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JP5880861B2 - ブレーキ制御装置 - Google Patents

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JP5880861B2 JP2012246156A JP2012246156A JP5880861B2 JP 5880861 B2 JP5880861 B2 JP 5880861B2 JP 2012246156 A JP2012246156 A JP 2012246156A JP 2012246156 A JP2012246156 A JP 2012246156A JP 5880861 B2 JP5880861 B2 JP 5880861B2
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Description

本発明は、車輪に制動力を付与するためのブレーキ制御装置に関する。
下記特許文献1及び2には、この種のブレーキ制御装置の一例が開示されている。
特許文献1に開示のブレーキ制御装置は、所謂「ブレーキ・バイ・ワイヤ」によるシステムに適用された装置であって、マスタハウジング内に、車輪のホイルシリンダに供給される作動液を貯留するマスタシリンダ室を有するマスタシリンダと、ブレーキペダルのブレーキ操作に応じた反力を生成するためのストロークシミュレータと、シリンダ室とホイルシリンダとを接続する接続経路に開閉可能に設けられたマスタカット弁とを備えている。このブレーキ制御装置によれば、マスタカット弁の遮断状態でブレーキペダルのブレーキ操作がなされた場合にマスタシリンダ室から出力される液圧に応じて、動力源からホイルシリンダに供給される作動液の液圧が制御され、車輪に所望の制動力が付与される。
また、特許文献2に開示のブレーキ制御装置では、マスタシリンダのマスタハウジング内に、マスタシリンダ室とは別に、ストロークシミュレータに供給される作動液を貯留するための反力室が設けられている。
特開2007−185999号公報 特開2012−066692号公報
ところで、特許文献1に開示のブレーキ制御装置に特許文献2に開示の反力室の構造を適用することによって、フェールセーフ性の向上、装置の低コスト化及びブレーキフィーリング性の向上を図る可能性を有する。一方で、この場合、マスタシリンダ室の作動液を加圧するためのピストンがブレーキ操作時に殆ど動かない。従って、ブレーキ操作時にマスタシリンダ室から出力される液圧を検出し、この検出値を利用して動力源からホイルシリンダに供給される作動液の液圧を制御する場合には、当該制御を適正に実行することができない。そこで、このブレーキ制御装置の設計に際しては、ブレーキ操作時にマスタシリンダから出力される液圧を確実に検出することによって、車輪に付与する制動力の適正化を図る技術が要請される。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、車輪に制動力を付与するためのブレーキ制御装置において、ブレーキ操作時にマスタシリンダから出力される液圧を確実に検出するのに有効な技術を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るブレーキ制御装置は、車両に搭載されるものであり、マスタシリンダ、マスタカット弁、動力源、複数の圧力センサ及び制御部を含む。
マスタシリンダは、マスタハウジング内にマスタシリンダ室、反力室及びマスタシリンダピストンを有する。マスタシリンダ室は、車輪に制動力を付与するためのホイルシリンダに供給される作動液を貯留する機能を果たす。反力室は、ブレーキペダルのブレーキ操作に応じた反力を生成するためのストロークシミュレータに供給される作動液を貯留する機能を果たす。マスタシリンダピストンは、マスタシリンダ室と反力室との間に反力室の液圧によってマスタシリンダ室の作動液を加圧可能に設けられたピストン部材として構成される。マスタカット弁は、マスタシリンダ室とホイルシリンダとを接続する第1接続経路に開閉可能に設けられている。このマスタカット弁は、マスタシリンダ室に貯留された作動液がホイルシリンダに供給される供給状態と当該供給が遮断された遮断状態とを切り換える機能を果たす。動力源は、マスタシリンダの外部に設けられ、所定の動力によって作動液を加圧してホイルシリンダに供給する機能を果たす。複数の圧力センサはそれぞれ、マスタシリンダに貯留されている作動液によってブレーキペダルのブレーキ操作時に出力される液圧を検出可能である。この複数の圧力センサには、第1接続経路に連通することなく反力室とストロークシミュレータとを接続する第2接続経路に設けられた少なくとも1つの圧力センサが含まれる。この場合、複数の圧力センサは、第2接続経路に設けられた圧力センサのみによって構成されてもよいし、或いは第2接続経路に設けられた圧力センサに、第1接続経路や他の経路に設けられた圧力センサを加えて構成されてもよい。制御部は、マスタカット弁の遮断状態でブレーキペダルのブレーキ操作がなされた場合に、複数の圧力センサによって検出された液圧に応じて動力源からホイルシリンダに供給される作動液の液圧を制御する。この場合、複数の圧力センサを用いることで、圧力センサの不具合に対処することができ、制御に用いる圧力検出情報に関する一定の信頼性が確保される。
