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JP5709584B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、線状圧搾部と、点状圧搾部とを有する吸収性物品に関する。
吸収性物品、例えば、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等では、長年積み重ねられてきた技術開発により基本的性能が向上し、以前と比較して、尿、経血等の排泄物を吸収した後に、漏れ等が生ずることが少なくなってきており、現在は、さらなる高機能化、例えば、肌着に近い着用感を有すること、例えば、より薄く、装着感が良好であること等が求められている。
例えば、より薄い吸収性物品を製造するために、吸収体、トップシート、バックシート等の坪量を少なくすること、圧搾部を設けること等が行われている。
圧搾部を有する吸収性物品として、例えば、特許文献1には、トップシートと、吸収層とをエンボス加工することにより形成された防漏溝、すなわち、線状の圧搾部を有する吸収性物品が記載されている。また、引例1の[0014]には、防漏溝の機能として、足の開閉や歩行等に伴うナプキンの幅方向の圧縮応力変形が中央部に伝わらないようにすること、すなわち、防漏溝が「折れ起点」として作用することが記載されている。
特許文献2には、液透過性シート、液不透過性シート、及び吸収体を有する吸収性物品であって、該吸収性物品の肌当接面側には、該液透過性シートと該吸収体とを一体化するために、少なくとも吸収体中央領域の長手方向の両側縁部に圧搾条溝が配置され、かつ複数の点状圧搾部が間隔を空けて配置されている吸収性物品が記載されている。
特開2002−65741号 特開2010−148708号
しかし、特許文献1に記載の吸収性物品では、圧搾により形成される防漏溝が「折れ起点」として作用し、吸収性物品が、2つの折れ起点に基づいて、幅方向にはある程度変形することができるが、長手方向には変形しにくく、着用感が問題となる場合がある。また、大量の液体を吸収すると、その形態を保持できず、吸収性物品のヨレ、吸収体形状の崩れ等の問題が生ずる場合がある。
また、特許文献2に記載の吸収性物品では、特許文献1と同様に、圧搾により形成される圧搾条溝が「折れ起点」として作用し、吸収性物品が、2つの折れ起点に基づいて、幅方向にはある程度変形できるものの、長手方向には変形しにくく、着用感が問題となる場合がある。また、特許文献2に記載の吸収性物品では、大量の液体を吸収すると、吸収性物品の形態を保持することはできず、吸収性物品のヨレ、吸収体形状の崩れ等が生ずる場合がある。
従って、本発明は、大量の液体を吸収した場合であっても、その形態を保持することができ、複数の折れ起点を有して、フィット性に優れ、そして柔らかく、装着感に優れる、薄型の吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、上記液透過性のトップシート及び液不透過性のバックシートの間の吸収体とを含む吸収性物品であって、上記吸収性物品が、少なくとも上記吸収体を圧搾することにより形成された、線状圧搾部と、点状圧搾部とを有し、上記線状圧搾部の総長さの、上記吸収体の、上記吸収性物品の長手方向の長さに対する比率が、5〜20であり、そして上記線状圧搾部の厚さが、非圧搾部の厚さに対して、20〜50%の範囲内にあり、上記点状圧搾部が、上記吸収体の面積に基づいて、3〜40個/cm2の個数密度を有し、そして上記点状圧搾部の厚さが、非圧搾部の厚さに対して、40〜98%の範囲内にあり、上記線状圧搾部の厚さが、上記点状圧搾部の厚さよりも薄いことを特徴とする吸収性物品により、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明は以下の態様に関する。
[態様1]
液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、上記液透過性のトップシート及び液不透過性のバックシートの間の吸収体とを含む吸収性物品であって、
上記吸収性物品が、少なくとも上記吸収体を圧搾することにより形成された、線状圧搾部と、点状圧搾部とを有し、
上記線状圧搾部の総長さの、上記吸収体の、上記吸収性物品の長手方向の長さに対する比率が、5〜20であり、そして上記線状圧搾部の厚さが、非圧搾部の厚さに対して、20〜50%の範囲内にあり、
上記点状圧搾部が、上記吸収体の面積に基づいて、3〜40個/cm2の個数密度を有し、そして上記点状圧搾部の厚さが、非圧搾部の厚さに対して、40〜98%の範囲内にあり、
上記線状圧搾部の厚さが、上記点状圧搾部の厚さよりも薄いことを特徴とする、
上記吸収性物品。
[態様2]
上記線状圧搾部及び点状圧搾部が、上記吸収体の、上記長手方向の両側縁領域と、上記両側縁領域の間の中央領域とに存在する、態様1に記載の吸収性物品。
[態様3]
上記線状圧搾部及び点状圧搾部が、上記吸収体の、前身頃の胴領域と、股領域と、後身頃の胴領域とに存在する、態様1又は2に記載の吸収性物品。
[態様4]
上記線状圧搾部が、上記長手方向に配向している、態様1〜3のいずれか一つに記載の吸収性物品。
[態様5]
上記吸収体の、上記長手方向の剛軟度の、上記吸収体の、上記長手方向と直行する方向の剛軟度に対する比率が、0.4〜2.5の範囲内にある、態様1〜4のいずれか一つに記載の吸収性物品。
[態様6]
