で触媒Sの抜出作業を行うことができる。そのため、作業員は直接反応塔の内部に入って作業をすることを要しないから、抜出作業を安全かつ容易に行うことができる。
(2)ノズル21の角度を変更するために牽引部材25を牽引操作するノズルコントローラ26を備えたから、ノズル21の角度を変える作業の効率化を図ることができる。
(3)吸引ホース23の基端側周面にハンドル233を設けたから、吸引ホース23を周方向に回動させ、あるいは、上下方向に移動させるためにハンドル233を操作すればよいので、吸引ホース23の向きや位置を容易に変えることができる。
(4)撮像装置40とモニタ50とを接続するケーブル400を、ケーブル保護パイプ43の内部に収納し、このケーブル保護パイプ43を延長パイプ232の周面に設けたから、抜出作業時にケーブル400が反応塔1の内部に剥き出しになることを防止することができる。そのため、ケーブル400が破損等することがないので、撮像装置40の画像を正確にモニタ50に表示することができる。
(5)撮像装置40は、ケーシング41の内部にカメラ本体411とライト412とが設けられた照明機能付きビデオカメラであるため、反応塔1の内部が暗所であっても、ライト412でノズル21の近傍を照射するため、正確に撮像することができる。そのため、作業の効率化を図ることができる。
(6)吸引ホース23を、パイプ本体231と複数本の延長パイプ232とを直線状に接続して構成したので、適宜、延長パイプ232を追加することで吸引ホース23の長さを長くすることができる。そのため、触媒抜出作業において、吸引ホース23の下端側に設けられたノズル21の位置を深くすることができるので、反応塔1の底部まで十分に触媒Sを抜き出すことができる。
(7)延長パイプ232を保持する仮止板2333を設けたから、延長パイプ232を継ぎ足す際に、抜出管部20が反応塔1の底部に落下することがないので、作業を安全に実施することができる。
次に、本発明の第2実施形態を図3に基づいて説明する。
第2実施形態は第1実施形態に比べて抜出管部の構成が相違するもので、他の構成は同じである。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同一構成要素は同一符号を付して説明を省略する。
図3において、反応塔1の触媒排出部4には本体2の内外を連通する排出口4Aが形成されており、この排出口4Aに第2実施形態の触媒抜出装置60の一部が挿入されている。図3において、符号3Bは本体2の底部に設けられたコレクタリングを指す。
触媒抜出装置60は、本体2の内部に収納された触媒Sを抜き出すための抜出管部70と、この抜出管部70に接続された図示しないセパレータと、抜出管部70に設けられた撮像装置40と、この撮像装置40で撮像された画像を表示するモニタ50とを備えた構成である。
抜出管部70は、先端部に配置され触媒Sを吸引するノズル71と、このノズル71の基端側に接続された筒状弾性体22と、この筒状弾性体22の基端側に接続された吸引ホース73と、この吸引ホース73の基端側に接続された外部ホース24と、ノズル71に係合されノズル71の吸引ホース73に対する角度を変更する牽引部材25とを有する。
吸引ホース73は図3ではパイプ本体231から構成されるが、延長パイプ232を接続するものとしてもよい。パイプ本体231の基端側にはハンドル233が設けられている。
ノズル71は、筒状弾性体22の蛇腹部221と同じ構造であり、この蛇腹部221と一体に形成されている。
第2実施形態においてもケーブル400はケーブル保護パイプ43の内部に収納されている。ケーブル保護パイプ43はパイプ本体231に沿って配置されており、かつ、バンド等からなる支持部2320に固定されている。なお、撮像装置40をノズル71の上方に位置させるため、ケーブル保護パイプ43はパイプ本体231より上方に配置されている。
第2実施形態の触媒抜出装置60を用いて反応塔1の内部の触媒Sを抜き出すには、第1実施形態と同様に、前処理を実施した後に、触媒抜出作業を実施する。
そのため、触媒排出部4を開口する。すると、本体2に収納された触媒Sは、その自重によって、その一部が排出口4Aから外部に排出する。そして、排出口4Aから本体2の内部に抜出管部70を挿入する。
その後、第1実施形態と同様に、作業員はモニタ50でノズル71及びその近傍の画像を見ながらノズル71の位置を移動させ、触媒Sの抜出作業を行う。そのため、作業員はノズルコントローラ26を操作して牽引部材25を牽引しノズル71の吸引ホース73に対する角度を変え、また、ハンドル233を持って抜出管部70の全体を周方向に回す。これにより、ノズル21の先端が触媒Sに当接することになり、触媒Sの抜出が継続される。
従って、第2実施形態では第1実施形態の(1)から(5)と同様の作用効果を奏することができる他、次の作用効果を奏することができる。
(8)ノズル71を筒状弾性体22の蛇腹部221と同じ構造としたので、ノズル71の先端開口の向きを容易に変更することができる。そのため、触媒Sを効率良く抜き出すことができる。
(9)撮像装置40とモニタ50とを接続するケーブル400をケーブル保護パイプ43に収納し、このケーブル保護パイプ43をパイプ本体231に沿って配置したから、ケーブル400を撓ませることなく撮像装置40を保持することができるので、抜出管部70の操作を容易に行うことができる。
(10)ケーブル保護パイプ43をパイプ本体231より上方に配置したから、撮像装置40がノズル71の上方に位置することになり、ノズル71とその周囲を撮像装置40で正確に撮像することができる。
なお、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含む。
例えば、前記各実施形態では、抜出管部20,70がセパレータを介してバキュームカーに接続されているが、本発明では、直接、バキュームカーに接続される構成としてもよい。
さらに、本発明では、撮像装置40を必ずしも照明付とすることを要せず、カメラのみとしてもよい。
また、本発明では、ノズルコントローラ26を必ずしも設けることを要せず、牽引部材25を作業員が直接牽引するものでもよい。
さらに、本発明で抜き出す触媒Sは固結されているものに限定されない。触媒Sを破砕する無人の破砕装置を反応塔1の内部に配置して稼働させることで、固結された触媒Sを柔らかくすることができるから、本発明の触媒抜出装置を用いることができる。
本発明は、触媒を用いる化学プラント全般に利用することができる。
1…反応塔、2…本体、3…マンホール、4…触媒排出部、10,60…触媒抜出装置、20,70…抜出管部、21,71…ノズル、22…筒状弾性体、23…吸引ホース、25…牽引部材、26…ノズルコントローラ、40…撮像装置、50…モニタ、231…パイプ本体、232…延長パイプ、233…ハンドル、S…触媒

