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JP5906045B2 - 使い捨て着用物品 - Google Patents

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Description

この発明は、使い捨て着用物品に関し、より詳しくは、前後ウエスト域をファスニングテープで連結して用いることができる使い捨ておむつ、使い捨てのトイレット・トレーニングパンツ、使い捨て失禁パンツ、使い捨ての生理用パンツ等の使い捨て着用物品に関する。
従来、前後ウエスト域をファスニングテープで連結する着用物品は公知である。例えば、特許文献1には、使い捨ておむつが開示され、前後身頃を有するおむつ本体と、後身頃に取り付けられた止着テープとを含み、止着テープを前身頃の外面シートに連結することによって、環状のウエスト開口が形成されることが開示されている。後身頃に位置するサイドフラップには、切込み線が形成されるとともに、切込み線をサイドフラップの外面側から被覆するように伸縮帯が貼付されている。おむつの着用時には、伸縮帯が伸長されながら、切込み線が横方向に離間される。伸縮帯の伸縮によって、おむつ全体が横方向において伸縮可能とされるので、おむつのウエスト開口を着用者に密着させることができる。
特開2010−35726号公報(JP2010−35726A)
上記のような特許文献1において、切込み線は、おむつ本体の後身頃に位置するサイドフラップの一部を切断して形成されたものであるので、おむつの着用中において、切込み線からサイドフラップがさらに裂けてしまった場合には、おむつ本体が破断されるという問題が生じる。
この発明では、着用者の身体に密着可能であって、且つ、前後ウエスト域およびクロッチ域を形成するシャーシが破断されることがない使い捨て着用物品を提供することを課題とする。
この発明は、縦方向および横方向を有し、肌対向面およびその反対側である非肌対向面と、前後ウエスト域と、これら前後ウエスト域のいずれか一方である第1ウエスト域と、いずれか他方である第2ウエスト域と、前記第1および第2ウエスト域間に位置するクロッチ域とを含むシャーシと、前記第1および第2ウエスト域を互いに連結するファスニング手段とを有し、前記ファスニング手段は、前記第1ウエスト域の前記非肌対向面に位置する第1連結要素と、前記第1連結要素に連結可能な第2連結要素とを有し、前記第2連結要素は、前記第2ウエスト域から前記横方向に延びるサイドパネルに取り付けられた使い捨て着用物品の改良にかかわる。
この発明は、前記使い捨て着用物品において、前記サイドパネルは、前記横方向に伸長可能な伸長部材と、前記伸長部材に重なるとともに、前記伸長部材の伸長を規制可能な規制部材とを有し、前記伸長部材の非伸長時において、前記規制部材が前記横方向に離間する一対の接合部を介して前記伸長部材に接合され、前記規制部材の前記接合部の間には、前記縦方向に延びる切断誘導線が形成され、前記切断誘導線は、前記規制部材の前端縁および後端縁から前記縦方向内側にそれぞれ延び、前記伸長部材は、一対の前記接合部の間において、その一部を前記横方向へ弛ませた折り畳まれた状態で前記規制部材と接合されていることを特徴とする。
この発明の特にそのひとつ以上の実施態様によれば、使い捨て着用物品は、シャーシとシャーシの側縁から延出するサイドパネルとを含み、サイドパネルは伸長部材とこれに重なる規制部材とを有し、規制部材に切断誘導線を形成することとした。したがって、切断誘導線を切断することによって伸長部材が横方向に伸長可能となり、着用者の体型に合わせて切断誘導線に沿って規制部材を切断し使用することができ、着用物品を着用者に密着させることができる。また、切断誘導線によって規制部材が切断されたとしても、切断誘導線はサイドパネルに形成されているから、シャーシが破断されることがない。
使い捨て着用物品の一実施形態である使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図。 展開したおむつの肌対向面から見た平面図。 おむつの分解斜視図。 図2のIV−IV線端面図。 (a)サイドパネルを切断誘導線に沿って切断する前の図。 (b)サイドパネルを切断誘導線に沿って切断した後の図。 (a)第2の実施形態のサイドパネルを切断誘導線に沿って切断する前の図。 (b)第2実施形態のサイドパネルを切断誘導線に沿って切断した後の図。 切断誘導線の他のバリエーションを示す図。 切断誘導線の他のバリエーションを示す図。 切断誘導線の他のバリエーションを示す図。
<第1の実施形態>