上記線状圧搾部の総面積の、上記吸収体の面積に対する比率が、4〜20%の範囲内にある、態様1〜5のいずれか一つに記載の吸収性物品。
[態様7]
上記点状圧搾部の総面積の、上記吸収体の面積に対する比率が、5〜30%の範囲内にあり、そして上記線状圧搾部及び点状圧搾部からなる圧搾部の総面積の、上記吸収体の面積に対する比率が、35%以下である、態様1〜6のいずれか一つに記載の吸収性物品。
[態様8]
上記吸収体の、上記吸収性物品の長手方向及び幅方向の剛軟度が、両方とも100mN以下である、態様1〜7のいずれか一つに記載の吸収性物品。
[態様9]
少なくとも、上記液透過性のトップシートと、上記吸収体とが圧搾されることにより、上記線状圧搾部と、点状圧搾部とが形成されている、態様1〜8のいずれか一つに記載に記載の吸収性物品。
[態様10]
液体を吸収した後に、上記線状圧搾部の厚さが、非圧搾部の厚さに対して、40〜85%の範囲の厚さを保持する、態様1〜9のいずれか一つに記載の吸収性物品。
[態様11]
上記吸収体が高吸収性ポリマーをさらに含み、液体を吸収した後に、上記線状圧搾部における上記高吸収性ポリマーの膨張率が、非圧搾部における上記高吸収性ポリマーの膨張率よりも小さい、態様1〜10のいずれか一つに記載の吸収性物品。
[態様12]
使い捨ておむつ又は失禁パッドである、態様1〜12のいずれか一つに記載の吸収性物品。
本発明の吸収性物品は、薄型であり、大量の液体を吸収した場合であっても、その形態を保持することができ、複数の折れ起点を有して、フィット性に優れ、そして柔らかく、装着感に優れる。
図1は、本発明の吸収性物品の実施形態の一つを示す図である。 図2は、図1に示される使い捨ておむつ1のX1部分の拡大図、及びそのX−X断面における断面図である。 図3Aは、本発明の吸収性物品に用いられうる吸収体の、線状圧搾部の例を示す図である。 図3Bは、本発明の吸収性物品に用いられうる吸収体の、線状圧搾部の例を示す図である。 図4Aは、本発明の吸収性物品に用いられうる吸収体の、点状圧搾部の例を示す図である。 図4Bは、本発明の吸収性物品に用いられうる吸収体の、点状圧搾部の例を示す図である。
本発明の吸収性物品について、以下、詳細に説明する。
図1は、本発明の吸収性物品の実施形態の一つを示す図である。図1では、吸収性物品の代表例として、使い捨ておむつが示されている。
図1に示される使い捨ておむつ1は、液透過性のトップシート2と、液不透過性のバックシート3と、吸収体4と、防漏壁5と、テープファスナ6とを有し、そして、使い捨ておむつ1は、前身頃の胴領域W1、股領域C、及び後身頃の胴領域W2に分けられる。図1に示される使い捨ておむつ1は、吸収体4を圧搾することにより形成された、線状圧搾部8と、点状圧搾部9とを有する。符号7は、肌当接面を意味する。
なお、図1では、線状圧搾部8及び点状圧搾部9は、トップシート2の下にあるが、説明のために実線で記載されている。
図1において、線状圧搾部8及び点状圧搾部9は、吸収体4の、使い捨ておむつ1の長手方向Aの側縁領域Z1及びZ3と、両側縁領域の間の中央領域Z2とに存在している。
なお、本明細書において、側縁領域Z1及びZ3、並びに中央領域Z2は、吸収体を、使い捨ておむつの長手方向に、その幅が同一となるように3等分した場合の、それぞれ、着用者の右側となる領域、左側となる領域、及び中央となる領域を意味する。
図1に示される使い捨ておむつ1では、複数の、波形の線状圧搾部8が、長手方向Aに配向し、そして隣り合う線状圧搾部の谷部及び山部がほぼ接するように配置されている。
図1に示される使い捨ておむつ1では、隣り合う波形の線状圧搾部8の山部及び谷部により形成される、略菱形の領域内に、24個の点状圧搾部9から形成される、7個の正六角形が形成されている。
なお、本明細書において、「股領域」は、使用時に着用者の脚を通すための開口部を形成する領域を意味し、「前身頃の胴領域」は、胴領域の中で前身頃を形成する領域であり、上記股領域よりも前側の領域を意味し、そして「後身頃の胴領域」は、胴領域の中で後身頃を形成する領域であり、上記股領域よりも後側の領域を意味する。
なお、パンツ型の使い捨ておむつの場合には、胴回りギャザーのうち、前身頃部分を前身頃の胴領域と称し、後身頃部分を後身頃の胴領域と称し、そしてその間の領域を股領域と称することができる。
図2(a)は、図1に示される使い捨ておむつ1のX1部分の拡大図であり、そして図2(b)は、図1に示される使い捨ておむつ1のX1部分のX−X断面における断面図である。図2(b)に示される使い捨ておむつ1は、液透過性のトップシート2と、液不透過性のバックシート3と、トップシート2及びバックシート3の間の吸収体4とを含む。図2(b)に示される使い捨ておむつ1には、吸収体4を構成する、コアラップ10と、吸収性コア11とを圧搾することにより形成された、線状圧搾部8が2本と、点状圧搾部9が4つ示されており、線状圧搾部8の厚さt1は、点状圧搾部9の厚さt2よりも薄い。
図1及び図2に示される使い捨ておむつ1では、使い捨ておむつ1の長手方向Aに対して約40°の傾斜を有する略波形の線状圧搾部8が、計10本配置されているので、線状圧搾部8の総長さの、吸収体4の長手方向Aの長さLに対する比率が、約13となり、そして線状圧搾部8の厚さt1は、非圧搾部の厚さt0に対して、約35%となる。
また図1及び図2に示される使い捨ておむつ1では、点状圧搾部9が、吸収体の総面積に基づいて、約16個/cm2の個数密度を有し、そして点状圧搾部9の厚さt2が、非圧搾部の厚さt0に対して、約55%となる。
