JP5780390B2 - 金型用鋳抜きピン - Google Patents
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Description
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、請求可能発明と称する)の態様を例示し、例示された各態様について説明する。ここでは、各態様を、特許請求の範囲と同様に、項に区分すると共に各項に番号を付し、必要に基づいて他の項の記載を引用する形式で記載する。これは、請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載、実施形態の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得る。
なお、以下の各項において、(1)、(2)項の各々が、特許請求の範囲に記載した請求項1、2の各々に相当する。
本項に記載の金型用鋳抜きピンによれば、シール部が本項の鋳抜きピンの円柱部に相当する部分のみによって構成されている公知の鋳抜きピンと比較して、シール部が各ラウンド部の軸線方向長さ分だけ延長されるので、シール部のシール性能を高めることができる。これにより、鋳造型と鋳抜きピンとが固着して鋳抜きピンの交換が困難になるような事態を回避することができ、鋳造型の保全性を向上させることができる。
公知の鋳抜きピンにおいては、シール性能を高めるために円柱形のシール部を単に軸方向へ延長させると、シール性能が向上する反面、シール部の剛性、延いては、基部の剛性が高められて基部全体が撓み難くなり、その結果、狙った応力低減効果が妨げられることになる。
そこで、本項の鋳抜きピンでは、各ラウンド部とピン取付孔との間に、推定された基部の撓み量に基づいて設定された隙間、言い換えると、基部の撓みが妨げられることがないように設定された隙間を設けることにより、シール性能を確保しながら応力低減効果をも確保することができる。さらに、鋳抜きピンの撓みによってシール部のキャビティ側の端部とピン取付孔の開口部とが接触することがないので、従来のように鋳造型のへたりを定期的に補修する必要がないため、鋳造型のランニングコスト(復元コスト)を削減することができる。
また、各ラウンド部とピン取付孔との隙間は、基部の撓みを妨げないように設定されるが、それに加えて、鋳造型のキャビティに充填される溶湯の表面張力に基づいて溶湯が隙間を通してピン取付孔内へ侵入しない程度に、体積が確保される。これにより、シール性能と応力低減効果とを両立することができる。
本項の態様では、例えば、円柱部からシール部の各端部に向けて各ラウンド部の湾曲面の湾曲の度合(曲率)を逓増させることにより、シール性能と応力低減効果とを両立させるような、各ラウンド部の端部とピン取付孔との隙間を得ることができる。さらに、各ラウンド部をテーパ状に形成することも可能であるが、本項の態様、すなわち、湾曲面を有するラウンド部と比較した場合、シール性能が劣ることから望ましくない。
なお、基部の撓み量は、公知のコンピュータシミュレーションによって推定することができる。
本項に記載の鋳抜きピンによれば、逃げ部とピン取付孔との間に、推定された基部の撓み量に基づいて設定された隙間、言い換えると、基部の撓みが妨げられることがないように設定された隙間を設けることにより、より高い応力低減効果を得ることができる。そして、逃げ部の外径は、鋳造型のキャビティからピン取付孔へ溶湯が侵入してしまった場合であっても、その溶湯がさらに逃げ部とピン取付孔との隙間に侵入しない程度に設定することが望ましい。
なお、鋳抜きピンは、離型抵抗、許容される撓み量等を含む設計値に基づいて、小外径部の寸法(外径、軸方向長さ)を決定することができる。そして、小外径部の寸法が決定されると基部の撓み量を推定することができる。さらに、推定された撓み量に基づいて、基部の撓みが妨げられることがないように、逃げ部とピン取付孔との隙間と、シール部の各ラウンド部とピン取付孔との隙間を設定することができる。
図1及び図3に示されるように、鋳抜きピン1は、造形部2と基部3とによって構成されている。造形部2は、鋳造型4のキャビティ5内に突出される部分であって、本実施形態では截頭円錐形に形成されている。これに対して、基部3は、鍛造型4に設けられたピン取付孔6に収容される部分であって、造形部2に近い側(図1における右側)から軸線方向へ順に、シール部7、小外径部8、逃げ部9及び延長部10が設けられている。基部3のシール部7と逃げ部9とを接続する小外径部8は、鋳抜きピン1に作用する離型抵抗を含む設計値に基づいて、外径、軸方向長さが決定される。なお、小外径部8とシール部7との接続部(稜部)及び小外径部8と逃げ部9との接続部(稜部)には、応力を分散させるための内R形状17が形成されている。
ここで、図4に示されるのは、本実施形態の鋳抜きピン1の作用を説明するための比較対象としての応力低減効果を狙った公知の鋳抜きピン31である。なお、公知の鋳抜きピン31のシール部37は、本実施形態の鋳抜きピン1のシール部7のうちの円柱部11に相当する。すなわち、公知の鋳抜きピン31のシール部37は、本実施形態の鋳抜きピン1のシール部7のような各ラウンド部12を備えていない。
本実施形態によれば、円柱部11の軸線方向両側にラウンド部12を設けることでシール部7が構成されるので、シール部7が、公知の鋳抜きピン31のシール部37に対して各ラウンド部12の軸線方向長さ分だけ延長されることにより、シール部7のシール性能を確保することができる。これにより、鋳造型4と鋳抜きピン1とが固着して鋳抜きピン1の交換が困難になるような事態を回避することができ、鋳造型4の保全性を向上させることができる。また、本実施形態では、各ラウンド部12とピン取付孔6との間に、基部3の撓み量に基づいて設定された隙間15、すなわち、基部3の撓みが妨げられることがないように設定された隙間15が設けられているので、シール性能を確保しながら応力低減効果をも確保することができる。さらに、鋳抜きピン1の撓みによってシール部7のキャビティ5側の端部(ラウンド部12)とピン取付孔6(小内径部6b)の開口部とが接触することがないので、公知の鋳抜きピン31のように鋳造型4のへたりを定期的に補修する必要がないため、鋳造型4のランニングコスト(復元コスト)を削減することができる。
Claims (2)
- 鋳造型のピン取付孔に収容される基部と、前記基部の一端から前記鋳造型のキャビティ内に突出される造形部とを備えて、前記基部は、前記造形部に連続して設けられるシール部と、前記シール部に連続して設けられて前記シール部に対して小さい外径を有する小外径部とを含む鋳抜きピンであって、
前記シール部は、前記ピン取付孔に既定の嵌め合いで嵌合される円柱部と、前記円柱部の軸線方向両側に設けられて前記円柱部の円柱面に連続する湾曲面を有するラウンド部とを備えて、前記円柱部と各ラウンド部とは単一素材であり、各ラウンド部と前記ピン取付孔との間には、前記基部の撓みを妨げない程度、且つ、前記キャビティに充填された溶湯が前記ピン取付孔内へ侵入しない程度に設定された隙間が設けられることを特徴とする金型用鋳抜きピン。 - 前記基部は、前記小外径部に連続して設けられる逃げ部を備えて、前記逃げ部と前記ピン取付孔との間には、前記基部の撓みが妨げられることがないように設定された隙間が設けられることを特徴とする請求項1に記載の金型用鋳抜きピン。
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