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JP5844663B2 - 使用救済方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信対象を動作させることができる状態にユーザを救済する使用救済方法に関する。
従来から周知のように、多くの車両には、車両キーとして電子キーを使用する電子キーシステムが搭載される傾向にある。電子キーシステムにおいては、電子キーからキーIDを無線により車両に送信してID照合を行い、ID照合が成立すれば、ドアロック施解錠やエンジン始動を許可/実行する。この種の電子キーシステムでは、使用する電子キーを予め車両に登録しておく必要がある。この電子キー登録システムとしては、例えば特許文献1,2等に開示がある。
特開平7−61328号公報 特開2004−107959号公報
ところで、今日、電子キー登録システムとして、ネットワーク通信(インターネット通信)を利用した登録方式(オンライン登録方式)の採用が検討されている。オンライン登録方式の一例としては、例えばネットワーク通信を通じてセンターに問い合せ、センターにおいてユーザ認証が成立すれば、車両への電子キー登録を許可するものが想定される。しかし、ユーザがネットワーク通信できない地域(オフライン地域)にいる場合も想定されるので、オンライン登録の補助として、オフライン地域でもキー登録できる技術開発のニーズがあった。
本発明の目的は、仮にユーザがオフライン地域にいたとしても、セキュリティ性を確保しつつ、通信対象を操作可能な状態にユーザを救済することができる使用救済方法を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、電子キーと通信可能な制御装置に当該電子キーの登録命令が入力されると、当該制御装置が前記電子キーから電子キーID及び暗号鍵の一方を取得して自身のメモリに保存し、ネットワークを使用しセンターとの通信を通じて前記制御装置が前記センターから取得した前記電子キーID及び暗号鍵の他方を前記メモリに保存し、前記センターが前記制御装置の固有IDと前記電子キーIDとを紐付けするオンライン登録方式により、前記電子キーを前記制御装置に登録可能ではあるものの、前記ネットワークのインフラがないオフラインの環境下、又は当該ネットワークが不通となったオフラインの環境下において前記電子キーをなくしてしまったユーザを、キー使用により前記制御装置が操作できる状態に救済する使用救済方法であって、ユーザからオフライン下で前記センターに連絡されたユーザ情報に基づき、前記センターにおいて正規ユーザ否かを確認するステップ、ユーザ確認が正しく成立するとき、一時的に使用可能な電子キーを作成するステップと、一時的に使用可能な前記電子キーをユーザに送付するステップとを備えたことを要旨とする。
本発明の構成によれば、手元に電子キーのないユーザがオフライン地域にいた場合、同ユーザが正規ユーザであれば、このユーザの手元に一時的に使用可能な電子キーが送付される。よって、ユーザがオフライン地域にいた場合でも、この電子キーを使用することにより、通信対象と通信することが可能となる。また、このときユーザに送付する電子キーは、通信対象との通信が一時的に許可されたキーである。よって、通信対象の操作が制限されるので、キー使用を無制限に許可する場合と比較して、セキュリティ性を確保することも可能である。また、この構成によれば、センターでユーザ確認を行うので、精度よくユーザの正当性を判定することが可能となる。
本発明では、前記制御装置は、登録ツールを通じて前記センターから前記電子キーID又は暗号鍵を取得することを要旨とする。この構成によれば、オンライン登録方式では手元に登録ツールが必要であるので、キー登録のセキュリティ性を確保することが可能となる。
本発明では、前記センターには、前記ユーザと該ユーザが使用している電子キーとの関連付けを管理するユーザデータベースが設けられ、一時的に使用可能な前記電子キーを作成するステップでは、前記ユーザ情報を手掛かりに前記ユーザデータベースを参照することにより、前記ユーザがこれまで使用していた電子キーIDを割り出し、当該電子キーIDを基に一時的に使用可能な前記電子キーを作成することを要旨とする。この構成によれば、ユーザデータベースを参照すれば、ユーザがこれまで使用していた電子キーに関するキー関連情報を簡単に割り出すことが可能となるので、一時的に使用可能な電子キーの作成簡素化に効果が高くなる