本発明の吸収性物品では、線状圧搾部は、吸収性物品の骨格として機能し、そして点状圧搾部は、吸収性物品の折れ起点として機能する。薄型の吸収性物品では、トップシート、吸収体、バックシート等の坪量が少なく、型崩れしやすい傾向があるが、線状圧搾部を、骨格として所定の量配置することにより、型崩れしにくい吸収性物品を形成することができる。また、線状圧搾部の量が多くなると、吸収性物品が硬くなり、そして線状圧搾部を起点としてのみ折れやすくなる傾向があるが、吸収性物品に点状圧搾部を所定の量配置することにより、点状圧搾部が、吸収性物品の折れ起点となり、吸収性物品が種々の方向に折れ曲がることができるので、柔らかく、装着感が良好になる。
図3A及び図3Bは、本発明の吸収性物品に用いられうる吸収体の、線状圧搾部の例を示す図である。図3A(a)〜(c)、及び図3B(d)〜(f)は、吸収体を、トップシート側の方向から見た図である。図3A(a)では、吸収体(吸収性物品)の長手方向Aに、計8本の線状圧搾部8が平行に配置されており、線状圧搾部8の総長さの、吸収体4の、長手方向Aの長さに対する比率は、約8.0となる。図3A(a)に示されるような線状圧搾部は、吸収性物品の幅方向Bに対して、計8本の折れ起点を有することになるので、吸収性物品の幅方向の柔軟性に優れ、着用者の身体の曲線に追従することができる。
図3A(b)では、吸収体(吸収性物品)の幅方向Bに、計11本の線状圧搾部8が平行に配置されており、線状圧搾部8の総長さの、吸収体4の、長手方向Aの長さに対する比率は、約5.5となる。図3A(b)に示されるような線状圧搾部は、吸収性物品の長さ方向Aに対して、計11本の折れ起点を有することになるので、吸収性物品の長さ方向の柔軟性に優れ、着用者の身体の曲線に追従することができる。
図3A(c)では、吸収体(吸収性物品)の長手方向Aから±約45°傾き、互いに直行する2種の直線からなる線状圧搾部8が配置されており、線状圧搾部8の総長さの、吸収体4の、長手方向Aの長さに対する比率は、約14となる。図3A(c)に示されるような線状圧搾部は、2つの方向に関して、複数の折れ起点を有することになるので、着用者の体の曲線に追従することができる。
図3B(d)では、線状圧搾部8が、正六角形から成るハニカム構造を形成するように配置されており、線状圧搾部8の総長さの、吸収体4の、長手方向Aの長さに対する比率は、約7.5となる。図3B(d)に示されるような線状圧搾部は、3つの方向に関して、複数の折れ起点を有するので、着用者の体の曲線に追従することができる。
図3B(e)では、図3A(c)の例の変形例であり、線状圧搾部8が、互いに直行する2種の圧搾部の交点を有しないように配置されている。図3B(e)では、線状圧搾部8の総長さの、吸収体4の、長手方向Aの長さに対する比率は、約13.5となる。図3B(e)に示されるような線状圧搾部は、硬さを感じやすい、線状圧搾部同士の交点を有しないので、図3A(c)に記載される例よりも、着用感に優れる傾向がある。
図3B(f)では、図3B(e)の例の変形例であり、線状圧搾部8が、互いに直行する2種の圧搾部の交点を有しないようにしつつ且つ長手方向Aの方向に連続して配置されているので、線状圧搾部の骨格としての機能がより強くなることができる。図3B(f)では、線状圧搾部8の総長さの、吸収体4の、長手方向Aの長さに対する比率は、図3A(c)と同様に、約14となる。
本発明では、線状圧搾部の総長さの、吸収体の、吸収性物品の長手方向の長さに対する比率は、約5〜約20であり、約6〜約18であることが好ましく、約8〜約16であることがより好ましく、そして約9〜約15であることがさらに好ましい。上記比率が約5を下回ると、線状圧搾部の骨格としての機能が不十分であり、吸収性物品が着用時、特に、大量の液体を吸収した際に型崩れする場合があり、そして上記比率が約20を上回ると、骨格としての機能が強く表れすぎて、吸収性物品が硬くなり、着用感が低下する傾向がある。
なお、上記比率は、圧搾部を形成する圧搾パターンの長さから、直接計算により求めることができ、あるいは実際の吸収体において、線状圧搾部の長さを測定することにより求めることができる。なお、実際の吸収体において、線状圧搾部の長さを測定する場合には、吸収性物品から吸収体を取り出し、平面に静置した状態で測定することができる。
なお、吸収体が、略矩形でない場合、例えば、略楕円形である場合には、吸収体の、吸収性物品の長手方向の長さとは、吸収性物品の長手方向において最も長い部分の長さ、例えば、長径を意味する。
本発明の吸収性物品では、線状圧搾部の厚さが、非圧搾部の厚さに対して、約20〜約50%であり、約25〜約45%であることが好ましく、そして約30〜約40%であることがより好ましい。上記厚さ比が約20%を下回ると、線状圧搾部が硬くなりすぎ、着用感が低下する傾向があり、また、コアラップが破断され、高吸収性ポリマー等が漏れ、着用者に付着する場合がある。上記厚さ比が約50%を上回ると、線状圧搾部の、骨格としての機能が不十分となり、吸収性物品内での吸収体のヨレ、割れ等が発生しやすく、また、吸収性物品が、特に、液体を吸収した後に、型崩れしやすい傾向がある。
本発明の吸収性物品が使い捨ておむつである場合には、例えば、非圧搾部の厚さが約3mmであり、線状圧搾部の厚さが約1mmであり、そして上記厚さ比が約33%であることができる。なお、使い捨ておむつでは、吸収体の厚さは、通常、約2〜約8mmである。
