JP5810596B2 - リニアガイド装置 - Google Patents
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Description
軸方向に延びる断面形状略角形の案内レール101の上に、断面形状略コ字状のスライダ102が軸方向に移動可能に組み付けられている。この案内レール101の左右両側面101a,101aには、軸方向に延びる上下2つの傾斜面が略ハ字状に形成されていて、合計4つの傾斜面はそれぞれ転動体軌道面110をなしている。
さらに、スライダ102は、スライダ本体102Aの左右両袖部106,106の肉厚部分の上部及び下部に、前記転動体転動路と平行をなして軸方向に貫通する断面略矩形の貫通孔からなる直線状路114,114,114,114を備えている。
このような事情から、従来においては、互いに隣り合う円筒ころ103間に樹脂製の保持ピース120を介装することにより、円筒ころ103同士の直接接触を防止すると共に、前記スキューを抑制するようにしていた。すなわち、円筒ころ103の微小角度のスキューを抑制するという目的を達成するために、保持ピース120の形状及び寸法などを最適化していた。これにより、スライダ102の走行を滑らかにすると共に、走行中の騒音低減を図っていた。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明に係るリニアガイド装置の第1実施形態の構造を示す斜視図であり、図2は、図1のリニアガイド装置を軸方向から見た正面図(ただし、エンドキャップを省略して図示している)である。また、図3は、図1のリニアガイド装置の要部(転動体案内溝の周辺部分)を拡大して示した部分拡大図である。さらに、図4は、転動体軌道面に形成された転動体案内溝の構成を説明する平面図である。なお、これ以降の各図においては、同一又は相当する部分には、同一の符号を付してある。また、これ以降の説明における上,下,左,右等の方向を示す用語は、特に断りがない限り、説明の便宜上、各図におけるそれぞれの方向を意味するものである。
さらに、スライダ2は、スライダ本体2Aの左右両袖部6,6の肉厚部分の上部及び下部に、転動体転動路と平行をなして軸方向に貫通する断面略矩形の貫通孔からなる直線状路14,14,14,14を備えている。
本実施形態においては転動体案内溝7の断面形状が前記のような略台形状をなしているため、図5に示すような2つの研削部を有する砥石50を用いることにより、左側(又は右側)の袖部6の内側面に、上下2つの転動体案内溝7,7を同時に形成することができる。すなわち、転動体案内溝7の断面形状が長方形状である場合は、転動体案内溝7の側面がスライダ2の前記凸部に形成された傾斜面に対して直角をなしているため、砥石50を左右方向に移動させることによっては上下2つの転動体案内溝7,7を同時に形成することができない。
このように、本実施形態のリニアガイド装置は、左側(又は右側)の袖部6の内側面に、上下2つの転動体案内溝7,7を同時に形成することができるので、加工効率が高く生産性が優れている。よって、生産コストが抑えられる。
図6は、本発明に係るリニアガイド装置の第2実施形態の構造を示す正面図(リニアガイド装置を軸方向から見た図)である。ただし、エンドキャップを省略して図示している。また、図7は、図6のリニアガイド装置の転動体案内溝の形成方法を説明する図である。なお、第2実施形態のリニアガイド装置の構成及び作用・効果は、第1実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
このような構成により、第1実施形態と同様の作用・効果が奏されるが、特に、スライダ2に対して下向きの外部荷重が作用する場合には、外部荷重が下側の2つの転動体軌道面11に作用し、上側の2つの転動体軌道面11には外部荷重が作用しないので、上側の2つの転動体軌道面11には転動体案内溝7を形成する必要がない。その結果、生産コストを低減することができる。
図8は、本発明に係るリニアガイド装置の第3実施形態の構造を示す正面図(リニアガイド装置を軸方向から見た図)である。ただし、エンドキャップを省略して図示している。また、図9は、図8のリニアガイド装置の転動体案内溝の形成方法を説明する図である。なお、第3実施形態のリニアガイド装置の構成及び作用・効果は、第1実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
図10は、本発明に係るリニアガイド装置の第4実施形態の構造を示す正面図(リニアガイド装置を軸方向から見た図)である。ただし、エンドキャップを省略して図示している。また、図11は、図10のリニアガイド装置の転動体案内溝の形成方法を説明する図である。なお、第4実施形態のリニアガイド装置の構成及び作用・効果は、第3実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
このような構成により、第3実施形態と同様の作用・効果が奏されるが、特に、スライダ2に対して下向きの外部荷重が作用する場合には、外部荷重が下側の2つの転動体軌道面10に作用し、上側の2つの転動体軌道面10には外部荷重が作用しないので、上側の2つの転動体軌道面10には転動体案内溝7を形成する必要がない。その結果、生産コストを低減することができる。
図12は、本発明に係るリニアガイド装置の第5実施形態の構造を示す正面図(リニアガイド装置を軸方向から見た図)である。ただし、エンドキャップを省略して図示している。また、図13は、図12のリニアガイド装置の転動体案内溝の形成方法を説明する図である。なお、第5実施形態のリニアガイド装置の構成及び作用・効果は、第1,3実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
図14は、本発明に係るリニアガイド装置の第6実施形態の構造を示す正面図(リニアガイド装置を軸方向から見た図)である。ただし、エンドキャップを省略して図示している。また、図15は、図14のリニアガイド装置の転動体案内溝の形成方法を説明する図である。なお、第6実施形態のリニアガイド装置の構成及び作用・効果は、第5実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
