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JP5673251B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シート、詳しくは、シートバックの内部にエアバック装置が内蔵された車両用シートに関する。
車両用シートには、意匠性を高めるべく、シートバックの背面に樹脂製のバックボードが装着されたものが存在する。バックボードは、通常、バックパッドの背面とバックフレームとを囲うようにしてバックフレームに取り付けられており、背板部とその背板部の車幅方向における両端に立設される1対の側板部とから構成されている。また、乗員の安全性を高めるべく、車両用シートには、シートバック内部にエアバック装置が内蔵されたものが多く存在している。バックボードが装着されたシートバック内部にエアバック装置が内蔵される場合には、例えば、下記特許文献1に記載された車両用シートのように、1対の側板部の一方と背板部とバックパッドの背面とバックフレームとに囲まれるようにして、エアバック装置がバックフレームに固定されている。このような構成により、車両衝突時には、エアバック装置のエアバック袋体が、バックボードの1対の側板部の一方を変形させて、シートバックの外部に展開するようになっている。
US 2008/0203787
上述したように構成された車両用シートでは、車両衝突時に、バックボードの側板部とバックパッドとの間からエアバック袋体がシートバック外部に展開するため、バックボードとバックパッドとを強固に固着することは望ましくない。一方で、バックボードがバックパッドに適切に取り付けられていないと、バックボードのガタつき等の問題があり、特に、バックボードは樹脂製であるため、バックボードのガタつき等により、バックボードとバックパッドとの間からシートバックの内部が見える虞があり、美観上好ましくない。本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり、バックボードとバックパッドとを強固に固着することなく、バックボードとバックパッドとの間からのシートバック内部の露見を防止することが可能な車両用シートを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは、(a)バックフレームと、(b)そのバックフレームの乗員が着座する側に配設されたバックパッドと、(c)バックパッドの背
面とバックフレームとを囲う樹脂製のバックボードと、(d)バックパッドの表面のうちの
少なくともバックボードによって囲われていない部分を覆うバックパッドカバーと、(e)
シートバックに内蔵されるエアバック装置と、(f)バックボードの外周縁とバックパッド
カバーとの間に延在させられる本体部と、その本体部のバックボードの外側に位置する縁からバックボードに向かって延びだしそのバックボードを掛止する掛止部とを有し、バックパッドカバーに固定されるとともに掛止部によってバックボードの外側の面を掛止する掛止部材とを備えるように構成される。
本発明の車両用シートにおいては、バックボードの外周縁が、バックパッドカバーに固定された掛止部材の本体部と掛止部とによって覆われるため、バックボードとバックパッ
ドとの間からのシートバック内部の露見を防止することが可能となっている。また、バックボードは、掛止部材によって掛止されることで、バックボードとバックパッドとの境界が塞がれている。したがって、本発明の車両用シートによれば、バックボードとバックパッドとを強固に固着することなく、バックボードとバックパッドとの間からのシートバック内部の露見を防止することが可能となる。
実施例の車両用シートを後方からの視点において示す斜視図である。 図1に示すAA線における断面図である。 エアバック装置が作動した初期の状態における実施例の車両用シートを示す断面図である。 エアバック装置が作動してバックボードがバックパッドから外れた状態における実施例の車両用シートを示す断面図である。 エアバック装置が作動してエアバック袋体がシートバックの外部に展開した状態における実施例の車両用シートを示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<車両用シートの構成>
図1に、本発明の実施例の車両用シート10を斜め後方からの視点において示す。車両用シート10は、運転席であり、運転者の臀部を支持するシートクッション12と、運転者の背中を支持するシートバック14と、シートバック14のシートクッション12に対する傾斜角度を変更可能にそれらシートクッション12とシートバック14とを連結するリクライニング装置16と、シートバック14の上端に設けられて運転者の頭部を支持するヘッドレスト18とによって構成されている。シートバック14の内部には、図での右側、つまり、車両ドアに近い側にエアバック装置20が内蔵されており、車両衝突時に、エアバック装置20のエアバック袋体22(図2参照)が運転者の右側方に展開するようになっている。
