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JP5885573B2 - 樹脂シートの成型加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂シートを湾曲させる、樹脂シートの成型加工方法に関する。
光源からの照明光を小型表示デバイスにより光画像信号に変調し、その光画像を投写レンズによって透過型スクリーン上に背面から拡大投写することにより、大画面の映像を得る背面投写型表示装置が存在している。
背面投射型表示装置に利用され透過型スクリーンは、樹脂製のフレネルレンズシートおよび樹脂製のレンチキュラーレンズシートを重ね合わせて構成されるのが一般的である。以下においては、樹脂製のフレネルレンズシートおよび樹脂製のレンチキュラーレンズシートの各々を、単に、樹脂シートまたはレンズシートとも表記する。
しかし、樹脂シートは温湿度変化の影響を受け変形や歪み等が生じる。そのため、重ね合わせた複数の樹脂シート間に隙間が発生して、映像が歪む、解像度が変わる等の問題が生じることがある。この対策として一般的な方法としては、複数枚の樹脂シートの少なくとも一枚の樹脂シートにあらかじめ反り付けを行う方法がある。
押出成型で作成される樹脂シートは、溶融状態の樹脂シートが、複数箇所の円筒ロール間を通りながら徐冷される。そして、最終的に樹脂シートが固化する直前に、最終段の2本の円筒ロール間で、樹脂シートに温度差をつけ押出方向に反り付けが行われる。
しかし、この方法では最終段の2本の円筒ロールの温度差の設定も制限があり、樹脂シートに大きな反り付けができないという問題がある。また、樹脂シートの中央部と樹脂シートの端部とでは、冷却環境条件が異なる。そのため、樹脂シートの幅方向において高い平面度が得にくいという問題点がある。
樹脂シートに反り付けを行う技術には、以下の技術がある。
例えば、特許文献1には、湾曲した形状になるようにシート状部材(樹脂シート)を押出し成形した後、当該シート状部材を、湾曲形状の型の上に載置して加熱する技術(以下、従来技術Aともいう)が開示されている。
特許文献2には、凹状湾曲型の台にシート状部材(樹脂シート)を載置して、熱変形温度より5〜20℃低い温度にて特定の時間、シート状部材を熱処理する技術(以下、従来技術Bともいう)が開示されている。
特許文献3には、赤外線により塑性変形温度以上に加熱したレンズシート(樹脂シート)を、一対の凹状反り型と凸状反り型の間に載置し、プレスしながら冷却する技術(以下、従来技術Cともいう)が開示されている。
特許第3665199号公報 特許第3863393号公報 特許第4147973号公報
しかしながら、上記の従来技術では、以下の問題点がある。
具体的には、湾曲形状をつけるために、凹状の反り型に樹脂シートを置いて加熱する上記の従来技術では、樹脂シートに、当該樹脂シートの成型段階での残留応力が残っている。そのため、樹脂シートにおいて任意の均一な反りが得られにくく、また時間経過による変形で部分的に反り形状が変化してしまうことがある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、時間経過による部分的な反りの変形が起こりにくい樹脂シートの成型加工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る樹脂シートの成型加工方法は、熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂シートの成型加工方法である。前記樹脂シートの成型加工方法は、平面に載置された金属製の第1の平板上に、積み重ねられた複数の樹脂シートを載置する工程と、前記複数の樹脂シートを所定の温度になるまで加熱し、前記複数の樹脂シートの温度が該所定の温度である状態を所定時間維持させる加熱処理を行う工程と、前記加熱処理を行う工程の後、前記複数の樹脂シートを徐冷する徐冷処理を行う工程と、前記徐冷処理を行う工程の後、前記第1の平板の両端部を押し上げることにより、前記複数の樹脂シートを湾曲させる湾曲工程と、前記複数の樹脂シートを湾曲させた状態で、前記加熱処理および前記徐冷処理を順に行う工程と、を含み、前記所定の温度は、前記樹脂シートのガラス転移点より2℃から5℃低い温度である
本発明によれば、平面に載置された金属製の第1の平板上に載置された複数の樹脂シートの温度が該所定の温度である状態を所定時間維持させる加熱処理を行う。その後、複数の樹脂シートを徐冷する徐冷処理を行う。これにより、樹脂シートの残留応力が除去される(緩和される)。