Claims (3)

  1. 反応塔の内部に収納された触媒を外部へ抜き出すための触媒抜出装置であって、
    前記触媒を吸引するノズルを先端部に有し吸引した触媒を外部に抜き出す抜出管部と、この抜出管部の少なくとも前記ノズルの近傍を撮像する撮像装置と、この撮像装置で撮像された画像を表示するモニタとを備え、
    前記抜出管部は、前記触媒を吸引する吸引ホースと、この吸引ホースの先端側と前記ノズルとの間に設けられ前記吸引ホースと前記ノズルとを連通する筒状弾性体と、前記ノズルに一端が係合され前記吸引ホースに対する角度を変更する牽引部材とを有し、
    前記撮像装置と前記モニタとはケーブルで接続され、前記ケーブルはケーブル保護パイプの内部に収納され、前記ケーブル保護パイプは前記吸引ホースに取り付けられている
    ことを特徴とする触媒抜出装置。
  2. 請求項1に記載された触媒抜出装置において、
    前記牽引部材を牽引操作するノズルコントローラを備えた
    ことを特徴とする触媒抜出装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された触媒抜出装置において、
    前記吸引ホースの周面の基端側にはハンドルが設けられている
    ことを特徴とする触媒抜出装置。
JP2012101428A 2012-04-26 2012-04-26 触媒抜出装置 Active JP5956235B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012101428A JP5956235B2 (ja) 2012-04-26 2012-04-26 触媒抜出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012101428A JP5956235B2 (ja) 2012-04-26 2012-04-26 触媒抜出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013226520A JP2013226520A (ja) 2013-11-07
JP5956235B2 true JP5956235B2 (ja) 2016-07-27

Family

ID=49674784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012101428A Active JP5956235B2 (ja) 2012-04-26 2012-04-26 触媒抜出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5956235B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3037823B1 (fr) * 2015-06-26 2017-08-25 Eurecat Sa Procede de vidange complete d'un reacteur catalytique
EP3431174B1 (en) * 2017-07-21 2020-01-01 Veolia environnement-VE Method for remotely removing a load from a load fixed bed vessel
FR3109742B1 (fr) 2020-04-30 2022-05-27 Eurecat Sa Procédé de vidange complète d’un réacteur catalytique au moyen d’un bras articulé muni de protubérances spiralaires rotatives

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61185330A (ja) * 1985-02-12 1986-08-19 Kashima Eng Kk 触媒抜出用アンロ−ダ
JPH07102315B2 (ja) * 1990-06-13 1995-11-08 ソフタード工業株式会社 廃触媒掘削機
JP4249295B2 (ja) * 1998-09-17 2009-04-02 ソフタード工業株式会社 反応塔内触媒の抜出し装置およびその触媒の抜出し方法
CA2521475C (en) * 2003-05-12 2010-12-14 Wgns Investments Inc. Construction implement for granular bed regeneration

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013226520A (ja) 2013-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5956235B2 (ja) 触媒抜出装置
JP4668859B2 (ja) 配管内作業装置
JP2009534275A5 (ja)
JP2009131791A (ja) 小口径ダクト清掃器具
JP2008151046A (ja) 立軸ポンプの内部観察装置
JP2018051417A (ja) 触媒反応器を完全に空にする方法
JP2013520663A (ja) 原子炉圧力容器の床部から異物を除去するための装置および方法
KR20150000297A (ko) 배관 이물질 제거장치
KR101087133B1 (ko) 회전자 인출장치
JP2010051961A (ja) 液中作業装置及び液中作業方法
CN201784965U (zh) 一种大型水泥库偏心旋转式清库机
CN201605368U (zh) 自动抓棉机
JP5859015B2 (ja) 燃焼ボイラーのための清掃装置
JP2006143089A (ja) 液中作業装置及び液中作業方法
JP2007326010A (ja) 液体が入れられる構造物内の清掃装置及び清掃方法
KR101453667B1 (ko) 코크스오븐 장입차의 석탄 장입장치
JP3069558B1 (ja) 制御棒案内管清掃装置
JP4235523B2 (ja) 水中移動装置
JP2007090215A (ja) 触媒抜き出し方法及び触媒抜き出し装置
JP5713262B2 (ja) 夾雑物回収方法
ES2342300T3 (es) Aparato y metodo para la recuperacion de material radiactivo de una camara cerrada.
US6722592B2 (en) Apparatus for removing frangible objects from a container
CN213699416U (zh) 一种便于维修的洗涤塔
CN105836584B (zh) 电梯用的曳引系统
JP2000337791A (ja) 天井設置型空気調和機の洗浄装置及び洗浄方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5956235

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250