マスタカット弁の遮断状態では、ブレーキペダルのブレーキ操作がなされてもマスタシリンダ室の作動液を加圧するためのマスタシリンダピストンが殆ど動かない。従って、マスタシリンダ室の液圧をブレーキ作動圧として確実に検出して動力源の制御に用いる場合、この動力源からホイルシリンダに供給される作動液の液圧を適正に制御することができない。そこで、第2接続経路に少なくとも1つの圧力センサを設けることによって、ブレーキペダルのブレーキ操作時にマスタシリンダの反力室から出力される液圧を当該圧力センサによって確実に検出することができる。即ち、ブレーキペダルのブレーキ操作時にマスタシリンダから出力される液圧を確実に検出するための圧力センサの配置構造の適正化が図られる。制御部は、当該圧力センサの圧力検出値に応じて制動パラメータの目標値(例えば車両の目標減速度)を正しく導出することができ、この導出結果にしたがって、動力源からホイルシリンダに供給される作動液の液圧を適正に制御することができる。その結果、車輪に所望の制動力が付与される。
本発明に係るブレーキ制御装置では、上記の複数の圧力センサは、第2接続経路に設けられた少なくとも2つの圧力センサを含むのが好ましい。これにより、一方の圧力センサを他方の圧力センサのバックアップに用いることができる。
本発明に係る上記のブレーキ制御装置では、複数の圧力センサは、第1接続経路に設けられた少なくとも1つの圧力センサを含むのが好ましい。これにより、第2接続経路に設けられた圧力センサに加えて、第1接続経路に設けられた圧力センサを用いて、ブレーキペダルのブレーキ操作時にマスタシリンダから出力される液圧を検出することができる。
また、第2接続経路の圧力センサに加えて第1接続経路に圧力センサを設ける構成では、制御部は、第1接続経路に設けられた少なくとも1つの圧力センサによって検出された液圧を補正し、当該補正後の液圧を用いて車両の制動パラメータを導出するのが好ましい。車両の制動パラメータとして典型的には、車両の減速度、車輪のトルクや制動力、ホイルシリンダに供給される液圧等が挙げられる。この場合、ブレーキペダルの踏み込み動作に対して、第2接続経路の圧力センサによって検出される液圧に比べて第1接続経路の圧力センサによって検出される液圧の方が上昇し難い(踏み込み動作が液圧上昇に反映されるのに時間を要する)ため、第1接続経路の圧力センサから得られた液圧を補正するのが有効である。この補正について典型的には、制御部に予め記憶された演算式や補正マップを用いるのが好ましい。
本発明に係る上記のブレーキ制御装置では、第2接続経路は、ブレーキペダルのブレーキ操作時に大気に連通しない大気非連通領域を含み、第2接続経路に設けられた2つの圧力センサのうちの少なくとも1つが大気非連通領域に設けられているのが好ましい。この大気非連通領域に圧力センサを設けることによって、この圧力センサによって大気圧が検出されることがなく、ブレーキ作動時に反力室から出力される液圧を確実に検出することができる。
本発明に係る上記のブレーキ制御装置では、第2接続経路に設けられた2つの圧力センサの双方が大気非連通領域に設けられているのが好ましい。これにより、ブレーキ作動時に反力室から出力される液圧を確実に検出できるとともに、一方の圧力センサに不具合が生じた場合に他方の圧力センサでバックアップすることができる。
本発明に係る上記のブレーキ制御装置は、第2接続経路に開閉可能に設けられた開閉弁を備え、第2接続経路のうち反力室と開閉弁との間の上流領域によって大気非連通領域が構成されるのが好ましい。また、制御部は、大気非連通領域に設けられている圧力センサによって検出された液圧を補正し、当該補正後の液圧を用いて車両の制動パラメータを導出するのが好ましい。この場合、開閉弁は、作動液が第2接続経路を通じて反力室からストロークシミュレータへと流れる際の絞りとして作用する。従って、第2接続経路のうち開閉弁の上流領域に設置された圧力センサは、開閉弁の下流領域に設置された圧力センサに比べて、ブレーキペダルの踏み込み速度に影響を受け易い。例えば、ブレーキペダルが運転者によって急激に踏み込まれたような場合には、開閉弁の上流領域の圧力センサによる圧力検出値が開閉弁の下流領域の圧力センサによる圧力検出値に比べて大きくなる。従って、この圧力検出値をブレーキ作動圧として用いて目標減速度を導出すると目標減速度も大きくなるため、ブレーキペダルの踏み込み速度がブレーキフィーリングの影響を及ぼす。一方で、開閉弁の下流領域に設置されている圧力センサは、ブレーキペダルが運転者によって急激に踏み込まれた場合であっても、この圧力センサによる圧力検出値は開閉弁の上流領域の圧力センサほど影響を受けない。そこで目標減速度を導出するのに、ブレーキペダルの踏み込み速度の影響を受け易い圧力センサの圧力検出値の補正値を用いることによって、ブレーキ作動時に反力室から出力される液圧を確実に検出できる。
