JP5752214B2 - 同期機制御装置 - Google Patents
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Description
同期PWM方式は、電圧指令の位相と同期したキャリア波を生成し、その大小比較によって達成される他に、電圧指令位相と所定の位相閾値との比較によって達成される(以後、後者を位相比較型同期PWM方式と記載する)。例えば、電圧指令位相がπ/3に達した時点でスイッチング指令をオンからオフに変更する、といった具合である。
ところで、同期PWM方式を安定に実行するためには電圧指令位相の安定性が重要となる。この同期PWM制御方式における電圧指令位相の計算手順を説明する。dq軸回転座標上に設けられた電流制御器などで計算される電圧指令について、dq軸座標上でベクトル表現した際のd軸に対する位相角を電圧指令ベクトル位相角とする。これはd軸およびq軸電圧指令に対し逆正接演算を実施することで得られる。更に、この電圧指令ベクトル位相角と、回転座標変換に用いられる位相信号とを加算することで電圧指令位相が計算できる。
そこで、電圧指令ベクトルにローパスフィルタ処理を行い、電圧指令位相を安定化させることで、電流制御系を安定化させる手法が提案されている。(例えば特許文献1参照)
以下、この発明の実施の形態1の同期機制御装置を図1〜図6に基づいて説明する。なお、全ての実施の形態において、同一または相当する部分には同じ符号を付して、その説明は適宜省略する。
図1はこの発明の実施の形態1における同期機制御装置の構成図を含めた同期機制御システムを示すもので、同期機制御装置1と直流電圧の電源2と同期機3で構成されている。同期機制御装置1は電源2からの直流電圧をPWM電圧に変換して同期機3に印加し、同期機を駆動するようになっている。
以下、この発明の実施の形態1における同期機制御装置1の構成および構成要素の機能について説明する。
図2は、この発明の実施の形態1における電流制御器12の構成図の一例である。図2において、電流PI制御器121は、d軸およびq軸電流指令値id*、iq*とd軸およびq軸電流検出値id、iqとの偏差に基づいて式(2)(3)の演算により、d軸およびq軸電流制御比例項Vd*p、Vq*pと、d軸およびq軸電流積分項Vd*i、Vq*iとを算出する。
Vd*dcp=−ωLqiqdcp
Vq*dcp=ωLdiddcp+ωΦm ・・・(4)
ここでiddcpはd軸電流指令値id*とd軸電流検出値idとの少なくとも1つを用いて算出される値であり、例えば、d軸電流指令値id*とd軸電流検出値idとの重み平均値としても良い。また、iqdcpはq軸電流指令値iq*とq軸電流検出値iqとの少なくとも1つを用いて算出される値であり、例えば、q軸電流指令値iq*とq軸電流検出値iqとの重み平均値としてもよい。
Vd*=Vd*p+Vd*i+Vd*dcp
Vq*=Vq*p+Vq*i+Vq*dcp ・・・(5)
図3は、この発明の実施の形態1における、PWM生成器13の構成図である。図3において、dq→uvw座標変換器131は、d軸およびq軸電圧指令値Vd*、Vq*を式(6)の演算により、u相、v相およびw相電圧指令値Vu*、Vv*、Vw*へ座標変換する。
同期PWM方式では、電圧指令1周期に対してキャリア波が(2N+1)×3周期(Nは0以上の整数、図4はN=0の場合の一例)となるようにキャリア周期を制御する。
また、電圧指令位相が60×(2M+1)deg(Mは0以上の整数)のときにキャリア波振幅の最大点となり、電圧指令位相が120×M degのときにキャリア波振幅の最小点となるよう、キャリア波のタイミングを調整する。以降、本文では、電圧指令とキャリア波とが上記の関係である場合、電圧指令とキャリア波とが同期している、とする。キャリア同期補正量は、電圧指令の周期に同期している状態のキャリア波振幅の最大点での電圧指令位相におけるキャリア同期補正量を0とし、また、最大点から電圧指令位相が離れるに従い、該補正量が大きくなるように設定する。ただし、補正量の大きさは一定の範囲(図では±α)に制限する。
