JP5551647B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
詰め替え容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5551647B2 JP5551647B2 JP2011076969A JP2011076969A JP5551647B2 JP 5551647 B2 JP5551647 B2 JP 5551647B2 JP 2011076969 A JP2011076969 A JP 2011076969A JP 2011076969 A JP2011076969 A JP 2011076969A JP 5551647 B2 JP5551647 B2 JP 5551647B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- cylinder
- lid
- main
- cylinder member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
上述した中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されているとともに、この注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
また、中栓の注出口を開封した後に本容器の口部を詰め替え容器の中栓に螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際に本容器を倒立姿勢にするため、本容器の内側に内容物が残留していると本容器内の内容物がこぼれ易かった。したがって、本容器内の内容物を使い切った後でないと詰め替え作業を行い難かった。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、該容器本体の口部に装着される装着筒、および注出孔が形成された注出筒を有する基筒部材と、前記注出筒に容器軸方向にスライド移動自在に装着されるとともに、前記注出孔を閉塞し、前記注出筒に対する容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けたスライド移動に伴って前記注出孔を開放し、かつ前記本容器の注入口部に連結される蓋筒部材と、を備え、前記注出筒には、側方に向けて開口する空気導入通路が内側に向けて突設され、前記蓋筒部材が前記本容器の前記注入口部に連結された状態で、前記本容器の内部と外部とが前記空気導入通路を通して連通することを特徴とする。
また、詰め替えに際し、蓋筒部材と本容器の注入口部とが連結された状態で、容器本体と本容器とが注出孔を介して連通するので、詰め替え容器の開封と同時に、注出孔を通して内容物が本容器内に詰め替えられることとなる。これにより、内容物がこぼれるのを抑制することができるとともに、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、本容器内の内容物が残留している場合であっても内容物の詰め替えを行うことができる。
さらに、空気導入通路が注出筒の内側に突出しているので、詰め替え容器から本容器に流入する内容物によって空気導入通路を通した本容器内の空気の排出が阻害されるのを抑制することができる。その結果、本容器内の空気を確実に排出することができる。
図1に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、本容器50(図2参照)に詰め替える内容物Wが収容される容器本体2と、該容器本体2の口部2aに装着される装着筒3、および注出孔4が形成された注出筒5を有する基筒部材6と、注出筒5に容器軸O方向にスライド移動自在に装着されるとともに、注出筒5を閉塞する蓋体23を有する蓋筒部材7と、基筒部材6、および蓋筒部材7の間に配置され、蓋筒部材7の基筒部材6に対する容器本体2側に向けた移動を規制する規制部材8と、を備えている。
径方向延設部17における径方向の外側端面は、注出筒5の外周面と面一となっているとともに、軸方向延設部18における上端面は、注出筒5の上端面と面一となっている。
本体筒21には、径方向の外側に向けて突出するとともに、上下方向に延びるガイド板25が形成されている。ガイド板25は、本体筒21に周方向に間隔をあけて複数、好ましくは周方向に等間隔をあけて複数形成されている。また、ガイド板25の上端部は、下方から上方に向かうに従い漸次、径方向の外側に向けた突出量が小さくなっており、下端部はストッパ部22に接続されている。
外筒32は、注出筒5内に嵌合されるとともに、内筒33は、上述した空気導入通路16における軸方向延設部18内に嵌合されている。
そして、Cリング部41は、注出筒5への装着状態において、蓋筒部材7のストッパ部22と、装着筒3のストッパ部12に形成されたリブ15と、の間に配置されて、蓋筒部材7の装着筒3に対する下方移動を規制している。この場合、Cリング部41は、上述した空気導入通路16の径方向延設部17の側方開口部17aを径方向の外側から閉塞して、空気導入通路16の内部と外部との連通を遮断している。
まず、図2に示すように、詰め替え容器1を倒立姿勢にするとともに、本容器50を正立姿勢にした状態で、詰め替え容器1を本容器50の上方に配置させる。そして、詰め替え容器1と本容器50とを位置合わせしながら相対的に容器軸O方向に接近移動させ、蓋筒部材7のストッパ部22を本容器50の注入口部51の開口端縁に当接させて、詰め替え容器1と本容器50とを組み合わせる。この際、蓋筒部材7における本体筒21が、本容器50の注入口部51内に差し込まれた状態で詰め替え容器1と本容器50とが組み合わされる。
また、詰め替え容器1の注出孔4が蓋筒部材7の蓋体23で閉塞されていることから、詰め替え容器1を倒立姿勢としても、容器本体2内の内容物Wが注出筒5を通して外部に流出することはない。さらに、装着筒3と蓋筒部材7との間に規制部材8が配置されているため、蓋筒部材7のスライド移動は規制されている。また、蓋体23の外筒32が注出筒5内に嵌合されるとともに、内筒33が空気導入通路16の軸方向延設部18内に嵌合されているため、内容物Wの重量によって蓋体23が開放されてしまうことが防止されている。