本発明に係る上記のブレーキ制御装置では、マスタシリンダのマスタハウジング内にストロークシミュレータが設けられているのが好ましい。これにより、ブレーキ制御装置のコンパクト化を図ることができる。
以上のように、本発明によれば、車輪に制動力を付与するブレーキ制御装置において、ブレーキ操作時にマスタシリンダから出力される液圧を確実に検出することが可能になった。
本発明の一実施形態のブレーキ制御装置10の概略構成を示す図である。 図1中のブレーキ制御装置10の変更例に係るブレーキ制御装置20の概略構成を示す図である。 図1中のブレーキ制御装置10の変更例に係るブレーキ制御装置30の概略構成を示す図である。 図3中のブレーキ制御装置30の変更例に係るブレーキ制御装置40の概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の「ブレーキ制御装置」の一実施形態であるブレーキ制御装置10が示されている。このブレーキ制御装置10は、車輪に付与される制動力を制御するべく車両に搭載されるものであり、所謂「ブレーキ・バイ・ワイヤ」によるシステムに適用される装置である。このブレーキ制御装置10は、その構成要素がマスタシリンダ100、液圧アユクチェータ200及び制御部300に大別される。なお、以下の説明では、ブレーキ制御装置10を作動させるための媒体の一例として作動液(典型的には、作動油)を用いる場合について記載している。また、図1及びその他の図面では、図中の左方向を第1方向D1とし、図中の右方向を第1方向D1と反対方向の第2方向D2として定義している。
マスタシリンダ100は、長筒状の筐体を構成するマスタハウジング101,102を備えており、これらマスタハウジング101,102内の空間部に複数の構成要素を収容している。この複数の構成要素には、入力ピストン104、第1マスタシリンダピストン106、第2マスタシリンダピストン108、コイルスプリング105,107,109、及びストロークシミュレータ120が含まれる。特に、マスタハウジング101,102の長手方向(第1方向D1)に関し、図1中の右側から入力ピストン104、第1マスタシリンダピストン106及び第2マスタシリンダピストン108の順に配置されている。このマスタシリンダ100が本発明の「マスタシリンダ」に相当する。
入力ピストン104は、入力ロッド103を介してブレーキペダル11に連結され、後述する反力室110を挟んで第1マスタシリンダピストン106に対向配置されている。この入力ピストン104が本発明の「入力ピストン」に相当する。また、この入力ピストン104とマスタハウジング102との間にコイルスプリング105が介装されている。このため、車両乗員によってブレーキペダル11のブレーキ操作(踏み込み操作)が行われた作動状態では、ブレーキペダル11に作用した踏力によって入力ロッド103が第1方向D1の荷重を受ける。このとき入力ピストン104は、コイルスプリング105の弾性付勢力に抗して入力ロッド103によって第1方向D1に押圧され、入力ロッド103及び入力ピストン104がそれぞれの作動位置に移動する。一方で、ブレーキペダル11のブレーキ操作が解除された初期状態では、入力ロッド103及び入力ピストン104はいずれもコイルスプリング105の弾性付勢力にしたがって前記の作動位置から第2方向D2に移動した初期位置に復帰する。
入力ピストン104、第1マスタシリンダピストン106及びマスタハウジング102によって反力室110が区画形成される。この反力室110は、ストロークシミュレータ120に供給される作動液を貯留する空間として構成される。即ちこの反力室110は、接続経路230を通じてストロークシミュレータ120の導入口121に接続されている。このため、ブレーキペダル11のブレーキ操作時に入力ピストン104がコイルスプリング105の弾性付勢力に抗して第1方向D1に移動して第1マスタシリンダピストン106との間の距離が相対的に小さくなるように近接動作すると、反力室110の作動液が加圧される。反力室110で加圧された作動液は接続経路230を通ってストロークシミュレータ120の導入口121に導入される。この反力室110が本発明の「反力室」に相当する。
第1マスタシリンダピストン106、第2マスタシリンダピストン108及びマスタハウジング101によって第1マスタシリンダ室111が区画形成される。また、第1マスタシリンダピストン106と第2マスタシリンダピストン108との間にコイルスプリング107が介装されている。このため、第1マスタシリンダピストン106及び第2マスタシリンダピストン108が、コイルスプリング107の弾性付勢力に抗して互いに近接する方向に移動すると第1マスタシリンダ室111の容積が相対的に減少する。その結果、第1マスタシリンダ室111に貯留されている作動液が加圧される。