図1は、この発明にかかる使い捨て着用物品の一例として示す、使い捨ておむつの前後ウエスト域を連結したときの斜視図、図2は展開したおむつの肌対向面から見た平面図、図3はおむつの分解斜視図、図4は図2のIV−IV線端面図、図5(a)はサイドパネルの規制部材を切断誘導線に沿って切断する前の図、図5(b)は規制部材を切断誘導線に沿って切断した後の図である。図1は、規制部材を切断誘導線に沿って切断して、前後ウエスト域を連結した図であり、図2〜4は、規制部材を切断する前の状態を示した図である。
図1に示したように、おむつ1は、縦方向Yおよび横方向Xを有し、前ウエスト域11および後ウエスト域12、これら前後ウエスト域11,12間に位置するクロッチ域13と、横方向Xに延びる前後端縁14,15と、縦方向Yに延びる両側縁16とを有する。おむつ1は、後ウエスト域12に備えるファスニングシステムのフック要素72を前ウエスト域11に連結することによって、ウエスト開口を形成するとともに、おむつ1を着用者の身体に固定することができる。
図2に示したように、おむつ1は、横方向Xにおける寸法を二等分する仮想縦中心線P−Pを有し、仮想縦中心線P−Pにおいてほぼ対称にされている。対称にされた同様の構成要素については、図面においてその一部の符号を省略している。
図2〜4に示したように、おむつ1は、肌対向面に位置する透液性の表面シート20と、その反対側である非肌対向面(着衣側)に位置する裏面シート30と、これら表裏面シート20,30の間に位置する体液の吸収体40と、吸収体40および裏面シート30の間に位置する難透液性または不透液性の防漏シート50とを含む。表面シート20の肌対向面には、横方向Xに離間し縦方向Yへ延びる一対の封じ込めシート60が配置されている。表面シート20と裏面シート30は、実施形態にかかるおむつのシャーシ10を形成している。
表面シート20としては、例えば、質量約15〜35g/m、好ましくは約18〜23g/mの親水性スパンボンド繊維不織布またはポイントボンド繊維不織布を用いることができる。裏面シート30としては、例えば、質量約10〜30g/mのスパンボンド・メルトブローン・スパンボンド(以下SMSとする)繊維不織またはスパンボンド繊維不織布を用いることができる。
封じ込めシート60としては、例えば、質量約10〜30g/mのSMS繊維不織布を用いることができる。封じ込めシート60の前後端縁61,62は、表面シート20の前後端縁21,22と一致するように重ね合わせられ、図示しないホットメルト接着剤等の公知の接合手段によって互いに接合されている。封じ込めシート60の近位縁部63は、裏面シート30の両側縁部33に重なり、図示しないホットメルト接着剤等の公知の接合手段によって互いに接合されている。封じ込めシート60の遠位縁部64は、おむつ1が縦方向Yへ伸展された状態では、表面シート20に重なっている。遠位縁部64には、縦方向Yに延びる弾性体65が伸長状態で収縮可能に取り付けられる。この弾性体65の収縮によって、遠位縁部64が表面シート20から着用者の肌側へ離間してその肌に密着し、大便等の排泄物が封じ込めシート60の内側に封じ込められる。
吸収体40は、少なくともクロッチ域13に位置していればその機能を奏するが、この実施形態では、クロッチ域13から前後ウエスト域11,12へと延出して、比較的広範囲で尿等の排泄物を吸収することができるようにしてある。吸収体40は、吸液性の芯材をティッシュペーパ等の液拡散性の被覆シートで覆うことによって形成されている。芯材として木材フラッフパルプ、高吸収性ポリマー粒子、またはこれらの混合物を用いることができる。芯材と被覆シートとは、図示しないホットメルト接着剤等の公知の接合手段を用いて互いに接合することができる。
吸収体40と裏面シート30との間に配置されている防漏シート50は、難透液性、好ましくは、不透液性かつ通気性のプラスチックフィルムを用いることができる。防漏シート50は吸収体40よりもその面積が大きくされている。したがって、吸収体40で吸収された尿等の排泄物がおむつ1の外側に漏れるのを防止することができる。防漏シート50は、吸収体40の被覆シートと裏面シート30との間において、図示しないホットメルト接着剤等の公知の接合手段を用いて接合することができる。
防漏シート50の裏面シート30に対向する面とは反対側の面には、レッグ弾性体51およびウエスト弾性体52が取り付けられている。レッグ弾性体51およびウエスト弾性体52は、防漏シート50と封じ込めシート60との間において、少なくともいずれか一方に図示しないホットメルト接着剤等の公知の接合手段によって接合されている。レッグ弾性体51は、クロッチ域13において、両側縁16に沿って縦方向Yに延びるとともに、縦方向Yに伸長状態で収縮可能に取り付けられている。レッグ弾性体51は、前ウエスト域11側に位置する第1端縁51aと、後ウエスト域12側に位置する第2端縁51bとを有し、第1端縁51aは、前ウエスト域11にまで延在し、第2端縁51bは、後ウエスト域12にまで延在している。ウエスト弾性体52は、後ウエスト域12おいて後端縁15に沿って横方向Xに延びるとともに、横方向Xに伸長状態で収縮可能に取り付けられている。レッグ弾性体51およびウエスト弾性体52としては、複数本のストリング状またはストランド状の弾性体を用いることができる。