本発明の吸収性物品において、線状圧搾部、点状圧搾部、及び非圧搾部の厚さは、液体を吸収する前、及び液体を吸収した後とも、レーザ変位計を用いて、非接触で測定することができる。上記レーザ変位計としては、例えば、キーエンス株式会社製 高精度2次元レーザ変位計 LJ−Gシリーズ(型式:LJ−G030)が挙げられる。
試料を水平の測定台の上に置き、測定台からの変位を計測することにより、線状圧搾部の厚さt1,点状圧搾部の厚さt2,及び非圧搾部の厚さt0を測定することができる。なお、試料がバックシート等を含む場合には、バックシート等の厚さを別途測定し、測定値から減ずることにより、吸収体の厚さを線状圧搾部の厚さt1,点状圧搾部の厚さt2,及び非圧搾部の厚さt0を求めることができる。
図4A及び図4Bは、本発明の吸収性物品に用いられうる吸収体の、点状圧搾部の例を示す図である。図4A(a)は、点状圧搾部9が、上下方向及び左右方向に規則的に配置され、正方形の格子12を形成する例である。図4A(a)の例では、隣り合う、最も距離の短い点状圧搾部同士を結ぶことにより、上下方向と、左右方向との2種の折れ線13が形成され、吸収性物品は、主にこの2方向に沿って折れ曲がりやすいものと考えられる。なお、実際の折れ曲がりやすさは、ある直線上に存在する点状圧搾部の個数を、単位長さ当りの個数として評価すること、すなわち、点状圧搾部の線密度により評価できるものと考えられる。
図4A(b)は、点状圧搾部9が、千鳥状に配置され、菱形の格子12を形成する例である。図4A(b)の例では、隣り合う、最も距離の短い点状圧搾部同士を結ぶことにより、右上から左下方向と、左上から右下方向との2種の折れ線13が形成され、吸収性物品は、主にこの2方向に沿って折れ曲がりやすいものと考えられる。
図4A(c)は、点状圧搾部9が、正六角形の頂点に配置され、正六角形の格子12を形成する例である。図4A(c)の例では、隣り合う、最も距離の短い点状圧搾部同士を結ぶことにより、上下方向と、右上から左下方向と、左上から右下方向との3種の折れ線13が形成され、吸収性物品は、主にこの3方向に沿って折れ曲がりやすいものと考えられる。
図4B(d)は、点状圧搾部9が、正方形及び正八角形の頂点に配置され、正方形の格子12及び正八角形の格子12を形成する例である。図4B(d)の例では、隣り合う、最も距離の短い点状圧搾部同士を結ぶことにより、上下方向2種と、左右方向2種と、右上から左下方向と、左上から右下方向との計6種の折れ線13が形成され、吸収性物品は、主にこの6方向に沿って折れ曲がりやすいものと考えられる。
図4B(e)及び図4B(f)は、それぞれ、図4A(c)及び図4B(d)のさらなる改良例である。図4B(e)及び図4B(f)では、点状圧搾部9の形状を、折れ線13の方向に延びるような形状とすることにより、折れ曲がる際のガイドとなるので、折れ線13に沿って、吸収体、ひいては吸収性物品がさらに折り曲がりやすくなる。
反発明の吸収性物品において、点状圧搾部は、例えば、図4A及び図4Bに示されるように規則的に配置されると、点状圧搾部が均一に分布し、折れ性、吸収能等にムラが生じにくくなる。
なお、本明細書において、「点状圧搾部」は、吸収体を、トップシート側から観察した場合に、圧搾部の長径が、短径の3倍以下であるものを意味し、圧搾部の長径が、短径の3倍を超えるものを、「線状圧搾部」と称して区別する。
点状圧搾部の形状は特に制限されないが、例えば、図4A(a)〜図4A(c)、及び図4B(d)に示される円形の他に、楕円形、三角形、例えば、正三角形、正方形、長方形、正五角形、星形、ハート形、図4B(e)及び図4B(f)に記載される図形等が挙げられる。
本発明の吸収性物品では、点状圧搾部は、吸収体の総面積に基づいて、約3〜約40個/cm2の個数密度を有し、約5〜約30個/cm2の個数密度を有することが好ましく、そして約10〜約20個/cm2の個数密度を有することがさらに好ましい。個数密度が、約3個/cm2を下回ると、吸収体の折れ起点の数が不十分であり、吸収性物品が硬くなる場合があり、そして個数密度が、約40個/cm2を上回ると、吸収体全体が圧縮され、剛性が高くなり、装着感に劣り、そして液体の吸収能も低下する傾向がある。
本発明の吸収性物品において、点状圧搾部の厚さは、非圧搾部の厚さに対して、約40〜約98%であり、約45〜約90%であることが好ましく、そして約50〜約80%であることがより好ましい。上記厚さ比が約40%を下回ると、点状圧搾部そのものに硬さが表れ、吸収体全体の硬さにつながり、着用感が低下する傾向があり、そして上記厚さ比が約98%を上回ると、折れ起点として機能しない傾向がある。
本発明の吸収性物品が使い捨ておむつである場合には、例えば、非圧搾部の厚さが約3mmであり、点状圧搾部の厚さが約2mmであり、そして上記厚さ比が約67%であることができる。なお、上述のように、使い捨ておむつでは、吸収体の厚さは、通常、約2〜約8mmである。
また、本発明の吸収性物品において、線状圧搾部の厚さは、点状圧搾部の厚さよりも薄い。線状圧搾部は、骨格として機能するため、一定の圧力で圧搾され、その厚さも薄い必要があるが、点状圧搾部は、折れ起点として機能すればよく、骨格として機能するほどの圧力で圧搾される必要はないからである。むしろ、骨格として機能するほどの圧力で圧搾されると、点状圧搾部の剛性が高くなり、そして液体の吸収能が低下する。