図16は、本発明に係るリニアガイド装置の第7実施形態の構造を示す正面図(リニアガイド装置を軸方向から見た図)である。ただし、エンドキャップを省略して図示している。また、図17は、図16のリニアガイド装置の転動体案内溝の形成方法を説明する図である。なお、第7実施形態のリニアガイド装置の構成及び作用・効果は、第1実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
案内レール1の左右両側面1a,1aには、軸方向に延びる凸部が、スライダ2に向かって突出するように形成されている。そして、それら凸部上には、軸方向に延びる上下2つの傾斜面が略ハ字状にそれぞれ形成されていて、合計4つの傾斜面はそれぞれ転動体軌道面10をなしている。
このような構成により、第1実施形態と同様の作用・効果が奏される。また、第1実施形態と同様に、図17に示すような2つの研削部を有する砥石50を用いることにより、スライダ本体2Aの左側(又は右側)の袖部6の内側面に、上下2つの転動体案内溝7,7を同時に形成することができる。
図18は、本発明に係るリニアガイド装置の第8実施形態の構造を示す正面図(リニアガイド装置を軸方向から見た図)である。ただし、エンドキャップを省略して図示している。また、図19は、図18のリニアガイド装置の転動体案内溝の形成方法を説明する図である。なお、第8実施形態のリニアガイド装置の構成及び作用・効果は、第7実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
このような構成により、第7実施形態と同様の作用・効果が奏されるが、特に、スライダ2に対して下向きの外部荷重が作用する場合には、外部荷重が上側の2つの転動体軌道面11に作用し、下側の2つの転動体軌道面11には外部荷重が作用しないので、下側の2つの転動体軌道面11には転動体案内溝7を形成する必要がない。その結果、生産コストを低減することができる。
図20は、本発明に係るリニアガイド装置の第9実施形態の構造を示す正面図(リニアガイド装置を軸方向から見た図)である。ただし、エンドキャップを省略して図示している。また、図21は、図20のリニアガイド装置の転動体案内溝の形成方法を説明する図である。なお、第9実施形態のリニアガイド装置の構成及び作用・効果は、第7実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
図22は、本発明に係るリニアガイド装置の第10実施形態の構造を示す正面図(リニアガイド装置を軸方向から見た図)である。ただし、エンドキャップを省略して図示している。また、図23は、図22のリニアガイド装置の転動体案内溝の形成方法を説明する図である。なお、第10実施形態のリニアガイド装置の構成及び作用・効果は、第9実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
このような構成により、第9実施形態と同様の作用・効果が奏されるが、特に、スライダ2に対して下向きの外部荷重が作用する場合には、外部荷重が上側の2つの転動体軌道面10に作用し、下側の2つの転動体軌道面10には外部荷重が作用しないので、下側の2つの転動体軌道面10には転動体案内溝7を形成する必要がない。その結果、生産コストを低減することができる。
図24は、本発明に係るリニアガイド装置の第11実施形態の構造を示す正面図(リニアガイド装置を軸方向から見た図)である。ただし、エンドキャップを省略して図示している。また、図25は、図24のリニアガイド装置の転動体案内溝の形成方法を説明する図である。なお、第11実施形態のリニアガイド装置の構成及び作用・効果は、第7及び第9実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
図26は、本発明に係るリニアガイド装置の第12実施形態の構造を示す正面図(リニアガイド装置を軸方向から見た図)である。ただし、エンドキャップを省略して図示している。また、図27は、図26のリニアガイド装置の転動体案内溝の形成方法を説明する図である。なお、第12実施形態のリニアガイド装置の構成及び作用・効果は、第11実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
2 スライダ
2A スライダ本体
2B エンドキャップ
3 円筒ころ
3a 円筒面
3b 端面
3c 面取り部
7 転動体案内溝
7a 溝底
7b 傾斜側面
10 転動体軌道面
11 転動体軌道面
20 保持ピース
Claims (1)
- 軸方向に延びる転動体軌道面を有する案内レールと、前記案内レールの転動体軌道面に対向する転動体軌道面を有するとともに軸方向に相対移動可能に前記案内レールに取り付けられたスライダと、前記案内レールの転動体軌道面及び前記スライダの転動体軌道面の間に形成される転動体転動路内に転動自在に配された転動体である複数のころと、を備え、
前記案内レールの転動体軌道面及び前記スライダの転動体軌道面のうち少なくとも一方には、前記ころを保持して前記ころの進行を案内する転動体案内溝が軸方向に沿って形成されており、軸方向に直交する平面で前記転動体案内溝を切断した場合の断面形状が、溝底から開口部に向かって溝幅が徐々に大きくなる略台形状をなしており、
前記ころは、円筒面と端面との境界部分に形成される角部が面取りされており、前記ころの円筒面が前記転動体案内溝の溝底に接し、前記ころの面取り部が前記転動体案内溝の傾斜側面に接していることを特徴とするリニアガイド装置。
Priority Applications (1)
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JP2011090352A JP5810596B2 (ja) | 2011-04-14 | 2011-04-14 | リニアガイド装置 |
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