シートバック14は、図1に示すAA線における断面図である図2に示すように、シートバック14の骨格となるバックフレーム30と、そのバックフレーム30の運転者が着座する側に配設されるバックパッド32と、バックパッド32の運転者が着座する側とは反対側の背面とバックフレーム30とを囲う樹脂製のバックボード34と、そのバックボード34を掛止するための掛止部材36と、バックパッド32とバックボード34とによって区画されるシートバック14の内部に設けられるエアバック装置20とによって構成されている。
バックパッド32の表面は、運転者の背中を支持する支持面38と、その支持面38の反対側に位置する背面40と、支持面38と背面40とに連続する1対の側方面42(図では一方のみ示されている)とに区分けすることができ、支持面38と1対の側方面42との全面、および背面40の車幅方向での両端部が布製のバックパッドカバー44によって覆われている。バックパッドカバー44はバックパッド32の支持面38側から被されており、バックパッドカバー44の車幅方向での両端が、バックパッド32の背面40側に位置するバックフレーム30のメインフレーム46に固定されている。
また、バックボード34は、バックパッド32の背面40と向かい合う背板部50と、その背板部50の車幅方向における両端に立設された1対の側板部52(図では一方のみ示されている)とから構成されており、バックフレーム30とバックパッド32の背面4
0とを囲むようにしてバックフレーム30に取り付けられている。詳しく言えば、バックフレーム30は、メインフレーム46と、ワイヤ54と、それらメインフレーム46とワイヤ54とを固定的に接続するブラケット56とを含んで構成されており、そのブラケット56にバックボード34が、クリップ58を介して、取り付けられている。また、バックボード34は、樹脂製の部材とされており、後に詳しく説明するように、エアバック袋体22の展開時において変形するようになっているが、通常時には、バックボード34の外周縁、詳しくは、背板部50の上縁および1対の側板部52の外周縁において、掛止部材36によって、バックボード34の内部が塞がれている。
また、エアバック装置20は、筒状のインフレータ60と、そのインフレータ60から噴出されるガスによって膨らむエアバック袋体22と、それらインフレータ60とエアバック袋体22とを保持するエアバックケース62とによって構成されている。そのエアバックケース62は、それの断面が矩形の一部が切り欠かれた形状とされており、内部にインフレータ60を固定的に保持するとともに、エアバック袋体22が折り畳まれた状態で収納されている。エアバックケース62は、バックボード34の背板部50と側板部52とバックパッド32の背面40とメインフレーム46とによって囲まれた状態でメインフレーム46にボルト締結されており、エアバックケース62の切り欠かれた箇所がバックボード34の側板部52と向かい合っている。
エアバックケース62は、エアバック袋体22とバックパッド32の背面40との間に延び出すガイド部64を含んで構成されており、その延び出したガイド部64の先端部よりエアバックケース62の内部側に位置する箇所が、エアバックケース62の切り欠かれた箇所となっている。ガイド部64は、バックボード34をバックパッド32に取り付ける掛止部材36に向かって延び出しており、エアバック袋体22の膨張時に、エアバック袋体22はエアバックケース62のガイド部64によって、エアバックケース62の切り欠かれた箇所から掛止部材36に向かって導かれるようになっている。なお、エアバックケース62は金属製の部材とされており、勢い良く膨らむエアバック袋体22を好適に掛止部材36に導くことが可能となっている。
また、掛止部材36は、先に述べたように、バックボード34の外周縁を掛止するためのものであり、バックパッド32を覆うバックパッドカバー44とバックボード34の外周縁との間に介挿させられる本体部70を有し、その本体部70はバックボード34の内側及び外側に向かって突出している。掛止部材36は、さらに、本体部70のバックボード34の外側に位置する端部からバックボード34に向かって延び出す第1延出部72と、本体部70の第1延出部72が延び出す端部からその第1延出部72の延び出す側とは反対側に延び出す第2延出部74とを有している。本体部70は、バックボード34の背板部50の上縁および1対の側板部52の外周縁において、バックパッドカバー44とバックボード34との間に延在させられており、第1延出部72および第2延出部74は、本体部70の全域にわたって本体部70の端部から延び出している。