シャーシ10の後ウエスト域12には、その両側縁16に一対のサイドパネル70が取り付けられている。サイドパネル70は、横方向Xに伸長可能な伸長部材80と、伸長部材80に重なって取り付けられ伸長部材80の伸長を規制する規制部材90とを有する。伸長部材80は、肌対向面に位置する第1シート81と、非肌対向面に位置する第2シート82と、これらシートの間に取り付けられた複数条のサイドパネル弾性体83とを含む。
第1および第2シート81,82は、ほぼ同形同大であり、例えば、質量約10〜30g/mのSMS繊維不織布を用いることができ、図示しないホットメルト接着剤等の公知の接合手段によって互いに接合されている。これら第1および第2シート81,82は、実質的に非伸長性の繊維不織布である。「実質的に非伸長性」とは、弾性的な伸縮性を有することなく、おむつ1の使用において、少なくとも横方向Xに通常の力で引っ張っても、おむつ1の着用時におけるウエスト開口の周り寸法の設定を左右するような寸法に変化を与えないものをいう。ちなみに、前記通常の力で不織布の繊維の交絡または溶着が僅かに解けて非弾性的に僅かに伸長することがあったとしても、これは実質的に非伸長性の範囲に入るものとする。前記寸法設定を左右しないからである。
サイドパネル弾性体83は、横方向Xにおいて伸長状態で収縮可能に、かつ、縦方向Yに離間して取り付けられる。このようにサイドパネル弾性体83を取り付けることによって、伸長部材80は、弾性的に伸縮可能とされている。サイドパネル弾性体83としては、例えば、470〜940dtexのストリング状またはストランド状の弾性体を用い、これら弾性体を横方向Xに、例えば、約2〜3倍伸長させ、縦方向Yにピッチ約5〜15mmで取り付けることができる。この実施形態では、約620dtexのサイドパネル弾性体83を用い、縦方向Yにおけるピッチが約10mmで配置されるとともに、横方向Xに約2.6倍に伸長されて取り付けられている。
伸長部材80の第2シート82には、第1シート81と対向する面とは反対の面に、規制部材90が積層されている。規制部材90は、実質的に非伸長性の繊維不織布によって構成されている。規制部材90として、例えば、質量約40〜60g/mのスパンボンド繊維不織布、SMS繊維不織布等を用いることができる。図4に示したように、規制部材90は、横方向Xに離間するとともに縦方向Yに延びる接合部91,92を介して第2シート82に接合されている。接合部91,92は、サイドパネル弾性体83が重ならない位置、すなわち、弾性体の伸縮力が発揮されない位置に形成される。なお、サイドパネル弾性体83がその取り付け工程においてカットバック等されている場合には、伸縮力が発揮されない端部に重なるように形成することも可能である。サイドパネル弾性体83の伸縮力が発揮される領域においては、第2シート82には皺が形成されるが、皺に重なって接合部91,92が形成されると、第2シート82と規制部材90との接合力が低下する可能性がある。しかし、この実施形態では、サイドパネル弾性体83の収縮力が発揮されない位置に接合部91,92が形成されるので、接合力の低下を未然に防止することができる。接合部91,92として、ホットメルト接着剤等の公知の接合手段を用いることができる。
なお、上記記載は、接合部91,92がサイドパネル弾性体83の収縮力が発揮される位置に形成されることを妨げるものではなく、これらが重なる位置に形成されていてもよい。その場合には、第2シート82と規制部材90とが剥離しないように、接合部91,92の接合強度を大きくすることもできる。また、第2シート82と規制部材90とが直接接合される場合について説明しているが、これらシート間にさらに他のシートが介在される場合も含む。この場合には、接合部91,92は、他のシートを介して第2シート82または規制部材90に形成される。言い換えれば、伸長部材80は、第1および第2シート81,82のほかに他のシートを含むものであってもよいし、規制部材90は、非伸長性の繊維不織布のほかに他のシートを含むものであってもよい。
規制部材90の内側縁部90cは、裏面シート30と封じ込めシート60との間において図示しない接合手段によって固定され、シャーシ10の両側縁16からその横方向X外側に向かって延出している。規制部材90の外側縁部90dには、タブシート71を介して、ファスニング手段であるフック要素72が取り付けられている。
