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JP5727033B2 - 特に歯科印象採得を目的として使用可能なシリコーンエラストマー材料 - Google Patents

特に歯科印象採得を目的として使用可能なシリコーンエラストマー材料 Download PDF

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Description

本発明の分野は、補綴物製作の一環としての歯科印象採得のために特に有用であるシリコーン製のエラストマーつまり材料を形成するための、重付加反応により架橋および/または硬化することのできるオルガノポリシロキサン組成物の分野である。シリコーン製のこれらのエラストマーつまりこれらの材料は、クラウン、「インレー」、または歯科用品などの歯科補綴物向けの口腔内印象を採得するために使用される。
「印象採得」という表現は、本明細書中では、特に石膏で模型を製作するためにあらゆる対象およびあらゆる形状の印象を採得する作業のみならず、特に石膏製の模型の再現や複製の作業をも定義することを意味する。「歯科印象採得」という表現は、本明細書中では、全体または一部に歯を有するまたは有さない顎または顎の一部分を正確に再現し、石膏で模型を形成するために、口腔内で歯科印象採得を行なう作業のみならず、歯科補綴技工所において石膏で顎または顎の一部分の模型の再現を行なう複製作業をも定義することを意味する。目的とする適用にはさらに、歯科での適用における複製物以外の成形品の製造も包含される。
歯科分野では、周囲温度での架橋および/または硬化によって得られるシリコーン製のエラストマーつまり材料が歯科補綴物の調製に有用な鋳型として使用される頻度が徐々に高くなっている。この材料の前駆物質は、ペースト性の稠度を有する組成物であり、使用前にこの中に硬化剤が導入される。このとき、結果として得られる物体は、患者の体温での硬化中に、そのペースト性の稠度を失い、「ゴム性」で弾性の稠度を示す。その弾性のため、硬化したシリコーンエラストマーを口から容易に取り外すことができ、次にこれを使用して例えば石膏製の作業模型を中に注型することができ、この模型から最終的な歯科補綴物が製作される。このように、シリコーンエラストマーの使用は、歯科分野において広く知られている。このことはまた、シリコーン製のエラストマーつまり材料が、一方では多種多様な化学的、力学的および物理的特性を、そして他方では非毒性、非刺激性および非アレルギー性の特性を示すという事実にも、一部には起因している。その上、シリコーン材料は、微生物培養の基質として不適切であり、このことが衛生上の観点から見て優れた適性をもたらしている。
重付加により架橋するポリオルガノシロキサン組成物は、力学的特性の面でも再現された形状の精度の面でもより優れた品質を有するシリコーン製のエラストマーつまり材料を得ることを可能にするため、一般に歯科印象の分野において選好されている。これらの組成物は、使用時に混合すべき異なる二つの部分の状態で市販されており、一般に二成分組成物と呼ばれている。異なる二つの部分で配合されているこのような組成物において、一方の部分は、各々がケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子につき少なくとも2個有するポリオルガノシロキサンを少なくとも1つと、一般に白金族金属の化合物である触媒とを含み、そして他方の部分には、ケイ素原子に結合した水素原子を1分子につき少なくとも2個有するポリオルガノシロキサンが少なくとも提供される。このような組成物の重合、架橋または硬化の反応は、二つの部分、すなわち白金系触媒、ケイ素原子に結合した水素原子を1分子につき少なくとも2個有するポリオルガノシロキサンと、アルケニル基を1分子につき少なくとも2個有するポリオルガノシロキサンとを混合した時点で、開始する。架橋速度は、触媒の量に応じて変動する。また、重付加反応の阻害剤または遅延剤を添加することで組成物の反応性を調整することもできる。これらの化合物は周知であり、触媒と競合的に作用し、こうして架橋反応を遅延させる。
二つの部分の混合後、結果として得られた組成物は硬化を開始し、混合物の粘度は増大し、ゲル化(「ゲル状化」)が始まり、架橋したポリマーつまり「エラストマー」への不可逆的変化に至る。このゲル状化点に達した時点で、組成物は、流動しにくくなり、ある時点で組成物はもはやユーザーによる成形が不可能になる。こうして、組成物が歯科印象採得などの適用のために取り扱える状態にある「可動期間」つまり「可動時間」が定義される。ひとたび反応が完了した(またはほとんど完了した)時点で、材料またはエラストマーは硬化したと言える。この硬化時間はまた、シリコーン製印象材にとって重要なパラメータであるが、それは、印象材が、完全に硬化するまで、複製すべき表面と接触した状態になければならないからである。歯科印象の分野において、所要可動時間は、多くの場合およそ数分である。
したがって、歯科印象採得のような細部の再現を必要とする適用では、硬化時間および可動時間のパラメータは入念に制御されなければならない。しかしながら、可動時間および硬化時間に同時に影響を及ぼす要因の一つは、触媒の活性である。白金系触媒が長い貯蔵期間(一年以上)に対して感受性が高く、これにより架橋反応速度の低下が引き起こされる可能性があることは公知である。このことは、硬化時間の増加という形で現れる。この硬化時間は徐々に長くなり、ひいては許容不可能にまでなる。実際、硬化時間の変動が無制御であると、複製すべき模型からユーザーがシリコーン材料をそれが完全に重合する前に取り出した場合に、印象の精度が失われることになりかねない。さらに悪いことに、長期にわたって貯蔵した場合、白金触媒を含む部分の黒化現象も見られ、こうして、この部分は使用不能になる。
