JP5766469B2 - タイヤ - Google Patents
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Description
また、前記サイプの溝幅は、1.5mm以下であり、前記広溝の溝幅は、2.0mm以上であり、前記広溝の溝深さは、前記周方向溝の溝深さの15%以下であっても良い。
また、接地面であるトレッド面の前記トレッド幅方向における長さは、前記タイヤが装着される正規リムの規定リム幅に対して、1.10倍以上1.20倍以下であっても良い。
第1実施形態では、(1)タイヤの概略構成、(2)サイプ及び広溝の形状、(3)比較・評価、及び(4)作用・効果について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤ10のトレッド幅方向及びタイヤ径方向に沿った断面図である。図2は、第1実施形態に係る空気入りタイヤ10のトレッド平面展開図である。空気入りタイヤ10は、トラックやバスなどの重荷重車両の操舵輪に装着されることを前提とした空気入りタイヤである。ただし、空気入りタイヤ10の装着可能位置は、操舵輪に限定されるものではない。また、空気入りタイヤ10には、窒素ガスなどの不活性ガスを充填してもよい。
次に、センター陸部100及びセカンド陸部200A(セカンド陸部200B)に形成されるサイプ及び広溝の形状について、図2及び図3(a)〜(c)を参照して具体的に説明する。
図2及び図3(a)〜(c)に示すように、センター陸部100には、サイプ110及び広溝120が形成される。サイプ110は、センター陸部100を横断する。すなわち、サイプ110は、センター周方向溝20A及びセンター周方向溝20Bに連通している。また、本実施形態では、広溝120もセンター陸部100を横断する。広溝120は、センター周方向溝20A及びセンター周方向溝20Bに連通している。本実施形態では、サイプ110と広溝120とが交互に等間隔毎に形成される。
図3(a)〜(c)に示すように、セカンド陸部200Aには、サイプ210及び広溝220が形成される。サイプ210は、セカンド陸部200Bを横断する。すなわち、サイプ210は、センター周方向溝20A及び外側周方向溝30Aに連通している。サイプ210は、凸端部205aにおいて、センター周方向溝20Aに連通している。広溝220は、互いに隣接する2つのサイプ210の間に形成される。広溝220のセンター陸部100側の端部220aは、凹端部205bにおいて、センター陸部100とセカンド陸部200Aとの間に形成されるセンター周方向溝20Aに連通する。一方、広溝220のトレッドショルダーTS側の端部220bは、外側周方向溝30Aに連通せず、セカンド陸部200A内において終端されている。すなわち、広溝220のトレッド幅方向外側における端部220bは、セカンド陸部200Aの内部に位置する。広溝220のトレッド幅方向における長さL4は、セカンド陸部200Aのトレッド幅方向における最小幅の80%以下であることが好ましい。排水性能やエッジ成分の増加によるウェット性能の向上を考慮すると、長さL4は、セカンド陸部200Aのトレッド幅方向における最小幅の50%以上であることが好ましい。
次に、上述した空気入りタイヤ10と、比較例の空気入りタイヤとの比較試験の方法及び当該試験結果について説明する。
図4に示すトレッドパターンを有する空気入りタイヤを実施例に係るタイヤとして用いた。上述した空気入りタイヤ10と同様の構成であるが、センター周方向溝20A及びセンター周方向溝20Bに石が挟まるのを防ぐための石噛み防止突起がセンター周方向溝20A及びセンター周方向溝20Bに複数設けられている。また、図5に示すトレッドパターンを有する空気入りタイヤを比較例に係るタイヤとして用いた。比較試験は、(i)ウェット路面での旋回性能、(ii)ウェット路面での制動性能、(iii)摩耗性能、について実施した。
・使用タイヤサイズ: 295/80R22.5
・使用リムサイズ: 8.25×22.5
・設定空気圧: 850kPa
・設定荷重: 正規荷重3550kg(ETRTO単輪荷重)
(3.2)試験結果
表1は、上述した各試験の結果を示す。なお、表1に示す値は、比較例を100とした場合において、実施例の結果を指数で表示したものである。
(4)作用・効果
上述した空気入りタイヤ10によれば、ショルダー陸部300A及びショルダー陸部300Bには、タイヤ径方向内側に窪む溝が形成されない。すなわち、従来の空気入りタイヤのように、ショルダー陸部300A(ショルダー陸部300B)には、サイプや広溝が形成されない。このため、ショルダー陸部に大きな横力が入力されても、サイプや広溝の端部を核としたヒール&トゥ摩耗が発生しない。また、サイプ110は、凸端部105aにおいて、センター周方向溝20A及びセンター周方向溝20Bに連通し、広溝120は、凹端部105bにおいて、センター周方向溝20A及びセンター周方向溝20Bに連通する。サイプ110は、接地したときに閉じるように形成されているため、広溝120に比べて、センター陸部100の変形が抑制され、センター陸部100の剛性の低下が抑制される。