掛止部材36は、第2延出部74がバックパッドカバー44に接した状態で、本体部70においてバックパッドカバー44に縫製75によって固定されており、第2延出部74によって本体部70とバックパッドカバー44との境界が覆われている。また、第1延出部72はバックボード34の外側の面を掛止しており、その第1延出部72によってバックボード34の側板部52の開放が制限されている。また、第1延出部72の露出する側の面と第2延出部74の露出する側の面とは面一とされており、掛止部材36のシートバック14の外部に露出する面は突起等の無い滑らかな面とされている。さらに、第1延出部72の延び出した縁と第2延出部74の延び出した縁との間の距離、つまり、第1延出部72と第2延出部74とによって形成される掛止部材36の帯状の部分は、図1に示すように、掛止部材36の全域にわたって均一とされている。
また、掛止部材36の本体部70の先端部、つまり、バックボード34の内側に向かって突出する端部は、二股に分岐しており、第1分岐部76と第2分岐部78とによって構成されている。掛止部材36は弾性変形可能な樹脂によって形成されており、第1分岐部76と第2分岐部78とは弾性力によって互いに接近する方向に付勢されている。それら第1分岐部76と第2分岐部78との間にはエアバックケース62のガイド部64の先端部が挟まれており、そのガイド部64は、第1分岐部76と第2分岐部78とによって弾性力に依拠して挟持されている。なお、第1分岐部76は、ガイド部64とバックパッドカバー44との間に位置し、ガイド部64に接した面に、複数の突起が形成されており、第2分岐部78は、エアバック袋体22に向かって延び出し、それの先端部がガイド部64に向かって概してコの字型に屈曲された形状とされている。これにより、ガイド部64は、第1分岐部76と第2分岐部78とによってしっかりと挟持されている。
<通常時における掛止部材の機能>
上述した構成によって、車両用シート10のシートバック14では、バックボード34の外周縁が、バックパッドカバー44に固定された掛止部材36の本体部70と第1延出部72とによって覆われ、本体部70とバックボード34との境界を塞ぐことが可能となっている。また、掛止部材36の第2延出部74によって本体部70とバックパッドカバー44との境界を塞ぐことが可能となっている。これにより、掛止部材36によって、バックボード34とバックパッド32との境界全体を塞ぐことが可能となり、バックボードとバックパッドとの間からのシートバック内部の露見を防止することが可能となる。
また、上述したように、掛止部材36のシートバック14の外部に露出する面は突起等の無い滑らかな面とされるとともに、第1延出部72と第2延出部74とによって形成される掛止部材36の帯状の部分は、掛止部材36の全域にわたって均一とされている。これにより、車両用シート10の外観品質が良好なものとされている。さらに、掛止部材36は、本体部70の先端部において、メインフレーム46に固定された金属製のエアバックケース62のガイド部64に連結されている。これにより、掛止部材36の位置ずれ等を抑制することが可能となり、バックボード34のガタつき等を抑制することが可能となる。特に、掛止部材36が取り付けられているバックパッド32は、剛性の低いクッション体であり、バックパッド34では掛止部材36の位置ずれ等を抑制し難いが、剛性の高いエアバックケース62であれば、掛止部材36の位置ずれ等を好適に抑制することが可能である。
<エアバック展開時における掛止部材の機能>
掛止部材36は、上述したように、通常時において、バックボード34の外周縁を確実に掛止することで、シートバック内部の露出を防止することが可能とされている。一方で、エアバック展開時には、バックボード34の側板部52とバックパッド32との間にすき間が生じ、その隙間からエアバック袋体22がシートバック14の外部へ展開するようになっている。以下に、エアバック展開時におけるエアバック装置20,掛止部材36,バックボード34等の動きを具体的に説明する。
図2に示す状態から車両に側突が生じると、エアバック装置20のインフレータ60からガスが噴射されて、エアバック袋体22が、図3に示すように、膨張していく。この際、エアバック袋体22は、エアバックケース62のガイド部64によって、掛止部材36に向かって導かれる。これにより、まず、掛止部材36の第2分岐部78がエアバック袋体22によって弾性変形させられ、掛止部材36によるガイド部64の挟持が解除される。第2分岐部78の先端部は、上述したように、屈曲された形状とされていることで、エアバック袋体22は第2分岐部78に係合し易くなっており、掛止部材36によるガイド部64の挟持を好適に解除することが可能となっている。
エアバック袋体22が、更に膨張していくと、図4に示すように、バックボード34の側板部52を変形させることで、掛止部材36の第1延出部72による側板部52の掛止が解除される。その側板部52の掛止の解除によって、側板部52とバックパッド32との間に隙間が生じ、その隙間からエアバック袋体22は、シートバック14の外部に展開していくのである。そして、エアバック袋体22は、更に膨張し、図5に示すように、車両用シート10に着座している運転者の右側方に展開するようになっている。なお、掛止部材36は、縫製75によってバックシートカバー44に固定されているため、エアバック袋体22がシートバック14外部に展開しても、掛止部材36が車室内に飛び出すことはないようにされている。