図1において、電圧指令位相演算器16は、d軸およびq軸電流指令値id*、iq*と回転子位置の電気角θより電圧指令位相θvを算出する。
同期機制御装置1を非同期PWM方式(同期PWMとは異なる制御方式、制御するのにθvvの算出不要)により、様々なd軸およびq軸電流指令値id*、iq*で動作させ、その時の(vd*、vq*) を記録する。
上記により、(id*、iq*)に対する(vd*、vq*)のテーブルをあらかじめ作成しておく。(加算器124より算出されるd軸およびq軸電圧指令値vd*、vq*と区別するため、上記テーブルより算出される方を(vd**、vq**)と別表記する。
電圧指令ベクトル位相角演算器161は、d軸およびq軸電流指令値id*、iq*より 上記テーブルを用いて(vd**、vq**)を算出し、式(8)により電圧指令ベクトル位相角θvvを算出する。
同期機制御装置1を非同期PWM方式で動作させるためには、図1の電圧指令位相演算器16と、図3のインバータ周波数演算器132とキャリア同期補正量演算器133とを削除し、図3のキャリア生成器134において、インバータ周波数finv、キャリア同期補正量Δtcに依らず、一定周期のキャリア波を生成するという構成にすれば良い。
θv=θ+θvv ・・・(9)
従来例では、電圧指令位相θvを算出する際に、d軸およびq軸電圧指令Vd*、Vq*を用いている。d軸およびq軸電圧指令値Vd*、Vq*は、高周波成分を含むd軸およびq軸電流検出値id、iqの影響を受けるため、電圧指令位相θvも高周波成分の影響を受ける。これにより電圧指令位相θvの値が振動し、制御が不安定になる恐れがある。
一方、この発明の実施の形態1では、同期PWM方式において電圧指令波とキャリア波との同期の基準となる電圧指令位相θvを、d軸およびq軸電流検出値id、iqを用いずに、d軸およびq軸電流指令値id*、iq*と回転子位置の電気角θより電圧指令位相θvを算出しているため、高周波成分の影響をうけて電圧指令位相θvが振動するといったことは起こらない。よって、従来例と比較して、電流制御の安定性を向上させることができる。
次に、この発明の実施の形態2の同期機制御装置を図7に基づいて説明する。
実施の形態1における同期機制御装置を実現するためには、様々なd軸およびq軸電流指令値id*、iq*で非同期PWM方式を動作させ、電圧指令ベクトル位相角θvvのマップを作成する必要がある。そのため、工数がかかるという問題があった。実施の形態2の発明では、マップを用いることなく電圧指令ベクトル位相角演算器を実現することにより、マップ作成の工数を削減するようにしたものである。
図7は実施の形態2における電圧指令位相演算器16aの構成の一例を示す図である。図7において、電気角速度演算器163は、回転子位置の電気角θに対して微分演算を行い、電気角速度ωを算出する。d軸インダクタンス記憶器164、q軸インダクタンス記憶器165、永久磁石磁束記憶器166、電機子抵抗記憶器167は、それぞれd軸インダクタンスLd、q軸インダクタンスLq、永久磁石磁束Φm、電機子抵抗Rの値を記憶している。電圧指令ベクトル位相角演算器161aは、電気角速度ω、d軸およびq軸電流指令値id*、iq*、d軸インダクタンスLd、q軸インダクタンスLq、永久磁石磁束Φm、電機子抵抗Rを用いて式(10)により電圧指令ベクトル位相角θvvを算出する。
なお、上記では、d軸インダクタンスLd、q軸インダクタンスLq、永久磁石磁束Φm、電機子抵抗Rの全てを用いて電圧指令ベクトル位相角θvvを算出しているが、d軸インダクタンスLd、q軸インダクタンスLq、永久磁石磁束Φm、電機子抵抗Rの中から少なくとも1つを用いて、電圧指令ベクトル位相角θvvを算出してもよい。
次に、この発明の実施の形態3の同期機制御装置を図8および図9に基づいて説明する。