この頻発する問題に対してさまざまなアプローチがなされたという点を指摘しておきたい。例えば、米国特許第5047444号明細書、米国特許第5118559号明細書および米国特許第5182316号明細書では、重合レベルは、重合中に生成される紫外線蛍光色素分子を検出することによって制御されている。しかしながら、このアプローチは、紫外線放射源や紫外線蛍光発光検出器などの追加の装置の設置を必要とする。
独国特許出願公開第19801657−A1号明細書は、水性媒質内で、3時間、好ましくは60℃で、一連の選択された化合物(例えばデンプン、アミロース、セルロース)を白金誘導体と反応させることによって得られる誘導体の調製について記載している。減圧下での濾過および蒸発の後、成分(D)として特定された、1〜1.5%のPt含有量を有する黄色の固体生成物が得られた(実施例1および2を参照のこと)。したがって、出発生成物(例えばデンプン)は、標準的な精製方法によって除去されており、そのため調製された添加剤の中に、もはや存在しない。その上、記載された組成物は、一成分組成物である。
このような技術的状況下で、本発明の本質的な目的の一つは、白金族金属の化合物を触媒とする二成分重付加組成物を長期貯蔵(一年以上)した後に遭遇する課題を改善することにある。実際、これらの組成物はこうして重付加反応の反応速度の遅延を示し、これは、可動時間の延長およびエラストマーの物理的特性の劣化として現れる。
本発明の第二の目的は、重付加反応により架橋する二成分組成物の、白金族金属の化合物である触媒を含む部分を長期貯蔵(一年以上)した後に見られる黒化現象をなくすことにある。
なかでも、この目的を達成するため、発明者らは、本明細書中で安定剤と呼ばれている特定の添加剤を充分な量で添加することにより、上述の課題を改善できるということを、全く驚くべき意外な形で明らかにすることができた。
こうして、本発明はその第一の目的として、重付加反応により架橋および/または硬化が可能である組成物Xにおいて、前記組成物Xを形成する目的で混合するための少なくとも二つの異なる部分AおよびBを含む二成分系Sの形を呈しており、
− 部分Aが、
(a)部分Aの総重量に対して少なくとも25重量%の、デンプンの群から選択される少なくとも1つの安定剤Dと、
(b)各々がケイ素原子に結合したアルケニル基、好ましくはビニル基を1分子につき少なくとも2個有する少なくとも1つのポリオルガノシロキサンVと、
(c)白金族金属の化合物である少なくとも1つの触媒Cと、
を含み、
− 部分Bが、同一であるか異なるものであるケイ素原子に結合した水素原子を1分子につき少なくとも2個有する少なくとも1つのポリオルガノシロキサンHを含んでいる、
組成物Xに関する。
本発明に係る組成物は、貯蔵安定性があるという利点、しかも極限的な温度および湿度の条件下でも貯蔵安定性があるという利点を有する。ここで、「貯蔵安定性がある」とは、
− 白金を触媒とする重付加反応の反応速度が長期貯蔵により影響を受けないこと、および
− 白金族金属の化合物である触媒を含む部分の黒化現象をなくすこと、
を意味する。
デンプンは、多くの植物において、特にジャガイモの塊茎のような貯蔵器官の中や、それがグルコースの貯蔵形態をとっている種子(小麦、トウモロコシ、イネなど)の中に存在する糖質高分子である。デンプン分子内で、α−1,4−グリコシド結合によって結びつけられたグルコース単位は、らせん状のアミロース鎖を形成し、そこに、同じ構成の短鎖がα−1,6−グリコシド結合によってつながっている。デンプンの中で、これらの分枝は、約30グルコース残基毎に存在する。ヨウ素の存在下で、デンプンは青紫色に染まる。
「デンプン」という用語には、例えば以下のいわゆる「化工」デンプンも含まれる:
・ 酸処理されたデンプン、
・ 塩基処理されたデンプン、
・ 漂白デンプン、
・ 酸化デンプン、
・ 酵素処理されたデンプン、
・ リン酸化デンプン、
・ グリセロールデンプン
・ トリメタリン酸ナトリウムでエステル化されたリン酸架橋デンプン、
・ リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン、
・ アセチル化リン酸架橋デンプン、
・ 無水酢酸でエステル化された酢酸デンプン、
・ 酢酸ビニルでエステル化された酢酸デンプン、
・ アセチル化アジピン酸架橋デンプン、
・ アセチル化グリセロール架橋デンプン、
・ ヒドロキシプロピルデンプン、
・ ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン、
・ ヒドロキシプロピル化エピ架橋デンプン、および
・ オクテニルコハク酸エステルデンプンナトリウム。
好ましい一実施形態によると、安定剤Dは、前記部分Aの総重量に対して30〜45重量%の割合で存在する。
特に有利には、安定剤Dはコーンスターチである。
好ましくは、化合物Vは、ケイ素に結合したアルケニル基を1分子につき少なくとも2個有し、かつ
(a)少なくとも2つの、下記式
Figure 0005727033
のシロキシル単位
(ここで式中、