本発明の吸収性物品において、線状圧搾部は、吸収体の、長手方向の両側縁領域と、両側縁領域の間の中央領域とに存在することが好ましい。線状圧搾部は、吸収性物品において骨格として機能するため、吸収体の全範囲に満遍なく存在することが好ましいからである。特に、吸収性物品からの吸収体の脱落を防止するためには、線状圧搾部が、吸収体の、長手方向の中央領域に存在することが好ましい。
同様の理由で、線状圧搾部は、吸収体の前身頃の胴領域と、股領域と、後身頃の胴領域とに存在することが好ましい。
本発明の吸収性物品において、点状圧搾部は、線状圧搾部と同様に、吸収体の、長手方向の両側縁領域と、両側縁領域の間の中央領域とに存在することが好ましい。点状圧搾部は、吸収性物品において折れ起点として機能するため、吸収体に柔軟性を付与するためには、吸収体の全範囲に満遍なく存在することが好ましいからである。
同様の理由で、線状圧搾部は、吸収体の前身頃の胴領域と、股領域と、後身頃の胴領域とに存在することが好ましい。
また、本発明の吸収性物品では、上記吸収体の、吸収性物品の長手方向の剛軟度の、吸収体の、幅方向の剛軟度に対する比率が、約0.4〜約2.5の範囲内にあることが好ましく、約0.5〜約2.2の範囲内にあることがより好ましく、そして約0.7〜約1.8の範囲内にあることがさらに好ましい。吸収性物品の長手方向及び幅方向のどちらの方向にも、同程度の柔軟性を有することが好ましいからである。
本発明の吸収性物品に用いられる吸収体において、吸収性物品の長手方向及び幅方向の剛軟度は、吸収性物品の具体的な実施形態、例えば、大人用使い捨ておむつ、赤ちゃん用使い捨ておむつ、生理用ナプキン、例えば、夜用生理用ナプキン、日中用生理用ナプキン等によって異なるが、赤ちゃん用使い捨ておむつの場合には、その長手方向及び幅方向の剛軟度は、両方とも約100mN以下であることが好ましく、約90mN以下であることがより好ましく、そして約80mN以下であることがより好ましい。吸収性物品の長手方向及び幅方向の剛軟度が、両方とも約100mN以下であることにより、使い捨ておむつが、その長手方向及び幅方向のどちらの方向にも柔軟性を有することができる。
なお、上記剛軟度は、日進機械株式会社製の剛軟度測定器(テーバー式ステフネステスター)試験機を用いて、以下のように、測定することができる。
1.ハサミ又は押切りカッターで、吸収体を、38mm×70mmのサイズ(長手方向の剛軟度を測定する場合には、吸収体の長手方向が70mmとなるようにカットする)にカットして、サンプルを形成する。
2.上記サンプルを、剛軟度試験機の治具間に固定し、サンプルが落ちない程度に両側のネジをゆるく締める。
3.下部のつまみを調整して、回転装置の「0」と、荷重目盛の「0」を合わせる。
4.ローラー両端のネジで、ローラーをサンプルに触れるか、触れないかの距離(0.5mmくらい)に留める。
5.スイッチを右に倒してサンプル回転装置を右に回し、15度の刻線(左側)と、振り子の指針とが一致した時点でスイッチを戻して回転を止め、荷重目盛を読み取る。
6.同様に、スイッチを左に倒してサンプル回転装置を左に回し、15度の刻線(右側)と、振り子の指針とが一致した時点でスイッチを戻して回転を止め、荷重目盛を読み取る。
7.次式に従って剛軟度を算出する。
剛軟度=(右の荷重目盛+左の荷重目盛)/2×重りの数値/1000×9.807
測定を10回行い、その平均値を、剛軟度として採用する。
本発明の吸収性物品において、線状圧搾部の総面積の、吸収体の面積に対する比率は、約4〜約20%の範囲内にあることが好ましく、約6〜約18%の範囲内にあることがより好ましく、そして約7〜約15%の範囲内にあることがさらに好ましい。上記比率が約4%を下回ると、骨格としての機能が不十分になる傾向があり、そして上記比率が約20%を上回ると、吸収体のうち、液体を吸収する領域の割合が減り、吸収能に影響が出る場合がある。
また、本発明の吸収性物品において、線状圧搾部の幅は、約0.5〜約2.0mmの範囲にあることが好ましい。線状圧搾部の幅が約2.0mmを超えると、個々の線状圧搾部の硬さが目立ち、触感が低下する傾向がある。一方、線状圧搾部の幅が約0.5mmを下回ると、骨格としての機能が不十分となり、さらに、圧搾部を形成する際に、圧搾部を形成するピンの形状を鋭利にする必要が生じ、圧搾時に吸収体が破断される場合がある。
本発明の吸収性物品において、点状圧搾部の総面積の、上記吸収体の面積に対する比率は、約5〜約30%の範囲内にあることが好ましく、約6〜約25%の範囲内にあることがより好ましく、そして約7〜約20%の範囲内にあることがさらに好ましい。上記比率が約5%を下回ると、折れ起点の数が少なく、柔軟性に劣る傾向があり、そして上記比率が約30%を上回ると、吸収体の容積が減ることにつながり、吸収能に影響が出る場合がある。
また、線状圧搾部及び点状圧搾部からなる圧搾部の総面積の、吸収体の面積に対する比率が、約35%以下であることが好ましく、約30%以下であることがより好ましく、約25%以下であることがさらに好ましく、そして約20%以下であることが最も好ましい。上記比率が約35%を超えると、吸収体の容積が減り、吸収能に影響が出る場合がある。
本発明の吸収性物品において、点状圧搾部の個々の面積は、約9mm2以下であることが好ましく、約4mm2以下であることがより好ましく、そして約2mm2以下であることがさらに好ましい。理由として、面積が小さくとも、折り起点として機能すること、及び面積を大きくすると、吸収体が硬くなりやすいこと、吸収能が低下すること等が挙げられる。