実施の形態2における同期機制御装置では、d軸インダクタンスLd、q軸インダクタンスLqを一定値とみなして電圧指令ベクトル位相角θvvを算出している。しかしながら、実際の同期機制御装置のインダクタンス値は、磁束飽和の影響により、電流値によって変化するため、インダクタンスを一定値とみなした場合、電圧指令ベクトル位相角θvvの演算精度が低下する恐れがある。電圧指令ベクトル位相角θvvの値に誤差が存在する場合、誤差が存在しない場合と比較して、PWM電圧Vu、Vv、Vwが変化し、モータ効率が低下する恐れがある。
実施の形態3の発明では、磁束飽和の影響を考慮し、電流値に応じたインダクタンス値を演算することにより、電圧指令ベクトル位相角の演算精度を向上させ、モータ効率を向上させるようにしたものである。
q軸インダクタンス演算器169は、q軸電流指令値iq*とq軸電流検出値iqの少なくとも1つを用いてq軸インダクタンスLqの値を算出する。例えばq軸電流指令値iq*とq軸電流検出値iqの重み平均値よりq軸インダクタンスLqを算出する。
次に、この発明の実施の形態4の同期機制御装置を図10および図11に基づいて説明する。
実施の形態3における同期機制御装置では、永久磁石磁束Φmを一定値とみなして電圧指令ベクトル位相角θvvを算出している。しかしながら、実際の同期機制御装置では、個体バラつきや、永久磁石温度の変化により、永久磁石磁束Φmの値が変化する。そのため、永久磁石磁束値を一定とみなした場合、電圧指令ベクトル位相角θvvの演算精度が低下し、モータ効率が低下する恐れがある。
実施の形態4の発明では、個体バラつきや、永久磁石の温度に応じて永久磁石磁束Φmの値を変化させることで、電圧指令ベクトル位相角θvvの演算精度を向上させ、モータ効率を向上させるようにしたものである。
図11において、永久磁石磁束演算器160は、d軸およびq軸電流指令値id*、iq*とd軸およびq軸電流検出値id、iqとd軸およびq軸電圧指令値Vd*、Vq*との中から少なくとも1つを用いて永久磁石磁束Φmを算出する。
実施の形態4では、個体バラつきや、永久磁石温度の変化に応じて、永久磁石磁束Φm値を更新することができる。そのため、実施の形態3と比較して、電圧指令ベクトル位相角の演算精度が向上し、モータ効率を向上させることができる。
次に、この発明の実施の形態5の同期機制御装置を図12〜図14に基づいて説明する。
d軸およびq軸電圧値Vd、vqは式(12)により表される。
Vd=(R+pLd)id−ωLqiq
Vq=(R+pLq)iq+ωLdid+ωΦm ・・・(12)
ここで、p:微分演算子を表す。
実施の形態5の発明では、電圧方程式の微分項pLdid、pLqiqを考慮して電圧指令ベクトル位相角θvvを算出することにより、演算精度を向上させ、モータ効率を向上させるようにしたものである。
そして、d軸およびq軸電流制御比例項Vd*p、Vq*は、式(13)のように電圧方程式の微分項pLdid、pLqiqに近似できる。
pLdid=Vd*p=Kpd(id*−id)
pLqiq=Vq*p=Kpq(iq*−iq) ・・・・(13)
電流制御器12dは、電流PI制御器121で算出したd軸およびq軸電流制御比例項Vd*p、Vq*pをそのまま出力するようにし、電圧指令位相演算器16dに入力するようにしている。その他の構成は実施の形態1における電流制御器12の構成と同じなの
で、その説明は省略する。
即ち、電圧指令位相演算器16dの電圧指令ベクトル位相角演算器161dは、式(14)に従って、電流制御比例項Vd*p、Vq*pと電流指令値id*、iq*と電機子抵抗値Rとインダクタンス値Ld、Lqと永久磁石磁束値Φmと回転子位置の電気角θ(角速度ω)を用いて、電圧指令ベクトル位相角θvvを算出する。そして加算器162により電圧指令ベクトル位相角θvvと回転子位置の電気角θを用いて、式(9)に従って電圧指令位相θvを算出する。その他の構成は実施の形態4における電圧指令位相演算器16cの構成と同じなので、その説明は省略する。
次に、この発明の実施の形態6の同期機制御装置を図15に基づいて説明する。
