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JP4665832B2 - 発光装置ならびにそれを用いる白色光源および照明装置 - Google Patents

発光装置ならびにそれを用いる白色光源および照明装置 Download PDF

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Description

本発明は、発光素子をドーム状の波長変換部材に内包し、前記発光素子から放射された光を所望の波長に変換して出射するようにした発光装置ならびにそれを用いる白色光源および照明装置に関する。
照明装置などに使用可能なように、上述のように発光素子をドーム状の波長変換部材に内包し、前記発光素子から放射された光を所望の波長に変換して出射するようにした典型的な従来技術の発光装置は、たとえば特許文献1で示されている。その従来技術によれば、砲弾型の発光ダイオードに蛍光物質を含有する透光性被覆材を被せることで、発光ダイオードの発光色を所望の色に変換させている。
特開平11−87784号公報
上述の従来技術では、発光ダイオードが砲弾型形状であるので、大型であるとともに、側面からの放射分が多くなり(光出射面の法線の多くが側方を向き、正面方向への放射分が少ない)、光の取出し効率が低いという問題がある。また、波長変換部材と発光素子との間隔が遠くなるので、波長変換部材に照射される励起光の密度が低く、その結果、放射される光は、中心輝度の低い色ずれの多い光となる。
本発明の目的は、発光素子をドーム状の波長変換部材に内包し、前記発光素子から放射された光を所望の波長に変換して出射するにあたって、光取出し効率を高めることができるとともに、色ずれの少ない白色光源および照明装置を提供することである。
本発明の発光装置は、発光素子を基板とドーム状の波長変換部材との間に内包し、前記発光素子から放射された光を所望の波長に変換して出射するようにした発光装置において、前記ドーム状となる空気への光出射面を、前記基板に垂直で、かつ前記発光素子から放射された光を配光制御すべき面で切断した場合における断面形状が、前記の切断面と発光素子に外接する円との2交点を焦点とする半楕円であって、該半楕円上の各点における法線と前記各焦点との成す角が、前記光出射面を形成する部材の全反射角未満の角度となる半楕円から半円までの範囲であることを特徴とする。
上記の構成によれば、白色光源などの発光装置を実現するために、発光ダイオードなどの発光素子をドーム状の波長変換部材に内包し、前記発光素子から放射された光を所望の波長に変換して出射するようにした発光装置において、前記波長変換部材の外表面や、発光素子が透明部材で覆われている場合のその透明部材の外表面などのドーム状の空気への光出射面を、基板と垂直な配光制御すべき面で切断した断面形状を、前記の切断面と発光素子に外接する円との2交点を焦点とする半楕円の形状とする。したがって、前記2つの焦点は発光素子の光放射面が正方形や正6角形の場合、対角線上の隅角部となる。ただし、前記半楕円上の各点における法線と前記各焦点との成す角が、前記光出射面を形成する部材の全反射角、たとえば前記屈折率が1.53の樹脂の場合、40.8°未満でないと全反射してしまうので、その角度未満の角度となる半楕円、すなわち前記半楕円が発光素子の面方向に大きく潰れた扁平な形状とならないように、半円までの範囲で前記半楕円の形状を規定する。
したがって、光出射面を扁平な半楕円形状〜半円形状としても、該光出射面での前記波長変換部材や透明部材と空気との屈折率の差による全反射を防止しつつ、半円以上の、たとえば砲弾型形状と比較して、小型化することができるとともに、側面からの放射分が少なくなり(前記光出射面の法線の多くを正面方向へ向けることで該正面方向への放射分が多くなり)、光の取出し効率を高めることができる。さらにまた、波長変換部材と発光素子との間隔が近くなるので、波長変換部材に照射される励起光の密度を高くすることが可能となり、その結果、中心輝度の高い色ずれの少ない光を波長変換部材から出射することが可能となる。
また、本発明の発光装置では、前記発光素子は光を透過する性質を有する空気よりも屈折率の透明部材に内包され、さらに所定間隔の空隙を隔てて前記ドーム状の波長変換部材に内包されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、発光素子を、光を透過する性質を有するシリコーン等の高屈折率の透明部材で内包することによって、発光素子から発せられる光を効率良く取出すことができるとともに、発光素子を保護することもできる。
さらにまた、本発明の発光装置では、前記発光素子は基板に搭載され、その基板と前記透明部材とによって封止されており、前記透明部材は、周縁部が前記基板から離反するように形成される斜面を有することを特徴とする。
上記の構成によれば、前記高屈折率の透明部材の周縁部を斜面にカット(面取り)することで、該斜面は発光素子から側方に出射された光を前方に反射する反射面となり、光の利用効率を向上することができるとともに、ビーム角を小さくすることが可能となる。
