JP5915063B2 - 蛍光体デバイス、照明装置及びプロジェクタ装置 - Google Patents
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Description
このような光源装置は、一般的に光源として例えば半導体光源として発光ダイオード(LED)、レーザダイオード(LD)が多く用いられている。蛍光体は、例えば透明なシリコーン又はエポキシ樹脂等を樹脂性バインダとし、この樹脂性バインダ中に複数散在させることにより発光層を形成している。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1(a)(b)は蛍光体デバイスの構造図を示し、同図(a)は外観図、同図(b)は断面構造図を示す。この蛍光体デバイス1は、例えばAl203等の透光性無機材料(以下、無機バインダと称する)2と、YAG:Ce等の複数の蛍光体3とを焼結して形成されている。複数の蛍光体3は、無機バインダ2中に例えば一様な間隔で散在している。これら蛍光体3は、例えば青色(波長455〜492nm内の波長値)の励起光Eの照射により緑色(波長492〜577nm内の波長値)の発光光を発光する。
具体的に蛍光体デバイス1は、四角錐台形状を形成するための4つの側面4−1〜4−4と、互いに平行で対向する2つの底面である第1と第2の面4−5、4−6とから成る。
4つの側面4−1〜4−4は、それぞれ四角錐台の形状を形成するための斜面を形成する。これら側面4−1〜4−4の傾斜角θ、例えば側面4−1と第1の面4−5との成す角度θは、図1(b)に示すように例えば45°に形成されている。他の各側面4−2〜4−4と第1の面4−5との成す各傾斜角θも例えば45°に形成されている。
第2の面4−6は、面積S2を有する。第1の面4−5の面積S1は、第2の面4−6の面積S2よりも小さく形成されている。
各蛍光体3から入射側面4−5に向かって放射された各発光光は、当該入射側面4−5に形成されているダイクロイック膜5で反射して出射面4−6に向かい、この出射面4−6を透過して蛍光体デバイス1の外部に向けて出射する。
又、各蛍光体3から放射された各発光光の中には、入射側面4−5に形成されているダイクロイック膜5で反射し、続いて入射側面4−1〜4−4に形成されているダイクロイック膜5で反射して入射・出射面4−6に向かい、この入射・出射面4−6を透過して蛍光体デバイス1の外部に向けて出射する発光光もある。
各蛍光体3から各入射側面4−1〜4−4に向かって放射された各発光光は、それぞれ各入射側面4−1〜4−4に形成されているダイクロイック膜5で反射して出射面4−6に向かう。これら入射側面4−1〜4−4は、それぞれ四角錐の各側面で例えば45°の斜面に形成されているので、これら入射側面4−1〜4−4のダイクロイック膜5で反射した各発光光は、それぞれ出射面4−6に効率よく導かれ、この出射面4−6を透過して蛍光体デバイス1の外部に向けて出射する。
蛍光体デバイス1は、錐台形状として四角錐台形状に限らず、六角錐台形状又は円錐台形状であっても、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することが出来る。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2は蛍光体デバイスの断面構造図を示す。なお、図1(a)(b)と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
この蛍光体デバイス1は、入射側面4−5にダイクロイック膜5が形成され、かつ4つの側面の各入射側面4−1〜4−4に反射膜10−1〜10−4が形成されている。これら反射膜10−1〜10−4は、各入射側面4−1〜4−4に一体的に成膜されている。なお、入射側面4−4に形成されている反射膜10−4は、図示する方向の関係で省略する。
これら反射膜10−1〜10−4は、波長帯域(492〜577nm)の波長値を有する光、すなわち各発光体3で発光した緑色の発光光を反射する特性を持つ。これら反射膜10−1〜10−4は、例えば銀、アルミニウム等の金属反射膜、又は金属酸化物や弗化物を積層して成る多層光学反射膜により形成されている。これにより、各側面4−1〜4−4は、各発光体3で発光した緑色の発光光を反射する反射面となる。