また、本発明によれば、徐冷処理の後、前記複数の樹脂シートを湾曲させた状態で、前記加熱処理および前記徐冷処理を順に行う。すなわち、本発明によれば、残留応力を除去した後、樹脂シートの反り付けを実施する。そのため、本発明により成型された樹脂シートは、時間経過による部分的な反りの変形が起こりにくい。すなわち、時間経過による部分的な反りの変形が起こりにくい樹脂シートの成型加工方法を提供することができる。
透過型スクリーンに使用されるフレネルレンズシートの断面図である。 透過型スクリーンに使用されるレンチキュラーレンズシートの断面図である。 本実施の形態に係る透過型スクリーンを上面あるいは側面から視た図である。 樹脂シートを成型するための成型装置の断面図である。 成型加工処理のフローチャートである。 実施の形態1に係る湾曲工程の動作を説明するための図である。 樹脂シートを成型するための、実施の形態2に係る成型装置の断面図である。 実施の形態2に係る湾曲工程の動作を説明するための図である。 樹脂シートを成型するための、実施の形態3に係る成型装置の断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明を省略する場合がある。
なお、実施の形態において例示される各構成要素の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるものであり、本発明はそれらの例示に限定されるものではない。また、各図における各構成要素の寸法は、実際の寸法と異なる場合がある。
<実施の形態1>
本実施の形態において、反りを付与する樹脂シートは、例えば、背面投射型表示装置が映像を投射する透過型スクリーンである。透過型スクリーンは、フレネルレンズシートおよびレンチキュラーレンズシートの2枚の樹脂シートで構成される。なお、透過型スクリーンは、ガラススクリーンシートの両面にフレネルレンズシートおよびレンチキュラーレンズシートの各樹脂シートを沿わせて3枚の樹脂シートで構成されるものもある。
背面投射型表示装置は、当該背面投射型表示装置の内部に光源を有する。背面投射型表示装置は、光源からの照明光を小型表示デバイスに応じて光画像に変換する。そして、背面投射型表示装置は、透過型スクリーンの背面から光画像を、当該透過型スクリーンに拡大投射して画像を表示する。透過型スクリーンは、フレネルレンズシートとレンチキュラーレンズシートの2枚の樹脂シートを重ね合わせて構成される。なお、透過型スクリーンは、ガラススクリーンシートの両面にフレネルレンズシートおよびレンチキュラーレンズシートの各樹脂シートを沿わせて3枚の樹脂シートで構成されてもよい。
図1は、透過型スクリーンに使用されるフレネルレンズシート11の断面図である。フレネルレンズシート11は、全反射型のレンズシートである。
図1に示すように、フレネルレンズシート11は、斜め方向から投射された画像光(入射光)を、入射面111において透過させる。また、フレネルレンズシート11は、入射面111を透過した画像光を全反射面112により、ほぼ平行な光に変換し、変換された光を、出射光として出射する構成を有する。
図2は、透過型スクリーンに使用されるレンチキュラーレンズシート12の断面図である。
図2に示すように、レンチキュラーレンズシート12は、当該レンチキュラーレンズシート12の内部にブラックストライプ層121を有する。ブラックストライプ層121の形状は、楔状である。
レンチキュラーレンズシート12は、入射した平行光(入射光)がブラックストライプ層121により水平方向に全反射して出射光の視野角を得る構成を有する。
上記の構成を有するフレネルレンズシート11およびレンチキュラーレンズシート12(2枚の樹脂シート)を組み合わせた透過型スクリーン、あるいは、後述のガラススクリーンシート12aの両面にフレネルレンズシート11およびレンチキュラーレンズシート12を沿わせて構成した透過型スクリーンは、以下の機能を有する。当該機能は、斜め方向からの入射光を、透過型スクリーンの垂直方向を中心に主に左右方向に視野角のある画像に変換する機能である。
上記の2枚の樹脂シートで構成される透過型スクリーンの構成では、フレネルレンズシート11とレンチキュラーレンズシート12との当接面に隙間があると、画像にフォーカスボケや歪みが発生してしまう。また、上記の3枚の樹脂シートで構成される透過型スクリーンの構成では、ガラススクリーンシート12aとフレネルレンズシート11との当接面、あるいは、ガラススクリーンシート12aとレンチキュラーレンズシート12との当接面に隙間があると、画像にフォーカスボケや歪みが発生してしまう。そのため、2枚の樹脂シートで構成される透過型スクリーンでは、フレネルレンズシート11とレンチキュラーレンズシート12との当接面に隙間が生じないように、密着させる。また、3枚の樹脂シートで構成される透過型スクリーンでは、ガラススクリーンシート12aとフレネルレンズシート11との当接面、あるいは、ガラススクリーンシート12aとレンチキュラーレンズシート12との当接面に隙間が生じないように密着させる。
そこで、本実施の形態では、フレネルレンズシート11およびレンチキュラーレンズシート12の各々の形状を、シリンドリカル形状とする。
図3は、本実施の形態に係る透過型スクリーンを上面あるいは側面から視た図である。図3(a)は、本実施の形態に係る2枚構成の透過型スクリーン13全面に渡って当接する前の状態を上面あるいは側面から視た図である。図3(b)は、本実施の形態に係る3枚構成の透過型スクリーン13aを上面あるいは側面から視た図である。なお、図3(a)および図3(b)により、フレネルレンズシート11およびレンチキュラーレンズシート12の反りの向きが示される。
図3(a)に示すように、2枚構成の透過型スクリーン13は、全面に渡って当接させる前の状態において、シリンドリカル形状のフレネルレンズシート11の凸部と、シリンドリカル形状のレンチキュラーレンズシート12の凸部とを当接させた構成である。また、図3(b)に示すように、3枚構成の透過型スクリーン13aは、ガラススクリーンシート12aの両面に、全面に渡って当接させる前の状態において、シリンドリカル形状のフレネルレンズシート11の凸部と、シリンドリカル形状のレンチキュラーレンズシート12の凸部とを、ガラススクリーンシート12a側に向かって当接させた構成である。すなわち、透過型スクリーン13は、互いに逆方向の反りを有するフレネルレンズシート11およびレンチキュラーレンズシート12の各々の凸部同士を密着させた構成を有する。また、透過型スクリーン13aは、互いに逆方向の反りを有するフレネルレンズシート11およびレンチキュラーレンズシート12の間にガラススクリーンシート12aが挿入された構成を有する。
なお、図3(a)の構成において、以下の状況では、フレネルレンズシート11とレンチキュラーレンズシート12の4辺を当接させた際にフレネルレンズシート11とレンチキュラーレンズシート12とが当接する面の全域の内、部分的に隙間が生じてしまう可能性がある。また、図3(b)の構成において、以下の状況では、フレネルレンズシート11およびレンチキュラーレンズシート12の各々の4辺をガラススクリーンシート12aに当接させた際にガラススクリーンシート12aとフレネルレンズシート11との当接面全域、あるいは、ガラススクリーンシート12aとレンチキュラーレンズシート12との当接面全域の内、部分的に隙間が生じてしまう可能性がある。当該状況は、例えば、フレネルレンズシート11およびレンチキュラーレンズシート12の反り量や反り形状が適切でないという状況である。また、当該状況は、例えば、時間経過により、フレネルレンズシート11およびレンチキュラーレンズシート12の反りが変化したという状況である。
したがって、図3(a)および図3(b)の構成を実現するためには、フレネルレンズシート11およびレンチキュラーレンズシート12の各々に所定の反り量や反り形状の反り付けを行う必要がある。また、さらに、時間経過による変形により、フレネルレンズシート11およびレンチキュラーレンズシート12の反りの形状が変化しない必要がある。
フレネルレンズシート11およびレンチキュラーレンズシート12の各々は、熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂シートである。熱可塑性樹脂の材料は、MS(メタクリル・スチレン共重合)材、あるいは、MBS(メタクリル・ブタジエン・スチレン共重合)材である。すなわち、フレネルレンズシート11およびレンチキュラーレンズシート12の各々は、MS材あるいはMBS材からなる樹脂シートである。なお、熱可塑性樹脂の材料は、MS材あるいはMBS材に限定されず、アクリル材、ポリカーボネート材等であってもよい。
樹脂シートは、従来、以下の方法により成型されていた。まず、溶融状態の樹脂シートが複数箇所の円筒ロール間を通りながら徐冷される。そして、最終的に、樹脂シートが固化する直前に、温度差をつけた最終段の2本の円筒ロール間の隙間から樹脂シートを押し出す。これにより、押出方向に反りがつけられて樹脂シートが成型される。
しかしながら、上記従来の方法では、円筒ロールの温度差の制限のために、樹脂シートに大きな反りをつけることはできなかった。また、樹脂シートの中央部と、樹脂シートの端部とでは、冷却環境条件が異なる。そのため、樹脂シートの幅方向において高い平面度が得にくいという問題点がある。