同様に、第2マスタシリンダピストン108、閉鎖部材101a及びマスタハウジング101の対向空間によって第2マスタシリンダ室112が区画形成される。また、第2マスタシリンダピストン108と閉鎖部材101aとの間にコイルスプリング109が介装されている。このため、第2マスタシリンダピストン108がコイルスプリング109の弾性付勢力に抗して第1方向D1(第1マスタシリンダピストン106とは反対方向)に移動すると第2マスタシリンダ室112の容積が相対的に減少する。その結果、第2マスタシリンダ室112に貯留されている作動液が加圧される。
これら2つのマスタシリンダ室111,112は、4つの車輪のそれぞれに制動力を付与するためのホイルシリンダ12,13,14,15に供給される作動液を貯留する空間として構成される。これら2つのマスタシリンダ室111,112が発明の「マスタシリンダ室」に相当し、当該マスタシリンダ室に設けられたマスタシリンダピストン106,108が発明の「マスタシリンダピストン」に相当する。この場合、ホイルシリンダ12は左前輪用のホイルシリンダであり、ホイルシリンダ13は右前輪用のホイルシリンダであり、ホイルシリンダ14は左後輪用のホイルシリンダであり、ホイルシリンダ15は右後輪用のホイルシリンダである。これらホイルシリンダ12,13,14,15が本発明の「ホイルシリンダ」に相当する。
第1マスタシリンダ室111とホイルシリンダ12,13,14,15とは接続経路210を通じて接続されている。このため、第1マスタシリンダ室111で加圧された作動液は接続経路210を通ってホイルシリンダ12,13,14,15に導入され得る。一方で、この接続経路210には制御部300によって開閉制御される第1マスタカット弁211が設けられている。この第1マスタカット弁211は、第1マスタシリンダ室111に貯留された作動液が接続経路210を通ってホイルシリンダ12,13,14,15に供給される供給状態と当該供給が遮断された遮断状態とを切り換える切り換え弁としての機能を果たす。接続経路210は本発明の「第1接続経路」に相当し、またこの接続経路210に設けられた第1マスタカット弁211が本発明の「マスタカット弁」に相当する。
なお制御部300は、CPU、ROM、RAMなどを主要構成要素とするマイクロコンピュータによって構成されており、この制御部300が少なくとも液圧アユクチェータ200を制御する機能を果たす。即ち、この制御部300は液圧アユクチェータ200に専用の制御手段であってもよいし、或いは車両の他の制御対象の制御手段と兼務してもよい。この制御部300が本発明の「制御部」に相当する。
接続経路210と同様に、第2マスタシリンダ室112とホイルシリンダ12,13,14,15とは接続経路220を通じて接続されている。このため、第2マスタシリンダ室112で加圧された作動液は接続経路220を通ってホイルシリンダ12,13,14,15に導入され得る。一方で、この接続経路220には制御部300によって開閉制御される第2マスタカット弁221が設けられている。この第2マスタカット弁221は、第2マスタシリンダ室112に貯留された作動液が接続経路220を通ってホイルシリンダ12,13,14,15に供給される供給状態と当該供給が遮断された遮断状態とを切り換える切り換え弁としての機能を果たす。接続経路220は本発明の「第1接続経路」に相当し、またこの接続経路220に設けられた第2マスタカット弁211が本発明の「マスタカット弁」に相当する。
ストロークシミュレータ120は、マスタハウジング101によって区画形成された空間部122を有し、この空間部122に第1可動ピストン123、第2可動ピストン124及び閉鎖部材101bを収容している。特に、第1方向D1に関し、図1中の右側から第1可動ピストン123、第2可動ピストン124及び閉鎖部材101bの順に配置されている。第1可動ピストン123と第2可動ピストン124との間にコイルスプリング125が介装されており、また第2可動ピストン124と閉鎖部材101bとの間にコイルスプリング126が介装されている。これにより、運転者によるブレーキペダル11のブレーキ操作時には、第1可動ピストン123は、ストロークシミュレータ120の導入口121から空間部122に導入された作動液の液圧、即ち反力室110の液圧によってコイルスプリング125の弾性付勢力に抗して第1方向D1に押圧される。その後、運転者によるブレーキペダル11の踏み込み量が増えて反力室110の液圧が更に高まると、空間部122の作動液の液圧上昇にともなって第1可動ピストン123は第2可動ピストン124に当接した後、この第2可動ピストン124をコイルスプリング125の弾性付勢力に抗して第1方向D1に押圧する。このとき、反力室110に生じる液圧は、入力ピストン104、入力ロッド103及びブレーキペダル11を介して、ブレーキ操作時のブレーキ反力として運転者に伝達される。このストロークシミュレータ120が本発明の「ストロークシミュレータ」に相当する。このストロークシミュレータ120は、マスタシリンダ100のマスタハウジング101内に設けられたストロークシミュレータ室として構成されており、ブレーキ制御装置10のコンパクト化が図られるようになっている。
