JP5732378B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
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Description
この詰め替え容器では、まずプルトップを引き上げて、中栓の注出口を開封する。次いで、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)とされた本容器の口部を、該詰め替え容器の中栓に螺着する。この状態から、詰め替え容器と本容器とを上下反転させて、本容器を正立姿勢にするとともに、詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して、本容器内に詰め替えられる。
また、中栓の注出口を開封した後に、該中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、該本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、該内容物がこぼれるおそれがある。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと詰め替え作業を行い難かった。
本発明の詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、注出口が形成された装着筒と、前記注出口を閉塞するシール部と、前記装着筒に容器軸方向に沿ってスライド移動可能に支持される操作部材と、を備え、前記装着筒には、容器軸方向に直交する径方向に貫通して容器軸方向に延びる溝部が形成され、前記操作部材は、前記装着筒の径方向外側に配設されて本容器に当接される当接筒部と、前記装着筒の径方向内側に配設され、該装着筒に対する操作部材のスライド移動に伴って前記シール部を容器軸方向に押し込み前記注出口を開放させる押し込み筒部と、前記当接筒部と前記押し込み筒部とを連結し、前記溝部内を容器軸方向に沿って移動可能とされた連結部と、を備えたことを特徴とする。
これにより、容器本体の内部が注出口に連通するので、該容器本体内と本容器の注入口部内とが連通し、容器本体内の内容物が、注出口及び注入口部内を通して本容器内に詰め替えられる。
また、上述したように、当接筒部を注入口部の開口端縁に当接させることで操作部材を安定化させることができるので、操作部材を滑らかに移動させることができ、過大な力を必要とせずにシール部を押し込んで注出口を容易に開放させ易い。
さらに、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器内に詰め替えられるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業が行える。よって、本容器内に内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替えを行うことができる。
尚、例えば、規制部材が弱化部を介して装着筒及び操作部材の少なくともいずれかに一体的に連結されている場合には、規制部材を別体で設ける場合に比べて部品点数の削減を図ることができ、好ましい。
さらに、注出口をシール部で密封したまま容器本体を倒立状態にして本容器に組み合わせた後、規制部材を除去することで初めて操作部材がスライド移動可能となるため、この詰め替え作業時に内容物がこぼれることを防止できる。
また、連結部が溝部内に挿入されていることにより、装着筒に対する操作部材のスライド移動時の姿勢が安定する。
図1に示されるように、本実施形態の詰め替え容器1は、内容物が収容される容器本体2を備えており、この容器本体2から、別体の本容器30(図3参照)に内容物を詰め替えるものである。
詰め替え容器1は、前記容器本体2と、容器本体2の口部2aに装着され、注出口3が形成された装着筒4と、注出口3を閉塞するシール部5と、装着筒4に容器軸O方向に沿ってスライド移動可能に支持される操作部材6と、装着筒4と操作部材6との間に配置され、操作部材6のスライド移動を規制する規制部材7と、を備えている。
尚、容器本体2、装着筒4、シール部5及び操作部材6は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置されている。本実施形態ではこの共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿う操作部材6側を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
尚、前記空気置換溝12bに代えて、例えば空気置換溝12bに対応する部分を凸部とするとともに、周方向に隣り合う凸部同士の間を空気置換路として構成してもよい。
図2に示される操作部材6の下面視で、突起部13aは円弧状に形成されている。
連結部14の下面は、円弧状の平面となっている。そして、装着筒4に対する操作部材6のスライド移動の終端(下方移動端)で、溝部11における連結部14側を向く内面11a(容器軸O方向で対向する面)に、該連結部14の下面が当接されるようになっている。
まず、詰め替え容器1を倒立姿勢にするとともに、本容器30を正立姿勢にした状態で、これら詰め替え容器1の口部2aと本容器30の口部(注入口部)31とを対向配置する。詰め替え容器1と本容器30とを、互いの容器軸Oが同軸となるように位置合わせしつつ、相対的に容器軸O方向に接近移動させ、図3に示されるように、操作部材6の当接筒部12のフランジ12aを、本容器30の注入口部31の開口端縁に当接させて、詰め替え容器1と本容器30とを組み合わせる。この際、操作部材6の当接筒部12が、本容器30の注入口部31内に差し込まれた状態で詰め替え容器1と本容器30とが組み合わされる。
尚、詰め替え容器1の注出口3がシール部5で閉塞されていることから、詰め替え容器1を倒立姿勢としても、容器本体2内の内容物が注出口3を通して外部に流出することはない。さらに、装着筒4と操作部材6との間に規制部材7が配置され、操作部材6の連結部14が係止リブ11cによって支持されているため、操作部材6のスライド移動は規制されている。また、シール部5の底壁5aの外周縁部が、基筒8の天壁8aの下面に当接しているため、内容物の重量によってシール部5が開放されてしまうことが防止されている。
また、本実施形態では、詰め替え容器1から規制部材7を取り外した図3の状態において、操作部材6の連結部14が溝部11の係止リブ11cに当接するようになっており、該連結部14が係止リブ11cを乗り越えない限り、装着筒4に対して操作部材6がスライド移動を開始するようなことが防止されている。