なお、本明細書において、線状圧搾部及び点状圧搾部の面積は、それぞれ、線状圧搾部の開口部面積、及び点状圧搾部の開口部面積を意味する。上記開口部面積を、図2(b)を用いて説明すると、線状圧搾部8のうち、トップシート2と接している部分が、線状圧搾部8の開口部であり、その面積が開口部面積である。同様に、点状圧搾部9のうち、トップシート2と接している部分が、点状圧搾部9の開口部であり、その面積が開口部面積である。
同様に、線状圧搾部の幅は、線状圧搾部の開口部幅を意味する。
本発明の吸収性物品において、液体を吸収した後の線状圧搾部の厚さは、同じく液体を吸収した後の非圧搾部の厚さに対して、約40〜約85%の範囲の厚さを保持することが好ましく、約50〜約80%の範囲の厚さを保持することがより好ましく、そして約60〜約75%の範囲の厚さを保持することがさらに好ましい。線状圧搾部は、液体を吸収した後も、骨格として機能する必要があるためである。
なお、液体吸収後の線状圧搾部の厚さは、以下の条件により測定されることができる。
試料を、線状圧搾部及び非圧搾部の両方を含むように、10mm×10mmのサイズにカットし、水平の測定台の上に置き、ピベットを用いて200μLの人工尿を滴下し、滴下から2分後に、線状圧搾部及び非圧搾部に関して測定台からの変位を計測する。変位は、上述のレーザ変位計を用いて、測定することができる。なお、線状圧搾部のサイズが、10mm×10mm以上である場合には、線状圧搾部の試料と、非圧搾部の試料との2種を準備する。
上記人工尿は、イオン交換水10Lに、尿素200g、塩化ナトリウム80g、硫酸マグネシウム80g、塩化カルシウム8g及び色素:青色1号約1gを溶解させることにより製造することができる。
本発明の吸収性物品において、吸収体が、高吸収性ポリマーをさらに含むことができる。吸収体が高吸収性ポリマーを含む場合に、液体を吸収した後の線状圧搾部内の上記高吸収性ポリマーの膨張率は、同じく液体を吸収した後の非圧搾部における上記高吸収性ポリマーの膨張率よりも小さいことが好ましい。線状圧搾部は、液体を吸収した後も、骨格として機能する必要があるためである。
なお、上記膨張率は、以下のように測定されることができる。
試料を、線状圧搾部及び非圧搾部の両方を含むように、10mm×10mmのサイズにカットし、水平の測定台の上に置き、ピベットを用いて200μLの人工尿を滴下し、滴下から2分後に、上記試料に蒸着等の処理を施し、その断面を、KEYENCE社製 リアルサーフェスビューVE7800の電子顕微鏡で断面の画像を撮影する。画像から、線状圧搾部の直下に存在する高吸収性ポリマー粒子の径を少なくとも100個測定し、非圧搾部に位置する高吸収性ポリマー粒子の径を少なくとも100個測定し、線状圧搾部の直下に存在する高吸収性ポリマー粒子の径の平均値を、非圧搾部に位置する高吸収性ポリマー粒子の径の平均値で割ることにより、膨張率を算出する。なお、線状圧搾部のサイズが、10mm×10mm以上である場合には、線状圧搾部の試料と、非圧搾部の試料との2種の試料を準備する。また、1つの試料で、高吸収性ポリマーの径を100個測定することが難しい場合には、複数の試料を用意する。
なお、これまで、線状圧搾部及び点状圧搾部が、吸収性コア及びコアラップ、並びに所望による高吸収ポリマーを含む吸収体を圧搾することにより形成されている実施形態を例示してきたが、線状圧搾部及び点状圧搾部は、これらに限定されず、液透過性のトップシートと、吸収体とが圧搾されることにより、上記線状圧搾部と、点状圧搾部とが形成されていてもよい。
また、吸収性物品が、トップシートと、吸収体との間に、セカンドシートを含む場合には、セカンドシートと、吸収体とを圧搾することにより、上記線状圧搾部と、点状圧搾部とが形成されていてもよいし、あるいはトップシートと、セカンドシートと、吸収体とを圧搾することにより、上記線状圧搾部と、点状圧搾部とが形成されていてもよい。
本発明に用いられる、液透過性のトップシートとしては、当技術分野で通常用いられているものを、特に制限せずに選択することができ、例えば、不織布、及び織布、並びにその全部又は一部が液透過性であり、多数の液透過孔が形成された樹脂フィルム、及び多数の網目を有するネット状シートが挙げられる。上記不織布としては、レーヨン等のセルロース繊維、合成樹脂繊維等から形成されたスパンレース不織布、上記合成樹脂繊維から形成されたエアスルー不織布等が挙げられる。
上記樹脂フィルム及びネット状シートとしては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等から形成されたものが挙げられる。
本発明に用いられる、液不透過性のバックシートとしては、当技術分野で通常用いられているものを、特に制限されずに用いることができ、例えば、低密度ポリエチレンシート等が挙げられる。
本発明の吸収性物品において、防漏壁は、所望による要素であり、存在する場合には、トップシートと同様のものであることができる。
上記吸収体を構成する吸収性コアとしては、当技術分野で通常用いられているものを、特に制限されずに用いることができ、例えば、粉砕パルプ、化学パルプ、セルロース繊維、及びレーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維、合成繊維、並びにこれらから形成されたシート、例えば、エアレイドシート、スルーエア不織布等が挙げられる。上記吸収性コアは、高吸収性ポリマー、例えば、デンプン系、アクリル酸系、アミノ酸系の粒子状又は繊維状のポリマーをさらに含むことができる。