接続経路230は、接続経路210,220に連通することなく反力室110とストロークシミュレータ120の導入口121とを接続している。この接続経路230が本発明の「第2接続経路」に相当する。この接続経路230のうち反力室110と導入口121との間には、反力室110側から順に、制御部300によって開閉制御される開閉弁231、圧力センサ232及び233が設けられている。この接続経路230は更に、ストロークシミュレータ120の導入口121から分岐して加圧室113まで延在している。加圧室113は、第1マスタシリンダピストン106とマスタハウジング101とによって区画された環状空間であり、反力室110から供給された作動液の液圧によって、第1マスタシリンダピストン106に第2方向D2に付勢する機能を果たす。このため、開閉弁231が閉止制御された状態では、反力室110の作動液の液圧、即ち接続経路230のうち開閉弁231の上流領域の液圧はストロークシミュレータ120側に供給されない(伝達されない)。従って、開閉弁231は、ストロークシミュレータ120側への液圧の供給をカットするシミュレータカット弁とも称呼される。一方で、開閉弁231が開放制御された状態では、反力室110の作動液の液圧(接続経路230のうち開閉弁231の上流領域の液圧)は、接続経路230のうち開閉弁231の下流領域のストロークシミュレータ120及び加圧室113の双方に供給される(伝達される)。この場合、この下流領域の液圧が2つの圧力センサ232,233によってそれぞれ検出され、その圧力検出情報が制御部300に伝送される。少なくともこれら2つの圧力センサを用いることによって、一方の圧力センサの不具合に対処することができ、車輪に制動力を付与するための制御に用いる圧力検出情報に関する一定の信頼性が確保される。
接続経路240は、接続経路230のうち開閉弁231の下流から分岐して、マスタハウジング101と入力ピストン104とによって区画形成された区画室114に接続されている。この区画室114は、マスタハウジング101に設けられた開口115を通じて大気に連通している。また、接続経路240には制御部300によって開閉制御される開閉弁241が設けられている。このため、開閉弁231が閉止制御された状態では、区画室114の作動液の液圧(接続経路240のうち開閉弁241の下流領域の液圧)が大気圧になる。一方で、開閉弁241が開放制御された状態では、接続経路240のうち開閉弁241の上流領域の液圧と、接続経路230のうち少なくとも開閉弁231の下流領域の液圧とが共に大気圧になる。
接続経路250は、マスタハウジング101,102と第1マスタシリンダピストン106とによって区画形成された区画室116に接続されている。この区画室116は、リザーバ251を介して大気に連通している。
接続経路260は、作動液が貯留されたリザーバ251とホイルシリンダ12,13,14,15とを接続する経路である。この接続経路260にはポンプ261及びアキュムレータ261aが設けられている。ポンプ261は、制御部300からの制御信号によって制御される電動モータによって駆動され、作動液を圧縮して高圧化する。アキュムレータ261aは、ポンプ261で高圧化された作動液を蓄える。これらポンプ261及びアキュムレータ261aは、マスタシリンダ100の外部に設けられ、リザーバ251に貯留されている作動液を所定の動力によって加圧してホイルシリンダ12,13,14,15に供給する機能を果たすものであり、本発明の「動力源」を構成している。
上述の接続経路210、接続経路220及び接続経路260はいずれも、ホイルシリンダ12,13,14,15との間に、制御部300によって開閉制御される増圧弁262,263,264,265が介在する経路を備えている。これら増圧弁262,263,264,265は、必要に応じてホイルシリンダ12,13,14,15の作動液の増圧に利用される。一方で、ホイルシリンダ12,13,14,15はそれぞれ、制御部300によって開閉制御される減圧弁272,273,274,275を介して減圧経路270に接続されている。これら減圧弁272,273,274,275は、必要に応じてホイルシリンダ12,13,14,15の作動液の減圧に利用される。
上記構成のブレーキ制御装置10によれば、マスタハウジング101,102内に、第1マスタシリンダ室111及び第2マスタシリンダ室112とは別に、ストロークシミュレータ120に供給される作動液を貯留するための反力室110を設けることによって、特にフェールセーフ性の向上、装置の低コスト化及びブレーキフィーリング性の向上を図ることができる。一方で、このブレーキ制御装置10の場合、第1マスタカット弁211及び第2マスタカット弁221はいずれもブレーキ操作時に閉止制御されるため、マスタシリンダ室111,112の作動液を加圧するためのマスタシリンダピストン106,108が殆ど動かない。従って、マスタシリンダ室111,112の液圧をブレーキ作動圧として確実に検出して動力源(ポンプ261及びアキュムレータ261a)の制御に用いる場合、この動力源からホイルシリンダ12,13,14,15に供給される作動液の液圧を適正に制御することができない。