また、本発明の発光装置では、前記透明部材は、ドーム状の外殻と、その外殻と発光素子との間に充填される内部材とによって構成され、前記内部材は外殻に比べて、相対的に屈折率の低い材料から成ることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記透明部材として、ドーム形状を有する外殻と、その外殻と発光素子との間に充填される内部材との2層構造を用い、さらに前記内部材を外殻に比べて相対的に屈折率の低い材料から形成する。
したがって、前記の屈折率の差によって、発光素子から側方(前記ドーム状の透明部材の周縁部方向)に出射された光も、内部材と外殻との界面で正面方向(前記ドームの天井方向)に屈折され、ドーム状の波長変換部材の天井部分に垂直に近い角度に入射するようになり、より色ずれを少なくすることができるとともに、前記空隙における空気層から波長変換部材への界面での全反射を防止することができ、前記の光取出し効率をより高めることができる。また、前記内部材に弾性を有する、ゲルやゴムを採用することによって、発光素子の保護も可能となる。
さらにまた、本発明の発光装置は、前記外殻の厚みが均一であることを特徴とする。
上記の構成によれば、発光素子から出射された光が外殻を透過する際の光路長が略等しくなるので、前記透明部材の光出射面での輝度むらを低減することができる。
また、本発明の発光装置では、前記波長変換部材は、少なくとも発光素子と重なる領域が光の出射する方向に突出した凸部を有することを特徴とする。
上記の構成によれば、前記配光制御すべき面で見たときに、波長変換部材の光取出し面に凸レンズを形成する。前記凸レンズは、発光素子と重なる中心部のみに形成しても、或いは全体に形成してもよい。
したがって、前記凸レンズの集光効果によって、より中心輝度の高い光を出射することができる。
さらにまた、本発明の発光装置では、前記波長変換部材において入射光の波長を変換する蛍光体は、その濃度が、相対的に、発光素子側で濃く、該波長変換部材の出射面側で薄くなるように、連続的または段階的に分散されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、上述のように波長変換部材に凸レンズが形成されていても、その凸レンズ部分での波長変換は僅かであり、波長変換の殆どは、前記ドーム状の波長変換部材の内側(発光素子側)の全面に亘って行われる。
したがって、前記凸レンズ部分を設けても、ドーム状の波長変換部材の周縁部から出射される光と、天井部分(凸レンズ部分)から出射される光との色のずれを小さくすることができる。
また、本発明の発光装置では、前記波長変換部材は、前記透明部材と対向する内面に、発光素子からの光を透過し、該波長変換部材で波長変換されて発生した光を反射する波長フィルタを備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、たとえばSiOとTiOとを交互に積層して成る波長フィルタは、発光素子から波長変換部材に入射する光はそのまま透過させ、波長変換部材で波長変換されて発光素子側へ返って来た光は波長変換部材内に反射するので、前記光取出し効率を一層高くすることができる。また、波長フィルタによって、蛍光体で効率良く変換される波長帯の光のみを選択的に透過させることができ、変換後の光の色の均一性を高めることができる。さらにまた、一般に発光素子から放射される光は短波長帯であり、前記波長フィルタがその成分を透過させる場合、温度上昇の要因となる長波長帯の光が発光装置の外部から侵入し、発光素子へ到達するのを阻止することができ、発光素子の劣化を防ぐこともできる。
さらにまた、本発明の発光装置は、前記波長変換部材と透明部材との少なくとも一方の光入出射面に反射防止構造を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記波長変換部材と透明部材との少なくとも一方の光入出射面に、たとえばSiOとTiOとを交互に積層して成る反射防止膜や、前記所望の波長よりも短い間隔の凹凸構造を設けることで、たとえば4%程度生じる反射ロスを1%程度以下にまで抑えることができ、光取出し効率をさらに向上することができる。
また、本発明の白色光源は、前記の発光装置を用いることを特徴とする。
上記の構成によれば、上記の発光装置を用いることで、光取出し効率を向上することができるとともに、色むらが生じ難い白色光源を実現することができる。
さらにまた、本発明の照明装置は、前記の白色光源に、前記波長変換部材の光出射面側に、該光出射面から出射された光を配光制御するための光学部材が配置されて成ることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記白色光源が発する光は拡散光であるので、レンズやプリズムなどの光学部材と組合わせて狭角の配光に制御することで、照明装置の用途を広げることができる。