本発明によれば、仮にユーザがオフライン地域にいたとしても、セキュリティ性を確保しつつ、通信対象を操作可能な状態にユーザを救済することができる。
一実施形態の電子キーシステムの構成図。 電子キー登録システム(オンライン登録方式)の構成図。 使用救済システムの構成図。 使用救済システムの動作フロー図。 使用制限付き電子キーを用いた電子キーシステムの概要図。
以下、本発明を具体化した使用救済システム及び使用救済方法の一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
[電子キーシステム]
図1に示すように、車両1には、車両1からの通信を契機に電子キー2と双方向通信により電子キー2の正当性を認証する電子キーシステム3が設けられている。電子キー2は、自身に登録されたID(電子キーID)を、無線によって車両1に送信可能なキーのことを言う。双方向通信の電子キーシステム3には、例えばキー操作フリーシステムやイモビライザーシステム等がある。なお、車両1が通信対象に相当する。
車両1には、電子キー2とID照合を行う照合ECU4と、車載電装品の電源を管理するボディECU5と、エンジンを制御するエンジンECU6とが設けられ、これらが車内のバス7を介して接続されている。照合ECU4のメモリ4aには、車両1の固有IDである車載器ID(ビークルID)と、車両1に登録された電子キーIDと、電子キー2との暗号通信で使用する暗号鍵Kcrなどが登録されている。電子キーID及び暗号鍵Kcrの組は、車両1に電子キー2が複数登録された場合、これに応じて複数保存される。照合ECU4には、キー操作フリーシステム(LF−UHF通信)の通信機(車両送信機、車両受信機)8と、イモビライザーシステム(LF−LF通信)の通信機(イモビライザーアンテナ)9とが接続されている。なお、照合ECU4が制御装置に相当する。
電子キー2には、電子キー2の通信動作を管理するキー制御部10が設けられている。キー制御部10のメモリ10aにも、照合ECU4と同様に、電子キーID、車載器ID、暗号鍵Kcrなどが登録されている。キー制御部10には、キー操作フリーシステム用の通信部11と、イモビライザーシステム用の通信部12とが接続されている。
キー操作フリーシステムの場合、車両駐車時、通信機8の車外送信機は、リクエスト信号Srqを車外にLF送信し、リクエスト信号Srqを受信した電子キー2にID信号Sidを返信させ、ID照合(車外スマート照合)を実施する。このとき、車載器ID及び電子キーIDの認証がなされ、かつ暗号鍵Kcrを使用した暗号通信が実施される。車外スマート照合が成立すれば、ドアロック施解錠が許可/実行される。また、電子キー2が車内にある際、今度は通信機8の車内送信機がリクエスト信号Srqの送信を開始し、車外と同様に車内スマート照合を実施する。車内スマート照合が成立すれば、エンジンスイッチ13の操作によるエンジン始動が許可される。
イモビライザーシステムの場合、車両1及び電子キー2間では、LF電波による近距離無(通信距離:10cm程度)の双方向通信によって電子キーIDの認証が実施される。このイモビライザー通信は、車両1から送信される電力電波を電子キー2の電源とする通信であるので、電子キー2を電源レスで動作させることが可能である。近距離無線には、例えばトランスポンダ通信やNFC(Near Field Communication)通信等が使用され、暗号鍵Kcrを用いた暗号通信が実施される。
[電子キー登録システム]
図2に示すように、車両1には、電子キー登録システム14によって電子キー2を登録することが可能である。この場合、照合ECU4及びキー制御部10の各々には、キー登録の動作を実施する登録機能部15,16が設けられている。本例の電子キー登録システム14は、登録ツール17を車両1に有線接続し、サービスマンが登録ツール17を操作することにより、電子キー2を車両1に登録する。
登録ツール17は、ネットワークによる通信を介して、電子キー2の登録を管理するセンター18と無線通信が可能である。このネットワーク通信は、いわゆるインターネット通信であり、例えばIP(Internet Protocol)通信である。また、登録ツール17は、ケーブル等の有線によって接続された車両1と有線通信する。キー登録時における車両1及び電子キー2間の通信には、近距離のLF双方向通信が使用されている。
本例の電子キー登録システム14は、ネットワーク接続可能なセンター18とオンラインによりキー登録を実施するオンライン登録方式となっている。この場合、照合ECU4のメモリ4aには、キー登録において使用する車載器センター鍵Kvcが登録されている。車載器センター鍵Kvcは、車両1及びセンター18間で対応付けられたキー登録用の暗号鍵であって、各車両1に割り振られる。車載器センター鍵Kvcは、例えばAES((Advanced Encryption Standard)暗号に準拠した暗号鍵である。
センター18には、どの車両1にどの車載器IDや電子キー2が登録されているのかを管理する車載器データベース19が設けられている。車載器データベース19には、どの車両1(照合ECU4)にどのような車載器センター鍵Kvcが登録されているのかも書き込み登録されている。センター18には、どの電子キー2にどのような電子キーIDや暗号鍵Kcrが登録されているのかを管理する電子キーデータベース20が設けられている。電子キーデータベース20には、どの電子キー2にどのようなSEEDコードSsdが登録されているのかも書き込み登録されている。電子キーデータベース20のSEEDコードSsdは、センター18において暗号鍵Kcrを、対応する車載器センター鍵Kvcに通すことにより作成されるものである。
車両1は、登録ツール17から電子キー2の追加登録命令を入力すると、電子キー2から電子キーID「ID−2」を取得し、これを自身のメモリ4aに書き込んで保存する。また、車両1は、登録ツール17を介してセンター18にSEED作製要求を出力し、いま登録されようとしている電子キー2のSEEDコードSsdを作成させる。このとき、センター18は、車載器データベース19を参照することにより、車両1から受け付けた車載器ID「ID−A」から、使用すべき車載器センター鍵Kvc→「鍵−A」を割り出し、いま登録対象となっている電子キー2の暗号鍵「鍵−2」を「鍵−A」に通すことにより、SEEDコード「A2」を作成する。センター18は、作成したSEEDコード「A2」を、登録ツール17を介して車両1に出力する。車両1は、センター18から取得したSEEDコード「A2」を、自身の車載器センター鍵「鍵−A」に通して復号することにより暗号鍵「鍵−2」を生成し、これをメモリ4aに書き込んで保存する。また、電子キー2には、追加登録の過程の中で車両1から通知される車載器ID「ID−A」がメモリ10aに書き込まれる。
センター18は、登録ツール17からSEED作成要求を取得した際、追加登録されようとしている電子キー2の電子キーIDが分かるので、追加登録される電子キー2の電子キーID「ID−2」を車載器データベース19に反映する。また、センター18は、登録ツール17へのSEEDコード「A2」の送付後、登録される電子キー2の暗号鍵「鍵−2」を車載器データベース19に反映する。
[使用救済システム]
図3に示すように、車両1には、オンライン登録を使用できない状況下におかれたユーザを救済する使用救済システム21が設けられている。これは、例えばユーザが手持ちの全キーを紛失した際、仮にネットワーク通信ができないオフライン地域にいるとすると、新たな電子キー2を車両1に登録しようとしても、前述のオンライン登録方式の電子キー登録システム14を使用することができないため、何らかの対応策が必要となるからである。
センター18には、キー登録情報及び車両ユーザ情報の関連付けを管理するユーザデータベース22が設けられている。キー登録情報は、各電子キー2が有する電子キーIDやメカニカルキーIDの情報である。メカニカルキーIDは、電子キー2のキープレートに形成されたキー溝のパターン情報である。また、車両ユーザ情報は、電子キー登録システム14に加入を済ませたユーザに関連する情報である。
ユーザデータベース22において、キー登録情報の書き込み欄には、メカニカルキーID書込み欄23及び電子キーID書込み欄24が設けられ、車両ユーザ情報の書込み欄には、車載器ID書込み欄25及びユーザID書込み欄26が設けられている。ユーザデータベース22を参照すれば、どのユーザIDのユーザが、どのメカニカルキーID、電子キーID及び車載器IDを使用しているのかが分かる。
センター18には、電子キー2を紛失したユーザからユーザ情報Dusを取得するユーザ情報取得部27と、このユーザ情報Dusを確認するユーザ確認部28と設けられている。ユーザ情報取得部27は、オフライン地域において電子キー2を紛失してしまったユーザからユーザ情報Dusを取得する。ユーザ情報Dusは、例えば電子キー登録システム14に登録しておいたユーザIDやパスワード等である。ユーザ確認部28は、ユーザデータベース22を参照することにより、ユーザから連絡を受けたユーザ情報Dusの正当性を確認する。
センター18には、使用制限が付された電子キー(以降、使用制限付き電子キー29と記す)を作成する使用制限付き電子キー作成部30が設けられている。使用制限付き電子キー作成部30は、ユーザデータベース22を参照することにより、連絡を受けたユーザ情報Dus内のユーザIDから、このユーザIDに関連するメカニカルキーID、電子キーID、車載器IDを抽出し、これらIDを基に使用制限付き電子キー29を作成する。また、使用制限付き電子キー作成部30は、使用制限情報Dltも使用制限付き電子キー29のメモリ29aに書き込む。使用制限情報Dltには、例えば自宅からディーラまでにかかる距離、エンジンスイッチ13をイグニッションオンすることができる回数、使用制限付き電子キー29を使用できる日時などの各種データがある。
センター18には、作成された使用制限付き電子キー29をユーザに送付する電子キー送付部31が設けられている。電子キー送付部31は、使用制限付き電子キー29を郵送等によりユーザの元に送付する。
照合ECU4には、使用制限付き電子キー29に登録された使用制限情報Dltを基に、車両1の使用を制限する制限動作部32が設けられている。制限動作部32は、使用制限付き電子キー29とのID照合の際、使用制限付き電子キー29から使用制限情報Dltを取得し、使用制限情報Dltにより許可された態様でのみ車両1の使用(例えばエンジン始動操作等)を許可する。
次に、本例の使用救済システム21の動作を、図4及び図5を用いて説明する。
図4に示すステップ101において、電子キー2を全て紛失したユーザは、ユーザ情報Dusを電話やFAX等によりセンター18に連絡する。
ステップ102において、ユーザ情報取得部27は、ユーザから連絡されたユーザ情報Dusを取得する。
ステップ103において、ユーザ確認部28は、ユーザから受け付けたユーザ情報Dusを確認する。このとき、ユーザ確認部28は、ユーザ情報Dus内のユーザIDやパスワードが、センター18に登録されたものと同じか否かを確認することにより、ユーザ確認を実施する。なお、ステップ101〜103がユーザ確認ステップに相当する。
ステップ104において、使用制限付き電子キー作成部30は、連絡のあったユーザに付与すべき使用制限情報Dltを抽出する。例えば、ユーザの自宅から最も近いディーラまでの距離を割り出し、この距離データを使用制限情報Dltとして抽出する。また、エンジンスイッチ13によるエンジン始動を操作できる回数を表す使用許可回数データや、キー使用が可能な期間を表す日時データを、使用制限情報Dltとして抽出してもよい。
ステップ105において、使用制限付き電子キー作成部30は、抽出した使用制限情報Dltを基に使用制限付き電子キー29を作成する。このとき、使用制限付き電子キー作成部30は、ユーザデータベース22を参照することにより、キー紛失したと連絡のあったユーザのユーザIDから、同ユーザが使用していたメカニカルキーID、電子キーID及び車載器IDを割り出し、これらを基に電子キー2を作成する。このとき、使用制限付き電子キー作成部30は、電子キーID、車載器ID及び使用制限情報Dltをメモリ29aに書き込み保存するとともに、メカニカルキーIDをプレートに加工することにより、使用制限付き電子キー29を作成する。
ステップ106において、電子キー送付部31は、作成された使用制限付き電子キー29を、例えば郵送等によりユーザに送付する。
ステップ107において、ユーザは、センターから送付された使用制限付き電子キー29を郵送等により取得する。なお、ステップ104〜107がキー送付ステップに相当する。
ステップ108において、ユーザは、手元に届いた使用制限付き電子キー29で車両1を操作する。このとき、車両1及び使用制限付き電子キー29の間でID照合(イモビライザー照合)が実施される。図5に、使用制限付き電子キー29を使用したイモビライザー照合の例を示す。照合ECU4は、使用制限付き電子キー29が車内運転席のキーシリンダに挿し込まれたことを検出すると、駆動電波Sccを送信する。使用制限付き電子キー29は、駆動電波Sccを電源に起動し、トランスポンダ信号Strを暗号通信により車両1に送信する。トランスポンダ信号Strには、例えば電子キーIDや使用制限情報Dltが含まれる。
照合ECU4は、トランスポンダ信号Strを受信すると、トランスポンダ信号Str内の電子キーIDによりID照合を実施する。また、制限動作部32は、トランスポンダ信号Str内の使用制限情報Dltにより、いま通信している使用制限付き電子キー29が使用可能な状態にあるか否かも判定する。このとき、照合ECU4は、イモビライザー照合が成立し、かつキー使用が有効状態にあれば、エンジン始動を許可し、イモビライザー照合が成立しても、キー使用が無効状態にあれば、エンジン始動を許可しない。照合ECU4は、エンジン始動を許可してもよいと判定すると、エンジン始動許可信号をエンジンECU6に出力する。
図4に示すステップ109において、車両1は、車両使用(エンジン始動)を制限状況下でのみ許可する。即ち、使用制限付き電子キー29の使用が有効状態であるときのみ、照合ECU4からエンジンECU6にエンジン始動許可信号が出力されるので、キー使用が有効下においてのみエンジン始動操作が可能である。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)ユーザが電子キー2を全て紛失した際、オフライン地域にいたときは新規キーをオンライン登録方式で車両1に登録することができないので、まずユーザはユーザ情報Dusを例えば電話やFAX等によりセンター18に連絡する。センター18はユーザ情報Dusによりユーザの正当性を確認後、使用制限付き電子キー29をユーザに郵送等により送付する。これにより、オフライン地域のユーザに、使用制限がかかっているとは言えキーが手元に届くので、このキーにより車両1を操作(エンジン始動操作)することができる。また、ユーザに届ける電子キーは使用制限がかかったキーであるので、キー使用を無制限に許可する場合と比較して、セキュリティ性も確保することができる。以上により、仮にユーザがオフライン地域にいたとしても、セキュリティ性を確保しつつ車両の使用を許可することにより、車両使用できない状況からユーザを救済することができる。
(2)キー紛失のユーザには、使用制限付き電子キー29を送付するので、キーの無断登録防止や車両盗難防止に効果が高くなる。
(3)電子キー登録システム14のオンライン登録方式では、手元に登録ツール17が必要であるので、キー登録のセキュリティ性を確保することができる。
(4)電子キー2を紛失したユーザの確認をセンター18において行うので、精度よくユーザの正当性を判定することができる。
(5)使用制限付き電子キー29を郵送によりユーザに配布するので、ユーザへのキー配布の確実性を確保することができる。
(6)センター18にユーザデータベース22を設け、ユーザデータベース22を参照することにより、使用制限付き電子キー29に必要なキー関連情報(車載器ID、電子キーID、メカニカルキーID)を取得する。よって、使用制限付き電子キー29を正確にかつ効率よく作成することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・使用制限付き電子キー29の作成は、センター18で実施されることに限定されない。例えば、センター18から発注書を工場に送り、工場にて作成した使用制限付き電子キー29をユーザに送り届けてもよい。
・オンライン登録方式は、図2に図示したシステム構成に限定されず、要はネットワークを使用した登録方式であればよい。また、オンライン登録方式は、暗号鍵Kcrを登録する方式に限定されず、電子キーIDを受け渡しする方式でもよい。