そこで、本実施の形態では、反力室110とストロークシミュレータ120の導入口121とを接続する接続経路230に、反力室110の作動液の液圧を検出するための2つの圧力センサ232,233を設置している。この場合、接続経路230はマスタシリンダ室111,112に液圧を供給しない経路であるため、ブレーキペダル11のブレーキ操作時にピストン106,108が殆ど動かない場合であっても、マスタシリンダ100から出力される液圧を2つの圧力センサ232,233を用いて確実に検出することができる。即ち、本実施の形態は、ブレーキ操作時にマスタシリンダ100から出力される液圧を確実に検出するべく、この液圧の検出に係る圧力センサを適正に配置する技術を特徴としている。その結果、制御部300は、この圧力検出値に応じて、車輪に付与される制動力の制御に係る所定の制動パラメータの目標値(例えば、車両の減速度、車輪のトルクや制動力、ホイルシリンダ12,13,14,15に供給される液圧等の目標値)を正しく導出することができる。また、この導出結果にしたがって、動力源からホイルシリンダ12,13,14,15に供給される作動液の液圧を適正に制御することができる。特に、接続経路に2つの圧力センサ232,233を設けることで一方の圧力センサを他方の圧力センサのバックアップに用いることができる。
上記構成のブレーキ制御装置10の変更例として、圧力センサ232,233と同一の機能を果たす1又は複数の圧力センサを接続経路230に追加で設けることができる。
ブレーキ操作時にマスタシリンダ100から出力される液圧を確実に検出するためには、上記構成のブレーキ制御装置10以外の構造を採用することもできる。以下、このブレーキ制御装置10の変更例について説明する。
図2に示すブレーキ制御装置20は、ブレーキ制御装置10に対して、接続経路230に圧力センサ232を備えていない代わりに、接続経路220のうち第2マスタシリンダ室112と第2マスタカット弁221との間に圧力センサ212を備えているという相違点を有する。この場合、ブレーキ操作時に第1方向D1に作動する入力ピストン104が第1マスタシリンダピストン106に当接する前に、第1マスタシリンダピストン106を入力ピストン104とは反対の第1方向D1に作動させる作動機構を採用するのが好ましい。この作動機構は、反力室110の作動液の液圧が相対的に低い場合であっても、この液圧で第1マスタシリンダピストン106を第1方向D1に作動させるためのものであり、例えば反力室110の断面積を相対的に小さくする構造(小径化構造)や、入力ピストン104と第1マスタシリンダピストン106との間の離間距離を相対的に大きくする構造等によって実現可能になる。これにより、ブレーキペダル11のブレーキ操作時に、接続経路230の圧力センサ233及び接続経路220の圧力センサ212の双方によって、マスタシリンダ100から出力される液圧を確実に検出することができる。
また、このブレーキ制御装置20では、圧力センサ233によって検出された液圧と圧力センサ212によって検出された液圧との間の差が大きい場合には、これらの液圧を用いて車輪に付与される制動力の制御に係る所定の制動パラメータの目標値を正しく導出できないことが想定される。そこで、この点に対処するべく、圧力センサ233によって得られた液圧と、圧力センサ212によって得られた液圧の少なくとも一方の情報を補正するのが好ましい。この場合、ブレーキペダル11の踏み込み動作に対して、圧力センサ233によって検出される液圧に比べて圧力センサ212によって検出される液圧の方が上昇し難い(踏み込み動作が液圧上昇に反映されるのに時間を要する)ため、圧力センサ212から得られた液圧を補正するのが特に好ましい。具体例として、圧力センサ212による液圧の補正値と圧力センサ233による液圧との平均値を算出し、算出したこの平均値に基づいて所定の制動パラメータの目標値を導出することができる。別の具体例として、圧力センサ212による液圧を用いて所定の制動パラメータの目標値を導出し、また導出したこの目標値の補正値(算出値Pa)を算出する一方で、圧力センサ233による液圧を用いて当該制動パラメータの目標値(算出値Pb)を算出し、これら算出値Paと算出値Pbとの平均値を所定の制動パラメータの最終的な目標値に設定することができる。なお、液圧の補正値や、制動パラメータの目標値の補正値を得るための補正処理について典型的には、制御部300に予め記憶された演算式や補正マップを用いるのが好ましい。
上記構成のブレーキ制御装置20の変更例として、圧力センサ233と同一の機能を果たす1又は複数の圧力センサを接続経路230に追加で設けたり、圧力センサ212と同一の機能を果たす1又は複数の圧力センサを接続経路220に追加で設けたりすることができる。また、圧力センサ212と同一の機能を果たす1又は複数の圧力センサを、圧力センサ212に代えて或いは加えて接続経路210に設けることもできる。