実施の形態2〜5では、電圧指令ベクトル位相角θvvを算出する際に、d軸およびq軸電圧指令値のVd*、Vq*の代わりに、d軸およびq軸インダクタンスLd、Lq、永久磁石磁束Φm、電機子抵抗Rといったモータ定数とd軸およびq軸電流指令値id*、iq*を用いている。
これらのモータ定数の見積もり値と、実際値との間に誤差が存在する場合、電圧指令ベクトル位相角θvvの演算精度が低下し、モータ効率が低下する恐れがある。実施の形態6では、電圧指令ベクトル位相角θvvの算出に、モータ定数とd軸およびq軸電流指令値だけではなく、d軸およびq軸電圧指令値のVd*、vq*も使用することにより、電圧指令ベクトル位相角θvvの演算精度を向上させ、モータ効率を向上させるようにしたものである。
図15は、実施の形態6における電圧指令位相演算器16eの構成図である。電圧指令位相演算器16eの構成は、実施の形態5における電圧指令位相演算器16dの構成とほ
ぼ同じであるが、電圧指令ベクトル位相角演算器161eの入力としてd軸およびq軸電圧指令Vd*、Vq*が追加されている点が異なる。その他の構成は実施の形態5における電圧指令位相演算器16dの構成と同じなので、その説明は省略する。
なお、式(15)は、電流制御比例項Vd*p、Vq*pと電流指令値id*、iq*と電機子抵抗値Rとインダクタンス値Ld、Lqと永久磁石磁束値Φmと電圧指令値Vd*、Vq*の全てを用いて、電圧指令ベクトル位相角θvvを算出しているが、これらの中から少なくとも1つを用いて電圧指令ベクトル位相角θvvを算出してもよい。
次に、この発明の実施の形態7の同期機制御装置を図16に基づいて説明する。
実施の形態6における同期機制御装置では、d軸およびq軸電流指令値id*、iq*をステップ状に変化させた場合、電圧指令ベクトル位相角θvvが急変し、電流制御が不安定となる恐れがある。実施の形態7では、電圧指令ベクトル位相角θvvを算出する際に用いる電流値が急変することを防ぐことにより、電圧指令ベクトル位相角θvvの急変を防ぎ、電流制御の安定性を向上させるようにしたものである。
図16は、実施の形態7における電圧指令位相演算器16fの構成図である。実施の形態7における電圧指令位相演算器16fの構成は、実施の形態6における電圧指令位相演算器16eの構成とほぼ同じであるが、電圧指令ベクトル位相角演算器161fの入力として、d軸およびq軸電流検出値id、iqが存在することが異なる。
2)d軸およびq軸電流指令値id*、iq*に対して低域通過フィルタ処理を行っ
た値と、d軸およびq軸電流検出値id、iqに対して高域通過フィルタ処理を
行った値との合算値
3)d軸およびq軸電流指令値id*、iq*と、d軸およびq軸電流検出値id、
iqとの重み平均値
のいずれについても、d軸およびq軸電流指令値id*、iq*をステップ状に変化させた場合の変化量は、d軸およびq軸電流指令値id*、iq*と比べて小さくなる。
上記のようにidth、idthを算出すると、d軸およびq軸電流指令値id*、iq*変化直後は、d軸およびq軸電流指令値id*、iq*変化の影響を小さくすることでidth、idthの変化量が小さくなる。一方、d軸およびq軸電流指令値id*、iq*が変化してから時間経過したときは、d軸およびq軸電流検出値id、iqの高周波成分の影響を小さくすることでidth、idthの変化量が小さくなる。よって、d軸およびq軸電流指令値id*、iq*変化直後と、時間経過した後の両方について、idth、idthの変化量を抑え、電流制御の安定性を向上させることができる。
11:uvw→dq座標変換器、 12、12d:電流制御器、
13:PWM生成器、 14:電流検出手段、 15:回転位置検出器、
16、16a、16b、16c、16d、16e、16f:電圧指令位相演算器、
121:電流PI制御器、 122:電気角速度演算器、123:非干渉項演算器、
124:加算器、 131:dq→uvw座標変換器、
132:インバータ周波数演算器、 133:キャリア同期補正量演算器、
134:キャリア生成器、 135:電力変換手段、