上記吸収体を構成するコアラップとしては、当技術分野で通常用いられているものを、特に制限されずに用いることができ、例えば、ティッシュ、親水性不織布等が挙げられる。
本発明の吸収性物品としては、例えば、使い捨ておむつ、失禁パッド、生理用ナプキン、パンティーライナー等が挙げられるが、本発明の吸収性物品は、大量の液体を吸収した場合であっても、その形態を保持することができるので、特に、使い捨ておむつ及び失禁パッドが好ましい実施形態である。
本発明の吸収性物品は、例えば、以下のように製造することができる。
1.吸収性コアとしてのパルプ、高吸収性ポリマー等を含む吸収性コアを、ホットメルト接着剤が塗工されている、ティッシュ(コアラップ)で包装する。
2.当該包装物を、圧搾パターン(トップシート側)と、平面(バックシート側)とを有する、一対のロールに通し、圧搾部を形成する。
なお、上記圧搾パターンは、線状圧搾部のパターンと、点状圧搾部のパターンとの両方を有し、線状圧搾部と、点状圧搾部とを同時に形成することが好ましい。シワ、潰れ等なく、両圧搾部の形状を形成することができるからである。
なお、線状圧搾部と、点状圧搾部とを、2回に分けて形成すると、2回目の圧搾の際に、1回目に形成された圧搾部の形状が消失しやすい傾向がある。
線状圧搾部と、点状圧搾部の深さの差は、圧搾部を形成するピンの高さを変えることにより達成されうる。
以下、例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
[例1]
[線状圧搾部の総長さ]
坪量250g/m2のパルプを、坪量17g/m2のティッシュで覆うことにより、圧搾前の吸収体(約11cm×約35cm、厚さ約3.0mm)を製造し、吸収体No.1とした。次いで、吸収体No.1に、図3A(a)に示されるような、長手方向に延びる、一又は複数の線状圧搾部を形成し、吸収体No.2〜No.8を形成した。吸収体No.2〜No.8は、線状圧搾部の本数が異なり、線状圧搾部の総長さの、吸収体の長手方向の長さに対する比率が異なる。なお、線状圧搾部は、いずれも、その厚さが、約1mmであり、そして幅が、約1mmであった。
例えば、吸収体No.4は、線状圧搾部の本数が5本であるので、線状圧搾部の総長さの、吸収体の長手方向の長さに対する比率が5となる。
吸収体No.1〜No.8に、トップシート及びバックシートを貼り付け、それぞれ、吸収性物品No.1〜No.8を形成し、そして吸収性物品No.1〜No.8に関して、吸収体の形態保持性を試験し、上記比率と、骨格としての機能との関係を確認した。結果を表1に示す。
なお、吸収性物品の形態保持性は、以下のように試験した。
1.試験すべき吸収体を子供用Lサイズの使い捨ておむつに貼り付け、被験者(子供)に着用させる。
2.10分後、被験者に着用させたまま、立位で、チューブを介して、腹側から、約37℃に温めた水200ccを上記使い捨ておむつに滴下する。
滴下は、吸収体の中心に行う。
3.30分後、被験者から上記使い捨ておむつを外し、吸収体の形態保持性を、下記基準に基づいて目視で評価する。
4.同様の試験を、計5名の被験者で実施し、総合的に評価する。
なお、使い捨ておむつを着用中の被験者に、動作の制限はしないが、30分の大部分に渡り、寝ていた被験者、及び椅子等に座っていた被験者は、評価の対象から外す。
[評価基準]
○:吸収体が、2つに分離しておらず、さらにひび割れてもいない
△:吸収体が2つに分離していないが、ひび割れている
×:吸収体が、2つ以上に分離している
Figure 0005709584
表1より、上記比率が、約5以上であれば、使用時に吸収体の形態が保持されることが示唆される。
[例2]
坪量250g/m2のパルプに、坪量220g/m2となるようにアクリル酸系高吸収性ポリマーを散布し、坪量17g/m2のティッシュでこれらを包み、図1に示されるような、線状圧搾部と、点状圧搾部とを形成することにより、吸収体No.6を製造した。
上記線状圧搾部及び点状圧搾部は、線状圧搾部用のピンの高さを0.7mmとし、点状圧搾部用のピンの高さを0.2mmとし、そして線状圧搾部用のピンの先端からアンビルロールまでのクリアランスを0.3mmとし、さらに油圧を3Mpaにして圧搾することにより形成された。
形成された線状圧搾部の幅は、約1mmであり、線状圧搾部から形成される菱形の単位格子の2本の対角線の長さは、25mm(長手方向)及び19mm(幅方向)であった。また、形成された点状圧搾部は、直径約1.1mmであり、正六角形の一辺が約2mmであった。吸収体No.6の線状圧搾部、点状圧搾部、及び非圧搾部の厚さを、表2に示す。
[比較例1]
坪量250g/m2のパルプに、坪量220g/m2となるようにアクリル酸系高吸収性ポリマーを散布し、坪量17g/m2のティッシュでこれらを包み、図3A(a)に示されるような線状圧搾部を有する吸収体No.7を製造した。吸収体No.7の線状圧搾部及び非圧搾部の厚さを、表2に示す。
[比較例2]
坪量250g/m2のパルプに、坪量220g/m2となるようにアクリル酸系高吸収性ポリマーを散布し、坪量17g/m2のティッシュでこれらを包み、図3A(c)に示されるような線状圧搾部を有する吸収体No.8を製造した。吸収体No.8の線状圧搾部及び非圧搾部の厚さを、表2に示す。
Figure 0005709584
[例3]
[剛軟度]
日進機械株式会社製の剛軟度測定器(テーバー式ステフネステスター)試験機を用いて、吸収体No.6〜8の剛軟度を測定した。結果を表3に示す。