図3に示すブレーキ制御装置30は、ブレーキ制御装置10に対して、接続経路230のうち開閉弁231の上流領域に一方の圧力センサ232を設けるという相違点を有する。ここで、ブレーキ制御装置30の異常の際、開閉弁231が開放状態から閉止状態に制御され、且つ開閉弁241が閉止状態から開放状態に制御される。この場合、接続経路230のうち開閉弁231の下流領域は接続経路240を通じて大気開放状態になるため、この下流領域に圧力センサを設置した場合にはこの圧力センサによって大気圧が検出されるため、ブレーキ作動時に反力室110から出力される液圧を確実に検出することができない。これに対して、接続経路230のうち開閉弁231の上流領域は、ブレーキペダルのブレーキ操作時に大気に連通しない大気非連通領域(大気との連通が遮断される大気遮断領域)であり、この上流領域には、開閉弁231が閉止されてもブレーキ作動時に反力室110から出力される液圧が確実に作用する。そこで、このブレーキ制御装置30では、この上流領域に圧力センサ232を設ける構成を採用している。これにより、ブレーキ制御装置30の異常時においてもブレーキ作動時に反力室110から出力される液圧を確実に検出して、例えばホイルシリンダ12,13,14,15に供給される作動液の目標液圧を適正な値に設定することができる。
上記のブレーキ制御装置30では、接続経路230のうち開閉弁231を挟んでその両側にそれぞれ圧力センサ232及び圧力センサ233を設置している。この場合、開閉弁231は、作動液が接続経路230を通じて反力室110からストロークシミュレータ120へと流れる際の絞りとして作用する。従って、接続経路230のうち開閉弁231の上流領域に設置された圧力センサ232は、開閉弁231の下流領域に設置された圧力センサ233に比べて、ブレーキペダル11の踏み込み速度に影響を受け易い。例えば、ブレーキペダル11が運転者によって急激に踏み込まれたような場合には、圧力センサ232による圧力検出値が圧力センサ233による圧力検出値に比べて大きくなる。従って、この圧力検出値を用いて例えば目標減速度を算出すると目標減速度も大きくなるため、ブレーキペダル11の踏み込み速度がブレーキフィーリングの影響を及ぼす。一方で、圧力センサ233は開閉弁231の下流領域に設置されているため、ブレーキペダル11が運転者によって急激に踏み込まれた場合であっても、この圧力センサ233による圧力検出値は圧力センサ232ほど影響を受けない。そこで目標減速度を算出するのに、ブレーキペダル11の踏み込み速度の影響を受け難い圧力センサ233の圧力検出値を用いるか、或いはブレーキペダルの踏み込み速度の影響を受け易い圧力センサ232の圧力検出値の補正値(圧力センサ233の圧力検出値に相当する適正なブレーキ作動圧)を用いるのが好ましい。この補正値の導出については、ストロークシミュレータ120の特性を示すシミュレータ消費液量線図を用いることができる。このシミュレータ消費液量線図が制御部300に予め記憶されており、圧力センサ232の圧力検出値をシミュレータ消費液量線図に適用することによって、この圧力検出値から適正な液圧を推定することができる。或いは、圧力センサ232の圧力検出値に公知のフィルタリング処理を適用することによって、この圧力検出値から適正な液圧を推定することができる。そして、推定した液圧から所定の制動パラメータの目標値(例えば、車両の減速度、車輪のトルクや制動力、ホイルシリンダ12,13,14,15に供給される液圧等の目標値)を正確に導出することができる。
上記構成のブレーキ制御装置30の変更例として、圧力センサ232と同一の機能を果たす1又は複数の圧力センサを接続経路230のうち開閉弁231の上流領域に追加で設けたり、圧力センサ233と同一の機能を果たす1又は複数の圧力センサを接続経路230のうち開閉弁231の下流領域に追加で設けたりすることができる。
図4に示すブレーキ制御装置40は、ブレーキ制御装置30に対して、接続経路230のうち開閉弁231よりも上流に圧力センサ232,233の両方を設けるという相違点を有する。これにより、ブレーキ制御装置40の異常時においてもブレーキ作動時に反力室110から出力される液圧を確実に検出することができ、特に一方の圧力センサに不具合が生じた場合に他方の圧力センサでバックアップすることができる。
上記構成のブレーキ制御装置40の変更例として、圧力センサ232,233と同一の機能を果たす1又は複数の圧力センサを接続経路230のうち開閉弁231の上流領域に追加で設けることができる。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態では、ストロークシミュレータ120がマスタシリンダ100のマスタハウジング101内に設けられる場合について記載したが、本発明では、このストロークシミュレータ120をマスタシリンダ100とは別個の装置として構成することもできる。