樹脂シートに所定の均一な反りを付与するには、まず、樹脂シートの成型過程で生じた反りを除去(解消)して残留応力を除去する必要がある。
そのためには、樹脂シートを、一旦、均一な平面上に載置して熱処理を行うことにより、樹脂シートの部分的な内部歪を解消して、樹脂シートのそりを解消する。
図4は、樹脂シート10を成型するための成型装置100の断面図である。なお、図4では、成型装置100に含まれない樹脂シート10を示す。
なお、図4では、構成を見やすくするために、互いに接触している各構成要素の間に空間を示しているものもある。成型装置100は、詳細は後述するが、均一な平面上において樹脂シート10の加熱を行う。
図4において、樹脂シート10は、透過型スクリーン13または透過型スクリーン13aを構成するフレネルレンズシート11またはレンチキュラーレンズシート12である。ここで、上面から視た樹脂シート10の形状は、長方形である。
成型装置100は、平板20と、平台30と、2台の昇降装置40とを備える。
なお、成型装置100に含まれる昇降装置40の数は2に限定されず、例えば、4以上であってもよい。
平板20は、金属からなる。上面から視た平板20の形状は、長方形である。なお、上面から視た平板20の面積は、上面から視た樹脂シート10の面積より大きい。具体的には、上面から視た平板20の長辺および短辺は、それぞれ、上面から視た樹脂シート10の長辺および短辺より長い。
平板20上には、複数の樹脂シート10が載置される。平板20上において、当該複数の樹脂シート10は積み重ねられる。
平台30は、高い平面性を有する平面31を有する。上面から視た平台30の面積は、上面から視た平板20の面積よりも十分に大きい。そのため、平台30には、平板20が平台30の水平方向の端部からはみ出さないように、平板20を載置可能である。本実施の形態においては、平板20は、平台30の平面31上に載置される。
平台30は、2つの貫通孔32を有する。各貫通孔32は、平台30の水平方向の端部に設けられる。
各昇降装置40は、上下方向に移動する昇降部40aを有する。昇降部40aは、平面31より下方の位置から、平面31より上方の位置の範囲で、任意の高さとなるよう移動可能である。
各昇降装置40は、各貫通孔32に対応づけて平台30の下方に設置される。すなわち、各昇降装置40は、平台30の水平方向の端部の下部に設置されている。
各昇降装置40は、貫通孔32内において、昇降部40aを上下方向に移動させる。昇降装置40は、タイマーにより制御可能である。例えば、昇降装置40は、指定した時間の経過後に自動で、昇降部40aを上昇または下降させる。
成型装置100は、図示しないアニール炉内に設置される。当該アニール炉は、加熱処理を行う。当該加熱処理は、炉内の温度を一定温度まで一定の時間をかけて昇温する処理と、昇温する処理の後一定温度の維持を行う処理と、降温する処理と、降温する処理の後一定温度の維持を行う処理とを含む。
次に、樹脂シートを成型するための方法(以下、成型加工処理ともいう)について説明する。
図5は、成型加工処理のフローチャートである。
まず、載置工程が行われる(S110)。載置工程では、図4のように、平台30の平面31に載置された金属製の平板20上に、積み重ねられた複数の樹脂シート10が載置される。
次に、加熱処理工程が行われる(S120)。加熱処理工程は、前述のアニール炉により行われる。加熱処理工程では、複数の樹脂シート10を所定の温度になるまで所定時間T1をかけて加熱し、複数の樹脂シート10の温度が該所定の温度である状態を所定時間T2維持させる加熱処理Aが行われる。当該所定の温度は、ガラス転移点未満の温度であって、かつ、ガラス転移点付近の温度である。
加熱処理工程における所定の温度および所定時間は、樹脂シート10の材質によって決まる数値である。
ここで、樹脂シート10の材料がMS材であるとする。この場合、ガラス転移点は、約85℃である。なお、所定の温度は、ガラス転移点より2〜5℃低い温度とする。ガラス転移点が85℃である場合、所定の温度は、80℃〜83℃である。また、所定時間T1は、1〜2時間である。所定時間T2は、約36時間である。
上記条件の場合、加熱処理工程では、例えば、1〜2時間かけて室温25℃から83℃までアニール炉内を昇温する。すなわち、複数の樹脂シート10を83℃になるまで1〜2時間かけて加熱し、複数の樹脂シート10の温度が83℃である状態を、昇温時間を含めた約36時間、維持させる加熱処理Aが行われる。
前述の温度および時間で加熱処理が行われることにより、各樹脂シート10の残留応力が除去される(抜かれる)。これにより、各樹脂シート10の反りが解消される。