161、161a〜161f:電圧指令ベクトル位相角演算器、 162:加算器、
163:電気角速度演算器、 164:d軸インダクタンス記憶器、
165:q軸インダクタンス記憶器、 166:永久磁石磁束記憶器、
167:電機子抵抗記憶器、 168:d軸インダクタンス演算器、
169:q軸インダクタンス演算器、 160:永久磁石磁束演算器。
Claims (10)
- 直流電圧をPWM電圧に変換して同期機に印加する同期機制御装置であって、前記同期機の回転子位置を推定あるいは検出する回転子位置検出部と、前記同期機に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段で検出した電流検出値と電流指令値とより電圧指令値を算出する電流制御器と、前記電流指令値と前記回転子位置より電圧指令位相を算出する電圧指令位相演算器と、前記電圧指令位相と前記回転子位置と前記直流電圧と前記電圧指令値とよりPWM電圧を生成するPWM生成部とを備えたことを特徴とする同期機制御装置。
- 前記電圧指令位相演算器は、前記電流指令値と前記回転子位置の他に、電機子抵抗値とインダクタンス値と永久磁石磁束値の中から少なくとも1つを用いて電圧指令位相を算出することを特徴とする請求項1に記載の同期機制御装置。
- 前記電圧指令位相演算器は、前記電流指令値と前記電流検出値の少なくとも1つを用いて前記インダクタンス値を算出するインダクタンス演算器を備え、前記インダクタンス演算器で算出されたインダクタンス値を用いて電圧指令位相を算出することを特徴とする請求項2に記載の同期機制御装置。
- 前記電圧指令位相演算器は、前記電流指令値と前記電流検出値と前記電圧指令値との中から少なくとも1つを用いて前記永久磁石磁束値を算出する永久磁石磁束演算器を備え、前記永久磁石磁束演算器で算出された永久磁石磁束値を用いて電圧指令位相を算出することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の同期機制御装置。
- 前記電流制御器は、前記電流指令値と前記電流検出値と電流制御比例ゲインとより電流制御比例項を算出し、前記電圧指令位相演算器は、前記電流指令値と前記回転子位置の他に、前記電流制御比例項と電機子抵抗値とインダクタンス値と永久磁石磁束値の中から少なくとも1つを用いて電圧指令位相を算出することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の同期機制御装置。
- 前記電圧指令位相演算器は、前記電流指令値と前記回転子位置の他に、前記電流制御比例項と電機子抵抗値とインダクタンス値と永久磁石磁束値と電圧指令値の中から少なくとも1つを用いて電圧指令位相を算出することを特徴とする請求項5に記載の同期機制御装置。
- 前記電圧指令位相演算器は、前記電流指令値の代わりに、前記電流指令値に対して低域通過フィルタ処理を施した値を用いて前記電圧指令位相を算出することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の同期機制御装置。
- 前記電圧指令位相演算器は、前記電流指令値の代わりに、前記電流指令値に対して低域通過フィルタ処理を施した値と前記電流検出値に高域通過フィルタ処理を施した値とを用いて前記電圧指令位相を算出することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の同期機制御装置。
- 前記電圧指令位相演算器は、前記電流指令値の代わりに、前記電流指令値と電流検出値との重み平均値を用いて前記電圧指令位相を算出することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の同期機制御装置。
- 前記重み平均値を算出する際に用いる重み係数は、前記電流指令値と前記電流検出値との差分に応じて変化させることを特徴とする請求項9に記載の同期機制御装置。
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