本発明の発光装置は、以上のように、白色光源などの発光装置を実現するために、発光ダイオードなどの発光素子をドーム状の波長変換部材に内包し、前記発光素子から放射された光を所望の波長に変換して出射するようにした発光装置において、前記波長変換部材の外表面や、発光素子が透明部材で覆われている場合のその透明部材の外表面などの空気への光出射面を、配光制御すべき面で切断した断面形状を、前記面と発光素子に外接する円との2交点を焦点とする半楕円の形状とし、さらに前記半楕円上の各点における法線と前記各焦点との成す角が、前記光出射面を形成する部材の全反射角未満の角度となる半楕円から半円までの範囲とする。
それゆえ、光出射面を扁平な半楕円形状〜半円形状としても、該光出射面での前記波長変換部材や透明部材と空気との屈折率の差による全反射を防止しつつ、半円以上の、たとえば砲弾型形状と比較して、小型化することができるとともに、側面からの放射分が少なくなり(前記光出射面の法線の多くを正面方向へ向けることで該正面方向への放射分が多くなり)、光の取出し効率を高めることができる。さらにまた、波長変換部材と発光素子との間隔が近くなるので、波長変換部材に照射される励起光の密度を高くすることが可能となり、その結果、中心輝度の高い色ずれの少ない光を波長変換部材から出射することが可能となる。
また、本発明の発光装置は、以上のように、前記発光素子を光を透過する性質を有する高屈折率の透明部材に内包し、さらに所定間隔の空隙を隔ててドーム状の波長変換部材に内包する。
それゆえ、高屈折率の透明部材で内包することによって、発光素子から発せられる光を効率良く取出すことができるとともに、発光素子を保護することもできる。
さらにまた、本発明の発光装置は、以上のように、前記発光素子を基板に搭載して、その基板と前記透明部材とによって封止し、さらに前記高屈折率の透明部材の周縁部を斜面にカット(面取り)する。
それゆえ、該斜面は発光素子から側方に出射された光を前方に反射する反射面となり、光の利用効率を向上することができるとともに、ビーム角を小さくすることが可能となる。
また、本発明の発光装置は、以上のように、前記透明部材を、ドーム状の外殻と、その外殻と発光素子との間に充填される内部材との2層構造とし、前記内部材を外殻に比べて相対的に屈折率の低い材料から形成する。
それゆえ、前記の屈折率の差によって、発光素子から側方(前記ドーム状の透明部材の周縁部方向)に出射された光も、内部材と外殻との界面で正面方向(前記ドームの天井方向)に屈折され、ドーム状の波長変換部材の天井部分に垂直に近い角度に入射するようになり、より色ずれを少なくすることができるとともに、前記空隙における空気層から波長変換部材への界面での全反射を防止することができ、前記光の取出し効率をより高めることができる。また、前記内部材に弾性を有する、ゲルやゴムを採用することによって、発光素子の保護も可能となる。
さらにまた、本発明の発光装置は、以上のように、前記外殻の厚みを均一とする。
それゆえ、発光素子から出射された光が外殻を透過する際の光路長が略等しくなるので、前記透明部材の光出射面での輝度むらを低減することができる。
また、本発明の発光装置は、以上のように、前記配光制御すべき面で見たときに、波長変換部材の光取出し面に凸レンズを形成する。
それゆえ、前記凸レンズの集光効果によって、より中心輝度の高い光を出射することができる。
さらにまた、本発明の発光装置は、以上のように、前記波長変換部材における蛍光体の濃度を、相対的に、発光素子側で濃く、該波長変換部材の出射面側で薄くなるようにする。
それゆえ、上述のように波長変換部材に凸レンズが形成されていても、その凸レンズ部分での波長変換は僅かであり、波長変換の殆どは、前記ドーム状の波長変換部材の内側(発光素子側)の全面に亘って行われることになり、前記凸レンズ部分を設けても、ドーム状の波長変換部材の周縁部から出射される光と、天井部分(凸レンズ部分)から出射される光との色のずれを小さくすることができる。
また、本発明の発光装置は、以上のように、前記波長変換部材の透明部材と対向する内面に、発光素子からの光を透過し、該波長変換部材で波長変換されて発生した光を反射する波長フィルタを備える。
それゆえ、光取出し効率を一層高くすることができる。また、波長フィルタによって、蛍光体で効率良く変換される波長帯の光のみを選択的に透過させることができ、変換後の光の色の均一性を高めることができる。さらにまた、一般に発光素子から放射される光は短波長帯であり、前記波長フィルタがその成分を透過させる場合、温度上昇の要因となる長波長帯の光が発光装置の外部から侵入し、発光素子へ到達するのを阻止することができ、発光素子の劣化を防ぐこともできる。
さらにまた、本発明の発光装置は、以上のように、前記波長変換部材と透明部材との少なくとも一方の光入出射面に、反射防止膜や、前記所望の波長よりも短い間隔の凹凸構造を設ける。
それゆえ、光取出し効率をさらに向上することができる。
また、本発明の白色光源は、以上のように、前記の発光装置を用いる。
それゆえ、光取出し効率を向上することができるとともに、色むらが生じ難い白色光源を実現することができる。