上述したように、車両用シート10のシートバック14では、エアバック展開時において、エアバック袋体22が、エアバックケース62のガイド部64によって、掛止部材36に向かって導かれることで、掛止部材36によるバックボード34の側板部52の掛止を確実に解除することが可能となっている。また、掛止部材36として、弾性変形可能な樹脂によって形成された樹脂弾性体を採用し、掛止部材36を変形し易いものとすることで、エアバック展開時に掛止部材36による側板部52の掛止を確実に解除することが可能となっている。
ちなみに、上記実施例において、車両用シート10およびシートバック14は、車両用シートおよびシートバックの一例であり、そのシートバック14を構成するバックフレーム30,バックパッド32,バックボード34,掛止部材36,バックパッドカバー44およびエアバック装置20は、バックフレーム,バックパッド,バックボード,掛止部材,バックパッドカバー,およびエアバック装置の一例である。バックボード34の背板部50および1対の側板部52は、背板部および1対の側板部の一例である。エアバック装置20のエアバック袋体22およびエアバックケース62は、エアバック袋体および金属製の部材の一例である。そのエアバックケース62のガイド部64は、ガイド板の一例である。掛止部材36の本体部70は、本体部の一例であり、第1分岐部76と第2分岐部78とによって構成されるものが、本体部の先端部の一例である。さらに、掛止部材36の第1延出部72は、掛止部の一例であり、第2延出部74は、被覆部の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。具体的には、例えば、上記実施例では、掛止部材36の本体部70は、エアバックケース62のガイド部64に連結されているが、エアバック装置20を構成するものではなく、バックフレーム30に固定された金属製の部材に連結されてもよい。その金属製の部材は、例えば、掛止部材36に連結される目的で設けられるものであってもよく、バックパッド32の背面を支持する目的で設けられるものであってもよい。
また、上記実施例では、掛止部材36の本体部70は、ガイド部64に弾性力に依拠して連結されており、掛止部材36は、エアバック展開時にガイド部64から外れるように構成されているが、掛止部材36の本体部70は、ガイド部64に固定的に連結されてもよい。ただし、このように構成される場合には、エアバック展開時に、掛止部材36がガイド部64に連結された状態で、第1延出部72が大きく変形することで、掛止部材36による側板部52の掛止が解除される。
また、エアバック展開時に、掛止部材36がガイド部64から外れるように構成される場合に、弾性力に依拠して掛止部材36の本体部70とガイド部64とを連結するのではなく、掛止機構等によって本体部70とガイド部64とを連結し、エアバック袋体22がその掛止機構に係合することで、掛止部材36の本体部70とガイド部64との連結が解
除されるように構成されてもよい。具体的にいえば、例えば、本体部70とガイド部64との一方に爪部を設けるとともに、他方にその爪部を掛けることの可能な穴,突起等の引掛部を設け、その引掛部に爪部が引っ掛かることで、本体部70とガイド部64とが連結される。そして、エアバック展開時に、エアバック袋体22が爪部を変形させて、爪部を引掛部から解放することで、掛止部材36がガイド部64から外れるように構成されてもよい。
また、上記実施例では、エアバックケース62として金属製のものが採用されているが、勢いよく膨張するエアバック袋体22の衝撃に耐え得るものであれば、比較的高い剛性のものを採用することが可能である。また、掛止部材36として弾性変形可能な材料により形成されたものが採用されているが、殆ど弾性変形することができないものを採用することも可能である。ただし、このような構成が採用される場合には、バックボード34の側板部52が大きく変形して、掛止部材36による側板部52の掛止が解除されることから、バックボード34として弾性変形し易いものを採用することが望ましい。
以下、本発明の諸態様について列記する。
(1)シートバックの骨格となるバックフレームと、
そのバックフレームの乗員が着座する側に配設されたバックパッドと、
背板部と、その背板部の車幅方向における両端に立設された1対の側板部とからなり、前記バックパッドの乗員が着座する側とは反対側の背面と前記バックフレームとを囲う樹脂製のバックボードと、
前記バックパッドの表面のうちの少なくとも前記バックボードによって囲われていない部分を覆うバックパッドカバーと、
前記1対の側板部の一方と前記背板部と前記バックパッドの背面と前記バックフレームとに囲まれるようにして前記バックフレームに固定されるエアバック装置と、