− 記号Tは、同一であるか異なるものであるC2〜C6のアルケニル基であり、
− 記号Zは、少なくとも1個のハロゲン原子により場合によっては置換される1〜8個の炭素原子を含むアルキル、有利にはメチル基、エチル基、プロピル基および3,3,3−トリフルオロプロピル基、ならびにアリール、有利にはキシリルラジカル、トリルラジカルおよびフェニルラジカルからなる群の中から選択される、同一であるか異なるものである一価の炭化水素基であり、
− aは1または2に等しく、bは0、1または2に等しく、a+bの和は1、2または3に等しい)、および
(b)場合によっては、少なくとも1つの、下記式
Figure 0005727033
のシロキシル単位
(ここで式中、
− 記号Zは、上述のものと同じ意味を有し、cは0、1、2または3に等しい)、
を含むポリオルガノシロキサンである。
有利には、化合物Vは、10〜200000mPa・sの粘度を有するポリオルガノシロキサンPOSである。
ここで問題にされている粘度は全て、それ自体公知の要領で25℃で測定される動的粘度の大きさに相当する。
特に有利な一変形形態によると、本発明に係る組成物Xは、各々がケイ素原子に結合したアルケニル基、好ましくはビニル基を1分子につき少なくとも2個有し、25℃における動的粘度x1およびx2がそれぞれ10〜1000mPa・sおよび1000〜150000mPa・sの範囲内にある、少なくとも2つのポリオルガノシロキサンVを含む。
ポリオルガノシロキサンVは、式(1.1)のシロキシル単位のみで形成されていてもよく、あるいは、さらに式(1.2)のシロキシル単位を含んでいてもよい。同様に、ポリオルガノシロキサンVは、直鎖構造、分岐構造、環状構造または網状構造を有していてよい。
Zは一般に、メチルラジカル、エチルラジカルおよびフェニルラジカルの中から選択され、ラジカルZの少なくとも60モル%(または数量%)がメチルラジカルである場合が最も多い。
式(1.1)のシロキシル単位の例としては、ビニルジメチルシロキシル単位、ビニルフェニルメチルシロキシル単位、ビニルメチルシロキシル単位およびビニルシロキシル単位がある。
式(1.2)のシロキシル単位の例としては、SiO4/2シロキシル単位、ジメチルシロキシル単位、トリメチルシロキシル単位、メチルフェニルシロキシル単位、ジフェニルシロキシル単位、メチルシロキシル単位およびフェニルシロキシル単位がある。
ポリオルガノシロキサンVの例としては、ジメチルビニルシリル末端を有するジメチルポリシロキサン、トリメチルシリル末端を有する(メチルビニル)(ジメチル)ポリシロキサンコポリマー、ジメチルビニルシリル末端を有する(メチルビニル)(ジメチル)ポリシロキサンコポリマー、環状メチルビニルポリシロキサンなどの、直鎖化合物および環状化合物がある。
白金族金属の化合物である触媒Cに関しては、これは当業者にとって公知である。特に、米国特許第3159601号明細書、米国特許第3159602号明細書、米国特許第3220972号明細書および欧州特許第0057459号明細書、欧州特許第0188978号明細書、および欧州特許第0190530号明細書中に記載の白金と有機生成物との錯体、米国特許第3419593号明細書、米国特許第3715334号明細書、米国特許第3377432号明細書および米国特許第3814730号明細書中に記載の白金とビニル化オルガノシロキサンとの錯体を利用することができる。白金族金属の重量で計算した触媒Cの重量単位の量は一般に、ポリオルガノシロキサンVおよびHの総重量に基づいて、2〜400ppm、好ましくは5〜200ppmである。
ポリオルガノシロキサンHに関しては、これは、ケイ素に結合した水素原子を1分子につき少なくとも2個有するポリオルガノシロキサンであり、これらのSi−H基は鎖の中および/または鎖の末端に位置する。
好ましい一変形形態によると、ポリオルガノシロキサンVが1分子につき2個のアルケニル基を含む場合には、ポリオルガノシロキサンHは、ケイ素に結合した水素原子を1分子につき少なくとも3個含むように選択される。逆に、ポリオルガノシロキサンHが、ケイ素に結合した水素原子を1分子につき2個含む場合には、ポリオルガノシロキサンVは、アルケニル基を1分子につき少なくとも3個含むように選択される。
ポリオルガノシロキサンHは、より厳密に言うと、
(i)下記式
Figure 0005727033
のシロキシル単位、
(ここで式中、
− Lは、触媒の活性に対する不利な作用を有さず、好ましくは、少なくとも1個のハロゲン原子により場合によっては置換される1〜8個の炭素原子を含むアルキル基、有利にはメチル基、エチル基、プロピル基および3,3,3−トリフルオロプロピル基、ならびにアリール基、有利にはキシリルラジカル、トリルラジカルおよびフェニルラジカルの中から選択される一価の炭化水素基であり、
− dは1または2に等しく、eは0、1または2に等しく、「d+e」の和は0、1、2または3に等しい)、および
(2i)場合によっては、下記平均式:
Figure 0005727033
のその他のシロキシル単位、
(ここで式中、
− Lは、上述のものと同じ意味を有し、gは0、1、2または3に等しい)、
を含むポリオルガノシロキサンである。
このポリオルガノシロキサンHの動的粘度は、少なくとも10mPa・sに等しく、好ましくは、20〜1000mPa・sである。
ポリオルガノシロキサンHは、式(2.1)のシロキシル単位のみで形成されてもよく、あるいは、さらに式(2.2)のシロキシル単位を含んでいてもよい。