さらにまた、本発明の照明装置は、以上のように、前記白色光源が発する光は拡散光であるので、前記波長変換部材の光出射面側に、該光出射面から出射された光を配光制御するための光学部材を設ける。
それゆえ、レンズやプリズムなどの光学部材と組合わせて狭角の配光に制御することで、照明装置の用途を広げることができる。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の第1の形態に係る発光装置である白色光源1の断面図であり、図2はその透視斜視図である。この白色光源1は、大略的に、発光ダイオードなどから成り、青色や紫外などの短波長の光を放出する発光素子2と、その発光素子2を搭載する基板3と、前記発光素子2からの電極パターンの引回しや基板3へのボンディング方法などに応じて前記発光素子2と基板3との間に適宜介在されるサブ基板4と、前記発光素子2を内包し、前記基板3との間で気密に封止する透明部材5と、前記透明部材5の外側に所定の空隙6を開けて被せられ、前記発光素子2から放射された光を所望とする白色の各成分となる波長に変換して放射するドーム状の波長変換部材7とを備えて構成される。
そして、注目すべきは、本実施の形態では、図1で示すような前記発光素子2から放射された光を配光制御すべき面での切断面において、空気への光出射面となる透明部材5の外表面の断面形状が、図2で示すように、発光素子2に外接する円L1と、前記配光制御すべき面との2交点を焦点F1,F2とする半楕円Rに形成され、さらに該半楕円R上の各点Pにおける法線Vと前記各焦点F1,F2との成す角θが、図1で示すように、前記光出射面を形成する透明部材5の全反射角未満の角度となる半楕円R1から半円R2までの範囲に設定されることである。なお、前記空隙6が設けられていない(透明部材5と波長変換部材7とが密着している)場合には、前記波長変換部材7の外表面が空気への光出射面となり、同様の形状に形成されればよい。
ここで、前記2つの焦点F1,F2は、発光素子2の光放射面2aが図3(a)で示すような正方形の場合や、図3(b)で示すような正6角形の場合、対角線L2上の隅角部となる。これに対して、前記発光素子2が、図3(c)で示すような円形の場合、前記2つの焦点F1,F2は一直径線L3上となり、図3(d)で示すような三角形や、いびつな形状である場合は、前記配光制御すべき面での切断線L4上となる。
前記透明部材5は、前記発光素子2から放射された光の波長に対して透光性を有する高屈折率の材料、たとえばシリコーンから成る。そして、前記角θは、透明部材5の屈折率nが、たとえば1.53とすると、sinθ=1/nから、θ=40.8°となる。したがって、透明部材5の外表面の断面形状が、θ≧40.8°とならない範囲の扁平な半楕円R1から、半円R2までの範囲に前記半楕円Rの形状を規定する。
図4は、前記半楕円R1の軌跡の求め方を説明するための図である。先ず、前記図3で示すように、発光素子2に対する前記外接円L1の半径Xを求める。次に、配光制御すべき面を設定し、その面での切断面において、発光素子2の光放射面(図1や図2の上面)の延長線(たとえば前記対角線L2の延長線)と半楕円R1との交点P2までの距離、すなわち半楕円R1の長径を2Aとすると、A=X/sinθから、その長径2Aを求める。続いて、前記角θが最も大きくなる前記外接円L1の中心P0に対する法線Vと半楕円R1との交点Pまでの距離、すなわち半楕円R1の短径を2Bとすると、B=X/tanθから、その短径2Bを求める。たとえば、X=0.767(mm)とすると、2A=2.164(mm)、2B=1.674(mm)となる。
したがって、前記長径2Aおよび短径2Bから成る半楕円R1の外側に前記透明部材5の外表面(半楕円R)があれば全反射が起こらないことになり、前記サブ基板4やボンディングワイヤ8に対するクリアランスを満足できるように、前記半楕円R1から半円R2の範囲で半楕円Rの軌跡を設定すればよい。たとえば図2では、発光素子2の対向電極をサブ基板4上に引出しており、前記長径2Aは基板3側のボンディングパッド3aの外周まで内包するように設定され、前記短径2Bはボンディングワイヤ8の最高点よりも高く設定される。
なお、こうして決定された透明部材5の半楕円Rの形状に該当するのは、発光素子2の光放射面(図1や図2の上面)の延長線よりも光放射方向1a(図1で示す)側であり、それよりも基板3方向1b側については、前記半楕円Rの先端が基板3に対して垂直に垂下していたり、図1で示すように拡径していてもよく、少なくとも縮径していないことが好ましい。
このようにして空気への光出射面となる透明部材5の外表面を扁平な半楕円R1の形状から半円R2の形状の範囲で設定し、さらに波長変換部材7の断面形状も透明部材5に沿った形状とすることで、前記外表面での透明部材5と空気との屈折率の差による全反射を防止しつつ、半円R2以上の、たとえば砲弾型形状と比較して、白色光源1を小型化することができるとともに、側面からの放射分が少なくなり(前記光出射面の法線の多くを正面方向へ向けることで該正面方向への放射分が多くなり)、光の取出し効率を高め、配光制御を行うことができる。さらにまた、波長変換部材7と発光素子2との間隔が近くなるので、波長変換部材7に照射される励起光の密度を高くすることが可能となり、その結果、中心輝度の高い色ずれの少ない光を波長変換部材7から出射することが可能となる。
また、発光素子2を、光を透過する性質を持つ高屈折率の透明部材5で内包することによって、発光素子2から発せられる光を効率良く取出すことができるとともに、発光素子2を保護することもできる。
[実施の形態2]
図5は本発明の実施の第2の形態に係る発光装置である白色光源11の断面図である。この白色光源11は、前述の白色光源1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この白色光源11では、透明部材15が、ドーム状の外殻15aと、その外殻15aと発光素子2との間に充填される内部材15bとによって構成され、前記内部材15bは外殻15aに比べて、相対的に屈折率の低い材料で、かつ弾性を有する材料、たとえばゲルやゴムから成ることである。
この白色光源11では、予め成形された外殻15aのドーム内に前記内部材15bが充填され、また発光素子2が搭載された基板3にも前記内部材15bが塗布されて発光素子2上にも被膜が形成された状態でそれらが組合わせられ、外殻15aの周縁部と基板3とが接着されるとともに、前記内部材15bが固化することで、外殻15a内に発光素子2が気密に封止されることになる。
このように透明部材15を、ドーム形状を有する外殻15aと、その外殻15aと発光素子2との間に充填される内部材15bとの2層構造とし、両部材間の屈折率に差を設けることによって、図5で示すように、発光素子2から側方(前記ドーム状の透明部材15の周縁部方向)に出射された光も、内部材15bと外殻15aとの界面で正面方向(前記ドームの天井方向)に屈折され、ドーム状の波長変換部材7の天井部分に垂直に近い角度に入射するようになり、より色ずれを少なくすることができるとともに、空隙6における空気層から波長変換部材7への界面での全反射を防止することができ、光の取出し効率をより高めることができる。また、前記内部材15bに弾性を有する前記ゲルやゴムを採用することによって、点灯による熱膨張と消灯による縮小とを繰返す際に、発光素子2と透明部材15との線膨張係数の違いによるストレスから、発光素子2やボンディングワイヤ8などを保護することもできる。
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の第3の形態に係る発光装置である白色光源21の断面図である。この白色光源21は、前述の白色光源11に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この白色光源21では、透明部材25の外殻25aの厚みが均一に形成されていることである。外殻25aおよび内部材25bの材料は、たとえば前記の透明部材15の外殻15aおよび内部材15bとそれぞれ同一である。
したがって、発光素子2から出射された光が、高屈折率の外殻25aを透過する際の光路長が略等しくなるので、透明部材25の光出射面での輝度むらを低減することができる。
[実施の形態4]
図7は本発明の実施の第4の形態に係る発光装置である白色光源31の断面図である。この白色光源31は、前述の白色光源11に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この白色光源31では、透明部材35の外殻35aは、周縁部が前記基板3から離反するように形成される斜面35cを有することである。さらにこの白色光源31では、前記斜面35cには、反射増加膜38が形成されている。前記斜面35cの傾斜角度は、透明部材35の前記周縁部に入射した光を全反射させる角度に設定される。この外殻35aは、たとえば図8で示すような金型39a,39bによって成形することができ、成形されたドーム内に内部材35bが充填され、発光素子2を搭載した基板3と一体化される。
このように高屈折率の外殻35aの周縁部を斜面にカット(面取り)することで、図7で示すように、前記周縁部方向に出射され、有効に活用できなかった光を前記斜面35cおよび反射増加膜38が前方へ反射して、光の利用効率を向上することができるとともに、ビーム角を小さくすることが可能となる。
[実施の形態5]
図9は本発明の実施の第5の形態に係る発光装置である白色光源41a,41b,41cの断面図である。これらの白色光源41a,41b,41cは、前述の白色光源1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、これらの白色光源41a,41b,41cでは、前記配光制御すべき面で見たときに、波長変換部材47a,47b,47cの光取出し面に、少なくとも発光素子2と重なる領域が光の出射する方向に突出した凸部48a,48b,48cを有することである。
図9(a)の白色光源41aでは、発光素子2と重なる中心部のみに、凸レンズとなる前記凸部48aが形成されている。また、図9(b)の白色光源41bでは、波長変換部材47bの全体が凸レンズとなる前記凸部48bに形成されている。一方、図9(c)の白色光源41cでは、前記中心部に凸レンズとなる凸部48cが形成され、周縁部にはフレネル反射を低減する凹凸48dが形成されている。
さらに、前記波長変換部材47a,47b,47cにおいて、入射光の波長を変換する蛍光体は、その濃度が、図10で示すように、相対的に、発光素子2側で濃く、該波長変換部材47a,47b,47cの出射面側で薄くなるように、連続的または段階的に分散されている。図10(a)では連続的に、図10(b)では複数の段階的に、図10(c)では単一の段階的に、前記蛍光体の濃度が変化されていることを示している。たとえば、図10(c)の波長変換部材では2色成型で、図10(b)の波長変換部材では多段成型で、それぞれ形成することができる。
このように構成することで、発光素子2からの光や波長変換部材47a,47b,47cで生成された変換光を集光し、中心の光強度を周縁部の光強度に比べて特に強くすることが可能となる。また、前記の集光を、このように波長変換部材47a,47b,47cの外表面で行うと、前記透明部材15の外殻15aで行う場合に比べて、配光を制御する面が光源である発光素子2から遠くなり、前記配光を制御する面から見て光源が点光源に近くなり、制御が容易である。また、図9(c)のような形状を用いることで、波長変換部材47c全体の厚みを薄くすることができる。
さらにまた、波長変換部材47a,47b,47cにおける蛍光体の濃度を、発光素子2側で濃く、出射面側で薄くなるように変化することで、上述のように波長変換部材47a,47b,47cに凸レンズが形成されていても、その凸レンズ部分での波長変換は僅かであり、波長変換の殆どは、前記ドーム状の波長変換部材の内側(発光素子2側)の全面に亘って均等に行われることになる。したがって、前記凸レンズ部分を設けても、ドーム状の波長変換部材47a,47b,47cにおいて、凸レンズが設けられていない薄肉の周縁部から出射される光と、凸レンズが設けられている厚肉の天井部分から出射される光との色ずれを小さくすることができる。詳しくは、たとえば青色の発光素子で励起し、均一に分散させた緑色+赤色の蛍光体や黄色蛍光体で波長変換する場合には、厚みの厚い部分では黄色に近くなるのに対して、上述のように厚み方向に濃度分布を持たせることで、厚みの異なる部分においても同様の変換光割合を得ることが可能となる。最も極端な例であれば、蛍光体が均一に分散された厚み一定の層が発光素子側に形成され、光取り出し面側には蛍光体を含まない凸レンズ層から成る波長変換部材を用いれば、色むらを解消し、かつ、変換された光および発光素子2からの光を波長変換部材の光取り出し面の凸レンズで効率よく集光することが可能となり、中心の輝度が高い白色光源を得ることが可能となる。
また、蛍光体で変換された光は、その蛍光体の全周囲方向に発せられるので、光取り出し面側に位置する蛍光体からの光は光取り出し面に対して急な角度で入射し、全反射する光の成分が多くなるのに対して、上述のように発光素子2側の光取り出し面から離れたところに多くの蛍光体を分散させておくことで、該蛍光体で発せられた光は光取り出し面に対して垂直方向に入射する光の成分が増加し、波長変換部材47a,47b,47cに閉じ込められる光の成分を低減して、該波長変換部材47a,47b,47cの光取出し効率を向上することも可能となる。
[実施の形態6]
図11は、本発明の実施の第6の形態に係る発光装置である白色光源51の断面図である。この白色光源51は、前述の白色光源11に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この白色光源51では、前記波長変換部材7の前記透明部材15と対向する内面に、図12で示すように、発光素子2から該波長変換部材7に入射する光はそのまま透過させ、該波長変換部材7で波長変換されて発光素子2側へ返って来た光は反射する波長フィルタ58が形成されていることである。
前記波長フィルタ58は、たとえばSiOとTiOとを交互に積層して成り、図13において参照符号α1で示すように前記発光ダイオードなどの発光素子2が或る一定の幅の波長帯の光を発生するものであり、かつ波長変換部材7で波長変換された光が参照符号α2で示すように前記の波長帯から離間している場合には、参照符号α3で示すように、それらの波長帯の間に前記波長フィルタ58の透過特性を設定しておくことで、上述のように発光素子2からの光はそのまま透過させ、発光素子2側へ返って来た光は反射させることができる。
このように構成することで、前記光取出し効率を一層高くすることができる。また、波長フィルタ58によって、蛍光体で効率良く変換される波長帯の光のみを選択的に透過させることができ、変換後の光の色の均一性を高めることができる。さらにまた、一般に発光素子2から放射される光は短波長帯であり、前記波長フィルタ58がその成分を透過させる場合、温度上昇の要因となる長波長帯の光が白色光源51の外部から侵入し、発光素子2へ到達するのを阻止することができ、発光素子2の劣化を防ぐこともできる。
[実施の形態7]
図14は、本発明の実施の第7の形態に係る発光装置である白色光源61の断面図である。この白色光源61は、前述の白色光源51,31に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この白色光源61では、前記波長変換部材7と透明部材15との少なくとも一方(図14の例では波長変換部材7)の光入出射面(図14では光出射面)に、反射防止構造68が設けられていることである。
前記反射防止構造68としては、たとえばSiOとTiOとを交互に積層して成る図14で示す反射防止膜や、波長変換部材7での変換波長よりも短い間隔の凹凸構造などである。前記反射防止構造68が設けられていない場合、波長変換部材7から空気の界面で、4%程度の反射ロスが生じる。これに対して、たとえば反射防止膜の場合で、適切に膜設計を行うことによって、可視域で1%以下の内部反射率に抑えることが可能となる。また、そのような反射防止膜を透明部材15の外表面および波長変換部材7の内表面も含めて3ヶ所の界面に形成することで、合わせて10%程度の光取り出し効率のアップが見込めることになる。
一方、前記反射防止構造68として、透過する光の波長よりも短い間隔の凹凸構造を用いた場合には、透過する光の表面におけるフレネル反射を低減することで、透過率(光取り出し効率)を向上させることが可能となる。たとえば、所望の取出し光として、青色、緑色、赤色の可視光とした場合、これらの波長は400〜700nmの可視光成分を含むので、凹凸の間隔としては、100nm〜400nm程度となる。このときの凹凸深さはできる限り深い方が望ましいが、最低、100nm以上が望ましい。
これによって、表面に向かう光子にとって、その表面側で徐々に屈折率が低下してゆくことと等価となり、前記表面で反射し難くなり、光の取出し効率を向上することができるようになる。たとえば、前記凹凸を、その周期構造間隔が波長に比べて充分小さくなるように、図15で示すような三角テーパ溝で形成した場合、屈折率nの部材から屈折率nの部材に透過するとすれば、その有効屈折率は、TE波に対して、
となり、TM波に対して、
となる。ただし、a,bは、図15で示すように、前記凹凸の山から谷までの範囲W1での任意の切断面における屈折率nの部材と屈折率nの部材との幅である。
このようにして徐々に有効屈折率を変化させることで、表面におのおのの屈折率の中間の屈折率の薄膜層が存在することと等価となり、反射を低減させることが可能となる。
[実施の形態8]
図16は、本発明の実施の第8の形態に係る照明装置71の断面図である。この照明装置71には、前述の各白色光源1,11,21,31,41a,41b,41c,51,61を採用することができる(図16では白色光源1で例示している)。注目すべきは、この照明装置71では、各白色光源1,11,21,31,41a,41b,41c,51,61の光出射面側に、該光出射面から出射された光を配光制御するための光学部材72が配置されていることである。各白色光源1,11,21,31,41a,41b,41c,51,61は、この図16で示すような光学部材72が被せられ、1または複数個が組合わせて使用されることで、照明装置71として使用される。
前記光学部材72は、たとえばアクリルやポリカーボネードなどの透光性を有する材料を用いたレンズやプリズムなどから成り、またこの光学部材72に代えて、図17で示すような反射板73などでも同様の配光制御を行うことができる。前記各白色光源1,11,21,31,41a,41b,41c,51,61から放射される光は拡散光であり、そのままでは利用範囲が限られてくるので、多くの場合、前記各白色光源1,11,21,31,41a,41b,41c,51,61はこれらの光学部材71や反射板73と組合わせられて、狭角の配光に制御されて利用される。
ここで、基本的に光源が小さい程、また光源の輝度の集中度が高い程、より小さな光学部材で狭角の配光を実現することができる。一方、広角の配光は、光学部材の形状を適切に設定することで比較的容易に実現可能な場合が多い。したがって、上述のように光源が小さい程、また光源の輝度の集中度が高い程、配光制御の観点からは良い光源ということができる。ところで、上述の各実施の形態の場合、たとえば特開2005−57266号公報の従来技術などと比較して、各白色光源1,11,21,31,41a,41b,41c,51,61が扁平に形成されるので、頂点部P11の光出射面と発光素子2との距離が小さく、前記のような光源の輝度の集中度が高くなっており、同程度の大きさのレンズより狭角に配光を制御することができ、照明装置71の用途を広げることができる。
また、狭角の配光を実現するためには、設計基準点を最大輝度の位置(たとえば前記頂点部P11)に設けて設計する必要がある。各実施の形態では、白色光源1,11,21,31,41a,41b,41c,51,61の高さH1が前記特開2005−57266号公報などでの高さH2と比較して低いので、光学系全体の高さH3を低くすることができ、光学系、したがって照明装置71の薄型化を実現することができる。