次に、徐冷工程が行われる(S130)。徐冷工程では、複数の樹脂シート10を徐冷する徐冷処理Bが行われる。徐冷処理Bは、加熱処理工程の加熱処理により加熱された各樹脂シート10の温度が、該各樹脂シート10が一般的に使用される環境の温度になるまで、加熱の期間より長い期間にわたって行われる。以下においては、樹脂シート10が一般的に使用される環境の温度を、使用環境温度ともいう。
具体的には、徐冷工程では、アニール炉内において、各樹脂シート10の使用環境温度になるまでの加熱時間よりも長い時間をかけて、各樹脂シート10の徐冷が施される。
なお、背面投射型表示装置(樹脂シート10)の使用環境温度は室温である。ここで、樹脂シート10の材料がMS材であるとする。この場合、徐冷処理は、9〜12時間かけて行われる。
以上のように、徐冷工程では、樹脂シート10を加熱する時間よりも長い時間をかけて、樹脂シート10を徐冷する。これにより、樹脂シート10の部分的な反りやうねりが発生しないように処理を施すことができる。
なお、加熱時間および徐冷時間は上記よりも長い時間を設定してもよい。この場合、徐冷時間は、加熱時間よりも十分に長い時間に設定することが望ましい。
次に、湾曲工程が行われる(S140)。湾曲工程では、図6のように、各昇降装置40が、昇降部40aを上昇させる。これにより、平板20の中央部が、当該平板20の自重により変形し、湾曲する。各樹脂シート10は、平板20の変形と同様に変形する。すなわち、湾曲工程では、平板20の両端部を押し上げることにより、複数の樹脂シート10を湾曲させる。なお、湾曲した各樹脂シート10の形状は、平板20および複数の樹脂シート10の総自重により形成されたシリンドリカル形状である。
当該シリンドリカル形状は、樹脂シート10が放物線状または円筒状に湾曲した形状である。すなわち、樹脂シート10の形状を、放物線状あるいは円筒状の湾曲形状とすることができる。
次に、湾曲状態工程が行われる(S150)。湾曲状態工程では、複数の樹脂シート10を湾曲させた状態で、前述の加熱処理Aおよび徐冷処理Bが順に行われる。
以上の処理により、各樹脂シート10には、該樹脂シート10の中央部が、下方に凸部を有する反りが付与される。当該反りの形状は、シリンドリカル形状である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、平面31に載置された金属製の平板20上に載置された複数の樹脂シート10の温度が所定の温度である状態を所定時間維持させる加熱処理Aを行う。その後、複数の樹脂シート10を徐冷する徐冷処理Bを行う。これにより、樹脂シート10の残留応力が除去される。
また、徐冷処理Bの後、複数の樹脂シート10を湾曲させた状態で、加熱処理Aおよび徐冷処理Bを順に行う。すなわち、本実施の形態によれば、残留応力を除去した後、樹脂シート10の反り付けを実施する。そのため、本実施の形態により成型された樹脂シート10は、時間経過による部分的な反りの変形が起こりにくい。すなわち、本実施の形態によれば、時間経過による部分的な反りの変形が起こりにくい樹脂シートの成型加工方法を提供することができる。
なお、アニール炉および昇降装置40は共に、タイマーにより自動制御することが可能である。そのため、各樹脂シート10を成型装置100に設置する際、アニール炉に対し温度と温度変化時間を設定し、昇降装置40に昇降実行時間を設定してもよい。これにより、前述の各処理が自動的に実行されるよう設定することが可能である。
また、昇降装置40の昇降部40aの上昇する高さを変えることにより、各樹脂シート10に任意の反り量を付与することができる。すなわち、複数の樹脂シート10に対し、任意量の反り付けを、付与することができる。言い換えれば、任意の湾曲形状が得られる。
また、湾曲形状は、昇降装置40の昇降部40aの高さで調節できる。そのため、目標とする湾曲形状ごとに型を用意する必要がない。また、樹脂シート10の載置、撤去等に大型の装置や複数の人力を必要としない。したがって、樹脂シート10の生産性を向上させることができる。
また、成型装置100を利用した上記の成型加工処理では、樹脂シート10の成型の過程において、樹脂シート10を移動させる必要が生じない。そのため、樹脂シート10を移動させる装置や人間が不要となる。
<実施の形態2>
図7は、樹脂シート10を成型するための、実施の形態2に係る成型装置100Aの断面図である。なお、図7は、成型装置100Aに含まれない樹脂シート10を示す。
図7に示すように、成型装置100Aは、図4の成型装置100と比較して、さらに、平板21を備える点が異なる。成型装置100Aのそれ以外の構成は、成型装置100と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