前記バックボードの外周縁と前記バックパッドカバーとの間に延在させられる本体部と、その本体部の前記バックボードの外側に位置する縁から前記バックボードに向かって延びだしそのバックボードを掛止する掛止部とを有し、前記バックパッドカバーに固定されるとともに前記掛止部によって前記バックボードの外側の面を掛止する掛止部材と
を備えた車両用シート。
(2)当該車両用シートは、
車両衝突時において、前記エアバック装置の有するエアバック袋体の展開に伴って前記1対の側板部の一方が変形し、その一方の前記掛止部による掛止が解除されることで、前記エアバック袋体が前記シートバックの外部に展開されるように構成された(1)項に記載
の車両用シート。
(3)当該車両用シートは、
前記バックフレームに固定され、前記エアバック装置と前記バックパッドの背面との間に位置するとともに、前記掛止部材に向かって延びだすガイド板を備えた(1)項または(2)項に記載の車両用シート。
(4)前記掛止部材は、
前記本体部が前記バックボードの内側に向かって延びだし、その延びだした先端部において前記ガイドに連結される(3)項に記載の車両用シート。
(5)前記掛止部材は、
弾性変形可能な材料により形成されるとともに、前記先端部が二股に分岐しており、その分岐した二股の先端部によって前記ガイドを挟むことで弾性力に依拠して前記ガイ
ド部材を保持する(4)項に記載の車両用シート。
(6)前記掛止部材は、
前記本体部が前記バックボードの内側に向かって延びだし、その延びだした先端部において前記バックフレームに固定された金属製の部材に連結される(1)項または(2)項に記載の車両用シート。
(7)前記掛止部材は、
前記本体部の前記バックボードの外側に位置する縁から前記掛止部とは反対の方向へ延びだすとともに、前記バックパッドカバーと前記本体部との境界を覆う被覆部を有する(1)項ないし(6)項のいずれか1つに記載の車両用シート。
(8)前記被覆部の露出する側の面と前記掛止部の露出する側の面とが、面一とされた(7)項に記載の車両用シート。
(9)前記被覆部の延びだす側の縁と前記掛止部の延びだす側の縁との間の距離が、前記掛止部材の全域にわたって均一とされた(7)項または(8)項に記載の車両用シート。
(10)前記掛止部材は、弾性変形可能な材料により形成された(1)項ないし(9)項のいずれか1つに記載の車両用シート。
(11)前記掛止部材は、
縫製によって前記バックパッドカバーに固定されている(1)項ないし(10)項のいずれか
1つに記載の車両用シート。
10:車両用シート
14:シートバック
20:エアバック装置
22:エアバック袋体
30:バックフレーム
32:バックパッド
34:バックボード
36:掛止部材
50:背板部
52:側板部
62:エアバックケース(金属製の部材)
64:ガイド部(ガイド板)
70:本体部
72:第1延出部(掛止部)
74:第2延出部(被覆部)
76:第1分岐部(先端部)
78:第2分岐部(先端部)

Claims (3)

  1. シートバックの骨格となるバックフレームと、
    そのバックフレームの乗員が着座する側に配設されたバックパッドと、
    背板部と、その背板部の車幅方向における両端に立設された1対の側板部とからなり、前記バックパッドの乗員が着座する側とは反対側の背面と前記バックフレームとを囲う樹脂製のバックボードと、
    前記バックパッドの表面のうちの少なくとも前記バックボードによって囲われていない部分を覆うバックパッドカバーと、
    前記1対の側板部の一方と前記背板部と前記バックパッドの背面と前記バックフレームとに囲まれるようにして前記バックフレームに固定されるエアバック装置と、
    前記バックボードの外周縁と前記バックパッドカバーとの間に延在させられる本体部と、その本体部の前記バックボードの外側に位置する縁から前記バックボードに向かって延びだしそのバックボードを掛止する掛止部とを有し、前記バックパッドカバーに固定されるとともに前記掛止部によって前記バックボードの外側の面を掛止する掛止部材と
    を備えた車両用シート。
  2. 当該車両用シートは、
    前記バックフレームに固定され、前記エアバック装置と前記バックパッドの背面との間に位置するとともに、前記掛止部材に向かって延びだすガイド板を備え、
    前記掛止部材は、
    前記本体部が前記バックボードの内側に向かって延びだし、その延びだした先端部において前記ガイドに連結される請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記掛止部材は、
    前記本体部の前記バックボードの外側に位置する縁から前記掛止部とは反対の方向へ延びだすとともに、前記バックパッドカバーと前記本体部との境界を覆う被覆部を有し、
    前記被覆部の露出する側の面と前記掛止部の露出する側の面とが、面一とされるとともに、
    前記被覆部の延びだす側の縁と前記掛止部の延びだす側の縁との間の距離が、前記掛止部材の全域にわたって均一とされた請求項1または請求項2に記載の車両用シート。
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