フック要素72を前ウエスト域11の裏面シート30の繊維不織布に引っかけることによって、前後ウエスト域11,12が連結され、パンツ型のおむつ1として着用者に着用させることができる。この実施形態のフック要素72が、この発明にかかる第2連結要素であり、前ウエスト域11における裏面シート30が、この発明にかかる第1連結要素である。第1連結要素として裏面シート30を用いることによって、フック要素72はシャーシ10の非肌対向面のいずれにも止着させることができる。すなわち、前ウエスト域11の全域を第1連結要素として用いることができる。フック要素72を前ウエスト域11の広い範囲で連結することができるので、着用者の体型や身体の状態に合わせて前後ウエスト域11,12を連結し、着用者に密着させることができる。また、第1連結要素として裏面シート30を用いることによって、別部材を要しないので、その分製造コストを低減することができる。
図5は、サイドパネル70を非肌対向面から見たときの図である。図5(a)に示したように、規制部材90において、接合部91,92の間には、縦方向Yに延びる切断誘導線93が形成されている。切断誘導線93は、規制部材90をその厚さ方向に貫通するとともに、縦方向Yに間欠的に配置された複数の貫通孔94によって構成されている。貫通孔94は、規制部材90の前後端縁90a,90bからその縦方向Yの内側に向かってそれぞれ延び、この実施形態においては、一直線状に並んでいる。この実施形態において、貫通孔94は、縦方向Yに延びるスリットである。このように複数の貫通孔94を形成することによって、いわゆるミシン目を形成することができ、切断誘導線93に沿って規制部材90を切断することができる。
図5(a)に示した状態において、規制部材90は、伸長部材80の収縮時において、第2シート82に重なるように接合されている。したがって、伸長部材80を伸長させようとしても、切断誘導線93に沿って規制部材90が切断されていない状態においては、この規制部材90によって伸長部材80の伸長が規制される。
図5(b)に示したように、切断誘導線93に沿って規制部材90が切断され、これが横方向Xに離間されると、その間には伸長部材80が露出される。伸長部材80は、接合部91,92を介して横方向Xに離間するように引っ張られるから、横方向Xに弾性的に伸長可能となる。
上記のようなおむつ1において、おむつ1をウエストの細い着用者に対して使用する場合には、規制部材90を切断することなく、すなわち、図5(a)の状態のまま、フック要素72を前ウエスト域11に連結させて、着用者に着用させることができる。ウエストの太い着用者に対して使用する場合には、規制部材90を切断して、すなわち、図5(b)の状態にしてから、フック要素72を前ウエスト域11に連結させて、着用者に着用させることができる。このように着用者の体型に応じてサイドフラップ70の態様を選択することができるので、さまざまな着用者に対しておむつ1を密着させることができる。しかも、規制部材90を切断して使用した場合には、伸長部材80の伸縮によって、おむつ1がより一層着用者に密着する。また、サイドフラップ70は、シャーシ10の両側縁に一対取り付けられているから、いずれか一方の規制部材90のみを切断し、他方を切断しないで使用することもできる。
切断誘導線93は、規制部材90の前後端縁90a,90b間に形成されているから、例えば、腹部のみが大きくせり出ているような体型の着用者に対しては、後端縁90b近傍の切断誘導線93のみを切断し、伸長部材80の後端縁近傍、すなわち、ウエスト開口近傍で伸縮性が発現されるようにすることによって、おむつ1を着用者の身体により一層密着させることができる。また、ウエストが細く臀部が大きいような体型の着用者に対しては、前端縁90a近傍の切断誘導線93のみを切断し、伸長部材80の前端縁近傍、すなわち、レッグ開口近傍で伸縮性が発現されようにすることもできる。切断誘導線93において、貫通孔94が間欠的に形成されることによって、上記のように切断誘導線93を途中まで切断することが可能となる。
切断誘導線93は、縦方向Yにおいて途中まで切断して用いた場合であって、着用中に、着用者の動きによってさらに切断されたような場合であっても、切断誘導線93には、伸長部材80が重なって配置されているので、切断によっておむつ1の着用者に対する密着性が損なわれることがない。また、切断誘導線93が不用意に切断されたような場合であっても、切断誘導線93がサイドパネル70に形成されているので、おむつ1の吸収性や肌触り等に影響を与えることがない。仮に、切断誘導線93がシャーシ10のいずれかに形成されていた場合には、不用意に切断されることによって、着用者に対する肌触りを悪くしたり、シャーシ10に配置された吸収体40の吸収性に影響を与え、尿等の体液の漏れを誘発したりする可能性がある。
規制部材90は、伸長部材80の非肌対向面に配置されているので、規制部材90の切断面が着用者の肌に接触することがなく、接触による刺激を未然に防止することができる。