平板21の形状は、平板20の形状と同じである。平板21は、金属からなる。平板21は、積み重ねられた複数の樹脂シート10上に載置される。これにより、複数の樹脂シート10は、平板21と平板20とにより挟持される。
実施の形態1では、樹脂シート10の反りの解消(除去)は、樹脂シート10の自重によって行われていた。そのため、特に、上部に置かれた樹脂シート10の反りの除去が十分ではなく、熱処理後も反りが残ってしまう可能性があった。
次に、成型装置100Aを用いて行われる成型加工処理について説明する。
載置工程(S110)は、実施の形態1の処理と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
加熱処理工程(S120)では、成型装置100Aを用いて、実施の形態1の処理と同様に、加熱処理Aが行われる。
実施の形態2に係る成型装置100Aでは、平板21の重量が各樹脂シート10にさらに加わる。そのため、成型装置100Aにより、実施の形態1と同様に、加熱処理工程を行うことにより、各樹脂シート10の反りの除去を、より効果的に行うことができる。
徐冷工程(S130)は、実施の形態1の処理と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
湾曲工程(S140)では、実施の形態1と同様、図8のように、各昇降装置40が、昇降部40aを上昇させる。すなわち、本実施の形態における湾曲工程は、平板20上に載置された複数の樹脂シート10上に金属製の平板21がさらに載置された状態で行われる。
これにより、図8のように、湾曲工程では、平板20の両端部を押し上げることにより、複数の樹脂シート10および平板21を湾曲させる。
そして、図8の状態において、実施の形態1と同様に湾曲状態工程(S150)が行われる。すなわち、複数の樹脂シート10を湾曲させた状態で、前述の加熱処理Aおよび徐冷処理Bが順に行われる。
なお、実施の形態1では、各樹脂シート10の自重のみにより、当該樹脂シート10を変形させていた。一方、本実施の形態では、各樹脂シート10の総重量に、平板21の重量を加算した重量により、各樹脂シート10を変形させる(反りを付与する)。そのため、より効果的に、各樹脂シート10に、任意の反り量を与えることができる。したがって、本実施の形態によれば、より正確な反り付けを実施することが可能である。
<実施の形態3>
図9は、樹脂シート10を成型するための、実施の形態3に係る成型装置100Bの断面図である。なお、図9は、成型装置100Bに含まれない樹脂シート10を示す。
図9に示すように、成型装置100Bは、図7の成型装置100Aと比較して、平板21の代わりに平板21aを備える点と、平台30の代わりに平台30aを備える点と、2台の昇降装置41をさらに備える点とが異なる。成型装置100Bのそれ以外の構成は、成型装置100Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
平板21aは、金属からなる。なお、上面から視た平板21aの面積は、上面から視た平板20の面積より大きい。平板21aは、実施の形態2の平板21と同様に、積み重ねられた複数の樹脂シート10上に載置される。これにより、複数の樹脂シート10は、平板21aと平板20とにより挟持される。
平台30aは、図7の平台30と比較して、2つの貫通孔33をさらに有する点が異なる。平台30aのそれ以外の構成は、平台30と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
各貫通孔33は、平台30aの水平方向の端部に設けられる。各昇降装置41は、昇降部40aと同様に、上下方向に移動する昇降部41aを有する。各昇降装置41は、各貫通孔33に対応づけて平台30aの下方に設置される。
各昇降装置41は、貫通孔33内において、昇降部41aを上下方向に移動させる。
成型装置100Bは、各昇降装置41の上方に平板20が存在しない構成を有する。そのため、成型装置100Bは、昇降部41aを上昇させることにより、昇降部41aが平板20と接触せずに、平板21aのみを変形させる構成を有する。この構成により、平板21aの曲率半径と、平板20の曲率半径とを個々に制御できる。
次に、成型装置100Bを用いて行われる成型加工処理について説明する。
載置工程(S110)は、実施の形態1の処理と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