10,20,30,40…ブレーキ制御装置、11…ブレーキペダル、12,13,14,15…ホイルシリンダ、100…マスタシリンダ、101,102…マスタハウジング、101a,101b…閉鎖部材、103…入力ロッド、104…入力ピストン、105,107,109…コイルスプリング、106…第1マスタシリンダピストン、108…第2マスタシリンダピストン、110…反力室、111…第1マスタシリンダ室、112…第2マスタシリンダ室、113…加圧室、114…区画室、115…開口、116…区画室、120…ストロークシミュレータ、121…導入口、122…空間部、123…可動ピストン、124…可動ピストン、125,126…コイルスプリング、200…液圧アユクチェータ、210…接続経路、211…第1マスタカット弁、212…圧力センサ、220…接続経路、221…第2マスタカット弁、230…接続経路、231…開閉弁、232,233…圧力センサ、240…接続経路、241…開閉弁、250…接続経路、251…リザーバ、260…接続経路、261…ポンプ、261a…アキュムレータ、262,263,264,265…増圧弁、270…減圧経路、272,273,274,275…減圧弁、300…制御部

Claims (8)

  1. 車両に搭載されるブレーキ制御装置であって、
    マスタハウジング内に、車輪に制動力を付与するためのホイルシリンダに供給される作動液を貯留するマスタシリンダ室と、ブレーキペダルのブレーキ操作に応じた反力を生成するためのストロークシミュレータに供給される作動液を貯留する反力室と、前記マスタシリンダ室と前記反力室との間に前記反力室の液圧によって前記マスタシリンダ室の作動液を加圧可能に設けられたマスタシリンダピストンと、を有するマスタシリンダと、
    前記マスタシリンダ室に貯留された作動液が前記ホイルシリンダに供給される供給状態と当該供給が遮断された遮断状態とを切り換えるために、前記マスタシリンダ室と前記ホイルシリンダとを接続する第1接続経路に開閉可能に設けられたマスタカット弁と、
    前記マスタシリンダの外部に設けられ、所定の動力によって作動液を加圧して前記ホイルシリンダに供給するための動力源と、
    前記マスタシリンダに貯留されている作動液によって前記ブレーキペダルのブレーキ操作時に出力される液圧をそれぞれ検出可能であり、前記第1接続経路に連通することなく前記反力室と前記ストロークシミュレータとを接続する第2接続経路に設けられた少なくとも1つの圧力センサを含む複数の圧力センサと、
    前記マスタカット弁の前記遮断状態で前記ブレーキペダルのブレーキ操作がなされた場合に、前記複数の圧力センサによって検出された液圧に応じて前記動力源から前記ホイルシリンダに供給される作動液の液圧を制御する制御部と、
    を備える、ブレーキ制御装置。
  2. 請求項1に記載のブレーキ制御装置であって、
    前記複数の圧力センサは、前記第2接続経路に設けられた少なくとも2つの圧力センサを含む、ブレーキ制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載のブレーキ制御装置であって、
    前記複数の圧力センサは、前記第1接続経路に設けられた少なくとも1つの圧力センサを含む、ブレーキ制御装置。
  4. 請求項3に記載のブレーキ制御装置であって、
    前記制御部は、前記第1接続経路に設けられた前記少なくとも1つの圧力センサによって検出された液圧を補正し、当該補正後の液圧を用いて前記車両の制動パラメータを導出する、ブレーキ制御装置。
  5. 請求項2に記載のブレーキ制御装置であって、
    前記第2接続経路は、前記ブレーキペダルのブレーキ操作時に大気に連通しない大気非連通領域を含み、前記第2接続経路に設けられた前記2つの圧力センサのうちの少なくとも1つが前記大気非連通領域に設けられている、ブレーキ制御装置。
  6. 請求項5に記載のブレーキ制御装置であって、
    前記第2接続経路に設けられた前記2つの圧力センサの双方が前記大気非連通領域に設けられている、ブレーキ制御装置。
  7. 請求項5又は6に記載のブレーキ制御装置であって、
    前記第2接続経路に開閉可能に設けられた開閉弁を備え、前記第2接続経路のうち前記反力室と前記開閉弁との間の上流領域によって前記大気非連通領域が構成され、
    前記制御部は、前記大気非連通領域に設けられている前記圧力センサによって検出された液圧を補正し、当該補正後の液圧を用いて前記車両の制動パラメータを導出する、ブレーキ制御装置。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか一項に記載のブレーキ制御装置であって、
    前記マスタシリンダのマスタハウジング内に前記ストロークシミュレータが設けられている、ブレーキ制御装置。
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