尚、詰め替え作業中、当接筒部12の空気置換溝12b内を通して、本容器30の内部及び詰め替え容器1の容器本体2の内部と、これら容器の外部との空気置換を効率よく行うことができるようになっているとともに、本容器30内にスムーズに内容物を注出して、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
また、上述したように、当接筒部12のフランジ12aを注入口部31の開口端縁に当接させることで操作部材6を安定化させることができるので、操作部材6を滑らかに移動させることができ、過大な力を必要とせずにシール部5を押し込んで注出口3を容易に開放させ易い。
さらに、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器30内に詰め替えられるので、本容器30を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業が行える。よって、本容器30内に内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替えを行うことができる。
尚、規制部材7が、弱化部を介して装着筒4及び操作部材6の少なくともいずれかに一体的に連結されている場合には、規制部材7を別体で設ける場合に比べて部品点数の削減を図ることができ、好ましい。
さらに、注出口3をシール部5で密封したまま容器本体2を倒立状態にして本容器30に組み合わせた後、規制部材7を除去することで初めて操作部材6がスライド移動可能となるため、この詰め替え作業時に内容物がこぼれることを防止できる。
また、連結部14が溝部11内に挿入されていることにより、装着筒4に対する操作部材6のスライド移動時の姿勢が安定する。
すなわち、操作部材6のスライド移動とともに、該操作部材6の連結部14が装着筒4の溝部11の内面11aに当接されるので、詰め替え時に、これら連結部14と溝部11の内面11aとの間から内容物が注出筒10の径方向外側に漏れ出るようなことが抑制される。
特に、本実施形態においては、連結部14において周方向を向く側面と、溝部11の内面11bとが摺動自在に当接されており、かつ、当接筒部12の内周面と、注出筒10の外周面とが摺動自在に当接されているから、前述の効果がより確実に得られやすい。
尚、押し込み筒部13がシール部5に当接した時点で、当接筒部12が溝部11を覆うように構成されていることが好ましい。具体的には、図3において、当接筒部12の天壁8a側の端面(下端開口縁)と、溝部11の連結部14側を向く内面11aとの間の距離が、押し込み筒部13の突起部13aにおいてシール部5側を向く端面と、シール部5の周壁5bにおいて押し込み筒部13側を向く端面との間の距離に対して、同等以下となっていることが好ましい。
図4に示される例では、連結部14が溝部11の内面11aに当接した状態において、当接筒部12の容器本体2側を向く端面が基筒8の天壁8aに当接しているが、これに限定されるものではない。すなわち、連結部14と内面11aとが当接した状態において、当接筒部12の前記端面と天壁8aとの間に隙間が形成されていても構わない。
さらに、装着筒4の基筒8を容器本体2の口部2aに螺合することに代え、アンダーカット嵌合(凹凸嵌合)など、その他の装着方法を採用してもよい。
図示の例では、突起部13aの内面に、該内面から突出するとともに容器軸O方向に平行に延びるリブ13bが、1つ形成されている。尚、リブ13bは、容器軸O方向に延びていればよく、該容器軸O方向に平行でなくてもよい。具体的に、リブ13bは、例えば、容器軸O方向に対して傾斜して延びていてもよく、容器軸O回りに螺旋状に延びていてもよい。また、リブ13bが、複数形成されていてもよい。
また、リブ13bの代わりに、突起部13aの内面から窪むとともに容器軸O方向に延びる溝を形成してもよい。また、これらリブ13b及び溝を両方形成してもよい。
また、図7において、リブ13bの下端部は、下側に向かうに従い漸次その周方向の幅が狭くなるように先鋭に形成されている。
2 容器本体
2a 口部
3 注出口
4 装着筒
5 シール部
6 操作部材
7 規制部材
11 溝部
11a 溝部の内面(底面)
12 当接筒部
13 押し込み筒部
13a 突起部
13b リブ
14 連結部
30 本容器
O 容器軸
Claims (5)
- 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、注出口が形成された装着筒と、
前記注出口を閉塞するシール部と、
前記装着筒に容器軸方向に沿ってスライド移動可能に支持される操作部材と、を備え、
前記装着筒には、容器軸方向に直交する径方向に貫通して容器軸方向に延びる溝部が形成され、
前記操作部材は、
前記装着筒の径方向外側に配設されて本容器に当接される当接筒部と、
前記装着筒の径方向内側に配設され、該装着筒に対する操作部材のスライド移動に伴って前記シール部を容器軸方向に押し込み前記注出口を開放させる押し込み筒部と、
前記当接筒部と前記押し込み筒部とを連結し、前記溝部内を容器軸方向に沿って移動可能とされた連結部と、を備えたことを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1に記載の詰め替え容器であって、
前記装着筒に対する前記操作部材のスライド移動の終端で、前記溝部における前記連結部側を向く内面に、前記連結部が当接されることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1又は2に記載の詰め替え容器であって、
前記押し込み筒部の前記シール部に対向する端面には、該端面のうち容器軸回りの一部分が突出するように突起部が形成されていることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項3に記載の詰め替え容器であって、
前記突起部の径方向内側を向く内面には、容器軸方向に延びるリブ及び溝の少なくともいずれかが形成されていることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項3又は4に記載の詰め替え容器であって、
前記突起部における前記シール部側の先端部の容器軸回りに沿う長さが、前記シール部とは反対側の基端部の前記長さより小さくなっていることを特徴とする詰め替え容器。
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2011
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