このように上記第2の実施の形態によれば、入射側面4−5にダイクロイック膜5を形成し、4つの側面の各入射側面4−1〜4−4に反射膜10−1〜10−4を形成しても、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することは言うまでもない。
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
図3は蛍光体デバイス1の断面構造図を示す。なお、図2と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
この蛍光体デバイス1は、出射面4−6に薄膜の反射防止膜20が形成されている。この反射防止膜20は、例えば波長400nm〜700nmの可視領域の光の反射を防止する。この反射防止膜20は、例えば金属酸化物、弗化物等を積層した多層光学反射防止膜より成る。これら金属酸化物、弗化物の代表的なものには、例えばTiO2、MgF2、SiO2、Al2O3などがある。この反射防止膜20は、例えば可視光線の波長よりも小さい波長のピッチの微細な凹凸形状の反射防止構造に形成してもよい。この反射防止膜20は、例えば、蛍光体デバイス1を製造するときの焼結時に型から転写して形成したり、エッチングにより形成される。
このように上記第3の実施の形態によれば、出射面4−6に反射防止膜20を形成したので、上記第1の実施の形態の効果に加えて、例えば波長400nm〜700nmの可視領域の波長の光の反射を防止することができる。
なお、反射防止膜20は、図3に示す蛍光体デバイス1の出射面4−6に形成した一例について説明したが、これに限らず、図1に示す蛍光体デバイス1の出射面4−6に形成してもよい。
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。
図4は蛍光体デバイス1を用いた照明装置30の構成図を示す。なお、図1(a)(b)と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
この照明装置30は、図1(a)(b)に示す蛍光体デバイス1を用いている。
励起光源としての半導体レーザ31が設けられている。この半導体レーザ31は、励起光Eとして例えば青色の波長領域(455〜492nm)内の波長値の励起レーザ光(以下、励起レーザ光Eと称する)を出力する。
コリメータレンズ12は、半導体レーザ11から出力される励起レーザ光Eをコリメートして蛍光体デバイス1の各入射側面4−1〜4−5の全面に照射する。このコリメータレンズ12は、各入射側面4−1〜4−5の全面でなく、例えば入射側面4−5の全面と、この入射側面4−5の外周部と連続する各入射側面4−1〜4−4の一部面とに励起レーザ光Eを照射するようにしてもよい。
集光光学系14は、蛍光体デバイス1から発光した発光光を集光して照明光Hとして取り出す。
この蛍光体デバイス1では、上記同様に、励起レーザ光Eが無機バインダ2中に散在している複数の蛍光体3に照射される。これら蛍光体3は、それぞれ励起レーザ光Eの照射により励起されて例えば緑色(波長492〜577nm内の波長値)の発光光を発光する。このうち各蛍光体3から出射面4−6に向かった各発光光は、当該出射面4−6を透過して蛍光体デバイス1の外部に向けて出射する。各蛍光体3から入射側面4−5に向かって放射された各発光光は、当該入射側面4−5に形成されているダイクロイック膜5で反射して出射面4−6に向かい、この出射面4−6を透過して蛍光体デバイス1の外部に向けて出射する。各蛍光体3から各入射側面4−1〜4−4に向かって放射された各発光光は、それぞれ各入射側面4−1〜4−4に形成されているダイクロイック膜5で反射して出射面4−6に向かい、この出射面4−6を透過して蛍光体デバイス1の外部に向けて出射する。
蛍光体デバイス1から出射された緑色の波長値の発光光は、集光光学系33により集光されて照明光Hとして取り出される。
なお、上記第4の実施の形態では、図1(a)(b)に示す蛍光体デバイス1を用いているが、これに限らず、図2又は図3に示す蛍光体デバイス1を用いてもよい。このうち図3に示す蛍光体デバイス1を用いて照明装置30を構成する場合、蛍光体デバイス1には、反射防止膜20が出射面4−6に形成されているので、各蛍光体3から発光された発光光と、これら蛍光体3の励起の使用されなかった励起レーザ光Eとは、出射面4−6に形成された反射防止膜20を透過して蛍光体デバイス1の外部に出射する。これら蛍光体3から発光された発光光と、これら蛍光体3の励起の使用されなかった励起レーザ光Eとは、集光光学系14により集光され、発光光と励起レーザ光Eとの混合した照明光Hとして取り出される。
次に、本発明の第5の実施の形態について図面を参照して説明する。
図5は蛍光体デバイス1を用いた照明装置30の構成図を示す。なお、図4と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
2つの蛍光体デバイス1、1が半導体レーザ31から出力される励起レーザ光Eの光路上に配置されている。これら蛍光体デバイス1、1は、一体的に配置され、かつ第2の面である各入射・出射面4−6を同一平面上に配置している。これら蛍光体デバイス1、1は、励起レーザ光Eの照射範囲内に配置されている。
これら蛍光体デバイス1、1では、上記同様に、励起レーザ光Eが無機バインダ2中に散在している複数の蛍光体3に照射される。これら蛍光体3は、それぞれ励起レーザ光Eの照射により励起されて例えば緑色(波長492〜577nm内の波長値)の発光光を発光する。このうち各蛍光体3から出射面4−6に向かった各発光光は、当該出射面4−6を透過して蛍光体デバイス1の外部に向けて出射する。各蛍光体3から入射側面4−5に向かって放射された各発光光は、当該入射側面4−5に形成されているダイクロイック膜5で反射して出射面4−6に向かい、この出射面4−6を透過して蛍光体デバイス1の外部に向けて出射する。各蛍光体3から各入射側面4−1〜4−4に向かって放射された各発光光は、それぞれ各入射側面4−1〜4−4に形成されているダイクロイック膜5で反射して出射面4−6に向かい、この出射面4−6を透過して蛍光体デバイス1の外部に向けて出射する。
このように上記第5の実施の形態によれば、2つの蛍光体デバイス1、1を一体的に配置し、かつ励起レーザ光Eの照射範囲内に配置したので、2つの蛍光体デバイス1、1から効率良く取り出された各蛍光体3からの発光光を照明光として出力することで、1つの蛍光体デバイス1から取り出された照明光よりも多くの照明光量の照明光を取り出すことができる。
このような照明装置において一般的に用いられる蛍光体3は、図7に示すように励起スペクトルS1の長波長側の波長と、発光体3の発光スペクトルS2の短波長側の波長との一部が重なり合っている。すなわち、発光体3は、図8に示すように発光光3aを発光するが、この発光光3aは、無機バインダ40内を伝播して他の発光体3に照射されて当該他の発光体3を励起、すなわち別の賦活原子を励起して蛍光体3の発光強度が低下するという発光の自己吸収という現象が発生するおそれがある。
次に、本発明の第6の実施の形態について図面を参照して説明する。
図9は2つ以上の複数の蛍光体デバイス1を配列して成る蛍光体デバイス50の外観図を示す。この蛍光体デバイス50は、上記第5の実施の形態のように2つの蛍光体デバイス1、1を配置するのに限らず、2つ以上の複数の蛍光体デバイス1、例えば図9の外観図に示すように4つの蛍光体デバイス1、1、…、1を格子状(マトリクス状)に配置している。これら蛍光体デバイス1、1、…、1は、例えば図10の断面図に示すように第2の面である各出射面4−6を同一平面上に配置し、かつ一体的に形成されている。これら蛍光体デバイス1、1、…、1は、励起レーザ光Eの照射範囲内に配置されている。
これら蛍光体デバイス1、1、…、1では、それぞれ上記同様に、励起レーザ光Eが無機バインダ2中に散在している複数の蛍光体3に照射されると、これら蛍光体3は、それぞれ励起レーザ光Eの照射により励起されて例えば緑色(波長492〜577nm内の波長値)の発光光を発光する。このうち各蛍光体3から出射面4−6に向かった各発光光は、当該出射面4−6を透過して蛍光体デバイス1の外部に向けて出射する。各蛍光体3から入射側面4−5に向かって放射された各発光光は、当該入射側面4−5に形成されているダイクロイック膜5で反射して出射面4−6に向かい、この出射面4−6を透過して蛍光体デバイス1の外部に向けて出射する。各蛍光体3から各入射側面4−1〜4−4に向かって放射された各発光光は、それぞれ各入射側面4−1〜4−4に形成されているダイクロイック膜5で反射して出射面4−6に向かい、この出射面4−6を透過して蛍光体デバイス1の外部に向けて出射する。
これら蛍光体デバイス1、1、…、1から出射された緑色の波長値の発光光は、集光光学系33により集光されて照明光Hとして取り出される。
なお、上記第6の実施の形態では、図1(a)(b)に示す蛍光体デバイス1を格子状(マトリクス状)に配置しているが、これに限らず、図2又は図3に示す蛍光体デバイス1を複数格子状(マトリクス状)に配置してもよい。
次に、本発明の第7の実施の形態について図面を参照して説明する。
図11は上記図4に示す照明装置30等を用いたプロジェクタ装置60の構成図を示す。このプロジェクタ装置60は、例えば半導体発光素子を用いたDLP(Digital Light Processing:登録商標)方式を適用している。このプロジェクタ装置60は、CPU61を搭載する。このCPU61には、操作部62と、メインメモリ63と、プログラムメモリ64とが接続されている。又、CPU61には、システムバス65を介して入力部66と、画像変換部67と、投影処理部68と、音声処理部69とが接続されている。このうち投影処理部68には、光源部70と、マイクロミラー素子71とが接続されている。光源部70から出力される照明光の光路上には、ミラー72が配置され、このミラー72の反射光路上にマイクロミラー素子71が配置されている。このマイクロミラー素子71の反射光路上に投影レンズ部73が配置されている。音声処理部79には、スピーカ部74が接続されている。
画像変換部67は、スケーラとも称し、入力部66から入力される画像データを投影に適した所定のフォーマットの画像データに統一処理して投影処理部68に送る。この際、画像変換部67は、OSD(On Screen Display)用の各種動作状態を示すシンボル等のデータも必要に応じて画像データに重畳加工し、この加工後の画像データを投影処理部68に送る。
音声処理部69は、PCM(Pulse-Code Modulation)音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ部54を駆動して拡声放音させる、或いは必要によりビープ音等を発生させる。
光源部70は、赤(R)、緑(G)、青(B)の原色光を含む複数色の照明光を循環的に時分割で順次出射する。この光源部70から順次出射されるRGBの各光は、ミラー72で全反射してマイクロミラー素子71に照射される。このマイクロミラー素子71での反射光で光像が形成され、この形成された光像が投影光学系としての投影レンズ部73を通してカラー画像として投影対象となるスクリーンに投影表示される。
なお、この光源部70は、上記図4に示す照明装置30に限らず、上記図5等に示す照明装置30や、図9及び図10に示す複数の蛍光体デバイス1、1、…、1を用いた照明装置を用いてもよい。
メインメモリ63は、例えばSRAMで構成され、CPU61のワークメモリとして機能する。プログラムメモリ64は、電気的に書換可能な不揮発性メモリで構成され、CPU61が実行する動作プログラムや各種定型データ等を記憶する。
この画像変換部67は、入力部66から入力される画像データを投影に適した所定のフォーマットの画像データに統一処理すると共に、OSD用の各種動作状態を示すシンボル等のデータも必要に応じて画像データに重畳加工し、この加工後の画像データを投影処理部68に送る。
このマイクロミラー素子71は、投影処理部68の駆動によって複数の微小ミラーの各傾斜角度をそれぞれ高速にオン・オフ動作して画像を表示することで、その反射光により光像を形成する。
これと共に音声処理部69は、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ部64を駆動して拡声放音させる、或いは必要によりビープ音等を発生させる。
請求項1に対応する発明は、少なくとも蛍光体を含有して錐体状に形成され、かつ前記錐体状の斜面を交差して互いに対向するそれぞれ面積の異なる第1と第2の面を形成し、前記第1と前記第2の面とのうち前記面積の小さい少なくとも前記第1の面及び前記斜面の一部を含む面側に、前記蛍光体を励起するための外部からの励起光を透過すると共に前記蛍光体から発光される発光光を前記第2の面側に向けて反射する第1の膜を形成し、前記発光光を前記第2の面から透過させて出射させることを特徴とする蛍光体デバイスである。
請求項3に対応する発明は、請求項1又は2に対応する蛍光体デバイスにおいて、前記第1の面に、前記第1の膜が形成され、前記斜面に、前記蛍光体から発光される発光光を反射する反射膜が形成された。
請求項4に対応する発明は、請求項1乃至3のうちいずれか1項に対応する蛍光体デバイスにおいて、前記第1の膜は、ダイクロイック膜を含むことを特徴とする。
請求項6に対応する発明は、請求項1乃至5のうちいずれか1項に対応する蛍光体デバイスにおいて、前記錐体状として四角錐体状、六角錐体状、四角錐台形状又は円錐状を含むことを特徴とする。