本発明の実施の第1の形態に係る発光装置である白色光源の断面図である。 図1の透視斜視図である。 発光素子の形状を説明するための図である。 本発明における光出射面の設計方法を説明するための図である。 本発明の実施の第2の形態に係る発光装置である白色光源の断面図である。 本発明の実施の第3の形態に係る発光装置である白色光源の断面図である。 本発明の実施の第4の形態に係る発光装置である白色光源の断面図である。 図7で示す白色光源において、発光素子を内包する透明部材の成型方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の第5の形態に係る発光装置である白色光源の断面図である。 図9で示す白色光源において、波長変換部材の構造例を説明するための断面図である。 本発明の実施の第6の形態に係る発光装置である白色光源の断面図である。 図9で示す白色光源において、波長フィルタの機能を説明するための図である。 図9で示す白色光源において、波長フィルタの特性を説明するためのグラフである。 本発明の実施の第7の形態に係る発光装置である白色光源の断面図である。 図14で示す白色光源において、反射防止構造である微細凹凸の機能を説明するための図である。 本発明の実施の第8の形態に係る照明装置の断面図である。 本発明の実施の第8の形態に係る照明装置の断面図である。
符号の説明
1,11,21,31,41a,41b,41c,51,61 白色光源
2 発光素子
3 基板
4 サブ基板
5,15,25,35 透明部材
6 空隙
7,47a,47b,47c 波長変換部材
15a,25a,35a 外殻
15b,25b,35b 内部材
35c 斜面
38 反射増加膜
39a,39b 金型
48a,48b,48c 凸部
58 フィルタ
68 反射防止構造
71 照明装置
72 光学部材
73 反射板

Claims (11)

  1. 発光素子を基板とドーム状の波長変換部材との間に内包し、前記発光素子から放射された光を所望の波長に変換して出射するようにした発光装置において、
    前記ドーム状となる空気への光出射面を、前記基板に垂直で、かつ前記発光素子から放射された光を配光制御すべき面で切断した場合における断面形状が、前記の切断面と発光素子に外接する円との2交点を焦点とする半楕円であって、該半楕円上の各点における法線と前記各焦点との成す角が、前記光出射面を形成する部材の全反射角未満の角度となる半楕円から半円までの範囲であることを特徴とする発光装置。
  2. 前記発光素子は光を透過する性質を有する空気よりも屈折率の透明部材に内包され、さらに所定間隔の空隙を隔てて前記ドーム状の波長変換部材に内包されていることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記発光素子は基板に搭載され、その基板と前記透明部材とによって封止されており、前記透明部材は、周縁部が前記基板から離反するように形成される斜面を有することを特徴とする請求項2記載の発光装置。
  4. 前記透明部材は、ドーム状の外殻と、その外殻と発光素子との間に充填される内部材とによって構成され、前記内部材は外殻に比べて、相対的に屈折率の低い材料から成ることを特徴とする請求項2または3記載の発光装置。
  5. 前記外殻の厚みが均一であることを特徴とする請求項4記載の発光装置。
  6. 前記波長変換部材は、少なくとも発光素子と重なる領域が光の出射する方向に突出した凸部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記波長変換部材において入射光の波長を変換する蛍光体は、その濃度が、相対的に、発光素子側で濃く、該波長変換部材の出射面側で薄くなるように、連続的または段階的に分散されていることを特徴とする請求項6記載の発光装置。
  8. 前記波長変換部材は、前記透明部材と対向する内面に、発光素子からの光を透過し、該波長変換部材で波長変換されて発生した光を反射する波長フィルタを備えることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の発光装置。
  9. 前記波長変換部材と透明部材との少なくとも一方の光入出射面に反射防止構造を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の発光装置。
  10. 前記請求項1〜9のいずれか1項に記載の発光装置を用いることを特徴とする白色光源。
  11. 前記請求項10記載の白色光源に、前記波長変換部材の光出射面側に、該光出射面から出射された光を配光制御するための光学部材が配置されて成ることを特徴とする照明装置。
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CN109374266A (zh) * 2018-12-18 2019-02-22 北京师范大学 一种基于光学器件响应的检测系统及方法
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