切断誘導線93において、規制部材90が切断されるときの強度は種々変更可能である。例えば、おむつ1の着用中に、着用者の動きに対応して切断誘導線93に沿って規制部材90が切断されるようにすることもできるし、切断誘導線93を両手で挟持し、ある程度の力を入れて引っ張らないと切断できないようにすることもできる。この切断されるときの強度は、貫通孔94の縦方向Yにおける寸法、または、貫通孔94間の寸法によっても調整可能であるし、規制部材90として用いる繊維不織布の種類によっても調整可能である。貫通孔94の縦方向Yにおける寸法は約3〜22mm、貫通孔94と94との間における非貫通部分の縦方向Yにおける寸法は約0.2〜2mmとすることができる。この実施形態では、貫通孔94の寸法は約9mm、非貫通部分の寸法は約1mmとしている。複数の貫通孔94の寸法は、全て等しくすることもできるし、例えば前端縁90a側を大きく、後端縁90b側を小さくなるようにすることもできる。貫通孔94間の寸法が同じであれば、貫通孔94の寸法が大きいほど切断誘導線93に沿って切断し易くなる。したがって、後端縁90b側で貫通孔94の寸法を小さくした場合には、後端縁90b側では切断し難くすることができる。後端縁90bでは、レッグ開口の一部を形成するから、後端縁90bが切断されやすいと、着用者の脚の動きによって切断誘導線93が不用意に切断される可能性があるが、後端縁90b側の貫通孔94の寸法を小さくすることで、これを防止することができる。
規制部材90として繊維不織布を用いる場合には、繊維が縦方向Yに配向するようにして用いることができる。縦方向Yに繊維を配向させ、貫通孔94を縦方向Yに延びるように形成することによって、切断誘導線93に沿って規制部材90を切断し易くすることができる。
サイドパネル70は、後ウエスト域12において後端縁15からクロッチ域13まで連続して延び、前端縁70aから後端縁70bまでの縦方向Yにおける寸法が約180〜300mm、この実施形態では約240mmとされている(図2参照)。また、後ウエスト域12の縦方向Yにおける寸法が約260〜320mm、この実施形態では約281.8mmであり、前ウエスト域11の縦方向Yにおける寸法が約170〜240mm、この実施形態では約193.5mmである。サイドパネル70は、後ウエスト域12においてその縦方向Yのほぼ全域に延びているから、前後端縁14,15によって形成されるウエスト開口のみならず、クロッチ域13の側縁16によって形成されるレッグ開口近傍においても、おむつ1を着用者に密着させることができる。さらに、サイドパネル70は、前ウエスト域11の縦方向Yにおける寸法よりも大きくされているから、前ウエスト域11の縦方向Yの全域においてサイドパネル70を連結することができ、前ウエスト域11全体を着用者に密着させることができる。なお、サイドパネル70は、後ウエスト域12において、その後端縁15側、または、クロッチ域13側にのみ配置されていてもよいし、縦方向Yに離間された複数のサイドパネルが配置されていてもよい。
おむつ1のクロッチ域13には、レッグ弾性体51が取り付けられているが、その第2端縁51bは、サイドパネル70の横方向X内側に位置されている。すなわち、一対のサイドパネル70の間で、レッグ弾性体51の第2端縁51bが挟まれ、一対のサイドパネル70の前端縁70aを結ぶ横方向Xに延びる仮想延長線と、レッグ弾性体51とが交差する。このような位置関係にすることによって、サイドパネル70を横方向X外側に引っ張って前ウエスト域11に連結させると、これに伴ってレッグ弾性体51の第2端縁51bも横方向X外側に引っ張られ、レッグ弾性体51が取り付けられたシャーシ10の両側縁16が、着用者の脚回りに密着する。
シャーシ10の後ウエスト域12には、後端縁15に沿って横方向Xに延びるウエスト弾性体52が取り付けられている。したがって、規制部材90が切断誘導線93に沿って切断されず、弾性的な伸縮が発現されない場合であっても、ウエスト弾性体52の弾性によって、おむつ1のウエスト開口を着用者に密着させることができる。ウエスト弾性体52は、前後ウエスト域11,12の少なくともいずれか一方に取り付けられていればよい。また、切断誘導線93は、複数の貫通孔94によって構成されることとしているが、規制部材90を切断可能にするものであれば、これに限られるものではない。例えば、加熱、加圧によって規制部材90を溶融し、他の部分よりも切断し易くしたものや、厚さ寸法を他の部分よりも小さくしたものを切断誘導線93とすることもできる。
この実施形態において、伸長部材80は、非伸長性の第1および第2シート81,82の間にストランド状またはストリング状のサイドパネル弾性体83を取り付けることによって、弾性的に伸縮可能としているが、これに限ったものではなく、例えば、伸縮性フィルムや伸縮性繊維不織布等を用いることによって弾性的に伸縮可能な繊維不織布等を用いることもできる。また、規制部材90として、実質的に非伸縮性の繊維不織布を用いているが、伸長部材80の伸長率よりも小さければ、非伸縮性に限ったものではない。すなわち、規制部材90の伸長率が、伸長部材80の伸長率よりも小さければ、規制部材90が切断誘導線93の切断前に伸長したとしても、伸長部材80は伸長するものの、その伸長をある程度規制することができるからである。