なお、蓋筒部材7は、ストッパ部22が基筒部材6のストッパ部12に形成されたリブ15に当接する位置まで移動させる。つまり、本容器50に装着された蓋筒部材7に対して、詰め替え容器1に装着された基筒部材6を接近(下降)させる。この場合、空気導入通路16における径方向延設部17の側方には、径方向に隙間を空けて本体筒21が配置される。
また、詰め替えに際し、詰め替え容器1の本体筒21と本容器50の注入口部51とが連結された状態で、詰め替え容器1と本容器50とが注出筒5の内部を介して連通するので、詰め替え容器1の開封と同時に、注出筒5を通して内容物Wが本容器50内に詰め替えられることとなる。これにより、内容物Wがこぼれるのを抑制することができるとともに、本容器50を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、本容器50内の内容物Wが残留している場合であっても内容物Wの詰め替えを行うことができる。
また、詰め替え時、ストッパ部22を注入口部51の開口端縁に当接させるので、倒立姿勢となった詰め替え容器1を安定状態で本容器50に組み合わせることができるとともに、装着筒5の本体筒21を注入口部51内に差し込むことができるので、詰め替え容器1と本容器50とを径方向に位置ずれさせることなく組み合わせることができる。したがって、内容物Wがこぼれるのを抑制することができる。
さらに、詰め替え時において、詰め替え容器1と本容器50とを組み合わせた状態で、規制部材8を注出筒5から分離することができる。すなわち、規制部材8を注出筒5に装着したまま容器本体2を本容器50に組み合わせた後、規制部材8を分離することで初めて蓋筒部材7が移動自在となるため、詰め替え作業時に内容物Wがこぼれることを確実に防止できる。
さらに、空気導入通路16が注出筒5の内側に突出しているので、詰め替え容器1から本容器50に流入する内容物Wによって、空気導入通路16を通した本容器50内の空気の排出が阻害されるのを抑制することができる。その結果、本容器50内の空気を確実に排出することができる。
さらに、詰め替え時において、注出筒5が本体筒21の上端面に対して本容器50側に突出するため、蓋体23を開状態に維持することが可能になり、開放された注出孔4が蓋体23により閉じられてしまうのを抑制することができる。その結果、詰め替え作業をよりスムーズに行うことができる。
また、上述した実施形態では、空気導入通路16が径方向延設部17、および軸方向延設部18を有する場合について説明したが、これに限らず、少なくとも注出筒5の側方に向けて開口する径方向延設部17が、注出筒5から径方向の内側に向けて突設されていれば構わない。
また、上述した実施形態では、基筒部材6と蓋筒部材7とをそれぞれ別体で構成する場合について説明したが、これに限らず、基筒部材6と蓋筒部材7とを変形自在な連結部を介して一体的に形成しても構わない。
2…容器本体
2a…口部
3…装着筒
4…注出孔
5…注出筒
6…基筒部材
7…蓋筒部材
8…規制部材
16…空気導入通路
17…径方向延設部
18…軸方向延設部
50…本容器
51…注入口部
Claims (3)
- 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
該容器本体の口部に装着される装着筒、および注出孔が形成された注出筒を有する基筒部材と、
前記注出筒に容器軸方向にスライド移動自在に装着されるとともに、前記注出孔を閉塞し、前記注出筒に対する容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けたスライド移動に伴って前記注出孔を開放し、かつ前記本容器の注入口部に連結される蓋筒部材と、を備え、
前記注出筒には、側方に向けて開口する空気導入通路が内側に向けて突設され、
前記蓋筒部材が前記本容器の前記注入口部に連結された状態で、前記本容器の内部と外部とが前記空気導入通路を通して連通することを特徴とする詰め替え容器。 - 前記空気導入通路は、前記注出筒から径方向の内側に向けて延びる径方向延設部と、
該径方向延設部における径方向の内側端部から容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて延設された軸方向延設部と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の詰め替え容器。 - 前記装着筒および前記蓋筒部材には、容器軸方向に沿って対向するとともに、前記蓋筒部材が前記基筒部材に対して容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けてスライド移動したときに、互いに当接するストッパ部がそれぞれ形成され、
前記ストッパ部同士の間には、前記蓋筒部材の前記基筒部材に対するスライド移動を規制する規制部材が配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の詰め替え容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011076969A JP5551647B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 詰め替え容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011076969A JP5551647B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 詰め替え容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012210954A JP2012210954A (ja) | 2012-11-01 |
JP5551647B2 true JP5551647B2 (ja) | 2014-07-16 |
Family