このため、センター陸部100の剛性の低下を抑制しつつ、凸端部205aにおいて連通させることにより、排水性能やエッジ成分を確保でき、ウェット性能を維持することができる。一方、サイプ110に比べてセンター陸部100の剛性の低下があるものの、凹端部105bにおいて連通させることにより、センター陸部100の剛性の低下を最小限にしつつ、サイプ110よりも排水性能を有する広溝120が形成されるため、ウェット性能を維持することができる。サイプ110と広溝120とは、異なる部分においてセンター周方向溝20A及びセンター周方向溝20Bと連通している。このため、ショルダー陸部300A及びショルダー陸部300Bにタイヤ径方向内側に窪む溝が形成されなくても、排水性が確保できる。すなわち、空気入りタイヤ10によれば、トラックやバスなどの重荷重車両の操舵輪に装着された場合でも、ウェット性能を低下させずに、耐摩耗性能を向上させることができる。
図6は、第2実施形態に係る空気入りタイヤ11のトレッド平面展開図である。以下、上述した空気入りタイヤ10と異なる部分について主に説明し、空気入りタイヤ10と同様の部分については、その説明を適宜省略する。
上述したように、本発明の第1実施形態及び第2実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
Claims (7)
- タイヤ赤道線を含むセンター領域に設けられるセンター陸部と、トレッド幅方向の最も外側に設けられるショルダー陸部と、前記センター陸部と前記ショルダー陸部との間に設けられるセカンド陸部と、を含むリブ状陸部と、
前記センター陸部と前記セカンド陸部との間に設けられ前記センター陸部を区画するセンター周方向溝と、前記セカンド陸部と前記ショルダー陸部との間に設けられ前記セカンド陸部を区画する外側周方向溝と、を含む周方向溝と、
を備え、
前記センター陸部と前記セカンド陸部には、接地したときに閉じるように形成された溝幅を持つサイプと前記サイプよりも溝深さが浅くかつ溝幅が広い広溝とが形成される一方、前記ショルダー陸部には、タイヤ径方向内側に窪む溝が形成されておらず、
前記センター陸部の前記トレッド幅方向における長さは、前記タイヤ周方向に進むにつれ変化し、前記センター陸部の前記トレッド幅方向の各端縁部は、前記トレッド幅方向において凸状となる部分と凹状となる部分とを有し、
前記セカンド陸部の前記ショルダー陸部側の端縁部は、前記タイヤ周方向に沿って直線状である一方、前記セカンド陸部の前記センター陸部側の端縁部は、前記トレッド幅方向において、凸状となる部分と凹状となる部分とを有することによって、前記セカンド陸部の前記トレッド幅方向における長さは、前記タイヤ周方向に進むにつれ変化し、
前記サイプは、前記トレッド幅方向に延びて前記センター陸部を横断し、前記凸状になる部分において前記センター周方向溝に連通するセンターサイプと、前記トレッド幅方向に延びて前記セカンド陸部を横断し、一端部が前記セカンド陸部の凸状になる部分において前記センター周方向溝に連通し、他端部が前記外側周方向溝に連通するセカンドサイプとを有し、
前記広溝は、前記トレッド幅方向に延びて前記センター陸部を横断し、前記凹状になる部分において前記センター周方向溝に連通するセンター広溝と、前記トレッド幅方向に延び、一端部が前記セカンド陸部の凹状になる部分において前記センター周方向溝に連通し、他端部が前記セカンド陸部の内部で終端するセカンド広溝とを有し、
前記セカンド広溝の前記トレッド幅方向における長さは、前記セカンド陸部の前記トレッド幅方向における最小幅の80%以下であるタイヤ。 - 前記センター陸部のトレッド幅方向の端縁部は、前記凸状になる部分と前記凹状となる部分とが前記タイヤ周方向に交互に配列されることにより、前記トレッド幅方向に沿って振幅を有し、
前記センターサイプと前記センター広溝とは、前記タイヤ周方向に交互に形成される請求項1に記載のタイヤ。 - 前記タイヤ周方向において、前記セカンドサイプの前記センター周方向溝側の端部の位置は、前記センター周方向溝を挟んで隣接する前記センター広溝の端部の位置と重なっている請求項1又は2に記載のタイヤ。
- 前記タイヤ周方向において、前記セカンド広溝の前記センター周方向溝側の端部の位置は、前記センター周方向溝を挟んで隣接する前記センターサイプの端部の位置と重なっている請求項1から3の何れか1項に記載のタイヤ。
- 前記サイプの溝幅は、1.5mm以下であり、
前記広溝の溝幅は、2.0mm以上であり、
前記広溝の溝深さは、前記周方向溝の溝深さの15%以下である請求項1から4の何れか1項に記載のタイヤ。 - 前記ショルダー陸部の前記トレッド幅方向における長さは、前記センター陸部の前記トレッド幅方向における最大幅の1.25倍以上1.50倍以下である請求項1から5の何れか1項に記載のタイヤ。
- 接地面であるトレッド面の前記トレッド幅方向における長さは、前記タイヤが装着される正規リムの規定リム幅に対して、1.10倍以上1.20倍以下である請求項1から6の何れか1項に記載のタイヤ。
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