接合部91,92は、ホットメルト接着剤によって形成しているが、ヒートシールやソニックシール等の熱溶着によって、規制部材90を伸長部材80に接合することもできる。
第1連結要素として、前ウエスト域11における裏面シート30を用いているが、別途、前ウエスト域11にループ要素等を取り付けることもできる。第1連結要素としてループ要素等を裏面シート30に取り付けた場合には、裏面シート30として、通気性のプラスチックシート等を用いることもできる。第1連結要素として裏面シート30を用いない場合には、シャーシ10は裏面シート30を有せず、漏れ防止シート50に第1連結要素を形成することも可能である。また、第2連結要素としてフック要素を用いているが、前ウエスト域11の非肌対向面との連結が可能であれば、粘着テープ等のこの種の分野において通常用いられているものを用いることができる。第2連結要素として粘着テープ等を用いた場合には、第1連結要素として、例えば、プラスチックシート等を用いることができる。また、この場合には、漏れ防止シート50を粘着テープに対応する第1連結要素として用いることもできる。第1連結要素は、前ウエスト域11においてその一部に対して取り付けることもできるし、前ウエスト域11のほぼ全面に位置させるように取り付けることもできる。
伸長部材80の第2シート82において、規制部材90と対向する面に、イラストや文字などによって表示要素を形成し、規制部材90が切断誘導線93に沿って切断されたときに、表示要素が視認できるようにすることもできる。すなわち、規制部材90によって隠れていた第2シート82の部分を、意匠的な表示部として利用することもできる。
この実施形態において、サイドパネル70は、後ウエスト域12に配置されているが、前ウエスト域11に配置されるものであってもよい。
この実施形態においては、大人用のおむつ1を例に挙げて説明しているが、例えば、乳幼児用のおむつに適用することもできる。その場合には、おむつの各構成における寸法を適宜変更して着用者に適合させることができる。
<第2の実施形態>
図6は、第2の実施形態を示した図であり、第1の実施形態の図4と同様の図である。ただし、図6においては、サイドパネル70を拡大し、吸収体40を省略している。図6(a)は、切断誘導線93の切断前、図6(b)は切断誘導線93の切断後を示している。この実施形態において、伸長部材80は、実質的に非伸長性の繊維不織布を用いている。他の構成は第1の実施形態と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
伸長部材80は、接合部91,92の間において、その一部を横方向Xに弛ませて規制部材90と接合されている。したがって、規制部材90の切断誘導線93を切断した際には、弛ませた分だけ伸長部材80が横方向Xに伸長することができる。伸長部材80を一枚のシートを用いて形成することができるので、他の構成を要する場合に比較して、部品点数を少なくすることができる。この第2の実施形態において、第1の実施形態に示したような弾性的に伸縮可能な伸長部材80を用いることもできる。弾性的に伸縮可能な伸長部材80をさらに横方向Xに弛ませて規制部材90と接合することによって、伸長部材80に接合される規制部材90の横方向Xの寸法を小さくすることができ、その分、材料費の低減を図ることができる。
図7〜9は、切断誘導線93の他のバリエーションをそれぞれ例示したものである。図7に示したバリエーションによれば、切断誘導線は、規制部材90の前端縁90aから縦方向Y内方に延びる第1切断誘導線93aと、後端縁90bから縦方向Y内方に延びる第2切断線93bとを有する。第1および第2切断誘導線93a,93bは、互いに交差することなく、ほぼ平行に延びている。このようなサイドパネル70において、第1および第2切断誘導線93a,93bのいずれか一方のみを切断して使用した場合であっても、それ以上縦方向Y内側に破断されることがない。したがって、サイドパネル70を縦方向Yにおいて一部切断し、他は切断したくない場合に適したおむつ1とすることができる。なお、このバリエーションにおいて第1切断線93aが横方向X内側に位置し、第2切断線93bが横方向X外側に位置しているが、これに限ったものではない。
図8に示したバリエーションによれば、切断誘導線93は、後端縁90bから前端縁90aに向かって、図面右斜め下に向かって傾斜している。すなわち、仮想縦中心線P−Pに対して交差するように傾斜している。図示の例では、ウエスト開口に向かって、すなわち後端縁90bに向かって横方向X寸法が大きくなるように傾斜しているので、ウエスト開口が大きく広がりやすく、例えば、臀部に比較してウエストサイズが大きい着用者に対して好適に用いることができる。また、切断誘導線93を後端縁90bから前端縁90aに向かって、図面左斜め下に向かって傾斜するようにすることもできる。このような場合には、ウエストに比較して臀部のサイズが大きい着用者に対して好適に用いることができる。切断誘導線93の傾斜方向、傾斜角度は、適宜変更可能である。
図9に示したバリエーションによれば、切断誘導線93を仮想縦中心線P−Pに対して交差するように交互に折れ曲がった波形またはジグザク状に形成することもできる。切断誘導線93を一直線状にしないことによって、縦方向Yの途中まで切断することが容易となる。すなわち、切断誘導線93に沿って規制部材90を切断した際、これが一直線状であった場合には、所望の位置で切断を中断するのは困難であり、必要以上に破断したり、着用中に破断が進んだりする可能性がある。しかし、切断誘導線93を波形またはジグザク状にすることによって、必要以上に破断が進むのを防止することができる。
以上に記載したこの発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
この発明は、以下の使い捨て着用物品1の改良にかかわる。使い捨て着用物品1は、縦方向Yおよび横方向Xを有し、肌対向面およびその反対側である非肌対向面と、前後ウエスト域11,12と、これら前後ウエスト域11,12のいずれか一方である第1ウエスト域と、いずれか他方である第2ウエスト域と、前記第1および第2ウエスト域間に位置するクロッチ域13とを含むシャーシ10と、前記第1および第2ウエスト域を互いに連結するファスニング手段とを有する。
前記ファスニング手段は、前記第1ウエスト域の前記非肌対向面に位置する第1連結要素と、前記第1連結要素に連結可能な第2連結要素72とを有し、前記第2連結要素72は、前記第2ウエスト域から前記横方向Xに延びるサイドパネル70に取り付けられている。
この発明は、上記使い捨て着用物品1において、以下の点を特徴とする。
前記サイドパネル70は、前記横方向Xに伸長可能な伸長部材80と、前記伸長部材80に重なるとともに、前記伸長部材80の伸長を規制可能な規制部材90とを有する。
前記伸長部材80の非伸長時において、前記規制部材90が前記横方向Xに離間する一対の接合部91,92を介して前記伸長部材80に接合され、前記規制部材90の前記接合部91,92の間には、前記縦方向Yに複数並ぶ貫通孔94によって構成される切断誘導線93が形成され、前記切断誘導線93は、前記規制部材90の前端縁90aおよび後端縁90bから前記縦方向Y内側にそれぞれ延びる。
上記の発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。
(1)前記伸長部材80は、前記横方向Xに弾性的に伸縮可能とされ、前記規制部材90の伸長率は、前記伸長部材のそれよりも小さくされる。
(2)前記切断誘導線93は、前記規制部材90の前記前後端縁90a,90bの間において一直線状に形成される。
(3)前記切断誘導線93は、前記縦方向Yに複数並ぶ貫通孔94によって構成される。
(4)前記伸長部材80は、非伸縮性の第1および第2シート81,82と、第1および第2シート81,82の間において伸長状態で収縮可能に取り付けられた弾性体83とを含む。
(5)前記接合部91,92は、前記弾性体83の伸縮力が発現されない領域に形成される。
(6)前記規制部材90は、非伸縮性のシートによって形成される。
(7)前記規制部材90は、前記伸長部材80の前記非肌対向面に配置される。
(8)前記貫通孔94は、前記縦方向Yに延びるスリットである。
(9)前記サイドパネル70の前記縦方向Yにおける寸法は、前記1ウエスト域11の前記縦方向Yにおける寸法よりも大きくされる。
(10)前記クロッチ域13には、レッグ弾性体51が、前記縦方向Yに伸長状態で収縮可能に取り付けられ、前記レッグ弾性体51は、前記第1ウエスト域側に位置する第1端縁51aと、前記第2ウエスト域側に位置する第2端縁51bとを有し、前記第2端縁51bは、前記第2ウエスト域に位置するとともに、前記サイドパネル70の前記横方向X内側に位置する。
(11)前記第1連結要素は、前記第1ウエスト域11の全域において形成される。
(12)前記第1および第2ウエスト域11,12の少なくともいずれか一方には、前記横方向Xに伸長状態で収縮可能なウエスト弾性体52が取り付けられる。
使い捨て着用物品の一例である使い捨ておむつ1を構成する各構成部材には、この明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている、各種の公知の材料を制限なく用いることができる。また、この発明の明細書において、用語「第1」および「第2」は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いられている。
1 使い捨て着用物品(おむつ)
10 シャーシ
11 前ウエスト域
12 後ウエスト域
13 クロッチ域
16 両側縁
51 レッグ弾性体
51a 第1端縁
51b 第2端縁
52 ウエスト弾性体
70 サイドパネル
72 フック要素(第2連結要素)
80 伸長部材
81 第1シート
82 第2シート
83 サイドパネル弾性体
90 規制部材
90a 前端縁
90b 後端縁
91 接合部
92 接合部
93 切断誘導線
94 貫通孔
X 横方向
Y 縦方向
P−P 仮想縦中心線

Claims (13)

  1. 縦方向および横方向を有し、肌対向面およびその反対側である非肌対向面と、前後ウエスト域と、これら前後ウエスト域のいずれか一方である第1ウエスト域と、いずれか他方である第2ウエスト域と、前記第1および第2ウエスト域間に位置するクロッチ域とを含むシャーシと、前記第1および第2ウエスト域を互いに連結するファスニング手段とを有し、
    前記ファスニング手段は、前記第1ウエスト域の前記非肌対向面に位置する第1連結要素と、前記第1連結要素に連結可能な第2連結要素とを有し、前記第2連結要素は、前記第2ウエスト域から前記横方向に延びるサイドパネルに取り付けられた使い捨て着用物品において、
    前記サイドパネルは、前記横方向に伸長可能な伸長部材と、前記伸長部材に重なるとともに、前記伸長部材の伸長を規制可能な規制部材とを有し、
    前記伸長部材の非伸長時において、前記規制部材が前記横方向に離間する一対の接合部を介して前記伸長部材に接合され、前記規制部材の前記接合部の間には、前記縦方向に延びる切断誘導線が形成され、前記切断誘導線は、前記規制部材の前端縁および後端縁から前記縦方向内側にそれぞれ延び
    前記伸長部材は、一対の前記接合部の間において、その一部を前記横方向へ弛ませた折り畳まれた状態で前記規制部材と接合されていることを特徴とする前記使い捨て着用物品。
  2. 前記伸長部材は、前記横方向に弾性的に伸縮可能とされ、前記規制部材の伸長率は、前記伸長部材のそれよりも小さくされる請求項1記載の使い捨て着用物品。
  3. 前記切断誘導線は、前記規制部材の前記前後端縁の間において一直線状に形成される請求項1または2記載の使い捨て着用物品。
  4. 前記切断誘導線は、前記縦方向に複数並ぶ貫通孔によって構成される請求項1〜3のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  5. 前記伸長部材は、非伸縮性の第1および第2シートと、第1および第2シートの間において伸長状態で収縮可能に取り付けられた弾性体とを含む請求項1〜4のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  6. 前記接合部は、前記弾性体の伸縮力が発現されない領域に形成される請求項5記載の使い捨て着用物品。
  7. 前記規制部材は、非伸縮性のシートによって形成される請求項1〜6のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  8. 前記規制部材は、前記伸長部材の前記非肌対向面に配置される請求項1〜7のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  9. 前記貫通孔は、前記縦方向に延びるスリットである請求項4に記載の使い捨て着用物品。
  10. 前記サイドパネルの前記縦方向における寸法は、前記1ウエスト域の前記縦方向における寸法よりも大きくされる請求項1〜9のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  11. 前記クロッチ域には、レッグ弾性体が、前記縦方向に伸長状態で収縮可能に取り付けられ、前記レッグ弾性体は、前記第1ウエスト域側に位置する第1端縁と、前記第2ウエスト域側に位置する第2端縁とを有し、前記第2端縁は、前記第2ウエスト域に位置するとともに、前記サイドパネルの前記横方向内側に位置する請求項1〜10のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  12. 前記第1連結要素は、前記第1ウエスト域の全域において形成される請求項1〜11のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  13. 前記第1および第2ウエスト域の少なくともいずれか一方には、前記横方向に伸長状態で収縮可能なウエスト弾性体が取り付けられる請求項1〜12のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
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