Figure 0005709584
例2で製造された吸収体は、長手方向及び幅方向の剛軟度が小さく、長手方向及び幅方向に柔軟であり、且つその差も小さいことが分かる。
[例4]
[線状圧搾部及び線状圧搾部の厚さ]
異なる坪量を有するパルプを、坪量17g/m2のティッシュで包むことにより、3種の厚さを有する、未圧搾吸収体(2.5mm、3.0mm及び3.5mm)を準備した。次いで、これらの未圧搾吸収体に、図1に示されるような形状の線状圧搾部及び点状圧搾部を形成することにより、吸収体No.1〜33を形成した。吸収体No.1〜33は、図1に示されるような形状の線状圧搾部及び点状圧搾部を有するが、それらの厚さが異なる。
吸収体No.1〜33に関して、吸収体の形態保持性、触感、及び折れ曲がり性を評価した。結果を、表4に示す。
なお、吸収体の形態保持性は例1と同様に評価し、そして触感及び折れ曲がり性は、○又は×の2段階で官能評価した。
Figure 0005709584
以上より、線状圧搾部の厚さが、非圧搾部の厚さに対して、20〜50%の範囲内にあることが好ましく、そして点状圧搾部の厚さが、非圧搾部の厚さに対して、40〜98%の範囲内にあることが好ましく、そして線状圧搾部の厚さが、点状圧搾部の厚さよりも薄いこと好ましいことが分かる。
1 使い捨ておむつ
2 トップシート
3 バックシート
4 吸収体
5 防漏壁
6 テープファスナ
7 肌当接面
8 線状圧搾部
9 点状圧搾部
10 コアラップ
11 吸収性コア
12 格子
13 折れ線
A 長手方向
B 幅方向
1 前身頃の胴領域
2 後身頃の胴領域
C 股領域

Claims (12)

  1. 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記液透過性のトップシート及び液不透過性のバックシートの間の吸収体とを含む吸収性物品であって、
    前記吸収性物品が、少なくとも前記吸収体を圧搾することにより形成された、線状圧搾部と、点状圧搾部とを有し、
    前記線状圧搾部の総長さの、前記吸収体の、前記吸収性物品の長手方向の長さに対する比率が、5〜20であり、そして前記線状圧搾部の厚さが、非圧搾部の厚さに対して、20〜50%の範囲内にあり、
    前記点状圧搾部が、前記吸収体の面積に基づいて、3〜40個/cm2の個数密度を有し、そして前記点状圧搾部の厚さが、非圧搾部の厚さに対して、40〜98%の範囲内にあり、
    前記線状圧搾部の厚さが、前記点状圧搾部の厚さよりも薄いことを特徴とする、
    前記吸収性物品。
  2. 前記線状圧搾部及び点状圧搾部が、前記吸収体の、前記長手方向の両側縁領域と、前記両側縁領域の間の中央領域とに存在する、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記線状圧搾部及び点状圧搾部が、前記吸収体の、前身頃の胴領域と、股領域と、後身頃の胴領域とに存在する、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記線状圧搾部が、前記長手方向に配向している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収体の、前記長手方向の剛軟度の、前記吸収体の、前記長手方向と直行する方向の剛軟度に対する比率が、0.4〜2.5の範囲内にある、請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記線状圧搾部の総面積の、前記吸収体の面積に対する比率が、4〜20%の範囲内にある、請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記点状圧搾部の総面積の、前記吸収体の面積に対する比率が、5〜30%の範囲内にあり、そして前記線状圧搾部及び点状圧搾部からなる圧搾部の総面積の、前記吸収体の面積に対する比率が、35%以下である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記吸収体の、前記吸収性物品の長手方向及び幅方向の剛軟度が、両方とも100mN以下である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  9. 少なくとも、前記液透過性のトップシートと、前記吸収体とが圧搾されることにより、前記線状圧搾部と、点状圧搾部とが形成されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載に記載の吸収性物品。
  10. 液体を吸収した後に、前記線状圧搾部の厚さが、非圧搾部の厚さに対して、40〜85%の範囲の厚さを保持する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  11. 前記吸収体が高吸収性ポリマーをさらに含み、液体を吸収した後に、前記線状圧搾部における前記高吸収性ポリマーの膨張率が、非圧搾部における前記高吸収性ポリマーの膨張率よりも小さい、請求項1〜10のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  12. 使い捨ておむつ又は失禁パッドである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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