請求項7に対応する発明は、請求項1乃至6のうちいずれか1項に対応する蛍光体デバイスにおいて、前記蛍光体を含有する透光性無機材料を焼結して前記錐体状に形成することを特徴とする
請求項8に対応する発明は、請求項1乃至7のうちいずれか1項に対応する蛍光体デバイスにおいて、前記第2の面には、前記励起光の波長及び前記蛍光光の波長以外の波長の光の反射を防止する反射防止膜が形成されたことを特徴とする。
請求項9に対応する発明は、請求項8に対応する蛍光体デバイスにおいて、前記反射防止層は、反射防止膜により形成、又は可視光領域の波長の長さよりも小さい長さのピッチを有する凹凸形状に形成されることを特徴とする。
請求項11に対応する発明は、請求項10に対応する蛍光体デバイスにおいて、前記複数の蛍光体デバイスは、格子状に配置されていることを特徴とする。
請求項12に対応する発明は、請求項10又は11に対応する蛍光体デバイスにおいて、前記複数の蛍光体デバイスは、前記各第2の面を同一平面上に配置して一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項13に対応する発明は、請求項10、11又は12に対応する蛍光体デバイスにおいて、前記複数の蛍光体デバイスは、前記励起光の照射範囲内に配置されることを特徴とする。
請求項15に対応する発明は、請求項14に対応する照明装置と、前記照明装置から出力された前記照明光を含む各色の光をカラー画像として投影する投影光学系とを有することを特徴とするプロジェクタ装置である。
Claims (11)
- 少なくとも蛍光体を含有して錐台形状に形成され、かつ前記錐台形状の2つの底面のうち面積の小さい第1の底面と、前記第1の底面と隣り合う斜面の一部とに、前記蛍光体を励起するための外部からの励起光を透過すると共に前記蛍光体から発光される発光光を前記2つの底面のうち面積の大きい第2の底面に向けて反射する第1の膜を形成し、前記発光光を前記第2の底面を透過させて出射させる蛍光体デバイスを複数配置し、且つ前記複数の蛍光体デバイスは、前記各第2の底面を同一平面上に配置して一体的に形成されていることを特徴とする蛍光体デバイス。
- 前記第2の底面に、前記励起光を反射すると共に前記発光光を透過する第2の膜が形成されることを特徴とする請求項1記載の蛍光体デバイス。
- 前記第1の底面に、前記第1の膜が形成され、
前記斜面に、前記蛍光体から発光される発光光を反射する反射膜が形成された、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の蛍光体デバイス。 - 前記第1の膜は、ダイクロイック膜を含むことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の蛍光体デバイス。
- 前記第2の膜は、ダイクロイック膜を含むことを特徴とする請求項2記載の蛍光体デバイス。
- 前記錐台形状として四角錐台形状、六角錐台形状又は円錐台形状を含むことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項記載の蛍光体デバイス。
- 更に透光性無機材料を有し、
前記蛍光体と前記透光性無機材料とが焼結されてなる焼結体である
ことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項記載の蛍光体デバイス。 - 前記複数の蛍光体デバイスは、格子状に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項記載の蛍光体デバイス。
- 前記複数の蛍光体デバイスは、前記励起光の照射範囲内に配置されることを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項記載の蛍光体デバイス。
- 請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の蛍光体デバイスと、
励起光を出力する励起光源と、
前記励起光源から出力された前記励起光を前記蛍光体デバイスの前記第1の底面に照射する光学系と、
前記蛍光体デバイスの前記第2の底面から発光された前記発光光を集光して照明光として取り出す集光光学系と、
を具備することを特徴とする照明装置。 - 請求項10に記載の照明装置と、
前記照明装置から出力された前記照明光を含む各色の光を用いてカラー画像を投影する投影光学系と、
を有することを特徴とするプロジェクタ装置。
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