加熱処理工程(S120)では、成型装置100Bを用いて、実施の形態1の処理と同様に、加熱処理Aが行われる。
徐冷工程(S130)は、実施の形態1の処理と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
湾曲工程(S140)では、図9のように、各昇降装置40が、昇降部40aを上昇させる。また、各昇降装置41が、昇降部41aを上昇させる。これにより、湾曲工程では、平板20の両端部を押し上げる第1湾曲処理と、平板21aの両端部を押し上げる第2湾曲処理とが互いに独立して行われる。
なお、平板21aに付与される反り量は、平板20に付与される反り量と同等以上とされる。
この構成により、各樹脂シート10に対し、より正確な反り付けを実施することが可能である。
そして、図9の状態において、実施の形態1と同様に湾曲状態工程(S150)が行われる。すなわち、複数の樹脂シート10を湾曲させた状態で、前述の加熱処理Aおよび徐冷処理Bが順に行われる。
なお、実施の形態2の処理では、平板21は、平板21の下部の樹脂シート10の変形に合わせて、平板21の自重で変形しただけである。そのため、平板21を、平板20と同じ形状に変形することは補償されていない。その結果、平板21は、平板20よりも変形が小さくなってしまう可能性がある。そのため、各樹脂シート10のうち上部の樹脂シート10は、下部の樹脂シート10よりも反り付け量が小さいものとなる可能性がある。
そこで、本実施の形態では、平板21aの変形量は、平板20の変形量と同等以上とする。これにより、各樹脂シート10のうち上部の樹脂シート10にも、下部の樹脂シート10と同程度の反り付けを付与することが可能となる。
なお、樹脂シート10は、フレネルレンズシートまたはレンチキュラーレンズシートに限定されない。樹脂シート10は、例えば、映像を投射するスクリーンに使用される他のレンズシートであってもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
本発明は、時間経過による部分的な反りの変形が起こりにくい樹脂シートの成型加工方法として、利用することができる。
10 樹脂シート、11 フレネルレンズシート、12 レンチキュラーレンズシート、12a ガラススクリーンシート、20,21,21a 平板、30,30a 平台、40,41 昇降装置、40a,41a 昇降部、100,100A,100B 成型装置。

Claims (6)

  1. 熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂シートの成型加工方法であって、
    平面に載置された金属製の第1の平板上に、積み重ねられた複数の樹脂シートを載置する工程と、
    前記複数の樹脂シートを所定の温度になるまで加熱し、前記複数の樹脂シートの温度が該所定の温度である状態を所定時間維持させる加熱処理を行う工程と、
    前記加熱処理を行う工程の後、前記複数の樹脂シートを徐冷する徐冷処理を行う工程と、
    前記徐冷処理を行う工程の後、前記第1の平板の両端部を押し上げることにより、前記複数の樹脂シートを湾曲させる湾曲工程と、
    前記複数の樹脂シートを湾曲させた状態で、前記加熱処理および前記徐冷処理を順に行う工程と、を含み、
    前記所定の温度は、前記樹脂シートのガラス転移点より2℃から5℃低い温度である
    樹脂シートの成型加工方法。
  2. 前記徐冷処理は、前記加熱処理により加熱された各前記樹脂シートの温度が、該各樹脂シートが使用される環境の温度になるまで、加熱の期間より長い期間にわたって行われる
    請求項に記載の樹脂シートの成型加工方法。
  3. 湾曲した各樹脂シートの形状は、前記第1の平板および前記複数の樹脂シートの総自重により形成されたシリンドリカル形状である
    請求項1または2に記載の樹脂シートの成型加工方法。
  4. 各前記樹脂シートは、透過型スクリーンを構成するフレネルレンズシートまたはレンチキュラーレンズシートである
    請求項1〜のいずれか1項に記載の樹脂シートの成型加工方法。
  5. 前記湾曲工程は、前記第1の平板上に載置された前記複数の樹脂シート上に金属製の第2の平板がさらに載置された状態で行われる
    請求項1〜のいずれか1項に記載の樹脂シートの成型加工方法。
  6. 前記湾曲工程では、前記第1の平板の両端部を押し上げる第1湾曲処理と、前記第2の平板の両端部を押し上げる第2湾曲処理とが互いに独立して行われる
    請求項に記載の樹脂シートの成型加工方法。
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