ポリオルガノシロキサンHは、直鎖構造、分岐構造、環状構造または網状構造を有していてよい。
L基は、上述のZ基と同じ意味を有する。
式(2.1)のシロキシル単位の例は、以下のものである。
H(CH32SiO1/2、 HCH3SiO2/2、 H(C65)SiO2/2
式(2.2)の単位の例は、式(1.2)の単位について上述したものと同じである。
ポリオルガノシロキサンHの例は、以下のような直鎖化合物および環状化合物である:
− ヒドロゲノジメチルシリル末端を有するジメチルポリシロキサン、
− トリメチルシリル末端を有する(ジメチル)(ヒドロゲノメチル)ポリシロキサンコポリマー、
− ヒドロゲノジメチルシリル末端を有する(ジメチル)(ヒドロゲノメチル)ポリシロキサンコポリマー、
− トリメチルシリル末端を有するヒドロゲノメチルポリシロキサン、および
− 環状ヒドロゲノメチルポリシロキサン。
ポリオルガノシロキサンVにおけるアルケニル不飽和を有する基の総数に対する、ポリオルガノシロキサンH中のケイ素に結合した水素原子の数の比は、0.4〜10、好ましくは1〜5である。
特定の一実施形態によると、部分Aおよび/または部分Bは、補強充填剤Q1、増量剤Q2、重付加反応の遅延剤または阻害剤I、ケイ素に結合したアルケニル基、好ましくはビニル基を1分子につき少なくとも2個有し、25℃で1000Pa・s超の粘度を有するポリオルガノシロキサンゴムG、希釈剤として使用されるポリジメチルシロキサンF、着色剤K、ワセリン油およびパラフィンからなる群から選択される可塑剤P、湿潤剤M、シリコーン樹脂Rならびに殺生物剤Nからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む。
補強充填剤Q1に関しては、通常使用される充填剤は、ケイ質の充填剤からなる。使用可能なケイ質の充填剤としては、当業者にとって公知の沈降シリカまたは焼成シリカ(またはヒュームドシリカ)が全て好適である。当然のことながら、異なるシリカの混合物を使用することもできる。40m2/g超、より厳密には50〜300m2/gのBET比表面積を有する沈降シリカおよび/またはヒュームドシリカが好ましい。より好ましくは、上述の比表面積の特性を有するヒュームドシリカが使用される。さらに一層好ましくは、100〜300m2/gのBET比表面積を有するヒュームドシリカが使用される。一般に、この補強充填剤は、0.1μm未満の粒子平均寸法を有する。
これらのシリカは、そのままの状態で取込むか、または通常この用途に使用される有機ケイ素化合物により処理した後に取込むこともできる。これらの化合物としては、メチルポリシロキサン、例えばヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルジシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、メチルポリシラザン、例えばヘキサメチルジシラザン、ヘキサメチルシクロトリシラザン、クロロシラン、例えばジメチルクロロシラン、トリメチルクロロシラン、メチルビニルジクロロシラン、ジメチルビニルクロロシラン、アルコキシシラン、例えばジメチルジメトキシシラン、ジメチルビニルエトキシシラン、トリメチルメトキシシランが含まれる。この処理に際して、シリカの出発重量を約20%、好ましくは約18%の割合に至るまで増大させることができる。ここで、POS成分(1)の存在下で作業して相溶化剤(例えば第一の処理段階についてはシラザン、ヒドロキシシロキサン、アミン、有機酸の中から選択され、第二の処理段階についてはシラザンの中から選択されるもの)による二段階の充填剤処理を想定する特許出願、国際公開第98/58997号パンフレットおよび国際公開第00/00853号パンフレットの教示に係る方法を適用することによって充填剤を処理することで得られる懸濁液の形で、粒状ケイ質無機充填剤を有利に使用できるという点に留意すべきである。このような処理によって塩基性pHとなる場合には、分散中に例えば弱酸などの中和剤を添加することができる。このような特定の充填剤処理は、(架橋されていない状態の)シリコーン材料に優れた流動性を保つ必要がある場合に有利である。これらの充填剤は、それらが存在する場合、組成物の総重量に対して2〜30%、好ましくは3〜20%の割合で添加される。
増量剤Q2に関しては、これらは一般に0.1μm超の粒径を有し、好ましくは粉砕石英、ジルコニア、か焼粘土、珪藻土、場合によっては表面処理された炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウムおよび/またはケイ酸ナトリウム、アルミナ、酸化チタンならびにこれらの種の混合物の中から選択される。重量面では、増量剤Q2を使用する場合、それはシリコーン材料中に組成物Xの総重量に対して5〜60重量%の割合で存在する。
重付加反応の阻害剤Iは、周知の化合物である。特に、有機アミン、有機オキシム、ジカルボン酸ジエステル、アセチレンアルコール、アセチレンケトン、例えばエチニルシクロヘキサノール、ビニルメチルシクロポリシロキサンを使用することができる(例えば米国特許第3445420号明細書および米国特許第3989667号明細書を参照のこと)。阻害剤が組成物中に存在する場合には、それは、100重量部のポリオルガノシロキサンVに対して0.005〜5重量%、好ましくは0.01〜3重量部の割合で利用される。
希釈剤として使用されるポリジメチルシロキサンFに関しては、25℃におけるその動的粘度は一般に10〜5000mPa・s、好ましくは20〜1000mPa・sである。
好ましい一実施形態によると、湿潤剤Mは界面活性剤である。湿潤剤Mの例としては、国際公開第2002/102326号パンフレットの湿潤剤、特に以下の化合物を挙げることができる:
− LINCOL PE 400 MLという名称で市販されている、13.1のHLBを有する、約9個のオキシエチレン単位を含むポリ(オキシエチレン)グリコールによるC13脂肪酸(ラウリン酸)のエステル化によって得られるエステル、
− RHODASURF ROXという名称で市販されている、12.8のHLBを有する、約8個のオキシエチレン(OE)単位を含むポリエトキシル化C13脂肪族飽和アルコール、
− TEGOPREN LP 111(略してTA3)という名称で市販されている、ポリアルコキシル化アルコールの分子量Mwが約1000g/molに等しくなるような数のオキシエチレン単位およびオキシプロピレン(OP)単位を含むポリアルコキシル化C8脂肪族飽和アルコール、
− ANTAROX FM 33(略してTA4)という名称で市販されている、7のHLBを有する、約4個のオキシエチレン単位と3個のオキシプロピレン単位を含むポリアルコキシル化C10〜C12脂肪族飽和アルコール、
− RHODASURF OT/2という名称で市販されている、8.1のHLBを有する、約2個のオキシエチレン単位を含むポリエトキシル化C12脂肪族飽和アルコール。
他の湿潤剤Mとしては、非イオン性、イオン性または両性の界面活性剤を挙げることができる。使用される湿潤剤は、必要に応じて、皮膚および粘膜、特に口腔内の粘膜との接触に対する適合性を有する形態で選択される。これらは、使用用量において毒性を示さず、アレルギーを発生させず、刺激のないものでなくてはならない。
非イオン性界面活性剤としては、特に以下のものを挙げることができる:ポリアルコキシル化脂肪酸、ポリアルコキシル化アルキルフェノール、ポリアルコキシル化脂肪アルコール、ポリアルコキシル化またはポリグリセロール化脂肪アミド、ポリアルコキシル化脂肪アミン、エチレングリコールおよび/またはプロピレングリコールと酸化エチレンおよび/または酸化プロピレンとの縮合の結果として得られるポリマー、エチレンジアミンと酸化エチレンおよび/または酸化プロピレンとの縮合の結果として得られるポリマー、ポリアルコキシル化テルペン炭化水素、酸化エチレン連鎖および/または酸化プロピレン連鎖を担持するシロキシル単位を有するポリジオルガノシロキサン、ポリオールタイプの連鎖を担持するシロキシル単位を有するポリジオルガノシロキサン、ポリアルコキシル化シランまたはポリアルコキシル化ポリシラン、アルキルグルコシド、アルキルポリグルコシド、糖エーテル、糖エステル、糖グリセリド、ソルビタンエステル、これらの糖誘導体のエトキシル化化合物、ならびにこれらの界面活性剤の混合物。
陰イオン界面活性剤としては、特に以下のものを挙げることができる:陽イオンが一般にアルカリ金属またはアルカリ土類金属である、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルキルアリールエーテルスルフェート、アルキルスクシネート、アルキルカルボキシレート、タンパク質加水分解物のアルキル化誘導体、アルキルおよび/またはアルキルエーテルおよび/またはアルキルアリールエーテルのリン酸エステル、ならびに前述の界面活性剤の混合物。
陽イオン界面活性剤としては、特に以下のものを挙げることができる:トリアルキルベンジルアンモニウムハライド、テトラアルキルアンモニウムハライドおよびこれらの界面活性剤の混合物。
両性界面活性剤としては、特に以下のものを挙げることができる:アルキルベタイン、アルキルジメチルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルアミドプロピルジメチルベタイン、アルキルトリメチルスルホベタイン、イミダゾリン誘導体、例えばアルキルアンホアセテート、アルキルアンホジアセテート、アルキルアンホプロピオネート、アルキルアンホジプロピオネート;アルキルスルタイン、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン;脂肪酸とタンパク質加水分解物との縮合生成物;アルキルポリアミンの両性誘導体;タンパク質およびタンパク質加水分解物;ならびにこれらの界面活性剤の混合物。
非イオン性界面活性剤の具体例は、以下の通りである:
(a)例えばオキシエチレン(OE)単位および/またはオキシプロピレン(OP)単位などのアルコキシ単位を2〜25個含むポリアルコキシル化C8〜C22脂肪族アルコール、
(b)酸化エチレン連鎖および/または酸化プロピレン連鎖を担持するシロキシル単位を有するポリジオルガノシロキサン(一例として、米国特許第4657959号明細書中に記載されている式I、IIおよびIIIの界面活性剤を挙げることができる)、ならびに
(c)界面活性剤(a)同士の混合物、界面活性剤(b)同士の混合物、および1つ以上のタイプ(a)の界面活性剤と1つ以上のタイプ(b)の界面活性剤との混合物。
1つまたは複数の界面活性剤は、組成物Xの総重量に対して多くとも10%に等しい、好ましくは多くとも5%に等しい量で添加される。
着色剤Kに関しては、当該分野で公知の無機および/または有機有色顔料を使用することができる。
本発明に係る組成物中で使用可能な殺生物剤Nに関しては、これは好ましくは、以下のものを含むN塩素化化合物系活性塩素前駆物質の群から選択されるという点に留意されたい:
− クロラミンB(ナトリウム−N−クロロベンゼンスルホンアミド)、
− クロロアミンT(ナトリウム−N−クロロ−p−トルエンスルホンアミド)、
− ジクロロアミンT(N,N−ジクロロ−p−トルエンスルホンアミド)、
− N−トリクロロメチルメルカプト−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシルアミド、
− ハラゾン(安息香酸p−n−ジクロロスルホンアミド)、
− N−クロロスクシンイミド、
− トリクロロメラミン、
− クロロアゾジン、
Figure 0005727033
− シアヌル酸のN−クロロ誘導体、好ましくはトリクロロイソシアヌル酸および/またはジクロロイソシアヌルナトリウム二水和物(sodium dichloroisocyanurique dihydrate)、
− N−クロロヒダントイン、好ましくは1−ブロモ−3−クロロ−5,5’−ジメチルヒダントインまたは1,3−ジクロロ−5,5’−ジメチルヒダントイン、
− ならびにそれらの混合物。
この防腐剤群は、三価窒素の1つまたは2つの原子価が塩素によって置換されているアミン誘導体を含むN−クロラミン系列にほぼ相当する。水の存在下で、N−クロラミンは、次亜塩素酸HClOまたはこの酸の塩、例えばNaClOを生成する。HClOとNaClOは、本発明の枠内(これは特に、前記材料が口腔内の歯科印象採得を目的としている場合にあてはまる)で活用できる、高い殺菌力を備えた活性塩素化誘導体である。これは、1つまたは複数の第四級アンモニウムを含む配合物の群の中から好ましくは選択される、塩素の放出によって機能する防腐剤(例えば塩化ベンザルコニウム)とは異なる、少なくとも1つの防腐助剤と、および場合によっては、金属イオン錯化剤から好ましくは選択される少なくとも1つの金属イオン封鎖活性化剤と、有利には組み合わせることができる。
1つまたは複数の殺生物剤を使用する場合には、その濃度は、本発明に係る組成物の総質量に対して、多くとも1重量%に等しく、好ましくは多くとも0.8重量%に等しく、さらにより好ましくは0.001〜0.5重量%である。
特定の一実施形態によると、本発明に係る組成物Xは、それぞれ1:10〜1:1の重量比で部分AとBを混合することによって、そして好ましくは1重量部のAと5重量部のBを混合することによって得られる。
他の特定の一実施形態によると、本発明に係る組成物Xは、
1)部分(A)が:
− 各々がケイ素原子に結合したアルケニル基、好ましくはビニル基を、1分子につき少なくとも2個有し、25℃における動的粘度x1およびx2がそれぞれ10〜1000mPa・sおよび1000〜150000mPa・sの範囲内にある、少なくとも2つのポリオルガノシロキサンVと、
− 前記部分(A)の総重量に対して少なくとも25重量%の、デンプンの群から選択される少なくとも1つの安定剤Dと、
− 白金族金属の化合物である、触媒として有効な量の少なくとも1つの触媒Cと、
− 場合によっては、ケイ素に結合したアルケニル基、好ましくはビニル基を、1分子につき少なくとも2個有し、25℃で1000000mPa・s超の粘度を有する少なくとも1つのポリオルガノシロキサンゴムGと、
− 場合によっては、少なくとも1つの補強充填剤Q1および/または1つの増量剤Q2と、
− 場合によっては、重付加反応の少なくとも1つの遅延剤または1つの阻害剤Iと、
− 場合によっては、鎖の各末端でトリメチルシリル単位により遮断されている、希釈剤として使用される少なくとも1つのポリジメチルシロキサンFと、
− 場合によっては、少なくとも1つの着色剤Kと、
− 場合によっては、1つのパラフィンPと、
− 場合によっては、少なくとも1つの殺生物剤Nと、
− 場合によっては、少なくとも1つの湿潤剤Mと、
− 場合によっては、少なくとも1つのシリコーン樹脂Rと、
を含み、
2)部分Bが、触媒Cを含まず、
− ケイ素に結合した水素原子を1分子につき少なくとも3個有するポリオルガノシロキサンである少なくとも1つの化合物Hと、
− 場合によっては、ケイ素に結合したアルケニル基、好ましくはビニル基を1分子につき少なくとも2個有するポリオルガノシロキサンである少なくとも1つの化合物Vと、
− 場合によっては、デンプンの群から選択される少なくとも1つの安定剤Dと、
− 場合によっては、ケイ素に結合したアルケニル基、好ましくはビニル基を、1分子につき少なくとも2個有し、25℃で1000000mPa・s超の粘度を有する少なくとも1つのポリオルガノシロキサンゴムGと、
− 場合によっては、少なくとも1つの補強充填剤Q1および/または1つの増量剤Q2と、
− 場合によっては、重付加反応の少なくとも1つの遅延剤または1つの阻害剤Iと、
− 場合によっては、鎖の各末端でトリメチルシリル単位により遮断されている、希釈剤として使用される少なくとも1つのポリジメチルシロキサンFと、
− 場合によっては、少なくとも一つの着色剤Kと、
− 場合によっては、1つのパラフィンPと、
− 場合によっては、少なくとも1つの殺生物剤Nと、
− 場合によっては、前記エラストマーEつまり前記材料Mの表面に親水性を付与することのできる、少なくとも1つの湿潤剤Mと、
− 場合によっては、少なくとも1つのシリコーン樹脂Rと、
を含む、
ことを特徴とする。
有利な一実施形態によると、本発明に係る組成物Xは、それぞれ1:10〜1:1の重量比で部分AとBを混合することによって、そして好ましくは1重量部のAと5重量部のBを混合することによって得られる。
本発明の別の目的は、以上で定義した通りの本発明に係る組成物Xの架橋および/または硬化によって得られる材料MつまりエラストマーEに関するものである。
最後に、本発明の最終的な目的は、歯科印象採得、パッド印刷技術において使用されるパッドの製造、足病学における補装具の製作、または、耳道の印象採得を目的とする、以上で定義した通りの本発明に係る組成物Xまたは以上で定義した通りの本発明に係る材料MつまりエラストマーEの使用に関する。
好ましい実施形態におけるこの利用は、シリコーンエラストマーの架橋が部分AとBの混合によって開始されるようにすること、印象を再現すること、そしてエラストマーが充分に架橋し充分に硬くなるまで架橋を続行させることからなる。
別の使用態様によると、以上で説明した通りの材料MつまりエラストマーEは、パッド印刷技術において使用されるもののようなパッドの製造を目的としており、これにおいては、優れた力学的特徴を有し、1つまたは複数の界面活性剤の添加によって調節され得る表面エネルギーを有し、一方で成形によるパッドの製造のために必要な流動性レベルを維持する、材料を有することが有利である。好ましい実施方法におけるこの別の使用は、シリコーンエラストマーの架橋が部分AとBの混合によって開始されるようにすること、それ自体公知の要領で、成形により所望のパッドの形状を有する物体を形成すること、そして、エラストマーが充分に架橋し充分硬くなるまで架橋を続行させることからなる。
ポリオルガノシロキサンVとHの間の重付加反応による架橋は周囲温度(23℃)に近い温度ですでに開始させ進行させることができるものの、熱を用いて(例えば60℃から110℃までの温度に加熱することによる)および/または電磁放射線(加速電子放射線、または「電子ビーム」)によっておよび/または赤外線によって架橋を実施することも同様に可能である。
以下の実施例は、本発明の理解を助けるために示されるものであり、本発明の範囲を限定するものとして解釈してはならない。
a)使用原料リスト:
− ビニル化ポリオルガノシロキサンV−1:粘度が100000mPa・sで、シロキシル単位(CH32(Vi)SiO1/2によって鎖の各末端で遮断されているポリジメチルシロキサンオイル(Vi=ビニル基)。
− ビニル化ポリオルガノシロキサンV−2:粘度が600mPa・sで、シロキシル単位(CH32(Vi)SiO1/2によって鎖の各末端で遮断されているポリジメチルシロキサンオイル。
− シロキシル単位(CH33SiO1/2によって鎖の各末端で遮断され、50mPa・sという粘度を有する、ポリジメチルシロキサン(PDMS)F−1。
− 安定剤D−1:コーンスターチ。
− ペースト1:混合物:ビニル化ポリオルガノシロキサンV−2(粘度が600mPa・sで、シロキシル単位(CH32(Vi)SiO1/2によって鎖の各末端で遮断されているポリジメチルシロキサンオイル)と、D4(オクタメチルシクロテトラシロキサン)によって表面処理されたヒュームドシリカである充填剤Q−1との、それぞれ重量で85:15の混合物。
− 湿潤剤M−1:LINCOL PE 400 ML(登録商標)の名称で市販されている、13.1のHLBを有する、約9個のOE単位を含むポリ(オキシエチレン)グリコールによるC13脂肪酸(ラウリン酸)のエステル化によって得られるエステル。
− 触媒C−1:白金。
− 増量剤Q2−1:Sicron SA 600:平均粒径が10mmの粉砕石英。
− 増量剤Q2−2:炭酸カルシウムCalofort−S。
− 増量剤Q2−3:ゼオライト(Zeolite 4 A/S)。
− 着色剤K。
− 水素化ポリオルガノシロキサンH−1:300mPa・sの粘度を有する、シロキシル単位H(CH32SiO1/2によって鎖の各末端で遮断されているポリ(ジメチル)(ヒドロゲノメチル)シロキサン。
Figure 0005727033
Figure 0005727033
試験対象の各二成分系について、カートリッジの形に包装された部分AとBを炉内に入れ、60℃で加速劣化させる。7日と25日の継続期間後、1重量部の部分Aと5重量部の部分Bの混合により得られた組成物を23℃の周囲温度で架橋することで、得られた材料の特性を評価する。
混合は、ビーカーの中で手作業で、あるいは実験用計量機を用いて実施することができる。60℃で7日間および25日間の後に、以下の項目を評価する:
− ISO−4823規格に準じ以上で説明した通りの、部分AおよびBの混合の結果として得られる組成物の可動時間(分単位および秒単位で表されるW.T.)、
− ISO−4823規格に準じた弾性記憶、および
− 架橋8分後のショアA硬度(SAH)。
60℃で25日間の後、触媒を含むカートリッジ(部分A)の黒化の有無を判定する。
結果は、表3の中に記されている。
Figure 0005727033
比較試験1、2、3および5は、部分A内に比較的高い含有量(部分Aの総重量に対して22.5重量%)で安定剤Dが存在する場合であっても、60℃で25日間の貯蔵後に触媒を含むカートリッジ(部分A)の黒化は避けられないことを示している。このことは、白金触媒を含む部分Aの黒化の問題をもはや呈していない本発明に係る実施例1、2および3については、もはやあてはまらない。その上、使用前に部分AおよびBを60℃で25日間劣化させた後、本発明に係る実施例により、歯科印象採得の分野における使用にとって許容可能な可動時間を有するエラストマーを得ることが可能であることがわかる。
米国特許第5047444号明細書 米国特許第5118559号明細書

Claims (13)

  1. 重付加反応により架橋および/または硬化が可能である組成物Xにおいて、前記組成物Xを形成する目的で混合するための少なくとも二つの異なる部分AおよびBを含む二成分系Sの形を呈しており、
    − 部分Aが、
    (a)部分Aの総重量に対して25〜49.5重量%の、デンプンの群から選択される少なくとも1つの安定剤Dと、
    (b)ポリオルガノシロキサンVにおけるアルケニル不飽和を有する基の総数に対する、ポリオルガノシロキサンH中のケイ素に結合した水素原子の数の比が0.4〜10であって、各々がケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子につき少なくとも2個有する少なくとも1つの10〜200000mPa・sの粘度を有するポリオルガノシロキサンVと、
    (c)白金族金属の重量で計算した触媒Cの重量単位の量が2〜400ppmであって、白金族金属の化合物である少なくとも1つの触媒Cと、
    を含み、
    − 部分Bが、同一であるか異なるものであるケイ素原子に結合した水素原子を1分子につき少なくとも2個有する少なくとも1つのポリオルガノシロキサンHを含んでいる、
    組成物X。
  2. 前記アルケニル基がビニル基であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物X。
  3. 安定剤Dが、前記部分Aの総重量に対して30〜45重量%の割合で存在する、請求項1または2に記載の組成物X。
  4. 部分Aおよび/または部分Bが、補強充填剤Q1、増量剤Q2、重付加反応の遅延剤または阻害剤I、ケイ素に結合したアルケニル基を1分子につき少なくとも2個有し、25℃で1000Pa・s超の粘度を有するポリオルガノシロキサンゴムG、希釈剤として使用されるポリジメチルシロキサンF、着色剤K、ワセリン油およびパラフィンからなる群から選択される可塑化剤P、湿潤剤M、シリコーン樹脂Rならびに殺生物剤Nからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む、請求項1〜のいずれか一つに記載の組成物X。
  5. 安定剤Dがコーンスターチである、請求項1〜のいずれか一つに記載の組成物X。
  6. 湿潤剤Mが界面活性剤である、請求項に記載の組成物X。
  7. 各々がケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子につき少なくとも2個有し、25℃における動的粘度x1およびx2がそれぞれ10〜1000mPa・sおよび1000〜150000mPa・sの範囲内にある、少なくとも2つのポリオルガノシロキサンVを含む、請求項1または2に記載の組成物X。
  8. それぞれ1:10〜1:1の重量比での部分AとBの混合によって得られる、請求項1または2に記載の組成物X。
  9. 1重量部のAと5重量部のBの混合によって得られる、請求項に記載の組成物X。
  10. 化合物Vが、ケイ素に結合したアルケニル基を1分子につき少なくとも2個有し、かつ
    (a)少なくとも2つの、下記式
    Figure 0005727033
    のシロキシル単位、
    (ここで式中、
    − 記号Tは、同一であるか異なるものであるC2〜C6のアルケニル基であり、
    − 記号Zは、少なくとも1個のハロゲン原子により置換されているか、または置換されていない1〜8個の炭素原子を含むアルキル、およびアリールからなる群から選択される、同一であるか異なるものである一価の炭化水素基であり、
    − aは1または2に等しく、bは0、1または2に等しく、a+bの和は1、2または3に等しい)
    を含むポリオルガノシロキサンであることを特徴とする、請求項1、2またはのいずれか一つに記載の組成物X。
  11. 1)部分(A)が:
    − 各々がケイ素原子に結合したアルケニル基を、1分子につき少なくとも2個有し、25℃における動的粘度x1およびx2がそれぞれ10〜1000mPa・sおよび1000〜150000mPa・sの範囲内にある、少なくとも2つのポリオルガノシロキサンVと、
    − 前記部分(A)の総重量に対して少なくとも25重量%の、デンプンの群から選択される少なくとも1つの安定剤Dと、
    − 白金族金属の化合物である、触媒として有効な量の少なくとも1つの触媒Cと、
    を含み、
    2)部分Bが、触媒Cを含まず、
    − ケイ素に結合した水素原子を1分子につき少なくとも3個有するポリオルガノシロキサンである少なくとも1つの化合物H
    を含む、請求項1または2に記載の組成物X。
  12. 請求項1〜11のいずれか一つに記載の組成物Xの架橋および/または硬化によって得られる材料MつまりエラストマーE。
  13. 歯科印象採得、パッド印刷技術において使用されるパッドの製造、足病学における補装具の製作、または耳道の印象採得を目的とする、請求項1〜11のいずれか一つに記載の組成物Xまたは請求項12に記載の材料MつまりエラストマーEの使用方法。

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