・電子キー登録システム14は、登録ツール17を使用しない形式でもよい。
・電子キーシステム3は、キー操作フリーシステムやイモビライザーシステムに限定されず、例えば電子キー2からの通信を契機に狭域無線によりID照合を行うワイヤレスキーシステムでもよい。
・ユーザ情報Dusの連絡は、電話やFAX等に限定されず、ユーザ情報Dusを通知できれば、他に変更可能である。
・ユーザ情報Dusは、ユーザIDやパスワードに限定されず、その他の記号や暗号文等でもよい。
・ユーザ確認は、センター18が実施することに限定されず、他の場所で実施し、この確認結果をセンター18に通知してもよい。
・使用制限付き電子キー29のユーザへの送付は、郵送に限定されず、他の方法でユーザに送り届けることが可能である。
・使用制限は、車両1側において制限をかける形式に限定されない。例えば、使用期限を過ぎる(タイムアップする)と、使用制限付き電子キー29を使用できなくすることにより、車両1の使用に制限をかけることも可能である。
・使用制限情報Dltは、ユーザごとに異なるデータに限定されず、一律同じとしてもよい。
・使用制限の内容は、車両1に使用に一定の制限をかけることができれば、他に適宜変更可能である。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)ネットワークを使用してセンターに問い合せるオンライン登録方式により、通常は電子キーを通信対象の制御装置に登録可能ではあるものの、手元に電子キーがなく、前記ネットワークを接続することができない環境下におかれてしまったユーザを、前記通信対象を操作できない状態から救済する使用救済方法であって、前述のユーザ確認ステップ及びキー送付ステップを備えたことを特徴とする使用救済方法。
1…通信対象としての車両、2…電子キー、4…制御装置としての照合ECU、17…登録ツール、18…センター、21…使用救済システム、22…ユーザデータベース、29…一時的に使用可能な電子キーとしての使用制限付き電子キー、Dus…ユーザ情報、Ssd…登録シーケンスにおいて必要な登録情報としてのSEEDコード。

Claims (3)

  1. 電子キーと通信可能な制御装置に当該電子キーの登録命令が入力されると、当該制御装置が前記電子キーから電子キーID及び暗号鍵の一方を取得して自身のメモリに保存し、ネットワークを使用しセンターとの通信を通じて前記制御装置が前記センターから取得した前記電子キーID及び暗号鍵の他方を前記メモリに保存し、前記センターが前記制御装置の固有IDと前記電子キーIDとを紐付けするオンライン登録方式により、前記電子キーを前記制御装置に登録可能ではあるものの、前記ネットワークのインフラがないオフラインの環境下、又は当該ネットワークが不通となったオフラインの環境下において前記電子キーをなくしてしまったユーザを、キー使用により前記制御装置が操作できる状態に救済する使用救済方法であって、
    ユーザからオフライン下で前記センターに連絡されたユーザ情報に基づき、前記センターにおいて正規ユーザ否かを確認するステップと、
    ーザ確認が正しく成立するとき、一時的に使用可能な電子キーを作成するステップと、
    一時的に使用可能な前記電子キーをユーザに送付するステップと
    を備えたことを特徴とする使用救済方法
  2. 前記制御装置は、登録ツールを通じて前記センターから前記電子キーID又は暗号鍵を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の使用救済方法
  3. 前記センターには、前記ユーザと該ユーザが使用している電子キーとの関連付けを管理するユーザデータベースが設けられ、
    一時的に使用可能な前記電子キーを作成するステップでは、前記ユーザ情報を手掛かりに前記ユーザデータベースを参照することにより、前記ユーザがこれまで使用していた電子キーIDを割り出し、当該電子キーIDを基に一時的に使用可能な前記電子キーを作成する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の使用救済方法
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