ID=47265295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011076969A Active JP5551647B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 詰め替え容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5551647B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6240521B2 (ja) * | 2014-01-31 | 2017-11-29 | 株式会社吉野工業所 | 詰め替え容器 |
JP6263401B2 (ja) * | 2014-01-31 | 2018-01-17 | 株式会社吉野工業所 | 詰め替え容器 |
JP6322496B2 (ja) * | 2014-06-30 | 2018-05-09 | 株式会社吉野工業所 | 詰め替え容器 |
JP6483475B2 (ja) * | 2015-02-27 | 2019-03-13 | 株式会社吉野工業所 | 二剤混合容器 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10147356A (ja) * | 1996-11-18 | 1998-06-02 | Lion Corp | 容器用中栓構造 |
JP4596415B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2010-12-08 | 株式会社吉野工業所 | 注出栓 |
JP5428468B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2014-02-26 | 凸版印刷株式会社 | 詰替え容器用口栓および詰替え容器 |
JP5781263B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2015-09-16 | 株式会社吉野工業所 | ディスペンサ |
JP4543122B1 (ja) * | 2009-06-11 | 2010-09-15 | 正治 篠部 | 飲料用容器 |
-
2011
- 2011-03-31 JP JP2011076969A patent/JP5551647B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012210954A (ja) | 2012-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5945097B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5683356B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5819595B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5551646B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5507360B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5551647B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
EP2220977A3 (en) | Bottle stopper | |
JP5409416B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5712115B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
US20210068579A1 (en) | Kettle | |
JP5507361B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5469919B2 (ja) | 計量塗布容器 | |
JP2012214251A (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6267999B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP2016088581A (ja) | 注出栓 | |
JP5554088B2 (ja) | 定量注出容器 | |
JP5851347B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP7139230B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP6359876B2 (ja) | 吐出器 | |
JP5732378B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6343558B2 (ja) | スクイズ式計量注出容器 | |
JP3186915U (ja) | 液体容器 | |
JPH08244822A (ja) | 液体容器の口栓装置 | |
CN103826983B (zh) | 用于防止液体滴落的盖 | |
JP5712112B2 (ja) | 詰め替え容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140417 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140425 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140522 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5551647 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |